●回収したのは災魔でした
「きゃーーー!」
広大なアルダワ魔法学園の数多く存在する資料室の一つ、響く悲鳴!
ここは地下迷宮より回収した資料を保管、研究するための施設である。竜じみた特徴を持つ女性が飛び回る。
フラスコに入ったスライム、迷宮より持ち帰った宝箱、それらは擬態した災魔!女性オブリビオンのダーク・ドラッヘは災魔たちを開放した。だが、彼女はそれらに指示を与えるという事はしない。
「迷宮の災魔たちに自由を与える!ボクの望みはこれで成就だー!」
●学園内に出ちゃいました
グリモア猟兵のちびっこ、リモネッタ・スケアレム(ガラクタの歌・f12304)が集まった猟兵達におじぎをひとつ。
「ようこそ、では今回の事件の説明が早速デス」
おぼつかない日本語に澄んだ声。今回の事件は学園内でオブリビオンが暴れまわっているというもの。
「これらのオブリビオン、迷宮で得たサンプルだ。持ち帰って資料として保管されていたデスネ」
それらは災魔とわかった上で魔法により封じ保管されていたり、または災魔と知らずに保管されていたりと様々。
「首謀者がダーク・ドラッヘという。迷宮のオブリビオンを地上に開放するのが理想みたい?念願かなって地上進出。他のオブリビオンも自由にしたいそう」
アルダワは世界規模で学園となっているので、学級も学生の量も把握はしきれない。学生はみな冒険者であり、教師陣は衰えて引退した学生。
資料室から出てきたオブリビオンに対しては学生による援護も期待出来る。統率できれば力になってくれるだろう。ただし、ダーク・ドラッヘとの戦いに際しては敵が手強いために巻き込んでは危険だ。自主避難するだろう。
「それからデスが、アルダワ広すぎる。大まかに研究棟の近くまで転送シマス。でも、資料室が多すぎる。似た構造で予知した限りがどこかわからない。ひとまず暴れてるスライムを倒してくれ」
今回は戦いに次ぐ戦いとなることだろう。リモネッタは手をひらひらと振った。
「では、アナタ達のお仕事頑張ってネ」
JUNK.O
どうも、学生時代の記憶がすっぽぬけてるほうのJUNK.Oです!
今回は三連続戦闘のシナリオになります。二回集団戦ののちボスになります。
資料室に保管されていた、という名目なので、資料室に居てもおかしくなさそうなオブリビオンが二回です。
二章までは学生の協力を仰ぐことが可能となります。何かしら統率に役立つ技能があるといいかも?
それではヨロシクオネガイシマス!
第1章 集団戦
『マースライム』
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POW : 酸弾銃
【弾丸のように飛ばした体の一部】が命中した対象にダメージを与えるが、外れても地形【を強酸の水たまりに変え】、その上に立つ自身の戦闘力を高める。
SPD : シャークバイト
自身の身体部位ひとつを【サメ】の頭部に変形し、噛みつき攻撃で対象の生命力を奪い、自身を治療する。
WIZ : 捕食
【全身】から【触れたものを飲み込む物理攻撃】を放ち、【窒息】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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ガルディエ・ワールレイド
アルダワに来る時はダンジョンに潜ってばかりだったから、学園の中で戦うのは新鮮だな。
とは言え、のんびり見学していられる状況じゃ無さそうだが。
◆戦闘
【竜神の裁き】と近接攻撃を織り交ぜて戦闘
武装は《怪力/2回攻撃》を活かすハルバードと長剣の二刀流。ただし室内で使いにくい場合は長剣一本で行く。
近接攻撃には魔力を付与して《属性攻撃》で雷を纏わせ、さらに斬撃命中時に《生命力吸収》
《武器受け》で防御
援護してくれる学生は最優先で《かばう》ぜ
【酸弾銃】対策
可能なら避けるし、無理そうな場合は《念動力》で逸らす。
強酸の水たまりで動きにくい場合も、敵を《念動力》で止めつつ【竜神の裁き】で遠距離から仕留めるぜ。
●属性攻撃効果あり
資料室で暴れまわるマースライム!酸を飛ばして資料を台無しにしていく。飛び散る酸はマースライムの得意とするフィールドを拡大!
「さて、コイツから始末すりゃいいんだな」
重鎧に身を包んだガルディエ・ワールレイド(黒竜の騎士・f11085)はハルバードと長剣を携えてマースライムを鎮圧すべく戦う。
「この雷は半端じゃねぇぜ。覚悟しな!」
広い資料室、まず手始めに異端の神の力、ユーベルコード【竜神の裁き】による赤い雷を放つ!酸性のスライムは雷撃を身体に通してひるむ。
マースライムは即座に酸弾を放ち、ガルディエの鎧を溶かしてしまおうと企む。回避を取るガルディエだが、拡散するよう放たれた酸弾は避けるのが困難!
「危ねえ危ねえ……」
念動力を使い軌道を逸してこれを回避、なんとかダメージを負わずに済む。ガルディエが回避行動を取っている間にも地面を滑らかに移動するマースライムは近接攻撃を仕掛けた。
ガルディエが避けた事で生まれた強酸の水たまりはマースライムの戦闘能力を高める。体の一部を鞭のように変化させたマースライムの攻撃は長剣により受けて防御。
学生たちも自前の魔法でガルディエを援護する。強酸性の水たまりを中和させ、マースライムの能力向上を阻んだ。
「助かるぜ、オラァッ!」
属性攻撃により帯電させた長剣、ハルバードを用いた二度の強力な斬撃がマースライムを切り裂く。しかしマースライムはゲル状の身体を生かして斬撃をいなした。
斬撃は効果が薄いようだが、雷撃によるダメージは確かに通っていると敵の反応で実感する。また、斬撃ついでに生命力を吸収したことでマースライムの動きが鈍った。
と、油断していたところ、遠巻きに援護していた学生に飛ばされる酸弾!ガルディエは自分に向けられた時と同じく念動力を使い、拡散する酸を弾いた!
「ひー、ありがとう」
「おう、なんとか無事だな」
マースライムはゲル状の液体で別の資料室へと逃げていく。
「チッ、仕留め損ねたか……」
ガルディエは舌打ちし、他の猟兵にマースライムが逃走したことを伝えた。
成功
🔵🔵🔴
ニア・スクニロトマ
こう見えてもあたいはアルダワの卒業生なんだ。母校のために一肌脱ぐ……もとい、着てあげよう!
原始怪獣キグサックの着ぐるみ(鎧装)でスライムの撃退に向かうぞ。ジュギラスは太古のは虫類の怪獣だ。こいつは分厚い鱗を持っているから、スライムの吐く酸なんか怖くない!
もし浴びせられたとしても、鱗が煙を上げてケロイド状に……か、かっこいい……!(興奮)
とにかく、みんなの前に立ちはだかって受け止めてやる!
十分にダメージを受けたところで全身を赤熱させて燃える爪で殴りかかるぞ!
生徒達にも、先輩のかっこいいところをみせてあげないとね。スライムくらい何とでもなるよ、あたいは魔法生物学の博士号持ってるから!
●原始怪獣現る
マースライムの逃走先には立ちはだかる怪獣……否、小さな猟兵!
怪獣好きのドワーフ、ニア・スクニロトマ(蒸気工学/魔法生物学/宇宙物理学博士・f06973)はいつも着ぐるみを着ている。ニアは母校であるアルダワのためにこの度の事件を鎮圧すると決心した。
「うおー!生徒たちはあたいの後ろに隠れて!」
着用する着ぐるみは『原始怪獣ジュギラス』という太古の爬虫類の怪獣だそうだ。堅牢かつ強固な鱗がマースライムの飛ばす酸を受け止める。着ぐるみといえど鱗は高い防御力。魔法生物学博士のニアはマースライムの酸がどの程度の威力かは把握していた。
「酸くらいはへっちゃら!」
強酸性のゲルを浴び、溶け出す鱗は煙を立てながらケロイド状に傷つく。ニアは内心、怪獣着ぐるみの表皮へのダメージに興奮を隠せない!だって怪獣は傷だらけになっても直進するのがカッコいいから!
酸を物ともせず一歩、また一歩と歩みを進めるニア……いや、原始怪獣ジュギラス!傷を負いながらも力を溜めたジュギラスの表皮が赤く輝く!
「先輩!何が起きているんですか!?」
「説明しよう!ジュギラスの体内の原始エネルギー炉が極限まで高まったとき、その全身は赤熱して輝くのだ!」
「なるほど……!」
説明を求める生徒に解説するジュギラス。ユーベルコード【赤熱原始怪獣ジュギラス】、この炎を操るユーベルコードは敢えて自身へと放つ技。全身を赤熱発光させて火炎属性付与!
「グァエーーーン!」
ジュギラスは独特な奇声……じゃなかった。咆哮を上げると赤熱化した爪でマースライムを殴りつける!そのパワーは怪力と属性攻撃の乗った重い一撃!
ゲル状の肉体は熱攻撃により一部固化!マースライムは固化した部位を切り捨てるようにして逃走した。
「頼もしいッス、先輩!」
「どんなもんだ!さあ、どこに逃げたかな?」
成功
🔵🔵🔴
アネット・シェルティ
わーい!スライムだー!!
ある人からスライムは食べれるって教えてもらったから食べてみたいー!
でもこのスライムは食用なのかな?
うーん、まぁいいか!とりあえず倒すよ!!
◆行動
場所が資料室だったら暴れないほうがいいのかな?
うん、だったら拳でおもいっきり殴るね!!
酸弾銃を見切りで避けながら敵のもとまで走るよ!
敵を30cm以内の範囲に捉えたらあふれ出る怪力をフル活用して思いっきり殴ちゃおー!!
「おりゃーーーっ!!」
わたしの圧倒的女子力の前に敵は砕け散る!!
飛び散ったスライムはビンに詰めて持ち帰えりたい!
でも、さっきこのスライム、酸を飛ばしてきたような……食べられるかなー?
仙城・蒼汰郎
※共闘歓迎
そんだけ大量の敵が出ようとするってぇ事は、
建物だって大損害が出るってこった!
俺の修理屋魂が燃えてるうちは、んな事させっかよ…
この迅蜘蛛が手早く仕事を終えて見せるぜッ!
俺の仕事は迅速かつな鎮圧だ!
十八番の【ロープワーク】でスライムだろうが捉える
『ボーラインノット』を使い次々抑え込んでいく!
俺の【早業】を見せてやる!
でもって前線で翻弄し縄を駆使して捕まえ続ける
【勇気】と【覚悟】を見せつけつつ
「いまだテメェら!一斉にやれェ!」
追撃を促すように学生や共闘仲間に叫ぶぜ!
もし居ねぇようなら自慢の【解体用ハンマー】を
【怪力】任せに振り下ろしてぶちのめす!
物理しか無ェ男を舐めんじゃねぇぞッ!!
雨音・玲
◆目的いろいろ
「フレイムロード」の改造
アルダワ魔法学園の職人たちに依頼してんだけどさ
ワンオフ品だから費用が…
費用稼ぎたいし
リモ助の要請は渡りに船って感じかな?
ってさ…スライムの味とか話題になってたけど
アレ捕獲してマジで喰うの?
若干微妙に人型を取る『マースライム』に少し引き気味で
眉を顰めます。
◆戦闘
ごちゃごちゃした場所でやり合うのは厄介だなぁ…
全部燃やしたら楽なんだろうけど賠償金が嫌すぎるしなぁ…
他に参加した仲間と連携して
物陰からの不意の一撃を『野生の勘』で庇ったり避けたりしながら
【スキルマスター「クイック」】で加速させた
『属性攻撃』『咄嗟の一撃』を織り交ぜた
拳や蹴り技で弾き飛ばして行きます
●固めてしまおうスライムさん
食べられるスライムが居るとかいう情報を掴んでやってきたアネット・シェルティ(いのち短し恋せよ人狼・f15871)は、丈の短いウェディングドレスのスカートを揺らしながら報告によるスライムの逃げた先で敵を待ち構える。
「わーい!スライムだー!持って帰って味見するよー!」
「いや……マジで食えるのか?」
『カラス』と呼ばれる情報屋、雨音・玲(路地裏のカラス・f16697)もアネットと同じく食用スライムの情報を聞いている。半信半疑な様子で食べる気満々のアネットを眺めた。玲は魔導蒸気式の装備を改造する費用も稼ぎたい。
さて、資料室から資料室へと、学園に張り巡らされたパイプを伝ってやってきたマースライム。目先に居る玲を見やると、サメの形に変容して攻撃姿勢を取る。
「危ねっ!?」
玲は天井の死角より降ってきたサメの頭を野生の勘で回避!ユーベルコード【スキルマスター「クイック」】で高速移動、瞬時にバックステップで距離を取る。
ゲル状のサメ頭は地面を跳ねながら玲を追跡、玲は蒸気圧による熱を伴うキックで咄嗟にマースライムを蹴り飛ばす!熱により固化したマースライムはやはり固化した部分を切除!
「スライム以上に……フィールドがやりにくいな!」
「派手にやって壊したら困るね!」
資料室には貴重なサンプルがたくさん。一度に吹き飛ばそうものなら賠償金の請求も免れないのだ!
「そういうことなら……俺の出番だな!」
「蒼汰郎!」
建物修理に長けた元高所作業員の猟兵、仙城・蒼汰郎(迅蜘蛛・f06062が資料室の戸を開いて駆けつけた!
「ぶっ壊れたら誰かが修理しなきゃいけねぇ、そうなる前に食い止めるッ!」
狭い空間、動き回る敵、そして建物の被害を食い止めるには……敵を封じ込めるのが最適。迅蜘蛛の異名に違わぬロープワークにより資料室のパイプラインなどに縄を張りながら移動!
マースライムは蒼汰郎を飲み込もうと全身を広げたが、剛性のワイヤーを通り抜けると粘性の身体は一時的に分割し、飲み込むのに充分な面積が得られない。
「物理しか無ェ男を舐めんじゃねぇぞッ!コイツをロープだけで捕まえるにゃ心許ねェな!玲、ちょっとさっきのやってくれ!」
「任せとけ!」
玲はシューズに組み込まれた蒸気魔導機構を起動し、マースライムに噴出する熱蒸気を浴びせる!固化したスライムに放たれる複数のロープ!それは蒼汰郎のユーベルコード【ロープワーク・ボーラインノット】だ!
室内に張り巡らせていた剛性ワイヤーロープは一度に収束し、マースライムを雁字搦めに捕縛した!
「いまだテメェら!一斉にやれェ!」
学生や玲、蒼汰郎がボコスカとマースライムを囲んで叩く。そして、待ってましたとばかりにアネットが接近。固まっていない隙間から酸弾をアネットへ放ち抵抗するマースライムだが、万全のパフォーマンスを発揮できない攻撃を避けるのは容易。
「おりゃーーーっ!!」
ぐるぐる巻きのマースライムは文字通り目と鼻の先。アネットは怪力フルパワーのパンチを放った!それはユーベルコード【乙女の拳は全てを砕く】、女子力を全力で叩き込む!女子力ってそういうのだっけ?
砕け散ったマースライムは完全に沈黙。粘性の身体は固化し、弾力のあるプルプル感が見て取れる。
「食べられるかなー、食べられるかなー」
アネットはプルプルとしたそれらをビンに詰めて回収。眺める玲が顔をしかめた。
「ああ、マジで喰うつもりなんだ……」
「プルプルのゼリーもいいけど、おにーさんはアネットちゃんのそのプルプルのお胸にも興味がー……」
鼻の下を伸ばして冗談めかす蒼汰郎。
「それより他のオブリビオンがまだ暴れているってさ!みんなに伝えなきゃ!」
綺麗に流されました。蒼汰郎は消沈した。
ともあれ、第一のオブリビオン、マースライムは解決した。ちなみに固化したマースライムはライムみたいな爽やかな味がしたそうな。
大成功
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第2章 集団戦
『ミミックスパイダー』
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POW : 擬態
全身を【周囲の壁や床に擬態した姿】に変える。あらゆる攻撃に対しほぼ無敵になるが、自身は全く動けない。
SPD : 飛び掛り
【岩のように硬質な牙と脚】による素早い一撃を放つ。また、【擬態を解き、宝箱や岩石化した肌を剥がす】等で身軽になれば、更に加速する。
WIZ : 第二の口
【宝箱に擬態した第二の口】から【粘着性の高い糸】を放ち、【周囲の地形ごと体を縛り付けること】により対象の動きを一時的に封じる。
👑11
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●宝箱は蜘蛛だった!
迷宮より持ち帰った宝箱は魔法によって中身の感知をしたものもある。
中には「開けようとすれば襲いかかる」という性質を考慮して開封せずに資料室に保管されている物もある。『絶対に触るな』と封がされているのだが。
ダーク・ドラッヘは複数のミミックスパイダーを解き放ってしまった。資料室の壁を這い回る宝箱を背負った蜘蛛。生徒も頑張ってこれらに立ち向かっているが劣勢だ。
ところでミミックスパイダーは時折ほんとうにお宝を隠し持っている者もいるらしいぞ。
フォー・トラン
よう、きょうだい、古巣の危機だ。
アタシにも手伝わせろ。
何? 擬態だと!
でも知ってるか? どんなに高度な擬態でもニオイまでは消せないんだぜ。
"変身魔法"で鼻のよく効く猟犬に変身して"救助活動"で培った探知能力も併用して"情報収集"だ!
居場所を見破ってガウガウ全力で吠え立てるぞ。
みんな、そこを狙ってくれ!
本当なら魔法やトリックボックスや派手に行きたいところだけど、流石に資料室で大暴れするのは胸が痛むからな。
それにこいつが隠し持ってるかも知れないお宝まで粉々にしちまうのも勿体無いし。
でもみんなは好きにやってくれ!
ああ、しかし気になる!
仙城・蒼汰郎
※共闘歓迎
今度は蜘蛛のお出ましかよ!
次から次へと厄介な奴らだぜ!
だがやるしかねぇ…ここはひとつ、一網打尽作戦と行くぜ!!
今度は戦う仲間や学生に気を引いてもらう。
「おい、無理はすんじゃねぇぞ!」
特に学生には防御重視の指示を投げなかけるぜ!
その間俺は【ロープワーク】を駆使して
特定の場所に縄で仕込みをしていく!
縄仕掛けの場所におびき寄せたら
「…よし今だ!掴まれッ!!」
そう叫び、学生に上に張ってある縄へ掴まってもらうと同時に
作業で鍛えた【怪力】で引き上げて上空に学生を退避。
同時に、水平に張った【ワイヤーソー】を間髪入れず発動し、敵複数を【なぎ払い】切断するぜ!
「蜘蛛の十八番は糸での罠…常識だよなッ!」
●嗅ぎ分け見つけて糸を張る
「よう、きょうだい。アタシにも手伝わせろ」
アルダワ魔法学園の出であるフリーランスの精霊術士フォー・トラン(精霊術士・f12608)が鎮圧に参加。
「おっ、仲間は多いほうが心強いな!」
仙城・蒼汰郎がミミックスパイダーの逃げ込んだ先、宝箱を多く保管している資料室の出入り口付近でワイヤーを組みながら増援を歓迎した。
「本当なら魔法で派手にぶちかましたいけど、他の資料を巻き込んじゃ困る」
「俺もそう思うっす、なのでここでこうして……っと!」
年上相手にはへりくだる蒼汰郎。体育会系的年功序列!
アルダワの内部は様々な機構が組み合っている。天井にある滑車もその一つ。蒼汰郎はパイプに縄を投げては組んで、と忙しく何かの仕掛けを作っていた。
「おっ、トラップの算段があるのか?よーし、引きつけてやる。ねんじろ!」
フォーはユーベルコード【変身魔法】を用いて猟犬ドッグに変身!長けた嗅覚で異質な匂いを嗅ぎ分ける。宝箱の中に猟犬ドッグの嗅覚でなければ発見できないほどの微弱な生臭さをとらえた!
「ガウガウ!ガウ!」
見つけた宝箱に吠え立てればミミックスパイダーの一匹は岩のように硬質な挟角で喰らいつこうと猟犬ドッグに飛びかかる!犬の反射神経をもってしてフォーは回避を図る。しかし宝箱を放り捨てたミミックスパイダーはそれはそれは素早くフォーにかじりついてしまう。
「キャウン!」
傷を負ったフォーは急いで逃げ出した。しかし全力で吠え立てたおかげで三匹のミミックスパイダーが隠れていたのが判明。ミミックスパイダーは逃げ出したフォーを追って蒼汰郎の待つ出入り口へとにじり寄ってきたぞ。
「おかげさまで見つけたッ……よし今だ!掴まれッ!」
フォーに回復魔法を唱えていた生徒たち。号令を聞いてフォーともども一斉に蒼汰郎が仕掛けた縄へ掴まる。蒼汰郎が力強い腕力でロープを引くと、テコの原理で掴まっていた生徒が天井に引き上げられた。同時に繋がる極細いワイヤーが張り詰めて、飛びかからんとするミミックスパイダーを水平に薙ぎ払う!
「蜘蛛の十八番は糸での罠……常識だよなッ!」
全身を擬態すれば無敵の護身を取ることが出来るミミックスパイダーだが、フォーへの攻撃で擬態を解いた事で急な罠に対処できない。ユーベルコード【ロープワーク・ワイヤーソー】にて三匹は纏めて寸断されて地に崩れ落ちた!
「大丈夫っすか!?」
「回復してもらったから平気だ」
案ずる声をかける蒼汰郎に対し、天井にぶらさがるフォーはいつの間にやら変身を解いてピンピンしていた。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ニア・スクニロトマ
擬態して隠れちまうのがやっかいだね……それに、他の資料や生徒もいるから派手に暴れられない……でも安心して! こんなこともあろうかと超微弱電流センサーを発明しておいたんだ!
こいつは生物が発するごくわずかな電流も捕らえて、ミミックが動く瞬間を見分けることができるはずだ。
あたいの自慢の着ぐるみ、機械怪獣ダイガンマ(機械でできたゴリラみたいな姿だ!)に搭載して戦うぞ!
「みんな、動くんじゃないよ。……そこだー!」
ミミックを見つけたら、両腕で持ち上げて投げ飛ばす! ……つい投げたけど、アルダワの資料室は丈夫だからヘーキヘーキ! ちょっとくらい壊れても直すから。あたいは蒸気工学の博士号持ってるからね!
●メカゴリラパワー!
先の原始怪獣からメカニカルゴリラ状の着ぐるみに着替えたニア・スクニロトマが資料室の一つに立ち入る。
やはりここも持ち帰った宝箱を保管している。まずはミミックスパイダーが擬態を行っているであろう宝箱を探らねばならない。
「こんなこともあろうかと!」
ニアはユーベルコード【デストロイング・サナダ・エフェクト】で事前に用意していた超微弱な生体電流を察知するセンサーを機械怪獣ダイガンマの着ぐるみに取り付けた。
「みんな動くんじゃないよ!」
少しでも動くものがあれば感知する。ミミックスパイダーを探している生徒たちに声をかける。生徒たちは静止。
ニアは探知の精度を上げるために宝箱に一つずつ近付く。右隣の宝箱に反応あり!
「……そこだー!」
いままさに飛びかかって攻撃しようとしていたミミックスパイダー、擬態を解いた瞬間を知覚したニアはメカゴリラパワーで飛びかかる敵を捕まえた!
ニアの腕の中で挟角をガチガチと動かすミミックスパイダー。センサーが無ければ先制攻撃を受けていた可能性は高い。
「どりゃーっ!」
掴んだミミックスパイダーを怪力で投げ飛ばす!ミミックスパイダーは壁に激突し、破損した箇所から高熱蒸気を浴びてもんどりうった!
ニアは転倒しているミミックスパイダーを踏み潰し、敵を始末!勝利の咆哮をあげる。
「ごあーっ!」
破損してしまったパイプについては蒸気博士号を持つニアなら修復もできるだろう。それに今回は修理屋の猟兵も参加していたりする。
大成功
🔵🔵🔵
雨音・玲
※共闘・アドリブ歓迎
◆ゲテモノ食②
予想に反してさ
スカッとする爽やかな味なんだけど
なんか、うん、すげぇ複雑な気分…
(何とも言えない顔で、薦められた固形化したスライム片を噛みしめています)
次はスパイダー?スパイダーかぁ…
喰えるか知らないけど、甲殻類みたいな味って聞いたことあるな
(ぽそっと口にします)
◆戦闘
なんでこうやり辛いのが続くかな?
「空中戦」の応用で不安定な足場を駆けまわり
「野生の勘」と微かな物音で大まかな位置を把握しつつ立ち回ります
今回の環境下では強固な外骨格を貫く打撃力を出すのは難しいので
『属性攻撃』+UC【アライアンス・リベンジャー】で
【第二の口】の粘着糸を断ち切り、囮と援護に回ります
アネット・シェルティ
ミミックスパイダーがクラブの味って聞いたけど本当ー?
わたしは擬態した蜘蛛を見破るような器用な真似は出来ないから生徒さんに索敵をお願いしようかな!
当たりをつけてもらったらバトルアックスをおもいっきり叩きつけるよ!!
もし蜘蛛じゃなかったとしてもあたりの周辺地形を破壊して地形を変えちゃえば擬態の意味も無いよね!
施設を壊したとしても、すべては敵を倒すため。私は悪くないはず!!
食べれるとしてもここじゃ調理できないから倒した敵の足をもいで持ち帰ろう!
あ、あとお宝ちょうだーい!
倒した蜘蛛の宝箱を片っ端から開けていくよ!!
●ああっ!資料室がメチャクチャに!
雨音・玲とアネット・シェルティは先のスライム戦から同行を維持したまま、ミミックスパイダーの隠れる資料室を探索。
生徒と協力して擬態せし宝箱を探る。アネットは索敵が得意なものに任せて臨戦態勢。玲は奇襲を警戒して室内を跳びまわる。
「蜘蛛って甲殻類みたいな味がするらしいな……」
ライム味のスライム片を噛みながら玲が漏らした。
「クラビ味?本当ー?よし、これも持って帰って食べよう!」
アネット、やはりオブリビオンを食べるつもり。さて、肝心の宝箱。二組が少し動いたのを玲が野生の勘で捕捉。
「見つけた!こっちだアネット!」
「よーし、一気にやっちゃうぞ!」
アネットはバトルアックスを全力で振りあげ、ユーベルコード【グラウンドクラッシャー】を叩きつける。
しかし目星が付いた宝箱の一つは咄嗟に静止。宝箱への擬態を戻すとあらゆる攻撃にほぼ無敵状態!
着激地点周辺を破壊するユーベルコード、無情にも周囲の地形が粉砕された。地面ごと他の宝箱も粉砕。でも擬態が間に合わなかった一匹は粉々に仕留めたぞ。
「派手にやりすぎだ!」
「あっ!わたしが悪いみたいになっちゃうじゃない!」
そりゃあまあ悪いことは確かです。一方で擬態を解いたミミックスパイダーは素早く玲に飛びかかる。
「っと、コイツは任せとけ!外骨格が硬い、なら焼き上げる!」」
玲は拳に炎を纏った。ユーベルコード【アライアンス・リベンジャー】で燃える拳による火炎パンチ!
高威力の属性攻撃はミミックスパイダーの頭を焼き、生命活動を停止させた。
「こりゃ修理屋が忙しくなるな……」
玲は苦笑した。なお、ミミックスパイダーを持ち帰って食べるとロブスターのような味みたいです。
「そういえばお宝持ってる事もあるみたいだよねー」
アネットは室内に残るお宝を勝手にくすねようとするも、一匹は粉砕しちゃったので中身は知れず。
焼けたミミックスパイダーの宝箱を開けると……?
「なにこの紙。スカって書いてある」
「そりゃスカだろ。外れだな」
残念。今回のミミックスパイダーはハズレだったようです。
成功
🔵🔵🔵🔵🔴🔴
ガルディエ・ワールレイド
ああ、そうか。宝箱はただの戦利品ってだけじゃ無ぇんだな。
これもアルダワならではの事情か……って感心してる場合じゃねぇな
◆戦闘
武装は《怪力/2回攻撃》を活かすハルバードと長剣の二刀流
武器に雷の《属性攻撃》を付与
《武器受け》を軸に立ち回り
一般生徒は優先して《かばう》
【擬態】対策
敵の擬態を想定して警戒しながら行動するぜ
可能なら先に敵を発見するし、奇襲を受けても動揺だけは防ぐ
先に発見した場合は、気づいていないふりをして接近。
実際は【竜神気】の準備をしておき、敵が擬態を解き次第スムーズな反撃に移るぜ
防御目的で擬態を使われた場合は、【竜神気】で、敵の態勢を崩しておき、戦闘再開後に自分が有利になるようにする
●チンピラ騎士、宝物蜘蛛を討つ
宝箱はただの戦利品ではなく貴重な研究対象か。ガルディエ・ワールレイドは宝箱の並んだ資料室を眺めて感心した。
彼は擬態を警戒しながら移動、彼の隣で援護する生徒が魔法を使って知覚を試みる。成功。二つの宝箱に化けている。
知覚に気付いたミミックスパイダーは二匹で生徒へ急襲!ガルディエは間に立ち、これを二振りの武器で受けてかばう。
「ありがとな!あとは任せて下がってろ!」
ミミックスパイダーは息を合わせて後退、再び宝箱に擬態し防御の姿勢を取ろうとする。
ガルディエはユーベルコード【竜神気】で己の内に秘めた異端の神通力を放ち、ミミックスパイダーたちの脚を崩す。
「ギギチッ」
ミミックスパイダーは鳴き声を上げてもんどり打った。防御を妨げるのみならず、転ばせる事で戦闘を有利に運ぶ。
「これでくたばりやがれ!」
一匹に帯電させたハルバードを突き立てて処分、更にもう一匹は同じく雷を帯びた長剣で斬り裂く。
ミミックスパイダー二匹ともに息の根を止めた事を確認すると、ガルディエは振り返って生徒に尋ねた。
「……そこの生徒。蜘蛛はあと何匹残ってる?」
「あっ、これで逃げた分は全部片付きました」
「そうか。これからは激戦になるかもしれねぇからな。足手まといになる、引っ込んでな」
口悪く生徒に自主避難を促すガルディエだが、言葉の裏には危険に巻き込むまいという意思が込められていた。
生徒たちは頷くと研究棟からの避難を開始するのだった。
大成功
🔵🔵🔵
第3章 ボス戦
『ダークプルティア『ダーク・ドラッヘ』』
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POW : キミを縛ろう、ダークネス・ヴィントホーゼ!
【槍から放つ、対象を追尾し捕縛する鎖】が命中した対象に対し、高威力高命中の【ダークティアパワーを込めた特大の竜巻】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : 行こうか友よ、ダークネス・カヴァレリスト!
自身の身長の2倍の【迷宮の一部から作り上げた蒸気機関ドラゴン】を召喚し騎乗する。互いの戦闘力を強化し、生命力を共有する。
WIZ : 暴風に注意だ、ダークネス・シュタルカーヴィント!
自身に【弱い攻撃は弾き、移動により周辺を斬る強風】をまとい、高速移動と【エネルギーの翼や尻尾による遠くへの真空刃】の放射を可能とする。ただし、戦闘終了まで毎秒寿命を削る。
👑11
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●真打ち登場!
研究棟の廊下を飛び回るダーク・ドラッヘ。彼女は解き放ったオブリビオンが討たれた事を悟る。
「ボクらは迷宮に留まらない!もっと皆に自由を与えるんだい!」
エネルギー体の翼を広げると、廊下に強風が巻きおこった。放っておいてはもっと多くの災魔が地上に放たれる事だろう。
猟兵よ、黒幕を討て!
フォー・トラン
やべえ、なんかエロいの出た! しかもボクッ娘だ!
覆面も良い味を出しているけど、何よりその全身タイツの上から身に着けたミニスカートだ!!
こんな連中が解き放たれたら全世界の青少年の成長に悪影響がありすぎるが、そうはさせねえ!
閃光手榴弾に改造したトリックボックスを投げて目眩ましにして、その間に蒸気機関ドラゴンへ突撃して接触して"偽造魔法"で複製するぜ。
アタシにドラゴンを乗りこなせるとは思えねえから難しい命令は出さねえ。
とにかく敵ドラゴンをぶっつぶせ!
アタシはその間に"全力魔法"の準備をする。
相棒の雷の精霊も久しぶりに生まれ故郷に帰ってきて張り切ってるぜ。
必殺の雷を受けてみろ!!
ニア・スクニロトマ
母校を荒らし回ってくれたお礼はきっちりしなきゃね。
あんたのせいで資料室の壁は穴だらけになっちまった!
とにかく、アルダワ魔法生物学と蒸気工学の結晶、地底怪獣キグサックの異様を見よ!
こいつはアルダワ地下のモグラが(300文字ほど略)強化された怪獣だ!
というわけで、地下に潜って暴風をかわしてやるぞ。……なんてこった、今度は資料室の床が穴だらけになっちまった! 許さないぞ、ダークドラッヘ!
こんなこともあろうかと開発した、空中を飛ぶ敵をどこまでも追跡するキグサックミサイルをくらえ!
こう見えても、あたいは宇宙物理学博士を持ってるんだ。あたいの弾道計算からは逃れられないよ!
●怪獣大乱闘!
フォー・トランは懸念した。全身タイツにミニスカート。エロい。コイツを放置していては全世界の青少年によろしくない。なんとかせねば。
一方、ニア・スクニロトマは母校を荒らしたダーク・ドラッヘを捨ておけない。資料室がメチャクチャだ。一部はニアの大暴れのせいだけど棚に上げるものとする。
「よし、いくよ!」
「ああ!」
ニアはさっそく新たな着ぐるみ、アルダワ魔法生物学と蒸気工学の結晶・地底怪獣キグサックを着用する。
「地底怪獣キグサックはアルダワの地下のモグラが……」
早口気味にキグサックの設定を語る。だいたい300文字強。
「なんだかよくわからないけどもういいかな!?」
ダーク・ドラッヘは律儀にキグサックの設定を聞いていた!そんなこんなで戦いの火蓋は切って落とされる。
「行こうか友よ、ダークネス・カヴァレリスト!」
さっそく3メートルくらいの蒸気機関ドラゴンをユーベルコードで召喚し、騎乗するダーク・ドラッヘ。宙に浮く蒸気機関ドラゴンは蒸気の暴風を二人に向けた。
ニアは地底怪獣の特性を活かして地面に穴を開け、トンネルを掘ることで回避。
「近づくのに苦労するな」
フォーは暴風を避けるために一度資料室に飛び込む。追撃を試みるダーク・ドラッヘ。追って入った資料室、フォーの姿は見当たらない。
「目くらましだ!」
ダーク・ドラッヘの背中越しにフォーの声。入り口横の壁に張り付いていたのだ。振り返った敵の目に飛び込んでくるトリックボックス!汎用性の高いこの爆弾は閃光手榴弾として使用!
敵の眼前で爆発した閃光手榴弾はダーク・ドラッヘの視力を奪い、一時的に動きを封じる。地面に落ちるダーク・ドラッヘ!
フォーはその機を見逃すまいと接近!
「ささやき」
フォーのユーベルコード【偽造魔法】は実物を模した複製を作り出す。触れている物であれば極めて精巧なものとなる。フォーは蒸気機関ドラゴンをまるごとコピーした!
「よし、敵のドラゴンをぶっつぶせ!」
複製ドラゴンに命令を下すとドラゴン同士は組み合う。ダーク・ドラッヘ本人はめまいから回復。地面に落っこちていたダーク・ドラッヘの足元からはニアが出てきた!
「ガオー!……資料室の床に穴が!許さないぞ!」
穴を開けたのはニアです。彼女は怪力でダーク・ドラッヘの尾を持って振り回して放り投げた!宙に投げられたダーク・ドラッヘに対しユーベルコード【デストロイング・サナダ・エフェクト】を使いこんなこともあろうかと搭載しておいたキグサックミサイルを放つ!ダークドラッヘに直撃し爆発!
「うわーっ!」
「時間稼ぎをありがとう、必殺の雷を受けてみろ!!」
ニアが攻撃している間、フォーは雷の精霊を呼んで魔法を詠唱していた。長い準備による全力魔法は高威力!空中で体勢を立て直すダーク・ドラッヘに命中し、敵を焦がした。
「いまのは痛かったぞ!」
ダーク・ドラッヘはいまだ健在!
成功
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仙城・蒼汰郎
※共闘歓迎
いよいよ真打ち…って、ぉ、すげぇカワイコちゃん!
…って、イカンイカン!俺は仕事をしに来たんだ!
気合入れて連絡先…じゃねぇ!ぶっ倒してやる!
俺は基本支援攻撃に徹するぜ!
可能であれば数か所の上空にわざと【ドミネーション】を外して巣を張る。
そして移動しながらの【空中戦】を挑もうと思う!
「カワイコちゃんに手を出すような真似はしたくねぇが…」
敵の行動を【見切り】ながら【地形を利用】した【ロープワーク】で
死角にある巣に【早業】で移動し、今度はしっかり狙った【ドミネーション】をぶち当てる!
「良い奴に生まれ変わったら…そん時は連絡先を教えてくれよな!」
…俺はカッコイイ台詞を吐いてるつもりだぞ、うん。
ガルディエ・ワールレイド
迷惑かけやがって。そもそも迷宮ですらテメェ等の居場所じゃ無ぇんだよ。
テメェの行くべき場所は自由な空じゃなくて骸の海だ!
◆戦闘
武装は《怪力/2回攻撃》を活かすハルバードと長剣の2刀流。
《武器受け》を軸に立ち回り、《念動力》で敵を妨害。
近接攻撃命中時は《生命力吸収》
被弾時は《オーラ防御》
【キミを縛ろう、ダークネス・ヴィントホーゼ!】対策
【魔装騎士】使用。魔装騎士を盾にして自動追尾する鎖に意図的にぶつけるぜ。
その間に靴裏を爆発させる《ダッシュ/衝撃波》の踏み込みで間合いを詰める。
(仮に自分が鎖を喰らった場合は、魔装騎士を突っ込ませる)
また近接時に鎖を受けた場合、相打ち上等で《捨て身の一撃》だ。
アネット・シェルティ
あー!
この場所で暴風なんて起こしたら建物がめちゃくちゃになっちゃうよ!
急いで止めないとー!!
◆行動
敵の飛ばしてきた鎖を【見切り】【武器受け】で防御だよ!
防御に成功したら直ぐに【怪力】で鎖を引っ張って相手をわたしのもとまで引き寄せるよ!
この至近距離で竜巻を放つとキミもタダじゃ済まないよね?
それじゃこっちの攻撃だ!
相手の顔面めがけておもいっきり拳を叩き込もう!
キミたちは迷宮の方がお似合いだよ!
何度来たって、わたしが災魔を迷宮に押し戻しちゃうもんね!!
雨音・玲
※共闘・アドリブ歓迎
SPDメイン
「かわいい女の子を殴る趣味は無いんだけどな…」
召喚された蒸気機関ドラゴンを見上げながら、
「スカイステッパー」で空中を蹴って駆けあがります
「狭い空間でコレだけのデカブツを出すのは愚策じゃね?
まぁ気を抜くつもりはないけどさ…」
周囲の壁を足場に利用して高速で動き回り、
仲間が攻撃をしやすいように囮になりながら
自身は空中で器用に身体をひねり攻撃を避けつつ
空中戦+咄嗟の一撃+「アライアンス・リベンジャー」で
勢いをつけて思いっきりドラゴンの横っ面を
燃える拳で殴りつけます。
「痛い?まぁ直接じゃないんだ勘弁してくれよな…」
●縄と鎖が飛び交う戦場!
「くっそう、もう許さないぞ!ダークネス・シュタルカーヴィント!」
ダーク・ドラッヘは再び攻撃をはじめた。蒸気機関ドラゴンにまたがった上で強風をまとい高速移動!
「カワイコちゃんに手を出すような真似はしたくねぇが…」
仙城・蒼汰郎は天井に重りの付いた投げ縄を放つ。ユーベルコード【ロープワーク・ドミネーション】を避けたダーク・ドラッヘ。
ユーベルコードによる攻撃は高速移動で回避されるが、天井に縄の足場を形成するのが蒼汰郎の狙いだ。縄の足場は蒼汰郎にとっては有利に働く。
「俺もかわいい女の子を殴る趣味は無いんだけどな……」
雨音・玲が空中を蹴って蒼汰郎の張った蜘蛛の巣状の足場に登る。蒸気機関ドラゴンを見た玲が呟く。
「狭い空間でコレだけのデカブツを出すのは愚策じゃね?まぁ気を抜くつもりはないけどさ……」
真空の刃が縄の足場を切り裂くが、複雑に張り巡らされた蜘蛛の巣は少し切断されたところで崩されない。
「ドラゴンは任せておけ!」
玲は蜘蛛の巣から飛び出して空中戦によりドラゴンを引き付ける。ドラゴンは蒸気ブレスを吐き出すが、器用に身体をひねって回避する玲。
「これでぶっ倒れてろ!」
ドラゴンの横っ面に燃える拳、ユーベルコード【アライアンス・リベンジャー】を叩き込む!
「痛ッ!」
ドラゴンとダーク・ドラッヘは生命力を共有しているので殴られればもちろん本体にもダメージは入る。
「痛い?まぁ直接じゃないんだ勘弁してくれよな……!」
ダーク・ドラッヘ本人にはガルディエ・ワールレイド、アネット・シェルティの二人が地上から挑む。
「迷惑かけやがって。そもそも迷宮ですらテメェ等の居場所じゃ無ぇんだよ」
「この場所で暴風なんて起こしたら建物がめちゃくちゃになっちゃうよ!」
二人に向かって槍から鎖を二本放つダーク・ドラッヘ。
「キミたちを縛ろう、ダークネス・ヴィントホーゼ!」
ガルディエはユーベルコード【魔装騎士】で自身の魔鎧を分解、再構築。ガルディエ自身の防御力は下がるが、鎖は魔装騎士を捕らえた。
狙いを誤ったダーク・ドラッヘは次に放とうとしていた特大の竜巻を取りやめる。
「こっちも忘れてもらっちゃ困るんだよな!」
天井で伺っていた蒼汰郎は動きが止まったダーク・ドラッヘに再び重りの付いた縄を放った。側頭部に当たり一時的に脳震盪!
地上の二人は魔鎧に絡みついていた鎖を恐るべき怪力で引きずり、至近距離まで引き寄せた。彼我の距離が縮まる。
頭を庇っていたダーク・ドラッヘだったが、真空の刃をガルディエに放って応戦。
「テメェの行くべき場所は自由な空じゃなくて骸の海だ!」
ガルディエは念動力や長剣とハルバードを駆使して真空の刃をいなし、靴裏を爆発させて踏み込むと二振りの武器による攻撃を加えた。
「ぐわっ……!」
二振りの武器は敵の生命力を吸収してダーク・ドラッヘを疲弊させる。
「よし、トドメいくよー!受け取ってね!」
30センチまで距離が縮まればアネットのユーベルコード【乙女の拳は全てを砕く】の間合い!全力の拳がダーク・ドラッヘの顔面にめり込んだ!
「何度来たって、わたしが災魔を迷宮に押し戻しちゃうもんね!」
ダーク・ドラッヘはついに地に伏して動かなくなった。蒼汰郎は敵の沈黙を見届けてキメる。
「良い奴に生まれ変わったら……そん時は連絡先を教えてくれよな!」
「……いや、ないわ」
玲がキメ台詞にツッコミを入れた。蒼汰郎はこれでもカッコよくキメたつもりだった。
●争い終わった魔法学園
アネットとガルディエは怪力を活かして倒れた棚や吹き飛んだ机を片付けた。教師陣が礼を告げる。
「ありがとう、おかげで被害は少なめに食い止められたよ」
「ああ、また迷宮から出てくる奴が居たら俺らが対処するぜ」
「さーて、帰ってスライムとか蜘蛛とか食べちゃうぞー」
「やっぱりマジで食うんだ!?」
オブリビオンの一部を矢張り食べるつもりのアネットに玲が驚き、研究棟の修復を終えた蒼汰郎が仲間たちに帰還を促した。
「よし、修理も終わったから帰るぞ」
こうして学園に現れたオブリビオン事件は解決。しかし、迷宮内オブリビオンの地上進出は増えつつある。今後も同じような事件は増えると予想される。
大成功
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