日と夜が入れ替わる黄昏時。
陰と陽が交わり、この世とあの世が繋がるその時を、逢魔時という。
その逢魔時に、山の端が揺らぐ。
現れたのは、青白き炎に包まれた禍々しき妖。炎はいっそう燃え上がり、周囲には数多の影が現れた。
百鬼夜行、そう呼んでも差し支えのない軍勢だった。
●グリモアベースにて
ざわめくグリモアベースに、一人のケットシーがやってくる。
彼は羽織を靡かせその場にあった椅子にぴょんと飛び乗ると、目前に集まった猟兵達へ説明を始めた。
「皆の衆、よく集まってくれた。それがしはケットシーの剣豪、久遠寺・篠だ。早速だが、皆の衆にはサムライエンパイア世界に向かってもらい。合戦だ」
合戦。告げた言葉はとてもシンプルだった。
篠はそのまま、机の上に地図を広げる。山間部を描いた地図だが、その中心部を丸い猫の手で示す。
そこはちょうど山と山の間で、この辺りを通るには必ず通過しなければならないような要所になっていた。
「ここに、砦がある。砦の中には藩主お抱えの武士が二百人詰めている。高い塀や櫓を備えたわりと規模の大きな砦だな、というのも、この辺り一帯の治安維持を担っているからなのだが」
篠は一度言葉を切ると、地図の横に一枚の絵を提示した。
そこに描かれているのは、青白い炎に包まれた鬼の手、のようなもの。
「この砦を、信長の軍勢が狙っている。大将はこの『鬼門沌行』というオブリビオン。逢魔時を司る妖怪だ。軍勢は亡霊や妖を呼び寄せる能力を持つ鬼門沌行が作り出したもの。こいつを仕留めねば戦いは終わらない」
さらに二枚の姿絵を並べ、篠は腕を組む。その片方は狩衣を身にまとった女の姿で、もう片方は白き着物の少女だ。
「まず敵の一番槍は古の陰陽師の亡霊。こいつを討ち破れば、さらに妖怪『雪女見習い』が数多押し寄せてくるだろう。一体一体の強さは大したことがないが、天候を操る能力もあり、その数は驚異だ。
ただ、砦の中にいる武士達と共闘することができる。彼らの強さも猟兵には遠く及ばないが、数名でかかれば一体を倒せるほどの戦闘力を持っているし、弓矢も扱える。上手く指揮してやって欲しい」
そこまで説明し終えると、篠は眼の前にいた猟兵へ真っ直ぐに視線を向ける。
「雪女を全て倒しきれば、一息つける。だが、ここで時間を与えては鬼門沌行は再び軍勢を立て直してしまうだろう。
そこで、皆の衆の方から砦を出て鬼門沌行を討ち、戦いを終わらせて欲しい」
鬼門沌行は雪女見習いとは比較にならない強い力を持つ。武士達には歯が立たない相手となるため、大将戦は猟兵達だけで向かって欲しいと締めくくる。
篠は広げていた資料を全て回収すると、それらをまとめて文にし、表に『依頼状』と認めた。
「骨の折れる長い戦いとなるが、この地の要所である砦を奪われてはならない。皆の衆、よろしく頼んだぞ」
三橋成
皆様こんにちは、三橋成(みはし・せい)です。
今回は砦を守る防衛戦になります。三連戦のハードな依頼ですがよろしくおねがいしますね。
砦は山間に、山肌を利用して作られています。敵の侵入を防いでいるのと同時に、この砦を抑えられると山を越えての移動ができなくなる場所です。
猟兵は先鋒が到着する寸前に砦に転送されますので、武士達に指示を出す時間はなく、先鋒戦は猟兵だけで戦うことになります。
皆様と共に格好良い物語を紡いで参りたいと思いますので、どうぞよろしくお願いいたします。
第1章 ボス戦
『『豪快姉御』鉄・芽依』
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POW : 【禁呪】鉄流呪術・金水符【水斬】
【指先から放たれた金属片が混入した高圧の水】が命中した対象を切断する。
SPD : 【禁呪】鉄流呪術・火土符【爆陣】
自身からレベルm半径内の無機物を【自分で任意で起爆が可能な爆発物】に変換し、操作する。解除すると無機物は元に戻る。
WIZ : 【禁呪】鉄流呪術・木詛符【凩舞】
対象の攻撃を軽減する【瘴気の風を纏った、邪な闇を滅する陰陽師】に変身しつつ、【レベルm半径内任意の敵の生命力を枯らす舞】で攻撃する。ただし、解除するまで毎秒寿命を削る。
👑11
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風薙・澪
信長・・・信長ねぇ
まあいいわ、こちらに攻めてくるなら、歴史上の偉人でもなんでもまとめて倒すのみ
あまり砦近くで戦うと、巻き込んで損害が出そうなので、距離をとって戦う
なので砦から飛び出して、ダッシュ。敵が射程に入ったら、散弾を込めた散弾銃とUC鋭氷矢で(可能であれば)先制攻撃。
先制できなくても、注意を砦からこちらに向けることができるはず
敵の懐に飛び込んだら、片手で保持した剣で近距離を維持したまま戦う
符は構えるか投げるかしたところ切り捨てて、発動を可能な限り阻止
逆手は、隙をついて銃撃か、左太ももあたりに保持しておいた、投擲短剣をアンダースローで奇襲気味に投擲
共闘可、アドリブ可です
春乃・菊生
アドリブ・共闘等々、歓迎じゃ。
[WIZ]
鬼門沌行、のう。
我にとっては、宿敵ならぬ不倶戴天の敵と言うたところかの。
さてさて、先鋒は羅刹の陰陽師…、否、あれは外法師とでも呼ばうべきじゃろうかの。
ふむ。此処は砦の武士らに我らの実力を示さねばの。
我は春乃・菊生。見ての通りのしがなき白拍子じゃ。いざ尋常に参る。
秘術ノ壱、黄泉の国から鎧武者の霊を次々に呼び出し陰陽師を攻めさせる。
(【なぎ払い】【鎧砕き】【援護射撃】【串刺し】)
また、武者らや味方の武具に加護(【破魔】【呪詛耐性】)を与えよう。
現世に迷い込んだ亡霊を 送り帰すも我が役目。
黄泉比良坂は開いておる。
道草なぞ食うておらずにとっとと帰るが良い。
ナハト・ダァト
自らヲ呪い蝕ム攻撃カ
でハその能力ヲ利用させテ貰うヨ
一ノ叡智で血質、神秘を強化し状態異常耐性と付与能力を強化
オーラ防御、呪詛耐性、毒耐性を纏い
ダッシュで接近
早業、医術、属性攻撃、武器改造
触手から素早く抗体を打ち込めるように力溜めで構え
先制攻撃のだまし討ちで打ち込む
そノ抗体ハ、君ノ致死量ヲ操作すル
情報ハ私にモ届いていてネ
情報収集、世界知識を用いて2回攻撃で自身にも抗体を打ち込んでおく
瘴気ニ対すル免疫ヲ操作しタ
耐えられル限界値
それヲ下げさせテ貰っタ
致命的だろウ?
君ハ、君自身ノ瘴気ニ敗れるのダ
私かネ?
問題ないヨ
瘴気への耐性ハ、既ニ獲得していル
君の抗体ヲ参考にしてネ
いい検体だっタ
でハ、骸の海ヘ帰るト良イ
薬師神・悟郎
うわぁ…これは…厳しい戦いになりそうだ
引き攣った顔をフードで隠し
とはいえ…これまで通り、俺に出来る事をするまでだ
他の猟兵と交戦中、且つ敵の注意がそちらに向いていれば、その騒ぎを利用
『忍び足』で『目立たない』ように近づき、死角から『暗殺』の要領で、『フェイント』を利用した『だまし討ち』で『2回攻撃』し動揺を誘う
…だが、これだけで倒せるとも思ってないさ
敵が体勢を整える前に『早業』で拷問具を展開
先程の攻撃で付けた傷を狙い『串刺し』すると『生命力吸収』し『傷口をえぐる』
敵の注意がそこに向けば、かかったと微かに笑みを浮かべ、UC発動
「その状態でこれから逃げられるか?」
強気な態度を崩すことなく、対峙しよう
不穏な風が吹いていた。
湿気を含んだ生暖かい風が夕暮れに染まった木々を揺らし、砦まで届く。
「これは……厳しい戦いになりそうだ」
砦の塀の上から地上を見下ろし、薬師神・悟郎はフードの下に隠した整った顔立ちを僅か引き攣らせた。
長い戦いを予感させる、敵の軍勢がすでに見えているのである。
「鬼門沌行、のう。我にとっては、宿敵ならぬ不倶戴天の敵と言うたところかの……まあ、まず先鋒は羅刹の陰陽師……否、あれは外法師とでも呼ばうべきじゃろうかの」
その横に並び、春乃・菊生が応える。その視線は、軍勢の先頭を駆けている存在へ向けられた。
狩衣を身にまとった白髪の女。姿は一般的な羅刹と何ら変わりがないが、身に纏う殺気と気配は只者ではない。それは、上から見下ろしている猟兵達にも伝わっていた。
「来たわね。こちらに攻めてくるなら、鬼でも妖でもなんでも、まとめて倒すのみ」
風薙・澪がそう言い切り、豪快に柵を飛び越えた。艷やかな長い黒髪を靡かせながらそのまま砦の塀の下へと着地すると、高所からの衝撃など微塵も感じさせない身軽さで駆け出した。
視界に羅刹の陰陽師を捉え、澪は意匠を凝らした装飾が施された美しき散弾銃を構える。
「我は鉄・芽依。サァ、お前を殺してやろう!」
前方から同じように駆けてきた芽依の身に、瘴気の風が纏う。その瘴気はどす黒く彼女の外見を変化させ、その力も強化していく。
芽依が扇を振り上げた瞬間、澪も同時に散弾銃の引金を引いた。
「終末を待ちて微睡む魔狼に率いられし、凍れる白き雪の乙女よ。其の力、鋭き矢と成し、敵を貫け」
唱えた詠唱に現れたのは、宙に浮かぶ無数の氷の矢。それらは澪の放った銃弾と共に一斉に芽依を襲う。
「くっ……小癪な!」
芽依の身に纏う瘴気の風が銃弾や矢の勢いを弱めたが、その全てを防げる訳ではない。真っ先に駆け出しての遠距離からの先制攻撃は見事に牽制を果たし、彼女の身を削いだ。
だが、反撃とばかりに芽依が扇を翻し舞う。その足元から大地に広がるのは、辺りに存在する生命の全てを枯らす呪い。
澪は足を止め、咄嗟に飛び退くことで呪いから逃れたが、それ以上に踏み込むことが出来ない。
「自らヲ呪い蝕ム攻撃カ。でハその能力ヲ利用させテ貰うヨ」
その脇を、ローブを目深に被った影が駆け抜けた。
ナハト・ダァト。変幻自在の黒き体に光の瞳を持つ、ブラックタールの聖者である。
黒きナハトの体から、眩い光が溢れ出す。その神々しき光は、彼に呪いへの耐性を授ける。
大地へ呪いを広げることに集中していた芽依の懐にまで踏み込むと、ナハトは目にも留まらぬ速度で触腕を伸ばし、芽依に一撃打ち込む。
「貴様、何を……」
だがその一撃が、物理的な打撃に留まらぬことを、芽依は身をもって体感した。黒き瘴気が、己の体に侵食していく。
ナハトの金の瞳が、まるで笑うように横に伸びる。
「今君に抗体ヲ打ち込んダ。そノ抗体ハ、君ノ致死量ヲ操作すル。致命的だろウ? 君ハ、君自身ノ瘴気ニ敗れるのダ」
ナハトが『抗体』と呼んだそれ。それは、芽依の使用している瘴気に対しての芽依の抵抗力を下げさせる物質の注入である。
「こノ抗体の作成にハ情報が必要。ダが、目ノ前デ見セテ貰っタモノだカラ」
芽依は扇を振り上げ直接攻撃に踏み切ったが、ナハトはひらりと躱すと後ろに飛び退きながら、その触腕を今度は自身の体へと打ち込む。
「君ノ瘴気への耐性ハ、既ニ獲得しタ、君の抗体ヲ参考にしてネ。いい検体だっタ。でハ、骸の海ヘ帰るト良イ」
その言葉の通り、広がる死の領域で、ナハトは生き生きと動く。それを追いかける芽依の方が見る間に弱っていく程に。
「我を甘く見るなよ小僧が!」
芽依が吠える。同時に、彼女が纏っていた瘴気がかき消え、広がっていた呪いが消えていく。
「自身の術くらい制御が……」
「その技を解除するのを待っていたのよ」
彼女の言葉を澪が遮り、再び駆け込むと懐に飛び込み、冷気を纏う剣の刃で斬りつける。
「我は春乃・菊生。見ての通りのしがなき白拍子じゃ。いざ尋常に参る」
さらに、まるで芽依の対となる存在のように、菊生が進み出る。
白き狩衣を身に纏う、紫の髪を持つ羅刹の女。彼女は先程芽依がしたように、しかし、幾分かしなやかな動きで舞を舞う。
踏み込む動きに合わせ、地から這い出るように現れるのは黄泉の国から呼び出した鎧武者の霊。
「向かえ」
菊生の声に応え、鎧武者が太刀を構え走り出し、芽依へと斬りかかった。
澪と菊生の鎧武者の、両者から至近距離で斬りつけられ、芽依の体にはいくつもの傷が走る。扇で応戦しその太刀筋のいくつかを弾くが、彼女が持つのは、元々接近戦に向かない術ばかり。
だが。
「鉄流呪術・火土符」
芽依が口の中でそう素早く呟いた次の瞬間、澪の持つ美しき意匠の凝らされた長剣が爆発した。
「っ
……!!」
正しくは、長剣が術によって爆弾に変化し、それが爆発した後にもとに戻ったのであるが。手にしていたものの爆発に、澪の体が吹き飛ぶ。
「ハハハ! 貴様らの得物の全てを爆発させてやる。それでも我に近づけるか」
芽依が高らかに笑い声をあげた、瞬間。
「甘いね」
その背後に迫っていた影。暗色の外套を身にまとい、夕暮れの色濃い闇に紛れて、悟郎は芽依の真後ろにまで迫っていた。
全ては足音を消し、仲間の怒涛の攻撃を隠れ蓑として、この一撃にかけて。
耳元に囁かれた声に芽依が振り向く間際、悟郎は目にも留まらぬ速度で拷問具を展開し、手に枷を、口に猿轡を、体にロープを巻きつける。
そうなってしまえば、最早対象は無力だ。
まるで憐れみを感じているかのように、悟郎はフードから覗く形の良い唇に薄い笑みを浮かべた。
「その状態で術を放てるのか?」
悟郎のその表情に魂を奪われたかのように、振り向いた芽依がただ目を見開いた。
「現世に迷い込んだ亡霊を 送り帰すも我が役目」
朗とした声で、菊生が語り、鎧武者へと命じる。
其の者が振り下ろした太刀は、一刀で最早無力な陰陽師を断つ。
「黄泉比良坂は開いておる。道草なぞ食うておらずにとっとと帰るが良い」
大成功
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第2章 集団戦
『雪女見習い』
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POW : ふぅふぅしてみる
【くいくいと対象を引っ張る動作】が命中した対象に対し、高威力高命中の【凍てつく氷の吐息】を放つ。初撃を外すと次も当たらない。
SPD : とにかくふぶいてみる
【全力で吹雪】を放ち、自身からレベルm半径内の全員を高威力で無差別攻撃する。
WIZ : みようみまねのゆうわく
予め【足を魅せる等の誘惑行動をとって赤面する】事で、その時間に応じて戦闘力を増強する。ただし動きが見破られやすくなる為当てにくい。
👑11
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芽依を打ち破った直後、周囲の気温が一気に低下したことを、その場にいる猟兵の全ては感じていた。
休みを与える間もなく、風に紛れ押し寄せるのは幼き少女達。
しかし彼女達の肌は生者にはありえないほど白く、身にはすべてのものを凍らせる冷気を纏っている。
雪女見習い。
一体一体の力は弱くとも、その数、見渡す限りに広がっている。軽い絶望感のようなものさえ覚えるその光景を前に、背後から声がかかる。
「皆様方、我らもご助力いたしまする!!」
それは砦から出てきた、一団の武士達だった。
春乃・菊生
アドリブ、共闘等々歓迎する。
[WIZ]
あれは冷気を操る雪女…、の見習いじゃな。
あれの操る吹雪が砦に届こうと言うなら話は別じゃが、
届かぬうちから、わざわざ近寄ることもあるまいよ。
砦の兵の内、弓や銃を持つ者を預かろう。
そして我が[秘術ノ壱]により呼び出した、多数の鎧武者の霊とともに遠間から攻撃させる。
(【範囲攻撃】【援護射撃】【スナイパー】【串刺し】)
敵に近付かれるようなら、我の呼んだ武者らを前に出して戦線を維持させよう。
(【範囲攻撃】【なぎ払い】)
加えて我が歌舞により、
(【ダンス】【歌唱】)
武者の霊と砦の兵や他の仲間に、魔を断ち邪を祓うべく加護を与えよう。
(【破魔】【呪詛耐性】)
薬師神・悟郎
少女たちの姿を見た瞬間、肌が粟立つ
(あれとやりあうのか)
一歩、後ずさりそうになるのを、背後の武士達を思い出してぐっと堪える
情けない姿を見せるわけにはいかない
…俺に出来るのは、この状況を切り抜けられるよう努めるだけだ
初手、攻撃の動作を見せた少女へ苦無を投擲
ダッシュで近づき早業で拷問具を展開、フェイントを掛けただまし討ちからの2回攻撃
俺へ狙い近づいてくる少女達を優先し対処していく
彼女達の攻撃は見切り、カウンターで返すと、その小さい体を怪力で吹き飛ばし
武士達には弓での援護、もしくは弱った少女達への止めを頼んだ
もし囲まれ、逃げ足でも脱出不可、集中攻撃を受ける場合はUC発動
一気に薙ぎ払い、数を減らすぞ
ナハト・ダァト
…素晴らしイ!
敵わぬ強大ナ敵ニ、それでモ立ち向かウ勇気
それこソ、生命ノ美しキ姿
私ノ好ムものダ
武士団ヨ
手…いヤ、触手ヲ貸そウ
私ニその雄姿ヲ見せテおくレ
侍の奮起に応える為に外殻の力を開放
叡智とは異なる禍々しい邪悪を善の為に用いる
奪うのハ久しぶりだかラ、随分餓えテいるようでネ
しかシ、この程度なラ制御モ造作なイ
見習い…ト言ったカ
身の丈ニ合わなイ力の使用ハ、私ガ認めないヨ
氷ヲ操る能力…それヲ、簒奪させテ貰おウ
さア、試練の時間ダ
雪女見習いヨ
氷の使えぬ幼い体躯
この武士達ヲ前ニ、どこまデ抵抗出来るかネ?
精々彼らノ、踏み台トなっテくレ給エ
風薙・澪
ちょっと想像してたより多いですね
それに属性相性もあんまり良くなさそうです
とはいえ武士の方の加勢もありますし、出直すわけには行かないでしょう
散弾銃での銃撃をメインに攻撃
銃弾は主に鹿撃ち用のバックショット
走り回りながら当たるを幸いに撃ち倒して行きます
弾薬装填の隙はUCでカバー
武士の集団には自分が敵を引きつけ、混乱させるので、その隙をついて止めを刺すように依頼する
自身は止めより撹乱に徹し、とにかく敵をかき回し注目を引きつける
たまに全力で跳躍し頭上から銃弾を降らせる
アドリブ、連携可
押し寄せる敵の数を目の当たりにした時。薬師神・悟郎の身には、肌が粟立つような緊張が走っていた。
彼の脳裏によぎるのは、過去己が犯した失敗の数々。目前の敵の量は、とてもこの場にいる猟兵でなんとか出来るものではないように思われた。
一歩後ずさりしそうになり、背後にやってきた武士達のの存在を思い出し、ぐっと堪える。
と、その武士達に、真っ先に声を上げたのはナハト・ダァトだった。
「……素晴らしイ!」
両の触手を打ち合わせると、その拍手のようなものを彼らへと向ける。
「敵わぬ強大ナ敵ニ、それでモ立ち向かウ勇気。それこソ、生命ノ美しキ姿。私ノ好ムものダ」
彼の金の瞳が微笑むように楕円になり、その心根の優しさというものは、武士達にも伝わったようである。
「武士団ヨ。手……いヤ、触手ヲ貸そウ。私ニその雄姿ヲ見せテおくレ」
「ハッ!!」
ナハトの語りかけに、武士達が揃って気持ちの良い返事をする。その声を聞き、ナハトは再び正面へと向き直ると、武士達を引き連れながら駆け出した。目標は無論、こちらへと迫り来る雪女見習い。
「我は砦内の兵、弓や銃を持つ者を預かろう」
同時に、春乃・菊生も動き出す。
彼女は逆に踵を返すと、砦の中へと戻っていく。先程出てきたのは、砦に詰めている武士達の中の一部。その残った彼らの指揮を取るつもりなのである。
「ちょっと想像してたより多いですね」
敵の軍勢の大きさに、風薙・澪もまた、この先繰り広げられるであろう苦戦を予感し僅かに眉を寄せる。
「とはいえ、出直すわけには行かないでしょう……ナハトさん、私は敵の撹乱を行います!」
愛用の散弾銃を構え直し、澪はナハトに続けて走り出す。その声に応え、ナハトが分かったと示すように触腕を上げて見せた。
接敵。
辺りが一斉に吹雪き出し、肌に当る冷気と雪の礫は全身に痛みを齎す。とても、その環境下では戦い切ることは出来ない。
共に走り込んできた武士達も怯むように足を止める。瞬間。
「見習い……ト言ったカ。身の丈ニ合わなイ力の使用ハ、私ガ認めないヨ。氷ヲ操る能力…それヲ、簒奪させテ貰おウ」
ナハトのブラックタールである体の一部が、弾け飛んだ。それは敵の攻撃によるものではなく、彼自身の術を発動させる代償を払ったに過ぎない。
「外殻の力を開放ヲ開放しヨウ。奪うのハ久しぶりだかラ、随分餓えテいるようでネ。しかシ、この程度なラ制御モ造作なイ」
体内に鳴動する、彼が『外殻』と呼ぶ刻印。
一瞬の静寂の後、戦場の地面のあちらこちらから生えるように出て雪女の身を攻撃していくのは、ナハトの触腕に似た黒き触手だった。
直接触れなければ効果はない。だが、その触手が触れた個体は吹雪を発生させる能力を失うようであった。
「さア、試練の時間ダ、雪女見習いヨ」
辺り一体を覆っていた吹雪が、徐々に静まっていく。全ては、ここで戦う、仲間と武士達のために。
「この武士達ヲ前ニ、どこまデ抵抗出来るかネ? 精々彼らノ、踏み台トなっテくレ給エ」
ナハトの両脇を、勢いを盛り返した武士達が駆けていく。
範囲攻撃を封じられ、戦いは、完全なる個対個の戦いへと変わった。
「……俺に出来るのは、この状況を切り抜けられるよう努めるだけだ」
その姿に触発されたように、悟郎もまた、覚悟を決める。
周囲を雪女に取り囲まれた武士、その鎧が雪女の手によって引かれた瞬間。悟郎はその雪女へ苦無を投げつけながら地を駆け、詰め寄るとギロチンの刃で仕立てられた、バトルアックスのような拷問具を振るった。
それは、戦闘における処刑道具。素早さを活かし何度も斬りつけるつもりではあったが、その鋭さと雪女の脆さの影響で、一刀で首が飛んだ。
派手な破損具合のわりに、飛んだ血の量はごく僅か。悟郎と、その手にした得物の技量の高さを表しているようである。
背を、助けた武士の一人に預け、目前に集まる雪女を見据える。
「一気に薙ぎ払い、数を減らすぞ」
背後の武士に声をかけると、悟郎の金の瞳が、まるで中央から染まっていくように真紅へと変わる。それは、彼の身がヴァンパイアへと変化したことへの何よりの証。
雪女の一人が氷の吐息を吹きかけようとしたその瞬間。悟郎が動いた。
横薙ぎの一刀で敵二体の首を刎ね、柄を振るって残った敵を蹴散らし、体勢を崩したところを再び斬り裂いていく。
腕力、スピード、状況把握能力が軒並み増大したが故の、一瞬の出来事だった。
戦場の華は、もう一輪。
雪女の群れの中を、澪が駆ける。雪女の手に捕まらぬようにひたすら駆け回りながら、携えた散弾銃を撃ちかける。
放たれた鹿撃ち用のバックショットは空中で四散し、より多くの個体を傷つけていく。
「皆さん、私が混乱させるので、その隙をついて止めを!」
そう武士達へ声をかけながら、彼女がカバーしている範囲は戦場の全てとも言える程に非常に広かった。
それは狙いを撹乱に定めていることによる、彼女の動きの素早さと迷いのなさによって実現する。
散弾銃を開き弾薬を装填する瞬間、狙い定めたように雪女が四体、纏まって澪へ腕を伸ばし凍てつかせようとした、が。
「装填時間の対策はしてあるのよ」
装填を終えるまでもなく、彼女の周囲に現れ、放たれた矢が周囲の雪女を貫いた。
しかし、その矢の持つのは凍てつく氷の冷気。それは雪女に対し通常の弓矢と同等の効果しか発揮しない。
「動きさえ止められれば、それでいいの」
雪女の包囲から脱するよう、澪が跳躍する。空中で装填を完了し、彼女らの頭上で金属音を立てながら引き金を引く。雪女達を、銃弾の雨が襲った。
こうして、圧倒的な数に圧されながら、猟兵達、そして彼らが指揮する武士達によって、戦況は互角な状況にあった。
だが、猟兵と、砦から出た武士達が雪女の軍勢の中に入り込んだことにより、雪女の軍勢の先陣が砦へと到達し組付き始めたのである。
「撃ち方用意……撃ぇえ!!」
そしてその時こそ、砦内部で準備を続けていた菊生の出番であった。
彼女の号令に合わせ、塀の上に構えた武士達が一斉に銃弾と矢を放つ。
弓を操る中には、彼女が術にて召喚した鎧武者の姿もある。
「第二派、放てぇ!! 間断なく撃ちかけよ」
何列にも並ばせた彼らは、菊生の合図により前後を交代しながら、準備の間を挟まずに雪女達を仕留めていく。
その攻勢は、砦に組み付いた前線の雪女を蹴散らすばかりか、砦の外で戦い続ける仲間の勢いさえも増していく。
菊生は塀の上にて、鼓舞の舞を舞い始めた。その声、姿は、武士達の放つ矢と銃弾の威力をさらに増して。
猟兵達が雪女の軍勢を全て討果したのは、もうすぐ夕陽が山の端に沈みきろうかとする、そんな時だった。
大成功
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第3章 ボス戦
『鬼門沌行』
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POW : 妖気解放
【禍々しい波動】を放ち、自身からレベルm半径内の指定した全ての対象を攻撃する。
SPD : 鬼神召喚
自身が戦闘で瀕死になると【封印されていた鬼神】が召喚される。それは高い戦闘力を持ち、自身と同じ攻撃手段で戦う。
WIZ : 百鬼夜行招来々
戦闘用の、自身と同じ強さの【亡霊】と【妖怪】を召喚する。ただし自身は戦えず、自身が傷を受けると解除。
👑11
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最後の一体の首を刎ねた時、砦は勝利の喜びに沸いた。
しかし猟兵達は、そこで休んではいられないことを知っていた。彼らは武士達を砦に残し、消えかかっている雪女達の死体を跨ぎ森の中へと入る。
そこに待ち構えていたのは、禍々しい青白き炎に包まれた異形だった。
三メートルは越えようかという巨体は地面に据えられたように動かないが、それが有する力が只ならぬことを、その場にいる誰もが肌で感じるのであった。
ナハト・ダァト
漸ク元凶ノお出ましカ
しかシ感謝するヨ
君ノお陰デ、あの砦ノ者達ハ強くなれタ
一ノ叡智で神秘、血質を強化
呪詛耐性、激痛体制、オーラ防御でいつでも味方をかばえる体制にしておく(技能:かばう)
だかラと言っテ、君ヲ放っテおく気モ無いのだガ
用済みダ。消えテくレ
武器改造、地形の利用でトラップツールⅡを駆使しながら生み出した生命の樹を2回攻撃で量産
早業を用い、生命力吸収で効率よく亡霊や妖怪からエネルギーを搾り取りながら生命の樹を繁茂させる
生命の樹には、マヒ攻撃、傷口をえぐる、鎧無視攻撃の効果を付与させ、鬼門沌行を束縛
君ヲ縛るのハ君自身ノ力
因果応報というモノだヨ
悪事ヲ行った者ハ、必ず報いヲ受けル
さア、これデ終了ダ
薬師神・悟郎
戦闘知識、第六感、野生の勘を働かせ、素早く行動に移し対応できるようにする
鬼門沌行の姿を目視後、UCで状態異常力を強化
弓を使いスナイパー、視力、先制攻撃
目潰し、毒使い、マヒ攻撃、生命力吸収、属性攻撃をたっぷりのせて矢を放ってやる
敵への状態異常や味方と同じ対象を狙い、味方が有利に動けるよう援護するつもりだ
もし指示があれば従い対応しよう
地形の利用、戦闘知識、逃げ足で敵との距離を保ち援護射撃、2回攻撃、部位破壊
敵の攻撃を避けられないと第六感、野生の勘で判断すれば見切り、咄嗟の一撃、カウンター
連戦で疲れたからとは言い訳にならない
集中が途切れないよう、心を奮起させて挑む
はー…終わったら一気に気が抜けそうだ
風薙・澪
これが黒幕ですか、また随分特徴的な形ですね
まあなんであれ、倒すしかありませんが
このサイズになると正直どの程度の攻撃が有効なのかわかりませんがとにかく外側から削っていくつもりでやっていくしかありませんね
UCで攻撃力を主に自己強化後、銃撃と剣で攻撃
動かないようなので、相手の周囲を回りつつ、銃撃、隙を見て剣で切り付け、一撃離脱。その後はまた銃撃しつつ隙を伺う
妖気解放の波動は、出来れば木等の陰に隠れて躱す
味方が大技を仕掛けるような気配を察したら、自身に注意を引き付けるべく接近攻撃
逆に大きく隙ができるようなら、剣を突き立て、さらに開けた穴から銃口を差し込んで、直接射撃を行う
アドリブ可、連携可
春乃・菊生
アドリブ・共闘等々、歓迎じゃ。
[WIZ]
此奴が鬼門沌行か。意思があるかも疑わしい。
ただ人に仇為すだけの存在と、そう思うて良さそうじゃな。
……ふむ。
あの羅刹の亡霊(鉄・芽依)を呼び起こしたことにせよ、成程、確かに聞いておった通り。
御霊への礼儀も弁えぬ、否、そも解しも出来ぬ輩よ。
此処で祓うてくれよう。
秘術ノ伍で百鬼夜行を強制的に霊送りにし、相殺する。
さすれば奴への道も開けよう。
皆に【破魔】と【呪詛耐性】の加護を与えつつ、
我自身は【破魔】矢を放ち(【スナイパー】【援護射撃】【串刺し】)、奴を滅しよう。
この騒動の首魁を目前に捉え、猟兵達は森の中聳える鬼門沌行を見上げる。
それはごうごうと音を立て青白き炎を燃やしながら、しかし猟兵を認識しているのかいないのか、それさえ察することすることが難しかった。
「此奴が鬼門沌行か。意思があるかも疑わしい」
春乃・菊生はそんな敵の様子を一瞥し、言い切る。
だが、鬼門沌行が一際大きく炎を燃え上がらせると、その周囲に飛んだ火の粉が形を成すように具現化していった。
現れたのは黄泉より呼ばれた亡霊と、棍棒を構えた鬼の姿。それらは続々と数を増し、前触れなく猟兵たちへと襲いかかってくる。
「漸ク元凶ノお出ましカ」
その、数多の亡霊や妖怪を呼び出す術を目の当たりにし、 ナハト・ダァトはつぶやく。
「しかシ感謝するヨ。君ノお陰デ、あの砦ノ者達ハ強くなれタ」
彼は光を頂く、罠を作成する道具である『トラップツールⅡ』を掲げ、その器から光の粒を溢した。
「だかラと言っテ、君ヲ放っテおく気モ無いのだガ。用済みダ。消えテくレ」
光の粒は、生命の樹の種である。
それは地に落ちると芽吹き、光の葉を生やしながら根付いていく。その養分となるのは、鬼門沌行自身の力である。
「流石ノ成長速度だネ。君ヲ追い詰めるのハ君自身ノ力」
ナハトの言の通り、生命の樹の見る間に大樹となり、勇ましく生茂る。
しかし、その大樹へと目掛け、召喚された鬼が群がる。またその場にいる猟兵の全てが、再び集団戦へと巻き込まれようとしていた。
「……ふむ。あの羅刹の亡霊を呼び起こしたことにせよ、成程、確かに聞いておった通り。ただ人に仇為すだけの存在と、そう思うて良さそうじゃな」
菊生は、その召喚された亡霊と鬼の姿に紫の瞳を細めた。
その術自体は、亡霊召喚を得意とする彼女にどこか通じるところがある。だが。
「御霊への礼儀も弁えぬ、否、そも解しも出来ぬ輩よ。此処で祓うてくれよう」
だからこそ、その無作為に霊を呼び寄せる姿に思うところがあったようだ。
菊生は掌を鬼門沌行へと向け腕を突き出した。意識を集中させ、告げたのは一言。
「還れ」
その掌から衝撃波のように魂送の術式紋が放たれ、亡霊と鬼の群れを包み込んでいく。
彼女の放った術式は、鬼門沌行自身を攻撃できるものではない。しかし、その紋に触れた亡霊と鬼を見る間に焔となって消えていく。
菊生の力で強制的に黄泉へ送り返されているのである。
「奴への道が開けたぞ」
その言葉に反応し飛び出したのは、二つの影。風薙・澪と薬師神・悟郎だった。
彼らは共に、己自身をそれぞれの手法で高めていた。
「私はとにかく外側から削っていきます」
右手に長剣を、左手に散弾銃を構えた澪は、その身に水の魔力を宿した。炎を纏っている敵の姿を見て最も有効そうな魔力を選んだ結果である。
「よし、始めようか」
一方悟郎は弓を携え、己の中にある覚悟でもって自身を高揚させ、敵の攻撃に備えた。
敵の前に立てば、その前にどれだけの敵に対峙し、倒していたかなど関係ない。そんな己への言い訳を封じる一念が、彼を強くする。
まず仕掛けたのは、澪の銃撃、そして悟郎の矢。幾重にも強化を重ねて放った攻撃は確かに鬼門沌行の巨体に食い込む。だが。
地獄の底から響くかのような、人の声にも似た音を立て、禍々しい波動が放たれた。澪は咄嗟に近くにあった木へと隠れ、悟郎は己の覚悟でもって波動の軽減を図る。
だが、それぞれの身に負った傷は、彼らの体内部から広がっていくようだ。
「……これは、重い…」
悟郎がそう口を開いた瞬間、喉を上る不快感に深く咳込めば、その掌には血がついていた。
「波動は四方に放たられるから隙がないのよ。近づけない」
澪もまた苦しげに咳き込みながら呟いたその時、彼らの体を、柔らかな光が包み込んだ。
その光は、ナハトが繁茂させた生命の樹から放たれていた。その光を浴びると傷が癒えていくばかりか、生命が漲り力さえも増すようであった。
「今ノ大技も吸収出来タみたいデネ。回復ハ任せテ貰っテ構わナイデスヨ」
フードの下で、金の瞳が笑う。
「悪事ヲ行った者ハ、必ず報いヲ受けル。さア、これデ終了にシマショウ」
頷き応えたのは、悟郎。
「俺が援護する」
彼はそう短く告げると、スコープ付きの黒き弓から、早業で矢を番えると波状的に矢を放っていく。
それは鬼門沌行の躯体に傷を付けながら、同時に禍々しい波動に揺らぎを生じさせた。
「その隙、逃さない」
仲間の生んだタイミングへ、澪が地を蹴り体を滑らせる。
大きく頭上から振り下ろした剣が鬼門沌行の硬質な表皮に食い込んだ。だが、その傷は内部にまでは到達していない。
「なら……!」
澪はその亀裂に散弾銃の銃口を差し込み、引き金を引く。
辺りに響いたのは清々しき発砲音と、同時に、この世のものとは思えない、悲鳴。
鬼門沌行の巨体が内側から瓦解するように崩れ、炎が消えていく。
それは菊生が亡霊を抑え、悟郎が道を作り、ナハトが場を整えたことによって導き出した、澪の痛恨の一撃であった。
悲鳴と炎が潰えた時。頭上を見上げれば、木々の隙間から星空が覗いていた。
どうやら、逢魔刻は終わったようだ。
「はー……終わったら一気に気が抜けた」
弓をおろし、悟郎は息を漏らす。
背後から、彼らを迎えに来た砦の武士達の声がしていた。今夜の夕飯は、宴になろう。
大成功
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最終結果:成功
完成日:2019年07月03日
宿敵
『『豪快姉御』鉄・芽依』
『鬼門沌行』
を撃破!
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