「皆に行ってほしいワールドはアリスラビリンスなんだけど、その中でも今日行ってほしい所は、ええと、昔話って知ってる? ああ、こんな聞き方は失礼だよね。私が言いたかったのは、日本という国のおとぎ話の事なんだよ」
カナ・ディラックが今回の事件について説明している。
「そこでは、おとぎ話に出てくる色々な太郎や姫がいる、桃太郎や、ものぐさ太郎、かぐや姫、鉢かつぎ姫、まだまだいるみたい……でね、その国はとても平和な国だったんだけど、どうも、そこへオウガたちが来ようとしているみたいなんだ」
「放っておいてもいいというつもりはないが、一応、住民たちに戦う力はあるんだよな」
猟兵の一人が尋ねると、カナが答える。
「うん、でもね、何せ大群で押し寄せてきているというのと、裏で糸を引いているボスがいるみたいなんだ。それが強い、とても住民だけで太刀打ちはできないんだ」
「なるほどな」
「でもね、その国の人たちは私たちには友好的に接してくれるし、彼らも国を守りたいという意思はあるから、自分たちでも積極的に手伝ってくれるし、無理な物でない限り、こちらの指示には従ってくれるはずだよ。太郎たちにも姫たちにも、おとぎ話の登場人物らしい特殊な力がそれぞれあるみたいだしね。例えば浦島太郎なら釣り竿で絡めとる、みたいに」
とにかく、と彼女は続け、
「まずは敵の大群をさばいて、それから、ボスを倒してもらう事になると思う。終わったら、皆で、おしゃべりでも楽しんでもらえると思うよ」
猟兵たちが頷くと、カナは、ほっとしたように笑みを浮かべる。
「それじゃ、アリスラビリンスに送るね、皆、頑張ってね!」
八雲秋
日本の昔話に出てくる太郎や姫が楽しく暮らす国にオウガが現れてしまいました、皆さんで撃退してください。
1章は集団戦です。もし、こんなキャラを活躍させたい、支援してほしい、などありましたらプレイングにどうぞ。能力は皆さんの思い付きで問題ありません。勿論、キャラの事を書かなくても問題ありません。
2章はボス戦のため、太郎、姫は出てきません。
3章は日常となります。再び、太郎と姫が現れます。
第1章 集団戦
『トランプの巨人』
|
POW : 巨人の剣
単純で重い【剣】の一撃を叩きつける。直撃地点の周辺地形は破壊される。
SPD : トランプ兵団
レベル×1体の、【胴体になっているトランプのカード】に1と刻印された戦闘用【トランプ兵】を召喚する。合体させると数字が合計され強くなる。
WIZ : バインドカード
【召喚した巨大なトランプのカード】が命中した対象を捕縛し、ユーベルコードを封じる。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴
|
緋縅・善蔵
英雄の3太郎に御助力願おうか。
でも桃や金が戦えるとしても浦島は……バフ…デバフか?
戦闘では【オーラ防御】と【力溜め】で守り底上げ。同時に〔支援要請〕で5機分の無人機を召請。
敵が遠距離に居る間に【武器改造】でスモークグレネードを混ぜた〔ミサイルカーニバル〕等の遠距離の【2回攻撃】。
敵が接近してきたら煙幕に乗じて〔斬鐡〕で敵集団を【なぎ払い】敵集団を【鎧無視攻撃】の【範囲攻撃】削っていく。
「ここに来てまでトランプ切ることになるとはな」
白兵では【第六感】や【盾受け】で攻撃を避け【カウンター】で敵を穿つ。
可能であれば戦闘の合間に【医術】で負傷者を応急手当。
緋縅・善蔵(首輪付き・f06737)は押し寄せるトランプの巨人らを睨みつつ、オーラ防御と力溜めを使い、己の防御力を高め、自分の周りには兜跋と同型の無人機を召喚させた。彼は後ろを振り返ると住民たちに声をかける。
「英雄の三太郎に助力を願えるだろうか」
おう! と三人が応える。
金太郎と桃太郎は戦力となるだろうことは見て取れた。浦島……浦島は、
「バフ、デバフとか?」
善蔵の呟きに浦島は頷くとオウガの群れに飛び込み、玉手箱を開ける。と、玉手箱周辺のオウガらは急に年老いたように動きが鈍くなった。浦島はゆっくりと、善蔵の所に戻り、
「あの辺の連中はしばらくの間、ゆっくりしか動けないはずじゃ……わしもじゃが」
そう言って、後ろに下がっていく。
「接近速度が遅くなっているというのなら……今のうちに『吹き飛べ!』」
善蔵は遠距離にあるうちに先制攻撃を図る。ミサイルカーニバル。
射程距離に入る敵に向かって、彼が持てる全ての武装が一斉に発射される。オウガはダメージを受け、
善蔵がスモークグレネードを仕込んでいたため、その周囲は煙幕に覆われる。
トランプの巨人らは煙を疎ましげに思うのか、剣をぶんぶん振るいながら、猟兵や住民らに向かってくる。
煙幕に乗じ、善蔵は近づいてきたオウガらを薙ぎ払い、斬鐡をもって斬り捨てていく。
「ここに来てまでトランプ切ることになるとはな」
無論、オウガらも黙って切られていくばかりではない。それぞれの能力を用い、反撃を狙う、
気配を察知し避け、避けきれぬものは盾で受け流し、怯んだ相手をカウンターで穿ち、倒していく。
「くっ!」
桃太郎を巨人が召喚したカードが襲う。カードは巻きつき、桃太郎が召喚していたお供らがかき消される。別のオウガが剣を振るう。
直撃は免れたまでもダメージを受け、桃太郎は膝をつく。
金太郎がなおも切りかかってくるトランプの巨人に応戦している間に、善蔵は桃太郎を安全な場所まで連れ医術で手当てする。
「かたじけない……俺はまだ戦えるか?」
不安げに尋ねる桃太郎に、善蔵は口の端に笑みを見せ、請け負う。
「大丈夫だ、傷は浅い。その闘志があれば大丈夫だ」
ほっとした笑みを見せる桃太郎を立たせ、自身も再びライフルを持つと、
「さぁ、戦闘に戻るぞ」
善蔵は桃太郎と共に戦場に向かって行った。
成功
🔵🔵🔴
月・影勝
ピンと来て馳せ参じたのじゃが、儂は故郷に戻ってきてもうたのか…?
なんとも、実に懐かしい気持ちになる場所じゃ…
とと、いかん!感じ入っている場合でない。
助けに参ったぞ「かぐや姫」!月に憧れる者がおぬしを助けずしてなんとするか―
……あっ、まずい。この神異な美貌は直視したらいかん奴じゃな…(必死に目を背ける)
なあに、儂にはこの立派な耳と野に生きる者の勘がある
目を瞑っておっても大柄なオウガの姿も、大振りな攻撃も手に取るように分かるぞよ。
むしろ姫の美貌を直視した巨人どもの動きが鈍ってでもおれば、チャンスかもしれんのう?
このUCで呼び寄せた月の竪杵、この巨大な得物で…有象も無象も薙ぎ払って見せようぞ!
「ピンと来て馳せ参じたのじゃが、ここは……」
月・影勝(かちかち山の玉兎・f19391)は言葉を失う。その風景に住民たちに。
故郷に戻ってきたような、なんとも実に懐かしい気持ちにさせられる。
「きゃあ!」
悲鳴を聞き我に返る。見れば姫がトランプの巨人らが襲われかけている。あれは恐らくかぐや姫。
「おぬしらの思うようにさせるわけにはいかんのでのぅ」
咄嗟に彼女とオウガの間に割って入り、櫂で巨人を蹴散らす。
「ありがとうございます」
背後でかぐや姫が彼に声をかける。
「なに、月に憧れる者がおぬしを助けずしてなんとするか―」
かぐや姫に笑いかけようと振り向くが、
(……あっ、まずい。この神異な美貌は直視したらいかん奴じゃな)
魅かれながらも慌てて必死に目を背ける。目を開けていては、つい姫を見てしまうと影勝は目を閉じる。
「あの、私でしたら捨て置いていただいて……」
「そういう訳にはいきませぬよ。なあに、儂にはこの立派な耳と野に生きる者の勘がある」
櫂を構え、意識を敵に集中させる。
「目を瞑っておっても大柄なオウガの姿も、大振りな攻撃も手に取るように分かるぞよ」
ブゥーン! ブン! 剣を振り上げ、振り下す音。それに合わせ、櫂でいなしつつ避ける。
「……分かるどころか奴ら目、剣の冴えを失っておる? ……なるほどチャンスかもしれんのう?」
巨人どもも姫の美貌を直視している、その動きを鈍らせているのも道理。
トランプの巨人らが再び影勝を狙う、と、彼は空を指さす。思わず、かぐや姫も見上げると、その方向にあるのは月。
「これぞ世に言う玉兎の餅つき、一瞬たりとも見逃しちゃダメじゃぞ!」
月から何かが猛スピードでやってくる。
ズシーン! 重い音を立て彼の目の前の巨人らの真上に落ち、ぺしゃんこになる。
彼はその落下物を手にし、声をあげる。
「呼び寄せた月の竪杵、この巨大な得物で……有象も無象も薙ぎ払って見せようぞ!」
大成功
🔵🔵🔵
シャラク・エスペラント
平和を壊そうとするなど許せませぬ!
なので太郎&姫様方と超☆協力プレイですの!
皆々様、シャランラといっしょに闘ってくださいませ!
…?桃太郎様……ですの?
ちょっ…!シャランラは敵ではありませぬ~!!?
桃太郎様の剣を避けながらトランプ兵様とガチンコ勝負ですの!
エルボーやドロップキック、ヘッドバット、ヒップアタック、ムーンサルトプレス等プロレス技でダメージを重ね
時々ふれんどり~コンボで怒りをかわしつつ…
きゅうてぃ☆あっぷで太郎&姫様の声援を受けての
お~がにっくばすた~で決めますの!
なんだか桃太郎様や皆々様のおかげで勝てたような?
きゃいんっ☆桃太郎様の誤解もとけて良かったですわん☆
連携、アドリブ可ですの
明智・珠稀
ふ、ふふ。
太郎や姫の暮らす世界…楽しそうです(うっとり)
ぜひ桃太郎さんと共闘させていただきたいです
互いの剣技を魅せ合い振るいたいです…!
…ちなみに桃太郎さんが気になった理由は。
桃太郎さんもピーチヒップ…プリ尻なのか気になったから、です。ふふ。
■戦闘
妖刀を手に目の前に立つ敵を【先制攻撃】【鎧砕き】【二回攻撃】と
激しい斬撃を
「ふ、ふふ。桃太郎さん、楽しいですね…!」
笑みすら見せ。
尚且つ桃太郎が敵の攻撃に合いそうなら【オーラ防御】【かばう】を
「私を姫と思ってくださっても良いのですよ、ふふ!」
軽口を叩きながらも、敵が合体する前に
UCで衝撃波を放ち、合体させないよう
刃を振るうド変態
※アドリブ&絡み大歓迎
アルフィア・ラプスパック
※アドリブ・連携歓迎
相手は大群か。
ならばこちらも数で戦おう。
【群れ長の号令】を使用、魔狼を40体召喚する。
『よし、これから散開後に太郎や姫、猟兵のサポートと敵の妨害!
死角から襲う敵がいたら咆えて警告、無理だけはするな!』
【動物使い】【動物と話す】
桃太郎と金太郎にも協力を仰ごう。
桃太郎、〈きびだんご〉という動物の力を引き出す食べ物を
持っていると聞いた。
良ければ出せる分だけあいつらに貰えないか?
金太郎は動物使いの名手と聞く、魔狼を数匹つけるから
上手く使って戦ってほしい。
私はスピードを活かして戦場をかき乱す。
回避しながら合体される前に少しでも数を減らすぞ。
【ダッシュ】【野生の勘】【残像】【見切り】
「ふ、ふふ。太郎や姫の暮らす世界……思った通り、楽しそうです」
アリスラビリンスに着いた明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)は辺りを見回し、笑むが、それから前方のオウガたちを見、眉をひそめ、
「だというのに、野暮な人たちですね」
「相手は大群か。ならばこちらも数で戦おう」
アルフィア・ラプスパック(魔狼の群れ長・f20263)が群れ長として40体の魔狼を召喚する。
「よし、これから散開後に太郎や姫、猟兵のサポートと敵の妨害! 死角から襲う敵がいたら咆えて警告、無理だけはするな!」
40体が心得たとばかり、そろって咆える。アルフィアは続けて、
「桃太郎! きびだんごを良ければ出せる分だけあいつらに貰えないか?」
「わかった、袋ごと渡そう」
アルフィアからだんご食べさせてもらった魔狼らは、皆、その能力を高めていく。彼女は魔狼に何か命じると、金太郎を振り返り、
「金太郎! 動物使いの名手と聞いている。魔狼を数匹つけるから、上手く使って戦ってほしい」
「ありがとう、心強い!」
金太郎はニッと笑ってマサカリをくるくる回すと、トランプの巨人らを指し示し、
「皆、行くぞ!」
魔狼らを引き連れ、敵の群れに突進していく。
「では私も」
そう言ってアルフィアも走り出す。その速さで戦場をかき乱し、魔狼らを率い、オウガらの力を溜めさせぬよう、合体するよりも早く倒していく。
「平和を壊そうとするなど許せませぬ! なので太郎&姫様方と超☆協力プレイですの!」
シャラク・エスペラント(羅刹っ娘純情・f08009)は住民たちに向かって拳をぎゅっと固めてみせると、
「皆々様、シャランラといっしょに闘ってくださいませ!」
そして、トランプ兵に向かって、
「とぉ!」
ドロップキックを仕掛ける。が、なぜか強烈な殺気を味方しかいないはずの背後から感じ、シャラクは咄嗟に避ける。シャッ! 彼女のすぐ横を刀がよぎっていく。振り返り、殺気の主の顔を見る。
「……? 桃太郎様……ですの?」
「すまぬ、つい、昔の癖で」
「ちょっ……! シャランラは敵ではありませぬ~!!?」
ほぼ反射的にシャラクに攻撃を仕掛けてしまう桃太郎を気にしながらのオウガらとの戦闘であったが、それは不規則な動きとなり、ちょうど、フェイントにもなったりはしていた。
「くっ、どうしてもシャランラ殿を攻撃してしまう」
「桃太郎さん、力入りすぎです」
珠稀は桃太郎の尻の辺を元気づけるようにポンと叩く。それから彼の隣で妖刀を構え、
「今日は、ぜひ桃太郎さんと共闘を互いの剣技を魅せ合い振るいたいです……!」
「こちらこそ、頼む!」
声を掛け合い、珠稀は激しい斬撃を見せ、斬り進む。
「ふ、ふふ。桃太郎さん、楽しいですね……!」
「ああ、ここまで刀を使うのは久しぶりだ」
最中に珠稀は自分の手を見つめ、軽く握り、ふむと呟く。
(いい尻でしたが、桃太郎さんの装束ではその名の通り、桃のごときプリ尻かまでは断定できませんね)
戦うだけではない桃太郎に刃が向けば珠稀はさっとかばう。桃太郎の悔しそうな顔をちらりと見ると、くすっと笑い、
「私を姫と思ってくださっても良いのですよ、ふふ!」
「え、お主、男子では……あ、いや、失礼」
「気になさらずに。それよりも、トランプ兵団にまとまられては面倒です!」
「お、おう!」
桃太郎がカード一体を切り伏せ、なおも集まろうとするトランプ兵団らを珠稀が妖刀の怨念を解き放つ。自身に纏わせ、衝撃波で彼らの存在をかき消していく。
「私たちの目の前で合体、なんてさせません……ねぇ桃太郎さん」
「え? あ、あぁ」
珠稀の艶めいた視線に、よくわからないまま桃太郎は頷いた。
プロレス技での戦いを好むシャラク。オウガと言えどもタイマンであれば充分に戦えるのだが、
「囲まれてはつらいですわね。ここは!」
飛び掛かってきた巨人に、猫の手の拳をパシリと当ててからの……ガチンコヘッドバット! ふれんどり~コンボを決め、距離を取るが、それでもまだなお、敵は食い下がる。敵が剣を振り上げる。
「くっ、避けきれな……」
と、横合いから魔狼がオウガに飛び掛かり、怯んだ所をアルフィアがオウガを切り伏せた。
「アルフィア様! ありがとうございます!」
「シャランラ頑張ってー!」
「頑張れー!」
瓜子姫や寝太郎が応援するのを、シャラクは腕を振り、応える。力がみなぎる。
シャラクがオウガを捕らえると思い切り空中へ投げる。これは彼女のあの大技の……彼女はそのまま空中で首、肩をきめ、そして。
ダァーーーン!!
地に着いた衝撃でオウガの全身にひびが入り、砕け散る。お~がにっくばすた~が決まった!
ワァーッ! 住民たちから、猟兵たちから歓声が上がった。
「なんだか桃太郎様や皆々様のおかげで勝てたような?」
シャラクが手を振り返しながら呟くと、桃太郎が駆け寄り彼女に言う。
「すまなかった、だが、もう大丈夫、味方の羅刹と俺の敵の鬼とのちがいはわかった。もう違える事はすまい」
「きゃいんっ☆桃太郎様の誤解もとけて良かったですわん☆」
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
第2章 ボス戦
『狂える時計ウサギ』
|
POW : サディスティック・メルヘン
いま戦っている対象に有効な【メルヘンチックな装飾の拷問具】(形状は毎回変わる)が召喚される。使い方を理解できれば強い。
SPD : フェイタル・ショータイム
【時間を一時的に止め、敵の死角】から【急所への攻撃】を放ち、【耐え難い苦痛】により対象の動きを一時的に封じる。
WIZ : レディース&ジェントルマン
戦闘力のない【悪意に満ちた観客】を召喚する。自身が活躍や苦戦をする度、【敵に対する嘲笑やブーイング】によって武器や防具がパワーアップする。
👑11
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴🔴🔴🔴🔴
|
安堵の空気が流れる中、誰かが声をあげた。
「おい、あれはまさか」
ザッザッザッ。再び、前方からオウガらがやってきた。そしてその後方にいるのは、それらのボスである『狂える時計ウサギ』。
「あらあら、絶望しちゃった? 愉快だわ」
口角を上げ、嗜虐の笑みを浮かべ、言う。
「くそ、また振り出しか」
攻撃の構えを取る猟兵たちを制し、住民らが口々に言う。
「猟兵殿、雑兵共は俺たちが引き受ける。猟兵殿は、あの親玉らしき女を倒してください」
「ええ、どうやら先程より数は少ない。私が、この鉢かつぎヘッドバットで倒してみせますわ」
猟兵たちは住民たちに頷いてみせ、それから前方を睨む。『狂える時計ウサギ』を倒す、その一点に集中するために。
月・影勝
日ノ本一の侍を始めとする名立たる猛者共に背を守って頂けるとは、心強きことこの上ないのう、かたじけなし!
さあ、過去を奪われ外道に落ちし悲しき者よ、この影勝が相手ぞよ!
……な…!?…気づかぬ内にいつの間にか刺されておる―!一体どんな能力じゃー
…なんつって。
貴様のその「時を止める力」…凄まじく強力じゃが、一時的しか止められんのよな
しかも儂のどこを弱点と見て攻撃してくるかも存じておるぞ。
何せ、おぬしの相手をするのはこれで二度目じゃからなっ
あの時は脇腹を弱点と見て短剣で刺して来おったな
なので今はこうして…【ウサギ時計】を懐に忍ばせておいたのじゃ!
では、その身に受けてもらおうか。不浄を清める炎の洗礼をな!
「日ノ本一の侍を始めとする名立たる猛者共に背を守って頂けるとは、心強きことこの上ないのう、かたじけなし!」
月・影勝(かちかち山の玉兎・f19391)は櫂を構え、 走り寄りながら声をあげる。
「さあ、過去を奪われ外道に落ちし悲しき者よ、この影勝が相手ぞよ!」
ふっ、と息を漏らすように狂える時計ウサギは笑う。
「まぁ勇ましい事」
「たぁ!」
影勝はオウガの茶々入れなどに動揺することもなく反応せずに飛び掛かっていったはずだったが、
「……な
……!?」
気づけば、オウガに一撃も加えることなく櫂を取り落とし、地に着いていた。
着物ごと切り裂かれた脇腹を押さえ、膝をつき、
「……気づかぬ内にいつの間にか刺されておる―! 一体どんな能力じゃー」
呻いたが、その口調はどこか棒読み。そしてオウガに見せたのは、にやりと笑う顔。
「……なんつってな」
立ち上がりながら言う。
「存じておるぞ。貴様のその「時を止める力」…凄まじく強力じゃが、一時的しか止められんのよな」
なぜ知っている? 訝しげに彼を見る。
「しかも儂のどこを弱点と見て攻撃してくるかもな。何せ、おぬしの相手をするのはこれで二度目じゃからなっ」
このオウガが覚えていることはないだろうが彼は古びた懐中時計を取り出しながらオウガに言う。
「あの時は脇腹を弱点と見て短剣で刺して来おったな、なので今はこうして……ウサギ時計を懐に忍ばせておいたのじゃ!」
時計をしまい、代わりに手にしたものが、カチカチと音を立てた。
「では、その身に受けてもらおうか。不浄を清める炎の洗礼をな!」
影勝の言葉に合わせ、いつのまにか彼女の背に着いていた火種が一気にボウと燃え始めた。
成功
🔵🔵🔴
シャラク・エスペラント
桃太郎様やハチカヅキ姫様の助力をムダにはしませぬ!
時計ウサギ様はシャランラたちがお相手いたしますわ!
まずは太郎&姫様方に応援していただき
気合いを高めますの(きゅうてぃ☆あっぷ)
ふれんどり~コンボから
プロレス技を駆使し闘いますの!
(ドロップキック、ヒップアタック、バックフリップ、レッグラリアート、ローリングソバット、エルボードロップ、ムーンサルトプレス、フェイスクラッシャー、ヘッドロックなど)
ウサギ様の攻撃もできるだけ受けて要所要所でかわして反撃を☆
ガチンコ勝負の後はみなお友だちですので♪
心を入れかえて下さればお友だちになれますのに
…ムリなのでせうか?
そんなことはないと
シャランラは信じたいですの
「桃太郎様やハチカヅキ姫様の助力をムダにはしませぬ!」
シャラク・エスペラント(羅刹っ娘純情・f08009)は眼前のオウガを指さし、宣言する。
「時計ウサギ様はシャランラたちがお相手いたしますわ!」
その言葉に、おぉと国の住民から歓声が上がると、
『きゃいんっ☆いっきますの!…皆々様、シャランラをフォローしてくださいませ~~☆』
彼女はそちらに向かって、元気に腕を振り、気合を高める。
それから、オウガに詰め寄り、拳を振り上げ、ふれんどり~コンボを狙う、狙ったはず、だったが。
「え? ……つぅっ!」
拳の先にいるはずのオウガはおらず、その上、彼女の太ももからは激痛を伴いながら血がだくだくと流れている。
狂える時計ウサギの能力、フェイタルショータイムによるダメージ。
シャラクは腿を押さえながら、オウガをじっと見る。
「あら、かわせなかったのが悔しいのかしら」
オウガはわざとらしく自身の頬に人差し指を当て、首を傾げる。
シャラクにとって敵とは、ぶつかり合う事によって対話するもの。相手の攻撃に気づくこともできず、ただダメージを受けるのは悔しさよりも悲しさの方がまさるかもしれない。
彼女はくじけず技を仕掛けていく。ジャンプしてからの後ろ回し蹴り、のど元を狙うレッグラリート。クリティカルとは言えぬまでも、ダメージを与える。
「しつこいわね」
オウガの言葉に笑顔で返す。
「いつでもガチンコ勝負の後はみなお友だちですので♪」
シャラクの言葉をオウガは鼻で笑う。
「あらあら、無邪気に傲慢だこと」
「心を入れかえて下さればお友だちになれますのに……ムリなのでせうか?」
そんなことはないと彼女は信じる、が。
「ただ、アナタの理想という訳でしょ?」
オウガの心にシャラクの言葉は響かない、オウガという存在故か、いや、それよりも狂える時計ウサギ自身の性質の問題の方が大きいのかもしれない。
シャラクはそれでもオウガに立ち向かっていく。戦いの中に対話を求めて。
苦戦
🔵🔴🔴
明智・珠稀
ふふ、有り難くオウガは桃太郎さんや姫様達にお任せいたしましょう…!
さぁ、兎さん、戦い愛ましょう…!
(妖刀を構え)
■戦闘
「サディスティックな雰囲気は大好きです、敵なのが残念ですね、ふふ!」
軽口を叩きながら【先制攻撃】し、妖刀で舞うように【二回攻撃】を
敵攻撃やUCにはむしろ悦ぶド変態
(オーラシールドにて【オーラ防御】発動)
「く、ふふ!あぁ、素晴らしいです…!」
うっとりド変態【激痛耐性】
「さぁ、更なる愛の時間を堪能しましょう…!」
UC【愛しのご主人様】で敵に攻撃
赤い糸で結ぶことが出来たら引き寄せ
「貴女の味を教えていただきたい…!」
【誘惑】で気を引き、【吸血】し【生命力吸収】を
※アドリブ&絡み大歓迎!
アルフィア・ラプスパック
※アドリブ・連携歓迎
やっとボスが顔を出したな。
しかし"兎"で"人間体"で"ボス"か。
ふふ……これは狩り甲斐のある獲物だな。
オブリビオン相手なら気兼ね無用、存分に狩らせてもらう。
■戦闘
しかし時間停止か……
厄介だがそれ程の大技だ、長時間の停止が可能とは思えない。
近距離で発動させなければ多少は安全のはず。
まずは中距離で【残像】も出して飛び回りながら
【投擲】で堅実に攻撃。
ここは戦場、武器や石など投擲物には事欠かない。
能力の予兆や動作を【見切り】【野生の勘】で感じたら
【ダッシュ】で更に距離を取る。
奴がこちらを見失ったり隙が出来たら、集中を出来る限り
溜めてからのUC【一閃】で一瞬で近づいて首を狩ってやる。
緋縅・善蔵
真の姿は右肩アーマーの紅い最低野郎共。
敵軍を発見し次第、〔ミサイルカーニバル〕の範囲攻撃と5門の砲門を【一斉発射】
敵前衛が崩れたらローラー【ダッシュ】で敵陣内に飛び込み2丁のアサルトライフルで【鎧砕き】の回転水平発射。
撃ち洩らし・或は撃っても斃れず攻撃を仕掛けてくる敵は【第六感】で【見切り】〔破壊絢〕を叩き込む。
「オウガ如きが俺に勝てる訳ァねェーだろがァー!」
大型の一体を空中で粉砕し、敵に【恐怖を与える】
その後も〔マジ殴り〕で邪魔な敵を【吹き飛ばし】周囲を囲まれたら屠龍で【薙ぎ払う】。
攻撃を往なせず出来た傷は【激痛耐性】で我慢。
そして【バーニアジャンプ】からの【踏みつけ】攻撃で敵首魁に精神攻撃
真の姿を得た緋縅・善蔵(首輪付き・f06737)は間を置かず、
『吹き飛べ!』
敵の群れに向かって5門の砲門を一斉に発射した。
それは味方への援護というよりも、自身の進路を作るためのものか。前衛が崩れた所をローラーダッシュで敵陣内に突っ込み、群れの只中で両手に構えた2丁のアサルトライフルを水平に回りながら連射する。
構わず撃つさまは凄まじく、太郎達が援護に入る隙も無い。
善蔵はライフルの攻撃に耐え、襲い掛かってくる敵にも怯まずに、重い拳、破壊絢を叩きこみ、倒していく。
多勢の中の一人、無傷という訳にはいかないが、彼は耐えきる。
大柄な一体が行く手を阻むように前に立つ。構わずに再び拳を固め、マジ殴りで宙へと吹き飛ばす。オウガの体は空で砕け、破片は地に着く前に消えていく。彼の周囲にいたオウガらが恐怖に後ずさった。その隙を見逃さず善蔵は一気に勝負に出る。
バーニアジャンプ。空中からの攻撃、標的は無論、『狂える時計ウサギ』。善蔵が咆える。
「オウガ如きが俺に勝てる訳ァねェーだろがァー!」
踏みつけを狙ったが、それは時計ウサギには届かなかった。一体の手負いのオウガが善蔵の前に立ち、攻撃を代わりに受けたのだ。
時計ウサギは、オウガが消えていくさまを見ながら吐き捨てるように言う。
「いやだわ、私は、こんなクズどもと一緒にしないでね」
真の姿の善蔵の右肩のアーマーは紅い。時計ウサギは眉を顰め、言う。
「これ見よがしな暗い赤ね。自分は血に塗れていますって?」
「さぁな、これを見て最低野郎と呼ぶ奴もいるがな!」
明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)は我慢しきれずに笑みを漏らしながら妖刀を構え、
「ふふ、有り難くオウガは桃太郎さんや姫様達にお任せいたしましょう……!」
そして時計ウサギに声をかける。
「さぁ、兎さん、戦い愛ましょう……!」
それは戦闘狂の笑顔とも違う。これから起きる事が楽しみで仕方ないといった表情だ。
「やっとボスが顔を出したな」
アルフィア・ラプスパック(魔狼の群れ長・f20263)はオウガの親玉『狂える時計ウサギ』の姿を見る。
それは"兎"で"人間体"で"ボス"。
「ふふ……これは狩り甲斐のある獲物だな」
彼女の狩りの本能が沸き立つ。
「アルフィアさんも兎さん、お気に召しましたか」
珠稀が言う。彼は重ねて、
「私もサディスティックな雰囲気は大好きです、敵なのが残念ですね、ふふ!」
軽口を叩きながらも初動は早い。言い終えたと同時に先制攻撃を仕掛ける。続け舞うように妖刀を返し、更なる攻撃を重ねる。
時計ウサギの身から流れる血に、珠稀は愛しいものを見るかのような眼差しを向ける。
アルフィアも攻撃に移る。
(「しかし時間停止か……」)
厄介な能力。だが大技だけあって、長い時間能力を使い続けられはしないはず。
(「近距離で発動させなければ、そして」)
距離を置き、残像を繰り出す。合間には投擲での攻撃。戦場のあちこちに取り落とされた武器、あるいは石を拾い上げてはしっかり標的を見、着実にダメージを与えていく。
「ちっ、どいつもこいつも、うざいわね!」
時計ウサギが仕掛けたのはフェイタル・ショータイム、発動の予兆を感じたアルフィアは更に距離を置き、攻撃の手を逃れる。まあ、いいと時計ウサギは呟く。
まずは、自分に纏わりつく男にダメージを与えてやろう。
猟兵らが気づかぬうちに時計ウサギは珠稀の脇腹に
手のひらにつく自分の血を見ながら、珠稀は笑う。
「く、ふふ! あぁ、素晴らしいです…!」
時計ウサギが攻撃を仕掛ける直前にオーラ防御をしていたため、致命傷には至らない。激痛も彼の趣向なら耐えきれる。
うっとりとした様子で目を細める彼に時計ウサギは呆れたように言う。
「どうやら、あなたはサドで、マゾみたね……節操がないわね」
「その言葉も軽蔑の眼差しもご褒美と」
「私は痛いのはごめんよ」
時計ウサギの冷たい響きを気にも留めず、あるいは、なお一層興奮し、彼は声を上げる。
「さぁ、更なる愛の時間を堪能しましょう…!」
流し目が妖しく光る。いや、光るだけではなく、
「つっ!」
目からの光はビームとなって、時計ウサギを攻撃する。赤い糸で珠稀と時計ウサギとが繋がる。珠稀が彼女を引き寄せる。
「貴女の味を教えていただきたい…!」
首筋に牙を突き立てんとするが、時計ウサギは当然抗う。
「そんなに、私が簡単にお前らにやら……ぐっ! な、いつの間に……」
気がつけば、時計ウサギの眼前にはナイフを振り下ろした姿勢を取ったアルフィアがいた。ユーベルコード、一閃。集中し、力を高めていたアルフィアは時計ウサギの隙をつき、間合いに入り込んでいた、そして。
「この獲物は油断しすぎじゃないか?」
アルフィアが呟くと同時に時計ウサギの首筋から血が噴き出した。
成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔴🔴🔴
シャラク・エスペラント
脚がモノスゴク痛くて
ウサギ様には技も言葉も通じなくて…
それでも弱いとしても
助けを求める人がいるなら
立ち向かわない理由には……!
(角が伸び、覚醒により体温が数倍に高まり
まわりの空間が揺らめいて見える
強くなったかわりに数分しかもたないみたいな)
(全身の激痛により
身体をうまく制御できず
突撃して両拳を振り回すのみ)
それでもシャランラはやっぱり
ウサギ様にもみんなと仲良くなってほしいですの
この使いこなせない力は
シャランラの心(拳)をウサギ様にぶつける為のモノですの!
ウサギ様に気持ちが伝わったなら抱き合って喜びますわん☆
果たせずに倒してしまったら泣いてしまいます
(きゅうてぃ☆あっぷ、なっくるボンバ~使用)
シャラク・エスペラント(羅刹っ娘純情・f08009)はボス、『狂える時計ウサギ』の前にいる。
脚はモノスゴク痛い。時計ウサギには技も言葉も通じなかった……。傍から見れば、悲惨な状況、彼女はそれでも。
「それでも弱いとしても、助けを求める人がいるなら立ち向かわない理由には……!」
足を踏ん張り、声をあげる。その言葉と共に、彼女の内から力が沸き上がった。
角が伸び、覚醒のためか体が熱くなる。気持ちだけの問題ではないことは、熱のために自分の周囲が揺らいで見える事からもわかる。そう、体温が数倍程も高まっている。こんな状態がいつまでも続くことが無いのもわかっている。速攻しかない。
「たぁーっ!」
シャラクは拳を振り上げ、時計ウサギに向かって行くが。
「何よ、この子、攻撃がめちゃくちゃだわ」
時計ウサギが呆れたように言う。
要領よく戦うには既に傷つきすぎていた。強大すぎる力を制御しきれていない。まるで子供のケンカのように両の拳を振り回す。
「それでもシャランラはやっぱりウサギ様にも……」
「なによ」
シャラクの言葉に時計ウサギは攻撃を必死にいなしながらも聞き返す。
「ウサギ様にもみんなと仲良くなってほしいですの。この使いこなせない力は、シャランラの心を拳をウサギ様にぶつける為のモノですの!」
拳がついにまともに時計ウサギに入る。時計ウサギは、ぐっ、と苦し気な低い呻き声をあげた。腹を押さえながら、顔を上げ、シャラクの顔を見、言う。
「気持ち? 心? ごめんだわ、こんな、暑苦しいの……他をあたってよ」
狂える時計ウサギは口の端に皮肉気な笑みを浮かべ、消えていった。実際は、そんな顔をしてみせたことも、時計ウサギにとっては常ならない事だったのだが。
「ウサギ様!」
シャラクは悲痛な叫び声をあげた。倒せた喜びよりも、時計ウサギが自分の気持ちを受け止めてくれなかった悲しみの方が勝る。涙がぽたぽた落ちる。力が抜け、足元がふらつく。そんな時に、
「ーーーーー!」
何か耳に届いた。どうにか倒れそうになるのを堪え、振り返る。
太郎達が姫達が、皆、喜びの声をあげている。猟兵に感謝の言葉をかけている。
「皆、ありがとー!」
シャラクも手を振り返す。
自分が叶えられなかった事と叶えられた事、その二つを噛み締めながら。
成功
🔵🔵🔴
第3章 日常
『君だけのものがたり』
|
POW : 手に汗握るバトルものを語ろう
SPD : 爽やか青春物語をお披露目しよう
WIZ : 謎が渦巻くミステリーをお届けしよう
|
一仕事を終えた猟兵たちを、太郎や姫達が取り囲んだ。聞けばねぎらいのためにお茶会の席を設けてくれたという。
国の住民たちが口々に猟兵らに語り掛ける。
「皆様、此度はこの国の危機を救って頂き、ありがとうございます」
「つきましては、お茶会と申しますか、席を用意いたしました。是非ともくつろいでいただきたい」
「ねぇねぇ、どうして猟兵の皆ってどうして、そんなに強いの? 教えてよ!」
「なんでもいいからお話してくれよ!」
「これこれ失礼でしょ……あの、皆様は色々な世界を知ってらっしゃるのでしょ、何か変わったお話があったらお聞きしたいわ」
お茶会では太郎や姫達にお話ししてあげるもよし、猟兵同士で語らうもよし。どん楽しいひと時をお過ごしいただけますよう。
明智・珠稀
共闘出来、こちらが感謝の意を示したい程ですのに…!
有難く、お茶会にお呼ばれさせていただきますね、ふふ!
■行動
お茶菓子を堪能しながら
可能であれば桃太郎さんと親交を深めたい
「私の話、ですか…実を申しますと、あまり過去の事は覚えていないのです」
一瞬切なげな眼差しで
「しかし!猟兵となった今、刺激的な毎日でいっぱいです…!
宇宙で戦争したり、なんでもコンコンすると物資が出てくる世界で
何も服を着てらっしゃらないような
破廉恥なボスの方と闘いましたり……あぁ、思い出すだけで胸が熱くなりますね、ふふ…!」
身悶えながら
「もしも。またこの世界が脅かされることあらば。きっと駆けつけますね、ふふ!」
※アドリブ&絡み大歓迎
アルフィア・ラプスパック
◎アドリブ・連携歓迎
何とか守りきれたか……
初仕事だったが、無事に終わって何よりだ。
にしても桃太郎の活躍は凄かったな、過労で倒れてないか?
しかしあまりワイワイ持て囃されるのは得意ではないしな……
適当に怪我をした狼たちの治療でも頼んだあとは、そのまま
あいつらのモフモフの毛並みで気を惹かせるか。
そんな悲しそうな瞳でこっちを見るな、愛嬌良くするんだぞ。
私はキビだんごの作り方と動物使いの極意について太郎達に
聞きにいくか、猟兵で暇を持て余しているのがいるなら
会話してもいいかもな。
最後にカナさんは来ているだろうか?
彼女の予知やサポートがあってこそ救えた国だ。
一言お礼を伝えたいが……。
シャラク・エスペラント
おはなし、ですの?
…あまりうまく作れませぬが
お友だちはほしいです、わん☆
はじめからなかよしさんなのも良いですし
ガチでバトったお友だちもステキですの!
桃太郎様もそうですし
…ホントはウサギ様ともそうなれたら………
他の方のおはなしにも
感動したり笑ったり泣いたり興奮したり反応します
シャラク・エスペラント(羅刹っ娘純情・f08009)の周りを太郎や姫が囲み、話をせがむ。
「おはなし、ですの? ……あまりうまく作れませぬが」
戸惑うように呟くが、目を輝かせ、彼女の話を待ち構える住民たちに笑みを見せ、
「お友だちはほしいです、わん☆」
「うむ。友達、仲間は良いものだ」
御堂太郎の言葉にその通りとばかり、シャラクはポンと両手を合わせ、
「はじめからなかよしさんなのも良いですし、ガチでバトったお友だちもステキですの!」
「確かに拳を交えたからこそ、わかるものもあるかもしれぬな」
いしこ太郎も自分の手を見つめながら、頷く。
「桃太郎様もそうなれましたし……ホントはウサギ様ともそうなれたら………」
シャラクは俯く。皆も後方から猟兵たちの戦いを見ていたのだ、彼女に無責任なことは言えない。
場を暗くしてしまった。気づいた彼女は顔を上げ、笑顔で言う。
「皆様のおはなしも聞かせてくださいませ、皆様ともお友だちになりたいですわ」
アルフィア・ラプスパック(魔狼の群れ長・f20263)は国の人たちと猟兵らが楽し気に会話しているのを見、 ふっと安堵の息をつき、呟く。
「何とか守りきれたか……初仕事だったが、無事に終わって何よりだ。とはいえ、ふぅ」
彼女はもう一度息をつく、こちらは溜息。猟兵たちのための茶話会ではあるが、自身が持て囃されるのは得意ではない。
「アルフィア様、何かお持ちしますか」
「そ、そうだな、私より狼たちの治療をしてくれないか。ああ、それに、よかったら、その後は狼たちの相手をしてやってくれ……撫でたり、ギュッとしてあげると喜んでくれる」
自分よりも狼たちの方に意識を向けてもらおうという作戦。
「いいんですの? 私、最初から、あの子たちのモフモフの毛並みが気になっていましたの」
「ボクも撫でたいな」
姫や太郎達に好きなようにされ、狼たちはどこか悲し気な瞳でアルフィアを見ていた。
「こいつらには世話になった、助かったよ」
金太郎が狼らの頭を撫ぜ、アルフィアに声をかける。桃太郎も、
「俺のキビ団子も役に立ったみたいだしな」
「桃太郎こそ活躍してたじゃないか、疲れてるだろう」
アルフィアの気遣う言葉に、桃太郎が返す。
「キビ団子を食べて元気になったよ」
「その作り方を教えてほしかったんだ。金太郎の動物使いの極意も」
彼女が言うと、二人とも照れ臭そうに頭を掻きながら答える。
「極意か。俺は皆を助ける内に信じてもらえるようになって、そうして、他の動物の気持ちもわかるようになったというか……」
「そうか、私と似てるのかもな」
「キビ団子の作り方は、お婆さんに教えてもらったんだが、それでよかったら」
「ああ、頼むよ」
シャラクも笑顔で言う。
「桃太郎様の強さの秘密、ですわね!」
「そう言えばカナは来てないかな、彼女の予知やサポートがあってこそ救えたのだ。一言お礼を伝えたいが……」
アルフィアが言うとシャラクも辺りを見回し、
「今日は来ていないようですわね、でも大丈夫。また、グリモアベースで会う事もあるはずですわ」
「ああ、そうだな」
「今日は明智殿には助けてもらったな」
明智・珠稀(和吸血鬼、妖刀添え・f00992)に桃太郎が話しかけると、珠稀は、いえいえと首を振り、
「共闘出来、こちらが感謝の意を示したい程ですのに……!」
「俺こそ心強かったよ」
「光栄です。有難く、お茶会にお呼ばれさせていただきますね、ふふ!」
お茶菓子を優雅に堪能する珠稀に桃太郎は興味深げに身を乗り出し、尋ねる。
「光栄などと謙遜などされずに。明智殿は相当に修業を積んできたのだろう?」
「私の話、ですか……実を申しますと、あまり過去の事は覚えていないのです」
そう言って一瞬切なげな眼差しを見せる。が、すぐに笑みを見せ、力強く続ける。
「しかし! 猟兵となった今、刺激的な毎日でいっぱいです……!」
「それは、よかっ……」
桃太郎が言いかけるが、珠稀は構わずテンションを上げ、
「宇宙で戦争したり、なんでもコンコンすると物資が出てくる世界で何も服を着てらっしゃらないような破廉恥なボスの方と闘いましたり……あぁ、思い出すだけで胸が熱くなりますね、ふふ…!」
我が身を抱きしめ、身悶えするように体をくねらせる。
桃太郎は何と返すべきか困り、他の猟兵たちを見るが、皆、黙って首を横に振る。
「た、楽しそうなら、何よりだな」
桃太郎がどうにか言葉をひねり出すと珠稀は言う。
「もしも。またこの世界が脅かされることあらば。きっと駆けつけますね、ふふ!」
まだ、どこか熱を帯びたようなうるんだ瞳をこちらに向けてはいたが、きっとその言葉に嘘はないと信じ、桃太郎は頷いた。
「うむ。それは心強いな」
猟兵たちと、太郎、姫達の茶話会の楽しい時間は続いた。彼らの間に友好は深まった事だろう。
大成功
🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵🔵