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【RP】好奇心は悪霊をも迷わせる

葬・祝 2021年6月29日


「探索と言われましても、ねぇ……まあ、どうせそんなことを言っていると在らぬ場所に出るんですけど」

もうひとりの悪霊にせがまれて、妖は溜息を吐きながら襖を開ける。
其処には、見慣れぬやたらと広い座敷が広がっていた。

「……ほらね。空気読みすぎなんですよ、このお社」

振り返っても、どういう訳か元来た道はない。
どうやら、進むしかない。


─────────


広い座敷には、幾つかの襖。
開けても開けても、無限に座敷が続く。
けれど、内装は先々で変わっているようで……?



🎲ダイス表🎲

0~10:蜘蛛の巣だらけの座敷
11~20:全てが無音になる座敷
21~30:誰かの泣き声が聞こえる座敷
31~40:どんどん水で満たされていく座敷
41~50:花が咲き乱れる座敷
51~60:脚が動かなくなる座敷
61~70:燃え盛る座敷
71~80:何も見えないくらい真っ暗な座敷
81~90:凍えるほど寒い座敷
91~98:あらゆる重さが10倍になる座敷

ゾロ目:昔の自分がいる座敷


👻
はふり、ヴィズ





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葬・祝 2021年6月29日
全く。無駄に空気を読んで来るの、止めてくれません?
(溜息を吐く。迷ひ家と似たような特性を持つからか、このお社はたまにこういう所がある。まあ、放っておいたら神域自体が悪霊を排除しようとして、山神の目を盗んで漆黒の彼岸花の空間を作り出した前科もある。とはいえ、これはもう進まないと話にならない)
……とりあえず、進みましょうかね。このままだと多分帰れませんし。 (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
ザシキだー!!!!
(一方こちらの悪霊はというと、見慣れぬ和風空間にテンションが上がっていた)
ザシキ!オイラン!ハラキリだな!
空気を読むのは大事な事だと誰かが言っておった。こういう時に遊興を提供してくれるのは良い事だな!
…え、帰れないの? まあいいや、適当に開けよう。
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
さっっっっむ(ぱたんと障子を閉める)
めちゃめちゃ寒いのだが?此処を進むのか? (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
諦めなさい、他の襖は今ので消えましたよ。……というか、君、寒いんですねぇ。
(襖を開け直す。ひらりと悪霊の透けた脚が凍えて霜すら降りた座敷を平然と踏んで、中へ入って行く。なお、この悪霊、そもそも暑さ寒さは感じない質である)
あら、すごい。天井から氷柱。 (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
消えた!? 成程、シュレディンガー現象か!あらゆる可能性から出口を引き当てねばならぬとは…
面白くなってきた! え? うん、寒い。
ハフリは寒くないのか? 暑くもないのか? 味覚はあるのだよな?
(以前マシュマロの話をした気がするのだ。さむいさむいと言いながら二人の悪霊は部屋をゆく。氷柱と言われて視線を向ければ)
わあ!すごい大きい!武器になりそうだな! 折っても大丈夫だよな? (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
元々、生物由来ではないので寒暖差に影響されないんですよ。味覚は必要だったので学びました。
(悪霊だから、と言うより、元々だ。だから、夏でも冬でも平気で外に居る。寧ろ、屋敷の中に居る時間が増えたのは死んでからなので、元は外に居る時間の方が長かった)
別に折っても構わないとは思いますが、この調子だと襖と同じで別の部屋に移動したら消えるかもしれませんよ。
(そして、半ば凍り付いて開けづらそうな襖がまた目の前には三箇所。少し考えて、右のひとつを開けてみた)
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葬・祝 2021年6月29日
(もういっかい)
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葬・祝 2021年6月29日
あら。随分落差が。
(開けた襖の向こうは、そりゃあもう燃え盛っていた。控えめに言っても火の海だが、その割に焼け焦げ崩れ落ちるような様子もない。天井の梁や部屋の奥に見える柱や襖なども燃えている様子はない) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
生物由来ではない。成程。…成程?(判らんという顔をした)あたしも正確には生物由来ではないけれども、生まれ持って暑い寒いはあったよ。人間に近しいからかねえ。(近いと言っても、一周回った針のように――距離に換算したらとんでもなく遠いのだけれど。)
おお、では折って武器にしよう。何かいるかも知れないし!
えいっ。
(ハフリがどれを開けようかと選んでいる間に、両手に抱える程の氷柱をバキバキと折り取る。まるでゴリラである)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
うわー!?
(吹き付けて来る熱風から氷柱を護る)
今度は暑い!? 対局だな!? まああたしは炎の魔女なので炎は効かないのだが。ハフリ、大丈夫か? 危ないようなら抱えて運んであげよう。……氷柱と一緒に。 (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
私は何方かと言うと、概念、事象、といった方向から発生しているので。
(根幹からしてあからさまに違う。近さなんて何処にもない。途方もない時間の学びと努力による人真似で、近しいように見せているだけ。氷柱を折り取る相手を、豪快ですねぇ、なんて眺めて、また視線を火の海に戻した。少し考えて)
別に暑くは感じないんですけど、普通に焼けるし普通に痛いんですよねぇ……。とりあえず、先に行って次に開ける襖を選んでくださいます?其処までは自力で行きますよ。 (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
概念・事象。(今度こそ納得した顔をした)成程な、ではあたしとも出自が異なる訳だ。あたしは……何だろうな。祈り…?から生まれた…?のか…おやまあ!
(思案は相手の言葉に思考の外へすっとび)
焼けて痛いなら抱えてあげよう! ちょっと待っておいで、襖を開けて来るからね!
(足が焼けるなんて御伽噺みたいで素敵だけどね、と笑いながら、氷柱と共に部屋に踏み入る。ドレスの裾さえ焦がすことなく次の襖を)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
わあ……!
(思わず声を上げた。数え切れぬほどの花、花、花!蔦は梁に巻き付き葉を広げ、水溜りのような一点には睡蓮が咲いている。極彩色に目が眩むようで。襖をあけっぱなしにしたままハフリの元へ戻り)
ハフリ、ハフリ!凄いぞ、花がいっぱい咲いておる!ピクニックには良いところだ!
(氷柱は……残念、さっき通過するときに融けてしまった。ので、両手でハフリを抱き上げようと手を伸ばして) (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
(祈りから。それはまあ、何とも。清らかなもののようだ。まあ、祈りと言っても多種多様だし、それら全てが真っ当なものとも限らないけれど)
あ、ちょっとヴィズ。……行っちゃいましたね。
(自力で行こうかと思っていたのだけれど。しかし、本当に燃えないのだなと興味深そうに。生憎と、自分は普通に焼け爛れる。死んでいるから更には死なないけれど、普通に痛いし、煙を吸い込めば苦しい。難儀である。大人しく相手の戻りを待つことにした妖は、遠目に開かれた襖の向こうはどうやらある程度まともそうだと一息吐いた)
どうやらある程度まともそうな部屋ですねぇ。……っと、わ。
(念動力などで加重していない時のこの悪霊の身体は、霊体でしかなく、重さがない。つまり。そりゃあもう簡単に、荷物を持つより軽々と、ひょいっと持ち上げられた) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
(燃え盛る赤い炎の向こうに、四季折々の花が咲く。其れは何とも奇妙な光景だが、奇妙な者たちが集まる御山の一角であることを考えれば何も不思議ではないようにも思えた。)
(焦げはしないけれども、氷柱の所為でドレスの裾が濡れた。鬱陶しそうにぱたぱた払い)
花がたくさん咲いているよ。梅と桜が一緒に咲いてて、四季がめちゃくちゃだ。
(ひょいと抱き上げ、片手で支える。彼といったら先程の氷柱に比べればまるで羽のようで、なんとなく心配になる程だ)

おやおや、軽いねえ。ちゃんと食べている?
(なあんて軽口を叩きながら炎の部屋を渡り、花の部屋に就くと襖を閉めた。そこでやっとハフリを下ろし) (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
食べても食べなくても変わりませんよ。……うーん、常に加重しておく方法を身に付けないと駄目ですかね。
(お社にいる限りは皆と一緒に食事をしているが、食べても食べなくても今更何も変わらない。霊体になってまだ一年と少し。重さのない肉体に不慣れで、人混みでも簡単に押し流されるくらいの体たらくである、この悪霊。下ろして貰うと、ありがとうございます、と素直にお礼を告げてから、周囲を見回して)
……確かに四季問わず咲き狂ってますねぇ。でも、このお社自体がそもそも常に紅葉ですし。これも今更って気はします。
(でも、綺麗は綺麗だ。藤棚の下に向日葵が咲いて、竜胆と並んでいるのは、少し面白い) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
ははは!そりゃあそうだ。悪霊だものな。足透けてるし。ポッケに石ころとか入れたらどうだ?
(冗談一発かまして。じゃあお前はどうなの?と聞かれれば、悲しい事に重さがあるんだなぁ。ハフリとは逆で、意識しなければ重さを消すことが出来ないのだ。なぜだろう?ポッケに石は入ってないはず)
そういえばそうだったな。赤い紅葉に、赤い髪の山神様。――お前の髪飾りも赤いね、ハフリ。…はっ。
(あたしは其の時思いついたのだ――)
此処の花を千切って帰ったらちょっとは季節感が出るのではないか!?魑魅魍魎天神地祇といえども季節感は大事だと思うのだ! いまだと…紫陽花に向日葵とか、飾ってみたりしてさ! (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
何なら、弱ると普通に身体ごと透けますし実体化も解けますからね、私。それ、動く時に自分が重いじゃないですか。
(この悪霊は、未練があって悪霊化した訳でもなく、ただ自分を構築する概念が世界から消えていないから残ってしまっただけの存在だ。世界との親和性がとても低いし、魂の強度も弱い。結果、結構簡単に実体化が揺らぐ)
そうですねぇ、赤だらけ。綺麗で好きですよ、このお社の風景。紫陽花に向日葵……まあ、持って帰れるのなら良いのでは?時雨辺りが喜んで水遣りしそうですし。
(赤い紅葉。赤い彼岸花。赤いあの子の髪。赤い赤い、あの子の翼。自分の組紐も、合わせた彼岸花も、緋い。赤は身近だ)(相手の提案に、ふむ、と少し考える。また炎の中を突っ切るようなことがあれば燃えてしまうだろうけれど、別に少しくらい持って帰っても問題はないだろうけど。無事に持って帰れるかはともかく) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
えー!それはいけない!実体化が解けたら運ぶ事も出来ないじゃないか!もし重傷とか負っても実体化は解いてくれるなよ!?
(見えないものを捕まえる術がないといえば嘘になるが、相応の手順を踏まねばならぬ。彼が弱るような場面ではチンタラしていられないだろうから)
おや、ハフリは赤が好きか。あたしもだよ。自分が青いからかな。でも……ふふ。あたしとカフカが並んだら目に痛い色合いかなあ。
(笑いながら向日葵をちょんと爪で切る。こういう時に爪が鋭いと助かる)

(ちょん、ちょん、ちょん。幾つか向日葵を切って、よし、と頷き)
これくらいで良いだろう。炎の部屋が現れない事を祈るのみだ。
進も……(続く言葉を飲み込み、ふと向日葵を彼の顔に寄せる。二つを見比べて、噴き出した)
あははは! ハフリの頭、向日葵より小さいや! (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
努力はしますけど、其処まで弱っている時は普通に制御が利かないかと。
(唯一安心出来るのは、魂自体は某山神の贈った幽世蝶によってしっかりと楔に繋がれていることだけだ。そもそも、悪霊化してまだ一年と少し。千数百年を生きた妖でも、悪霊としては赤子同然なのだ。外部要因で結構簡単に魂が揺らぐ)
確かに、君とカフカが並ぶとなかなかに視界がちかちかしますねぇ。私と並んでも少し目に痛いかもしれませんが。
(この悪霊は、身を包むほとんどが黒と緋色で構成されているので。爪で向日葵の茎を掻き切る相手を眺める。自分も変化込みなら普通に出来るが、日常から爪がそれだと大変そうだ)
大きいですよねぇ、その向日葵。そもそも見下ろされてましたし。
(次の襖に手を掛けた)
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葬・祝 2021年6月29日
(ばつんっと。全ての明かりが消えた。周りのものが何ひとつ見えない。自分が立っている場所すら見えなくなった。何時の間にか、花の香りはほとんど消えていた。周辺は、完全な闇が満ちていた)
……すごいですねぇ、こんなに暗いの、久しぶりです。
(昔々の街灯もない時代の新月の頃みたいで、ちょっと懐かしい) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
うむ!努力してくれ。そうすればあとはあたしがすんばらしいパワーで何とかしてみせる。――しかし、お前が弱るだなんてそんな場面、想像しにくいけどなあ。
(だってなんか、ラスボス感あるもん。…とは喉の奥に飲み込む。以前話した時の生死感は長く生きたもののソレだし、態度に滲む余裕もなんか強者っぽい)
ふふはは! そうだろ、そうだろ! これはカフカとは余り一緒にいられないなァ。みんなの眼がちかちかしちゃう。――ハフリとカフカ? うーん。黒と赤は割と落ち着いた組み合わせだと思うが…
(向日葵を抱き直す)
うん、大きい。きっとみんな吃驚する、楽し、
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
( 闇 )
ああ!? 今度は真っ暗!?
ハフリー!? ハフ……あっ近くにいる感じする! 確かにこんなに暗いのは最近の夜でもそうそうないな! お社にもなんだかんだで明かりが点くし。カクリヨにも家々の灯がつくから…こんな真っ暗は、そうだなあ。でも何処か懐かしいんだ。何故だろう……首が痛い。
…もしかしたら、この暗さは…死に似ているのかなあ。嗚呼、首が痛いよ、ハフリ。 (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
今の私は弱いですよ。まだその辺の有象無象に負ける気はしませんけど。
(ある程度までなら神々とも衝突出来た昔に比べたら、遥かに弱って、落ちぶれた。それは紛うことなき事実だ。それでも、その厄災の特性上、まだその辺の有象無象には負けずに済んでいるけれど。まあ、封印を身に付けているから余計、というのも無きにしも非ずだが、こればっかりは仕方がないと割り切っている)
嗚呼いえ、私と君ですよ。……と、何だか君も難儀ですねぇ。この闇は、私からすれば落ち着くくらいなんですが。
(何も見えない、深淵の闇。自分にとっては、まるで人間で言う羊水の中のような安らぎを覚えるくらいだ。もっとも、多分この安らぎは浸りすぎると“はふり”が溶けて消えそうなので宜しくない)
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葬・祝 2021年6月29日
(妖の掌の上、この厄災の妖にら似合わないほど透き通った柔らかい光がふわりと浮かぶ。深淵の暗闇に、白く、優しく。まるで、穢れなき無垢に。本来なら、治癒を可能にする聖者の光である。今は、ただの明かり扱い)
はい。これで少しは見えます?ヴィズ。 (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
“今は”――か。これからも強くならねばな? 強くなったら戦おうよ、楽しいよ。
(そう、其れは無抵抗なカミサマを殺るよりきっと楽しいだろう。禍々しい気と禍々しい気がぶつかって、とんでもない事になるのだ。ああ、なんて楽しそうなんだろう!)
ああ、あたしとお前か。青と黒も目に痛いよね……もしや、あたしの青は誰とも合わない…? 悲しすぎない…?
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
(柔らかい光に照らされたのは、赤色だった。)
ああ、見える。目に優しい光だな。痒くなるけど。
(首の縫い目から血が溢れていた。死を思い出すといつもこうだ。止まった血管が脈動して、切れ目からあふれ出す)
じゃあ、次の部屋に行こう。余り遅くなると、みんな心配するもんね。
(拭いもしないまま、襖を開けようと明かりを頼りに前進して)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
……?
(至って普通の座敷に見える。最初の地点に戻ったのだろうか。だとすればちと厄介だが……そう思って足を勧めようとした途端)
あれ?
(ぺたり、と座り込んでしまった) (無効票)
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葬・祝 2021年6月29日
私はそんなに戦闘向きじゃありませんよ。疲れること嫌いです。
(軽く肩を竦める。どうせ、存在するだけで追い回されるのに。わざわざ狩り以外で戦うのも面倒臭い。あと、わざわざ護られたのに殺し合いごっこなんてしたら、叱られそうだ)
君の青、鮮やかすぎるんですよ。とりあえず、その血、さっさと止めては?お人好したちに別の意味で心配されますよ。
(別に心配するでもなく、垂れ流す血を止めろと。霊体で繋いで取り繕ってこの姿をしているこの悪霊も、所詮は惨殺された死者だ。多分、下手をすれば相手のようになることも考えられるが、血を垂れ流すのは汚れるから面倒臭い。まあ、この衣類すら霊衣だけれど)
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葬・祝 2021年6月29日
……?ヴィズ、どうかしました?
(ふわりと浮いたまま相手について襖を通り抜けた悪霊は、座り込んだ相手を不思議そうに見下ろす)(脚を使わず浮いたままだから、異常に気が付いていない) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月29日
ぶー。呪いの気配を漂わせてるのに……
(呪殺とかされるのかな、ってドキドキしてたのに。唇を尖らせ)
…鮮やかとは。其れは褒め言葉だな!感謝する!
だがちょっと待ってくれ。ちょっと……ううん、うん?
(手は動くので、ドレスの袖で首を乱暴に拭う。その調子で足に力を入れてみるが、…駄目だ。まるで鉛になってしまったかのようだ)

――どうしよう、脚が動かぬ。あたしのものではなくなったみたいだ。 (無効票)
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葬・祝 2021年6月30日
もう荒事は飽きてます。お社には他に荒事得意の方々が居ますから、そっちにどうぞ。
(千数百年、ずっと追い回されて戦っては逃げて生きて来ている。そりゃあ、飽きるというものだ。必要なことだから、自分より弱い獲物を狙って必要な分だけ狩りはする。でも、それ以外は普通に面倒臭い)
どう致しまして。……?おやまあ、そんな部屋まであるんですねぇ。確かに脚、動きませんねこれは。浮いてたので気付きませんでした。運びます?
(自分の脚も試しに動かしてみようとしたが、確かに動かなかった。不思議だ。触った感覚はきちんとあるのに、ぴくりとも動かない。とはいえ、浮いて移動は出来るし、相手も念動力で運んでしまえば良い。ので、一応確認してみた) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
荒事に飽きるなんてなんて贅沢な性格をしているんだ! 荒事は長い生のスパイスよ! あたしの所には降りかからないのに!
(座り込んだまま、向日葵を持たぬ方の手を振り回して喚く。幼子のようである。自分が望んでやまないものを、この妖は手に余るほど持っているというのか!)

うむ、全く動かぬ。……。
(考えた。ハフリの事だから、紳士的に運ぶなんて事はなかろう。猫が子を咥えるみたいな形で運ばれるのが関の山。いやしかし、進まねば帰れないのだ。仕方あるまい。 以上、脳内ヴィズ数人による会議議事録)
では頼む。さっきはあたしが運んだから、お互い様って事で! (無効票)
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葬・祝 2021年6月30日
千数百年強制的に続けさせられたら流石に飽きますよ。元々、別に戦闘好きでもないですし。
(何処に居ても、己の縄張りに厄災を居座らせて堪るものかと土地神たちや高位の妖たちに追い回される。そんな日々を続けていれば、寧ろ今の安穏としてお社の中でのんびり生きる時間はなかなかに得難いものだと思う。……自分には決して手に入らなかった得難いものを、あの子の神域に匿われて、戦神にも護られて、こうして与えられているのだと分かっている)
はいはい。それじゃあ、次の部屋はどんな場所でしょうねぇ。
(念動力が、相手をひょいと子供を抱えるかのように抱えた。この悪霊、子供を抱っこすることに慣れすぎていて、相手の想像に反して扱いは寧ろ柔らかかった)
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葬・祝 2021年6月30日
(もういっかい)
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葬・祝 2021年6月30日
(何事もなさそうな部屋……かと思いきや。何処からともなく、泣きじゃくる声が聞こえて来る。聞き覚えのあるような、まるであの子の泣き声のような。恐らく、泣き声、と認識して一番意識にある音に変換されている。自分と相手では、聞こえる泣き声は違うだろう)
泣いてますねぇ。……あ、ちゃんと脚は戻りましたね。しかし、そろそろ帰してくれませんかねぇ……。
(やれやれ、と溜息を吐きながら相手を畳の上に下ろした) (無効票)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
千数百年も戦いを!? う、羨ましい……
(自分の半生を思い返してみる。殺された。殺された。殺された。死にたがりが来た。――なんだこの格差は! 魔女だって凶兆なのに!! 最初に流れ着いた此処があまりにも寛容でつい流されてしまう!)
そうだなあ。次の部屋は…花が枯れない部屋ならいいなアってうわあ!(ふわりと抱えられた。其の優しさに思わず吃驚して声を上げる。えっなんか優しい……安定してるし……子ども扱いされてるみたいで腹立つけど…)
……だ、抱き方が巧いな?
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
(すん、とすすり泣く声が聞こえてくる。魔女に聞こえるのは少女の泣き声だった。自分ではない。けれども、聞き覚えがある。)
泣いてるねえ。…あ! ほんとだ! 歩ける! 歩けるぞハフリー!
(優しく畳におろされ、はっとして立ちあがると足の軽さに思わず笑顔)
でもこれ、泣いてるだけで特に害はないようだねえ。…ちなみに、あたしには女の子の声として聞こえるんだが… (無効票)
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葬・祝 2021年6月30日
譲れるものなら熨斗付けて差し上げますよ。
(別に、たまになら刺激的で済むけれど。毎回毎回続くと疲れるし、挙句の果てには完全にメタ張った武装で身を固められて集団で神々に追われたりするのだ。別に、もう死への興味も特にないし、積極的に死にたい訳でも封印されたい訳でもない。だって泣かれるし)
そうです?……嗚呼、子供の世話をする期間が長かったので、つい。
(なるほど。そういえば、無自覚にめちゃくちゃ幼子を抱っこするのと変わらない抱き方をしていた。某山神以外にも、この悪霊、片手で足りないくらいの子供を独り立ち出来るくらいまでは育てている)
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葬・祝 2021年6月30日
それは何より。やっぱり脚が動かないのは面倒ですしね。
(周囲を見回してみても、特に何がある訳でもなさそうだ。相変わらず、何処かに続くのだろう襖だけが並んでいる。あの子の泣き声だと認識してしまうことだけが、少しばかり意識を刺激して来るが、あの子ではないことも分かっている。あの子は今も昔も、自分だけの前ならともかく、他の誰かの前では泣きたがらない)
私には、知った声に聞こえていますね。ひたすら泣いているだけで害がないのなら、素通り出来ますね。次の部屋は何処に繋がっていることやら。 (。)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
熨斗つけて貰ってしまいたい。
(戦いたい。傷付きたい。傷付けたい。其の衝動は留まるところを知らない。戦いに飽きる日なんて来るの? って真顔で思っているのである)
うん、なんかこう……最近の若者がいうだろう? バブみとか何とか。あれを感じた。あたしでなければ幼児退行しt 子育てしてたの!? なんで!?
(このなりだけど妖怪(?)だし、結婚とかしたのだろうか。判らんという顔で思わず相手を振り仰ぎ)
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
面倒だし、此処で襲撃されたらと思うとゾッとしたね。機動は戦闘の基本だ。いや、動かなくて良いときもあるけど。
――知った声、か。うん、あたしもこの声を知っている。とても…とても前に聞いた声だ。
(相手を観察する。努めて意識を向けないようにしているように見えた(勘違いかもしれない程度に微細だが)。早く抜けてしまおうと足を向け)
さて、どうだろうね。また花の部屋とかが良いなァ。
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ヴィズ・フレアイデア 2021年6月30日
( 闇 )
ああっ!? またァ!? ハフリー! いるー!? (。)
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葬・祝 2021年6月30日
全く。欲しい者の所に行けば良いものを。
(やれやれ、と肩を竦める。生まれながらに、というものは、変えようもないものだ。驚かれると、ことんと小首を傾げ)
前も言いましたよ、育てていた、とは。暇潰しです、人の子、手が掛かって面白いので。
(前回話した時に、多分子育て経験があることは話した気がする。この妖は、子供が嫌いじゃないし、手が掛かる生き物も嫌いじゃない。ので、幼い子供を独り立ち出来るくらいまで育てる遊びを何度か繰り返しただけだ。育ったあとは、あの子以外に用はないけれど)
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葬・祝 2021年6月30日
(泣き声の部屋を抜けた途端、また闇に包まれた。真っ暗。何も見えないそれは、二度目だ)
ヴィズ、向日葵落とさないように気を付けてくださいねぇ。……嗚呼、お迎えが来ましたね。帰れますよ、これで。
(暗闇の中に声を掛け、また聖者の光を生み出し……た所で、朱色の光がふわりと闇の中に舞った。蝶の姿をしたそれは、朱蛺蝶の名を持つ山神の眷属である。この無限座敷に入る際に空間を断絶されて置き去りにされていたそれが、山神の力を借りて入り込んで来たようだ。道案内する気なのだろう、暗闇の中、ふわりふわりとそれは迷わず飛んで行く)
ヴィズ、追いますよ。……やれやれ、疲れました。
(危うく、永遠に彷徨う所だった)(とは、教えない)(そうして。幽世蝶を追い掛けたふたりは、元のお社へと帰って行く)
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葬・祝 2021年6月30日
(やがて。悪霊ふたりが消えたあとの無限座敷は、ぱちんっと。泡が弾けるように、消えたのだった)
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葬・祝 2021年6月30日
【〆】
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