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【●1:1RP】ティーブレイク・ダウン

エスパルダ・メア 2021年4月14日


今日も古物商にろくに客はいないらしい。
店に入って早々に聞こえたのは、「マジかよ」とぼやくような声だったろう。

――紅茶の匂いがしている。


榎本・英
エスパルダ・メア

※お約束した方のみ
※20~30レス目安程度か、キリの良いところで〆




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エスパルダ・メア 2021年4月14日
(天気は良いが、少し風が冷たい昼下がり。相変わらず静かで物に満ちた店内には、珍しく紅茶の匂いがしていた。進めば、奥の座敷の卓に置いた箱の前に胡座をかいて座った、文字通り頭を抱えた店番が見えただろうか)……参った、まだあったのかよ。
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榎本・英 2021年4月15日
(本日も本を求め、すっかり常連になりつつあるこの店に立ち寄った。昼下りの挨拶の最中、頭を抱える店番の姿が双眸に映り込む)こんにちは?今日も本を探しに来たのだが、何か困りごとでもあったのかい?
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エスパルダ・メア 2021年4月18日
おお、英いらっしゃい。ついでに良いとこ来たって言っていい?(聞こえた声に顔を上げて、常連の姿を認めて軽く笑ってから、もう一度助かったとばかり笑みを重ねて、目の前の割と大きな箱を示した)…この箱、この店の店主の爺さんから送られて来たんだけど、中身全部紅茶葉なんだよな。で、全種類飲めるかどうか確かめろってお達しなんだが。…英、苦手じゃなきゃ茶飲んでかねえ?本読みながらでもいいし。(頼む、と言う店番の顔には、もう飲み飽きたとわかりやすく出ているだろう)
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榎本・英 2021年4月21日
全種類……?嗚呼。茶は苦手では無いよ。寧ろ好きな方だね。しかし、全種類か。(深い緋の双眸が大きめの箱を捉え、難しい表情を晒す。対して店番の君からは、飲み飽きたと言わんばかりの表情が伺える)……私で良ければ、手伝おうか。(断る理由も無かった)
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エスパルダ・メア 2021年4月26日
やった、恩に着る。開けた感じだとまあ一人でもって思ったらまさかの底にもう一段あったって言うな……。ああ、良けりゃこっち座ってくれ。(机の上にいくつか空けたカップを片して、新しいカップと茶器を並べつつ、座敷の机の一角に置いた座布団を示して)種類はまあ色々なんだが、香りがするとかしねえとか、カビ臭いとか。飲むのに難あるかなしか、教えてくれりゃ充分だ。
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榎本・英 2021年4月29日
そのような事だけで良いのかい?もう少し、詳しい感想を求められると思ったのだが。(勧められた座布団へ腰を落ち着けた。手際良く用意されて行く様を眺め、君からの話を聞き届ける。存外何とかなりそうだと、こっそり息を吐き出した)嗚呼。有り難う。しかし、爺さんとは一体。
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エスパルダ・メア 2021年4月29日
いや、求めても良いんだが、ここまでのオレの感想が『うまい』『ギリ飲める』『無理』みたいなもんだからな。それに作家先生に一言貰うとなると、報酬が必要だろ。(相場がわからないからおいそれとも頼めないと、自分が走り書いたメモを半眼で見やりつつ、湯を注いだ一杯目をポットで蒸らしカップに注いで、座った彼の前に差し出した)一先ずこれから頼む。アッサムとしか書いてねえんだが。
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エスパルダ・メア 2021年4月29日
(問う声に一瞬首を傾げた。けれどもすぐに合点が行ったように)ああ、爺さんってのがこの古物商の店主なんだよ。どこに居るんだか知らねえが、店番に適当に仕事押し付けて、どっかから見つけた古物を送って来るんだ。この紅茶は飲めるやつだけこのティーセットと売り物にしろってさ。(軽い音を鳴らして、自分の手元で今まさに使っている年季物のポットと、彼に差し出したカップを示して)
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榎本・英 2021年5月3日
嗚呼。報酬はいらないよ。私は思ったままを告げよう。(納得の表情を浮かべた。此方へは仕事で来ている訳ではない。とぷとぷと注がれる一杯目から、徐々に紅茶の優しい香りが漂う)何とも、人使いが荒いね。そうでも無ければ、この店の店主は務まらないのかもしれないが。アッサムは一番濃厚だったかな。私は好きだよ。(カップを受け取る。立ち上る湯気から、既に濃厚な香りが漂っていた)
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榎本・英 2021年5月3日
少し濃い、いや渋い……?このままで飲む方が良いだろうね。わりと好まれる味ではないかな。
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エスパルダ・メア 2021年5月11日
ああ、助かる。どのみち急ぎじゃあねえし、のんびりしてってくれ。(慣れた風で注ぎ終えて、ポットの茶葉を取り替える。風味が移らぬようポットごとだ。幾つか用意があるらしい)人使いどころか物使いも荒いけどな。まあそこらじゅうから送りつけて来る辺り、同業なんだろうよ。(猟兵としての仕事はしてるんだか知らないが、と軽く肩を竦めた)ああ、ミルクと飲むのも良いんだっけな、アッサム。甘いのが好みなら砂糖も出すから言ってくれ。どうせ飲むならお好みに寄せるくらいの礼はするぜ。…菓子は、まあ紅茶に合いそうなのがねえんだけど。
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エスパルダ・メア 2021年5月11日
少し濃くて渋い、と。そのまま飲めそうなら何よりだな。ここまでまともに飲めそうなのあんまなかったんだよ。(良かった、とメモに書きつけて、次の茶葉を覗く)…次のはダージリンか。三種類くらいあるな。英、一番と二番と三番、どれにする?(かさりと見せた茶葉の袋。見た目は素人目ではそう変わらない。ただ香りは先に確かめれば、若干はわかるだろうか。運次第で)(香りの強さ・カビ臭さ・安全さ等自由にダイスも振れます)
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榎本・英 2021年5月20日
(どうやら店主は同業の者らしい。まだ見ぬ姿を想像の中に留め、次なる紅茶に手を伸ばす)嗚呼。菓子は大丈夫だよ。今日はこの紅茶を楽しもう。次は、紅茶の共に、焼き菓子と君の話を頂きたいね。(差し出された三種類はどれも似たりよったりだった)悩ましいね。全てを同時に飲み比べる事は出来るかい?カップがあれば、になってしまうが。
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エスパルダ・メア 2021年5月24日
焼き菓子な、了解。何が好きだ?(次までに用意しとくよ、と軽く笑って)しかしオレの話つっても、気楽に店番してるだけなのがな。英の話のが面白そうだが…ああ、ペンギンとか猫はいるぜ。したら同時にいくか、カップはいくらでもあるから遠慮なく。(立ち上がって開いた棚に並ぶ手入れされた陶器から、カップをいくつか見繕って。三種注ぎ終わると彼の手元に)一番、二番、三番と。…そう冷めてなきゃいいんだが。【共通の苦味の強さ→】
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榎本・英 2021年5月26日
嗚呼。バターの風味の濃いクッキーなんかは、特に好きだとも。(カップは三つ。君の手で三種類の紅茶がが注がれる。先ずは一番の香りから嗅ぐ事にした)【香り→】
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榎本・英 2021年5月26日
これは(カップに鼻を寄せるまでもない、濃厚な紅茶の香りが一気に鼻に来た)とても強い。一寸失礼して、味はそうだね。そうでもない。香りが強く苦味は無いに等しい。フレーバーティーのようでもある。カビ臭さは
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榎本・英 2021年5月26日
嗚呼。カビ臭さは無いよ。一番は香りの濃い紅茶だ。そこが癖者だね。
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エスパルダ・メア 2021年6月3日
サンキュ、了解。(ぽち、と手元のスマホにメモを打ち込んで)片手で摘めるモンのほうが土産に持って帰りやすそうでいいな。…しかし、なんか飲み慣れてるように見えるな。作家業だとやっぱ良く飲むもんか?(カップを傾ける仕草を改めて感心したように見て)
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エスパルダ・メア 2021年6月3日
相変わらず癖者しか送って来ねえな、あのジジイ。(悪態を吐きながらも、苦味に香り、彼が言うのを走り書きのまま書き留めて)…あ。そういや口直し用に珈琲淹れてたんだった。取って来るわ。
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エスパルダ・メア 2021年6月3日
(取って来た、と奥から程なく戻った店番の手には、熱いブラックコーヒーが注がれたマグカップが二つある。それをことりと互いの手元に置きながら)…しかし飲み物だらけだな。一人だともう飽きてた自信ある。
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榎本・英 2021年6月5日
飲む機会は多いよ。(2つ目のカップを手に取る)口直し用の珈琲もかい?随分と準備が良くて頼もしい限りだとも。【香り→】
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榎本・英 2021年6月5日
ん?(二番目の紅茶は香りが薄く、思わず首を傾げてしまった。君の運んだ珈琲の香りに掻き消されてしまったのか、それとも元からこのように薄いのだろうか。顎に手を添え、思案をした)二番目の茶は、香りが掻き消されてしまっているようだね。(思案の顔を晒したまま、一口含む)風味が落ちてしまったのか、それともこれが本来の味なのか。君も良ければ飲んでみて呉れ。
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エスパルダ・メア 2021年6月10日
じゃあ気に入った茶葉があればやるよ、今日の礼代わり。(飲み飽きたら適当に置いてってくれてもいいし、と軽く笑って)何のこたねえ、オレが珈琲派だってだけ。ただのインスタントで悪いがな。…お、じゃあオレも飲んで見るか。(カップを取り出して、二番目の茶葉のポットを傾け)【香り→】
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エスパルダ・メア 2021年6月10日
(紅茶を口にして、眉間に皺が寄る。確かに香りが薄いようだ。念のためもう二口分確かめて)……、うっすいな?こりゃだめだ、ボツにするか。(小さめに破ったメモ用紙に×をつけて、茶葉の袋に貼り付ける。香りなし、と添えられた一文は酷い悪筆らしい。メモを書き付けながら、箱を覗き込んで)しかしこれがだめとなると、あと残ってるので行けそうなのは、こっちの二種類くらいかね。セイロンのウバと……キームン?これはオレも初めて見たかも。
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榎本・英 2021年6月13日
(×の印がつけられた上に、一言添えられた。誰が見ても一目で判る茶の様子だ。問題は、あれが読めるのかと云う事だ。彼の主ならば読めるのだろうと一人でに頷く。次なる茶は聞きなれた名と、それから全く知らない名)キームン?(思わず聞き返す。君の手元に置かれた箱を覗き込もうと身を乗り出した)……キームンと云うの茶は聞いた事が無いね?よければその茶を飲んでみても良いかい?先程の茶のように、もしかすると本来の味は楽しめないかもしれないが。
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エスパルダ・メア 2021年6月17日
……読めるか?(メモに視線が向いていた気がして一応聞いてみた。悪筆の自覚はあるらしい。そうしながら片手にした紅茶は、どうやら彼も知らないらしかった。一つ頷いて)勿論いいぜ、オレも気になる。ついでにオレも飲んでみよ。(言いながら件の紅茶を用意する。やたらめったに増えたカップは一先ず卓から下ろして、湯を注ぎ蒸らしつつ)…そういや英って動物平気だっけか。(手持ち無沙汰にひとつ訊ねて)
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榎本・英 2021年6月19日
……ご想像にお任せしても良いかい?(読めないとは言い切れなかった。湯と共に君からの問いが注がれた。深い緋の双眸が君を捉える)嗚呼。動物なら平気だよ。うちにも三匹、猫がいる。それから金魚が一匹と蝶とよくわからない毛糸玉の生き物もね。
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エスパルダ・メア 2021年6月28日
サンキュ……想像力で読んで貰うことにしよ(相反する色の瞳が子供のらくがきを見るそれに見えた気がした)(蒸らし終えた紅茶を二つ分のカップに注ぐ。見知らぬ紅茶の色は良く見るものに近しいが、香って来るのは独特な、燻したような香ばしさのあるもののようだ)……珍しい香りだな?【香りの強さ】
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エスパルダ・メア 2021年6月28日
(どうやらしっかり香りは残っているらしい。強すぎるわけでもないようだ。カップのひとつを彼の前に差し出して)煙草好きなら好きそうな香りかも。飲んでみてくれ、英。(ひとまず彼の感想を待つことにして)お、よかった。たくさんいるのな……って毛糸玉?の、生き物?(きょとんとして瞬いた。想像が追いつかなかったらしい)ヤドリガミとか妖怪とかそういう何かか?
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榎本・英 2021年7月2日
(君の淹れた紅茶の香りが漂う。先程のものよりも、強く鼻を掠める香り。それでは。とカップに唇を寄せた)【味】
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榎本・英 2021年7月2日
香りが勝っているね。若干薄いかと思うくらいだが、香りが程好いので気にならない。(もう一口と含み、不思議に瞬く君を見遣る)嗚呼。毛糸玉の生き物だよ。アリスラビリンスに住む、愉快な仲間と云った方が良いかな?ケセランパサランのようなふわふわの。仕事であちらに行った時に、懐かれてしまってね。今では家族の一員だとも。
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エスパルダ・メア 2021年7月8日
よし来た、じゃあこれは合格ってことで。(丸をメモに書き入れながら、もう一度首を傾げるが、想像は追いついたらしい)へええ、小さいモンに好かれるのな、英。楽しそうな家でいい。うちの店にも野良猫はよく出入りしてんだが、今丁度茶トラの子猫預かってんだ。見かけたら相手してやってくれ。
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エスパルダ・メア 2021年7月8日
(メモを貼り付けると、軽く伸びをして晴々と)っし、終わった終わった!ありがとうな、手伝ってくれてホント助かったぜ、英。一人じゃ色んな意味で飽きてた自信ある。(終わってよかった、と心底思っている様子で息を吐いて。向かいの彼に屈託なく笑った――ところで、にゃあ、と丁度よくか細い声がして、茶トラの子猫が顔を覗かせた)…お。噂をすればってやつ。この後まだ時間あるなら、ちっと構ってってやってくれ。(判断は彼に委ねて。子猫が彼のほうへ好奇心旺盛にちょこちょこ近づいたようだ)
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エスパルダ・メア 2021年7月8日
(店番はその後も軽口を叩きながら、散らかしたカップと茶葉を机の上から盆と箱に片す。協力を得て完成した悪筆のメモはそのまま封筒に畳んで入れられた。◯をつけられた茶葉はそのうち、珍しく期限付きのものとして店先に並ぶだろう)(店内に満ちた紅茶の香りが消える頃まで、遊び盛りの子猫の声がしている)
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エスパルダ・メア 2021年7月8日
【〆】(ありがとうございました!)
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