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【RP】だって、たまたま其処に居たから

葬・祝 2021年10月12日


こじんまりとした、優しい雰囲気のカフェの中。
洋装の悪霊と天狗見習いの娘は、ふたり向き合って丸テーブルに座っていた。


☪︎*。꙳
はふりとコノエ





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葬・祝 2021年10月12日
(UDCアースの一角。まるでごく普通の少年のような服装をした悪霊は、透けた脚をもニーハイとスニーカーで隠して、のんびりとした様子でメニューを捲っていた。秋のスイーツが並んだメニューは、どれもこれも美味しそうだ)
コノエ、決まりました?
(向かいでメニューを眺める少女へ問う。自分は洋菓子にはあまり詳しくないけれど、とりあえず、和栗のモンブランと温かい紅茶のセットにすることに決めた) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
(そんな悪霊と向かい合った席に座る鴉天狗の少女は、メニューを無言で見つめながらただただ時間が流れていた)(ベレー帽越しに赤い瞳が揺れ動くと、彼の問いにそっと口を開く)

…では、私はこちらを。
(指をなぞり選んだ品は緑茶と栗を使ったシフォンケーキだった) (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
(店員に声を掛けた悪霊は、にこりと笑って自分と相手の分の注文を済ませた。愛想良く、稚い少年のそれを真似た表情に不審な所などひとつたりとてなく、礼儀正しく愛想の良い愛らしい少年と幾らかの談笑までした店員は笑顔でメニューを回収し、厨房の奥へ消えて行った)
……さて、と。届くまで、少しお話しでもしましょうか。いきなり付き合わせてしまってすみませんね、コノエ。
(この悪霊、ひとりでUDCアースに向かうと心配されるのだ。誰に? それは当然、山神に) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
(注文を受けた後、店員に軽く一礼を返してそのまま見送れば、目の前の少年の声を受けてすっと首を戻す)

…いえ、私も今日の予定はあらかた済んでいましたので問題はありません。…この格好はまだ少し、慣れていませんが。
(山の外を出る、ということもあり一応彼女なりに外行きの服装にはしているようで。愛用している刀もこの時ばかりはないのか、そこも落ち着かない要因でもあった)

…それで、今日はどのような予定だったのでしょう。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
(ちり、と今日は腰元で鈴が揺れた。お冷のグラスを片手で弄びながら)
良くお似合いですよ、君もそういう服装を持ってたんですねぇ。
(自分のこれは霊衣なので、お社に戻る時にはまた好き勝手に作り替えているだろうけれど、相手が現代的な装いで少女らしい物をきちんと持っていたことに意外そうに。きちんと楽しみを見付けてくれているのなら、良いのだけれど)
まあ、有り体に言えば君がたまたま其処に居たから、ですけどねぇ。私、UDCアースにひとりで行くと心配されますし。でも、こうして話すのも少し久しぶりですから、このお茶の時間くらいは付き合ってくださいな。 (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
…ありがとうございます。
以前、一度外に出る際に身に着けることになったものですが…。
(とはいえこの服を選んだのは自分でもないのだが。そんなことは口にすることはなく)

…そうでしたか。(要するにたまたまそこに自分がいたから選ばれた、ということなのだろうが、それに関しては彼女は気にしない)
私が話相手でよろしければ、それは構いませんが…心配される、というのはその…やはり大天狗様に、でしょうか。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
あら、もしかして誰ぞとお出掛けでした?
(修行に明け暮れている娘に、共に出掛けるような相手が居るのは良いものだ。お冷に口をつけ、ひと口。ひんやりとしたそれに瞳を細め)
ええ、UDCアースは私に合わない世界なので仕方ありませんねぇ。まあ、あとひと月もすればあの子の留守を預かる必要がありますし、そんな時期に弱るような真似はしませんよ。
(UDCアースは発展の世界だ。己の中の概念を全て並べ揃えて暴き立て、恐るることなどありはしないと闇夜に煌々とした常夜灯を掲げて行く。自分のように、ひとの恐れる概念と正体不明で以て生まれた妖に、今となっては、この世界は毒だ。この世界で生まれたと言うのに) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
……そうですね。何かと一緒にする機会はあると思います。…信用に値するかと言われれば、まだ何とも言えませんが。
(淡々と話し、その相手の事が一瞬過る。胡散臭い相手ではあるが、信用が全くないと言われればそうではない)

…他の世界についての過ごし方については、私もあまり慣れてないゆえになんとも言えませんが…。
祝様に対してそこまで言わしめるというのは、少し…意外です。
(何かと手の内を見せない彼に対して、そんな言葉が出たのは少しばかり意外だったのだが――次の言葉を聞いて、それは薄れていく)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
――……?
あの子の、留守…とは…?
(おそらく彼の言うあの子、というのは間違いなくあの人の事なのだろうが――) (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
くふふ、最初から信用に足る人間なんてそう多くはありませんもの。信用出来ずとも探りながら向き合うのが面白い相手も居ますし、君の害にならなければそれで良いでしょう。今は。
(どうやら、一癖ありそうな相手らしい。それに可笑しそうにわらいながら、つい癖のように片手で口元を覆った。何時もなら、笑う唇は袖の下だ)
発展や科学、真理解明と相性の悪い子は決して少なくありませんし、珍しい話をした訳でもありませんからね。
(その中で、己は存在自体が概念なので特にこの世界との相性が悪いだけの話だ)
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葬・祝 2021年10月12日
(問われると、ごく当たり前のような口調で)
カフカは来月、少しばかり、そうですねぇ……一週間と少し、くらいでしょうか。留守にしますから。珮李やりゅうこもです。なので、その時期、お社には神々が不在になるんですよ。あの子たち、神無月の宴に出ないといけないので。
(あの子たちにとっては、神在月の宴、ではあるけれど) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
………そう…ですね。
少なくとも今は…そう捉えておくことにしておきます。
(くすりと少しおかし気に笑う様子にも表情はブレないながらも、彼の言葉をしっかりと受け取っておくのだった)

…神無月の宴――…
(耳にはしたことがある。八百万の神々は旧暦の十月に集まるという事を)
…お社の神々の皆様も、収集される…という事なのですね。
(一週間前後、あの方とは会えなくなる。そう思うと少しだけ思うところがないわけはなく) (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
経験が増えるのは良いことですからね。
(きちんと言葉を受け取った相手を見て、妖は鏡面の眼を細めて愉快そうに言う)(先程とは別の店員が頼んだ物を持って来てくれると、またきちんと礼を告げて受け取って、甘いものの気分なのか紅茶には角砂糖ひとつと温められた牛乳をたっぷり。ミルクティーにしたそれを、ゆっくりと口に運んだ。うん、美味しい)
ええ、今年の神無月の宴は十一月の十四からです。今のUDCアースの暦とは少しばかりズレがあるんですよねぇ。其処から一週間は確実として、多く見積って十二日くらいですかね。
(宴は一週間は確実にある。例え引き留められて長引いても、最長でも十二日くらいあれば帰って来られるはずだ。あの子も、そんなに長居はしたくないだろうから) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
……そうですか。
…一週間ばかりとはいえ…少しだけ社の周りが寂しくなりそうですね。

(とはいえ、自分が引き留める権利など持ち合わせるわけもない。それにかなりの月を有して離れるわけでもないのだから、まだ少し安心はできる、だろう)
(注文の品が届けば、少し話し終えた後に緑茶を一口含んだ。) (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
まあ、あの三柱が居ないとなると、お社の中は随分静かでしょうねぇ。
(くすりと笑う表情は、常日頃どたばたと喧しいお社の中を思い出したのか可笑しそうに。まあ、大騒ぎの原因は大体おひとりさまだが。モンブランにフォークを刺して、ひと口大にしたそれを口に運ぶ。きちんと栗の味が濃くて、美味しい)
その期間は私は一切出掛けませんから、まあないとは思いますが、神域内のことや君自身のことで何ぞあれば来てくださいな。 (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
(良くも悪くもあの社を構成する三人なのだから、静けさが増えるというのは納得できる)(元より静かな時間のほうが長かった分、少し昔に戻るような感覚になるだけだ)

…はい。
その時が仮にあれば…その時はお伺いするかもしれません。
(こくり、一礼すると自分もいただきます、と一言言ってシフォンケーキを口につけた) (無効票)
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葬・祝 2021年10月12日
(あの子と約束したから、何時かは、遠い未来は、自分も神無月の時期は居なくなる、ことになるのかもしれないけれど。今はまだまだ、先も見えないくらいに遠い話だ。モンブランを食べ進めながら)
まあ、逸そその時期は君も外で遊んで来るのも良いかと思いますよ。神々ですら息抜きをする時期ですから。
(あの子のことだから、どうせきっちりと戸締り……もとい、神域を閉じて行くだろう。中のものを害するような輩が入り込まないように。なら、最初から外に出ておいて、色々と見て回って遊んで来るのも良いとは思う) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月12日
…息抜き…
(前々から彼からも言われていた事だ。鍛錬ばかりではなく、息抜きも必要だと。改めて投げられたその言葉に少し考えつつ)

…これも、外の世界を知るための学びと考えるべき…なのかもしれませんね。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
真面目な娘ですねぇ、相変わらず。
(息抜きすらも学びだと考える相手に、妖は喉を鳴らすように密やかにわらう。この娘が大天狗さまと敬うあの子は、何方かといえばなるべく楽をしたいと望む方だ。まあ、それが出来るだけの才能が昔から突出してあったから、ではあるけれど。この生真面目で融通の利かない、ある意味では頑固な娘が長い命を得たらどうなるのか。少し、興味はある)(ゆっくりとミルクティーを飲む。店内は静かで、穏やかな時間が流れていた) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
…気楽、という感覚は…まだどうにもすぐには馴染めないもの、でして。
(なにぶん剣の道一筋だったゆえに、自身を律してばかりであった。今の彼女が作られたのは、あらゆる事から律した上で生まれたものなのだから)

…祝様は、一切出掛けないと仰っていましたが…その間は、一体何を…? (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
まあ、君はそれを周りに強要する訳ではありませんし、今後の長い命の対策として以外で悪いと言っているつもりはありませんよ。
(誰しも、己の生き方や領分がある。何時か、上手く均衡の取れた、それでいて無理のない考え方が見付かることだろう。甘さを楽しむように、のんびりとモンブランを食べ進める。この味だったら、その内また遊びに来ても良いかもしれない)
とりあえず、その間は暇ですし、カフカの代わりに神域を見て回りますかねぇ。
(元々、危ないからあんまりひとりで出歩かない方が良い、とは珮李にも言われているし、何かあった時に困るから出歩かないだけだ。が、一応留守を預かるのは本当なので、御山に問題がないかくらいは見ておくつもりだ) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
ーーー
(彼の言葉を受けながら、目の前のシフォンケーキをまた一口入れる)
(ふんわりとした甘みと緑茶の味わいを静かに堪能していく)

…神域の見回り、ですか。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
其処まで大袈裟なものでもありませんよ。
(相手がやっていると聞く見回りとは違うだろう、多分。自分はそんなに勤勉に動き回る方ではないし、そもそも自分はあまり神域内の人前に出るべきではない)
あの子の神域内に在らざるべき奇妙な気配や瘴気を感じたり、他の雑多な妖たちからの陳情があれば、解決出来るものは解決して、難しければあの子が戻るまでに情報を纏めて現状維持。そんな所でしょうねぇ。
(あの子の神域内の気配なら、分かる。あの子の神気も、気配も、良く知っているから。それを乱す異分子は、直ぐに気付ける) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
(自身も社、ひいては山の監視を受け持ってはいるが、此処に流れ着く存在というのはそれだけでも普通とは言い難いものだろうに)
…此処に出かけるまでに、社の周囲を見回ってはいましたが…そのような存在は確認できてはいませんでした。
…私から見ても、そこについてはおそらくは大丈夫…だとは思います。

(とはいえ、普段から目の前の少年が留守の間見回りをする、というのは少しだけ意外に感じていた。というよりは、彼が普段どのように動いているかを深く知らない、というのもあるのだが) (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
今は、カフカがお社に居ますからねぇ。……くふふ、意外だと顔に書いてありますよ、コノエ。私が働くのが不思議です?
(神域の主が居る間はあまり危険なものは入り込まないのだと言外に。カフカが居ない時が、神域を狙う者にとっては一番の機会だ。が、恐らく、今まで以上にがっちりした結界を張った上で神域を閉じて行くことが予想される上、下手をすると戦神の罠付きになる可能性があるので、多分、今回の神無月はとても平和で終わるはずだ)(下手をすると、過去最高に重厚な結界が張られる可能性があることは、何となく予想が出来ていた) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
…―――!
(ぴくり、と不愛想な表情に少しだけ動きがつく。思考を読まれた事が少しだけ彼女の希薄な反応を揺れ動かした)

…少しだけ。私自身、祝様の普段の行動を目にしていない事もある故の知識不足なだけかもしれませんが…。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
少し、君の思考回路が分かるようになって来ましたかね。
(相手の微かな反応を見るに、大当たり。くすくすとわらいさざめく声に、嫌味はない。一度ゆっくりとミルクティーを飲んで、音を立てないようカップをソーサーに戻してから)
カフカの手伝いは、そう珍しいことではないので。昔から、諸々手伝いはしていましたし。最近は、あの子が御山の仕事にまで連れ出すもので、御山の中の下級の妖たちに顔見知りも居るくらいで。 (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
………
(落ち着きを取り戻すように少しだけお茶を一口入れて)

…そう、でしたか。
手伝い、というのは…具体的にはこれまでどのような事をされたのでしょうか。 (無効票)
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葬・祝 2021年10月13日
先日ですと、御山の巨木に取り憑いた瘴気の除去でしょうかね。
(あれは山神に恨みを持つ他の神の仕業だったが。その他、土地の流れを整える手伝いに彼方此方一緒に回ったり、妖の巣で塞き止められた川の流れを戻しに行ったり、それなりに色々とやっている。とはいえ、自分はあまり清らかなものを扱うに向かないので、一番得意とするのは瘴気や呪詛の除去だが) (無効票)
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朱葉・コノエ 2021年10月13日
(祝の話を聞く姿は割と…というか結構素直な姿だった。彼女自身、呪詛を祓ったりするというのはそこまで専門分野というわけでもない。)
(だからこそ、彼の話はどこか新鮮に感じ、興味が湧いたのかもしれない)

…瘴気や神気に纏わるものは、あまり携わったことがありませんでしたから…興味深い話ですね。
ともあれ祝様のご活動…少しばかり、わかったような気がします。 (。)
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葬・祝 2021年10月13日
(最後のモンブランのひと欠片を口に入れ、良く味わってから飲み込んだ。甘すぎない優しい甘さは、後を引かずに口の中から消えて行く)
その辺は、携わろうと思ってもそう簡単に携われるものではありませんからねぇ。んふふ、ご理解頂けたようで何より。
(瘴気も神気も、それを扱える者でなければ携わるのは難しい。自分は存在自体が厄災故に瘴気に適性が高いし、概念の中に神を含む故に神気も一応取り扱えるけれど。相手は、これからだ。天狗になれば、また少し扱う力も変わるだろう)
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葬・祝 2021年10月13日
(のんびりとそのままふたり、ささやかなお茶会と共に会話をして。悪霊の調子が崩れるより前に、ふたり揃って神域へと帰って行くだろう。神無月の宴の時期に、天狗見習いの娘がどう過ごすかは、また別の話) (。)
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葬・祝 2021年10月13日
【〆】
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