◆【RP】冒険者の酒場
ノヴァ・フォルモント 2021年7月4日
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星が瞬く夜の森で偶然巡り合った一行。
目的も行く先も全く違う彼らが今夜訪れたのは
とある街の酒場だった。
文字通り酒が飲める場所でもあり、庶民の食事処でもあり
冒険者達が依頼を受ける場、そして宿屋も兼ねている。
昼夜問わず沢山の人が集まる、街でも有数の場所。
何かを探すにも、また旅を仕切り直すにも丁度いい。
自分も、明日になれば別の場所へ旅立つ。
だから此処で皆とはお別れだ。
残念だけれど、と。小さく、喧騒の中でも聴こえる声で
一行をこの場所へ案内した月色の旅人が僅かに目を細めた。
***
皆が通されたのは広さのある丸いテーブル席だ。
ウェイターの女性が人数分の水入りグラスと
メニューを手際良く並べていく。
カウンター越しに酒場の店主と何かを話していた月色の旅人が
一行の集まる席へと戻ってくると神妙な面持ちで、こう囁いた。
――俺達の食事代は店主のおごりで良いそうだ。
自分が後で一曲、歌を披露してくれればという条件付きで。
どうやら、先日訪れた際に此処で歌った事が功を奏したらしい
店主にそれが気に入られたようだ。
然し、たった一曲で良いものかと思ったが。約束は約束だ。
もちろん、他の客には内緒でね。
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（この晩の翌日、森から一番近い街にて）
【食事のメニューはこちら】
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ノヴァ・フォルモント 2021年7月4日
（この一行の中に、とんでもない大食漢が居たらどうするつもりなのだろうと思いつつ。メニューを開いた）……という訳なので、皆も好きな物を頼んでいいと思うよ。俺は、飲み物くらいで控えめにしておこうかな。
グィー・フォーサイス 2021年7月5日
僕、暁鳥の山賊焼きが食べたいなー！（メニューの中でまず見るのは肉料理だった。どれも美味しそうだけれど、今日は鳥肉が食べたい気分だ。）飲み物はシードルかミードかなやんでるー。
ノヴァ・フォルモント 2021年7月7日
グィーは肉料理をガッツリ食べたい感じか。俺は飲み物と、ジェムベリーのシロップ漬けが気になるので食べてみようかな。注文がある程度決まったら店員さんを呼ぼうか。
グィー・フォーサイス 2021年7月11日
僕は甘いものとお肉が好きだよ。全部気になるからここからここまでってしたい気持ちをいつもグッと抑えているのさ。ノヴァは少食な感じ？（問いかけながらも視線はメニューの文字を追っている。）うーん、シードルにしようかな。今日の口はリンゴの気分！
シャルファ・ルイエ 2021年7月12日
（メニューを開いて結構な時間悩んでいる）……パンケーキが気になるんですけど、夕食にするにはちょっと悩ましいです……！ここは明日の朝の朝食にするべきでしょうか。んん、とりあえずレンズ豆と塩漬け肉のスープとフルーツミックスのジュースをお願いしようかと思います。あ、サラダはひとつかふたつ頼んで、皆でシェアするのはどうですか？
ネムリア・ティーズ 2021年7月17日
（みんなの言葉に耳を傾けつつ、メニューを眺める瞳をきらきらさせて）ボクもあまいもの、だいすき。おいしいよね。それじゃあ…パンケーキとココア風ミルクをお願いしようかな。パンケーキ、シャルファも味見する？サラダをみんなでわけあいっこもいいね。薔薇キャベツがどんなものかも気になるの。
ノヴァ・フォルモント 2021年7月17日
甘いものと肉…。シロップ漬けも後であげようか？食後のデザートにでも。……そうだな、普段からあまり食べない方かも。でもせっかく奢って貰えるのだし、何か頼んだ方がいいか。（メニューをもう一度開いてみる。けれど取り敢えず、後は飲み物だけにする様だ） ああ、それ良いな。サラダは大皿で頼んで皆で分けようか。じゃあ一旦、決まった人の分を頼むね。まだ考え中の人も、ゆっくりどうぞ。後で追加を頼んでもいいし。（近くを通りかかったウェイターを呼び止めて、纏めて注文を頼む。程なくして食事が届く筈だ）
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
賑やかな店内の音や談笑に耳を傾けつつ、暫く待っていると注文した品々を両手に抱えたウェイターがやってくる。どうやら料理が来たようだ。
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
ケットシーの君の前には
パリパリに焼かれた皮と肉汁を閉じ込めた絶妙な焼き加減
そしてハーブの香りが食欲を唆る、暁鳥の山賊焼き
焼き立てのふわふわライ麦パンには自家製バターを添えて
魚柄の陶器のシードルカップには黄金色に輝く林檎酒
よく冷やされたカップで飲むシードルは格別の美味しさだろう
白い翼を持つ君の前には
柔らかくなるまで煮込まれた塩漬け豚肉の旨味が程よく溶け出して
豆と香味野菜が身体に優しい、レンズ豆と塩漬け肉のスープ
焼き立てのふわふわライ麦パンは添えられたバターで食しても
スープに浸して食べても美味しいだろう
透明なグラスに注がれたフルーツミックスジュースは
果物本来のほんのりとした甘さが味わえそうだ
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
銀糸の髪を靡かせる君の前には
3段重ねにされた焼き立てふわふわのパンケーキ
上にはたっぷりとメープルシロップ、とろけるバターも乗せられて
シロップが零れて広がる皿には季節の果物も添えられている
透明なグラスに注がれたココア風ミルク
料理の邪魔にならない様、甘さ控えめでスッキリとした味わいだ
月色の旅人の前には
キラキラと輝くジェムベリーのシロップ漬け
見た目はまあるい宝石の様にも見える一口大の果実のようだ
飲み物はケットシーの彼と同じシードルを頼んでいた
注がれた陶器のシードルカップの柄は個々に違うようで
此方は素朴な植物の柄が描かれている
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
最後に、大皿に盛られた
薔薇キャベツと山菜のサラダがテーブルの中央に置かれる
上から見ると薔薇の花束の様に見える一口サイズのキャベツが飾られ
その下に様々な山菜が見え隠れ
味付けはシンプルに、オリーブオイルと塩が振られている
人数分の小皿、取り分け用のトングを置き終えたウェイターが。ごゆっくりどうぞー、と元気の良い一言を残しテーブルを一旦去る。もちろん伝票の類は置かれない、後は待ちに待った食事を味わう時間だ。
シャルファ・ルイエ 2021年7月25日
いいんですか？ありがとうございます。それならネムリアさんもスープの味見はどうですか？食べる前に小皿を貰って分ければどうでしょう。（味見のお誘いに表情をぱっと明るくする。お返しにと提案するものの、もし断られても気にはせずに。そうこうするうちにテーブルに並んだたくさんの料理に表情は緩んだまま）わ、どれもおいしそうです……！いただきます。（まずはとサラダを取り分ける。希望する人には取り分けたものを渡して、自分で取り分けたい人にはトングを渡す形で。食事が始まれば、他愛のない会話を交わしつつ、美味しい料理や飲み物を幸せそうな顔で味わって）
グィー・フォーサイス 2021年7月28日
わあ、すごい！ すごくいい匂いがいっぱいだ！ 食べたかったら切り取っていって、どーぞ！ 足りなかったらまた注文しよう！（料理を見た途端に尾と耳をピンと立て、いただきまーすといそいそナイフとフォークを握った。）あ、シャルファ。取り分けてくれてありがとう！ 僕はみんなより腕が短いから助かるよ。うん、おいしい！
ノヴァ・フォルモント 2021年7月31日
（楽しげに皆の様子を眺めつつ、自分も注文したジェムベリーを一粒つまんでみる。）うん、味は少し甘酸っぱい果実のシロップ漬けという感じだな。…宝石を食べるってこういう感覚なんだろうか。（勿論固くは無いけれど、見た目が小さな宝石に見えるので口に運ぶのが少し不思議な感覚だ。少し食べてみた後、残りは皆が取りやすい様にすすっと中央に寄せてみる）ふふ、小皿も沢山用意してもらったし。皆それぞれ気になる料理を分け合ってみるのも良さそうだね。あ、シャルファ。サラダの取り分けありがとう、俺も貰っていいかな？（皆との談笑も挟みつつ、のんびりと食事を楽しんでいる）
シャルファ・ルイエ 2021年7月31日
どういたしまして、グィーさん。お役に立てたなら良かったです。ノヴァさんももちろんどうぞ。（明るく告げられたお礼に、自然と笑顔になって返事をする。頼まれれば取り分けるのを同じように続けつつ、合間にサラダやスープ、パンを口に運んで）このスープも、優しい味で美味しいです。野菜もお肉も柔らかくて、口の中で溶けます……。パンもふかふかですし。――それから、少し早いですけど。この数日、ありがとうございました。とても楽しかったです。（最後にちょっと居住まいを正してお礼を言ってから、また幸せそうに感想を言ったり楽し気な会話へと戻る。今夜はそのまま宿に泊まる予定だけれど、それぞれとの別れの際には「またどこかで」と笑顔で言葉を交わすだろう）
ネムリア・ティーズ 2021年8月1日
わあ…ほかほかのふわふわだ。うん、どうぞだよシャルファ。パンケーキは朝にゆっくり食べても美味しいと思うけれど。いまみんなで食べたらもっと美味しくなる気がしたんだ。…スープ、いいの？うれしい。味見してみたいな。グィーも甘いものがすきなら、よければ取り分けるね。（他に食べたい人がいればといくつか切り分けて。寄せられた宝石の果実をひとつぶ口に運び）ほんとうだ…見た目よりずっと柔らかいから、なんだかふしぎな感じなの。甘酸っぱくてパンケーキにも合うかも。――ふふ、ボクからもお礼を言いたいな。すこしの間だけれど、お話してくれてありがとう。みんなと過ごせてとっても楽しかったの。（この数日で一番の微笑みを浮かべて。お別れはちょっぴりさびしいけど、またどこかで逢える気がするから。今夜はめいっぱい会話を楽しんで。明日はまたね、と手を振るつもりだ）
ノヴァ・フォルモント 2021年8月1日
（飲み終えたシードルのカップをそっと置いて。食事を楽しむ皆の様子を再び眺めていた。ふと紡がれ始めた別れの言葉に小さく頷いて。）――此方こそ、ありがとう。同じ夜に幾つもの出会いが重なるなんて珍しくて、俺も楽しかったよ。久しぶりに特別な数日間を体験させて貰えた気分だ。……明日からの皆の日々にも、幸運がありますように。（出会いと別れは幾度も見てきた。もうそれに何も感じないと思っていたけれど。今はほんの少し、寂しいと思っている。まだそんな感情が、自分にも残っていたのだと思いながら。）
ノヴァ・フォルモント 2021年8月1日
月色の旅人は軽く食事を済ませると、席を立った。店へのお礼の一曲を奏でる事は忘れていない。……約束では、一曲だったけれど。今はこの数日間、旅を共にした仲間達が居る。だから、少しだけ。長くゆっくりと、曲を奏でる。皆の記憶に自分の歌声が僅かにでも残ってくれたらと、そう願いながら。
…〆
