『鈴の音が聞こえたら、』
九十九里・トヲル 2021年6月7日
鈴の音が聞こえたら、すぐにその場に蹲るんだ。
音を立てたらいけないよ。目を開けてもいけないよ。
ただ、じぃっと音が過ぎるのを待つんだ。命が惜しいならね。
どうしてって?
まさかアンタ、狐の嫁入りに呼ばれてるとでも言うのかい?
――――サクラミラージュにて。狐の花嫁行列の噂。
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貴方達は、うっかり狐の花嫁行列に巻き込まれてしまいました。
慌てて花嫁行列から逸れるとバレそうです。行列に紛れてやり過ごしましょう。
発言毎にダイスを振って、ゾロ目が3回出たらバレて強制終了。逃げて!
けれど、もし貴方がカクリヨファンタズム出身で、妖怪や竜神と呼ばれる種族なら、拒まれることはないでしょう。
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先着3名様まで、どなたでもどうぞ。
最大50レス程度、またはキリのいいところで〆。
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九十九里・トヲル 2021年6月7日
(ちりん、ちりん、ちりぃーん)(何処からか聞こえてくる鈴の音。ふと気付いたら――――……)
九十九里・トヲル 2021年6月7日
……おや?(眩暈がしたような気がして。軽く目を擦れば、見つけたのは少し離れたところでぽぽぽと揺れる灯)……ええ? なんです、これ。(訝しげに視線だけ動かした)(ちりん、ちりん、ちりぃーん。鈴の音が近付いてくる)
椚・一叶 2021年6月28日
(鈴の音に、はっと目を見開いた。動揺を隠すようにして、そっと辺りを見回す。自分は何をしていたのだっけ)…なあ。何が起きている。(近くにいた男へと訊ねた)
九十九里・トヲル 2021年6月30日
(ぱちり。不意に声を掛けられて瞬く。問いかけられた言葉にゆるうく頭を横に振って)……いやァ、あたしも何がなんだか…。(鈴の音がするほうへ視線を向ける)(なんとなく、いやぁな気配だけは感じるけれど)……あ。ええと。もしかしたら。あの噂に巻き込まれでもしたんですかね、これは。
椚・一叶 2021年7月1日
(同じ方向へ視線を向けた。ただの鈴の音に、どうしてか警戒心が拭えない)噂…。儂はこの辺りの話、よく知らない。……それは怪異の類か?(もしそうならば、やり過ごした方が無難。そう考えて、音の正体が通り易いような位置へ退く)
逆戟・イサナ 2021年7月2日
おぉ…? これまた難儀なことに巻き込まれた気がすんなァ。(近くには人影がひとつ、ふたつ。鳴り響く鈴の音よりは彼らの方が気に掛かり視線を向けていた。)……噂、噂と。この世界にも、そういう類いが彷徨いてんのかい?
九十九里・トヲル 2021年7月3日
雨が続くからですかね。狐の花嫁行列を見ただの、見ていることがバレたら連れていかれる、なんて噂を最近聞きましてね。(道を退いた彼を見て、自分もそろりとその場を退きながら。もうひとつ増えた影を見る)……おや。巻き込まれていそうな方がまたひとり。かか、ひとりでないなら心強いですねえ。 ええ、変な噂が最近ありまして。マ、影朧なのかもしれませんが。
九十九里・トヲル 2021年7月3日
(そんなことを話しているうちにも、ちりん、ちりぃんと鈴の音は大きくなって。見えてきたのは、赤い番傘に真っ白な角隠し。先頭を進む、たぶん宮司の顔は、狐だった)
椚・一叶 2021年7月4日
成る程、狐の花嫁…。厄介そうなのは、よく分かった。(眉間に皺寄せながら考えこんでいると、新たな声に振り向いた)この世界にも…、その口振りだと。そういう類、詳しそうだな。(のんびり話している時間は余りないようだった。大きくなった鈴の音に、声を潜めて)見ていることが、バレなければいい。
逆戟・イサナ 2021年7月4日
あぁ、影朧か。其れならこの世界の……桜學府?とやらに連絡した方が良いんじゃないかね。(男のひとりは噂に詳しそうであったなら心強い。ならば何とかなるだろうと悠長に構えている間に近づく鈴の音。先頭を進むものは狐の姿をしているようで。)……最近のはケモノが影朧になったりするんだなァ。オレの知ってる花嫁行列は通り過ぎるまで邪魔しなければ問題なかったんだが。その通り過ぎる迄が、永いのなんのって。
縹・朔朗 2021年7月5日
(ちり、と鳴る鈴音に瞼を開く。眼前にはぞろぞろと人(?)の行列)――之は、何でしょう。(其の行列が「人々では無い」ことは気付いていた。…然し中には異質な気配が壱弐、参と在って)……もし。皆さん、私と同じ状況なようで?
九十九里・トヲル 2021年7月8日
影朧でしたら、なんとか出来るかもしれませんけれど。(ちら、と近付いてくる行列を見る。すぐにそろり目を逸らした
)…………数が数ですしねえ。変に仕掛けるより、此処で大人しくしているのが良さそうですけれど、さて、どうしましょ。(もうひとり。増えた人影にぱちくり瞬いた
)…………ええ、ええ。気付いたら、こんな可笑しな状況です。
九十九里・トヲル 2021年7月8日
――――…………おっと。(先頭を行く宮司の目が、こちらに向けられた気がした)(やや控えめな声で囁く
)…………狐に祟られると、身体がひん曲がるんでしたっけ?
椚・一叶 2021年7月9日
時間、かかりそうか。通り過ぎるまで、退屈…。(二人の話を聞いていれば、やり過ごす選択肢以外は浮かばなかった。暇を潰すにも何も出来ない。精々静かに、許される程度に彼等と話す他ない。そこでまた新たな声が聞こえれば、話し相手が増えた気分で見た)また、巻き込まれた奴か。それとも、引き寄せられたか…。ともかく、貴様も静かにやり過ごすといい。(ひやり、背が冷えた気がして)ひん曲がるのは…嫌だ。
椚・一叶 2021年7月9日
狐といえば他に、化ける、憑く、が浮かぶ。…碌な事にならないな。(宮司とは目を合わせないよう、俯いた)
九十九里・トヲル 2021年8月2日
かか。運が良ければひん曲がらないかもしれませんけれど。試すには、なかなか勇気が要りますよねえ。(くつり、口の中で小さく笑う) ……それにしてもほんと、なんでしょうね、これ。(不思議そうに。横を通るそれらは見ないふり)
椚・一叶 2021年9月21日
理解するのは、難しそう。物理攻撃が効かなそうな相手、苦手。(視線を合わせないように足元を見つめた)万が一目つけられたら、祝いの品で許してもらえないものか。狐って油揚げ好きだったか?