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1:1RP[ 人形演技 ]

リュー・メトカーフ 2019年1月30日


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「ああ、キミはどうしていつもそうなんだ」
「一つ、約束をしてくれるかい?」
「必ず、帰ってきてくれ──」

アルダワ魔法学園に或る小さな劇場。
そこから幾許か離れた場所に位置する空き地に、一人。芝居を続ける少女の姿。

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【世界】アルダワ魔法学園
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リュー・メトカーフ 2019年1月30日
(その手には幾らか皺の寄った本──先日に公演のあった劇の台本だ──がある。傍目に見れば一人話し続ける変質者に映るかもしれないが、少し見ればそれが芝居の練習であることが見て取れるだろう)ああ、私はまた置いていかれてしまった。あの時と同じように。(表情や声のトーンは薄く静かに。しかし身振り手振りは演者になりきった形で動かしていく)
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リュー・メトカーフ 2019年1月31日
ふむ……何か違うような気もする。(むむ、と唸るように台本に目を通していく。今の流れで頭から終わりまでを3度程繰り返したことになる。それでも尚満足良くモノとして終わることができないのは、経験の薄い恋愛物語であるが故の心情移入の練度もあるのだろうか)
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グィー・フォーサイス 2019年2月2日
(空き地の横の道を郵便屋の猫が走り去った)(一度通り過ぎたところをヒョコリと戻ってきて、一人で演技する様をその場に佇み眺めている)――……?(彼女の演技が止まり、猫の耳が横に倒れる。声を掛けても邪魔にならないか、しばらく悩んでから声を掛けた)お嬢さん、続きの演技はしないのかい?
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リュー・メトカーフ 2019年2月2日
(不意にかけられた声にピクリと肩が動いた。集中していたこともあるが、人通りがお世辞にも多いとはいえない隅の地域。固より人──人ではないけれど──に出会うことなど想定をしていなかったからだ)んん……これは恥ずかしいものを見せてしまったかな。こんにちは、覗き見趣味の猫さん。なに、一段落ついたところでね。
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グィー・フォーサイス 2019年2月4日
(驚いたように大きな三角耳がぴょんと跳ねて立つ。次いで伏せて、それから常の状態へ)覗き趣味、と言われると何とも紳士にあるまじき姿勢な気がするけれど……猫は総じて知られずに見つめているものさ。こんにちは、未来の舞台の星、かな。(あってる?と首を傾げれば、耳もそのまま倒れ)ああ、休憩中だったのか。休んでいたところ、邪魔をしてしまってすまない。
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リュー・メトカーフ 2019年2月4日
おや、その言い方だと猫は覗き見趣味というようにも聞こえてしまうね。(冗談さ。そう言葉を続けてパタンと台本を閉じる。体ごと彼へと向き直り)その通り。どうも、未来の舞台の星だ。キミは星の輝く瞬間を目にしたワケだ──(猫の風貌を今一度ぱちくりと見やる。一般的な人間の身長の4分の1程度のその小さな姿は少なくとも私服姿には見えず、)──けれど。お仕事中かな? 油を売ってしまっていて構わないのかな。
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グィー・フォーサイス 2019年2月6日
ふふ、そうかもしれないね。(ヒトの好さそうな顔でクスクスと笑う。向き直る姿をジッと見つめ)今はまだ小さな輝きで気付く人が少ない星に、僕は気付いて捕らわれ、足を止めてしまったわけだ。――ああ、すぐに終えなくてはいけない分は終えてしまったんだ。軽く眠っても大丈夫なくらいのゆとりがあるのさ。
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リュー・メトカーフ 2019年2月7日
いやしかし、そうも星と褒められると流石に照れてしまうな……。(言いつつもその表情に朱が差す気配は微塵もない。相も変わらず人通りは彼一人のみでそれ以外が現れる様子もなく)ほう。つまるところ暇、ということかな。であればどうだろう、一つこの芝居の相手役を努めてもらえないかな。どうにもやはり一人で演じるのは私にはまだ難しくてね。
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グィー・フォーサイス 2019年2月9日
(朱を帯びる気配もない頬に、ユーモアに溢れた少女なのだと言葉を受け取って)……暇、と言われると暇猫と思われそうで頷きたくなくなってしまうな。まあ暇、だけど……だけどね? 僕は演じたことがないから、君の相手が努まるか些か不安を覚えてしまうよ。僕で大丈夫? 他に適任が……(周囲を見渡す。誰も居ない)いや、人が居ないけど。
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リュー・メトカーフ 2019年2月10日
なに、言い繕っても仕方ない。私も暇だし、キミも暇。純然たる事実さ。そして演技したことがないことを恥じる必要はない。私の演技を見るのがキミだけであるように、キミの演技を見るのは私だけ。一時の恥として楽しもうじゃあないか。(少し待ってくれ、と傍の鞄より予備の台本を1冊取り出す。劇団会場にて1冊2000円で販売されているそれだが、当然使う用、保存用、観賞用の3冊の確保をしているのだ)これが台本だけれど、別に内容に添う必要もない。好きにアドリブを入れてくれていい構わないよ。
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グィー・フォーサイス 2019年2月11日
わかった、認めよう。暇だよ。(観念した様子で掌を見せ)うーん、他に人も居ないし、ね。まあ何事も経験と言うしね。あまりに下手でも笑わないでおくれよ?(鞄から出てきた台本を見て、台本は複数所有するものなのかと考える。が、詳しい劇団員事情を知らないため、そういうものなのかもしれないと思った)台本……と言うものを開くのも始めてだし、アドリブを入れれる余裕は無さそうだ。君は結構アドリブは入れる方?(差し出されれば、少しだけためらうように手を泳がせてから受け取るだろう)
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リュー・メトカーフ 2019年2月12日
まぁ、普段は一人で演っているからアドリブの入れようもないけれど……演劇というものは生き物なんだ。その場その場、呼吸に応じて、その印象が変わる。複数回公演があっても、一度として同じ公演はないのさ。なので私はアドリブやアクシデントというものは凄く良いと思っているよ。(グイと押し付けるが如く1冊を手渡す)さあ、暇とはいえいつまでも時間を貰うのは忍びない。心の準備はできているかい?
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グィー・フォーサイス 2019年2月14日
普段誰かと練習している訳ではないのか……(独り言のように零し、受け取った台本をぱらりと開く。ぱらぱらとページをめくり、先程彼女が演じていたであろう箇所を見つけるとその手を止めて)なるほど。流石未来の星だけあって、納得してしまうね。止めてしまわぬよう、頑張るよ。……さっき君が演じていたところでいいのかい?
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リュー・メトカーフ 2019年2月14日
うん、その辺りだ。(こほん、とひとつ。)──では。
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リュー・メトカーフ 2019年2月14日
「ああ、キミはどうしていつもそうなんだ」(これは戦闘機乗りのパイロットが主人公たる物語。空を愛する男を愛してしまった少女は、その作品の中ではあくまでも脇役。この場面が終われば2度と登場することもない人物であるが、それでも少女の存在は彼の生き方に大きな意味を持っていた)「……一体、次は何処に向かうんだい?」(やはり表情は薄く。それでもその大仰な身振りは、役になりきっているつもりであることがきっと分かるだろう)
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グィー・フォーサイス 2019年2月16日
ええっと……(彼女が口にしたセリフの文字を追う。ひょっとして自分の役は主役なのだろうかとそこで気付いた)……「何処に向かうかなんて、ひとつしかない」(仕事柄、文字を読むのは得意な方だ。しかし演技が出来ているかと言われれば、それはない。ただ文章として読み上げただけにすぎず、目の前の少女の技量とは雲泥の差であろう)(台本に則り、空を見上げる。飛行機乗りたる男の向かう場所。作戦を聞くまで行き先は解らずとも、空であることだけは変わらない)
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リュー・メトカーフ 2019年2月18日
(彼が空を見上げるだけでその行き先は明白で。そうか、と小さく呟き、)「一つだけ、約束をしてくれるかい?」(胸の前で己の手を握る。それは焦がれるように、祈るように。そして勇気を持って、言葉にする)「──必ず、帰ってきて」
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グィー・フォーサイス 2019年2月20日
(小さな呟きに視線を空から降ろし、少女を見る)……(戦闘機乗りの彼に『必ず』はない。けれど、彼は、)「ああ、約束しよう。――必ず、君の元へ」(帰るよ。その一言がとても重たい)
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リュー・メトカーフ 2019年2月23日
(その言葉が偽りであることなんて分かっていた。帰還率0%。それが聞いた作戦の結論だった。それでも彼のその優しい嘘に今は身を委ねたくて、)「……ありがとう」(顔を隠すように背けてに声を絞り出す。そして彼がこのまま此処を去り、場面が転換するのが台本──だが)「ならもう一つだけ、お願いを聞いてくれないか?」(隠した顔は悪戯を思いついたかのような笑みで。台本にはない展開へと話を進める)
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グィー・フォーサイス 2019年2月25日
(いい感じに読み進められてるのでは?等と思っていたのは間違いだった。落とされたアドリブという名の爆弾に、思わずぎょっとして台本から目を離して君を見てしまう。背中しか見えないが、楽しそうな心中が透けて見えるような気がした。)……「なんだい?」(少しの間を置いて、聞き返した。)
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リュー・メトカーフ 2019年2月26日
(ジッと彼の目を見つめ──身長差の分、かがむような姿勢となっているが──頬を僅かに赤らめる。まさに恋する少女が勇気を出して発言をするかのような表情で)「……今夜だけでいい。私に、キミの想い出が欲しい」
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グィー・フォーサイス 2019年2月27日
え゛っ(思わず声が漏れた。慌てて手で口を塞ぎ、逃げ場を求めるように視線が泳いだ。)…………(色んな思考が一瞬で飛来しているのだろう。先程よりも多く間を開けて)「――いいよ」(少女を見上げ、頷く。猫が選択した答えは、星でも見に行くのだろうというところに収まったようだ。)
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リュー・メトカーフ 2019年3月3日
(彼のその逃げの姿勢は音にも態度にも露骨に分かった。そんな逃げは許さないと言うかの如く、もう一度真剣な眼差しを向けて)「私たちももう子供じゃあないんだ。私に恥はかかせないでほしいな」(声色は優しく、言葉を紡いでいく。)
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グィー・フォーサイス 2019年3月4日
(えええ、違うの!?)(と、思った表情が解りやすく顔に出ている。狼狽えまくった末に――)(降参を示して両手を挙げ)……ねぇ、君。僕は素人なんだからもっと優しくしておくれよ……。(ヒゲがへんにょり下がっている。)
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リュー・メトカーフ 2019年3月4日
──ああ、少しいじわるすぎてしまったかな。(彼のお手上げのポーズを見てクツクツと笑い声をあげる。先ほどまでの真剣な顔は何処かへ、その表情を楽し気に綻ばせ)いやはや、とても面白い……もとい、良い演技だったじゃあないか。
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グィー・フォーサイス 2019年3月6日
……まったくだよ。意地悪がすぎる。(少女と出会ってからまだあまり長く経ってはいないが、君が意地悪なのはよくわかった気分のようだ。むぅっと眉を寄せ)僕はただ読んでいただけに過ぎず、君と比べたら演技なんてものではなかったと思うよ。君は――流石って感じだったけど。
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リュー・メトカーフ 2019年3月7日
演じるうちに楽しくなってきてね。しかし私もあんな誘うような演技は恥ずかしかったし、ここは痛み分けということで一つよろしく頼むよ。(相も変わらず朱が差す気配もない表情で笑う。その表情は薄くとも、感情までもが薄いというワケでもないのだ)なに。過分に自らを卑下する必要なんてない。あの瞬間、キミは間違いなく空に恋する者で、私はそれに恋する者だった。それでいいのさ。
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グィー・フォーサイス 2019年3月9日
……そう? 恥ずかしがっているようには見えなかったけど……それは矢張り君が未来の星だから?(表情も大きな変化はなかった。けれど彼女の声に籠もる熱は感じれていた。それこそが演者なのだろう。)君をガッカリさせない程度に練習相手が務まっていたのならうれしいな。貴重な体験が出来て、僕も楽しかったよ。
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リュー・メトカーフ 2019年3月13日
『恥ずかしがらない演技』というのもあるということさ。なに。私も普段一人で演じるのとはまた一風変わった経験が出来た。キミにも楽しんでもらえて何よりだ……ええと。(ふと未だ名前すらも聞いていなかったと。ふむ、と一つ頷いてその右手を差し出す)私はリュー・メトカーフという。また暇な時には是非またお相手を頼むよ。また面白い話を用意しておこう。
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グィー・フォーサイス 2019年3月15日
へぇ、そういうのもあるんだね。(流石は未来の舞台の星だなぁと納得した様子で頷いて。差し出された手に気付き、自分も右手を差し出――上へと伸ばした。)僕はグィー。グィー・フォーサイスさ、リュー。僕は出来れば観客でありたいのだけれど、君がどうしてもって言うならまた付き合うよ。……っと、そろそろ仕事に戻らないとだ。
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グィー・フォーサイス 2019年3月15日
それではね、リュー。また会おう。出来れば次は舞台の上の君を見たいな。(握手を終えると帽子の位置を正し、大きく手を振ってから駆けていった。)
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リュー・メトカーフ 2019年3月19日
(走り去る背中に小さく手を振る。元々小さかったその背中が見えなく頃にその手を降ろし、ん、とひとつ伸びをした)……さて。(歩き出す足が向かうは劇場への路。そろそろまた次の公演が始まる頃合いだろう。)(下手な鼻歌交じりの足取りは常よりも軽く。やはり芝居は一人でするものじゃあないな、と小さく呟いて。)次の演目は何だったか──。
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リュー・メトカーフ 2019年3月19日
【〆】
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