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◆【1:1】風音

ノヴァ・フォルモント 2021年4月11日


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この世界の村々の間は距離が長い。
景色を眺めながら地を歩むのは苦ではないとはいえ、
立つ時間を間違えれば野宿は必至だ。
今宵も、そんな夜だった。


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来訪時1:1RP(相手:グィー・フォーサイス)
最長1ヶ月、話が収束すればその時点で結び

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ノヴァ・フォルモント 2021年4月11日
(この辺りの土地勘は、まだそれほど無かった。それもあって、今宵は早めに身を落ち着けそうな場所を探し出し、こうして暖を取っている。)(街道から逸れた森の中を選んだのは、道行く人の邪魔にならぬように。それと、夜な夜な闊歩する邪な輩に絡まれたくなかったからだ。)(お陰様で、この場所はとても静かで平穏だ。―そんな風に思っている時だった。此方へと駆け寄ってくる気配に気付いたのは。)(掛けられた声に振り向くと、君の小柄な姿が目に留まる。腰を掛けている自分と丁度目線が合った。)―こんばんは。…道?…俺もこの辺り、詳しい訳ではないけれど。分かる範囲でなら。
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グィー・フォーサイス 2021年4月13日
やあ、やあ、こんばんは。(君が振り返ると人好きそうな明るい笑みをパッと浮かべて)詳しい訳ではない……ということは、君は旅人? 村……出来れば大きな街まで行きたいのだけれど、ここからだとまだ遠いのかな。日付が変わる前にたどり着けるなら行きたいけれど、難しければ野宿を考えないといけなくて、ね。
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月14日
(こぼれる笑顔と快活そうな君の姿を見て。自然と目を細め)…うん、そうだよ。偶々此処で野宿しているのも偶然で。…うーん、俺が前に立ち寄った街なら、森を出た先の街道沿いに進めば数時間で辿り着くかもしれないが…。(そうして木々の向こうを指差した。君が来た方角と同じかは分からない)
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グィー・フォーサイス 2021年4月16日
(君の言葉に「やっぱり!」と飛び跳ねてから指差す方向を見て、君へと顔を戻す。)君の足で数時間ってことは……僕だともっと掛かりそうかな。(股下の違いを考え、顎に指を掛けたてひとつ頷いた。)よければ、だけど……野宿仲間に加えてもらってもいいかな?
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月19日
(嬉しそうに飛び跳ねた様子を見て)君が行きたい方角と合っていたかな?…そうだね、多少のんびり歩いてきたとはいえ。それなりの距離はあると思うよ。…ふふ、勿論どうぞ。夜通し歩くわけにも行かないものな。…それなら、改めて挨拶もしておこうか。俺はノヴァというよ。先程も言った通り、旅の途中だ。…君は、この辺りのひと?
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グィー・フォーサイス 2021年4月19日
僕、方向感覚はいい方なんだ。(自慢げな顔は、君の言葉への答えだ。ありがとうと口にしながら君の側へと近寄って)ノヴァ、僕はグィーだよ。よろしくね。僕は世界を股に掛ける郵便屋さ。今日はその帰り。折角だからこの世界を楽しんで行こうと思ったら、この有様さ。(ひょいと肩を竦めてみせた。)
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月21日
そうか、それなら良かった。(傍へ来た君に、そっと席を譲って)グィーだね、此方こそよろしく。…へえ、郵便屋さん?(言われてみれば。焚火の灯りに映る君の姿を改め、それらしい恰好だと分かり)郵便屋か…人々の想いを届けて繋げる、素敵な仕事だな。(肩を竦めた君の言葉には、ふふっと笑い返して)
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グィー・フォーサイス 2021年4月25日
(譲って貰った場所へ身を収める。)ふふ、そう思ってもらえると嬉しいよ。ノヴァは、吟遊詩人か何か? それとも占い師? 何か旅の目的はあるのかい?(君の格好を見て思い浮かんだ職業を口にして首を傾げた。)
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月25日
(隣の君に改めて顔を向けて)…ん、俺かい? ふふ、占い師か。そういうのも楽しそうだね。正解は、吟遊詩人の方かな。(傍らに置いてあった三日月を模した竪琴を持ち、君に見せてみた。)とはいっても、俺の場合は何かを伝承したり語り継いだり…意識の高い其れとは違う。気の向くままに好きな場所へ行って、好きな様に歌う…。だからコレといった旅の目的も無いかな。
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グィー・フォーサイス 2021年4月26日
わあ、吟遊詩人! 夢があって素敵だなぁ。この世界は集落と集落の間が空いていて娯楽も少ないし、君みたいなひとがふらりと立ち寄って歌ってくれたら、きっと皆喜んじゃうんだろうなあ。(三日月型の竪琴を見て、ピンと尾を立てた。浪漫溢れる形がとても好ましい。)
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月28日
ふふ、そうかい?(夢がある、と言われて。少し嬉しげに微笑んだ)…そうだね、この世界は俺みたいな流れ者でも旅がしやすい良い世界だ。喜ばれる…という点なら。グィーの様な配達人さんもかなり感謝されそうだ。隣の街に何か届けたいものがあっても、普通の一般人には簡単に出来ない事だしな。(君のピンと立った尾を見て。興味があるのだろうかと思ったらしい。触ってみるかい?と竪琴を君の前に差し出してみた)
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グィー・フォーサイス 2021年5月3日
ふふ、そうだね。僕もお届けすると喜ばれるよ。受け取ったときの笑顔が見たくてこの仕事をしてたりもするから、この世界のひと宛の手紙のお届けはやり甲斐があるかなぁ。(なんてピンとご機嫌にヒゲを上げていたら差し出された竪琴。君の顔と竪琴とを交互に見て)え、いいのかい?(悩むように手がオロオロと宙をさまよった。)
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ノヴァ・フォルモント 2021年5月10日
お互い誰かの喜んだ姿や笑顔が見たくて、今の仕事をしているという意味では少し似ているのかもね。俺は好きで歌を唄っているのもあるけれど、聴いてくれる人が居る方がより嬉しいから。(君の様子を見て。ああ、と気付いたように)ごめんね、コレに興味があるのかなって思ったものだから。いきなり差し出されても困ってしまうか。…まあ、触って壊れるような繊細な物でも無いよ。(一先ず竪琴は持ったまま、君の返答を待つことにした)
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グィー・フォーサイス 2021年5月17日
僕も歌を聞くの好きだよ。綺麗な歌が聞こえると思わず立ち止まって聞き入っちゃう。ふふ、どちらも嬉しい関係だね。(あやまりの言葉にピッと耳が立って)いや、君の大事なものだと思うし、汚れたり……主に僕の抜け毛がついたりとか気にしないかなって。でも大丈夫なら触らせてもらおうかな。(手を伸ばして竪琴に触れる。丁寧に扱われているのが解る竪琴だった。)ノヴァはどんな曲が得意なんだい?
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ノヴァ・フォルモント 2021年5月25日
グィーも歌を聞くのは好きなのか、なら良かった。(やんわり微笑み返し)…ん、まあ確かに大事な物ではあるさ。でもこうやって旅に連れ回しているくらいだから、意外と雑な扱いはしているかも。(なんて冗談交じりに言いつつ。手を伸ばしてくれた君が触れやすいように竪琴を傾けて)(見た目こそ綺麗だが、本体は大分年季が入っている竪琴だ。君が触れた弦の一本が弾かれて、円やかな音が辺りに響く。俺はそれを聴いて嬉しそうに目を細めた)……リクエストされて知っている曲ならば何でも唄うけれど。自分が好きで唄うならば、こうした旅すがら出会った景色を眺めながら口遊む曲が一番かな。
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グィー・フォーサイス 2021年5月29日
雑な扱いと言えるのは、きっと君が竪琴のことを信頼しているからさ。これくらいなら大丈夫ってちゃんと解っているからだよ。(音が鳴った竪琴にピョンっとヒゲを立てた。リュートは奏でたことはあるけれど、竪琴は触るのも初めてだった。)(暫く興味深そうに触れ、手を離す。)ありがとう、ノヴァ。……へえ。即興曲ってやつ? それじゃあ、今日の気分を唄ってってお願いしてもいいかい?
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ノヴァ・フォルモント 2021年6月10日
ふふ、どうかなあ。この竪琴とは長い付き合いになるが、まだ音を響かせて貰いたいし…。もう暫くは無茶をさせるつもりだけど。(君が興味深そうに竪琴に触れる様子を眺めつつ、礼にはこくりと頷いて)…即興曲?ああ、そういう言葉で言うのだね。グィーは物知りだな。俺が歌を習った人は音楽の専門家では無かったから、そういった知識もあまり知らなくて。…今の気分の唄か。もちろん、君のお願いなら。(竪琴をそっと自分の腕に戻し、少し考える様に瞼を閉じる。頭の中に浮かぶ音色を拾い集めて、)
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ノヴァ・フォルモント 2021年6月10日
…さっきまでこの星空を眺めながらひとりで口遊んで居たのだけど。君が風のように現れたから。…うん、そうだね。星の煌めきと、風が吹く音がいい。(そうして竪琴の弦に静かに指を添わせ。そっと爪弾き、音色を響かせる)(星空の様に穏やかで、風の様に軽やかな旋律。それに重ねる歌声はただ音に合わせた声にも、知らない言語で語っている様にも聴こえた)(演奏を始めた途端。夜空の星が煌めきが増し、心地好い夜風が吹いた様に感じられたのは、気のせいかもしれない)
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グィー・フォーサイス 2021年6月21日
無茶をさせるといっても、君は大切に扱ってくれそうだなって思ったよ。何となくだけれどね。え、僕物知り? そうかなぁ。君はなんて呼んでいたの? 想いの歌? 気分の歌? なんて。(ふふと楽しげに笑えば、君が竪琴を爪弾いた。君の音が止むまで、僕は言葉を挟まない。)(涼やかな風が頬の毛を撫でた。眼前の炎がパチリと爆ぜるのもどこか遠くへ感じて、視線はそのまま天へと昇る。空を彩る星々は粉砂糖をまぶしたみたいにも、ケーキの上のアラザンのようにも見えた。キラキラ、サラサラ、君の音。僕はそっと目を閉じて、ただ君の音だけに耳を傾けていた。)
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ノヴァ・フォルモント 2021年6月28日
(暫し音色と歌声が響いた後、静かに小さな演奏会の幕が下りた。余韻で震える竪琴の弦をそっと手の平で押さえて)…聞いてくれてありがとう。君の耳に心地好く響く音色だったら良いのだけど。
(そうして先程歌で遮った返答をぽつりと続け)…ふふ、大切に扱いそう?そう言って貰えるのは、嬉しいけどね。大切に扱うという意味も人それぞれだから。一切使わずに大事にする人も居るだろうし。俺は道具は使うものだと思っているけれど。(道具として生まれたなら使ってやらないと意味がない、と)…そうだねえ、なんと呼んでいたかな。ただの歌?口遊む歌とか?その時の会話の流れで適当だと思うよ。
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グィー・フォーサイス 2021年6月30日
(君の音色が止んで、静寂が戻ってくる。君に応えるように振るえる弦がそっと鳴り止んで、それから風の音と空の囁きが聞こえて、君が静かに口を開く。君の声を聞いてから、僕は意識して呼吸をし、拍手した。肉球の間の毛のせいで音は鳴らない。)とても綺麗だったよ、ノヴァ。聞かせてくれてありがとう。今日の君との出会いを思い出せそうな、そんな曲だったよ。(小さく笑って、手足をパタパタ小さく動かした。)うん、僕も道具は使うものだと思っているよ。(ヤドリガミの知人がいるからか、作られた目的に合わせて使うのが物にとっても使い手にとっても良いものだろう、と。)ふふ、適当なんだ?
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ノヴァ・フォルモント 2021年7月4日
(音の感じ方は様々と云うけれど。君にはこの歌がどの様に聴こえたのだろう、と思いつつ。何方にせよ、この曲は今宵限り。同じ旋律はきっと紡げないだろう)(柔らかなそうな手で拍手をしてくれた君を見て、緩りと目を細めた)……そうだね、何時かふとした時にでも。今日の出会いを思い出して貰えたら俺も嬉しいな。適当…うん。俺は他のことも、意外と適当だったりするよ。グィーは、案外几帳面そうだよね。ただの印象だけれど。手紙を扱うと聞いて、何となくそんな気がして。
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グィー・フォーサイス 2021年7月11日
こんな素敵な曲を聞いたんだ。きっと今日みたいな日に思い出すこと間違いなしさ。録音しなかったのが惜しいくらい。(小さく尾を揺らして笑い)ノヴァは……のんびり屋さん? 僕は几帳面そう? うーん、手紙のことは結構几帳面かもだけど……ほら、住所とか間違えられないしさ。でも私生活は割と適当かも。料理苦手の一人暮らしだし、適当にやっているよ。
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ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
録音か、出来る物を持っていればあげられたけど。そういえば偶に、君と同じ様な事を言ってくれる人も居るな。気が向いたら持ち歩いてみようか。……のんびり屋? うーん、そうかもしれないけど。俺は自分に正直に生きているだけだよ(他人に歩調を合わせるのは苦手だ、という自覚症状はある)うん、お仕事の面はきっと大変だろうなあと想像がつく。…そう、一人暮らしなんだ? 料理は俺もあんまり…殆どが宿暮らしだから作る事も稀だけど。
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グィー・フォーサイス 2021年7月28日
この世界だと録音や再生は難しいかも知れないけれど、別世界からの稀人とかいたりするとそういうものに触れることもあるだろう?(耳を揺らして)そうだね、僕も自分に正直に生きてる……言い方を変えるとマイペースかな。勿論、全ていい意味で言っているよ。あれ、ノヴァも料理はあんまりなんだ? 旅をしてると野営することも多いだろうし、パパっと何か作ってるのかなって思っていたよ。
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ノヴァ・フォルモント 2021年7月30日
そうだな、此処だと少し難しそうだが。他の世界でならそういう道具も思い当たるな。(自分が思い付いたのは、アルダワの魔導具だったけれど)……マイペース。そうだね、俺も一言でいうならそれかもしれない。ふふ、グィーもそうなの? …うん、あんまりね。勿論、外でご飯を作ることはあるけれど。飽くまでも自分が食べる用だし、保存食を使ったりもするから。(要するに適当なのだ。ある意味ではパッと作っているとも言えるのだが)
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ノヴァ・フォルモント 2021年7月30日
(そうしてのんびりと、二人の会話は続いた。焚き火の炎も落ち着いて、眠気に誘われる時間が訪れるまで、ゆっくりと。)

…〆
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