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謀略めぐらす商人大名、手始めに城を乗っ取る

#サムライエンパイア


 グリモア猟兵の望月・秀(沈着冷静な仕事人間・f14780)は腕を組み、目を閉じて猟兵たちが集まるのを待っていた。
「来たか」
 彼は猟兵たちのざわざわとした気配を感じ、目を開ける。
「サムライエンパイアで、オブリビオンの拠点が確認された。場所は禍ネノ城」
 秀は組んでいた腕を解き、グリモアベースに集まった猟兵たちに告げた。
「城、及び城下町はすでにオブリビオン『小西行長』の手に落ちた」
 禍ネノ城は小さいながらも堅固な城で、守りに強い。城には領民思いの城主がおり、領民も城主を慕っていた。城主の配下も精鋭揃いで、彼らに守られた城下町も大いに栄えていたらしい。
 しかし、繁栄する城下町はオブリビオンの目を惹き、禍ネノ城はついに奴らの襲撃を受けた。城主や配下が力を合わせて耐えていたのだが、とうとう落城してしまった。
 城を落とし、新たな城主となったオブリビオンは歯向かった元城主とその配下を残忍な方法で処刑し、周囲に知らしめた。自分に歯向かえばこうなるぞ、と。
 それでも諦めず果敢に挑む者もいたが、全て返り討ちに遭い、尽く処刑されてしまった。
 恐怖に震え上がった領民は、唯々諾々とオブリビオンに従っている。
「奴らは城主を殺し、配下を殺し、領民を殺してなお貪欲にその手を遠くまで伸ばそうとしている」
 秀の眉間にしわが寄り、普段は感情の感じられない黒い目に憤りの色が乗る。
「君たち猟兵にはオブリビオン『小西行長』の討伐を依頼したい」
 秀は目だけで猟兵たちを見回し、彼らに伝えたい情報が共有されたかを確認した。
「それでは目的達成のための段取りを説明する。まずは城に乗り込まねばならない。しかし城には土塁が築かれ、門は閉ざされている。城に入るための侵入ルートを探さねばならない。そのためには情報収集だ」
 元の無表情に戻った秀は感情の感じられない淡々とした口調で続ける。
「城下町で人斬りが現れるという噂が広まっている。おそらくこの人斬りは『小西行長』の配下だと考えられる。調査を頼む」
 オブリビオンに支配され、徐々に荒廃しつつある城下町では人斬りの噂が絶えない。曰く、季節外れの雪が降る夜に人斬りが現れる。命が惜しければ夜中に出歩いてはいけない、と。
 秀は暇に飽いた小西行長の配下が城下町をうろついているのではないかと推測した。
 調査すべき事象は、この人斬りの現れる場所や消える場所についてだ。うまく探れば城への侵入ルートを割り出せるだろう。
「調査方法は任せる。現地に赴くもよし、城下町の町民や周囲の大名に聞き込むもよし。ただ、あくまでも目的は城に乗り込むための情報収集だ。この人斬りの討伐が目的ではない。頭に血が上りやすい者は気をつけてくれ」
 猟兵の中には殊更正義感の強いものや、血の気の多い者もいる。秀は彼らが暴走しないように釘を刺した。
「城には他にも複数のオブリビオンがいると思われる。可能ならば、このあたりの情報も一緒に探ってほしい」
 情報は多いほうがいい。事前に敵の情報を知っておけば対策を考えることができる。
「城主として納まっている『小西行長』だが、彼は商人上がりの武士だそうだ。そういう手合はプライドが高い。よって己の居所として高いところを好むはずだ。城に乗り込んだら上を目指してくれ」
 説明を終えた秀は、腕を組むと猟兵たちの顔をしっかりと見据えた。表情こそ無表情だが、声に熱がある。
「君たち猟兵ならば造作もないことだろう。任務成功の報告を待っている」
 そして彼は、オブリビオンが支配する城下町へと猟兵たちを送り出した。


こふ
 マスターのこふです。よろしくお願いします。
 今回はサムライエンパイアのシリアスです。城下町で調査をした後、オブリビオンが支配する城に乗り込み、オブリビオンを討ち取るシナリオです。

●補足
 第1章 あくまで噂ですので、人斬りに直接対面して聞くことはできません。
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第1章 冒険 『深夜に潜む人斬り侍』

POW   :    夜間に現地に向かい直接調査

SPD   :    お昼時に村人に聞き込み調査

WIZ   :    日中に大名、城主などの偉いさんを訪問

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神羅・アマミ
なるほど、つまり小西に仕える配下のみが知る隠し通路等があり、そこを使って人斬りは出入りしているかもしれない、ということじゃな?
咎なき生命を脅かす悪党を見逃すわけにはいかんにゃー。

人斬りとは即ち辻斬り。
角にて待ち伏せ、出会い頭に斬りつけるものじゃ。
城の周辺にて、人の往来があり、しかし明かりが少なく、番所や民家・商店等からも離れた辻…という風に目星をつければ、場所は自ずと絞り込めるはず。

したらばコード『操演』にて蜘蛛型ドローンのオクタビアスくんと共に夜間の実地調査へ踏み込もう。
サーチやスキャン機能で足音やサーモグラフ等をこまめにチェック。
物騒な噂の中で出歩く奴がおったら明らかに不審人物じゃからな!



 人斬りとは即ち辻斬り。角にて待ち伏せ、出会い頭に斬りつける者。
 人の往来があり、しかし明かりは少なく、番所や民家・商店等からも離れた辻…と条件を絞り込めば、人斬りに最適な場所の目星をつけるは容易い。
 神羅・アマミは沈む夕日を背に、煌めく赤い瞳を細めた。
「咎なき生命を脅かす悪党を見逃すわけにはいかんにゃー」
 不敵に微笑むアマミの背後から、蜘蛛型ドローンが宙に浮かび上がった。
「物騒な噂の中で、ほいほい出歩く不審人物こそ目的の人斬りじゃ!」
 日が沈み、人通りも絶えた頃、季節外れの雪が舞い始める。
 目星をつけた四つ辻を見張っていたアマミの蜘蛛型ドローンは、サーモグラフから何らかの熱源がそこにいることを発見した。
「オクタビアスくん!追跡じゃ!」
 蜘蛛型ドローンと共に移動する熱源を追跡したアマミは、城の裏手に井戸を見つけた。井戸には縄梯子がかけてあり、下に降りられそうだ。覗き込んだ先に明かりが見える。
 アマミは蜘蛛型ドローンを背負うと、縄梯子に足をかけた。

成功 🔵​🔵​🔴​

神羅・アマミ
ほほう、案外簡単に隠し通路らしきものが見つかったものじゃのー。
しかし単身で深入りは禁物。
まだ敵の全容は掴めておらぬわけじゃからな。

そんなわけで近隣のお偉いさんに謁見できるというならやっておこうか。
人斬りの噂で城下を騒がせている小西が相手とあらば、当然草の者なり放って探りを入れとるじゃろ。

無論タダでオブリビオンの情報を入手できるとも思っておらん。
殿様とその配下共々へ、猟兵の実力を知らしめる意味も込め一芸を披露して見せようではないか!

サムライエンパイアとあっては世にも珍しい象に跨がった真の姿へと覚醒し、遥か彼方に掲示した的目掛けコード『音残』の強烈な一撃を放つ!
どうじゃ!これでもまだ妾を疑うか!?



 縄梯子を降りた先に道が続いていることを確認した神羅・アマミは、そのまま単身で深入りするような愚行は冒さずに一度地上に戻ってきた。
 井戸から離れ、歩を進めるアマミの周囲に暗闇から黒装束の忍びたちが現れる。
「やはりな。当然草の者なり放って探りを入れとると思っておったわ。さあ、妾をお主らの主の元に連れてゆけ。謁見できると言うのならばやっておこう」
 周囲に居する大名は、禍ネノ城がオブリビオンの手で落城したことを知り戦々恐々としていた。己が生き延びるために方方に忍びを放ち、情報収集に余念がない。そこに現れたアマミは、彼にとって救世主となるか…。
 忍びと共に現れたアマミに、大名は怯えと疑いの目を向けた。
「よかろう!猟兵としての一芸を披露して見せようではないか!遥か彼方、あの山の頂きを削り取ってくれようぞ!」
 アマミは象に跨がった姿へと覚醒し、示した的へと強烈な一撃を放った。山の頂上が吹き飛び、遅れて引き絞った弓が放たれたような美しい音色が響く。
「どうじゃ!これでもまだ妾を疑うか!?」
 大名はアマミの人知を超えた力を目にして疑ったことを恥じ、彼女に深く詫びた。
 己の無礼を鷹揚に許すアマミに心を開いた大名は、配下が探った情報を彼女に打ち明けた。
 曰く、深夜に城の正門が開く時がある。門の中には刀を持った人影がいくつも見えるらしい、と。
「それが噂の人斬りか、はたまた城で小西を守る配下か。ともあれ、倒すべき敵は小西の他にも複数おるようじゃの」
 アマミは不敵に微笑んだ。

大成功 🔵​🔵​🔵​

楠葉・狐徹
【SPD】
お昼時に村人達から情報収集する。話しかける相手が男性が女性かで対応を変える
男性↓
「俺は実は賞金稼ぎでね、人斬りを取っ捕まえて奉行所にでも突き出して謝礼をもらうつもりさ。だから、何か知ったら教えてくれ。大丈夫、俺は強いからそんな奴叩きのめしてやるぜ!」
殺気を使ったり、その辺の木を吹き飛ばしでなぎ倒してみたりと強さをアピールする

女性↓
コミュ力や誘惑で第一印象を良くして話しかける
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花…そんな言葉が似合いそうなそこのお嬢さん。俺とお話ししませんか?実は聞きたいことがあるんすよ。人斬りについてなんですけどね…」

もし他の猟兵に出会ったら得た情報を共有しておく



 夜に現れる人斬りの噂が蔓延する城下町は、日が沈む夕暮れ時ともなると閑散としてしまう。
 楠葉・狐徹は、人通りのある日の高いうちに城下町で聞き込みをすることにした。高く結い上げた赤茶の髪が揺れる。
「立てば芍薬、座れば牡丹、歩く姿は百合の花…そんな言葉が似合いそうなそこのお嬢さん。よろしければ俺とお話ししませんか?」
 狐徹は軒先に並んだ紅入れを眺めていた若い町娘に声をかけた。
 背後から掛けられた声に娘は振り返る。見上げた先から蠱惑的な顔で微笑まれ、彼女は頬を染めた。容姿を褒められ照れながらも気を良くする娘は、狐徹に乞われるがまま口を開く。
 娘の取り留めの無い話にもにこやかな顔で相槌を打つ狐徹は、話が途切れた拍子に問いかけた。
「実は聞きたいことがあるんすよ。人斬りについてなんすけどね…」
 上気した頬で機嫌よく話していた娘は、人斬りの噂についてもペラペラと話した。
 基本的にはすでに得ている情報であったが、一つだけ新たに得た情報があった。曰く、深夜に城の正門が開く時があるらしい、と。
 これ以上新しい情報はないと判断した狐徹は、名残惜しそうな娘に丁寧に礼を述べると別れを告げて歩き出した。
「せっかくだし、もう一人くらいに聞いてみるか」
 酒屋にやってきた狐徹は、店の前で昼間から酒を飲んでいるごろつきに声をかけた。
「俺は賞金稼ぎでね、噂の人斬りを取っ捕まえて奉行所にでも突き出して謝礼をもらうつもりさ。だから、何か知ったら教えてくれ」
 ごろつきは大笑いし、ぞんざいな口調の野次が飛ぶ。しかし、突如声が途切れ、手にしたぐい呑が転がり落ちる。
 狐徹は微動だにせず立っているだけだ。薄く笑った表情も変わらない。だが、彼が放つ殺気は騒ぐごろつきを黙らせるに十分だった。
 青褪めた顔のごろつきは狐徹に問われるがまま答え、人斬りが城の裏側から歩いてくる様を見たと白状した。
 ヨロヨロと去っていったごろつきに一瞥も与えず、狐徹は思案する。
 現れる場所が不確かな城の裏よりも、開くと言われる正門のほうが確実だ。何より正門からの侵入ならば「正面突破」となるため、大いに敵が現れるだろう。
 狐徹は目を細め、沸き立つ闘争心に身震いした。

成功 🔵​🔵​🔴​

ノイシュ・ユコスティア
【SPD】で行動。

ちょっと違った視点から情報を集めることはできないかな?

ユーベルコードで流花を召喚し、背に乗って上空から城を観察してみる。
もしかしたら、城の上の方にいる小西とその配下を見つけられるかもしれない。
何かわかったらメモしておこう。
何度もフラフラしていたら敵に見つかってしまうので、できるだけ短時間で飛行を済ませる。

時間が許せば、村人に聞き込み調査。
夜、外に出る必要がある職業の人を探して
「怪しい人…辻斬りを見かけたことがある?」
「噂でもいい。知っていることを教えてほしいんだ。」
粗相のないようにたずねる。
これといった技能はないけど、丁寧に接すれば答えてくれると思うんだ。



「ちょっと違った視点から情報を集めることはできないかな?」
 ノイシュ・ユコスティアは「現城主は城の上の方にいるはず」という情報を忘れてはいなかった。上空から城を観察することで、もしかしたら小西とその配下を見つけられるかもしれない。
「おいで、流花。一緒に飛ぼう!」
 ユコスティアの声に応え、甲高い鳴き声と共に巨大なハヤブサが現れた。
 流花と呼ばれたハヤブサは、伸びをするように青みがかった黒い翼を広げると煌めく褐色の瞳でユコスティアを見た。ユコスティアは一つ頷くと流花の背中に飛び乗り、頭を軽く一撫でする。わざわざ声を掛ける必要はない。流花は心得たように大きく羽ばたき、天高く舞い上がった。
 いくら上空に対しては警戒が緩みがちとは言え、何度もフラフラ飛んでいては見つかってしまう。ユコスティアはできるだけ短時間で偵察を済ませようと、眼下の城を注視した。
 天守の廻縁に人影が見える。一人だ。巨大なそろばんを傍らに置き、城下町を見下ろしている。小西だろうか?
 人影が踵を返す様を見届けると、コスティアは流花に「戻ろう」と声をかけた。
 ユコスティアを降ろした流花は、そのまま太陽に向かって飛び去っていった。彼は眩しげに目を細めてその姿を見送ると、城下町に向かって歩を進めた。
 彼は町医者を探した。誰もが人斬りの噂のせいで外出を避ける夜でも、医者ならば急病人の元に行くために外出するはずだ。
 懸命に探したユコスティアは、日が傾きかけた頃の一人の町医者を見つけた。
「怪しい人…辻斬りを見かけたことがある?噂でもいい。知っていることを教えてほしいんだ」
 町医者は強張った表情で言葉少なであったが、ユコスティアの真摯な態度と丁寧な問いかけに心を開き、己が目撃した事を語った。
 城の裏手に井戸がある。怪しい人影がそこから出てくるのを見た、と。
 ユコスティアは彼を心配し、引き留めようとする町医者に感謝と心配無用である旨を告げると、城の裏手に向かった。
 城の裏手には町医者の言う通りの古ぼけた井戸があった。誰かが使った形跡のある縄梯子がかけてある。
 ユコスティアは縄梯子を軽く引いて強度を確かめた後、ゆっくりと降りていった。

大成功 🔵​🔵​🔵​

サジー・パルザン
人斬りねぇ…。

俺とクリスタルは夜に現場をうろついて見るか。もしかすると、やりやすい現場(人目が無いとか、月明かりが悪いとか)があるかもしれん。

もしくはそんな中でも行動するやつがいるかもしれねぇな。夜鷹か浮浪者かはわからんが。いたら少し事情を聞いてみたいもんだ。

まぁ、俺たちも不審者かね?はっはっは!

噂でも証拠でも異変があれば何かの手がかりにならぁな。とりあえず神経尖らせて探してみるか。


クリスタル・ファイアヘッズ
私はサジーと一緒に夜の現場を探索といきます。

まぁ、周りの人に咎められたら逢い引きとして口裏を合わせてくださいね?

さて、私達も周りを探すとしましょうか。道外れなど隠れやすい場所があるかもしれません。もしくは背丈ほどの草むらがあるとか…?

そもそも雪とはどんな雪なのか…。積もるほどなのか。あるいは雪そのものが精神に異変をきたすような危険な代物なのか…。

サジー、見落とさないようにしてくださいね。私も慎重に周囲を警戒しましょうか。



 日の暮れた城下町の片隅に、サジー・パルザンとクリスタル・ファイアヘッズの姿があった。夜に現れるという人斬りの噂が蔓延しているためか、辺りに人の姿はない。
 二人は門戸を閉ざした商店が並ぶ大きな道を歩く。
 空を見上げても薄い雲がかかり、月や星は見えない。家々から漏れる灯りで足元が仄かに照らされる。
「さて、人斬りの噂があっても行動するやつがいるかもしれねぇ。夜鷹か浮浪者かはわからんが、もし誰かいたら少し事情を聞いてみたいもんだ」
 サジーは周囲に人影を探しながら、傍から見たら俺たちも不審者か、と哄笑する。
 そんな彼の背中を軽く叩くと、クリスタルは夜の闇に浮かぶ金の瞳を煌めかせた。
「もし周りの人に咎められたら、逢い引きとして口裏を合わせてくださいね?」
 サジーとクリスタルは、人を襲いやすい場所や身を隠しやすい場所がないか周囲を確認しながら灯りの乏しい方へと進んだ。
 息の合った会話を交わしていた二人はゆっくりと立ち止まる。怪しい人影は未だ見つけられないが、季節外れの雪が舞い始めた。人斬りが現れる兆候だ。
 サジーとクリスタルは相手の背に己の背を預け、周囲に目をやる。
「サジー、見落とさないようにしてくださいね」
「おう、とりあえず神経尖らせて探してみるか」
「私も慎重に周囲を警戒しましょう」
 その時、遥か前方を尋常ならざる速さで横切る影があった。二人は弾かれたように走り出す。サジーの戦いにおける直感力は影が敵であることを示し、クリスタルの優れた目は影が持つ抜き身の刀を見逃さなかった。
 敵を追った二人は、城の裏手に縄梯子がかかった井戸を見つけた。覗き込んだ先に明かりが見える。
 先にサジーが縄梯子を降りた。彼は降りた先に道が続いていることを確認した後、地上のクリスタルに向けて、いけるぜ、と諾了を叫んだ。
 井戸の周囲を警戒していたクリスタルはその声に応え、素早く井戸に飛び込む。サジーは落下してくる彼女を難なく受け止めると、道の先を見据えて獰猛な笑みを浮かべた。
 クリスタルは、礼を言いながら逞しい腕から地面に降り立つと武器を構える。
 二人は互いに顔を見合わせ一つ頷くと、道の先に向かって駆け出した。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​




第2章 集団戦 『魔神兵鬼『シュラ』』

POW   :    剣刃一閃・奪命
【近接斬撃武器】が命中した対象を切断する。
SPD   :    剣刃一矢・報復
敵を【近接斬撃武器による突き】で攻撃する。その強さは、自分や仲間が取得した🔴の総数に比例する。
WIZ   :    剣刃一弾・止水
対象のユーベルコードに対し【近接斬撃武器による弾き】を放ち、相殺する。事前にそれを見ていれば成功率が上がる。
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 城下町に蔓延する人斬りの噂を調査し、城への侵入を果たした猟兵たちは、天守を目指した。天守とはその城の象徴的なものとされる。現城主の小西行長は、事前にプライドの高さを推測されている。高確率で天守にいるだろう。
 細道を駆け上がる猟兵たちはあっという間に本丸にたどり着いた。本丸は石垣や櫓に囲まれており、中央に土塁が積まれた天守台がある。天守台の上に載る塔こそが天守である。
 猟兵たちが突入しようとした途端、天守から魔神兵鬼「シュラ」が大量に現れた。
 シュラは命を奪う「強奪」の呪術兵器である。自我は希薄で、与えられた命令を機械的に実行する。
 猟兵たちの眼前で刀を構えるシュラは、猟兵の命の強奪を命じられているのだろう。赤い目を不気味に光らせ、猟兵たちに迫る。
 例えシュラを躱し、天守に突入できたとして、肝心の小西行長と相対する際に背後から襲いかかられては困る。ここで全て倒してしまう事が最善だろう。
 猟兵たちは各々の武器を構えた。
サジー・パルザン
ほう、穴の中つっきったらこんなとこに出るとはな。豪勢なお出迎えだぜ。そう思うだろ、クリスタル?

まぁいい、他の猟兵が来る前にあらかた片付けてしまう勢いで乗り込んでやるぜ!さぁ、野郎共出て来い!今すぐ、戦争を起こしてやるぜ!(ヴァイキングの行進)

俺もクリムゾンウルフバートを構えて先陣を切ってやるぜ!ダンマグラス!
(掛け声)
はぁぁっっ!この怪力で化け物共を叩き潰してやるぜ!

はぁ、生半可な攻撃は受ける覚悟があるぜ。敵が斬りかかってくるのと同時に捨て身の攻撃で上段から撃ちこんでやる!

なぁに、敵の目を集めるのは俺の役目だ。野郎共、このまま上まで登ってやれい!


クリスタル・ファイアヘッズ
さて・・・。サジーが殴りこんでいる間に私も乗り込みますか。
機械仕掛けの騎士団を召喚します。それら全てを結合し、一騎の騎士にした後、その後ろに私は乗り込みます。

サジーとヴァイキング達が乱戦している間、一度距離を離します。
サジーとヴァイキングに敵が集中している間、敵のその横から一気に突貫します。騎士の槍による攻撃が行われている間、私もビームナイフを1つずつ持ち、近場の敵に対してそれを串刺しします。チェーンビーム仕様ですから、切れ味は抜群ですよ。

先手は私達が取れたでしょうか?
ならば、追撃戦に入るのも良いかもしれませんね。



 地下通路を走り抜け、天守のある本丸にたどり着いたサジー・パルザンとクリスタル・ファイアヘッズを大量の魔神兵鬼「シュラ」が待ち構えていた。
「ほう、穴の中つっきったらこんな所に出るとはな。豪勢なお出迎えだぜ」
 サジーは獰猛な笑みを浮かべながら、そう思うだろ、と傍らのクリスタルに同意を求めた。クリスタルは彼に同意を返しながら、金の瞳で敵を観察している。数は多いが、我々の優位は揺らがない――。
「さぁ、他の猟兵が来る前に一通り蹂躙してやる! 野郎共出て来い! 今すぐ、戦争を起こしてやるぜ!」
『うおおおおおおおっ!!』
 サジーの声に応じ、盾と剣を持つヴァイキングが現れる。
 炎を纏う大剣を肩に担ぐサジーは、掛け声と共に先陣を切って駆け出す。後ろに二十を超えるヴァイキングが続く。
 彼らを迎え撃たんと飛び出したシュラに、サジーは怒号と共に大剣を上段から撃ち込む。彼の怪力で振るわれた大剣は、彼を攻撃しようと突き出された刀ごとシュラを叩き潰した。
 真正面から突撃したサジーと彼に続くヴァイキングの咆哮が轟き、血吹雪と共に叩き切られたシュラの腕や首が舞う。
「さて……サジーが殴りこんでいる間に私も乗り込みますか」
 サジーが前進し敵の目をひきつけている間、クリスタルは後退し機械仕掛けの騎士を喚ぶ。光に包まれ現れた二十余りの騎士は、そのまま合体し一騎となった。クリスタルはその騎士の後ろに乗り込むと、両手にビームナイフを構える。
「さぁ、行きましょう。私の同族よ」
 サジーとヴァイキングを包囲し殲滅しようと動くシュラは、周囲への警戒が薄れている。
 騎士は槍を構え、側面からシュラへ突撃した。槍に腹を突き刺されたシュラが跳ね上げられ、高く舞う。
 運良く槍から逃れたシュラが騎士目掛けて鋭い突きを放つも、その腕は刀を握ったまま落ちた。クリスタルは間髪容れずビームナイフを振るい、腕同様にシュラの首も落とす。彼女は崩れ落ちるシュラを一瞥もせず、そのまま騎士と共に突き進んでいった。
 乱戦の中心では、サジーが目前の敵に全力で大剣を振り下ろしている。彼は生半可な攻撃ならば敢えて防御せずに戦うため、自身の怪我や返り血で真っ赤に染まっていた。しかし、彼は全くの無傷であるかのように戦っている。実際、この程度の怪我は何の問題でもないのだろう。
「野郎共、このまま上まで登ってやれい!」
 サジーは後に続くヴァイキングを激励しながら、天守目指して脇目も振らずに進んでいく。
「先手は私達が取れたでしょうか?」
 前へ前へ、更に前へと進むサジーを横目で見遣り、クリスタルはポツリと独り言ちる。彼女は騎士の槍が仕留め損ねたシュラを串刺しにしながら、そろそろ追撃戦に入るのも良いかもしれませんね、と頷いた。

大成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​

コミュニ・セラフ
ふぅむ。既にサジー達は乗り込んでいるようですに、私もさくっと合流せねばならぬに。とはいえ、焦る前にしかと準備はしておくに。まずは、この呪縛砥石で武将の野太刀を研いで切れ味をあげ、斬った時に体力を回復するように仕込んでおくに。これで多少無理もきくに。

多少遅れてすまぬに、ここから乱戦に斬り込んでいくに。
大きく踏み込んで薙ぎ払いを行い、複数の化け物共を飛ばして行きますに!

女だからといって舐めて貰っては困りますに。化け物の首根っこ掴んで他の化け物にこの私のパワーで投げ当ててやりますに。その後にグラウンドクラッシャーで蹴散らしてやりますに!



 大量の魔神兵鬼「シュラ」が殺到する乱戦の中心では、炎を纏う大剣が見え隠れしていた。
「ふぅむ。既にサジー達は乗り込んでいるようですに、私もさくっと合流せねばならぬに」
 コミュニ・セラフは血吹雪が舞い、怒号が飛び交う様を額に手をかざして眺め遣ると、その中心に向かって駆け出した。走りながら背丈ほどもある大振りの野太刀を両手で構える。
 接近するコミュニに気づいたシュラが迎撃しようと刀を構える。彼女は走り寄った勢いのまま大きく踏み込み、野太刀を薙ぎ払う。凄まじい風切り音が響き渡り、二つに分断されたシュラがそのまま吹き飛ばされた。刀の間合いの外からの攻撃にシュラは為す術などないようだ。
 しかし武器が大振りである分、攻撃までの初動に時間がかかる。四方から襲いかかる刃が野太刀を振りかぶるコミュニの肌を傷つける。再び野太刀を薙ぎ払い、周囲のシュラをまとめて蹴散らした彼女はニヤリと笑った。
 コミュニの傷が急速に塞がっていく。敵に与えた損傷分の力を吸い取り、自身の傷を癒す呪縛砥石の力が働いたためだ。彼女はこの呪縛砥石で野太刀を磨いており、多少の傷を恐れずに戦うことができる。
「女だからといって舐めて貰っては困りますに!」
 コミュニは野太刀を持たぬ手で足元に臥すシュラの首根を掴むと、振りかぶって投げ飛ばした。勢いよく飛んだ身体は、斬りかからんと刀を構えたシュラに激突しなぎ倒す。
「蹴散らしてやりますに!」
 コミュニは野太刀を上段に構える。腰を低く落とし、目を閉じると細く長く息を吐く。好機と見たか、シュラが刀を構えジリジリと近づく。コミュニの目が見開かれるや否や、気迫の籠もった掛け声と共に野太刀が振り下ろされた。野太刀はシュラを頭から二つに叩き切りると、勢いそのまま轟音を立てて地面を割り削った。重量感のある土塊が周囲に飛び散り、土塊の直撃を受けたシュラの頭が吹き飛ぶ。
「多少遅れてすまぬに!」
 コミュニは戦う仲間に声をかける。仲間からは楽しそうな声が返ってきた。

大成功 🔵​🔵​🔵​

楠葉・狐徹
【WIZ】
「できれば早く大将首を取りたいところだけど、こいつらを退かさないといけないみたいだな。」

まずは【フォックスファイア】で牽制。敵が剣刃一弾・止水で相殺してきたら一気に距離を詰め、UCの隙を突く
「一撃相殺して安心してんじゃねえよ。そら、第二撃だ!」
グラップルで掴みかかり、怪力と吹き飛ばしを使って豪快に投げ技をみまう。余裕があれば投げた敵を別の敵にもぶつける
さらに囲まれたりした時は石垣を怪力で引っこ抜き、敵に投げつける
「お前達には刀を抜くまでもないな!」

※アドリブ、連携歓迎です


ノイシュ・ユコスティア
メインの武器はロングボウ。
「だいぶ遅れてしまった…。」
後の戦いで不利にならないためにも、できるだけ多くの敵を仕留める方針。

城を進んでいる時、敵の姿を見たら素早く矢をつがえ、先制攻撃を試す。
以降、ユーベルコードを利用して戦う。
「目標はここにいる敵を全滅…だね。…がんばろうっと。」
1体ずつ確実に倒すため、相手の胴体部を狙い射つ。

敵に囲まれないように注意。
下から増援がくる可能性も念頭におく。

敵に近づかれすぎて矢を射てない時は、ダガーを右手に持って敵の攻撃をかわしつつ刺そうと思う。

「これで一通り終わったかな?」
まだ敵がいるかもしれない…。
しばらくは様子を見ていよう。


コミュニ・セラフ
どうやら間に合ったようですに!

では、残りのシュラを全て撃滅するに。
私は前に出ますに!袈裟懸けに斬って反対方向に斬り上げる2回攻撃や
大きく振りかぶって、体ごと飛び込む捨て身の一撃を繰り出してやるに!

サジー達には負けてられないに。

む、不意を狙ってくるかに?そんな敵には灰燼拳でワンパンチしてやるに。
狭い路地等では大剣は使えないですからに。拳や蹴りでそのまま始末してやるに!

さて、残りの化け物共はこれで駆逐出来ましたかに?あとは親玉と言ったところかに?



 コミュニ・セラフは戦闘に間に合ったことに安堵すると、気持ちを切り替え、敵の撃滅へと動き出した。
「サジー達には負けてられないに」
 コミュニは大きく一歩踏み出すと、掛け声と共に大振りの野太刀を袈裟懸けに振り下ろす。凄まじい膂力で野太刀が地面に付く前に止め、そのままV字を描くように斬り上げた。目前の魔神兵鬼「シュラ」の身体が四散する。斬り上げ、上段に構えた野太刀をそのまま大きく振りかぶると、体ごとシュラの集団に飛び込んだ。防御を考えない捨て身の一撃に、多くのシュラが吹き飛ばされた。
 コミュニは野太刀を肩に担ぎ、更に前進する。
 その頃、ノイシュ・ユコスティアは本丸に至る坂道を駆け上がっていた。彼は足を止めずにロングボウを構え、矢を放つ。矢倉の上から人影が落ちる。
「だいぶ遅れてしまった……」
 後の戦いの事を考え、できるだけ多くの敵を仕留めようと辺りを警戒しながら進んでいたため、出遅れてしまったのだ。
 ようやく到達した本丸は喧騒を極めていた。中央に建つ天守。その前には大量のシュラとその残骸。そして先に乗り込んだ猟兵たちによる激しい戦闘。諸所で血吹雪が舞い、気迫の籠もった掛け声が上がっている。
「目標はここにいる敵を全滅……だね。……がんばろうっと」
 ノイシュはロングボウを構え独り言ちると、敵の隙を突くべく走り出した。
 彼の他にも、敵と戦い出遅れた者がいた。
 楠葉・狐徹は城の正門から正面突破してきたのだ。闘いに高揚した彼の漆黒の瞳はギラギラと輝き、周囲のシュラを睨めつける。
「できれば早く大将首を取りたいところだけど、こいつらを退かさないといけないみたいだな」
 狐徹が優雅に腕を振ると周囲に二十余りの狐火が灯り、シュラに向かって動き出した。斬りかかってきたシュラの刀に引火した狐火は、そのまま本体に燃え移りその全てを炎で包んだ。
 狐火を警戒し、動きが鈍るシュラ。その瞬間、雨のように矢が降り注ぐ。矢は意志を持つかのようにシュラの胴体部に突き立った。
 狐徹は倒れるシュラに一瞥もくれず、一度空を見上げた視線を後方へと投げる。立て続けにロングボウから弓を放ち、走り抜けるノイシュの姿が見えた。彼は敵に囲まれないよう常に移動していた。
「誰か知らねぇが、やるじゃん」
 運良く矢を逃れたシュラが狐火目掛けて刀を切り上げた。相殺。狐火は刀に引火することなく消えた。
「一撃相殺して安心してんじゃねえよ。そら、第二撃だ!」
 狐徹は片腕を槍のように突き出すとシュラの胸ぐらを掴み、軽々と持ち上げた。彼は暴れる身体を適当に投げ飛ばすと、再び腕を伸ばした。次々とシュラを投げ飛ばし、稀に投げ飛ばした身体が他のシュラに当たると、大当たり〜、と言って笑った。
 コミュニが野太刀を振りかぶった先、刀を構えたシュラが勢いよく吹き飛ばされた。予想外の出来事に不意を付かれ、目を見開く彼女の背後からシュラが刀を振り下ろす。
「ワンパンチで始末してやるに!」
 コミュニは振り向き様、灰燼拳を放った。凄まじい速さと威力で放たれた拳はシュラの身体を二つに裂いた。彼女は続けて襲いかかってくるシュラに拳や蹴りで応戦する。
 手の届く範囲にシュラがいなくなった狐徹は、近くの石垣に手を当てる。軽い掛け声を上げて石を引っ張り出すと、後退りするシュラ目掛けて放り投げた。放物線を描いて飛んだ巨石は轟音を立ててシュラを押し潰した。
「お前達には刀を抜くまでもないな!」
 自身の周囲以外に、増援が来る可能性を考え後方にも気を配っていたノイシュは、眼の前を通り過ぎた巨石に目を丸くした。
「あんな大きな石を……すごい……」
 その瞬間、ノイシュは狐徹の怪力に気を取られ、周囲への警戒を忘れた。彼が我に返る頃には、シュラの接近を許してしまっていた。刃が漂う狐火を反射し、赤く光る。
 ノイシュは放たれた鋭い突きを慌てず躱し、ダガーでシュラの首元を突き刺した。
「これで一通り終わったかな?」
 散らばるシュラの残骸を見回し、ノイシュは首を傾げた。彼は残党の事を考え、しばらく様子を見ることにした。するすると高い木に登り、気配を隠した。
 その木の下を狐徹が天守に向かって歩く。いよいよ肝心要の大将首だ。彼は妖刀の鍔を鳴らしニヤリと笑う。
 狐徹が向かう天守の足元でコミュニはぐるりと首を回した。残りの化け物共はこれで駆逐できただろうか?
「あとは親玉と言ったところかに?」
 彼女は天守を見上げて青い瞳を細めた。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​🔴​




第3章 ボス戦 『小西行長』

POW   :    「商人の根性舐めたらあきまへんで」
【異教を信じる心と商売人としてのプライド】の感情を爆発させる事により、感情の強さに比例して、自身の身体サイズと戦闘能力が増大する。
SPD   :    「球弾きもお手のものや。捌ききれまっか?」
【商売道具であるそろばんを武器に用いる事】により、レベルの二乗mまでの視認している対象を、【そろばんの珠】で攻撃する。
WIZ   :    「真似から始まりマネーに至るは商いの基本でっせ」
対象のユーベルコードを防御すると、それを【見様見真似で再現】、1度だけ借用できる。戦闘終了後解除される。
👑11
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 魔神兵鬼「シュラ」を殲滅した猟兵たちは、天守へと乗り込んだ。
 階段を登り、漆喰の入り口を潜り抜けた先、天守の内部は薄暗く湿っていた。開け放たれた障子の先に上へと続く階段がある。階段はすれ違えないほど狭く急である。足を踏み外そうものならそのまま下まで転がり落ちるだろう。
 猟兵たちは慎重に階段を上る。登った先には黄金眩しい屏風が置いてあった。足利義輝が命じて作らせ、織田信長が上杉謙信に贈ったとされる洛中洛外図である。なぜここにあるのか――。
 二階には階段以外それしかなかった。広々とした部屋の中央で屏風が煌めいている。
 さらに階段を登った先は最上階だ。人の気配がする。小西行長だろう。
 猟兵たちは武器を構え、階段を駆け登った。
 果たして最上階に小西行長はいた。帽子を被り、黒眼鏡をかけ、ケープを着けた南蛮人のような様で、巨大なそろばんを持っている。
 小西は、突入してきた猟兵たちを見て、嫌そうに顔を歪めた。
「商売の邪魔はあきまへん。いけずやな」
サジー・パルザン
さぁ。見つけたぞ。お前が親玉か?


クリスタルは俺を援護しろ!やり方は任せる。ここから逃がさないように動くんだ。

商売人だと?ただの暗殺屋の親玉だろ?どこが商売人なんだ?ただの臆病者めが。貴様の信じている神等、どうしようもない悪神なんだろうな!

ははぁ、やる気になったか?


ヴァルハラ・アウェイツ!
お前が異教を信じるように、俺もヴァルハラを信じている。死なせられるなら死なせてみろ!

まずは、ハチェットをやつの頭に投擲してやるぜ。
その後、ルーンアックスを捨て身の一撃で奴の腹めがけて薙ぎ払ってやらぁ。当たらなくても凄まじい冷気だ。動きは鈍るだろ?俺は耐寒のルーンがあるから問題ないがな。


クリスタル・ファイアヘッズ
どうやら、彼が親玉のようですね。

私はサジーの援護に回ります。まずは、熱線銃(ブラスター)で相手の進行方向を妨げるように動きを封じます。

こちらに気付きましたか?多少の攻撃は防具改造されたこのボディスーツで
衝撃は吸収されますが出来る限り当たらないように立ち回ります。柱や壁に身を隠すようにすれば最上でしょうか。

サジーがユーベル・コードを使用した際は私も粒子ブラスター(ライトマシンガン仕様)で敵の膝や足を貫くように集中攻撃します。

部位破壊という物です。この武器はリロード出来ない代わりに非常に強力という代物。弾が無くなれば別の武器で戦うしかありませんね・・・。



「さぁ。見つけたぞ。お前が親玉か?」
 サジー・パルザンは腕を組み、小西行長へ分かりきった問いを投げた。同時に乗り込んだクリスタル・ファイアヘッズが、援護のために移動するまでの時間稼ぎだ。更にこちらを侮らせる狙いがある。
 案の定、小西は見下す目でせせら笑う。
「あんた眼鏡必要ちゃいますか?」
 小西はサジーの反論がないことに気を良くし、己の大名としての有能さと商売人としての目利きの素晴らしさをべらべらと語る。
 その間にクリスタルは素早く柱の陰に隠れ、熱線銃を構える。わざわざサジーへ合図を送るような真似はしない。
 サジーはクリスタルの気配を感じ取ると、大声で嗤い、小西を挑発した。
「貴様なんぞ、ただの暗殺屋の親玉だろ? どこが商売人なんだ? ただの臆病者めが」
 激高する小西に、サジーは決定的な台詞を投げつけた。
「貴様の信じている神等、どうしようもない悪神なんだろうな!」
「デウス様を! 侮辱するなあぁ!」
「ははぁ、やる気になったか?」
 小西の身体が膨らむ。そのままサジーへ突進する小西の足元に、クリスタルが放つ熱線が飛び、床を溶かした。たたらを踏む小西にサジーが投擲したハチェットが迫る。大きくのけぞって避ける小西。体制を立て直そうとする間もなく、再び熱線が飛ぶ。
 帽子に穴を開けた小西はクリスタルを憎々しげに睨むと、巨大なそろばんの珠を飛ばす。轟音と共に飛ぶそろばんの珠は、床を転がり躱したクリスタルの腕を掠った。纏うボディスーツにより衝撃は吸収されるが、直撃は避けたい。クリスタルは素早く身を隠した。
 小西がクリスタルに気を取られた隙に、サジーは凄まじい冷気を放つルーンアックスを振りかぶる。
「お前が異教を信じるように、俺もヴァルハラを信じている! 死なせられるなら死なせてみろ!」
 サジーが小西以上に、大きく膨らむ。音を立てて踏み込むと防御を捨てた一撃を放った。二つに切り裂かんと薙ぎ払われたルーンアックスは、辛うじて避けた小西の腹を掠めた。
 痛みに絶叫する小西の声が震え、口から白い息が溢れた。彼の腹部が凍りついている。周囲に凄まじい冷気が漂う。
 耐寒のルーンを持つサジーとは異なり、動きが鈍る小西の足を目掛けて大量の熱線が連続発射された。小西は血吹雪と悲鳴を上げながらも巨大なそろばんで防いだ。
 弾を打ち尽くしたクリスタルは粒子ブラスターから手を離し、ビームナイフを構えた。
「弾が無くなれば別の武器で戦うしかありませんね」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

サジー・パルザン
はっはぁ!なぁ、一つ教えてくれんか。どうも、金商売と人殺しっていうのがなぁ紐づかないんだわ。

人がいなくなったら金の巡りも悪くなるだろう?そういう所をちょっと考えると疑問なんだわ。まぁ、奪うっていうのを商売っていうなら何も言わんわ。俺もやってたしなぁ!

まぁいい。どうせ、ひょろひょろガリガリの神を拝んでるんだろ?
その神の思し召しって奴か?
ヴァルハラの神々の一撃にも耐えられないような神のどこを有難がってるかわからんが、証明して見せろ!

おらぁ、もう少し広い所で戦おうじゃねえか!
デカくなった状態で怪力を使い、奴を壁にぶちあて突き破ってやらぁ。
捨て身の一撃の体当たりって奴だ。屋根の上なら戦いやすいだろぉ?



 戦闘に昂ぶりつつも、サジー・パルザンは疑問を投げかける。
「どうも、金商売と人殺しっていうのがなぁ、紐付かないんだわ」
 商売とは売る者と買う者がいてこそ成り立つ。殺してしまっては金の巡りが悪くなるんじゃないか? と。
「まぁ、奪う事が商売って言うのなら何も言わんわ。俺もやってたしなぁ!」
 必要とあらば略奪も厭わないヴァイキングが笑う。
 小西は商売人としての顔を表に出し、「箔」が必要なのだと言う。
「城持ちか否かで桁がちゃう。この城落としたんはただの布石。商売はこれからやし」
 サジーの顔に納得を見たのか、興に乗り己の信じる神について語り出す小西。短気な所があるサジーは、小西の冗長な説明を途中で遮った。
「まぁいい。どうせ、神の思し召しって奴だろ? ヴァルハラの神々の一撃すら凌げないような、ひょろひょろガリガリの神のどこがいいのかさっぱり分からん。てめぇの神が信じるに値するかどうか証明して見せろ!」
 異教徒に二度も神を否定された小西は、身体を小刻みに震わせると金切り声を上げてサジーに突進してきた。
 迎え撃つように掛け声を上げて小西へ突進するサジー。互いに巨大化した身体が激突する。彼の捨て身の体当たりは小西を弾き飛ばし、壁に叩きつけた。
 あまりの衝撃に壁が崩れる。小西は辛うじて高欄に捕まると、追撃を恐れ、慌てて大棟へと這い上がった。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

楠葉・狐徹
【POW】
「いよいよ親玉登場だな。素手でやれそうな敵ではないから…抜刀するか!」

刀を抜くが敵に殺意が湧き上がる。なお、殺意の暴走は相手を殺す方法が頭に思い浮かんでそれを実行したくてたまらなくなる状態である

「お前、商売人なのに暴力で解決するのかい?ちょっとは頭使えよな!」と挑発

敵が大きくなったらすかさず両膝を【なぎ払い】で一発。敵がよろけて態勢を立て直そうとした隙に【鎧無視攻撃】の散桜斬りを一閃

「見えたぜ…お前の殺し方。よろけた身体を立て直す瞬間に無防備になるのはよくあることだな。まあ、そろばんが邪魔だったが隙間を狙えばいいだけだ。」

これが効かない場合は距離を取り、【カウンター】を使いつつ応戦



 楠葉・狐徹は小西を追い、天守の大棟に飛び上がった。
「いよいよ親玉登場だな。素手でやれそうな敵ではないから……抜刀するか!」
 狐徹が腰の妖刀を抜いた途端、周囲に殺気が漲った。小西の顔が強張る。
「見えたぜ…お前の殺し方」
 酷薄な笑みを浮かべる狐徹の脳裏に、小西を殺す為の方法が何通りも浮かぶ。早く殺したい――。彼は暴走しようとする殺意を抑え、小西を挑発した。
「お前、商売人なのに暴力で解決するのかい? ちょっとは頭使えよな!」
「あんさん、えらい口達者やわ」
 無能呼ばわりされた小西は、狐徹の放つ殺気に怯んだ事も重なり、自尊心が相当に傷付いたようだ。憎々しげな口調で吐き捨て、巨大化した足を踏み出した。衝撃で足元の瓦が割れ、宙に舞い上がる。
 その瞬間、狐徹は大きく踏み出し、妖刀を薙ぎ払った。割れた瓦が落ちるよりも早く振り抜かれた妖刀は、小西の両膝を狙う。足の切断こそ巨大なそろばんに防がれたものの、僅かな隙間を狙った刃は相手に届いた。
 悲鳴を上げ、崩れた体勢を立て直そうとする小西。突然、触れ合える程の近さに狐徹が現れる。彼は身を屈めると、下から半月を描くように斬り上げた。一閃。
「命を散らせ!」
 血吹雪が舞う中、狐徹は後ろに大きく飛ぶ。彼の頭があった場所を小西が振り回すそろばんが通り過ぎた。足元に血溜まりを作る小西から、歯を強く食い縛る音がする。狐徹は小西から距離を取り、次の一撃に備えた。

苦戦 🔵​🔴​🔴​

ノイシュ・ユコスティア
チャム(f13914)と行動。2人描写希望。
メイン武器はロングボウ。
真の姿になり背中に鷹の翼が生える。

敵を視界に捉えたら先制攻撃を試す。
敵の逃走を防ぐため、階段側に布陣する。
戦いながら、援軍がこないか気を配る。

チャムより後方から、ユーベルコードを利用した攻撃を行う。
数回、マヒ付与を狙って右腕を攻撃してみる。

「えっ、そろばんを壊すのかい?
…まあ、やるだけやってみたら?」
その間はチャムに攻撃が行かないように援護射撃で気をひいてみるよ。

彼女が攻撃されて危なくなったら立ち位置を変更する。
近すぎて矢が射てないならダガーで攻撃。

自分のユーベルコードを真似されたらそのままお返しする。
負ける気はないよ?


チャム・ティータ
ノイシュ・ユコスティア(f12684)と参加

ふぃー、やっと一番上に着いたー。
「あ、おじちゃんが悪い人だ!
お仕置きなの!」
チャムは、ノイシュの前に立って攻撃するの
左手に装着した兵器からヴァリアブル・ウェポンを発動するよ
相手が負傷するまでは攻撃力重視
あとちょっとで倒せそうな時は命中率重視なの
「大丈夫!ケガするまでは暴れるつもりで来たの」
ノイシュと一緒に大きなソロバンを破壊するの
怪力を使ってハンマーを振るよ
失敗したら諦めるの
ソロバンの玉が飛んできたら、ハンマーで防御してみるの

「おじちゃん、商人のほうが合うと思うの
城が欲しい理由は、チャムにはよくわからないの」



 ノイシュ・ユコスティアは軒へと移動する小西を捉えると、背負った鷹の翼を羽ばたかせ正面に回り込んだ。彼は小西の逃走を防ぐ牽制の矢を放つと、援軍の気配を探る。と、そこへ「やっと一番上に着いたー」というチャム・ティータの幼い声が響いた。
 軒先にぶら下がり足を揺らすチャムは、小西を見つけるや否や腕の力だけで跳び上がった。
「あ、おじちゃんが悪い人だ! お仕置きなの!」
 彼女は宙で一回転し、ノイシュを飛び越すと左手を構えた。内蔵兵器から高威力の光線が発射され、僅かに掠っただけの小西の頬が焼ける。
 痛みに叫ぶ小西の身体が膨らんだ。チャムへ向かって巨大なそろばんを向ける。
 前に出たチャムと入れ替わるように後方に移動したノイシュは、一本の矢を天に向かって放つ。視界から消えた矢はその数を増やし、雨のように小西に降り注いだ。
 小西は掛け声を上げ、そろばんを天に向け薙ぎ払う。そろばんの珠が飛び、降り注ぐ矢と衝突し相殺した。
 ノイシュは、その隙にそろばんを持つ右腕に狙いをつけ矢を放つ。矢は狙い通りに突き立つも、小西の勢いは止まらない。増強した腕で軽々とそろばんを振るう。
 そろばんの珠がノイシュとチャム目掛けて飛ぶ。ノイシュはその全てを撃ち落とし、チャムは右手をハンマーに変形させ、凄まじい速度で振り抜く。風圧が目に見えない壁となり、そろばんの珠は彼女に達する事なく落ちた。
 気遣うノイシュにチャムは元気に答える。
「大丈夫! ケガするまでは暴れるつもりで来たの」
 突然チャムは目を輝かせるとノイシュを手招きした。内緒話をするように彼の耳に口を近づける。
「えっ、そろばんを壊すのかい? ……まあ、やるだけやってみたら?」
 チャムは一足飛びで小西に接近し、ハンマーを振りかぶる。右へ左へと大きく動くハンマーは、そろばんに当たる度に激しい衝突音を立てた。万力で腕を振るうため、攻撃と攻撃の間に隙が生じる。ノイシュは彼女を援護すべく、小西への攻撃を絶やさない。
 何度目かの衝撃音と共にそろばんが欠ける。焦れた小西は、ノイシュの矢をその身に突き立てたままチャムへ突進し、そろばんを振り下ろした。漆黒の羽が舞い、小西とチャムの間にノイシュが降り立つ。彼はダガーで小西のそろばんを弾くと、追撃すべく腕を振り下ろした。小西はダガーを避けて大きく飛び退く。
 間合いを開け、対峙する小西に左手を構えたチャムが問いかける。
「おじちゃんには商人のほうが合うと思うの」
 城が欲しい理由が分からない、と彼女は言う。
 小西は、商人だからこそ欲しいのだ、と答えた。身体のあちこちに矢を生やし、足元に血溜まりを作った小西は、焼け爛れた頬を歪めて笑う。
「あんさんには分からへんわ」

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​

クリスタル・ファイアヘッズ
サジーや他の猟兵がしっかりと追い詰めてくれているようなら、しっかりとトドメを刺しに行くべきですね。コミュニさんも合流してくれたみたいです。

正面から行けば避けられるでしょうが・・・。敵の後ろから私はトドメを刺しに行こうと思います。コミュニさんは正面から戦いを挑んでください。

銃はもう無いですがこのビームナイフでの暗殺を狙いに行きます。散々足を狙いましたからね、多少の鈍足はついていると嬉しいですが。忍び足等で背後を取れたらジャンプで急接近、喉元を串刺しにするよう狙いに行きます。

出来れば、相手が回避したタイミングを狙えたら不意が狙えそうですが。


コミュニ・セラフ
むむん、呪縛砥石で再度刀を研いでいたら遅れてしまったに。

ふふん、ファイアヘッズ。わかったに。とりあえず、正面から戦いを挑めばいいんですに!時間稼ぎや注目を集めるのは私もやりますに。

ふぅん!上段からの攻撃・・・!と見せかけて横からの薙ぎ払い!というフェイント!再度、上段からの攻撃と見せかけて柄で殴ったりするフェイントで相手をイライラさせてやりますに!相手の攻撃については激痛耐性で多少は耐えて、その分攻撃して体力を回復すればなんとかなりますに。

下がりはしないに、どんどん前に出て相手に恐怖を与えるがごとく戦うに。
ふぅん!喰らうに、相手の足元にグラウンドクラッシャー!



 クリスタル・ファイアヘッズは、追い詰められ肩で息をする小西を金の瞳で観察する。彼女はコミュニ・セラフに正面から闘いを挑むよう頼むと、気配を消し、小西の背後へ移動し始めた。
 コミュニは小西の注意を己に向けるため、大振りの野太刀を振り回し、瓦を破壊しながら派手に現れた。彼女は飛び上がり、掛け声を上げて野太刀を振り下ろす。小西は迎え撃たんと巨大なそろばんを構えたが、野太刀はそろばんに当たることなく逸れた。
 コミュニは瓦を削る前に野太刀を止めると、目を見開く小西に向かって薙ぎ払った。小西はそろばんを盾に辛うじて野太刀を防ぐ。
 衝撃で飛ばされる小西。コミュニは追撃すべく野太刀を上段に構え、一足飛びで追う。小西は振り下ろされる野太刀を相殺すべくそろばんを振り上げたが、空振りに終わった。コミュニが野太刀を半回転させたのだ。彼女は、陽動に対応し損ねた小西の腹に野太刀の柄を打ち込んだ。小西は膝を折り、大きく咳き込む。
 即座に身を起こした小西は悪態をつくと、身体を巨大化させた。増強された腕は凄まじい速さで動き、コミュニを傷つける。しかし、コミュニは意に介さず、更に前に出る。小西は傷を恐れず前に出る彼女に怯えを覗かせ、無闇にそろばんを振り回した。
 二人分の血吹雪が舞うも、急速にコミュニの傷が塞がる。呪縛砥石で磨いた野太刀は敵に与えた損傷分、己を回復できるのだ。
「ふぅん! 喰らうに!」
 頃合いであると見たコミュニが野太刀を上段に構える。腰を低く落とし、息を吐くと、気迫の籠もった掛け声と共に振り降ろした。敢えて足元を狙った攻撃は、予定通り小西に回避された。
 破壊音と土煙が舞う中、クリスタルのビームナイフが光る。蓄積した疲労と貧血。更にコミュニの作り出した視界不良。小西は背後に回り込んだクリスタルに気づかなかった。
 心許ない足取りで後退りする小西にクリスタルが飛び掛かった。跳躍した彼女は膝で小西を押し倒すと、首にビームナイフを突き刺した。ビームナイフが貫通した小西の喉から空気が漏れる。
 身体を起こそうと足掻く小西に、クリスタルは更に力を込めてビームナイフを押し込んだ。
 血溜まりに沈む小西の身体は痙攣し始め、やがて動かなくなった。
 城を乗っ取り、大名となって大いに儲けようとした商人の愚かな夢は、猟兵たちの活躍により潰えたのだった。

成功 🔵​🔵​🔵​🔵​🔴​🔴​



最終結果:成功

完成日:2019年07月16日
宿敵 『小西行長』 を撃破!


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#サムライエンパイア


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種別『冒険』のルール
「POW・SPD・WIZ」の能力値別に書かれた「この章でできる行動の例」を参考にしつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『集団戦』のルール
 記載された敵が「沢山」出現します(厳密に何体いるかは、書く場合も書かない場合もあります)。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


種別『ボス戦』のルール
 記載された敵が「1体」出現します。多くの場合、敵は、あなたが行動に使用したのと「同じ能力値」の戦闘方法で反撃してきます。
 それらを踏まえつつ、300文字以内の「プレイング」を作成してください。料金は★0.5個で、プレイングが採用されなかったら全額返金されます。
 プレイングが採用されたら、その結果は400文字程度のリプレイと「成功度」で表現されます。成功度は結果に応じて変化します。

 大成功🔵🔵🔵
 成功🔵🔵🔴
 苦戦🔵🔴🔴
 失敗🔴🔴🔴
 大失敗[評価なし]

👑の数だけ🔵をゲットしたら、次章に進めます。
 ただし、先に👑の数だけ🔴をゲットしてしまったら、残念ながらシナリオはこの章で「強制終了」です。

※このボスの宿敵主は鍋島・小百合子です。ボスは殺してもシナリオ終了後に蘇る可能性がありますが、宿敵主がボス戦に参加したかつシナリオが成功すると、とどめを刺す事ができます。
※自分とお友達で、それぞれ「お互いに協力する」みたいな事をプレイングに書いておくと、全員まとめてひとつのリプレイにして貰える場合があります。


挿絵イラスト