【RP】喉につっかえた感情が
セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
「お茶しませんか? ちょっとお話したいことがあるんです:;(∩´﹏`∩);:」
悪霊がいつもいる縁側の一角に、金色の髪の女が先にいた。
少し強めの陽射しが、やけに暖かい。
お茶の入った作り置きのボトルで、氷がからんと揺れた。
絵空事のふたりが、ふたたび。
☕⛩️
葬・祝
セラフィーナ・ミルズ
⛩️☕
やけに明るい陽の差す縁側
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
(先日の光景。鮮血と災厄。そして自分の行動が、頭の中でぐるぐると回っていた。渦の中心に生まれた小さな感情。それがどうしようもなく、不快で
)…………(なんて言おうか考えながら、セラフィーナは持ってきた箱から小さなケーキを取り出していた)
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葬・祝 2021年6月24日
(先日のあと。再び話すのは、これが初めてだ。本当にまた来たんだなあ、なんて。侮った訳ではないけれど、そっか、と何だかすとんと落ち着くものがあった。ので、何だか神妙そうな相手を前に、少年の姿をした悪霊は座布団に正座してのんびりと庭を眺めていた)
……?セラ、今日は随分と大人しいんですねぇ。
(何だか、静か。何時もの良く喋る賑やかな声がないことが不思議で、小首を傾げた)
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
あはは、いつもがうるさいってことですかー?(笑って冗談を言ってみたりするものの、少しわざとらしい。けれど、決して恐怖を誤魔化すというものではない。どちらかというと、なにかやらかしてしまってバツが悪い子供のように、意識が抜けていた)
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葬・祝 2021年6月24日
だって、何時もの君なら、話したいことがいっぱいあって仕方ないって顔で、先に口を開くでしょう。
(不思議。この悪霊は、人の心に本当の意味での理解が及ばない代わり、ずっとずっとずっと観察して、学んで来た。だから、相手の様子が何時もと違うことは分かる。そして、子育て経験も、まあ、あるもので)
……何だか、悪戯や失敗を見付かったあとの子供みたいですねぇ、君。
(謝りたくて謝れなくて、そもそもどう口を開けば良いか分からない。そんな子供の顔を思い出した)
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
ん"っ(それはそうだ、と自分でも思ってしまい、動揺で湯呑が揺れる。もちろん付け加えられた方も図星で)べ、べつにそういうわけでは……ありますけど。なんというか、私が気にしてるだけかもって思ったら言い出しにくくて……変なこと言ってもいいですか?
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葬・祝 2021年6月24日
お呼ばれしたので、今日は何の話をしてくれるのかなと思ってたんですが。
(暗に、黙っていられるとつまらないから話そう、と。少しだけ、その声には気まずそうな相手を揶揄うような柔い色がある。そういう訳ではあるのか、と言い回しに面白がるように瞳を細め)
どうぞ。君の話を聞くために此処に居るんですし。
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
確かにわたしが呼びましたけど……(口を尖らせてむむむと唸り
)…………ああーっ、ちゃんと言います、言いますよ!
セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
この間の……あの、はふりさんが狩りをしていたときの……(少しだけ言間を開けて、唾を飲んでから)……ごめんなさい!(勢いよく頭を下げた)
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葬・祝 2021年6月24日
……ぇ、
(きょとん、と鏡面の眼が見張られた。先日のことで何か謝られるなんて、想定もしていなかった顔だ。確かにそんな子供の顔を思い出しはしたけれど、自分が謝られる理由って、何かあっただろうか)(怖がられるとか。怯えられるとか。何なら疎まれるとか。嫌われるとか。この悪霊は、それが当然のことだとしか思っていないのだ)
……?……セラ、どうして君が謝るんです?危うく殺し掛けたのは私ですし、服を汚したのもある意味私なんですが。
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
…………わたし、あのときのはふりさんが、すごく怖いって感じました(言いづらそうに、言葉を区切りながら)その……得体の知れないというか、不気味というか……(それでも正直に思ったことを話すのは、それがセラフィーナなりの筋だからだ)
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葬・祝 2021年6月24日
…………まあ、そりゃあ……私、そういうものですし……。
(ちょっと思わぬ謝罪に、ぽかんとしてしまったまま、言葉を続ける。そもそも、人としてそれが妥当な反応だ。そもそも、話し掛けた自分に怯えながらもちゃんと今まで通りの延長で言葉を返しただけ、相手はかなり肝が据わった方だ)
そもそも殺戮現場に行き会った挙句に下手をすれば自分も死ぬ所だったなら、あの反応は寧ろまだかなり肝が据わった反応でしたけど。
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
それじゃ……それじゃダメなんです!(膝の上に置いた手を、ぎゅっと握りしめて)わたしは、はふりさんの友達なんですから……友達を怖がったら、ダメなんです。どんな姿でも理解して認めないと、だから……怖がってごめんなさい
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葬・祝 2021年6月24日
……あ、えぇと、……その……、
(最近になって、千数百年の学びでも足りないことが急にいっぱい飛び込んで来るとは、思っていたけれど。これも、だ。反応の試算が出来ない。経験がない。学びがない。知らないことだ)(どう反応して良いか、分からない)(何が、人にとっての正解?)
葬・祝 2021年6月24日
………………、
(分からない)(正答は、)(この場合の、人の子に求められる反応は、)(分からない)(でも)
葬・祝 2021年6月24日
…………、……ふ、ふふっ、あは、あはははっ!
(何だか、可笑しくて。珍しく、声を上げて笑ってしまう。だって、こんなのあるか?厄災相手に。禍津相手に。友達だから、なんて。怖がってごめんなさい、なんて。決して理解されるべきでない、概念の集合体に対して?)(こんなの、笑うなって言う方が無理だ)(楽しそうに可笑しそうに、妖は笑う。ころころと喉を鳴らして、可笑しくて堪らないように)
ふ、くくっ、ご、ごめんなさい、ふふ、予想外すぎて。あの、私ねぇ、どうやら君は結構気に入ってるらしいですよ、セラ。
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
な、なんですか!? 笑わないでくださいよー! わたし、はふりさんを傷付けちゃったかなって結構真剣に悩んでたんですよ! 寝不足でお肌荒れちゃうくらいには!(祝が笑うたび、どんどんと赤くなっていく)
セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
(それからこほん、と咳払いを一つして)けど……そうじゃなかったみたいでよかったです。わたしの独りよがりだったなら、それで良いんです
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葬・祝 2021年6月24日
寧ろそれが当たり前だと思っているので、別に傷付くことはないんですけどね。
(くすくすとまだ笑い止めないらしい、妖の声。寧ろ、当然のことで。そう、それなのに。わざわざあんな神妙そうな顔までして、謝る機会を窺っていた、だなんて。友達だから、なんて。面白いなあ、と。新鮮だなあ、と。妖はにっこりと無邪気に笑った)
でも、ありがとうございます、セラ。
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
くうっ、それならせめてもっと可愛く怖がっておくべきでした……!(口元が照れで緩む)ど、どういたしまして……?
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葬・祝 2021年6月24日
(ふふ。くすくす。密やかに、妖は笑う。この妖にしては珍しく、人真似から正答を選ばなかった。だって、笑いたかったんだから、仕方がない)
さぁて。ねぇ、セラ、心は晴れました?そろそろ、何時もの君の賑やかなお話を期待しても?
(湯呑みを手にし直して、声音に微かな揶揄いの色。楽しい)
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セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
いいですよ、話します、たっぷり話しますとも(大きく息を吐いて、姿勢を少し崩す)笑われたお返しに思う存分笑わせてあげます。今日はケーキ持参ですからしばらく居座りますよ。覚悟しておいてくださいね。
セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
それじゃあまずは、わたしの取り巻き……こほん、知り合いから聞いたんですけど────(なんて、いつもの調子で語りはじめる。喉につっかえていた心のしこりは、ちゃんと吐き出せた。これで、ちゃんと祝の顔を見て話すことができるのだ)
(。)
葬・祝 2021年6月24日
ふふ、歓迎しますよ。その内、諦めて泊まれるようにしてらっしゃいな。
(前は、帰らないとと言われたけれど。別に、機械の持ち込みは出来なくないし。何なら電波だって通っているから。用意されたケーキと、お茶と、やっと何時も通りに賑やかに囀り始めた目の前の娘……友達、と、のんびりすることにしよう)
もう取り巻きって言っちゃってるじゃないですか、君。
(色々まろび出てます、なんてツッコミは入れながら、少女の話を聞く。こんな似合わない日常も、存外、楽しいものだ)
(。)
セラフィーナ・ミルズ 2021年6月24日
なんのことですか? セラよくわかんないです(なんてとぼけて、くすりと笑う。正反対の、絵空事のふたり。だからこそ、調和が取れているのだろうか。縁側に差す陽が傾くまで、穏やかな時間が流れるのだった)