【1:1RP】小春日和に欠伸する
吾條・紗 2019年1月30日
良い天気だ。
湖を渡る風はまだひんやりとするものの、
陽の当たる叢に転がっている分には
ぽかぽかと心地良い。
さっき何処かへ出掛けたらしい家主が
「留守番お願いしますね」
とか何とか言っていた気もするが……。
「ま、どうせ誰も来ないって。」
時折揺れる草に擽られた耳を
ぱたた、と動かしながら。
自分の腕を枕に、男は盛大に欠伸をした。
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フリーの1:1RP
居候の狼青年がお相手させて頂きます
面識の有無に関わらず、どなたでもどうぞ
誰も来ないor2週間レスが途切れれば
勝手に進めて〆ます
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吾條・紗 2019年2月1日
(暖かくて気持ちの良い陽射し、さわさわと耳を撫でる草の音。鳥達の声。絶好の昼寝日和である……はず、なのだが。)んん~…?(ゆっくりと、瞼を動かす。開いて、閉じて、また開いて。橄欖石の色をした瞳に空を映したまま、鼻から間の抜けた声を漏らした。)昨夜寝過ぎたとか…だっけな?(覚えていないし、思い出すのも面倒だ。取り敢えず体勢を変えてみれば眠れるかも、と身体を横にする。…すると、そよ風に揺れる草花の間に何か丸いものが落ちているのが視界に入った。)
吾條・紗 2019年2月1日
あぁ、あれ。あれか。(もそりと上体を起こして手を伸ばし、握り拳半分くらいの大きさのそれを拾い上げる。鮮やかな黄色の木の実だ。)そっか、もうそんな季節だっけ。(ぽんと放り上げて、また掴んで。暫し手遊びした後、男は服を払って立ち上がる。)こりゃ、寝てないで仕事しろっつー天の声、かね。
ユースティティア・ルザライト 2019年2月2日
(森の中、湖の畔に佇むという緑屋根の小屋をようやく見つけた)ああ、あそこかしら。香りのお店……ええと、香宵庵……よ、ね。合っているかしら……(きょろきょろと辺りを見回す。今日は良い天気。お昼寝でもしたら気持ちが良いのかしら、と。そんな風に思った。……ふと、叢の辺りに、草ではない色のなにかが揺れるのを見つける。それが、ひとだと気づいて)……ん……(少し躊躇いがちに、ゆっくりと近寄る)こんにちは。あなたは、この辺りにお住まいの方かしら?
吾條・紗 2019年2月2日
…?あ、こんにちは。(近付いて来る足音と、遠慮がちな挨拶に耳をぱたりと動かし、顔を上げる。)あぁ、俺はここの…(緑屋根の小さな店を示しつつ、のっそり立ち上がって)居候で、修理屋やってる。あと、店番もちょこっと。(小柄な女性の青い瞳をちらと窺い、次いで店の入口扉に目を遣った。)えーと、香宵庵のお客さんかな?
吾條・紗 2019年2月16日
(彼女はどうやら店を訪ねてきたらしいと察し、気怠い動作で踵を返して、)んじゃ、取り敢えず簡単に店を案内するよ。…あぁでも、今日は店主が留守だから。自分用に調合して欲しいってんなら別の日に改めて来て貰わないと…(説明しながら、草をかき分け歩く。)(小春日和。暖かな陽射しに命たちの目覚める気配。――昼寝の続きは、また後で。)