Fixed point【Last】
ユア・アラマート 2021年8月7日
空が暗く、けれどまばゆく輝いている。
一日が終わった浜辺も、今は静かで人気はない。
ゆっくり、ゆっくりと歩く二人分の足跡は砂の上に残されて。
「楽しかったな」
「楽しかった」
――それじゃあ、明日からの話をしようか。
1
ユア・アラマート 2021年8月7日
……。当然じゃないか。 (だって) お前のために、誂えたんだぞ。
皐月・灯 2021年8月7日
知ってるよ。だから言うんだよ。……オレのために着てくれた水着は、お前にしっかり似合ってる。……やっぱりお前は、世界一の女だってな。(静かに、けれどはっきり、揺ぎ無く。照れることもなく言い切ってみせた。……別に驚くことでもない。それが心から思った言葉だから、そのまま伝えているだけだ)
ユア・アラマート 2021年8月7日
お前に褒められなければ価値の無い水着だからな。…うん、ありがとう。嬉しい。 (世界一の女。その単語を聞くのはもう何度目だろうか。少ないわけではないのに、今でも照れてしまうのは……言葉に偽りが無いからなんだろう。素直で真っ直ぐで、何より彼から向けてもらう言葉だから)
ユア・アラマート 2021年8月7日
でも、それを言ったら。お前の水着だって、よく似合ってる。 (デザインは、自分の水着と合わせてある。それを彼が着ている事も、当然嬉しいのだけれど) ……本当に、似合ってる。 (視線は自然と、彼の左胸に向かう)
皐月・灯 2021年8月7日
おう。(頷いてみせる。言葉というのは使えば使うほど、慣れが生まれるものだ。けれど、一度も軽々しくその言葉を使ったことはない。毎回心からの感嘆と称賛を込めて、彼女ひとりに向けていた)……ああ、これか?
皐月・灯 2021年8月7日
(左胸に刻まれた花模様。その花弁だけでなく、葉や茎までもモチーフにしたタトゥー。花の名は、月下美人)お前の花だ。(それは、彼女の左胸から左手にかけて刻まれたものと同じ紋様。彼女と同じ部位に、同じように刻まれた写し模様だ)
ユア・アラマート 2021年8月7日
(不思議なことに、その言葉をかけられ続けているせいなのか。時折友人や知り合いに、綺麗になったと言われる回数が増えた。彼の言葉に触発されて、無意識により自分を磨けてていたと言うなら……照れくさいけれど、幸せなことだと思う) ……最初は正直、驚いたけどな。 (さく、さくと砂を踏みしめて近づく。手を伸ばせば触れられる距離で、細い指先が彼の胸をそっと撫でる。――花が掠れない事が、それが直接肌に刻みつけられた証拠で) けどこうして見ると……やっぱり嬉しいな。
皐月・灯 2021年8月7日
(恋人の贔屓目を差し引いても、彼女は最初から美しい人だった。見た目の話でもあるし、自分を貫いて生きている姿もそうだった。けれど、今はもっと綺麗になったと思う。――まだ綺麗になれるのかと、自分は驚かされてばかりだ)まあ、な。(触れられるに任せる。指先がほんの少しくすぐったいけれど、それ自体は慣れたものだ。彼女が触れれば、刻まれた花が淡く光を帯びる)……喜ぶかな、と思ったのは確かだ。オレはお前のだ、って分かりやすいしるしだから、な。
ユア・アラマート 2021年8月7日
(触れれば、自分の魔力に反応して入れ墨が光を帯びる。ああ、きれいだな、なんて少し惚けて視線を上げると。自分より少し視線の高い位置に、彼の色違いの双眸がある。出会った頃はまだ見下ろしていたのだと思えば、なんだか感慨深くて) ふふ、そうだな。灯が私のものなんだって、ひと目で分かるしるしだ。 (人生で唯一と決めた男のそれが、嬉しくないはずもない)
ユア・アラマート 2021年8月7日
それに…これだって、お互い様だものな。 (下ろした手が、自分の右足の根本に触れる。そこに刻まれた、新しい証の感触に微笑みは深まって) これがあれば、私が灯のものだっていうのも、すぐに分かる
皐月・灯 2021年8月7日
(いつの間にかほんの少し見下ろすようになっていた彼女を、愛おしいと思う。初めて会ったときには彼女の方が背が高くて、姉めいた振舞いをしていたのが遠い昔のようだった。今やその彼女の魔力がこの体に沁み付いて、本当の入れ墨のように刻み込まれている。)弄りまくってるオレの体に、何の抵抗もなく馴染んでくとは思わなかったけどな。……そういう意味でも、すっかりお前のものってことだ。(そう言って、彼女の脚の付け根に視線を移した。彼女の魔力が自分に定着したのなら、逆もまた然り。そこに刻まれた狼に似た紋様は、月下美人とは趣を異にするもので)……ああ、お前はオレのだ。……それなら、この印はずっと残しておいてもいいな。ユア、お前どっちがいい?(黒い手袋を脱ぐ。元々刻まれていた魔術刻印の隙間に絡まる様に、彼女の入れ墨が指先まで刻み込まれている)
ユア・アラマート 2021年8月7日
(身長もさることながら、体つきも大分差がついていた。男女差、というのもあるけれど。今はもう、自分がどんなに寄りかかったって傾ぐこと無く受け止めてもらえる。いつだかの少年はそこには無く、今や立派な青年として成長しているという事実に擽ったい気持ちにもなって) 元々、私とお前の魔力が交じる機会も多いから。馴染みやすくなっているんだと思う。ふふ。もう、本当に半身だな。 (彼の深い所にまで自分が入って、交ざって、一つになっている。その事実が何よりも嬉しい。そして、自分の足に刻まれたこれも、同じこと。彼の魔力を取り込んで、表層に定着させた証に。愛おしさを強く感じる)
ユア・アラマート 2021年8月7日
ん、……まったく、それを私に聞くのは卑怯じゃないか? (こまったひとだ。そう笑いながら穏やかに目を細める。手袋に隠されていた手にはしっかりと、自分のそれと寸分違わぬ模様が指先まで通っていて。それを今だけのものにしてほしい、だなんて。言えるはずもない) 灯がいいなら、ずっと残しておいてほしい。代わりに私も……これ、一生刻んでおいてもいいでしょう? (聞く人もいないだろうに、囁く声量。内緒話のようなその後に、もう一度小首を傾げて見せて)
皐月・灯 2021年8月8日
確かに。たとえ今回刻まなくても、いつかはこうなってたかもしれねーな。(こうやって繋がってしまったということは、それだけ定着しやすくなっていたという意味合いでもある。胸板に刻んだ入れ墨を、何とはなしになぞる。彼女に自分の魔力が刻まれたのも、同じ意味合いが含まれるわけで。……互いのしるしを刻み合ったことに、深い充足感があった)
皐月・灯 2021年8月8日
(彼女の答えを聞いて、ふっと笑みがこぼれた)……たしかにな。お前ならそう答えるだろうって分かってたよ。(その手を伸ばして、頬に触れた。指先を下に動かす。首筋、鎖骨。横にずれて、肩。通じ合っていることの喜びをどう伝えたらいいだろう。触れたところから心が伝わればいいのに、と思う)だから……オレもそうするつもりだった。残すよ、これは。お前のそれも、ずっと残しておいてくれ。(この先もずっと。互いが互いのものであることを、堂々と公言するしるしとして。)
ユア・アラマート 2021年8月8日
今回が良いきっかけだったという話なんだろうな。でも、こうして目に見えて灯と私の繋がりが分かるのは。やっぱり感慨深いよ。 (もう一生離さないし、離さないでいてもらえる。お互いがお互いだけを見つめていられるという、その現れがこういった形だというのなら。本当に自分は恵まれていると思う)
ユア・アラマート 2021年8月8日
それはもう、な。目の前のひとに心底惚れ込んでいる女なんだ。当たり前だろう? (わかって当然。分かられて当然。そんな他愛のないやりとりも、目の前の彼だからこそ。男性らしさのある指が頬に触れ、なぞり落ちていく撫で方に思わず呼気が溢れて。自分の顔に熱が上がっていくのが分かる) うん。そうしてくれると、とても嬉しい。……また、お互いにマーキングが増えたな。
皐月・灯 2021年8月8日
そうだな、また増えた。(それも今度は、はっきりと目に見える形で。多少魔術を齧っている者なら、2人の入れ墨を見れば、その意味合いに気づくことはそう難しくはないはずだ。互いの魔力が交じり合った特殊な波長に。けれど、そうでない者には、ただの揃いの模様にしか見えないかもしれない)……いい機会かもしれねーな、もしかしたら。
皐月・灯 2021年8月8日
――目に見える繋がりを、もう一つくらい増やすには、な。(サーフパンツのポケットから、スマートフォンほどの薄い箱を取り出す。手の中で瞬時に変形し、手のひらサイズの小さな箱になる。物質への干渉魔術は、自身の専門だ)なあ、ユア。(夜の暗さに慣れた瞳は、月明りと星明りだけでも、はっきりと相手の姿を見て取れる。彼女もきっとそうだろうと、手の中の箱を目の高さに掲げてみせた)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(知り合いには魔術を嗜むものもいるから、勘付かれることもあるかもしれない。とはいえ、お互いがお互いのものであることを知らしめるためのものだ。堂々としていればいいと、腹もとっくに決まっている。もう、色々な形でマーキングをしあっていると思う。けれどまだ、思いついたことを全てやったわけでもない。例えば)
ユア・アラマート 2021年8月8日
ん? 灯、どうか――……。 (思考を遮った声に、不思議そうに問いかけた。そう、思っていたら彼の手が動いて何かを取り出した。最初は薄っぺらく、それが形を取り戻したと思えば小箱に変じて。――思わず、目を瞬かせた) あ、あか…り……? (気がつけば、波の音も耳に入らなくなっている。箱の動きを視線で追いかけ、見つめ。こくんと、息を呑む音が妙に大きく響く)
皐月・灯 2021年8月8日
(その反応を見れば、彼女が意味合いに気付いたであろうことは知れた。こういうところはやはり、自分より世間をよく知っているのだなと思う。何せ自分は『これ』のことをつい最近まで、自分とは無縁のものだと思っていたのだから。はっきりわかっていることは、数ある『しるし』の一つとしては、「これ」は飛び切り強烈なものらしいということだ。元の世界――UDCアースにはこの手の資料がやたらとあって、手順は研究済みだった)
これ。
皐月・灯 2021年8月8日
(短く言って蓋を開ける。彼女の銀髪に負けないくらい、細やかできらきらと煌めく小さな金剛石が散りばめられた――指輪だ。たった一人の相手に贈るもの。彼女以外には考えられなかった)
……多分お前には解ってる、と思う。でも、オレが言っていいか。
ユア・アラマート 2021年8月8日
(――彼と一緒に暮らすようになって、暫くした頃だろうか。故郷でもあるダークセイヴァーの暗殺者ギルドを纏めるギルマスから、そんな話をされたことがあった。その時は自分も、あまりピンとは来ず。UDCアースの書店でふと目についた……所謂そういう情報誌を思いつきで購入したのはわりと最近のことだ。開いて、暫く読んでいたら妙な気持ちになってきて。二人の寝室に置いてある本棚の、奥の方に押し込んだあの本の事を思い出す) ……。 (心音がやたらと早い。ただじっと小箱と…彼の顔を見ていた)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(開かれた箱の中身を、月明かりが反射する。小さく、けれど確かな輝きを視界に返すそれを前に。思うこと、言いたいことがぐるぐると回っていたけれど) ……う、ん。……聞きたい、聞かせて……くれるか? (ああ、なんだか声がうまく出てこない)
皐月・灯 2021年8月8日
(これからいう言葉は、今までかけてきた言葉とは重みが違うものだということくらいは、わかっていた。だから一度目を閉じ、深呼吸――それで十分だ。それで覚悟は決まった、いや、元から決まっていたものを、確認しただけだ)
皐月・灯 2021年8月8日
――オレと結婚してくれ、ユア。
皐月・灯 2021年8月8日
(言葉はとても短く、シンプルだった。下手に飾るのは得意ではないから、それでいい。その意味合いを自分より理解しているであろう彼女には、どれだけ気持ちが籠っているかの方が大切だから。――だから、ありったけをこめた)
ユア・アラマート 2021年8月8日
―――ッ……。 (妖狐としての耳が、一言一句を聞き漏らさないようにしていた。詰まった息が上手く吐き出せず、絞り出したそれは震えていて。けれど哀しいわけじゃなく、ただ胸がいっぱいになってしまっているのだと。すぐに分かった) ……返事の前に、これを。
ユア・アラマート 2021年8月8日
(指先が、水着の右胸に触れる。そこには水着の柄として描かれた蝶がいて……それがふわりと発光しながら舞い上がった。ひらひらと懸命に羽ばたいた青い影が小箱の中に飛び込むと、チャリ、と金属音。そこに収められた指輪に寄り添うように、白銀の輝き放つ少しサイズの大きな指輪へと姿を変えて) まさか、タイミングまで被るなんてな。 (笑う。笑えてるだろうか。益々胸が詰まる思いで)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(呼吸を一つ。ゆっくりと吐く。この返事を震えた声で言うわけにはいかない)
ユア・アラマート 2021年8月8日
――はい。 私を、あなたの伴侶にしてほしい。一生……ううん。それよりも長く、ずっと。あなたと共に、生きていきたい。
皐月・灯 2021年8月8日
(その様子だけで十分だった。その顔だけで十分だった。その声、その笑顔だけで、事足りた。自分の選択は間違いではなかったと、彼女が証明してくれている。夜闇に淡く光る蝶は、その煌めきを保ったままもう一つの指輪へと姿を変えた。少しだけ、けれど確かに増えた重みを愛おしむ)
……ああ、本当だな。まったく、オレとお前は気が合うよ、ユア……。
(囁くように言葉を重ね、頷いた。――彼女がきっとそう答えてくれることは、勿論、わかっていたのだけれど。いざ言葉にされてみると、ああ、と心の中で息をつく自分がいた。多分、そういうことなのだと。定義などどうでもよくて……ただ、告げること、告げ合うことに意味があって。互いの想いが真に重ね合っていることを証明するために、この瞬間があるのだと)
皐月・灯 2021年8月8日
ああ。ずっと、最初から。言ってるだろ。
皐月・灯 2021年8月8日
――オレはお前ので、お前はオレのだ。
ユア・アラマート 2021年8月8日
(自分には一番縁遠いものだと思っていたものが、全てここにある。心から愛する人も、心から愛されていると迷いなく思える人も。永久を誓い、更にその先をも紡いでいける約束も。ここにある) ああ、ああ――そうだな。私はお前ので、お前は私の、だものな。 (花が咲くように笑って)
ユア・アラマート 2021年8月8日
――灯、愛してるよ。心から、あなたを愛してる。 (そっと、小箱から自分が贈った指輪を取り出し右手で持つ)(そうして――空いた左手を、彼の前に差し出した)
皐月・灯 2021年8月8日
(全てを喪った自分は、たった独りで生きていくのだと思っていた。そうしなければならないのだと思っていた。けれど、他人を遠ざけたままではいられなくなって。その先で、世界一と――世界で唯一と思える女に出会った。犯した罪が消えることはないとしても、抱えているものすべてをひっくるめて愛してくれるひとと)
……ああ。オレもだよ。オレも、お前を愛してる。
皐月・灯 2021年8月8日
(彼女から返されることは予想していなかったのだけれど。なんとまあ、お誂え向きに手袋も外していたものだ。手間が省けた――そう笑って、彼女への誓いの指輪を取り出して。手を取って、薬指に環をそうっと、嵌める)
……頼む。
(そうして、彼女へと自分の左手を差し出した)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(望まれ、その通りに形を取って。全て周りの見様見真似で生き延びてきた。自己というものを持つことはできないと決めつけていた自分に、そんなことはないとずっとずっと言い続けてくれた人。手を伸ばし、絶え間なく「愛してる」と教え続けてくれたその人が。今自分の指に誓いの証を嵌めてくれている。今まで生きてきて、こんなに心が躍る瞬間なんてなかった) ……ありがとう。 (左手を見て、嬉しそうに笑う。それから、今度は彼の左手を取って。右手に持っていた指輪を薬指に通す。サイズがちょうどよかったのを見て、ほっと息をついた) これでいい……な。っふふ、よかった。その指輪も似合ってるよ。
皐月・灯 2021年8月8日
(互いの存在そのものが、互いを救うことになっている。相手によって救われることがどれだけ奇跡的なことか、奇しくも2人ともが良く知っていた)
……お前にも似合ってるよ、指輪。……何か、何言ったらいいかわかんねーな。
(やるべきことと言うべきことは終わった。そう思った途端、流石に気恥ずかしさが襲ってくる。ただそれでも、互いの薬指に煌めく指輪は綺麗だと、そう思った)
皐月・灯 2021年8月8日
――ん、ああ。そうだ。
(その煌めきを見ているうちに、ふと思い出した。大事なことがまだ残っている。言葉と指輪のどちらにも、勝るとも劣らない大事なことだ。それがなにかは……言うまでもないだろう。口を噤んで、じっと、彼女の瞳を見つめた)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(自分も、彼も。もはや互いがいなければあらゆる意味で生きていけない。そんな相手なのだから、これはある意味でいずれ必ず迎える場面だったのかもしれない。それでも、実際に経験するとなれば話は別で。永遠をを誓い合った、その事実を指に光らせていると幸福感と恥ずかしさが同時に襲いかかってくる) そ、そうだな。ええと……わ、私も少し、言葉が出なくて……。
ユア・アラマート 2021年8月8日
(どうしよう、と困って見つめれば何かを思い着いたらしい。見つめれば、同じように視線を返されて心臓が跳ね。指輪の時よりもずっと早く、察する。――何せ、こっちのほうがいつもしている事だ) そう……だったな。 (大事なことを忘れていたと、目を閉じる。顔を上げ、少し近づけば触れる距離。お互いに顔を寄せたのであれば――口づけるまで。そう時間はかからなかったはず)
皐月・灯 2021年8月8日
(互いの唇が触れ合う。その瞬間が永遠であればいいとさえ思う。けれど、望むまでもなく、その願いは限りなく近い形で叶えられるのだと、確信があった。そういう誓いを交わし合ったのだと、間違いなく心で確信した。長いようで短く、短いようで長い――そんな口づけを交わして)
皐月・灯 2021年8月8日
これからもよろしくな――ユア。
(健やかであれ。たとえ病むときがあったとしても、共に支えあおう。約束通りだ。ずっと傍にいる。ずっと――愛してる。口づけに込めた意味の、ほんの1パーセントでも共有できればいい、そう思った)
ユア・アラマート 2021年8月8日
(触れたところから熱く、同時に泣きたいくらいホッとするような暖かさを感じる。想いが届いて、想いを届けてもらった。その証としての口づけは、今までのそれとはまた違って。ずっと記憶に残り続けるだろうと思う。もっとも、彼とのキスを忘れたことも今の所無いのだけれど)
ユア・アラマート 2021年8月8日
こちらこそ――ずっとずっと、よろしくな。灯。 (この先をずっと、共に生きていこう。もはや二人でひとつなのだから、どんな困難も一緒なら乗り越えられると信じている。大丈夫、伝わっているよと、そんな思いで浮かべる笑顔は。自覚はないもののとても晴れやかで)
ユア・アラマート 2021年8月8日
それじゃあ、家に帰ろうか。寝て、起きて。――明日も一緒に。 (手を引いて、歩みは急ぐわけでもない。何せ時間はたっぷりあるのだし、話は尽きないのだから)(そうやって、砂浜に二人分の足跡を残した。そんな日の話――)
ユア・アラマート 2021年8月8日
【finish playback】【and See you tomorrow】