◆【1:1】星詩
ノヴァ・フォルモント 2021年4月11日
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天に瞬く星の煌めきには、きっと誰もが顔を上げるだろう。
夜空に向けた微かな歌声も、何れ君の元へ届くかもしれない。
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来訪時1:1RP(相手:シャルファ・ルイエ)
最長1ヶ月、話が収束すればその時点で結び
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ノヴァ・フォルモント 2021年4月11日
(今宵の夜空は流れる雲も少なに、瞬く星がよく見える。心做しか上機嫌に天を仰ぎ、煌めく星々を瞳に映した。)(自然と口遊む歌声は遠き夜空の星達に語りかける様な、穏やかで静かな旋律。)
(―そうして、幾らかの時間が過ぎただろうか。ふと、木々の向こうから葉や草の掠れるそれとは別の音が聴こえた気がした。…森の動物か、何かだろう。始めはそんな風にも思えたが、意図して徐々に近付く気配と羽音にそうではないと気付き、そちらに視線を送る。)
シャルファ・ルイエ 2021年4月13日
(先を飛ぶ白い小竜を二本の足で追いかける。飛ぶには向かない森の中、翼が羽搏くのは暗い夜道に軽く足を取られた時くらいだった。最初は何を目指しているのか分からなかったものの、微かな歌声が自分の耳にも届くようになれば理由を察して)(相手が向けた視線の先の木々からまず飛び出したのは、小さな白い影だったかもしれない)――ウィル、少し待って……!(先に飛び出した小さな影に続いた先で、ぱちぱちと爆ぜる焚火とその傍の人影を認める。一拍遅れて、先程まで響いていた歌声が途切れているのに気づいて慌て)ごめんなさい、お邪魔をしてしまいました。この子が歌に興味を惹かれてしまったみたいで……。ええと、旅人さんですか?(件の小竜はと言えば、目的地を見つけたことで満足したのか漸く大人しく腕の中に戻って来た。また飛び出さない様に抱き込みながら、その場で立ち止まって声を掛ける)
ノヴァ・フォルモント 2021年4月14日
(視線を送った木々の間から飛び出してきた白い影。――鳥?いや、それとは違う。月明かりの下で羽搏く姿は小さな白い竜だった。継いで呼び止める声に向かうように飛ぶ姿を追うと、自然と君の姿が目に留まる)…ん、いや。大丈夫だよ。俺の方こそ、こんな所で歌っていたものだから。君の子を驚かせてしまったかな。(腕に抱えられた小竜を見つめ返し)…うん、そうだね。旅人みたいなものかな。君はこの辺りの人?
シャルファ・ルイエ 2021年4月16日
それなら良かったです。きっと、驚いたっていうより……、(大丈夫だと言って貰えてほっと表情を緩める。どう言おうかと言葉を探すような間の後で、小さく笑って)素敵な夜に綺麗な歌が聞こえて来たから、何なのか確かめて見たくなったんじゃないでしょうか。……いいえ。わたしもあちこちに行ったりしているので、旅人みたいなものかもしれません。(この辺りの人間かという問いには首を横に振るものの、説明に少し悩む。アルダワでは一応まだ学生だけれども、この世界の学校に通っている訳ではないし。結局は一番近そうなものを口にした)そういえばご挨拶がまだでした。シャルファと言います。この子はウィル。もしよければ、少しご一緒しても良いですか?
ノヴァ・フォルモント 2021年4月19日
…そうか、それなら良かった。(君の言葉と笑顔を見て、此方もほっと表情を緩め)うん、今夜は星が綺麗な夜だ。だからつい、歌いたくなってしまって。……そうなんだ?じゃあ一緒だね。俺も普段から、あちこちを転々としているから。…俺はノヴァというよ。シャルファと、ウィルだね、よろしく。うん、君がよければ勿論どうぞ?…ところで、その子。ウィルは小さな竜の様に見えるけれど。(君の腕に抱えられ大人しくしている小竜に視線を移し)…綺麗な子だね。さっき月明かりの下で飛ぶ姿が、白く輝いていた。
シャルファ・ルイエ 2021年4月21日
わかります。ご迷惑でなければ、後でまた聞かせてもらえませんか?知らない歌を聞くのも好きなんです。――よろしくお願いします、ノヴァさん。(つい歌いたくなるの言葉に実感を込めた仕草で頷いた後、にこにこしながら相手の向かい、焚火越しに腰を下ろした。教えて貰った名前を確かめる様に呼んで、軽い会釈を添える)あちこち。どんなところへ行ったんでしょう?もしかしたら同じ場所を通ったこともあったかもしれませんね。……ふふ、ありがとうございます。ウィルは竜の姿にもなれますけど、精霊なんです。杖にもなってくれるんですよ。
ノヴァ・フォルモント 2021年4月22日
…そう、わかる?(君の頷く様子を見て、自分と似た感性を持っている人だろうか。と少し感じつつ)ああ、いいよ。君がまた聴きたいと思ってくれたのなら、何時でも。……どんな所へ、と聞かれるとな。本当に転々としているものだから。でもこの地に来たのは最近だよ。時を同じくしてこの場所に居る君とも、何処かですれ違っていたかもしれないね。…ウィルは、精霊なのか。普通の竜とはちょっと雰囲気が違うな、とは思っていたけれど。その子は、君の相棒の様な存在なのかな。
シャルファ・ルイエ 2021年4月27日
歌うことも好きですから。(わかる理由を笑って答える。また改めて歌を聞かせてくれると了承がもらえれば、嬉し気に表情を緩めて頷いた)たとえば印象に残っている場所だとか。旅先で見た、綺麗なものや不思議なものなんかがあれば聞いてみたいなと思ったんです。……あ、でもこの辺りに来たのが最近なら、まだ思いつかなかったりするでしょうか。(好奇心のまま尋ねてはみたけれど、思いつかなければと軽い声音で)そうですね、もうずっと一緒にいますし。あと他にも一緒に行動してる子達が居るんですけど、今日はちょっと別行動なんです。ノヴァさんは、ずっとおひとりで旅を?
ノヴァ・フォルモント 2021年4月29日
なるほど、シャルファも自ら歌を唄う人なのだね。何となく、そうじゃないかなあと思っていた。君の歌も是非聴いてみたいな。(よければ、と一言添えて)…ふむ、旅先で見たものか。街で仕入れた情報なのでまだ実際には行っていないけど、輝く鉱石が溢れる洞窟とか、古代の遺跡とか、この地域には在るらしい。その洞窟絡みかは分からないが、前に立ち寄った街の大きな市場では綺麗な鉱石を用いた道具や装飾品が沢山あったな。俺もつい興味を惹かれてしまったけど…見るだけで我慢しておいた(旅すがら荷物を増やしたくなかったし、と)
ノヴァ・フォルモント 2021年4月29日
へぇ、その子以外にも居るんだね。シャルファの旅は賑やかそうだ。うん、俺は長いこと一人旅だな。気ままな性分に合ってはいるが。君のように共に連れ添う存在を見ると、少し羨ましく思う事もある。
シャルファ・ルイエ 2021年5月2日
わたしは吟遊詩人さんとかそんな風に職業にしている訳じゃなくて、ただ好きに歌っているだけなんですけど……。それでもよければ。(自分は聞かせて貰うのに、断る返答などある筈もない。聴いてみたいと言って貰ったのに少し照れたように笑う)鉱石の洞窟に遺跡。どちらも素敵ですね……!鉱石の市場はわたしも行ってみたいです。此処からだと近いですか?……そういう品物も、きっと一期一会ですから。我慢できずにどうしてもって思うものを見つけた時には、思い切って買ってしまうのも良いかもしれません。(荷物を増やしたくないには納得したように相槌を返しつつ、そういうものとの出会いもきっと楽しいと)
シャルファ・ルイエ 2021年5月2日
最初はこの子だけだったんですけど、色々あって。――羨ましいと思うことがあるのなら、ノヴァさんもいつか旅の間に一緒に連れ添ってくれるような子と出会う事があります、きっと。わたしも、こうして一緒に過ごすようになるなんて思ってなかったりしましたもの。
ノヴァ・フォルモント 2021年5月3日
…ふふ、俺も本格的に勉強をした演奏家というわけでもないので、似たようなものだよ。うん、ありがとう。それじゃあお互い、後での約束だ。(君の様子を見て、ほわりと目を細めた)その街もそう遠くはないよ。此処から歩いて数時間、といった所かな。シャルファも気に入るものがあるかもしれないから、気が向いたら立ち寄ってみるといい。…そうだねえ、思い切って買ってみるのもいいかも知れないが。どうせなら身に付けて使ってくれる人の元へ行ってくれた方が良いかなって。俺の場合は綺麗な物を見るのは好きだけど、身に付けるよりも大事に鞄の奥に閉じ込めてしまう気がするから。
ノヴァ・フォルモント 2021年5月3日
ふふ、色々な出会いがあったという事かな。―ん、ありがとう。そうだね、今の俺にはそういった想像が出来ないけれど。何気ない切っ掛けで巡り合わせがあるかもしれないからな。
シャルファ・ルイエ 2021年5月4日
ありがとうございます、楽しみです。(後での約束に、言葉通り楽し気な様子で笑ってお礼を伝え)数時間なら少し頑張れば着きますね。ええと、どちらの方角でしょう。……綺麗なものを見るのは、わたしも好きですけど……、大事だから、壊したり、傷付けたりしたくないから、ですか?(すっかり行ってみる気になりつつ、聞いた街の方角を確認する。相手の言葉に少し瞬いて、考え考え口を開き)あとは、ノヴァさんがどうしてもって思う程のものを、まだ見つけていないとか。……ちなみにわたしの場合は、綺麗だなって思うとすぐに買ってお家に飾ってしまいます。思い出にもなりますし。(神妙に申告した)
シャルファ・ルイエ 2021年5月4日
はい、素敵な出会いだったんですよ。一緒にいると楽しいんです。――もしもノヴァさんにもそういう巡り合わせがあって、その後またわたしともお話する機会があったら、紹介してくださると嬉しいです。
ノヴァ・フォルモント 2021年5月11日
街の方角か…。ああ、確かこの辺りの地図を貰った筈だ。(傍らの旅行鞄から何やら取り出して。見えるように君の方に少し寄り)(絵で描かれた、かなり曖昧な地図。ある意味この世界らしいとも言えるそれを見ながら。人差し指を滑らせて)…今の場所がおそらくこの辺りの森だから、此処からだとその街は北西の方角になるかな。……そうだね、大事だから傷付けてしまわないように、かな。道具としては使って貰った方が嬉しいのかもしれないけれど。…ん、どうかな。でも其処で諦めてしまうという事は、自分にとってはそれまでの物なのかもしれない。…ふふ、シャルファの家は好きな物で溢れていそうだね。
ノヴァ・フォルモント 2021年5月11日
…そうだね、もし巡り合わせがあれば君にも紹介しよう。またゆっくり話せる機会があれば、その時はシャルファの他の子の話も聞いてみたいな。
シャルファ・ルイエ 2021年5月18日
助かります。見せていただいても良いですか?(方角だけを聞くのと地図で見るのとではやはり違う。こちらも地図が見えるくらいまで少し身を寄せ)(人差し指が滑っていくのを視線で追って、街の大体の位置を把握する。ふんふんと最後まで聞いて)覚えました。これなら辿りつけそうです。……大事にする方法は違っても、大事だって思う気持ちは変わらないと思うんです。伝わりますよ、きっと。――あ、ヤドリガミさんなんかに聞いてみたら、色々お話が聞けそうです。(使われるのが好きな子、大事に飾られるのが好きな子、道具の気持ちもそれぞれかもしれないと思っていたら、一番詳しいのではないかと思う種族を思いついた。訊く相手に抵抗が無いなら、そういう話を聞いてみるのも興味深い気がして)……例えば、どんなものなら欲しいと思いますか?まだ溢れるところまではいっていないんです。溢れるくらいになったら、管理や場所が大変そうだけど素敵ですね。
シャルファ・ルイエ 2021年5月18日
楽しみにしてます。他の子も恰好良くて可愛いんですよ。黒豹と白猫と、空飛ぶ箒なんです。(まだ先のいつかと、いま一緒にいる仲間を想って笑う。とりあえず今は、ほんの少しだけ先の、相手の歌を楽しみにしていよう)
ノヴァ・フォルモント 2021年5月27日
…分かりそうかい?なら良かった。(君が頷いたのを確認してから、くるくると地図を巻き直して鞄の脇に差して置いた)…そうだね、どの様に扱うにしても気持ちの問題なのかも。…ヤドリガミの知人は居なくもないけれど、気軽に聞ける話題でも無いからなあ。機会があったら今の話を思い出してみるよ。…もし自分の持ち物にそういった存在が宿っていたら。ぜひ会話はしてみたいものだが。(どんな事を言われるのやらと。想像してみるのも少し楽しいと思った)…うーん、直ぐには思い付かないのだよね。残念ながら。でも惹かれるものは、星に関する物が多いかな。…星は好きだから。
ノヴァ・フォルモント 2021年5月27日
黒豹と白猫と、空飛ぶ箒…?(話は次のいつかと言ったばかりだけど。つい気になって聞いてみる)シャルファは箒に乗って空を飛ぶのかい?…てっきり自分で飛べる人かと思っていたのだが。(君の背にある白い翼を見た。本物に見えるが、世の中には様々な種族や訳ありの人も居るだろうと。明言は避けて)
シャルファ・ルイエ 2021年6月2日
ふふ、そうしてみてください。わたしも、自分の持ち物がいつかヤドリガミになったりすることもあるのかなって考えることがありますけど……。もし自分が生きている間にいきなり人型になったら、きっと最初はびっくりするだろうなと思いました。(機会があったらという言葉に軽く頷いて、状況を想像してくすくす笑う。そういう存在が居ると知っているとはいえ、そんな場面に遭遇したらやっぱりびっくりするはずだ)ノヴァさんも星がお好きなんですね。そういえば、していらっしゃる角飾りも星がモチーフですよね?
シャルファ・ルイエ 2021年6月2日
(予想外の質問と気遣いに一瞬きょとんとした。相手の視線が自分の翼に向いているのを感じれば、心配ないと知らせるようにくすくす笑って)はい、自分で飛べる人ですよ。でも箒に乗って飛ぶこともあります。わたしが飛ぶよりも早くて疲れなかったりしますし……、ええと、人が機関車……じゃなくて、馬車や馬に乗せてもらう感覚でしょうか。
ノヴァ・フォルモント 2021年6月15日
そうだね、突然目の前に現れたらびっくりしそうだ。…でもそうしたものが宿るのは長い年月が必要とも聞くし、ヤドリガミの殆どは主が既に居ない事が多いとも聞く。持ち主が長寿の種族ならまた話は別だが。少なくとも俺は、生きている内に会うことは無いだろうな。…俺が持っている物の中ではたぶん、この竪琴が一番古い付き合いだけど。コイツの場合は俺より先に壊れてしまいそうだし。……うん?そういえば今日はそんなのを付けていたか。(忘れていたように自分の角に揺れる飾りに手を伸ばして)その言い方だと、シャルファも星が好きなんだね。
ノヴァ・フォルモント 2021年6月15日
…ああ、そっか。乗り物。何故かそういった発想が浮かばなかったな。そうだね、飛べたとしてもずっと羽ばたき続けていたら疲れてしまうものな。シャルファの紹介したい子にはその箒も含まれているワケだ。…まあ、詳しい話を聞くのはまた次の機会に取っておこうか。(君が笑顔で語る様子を見るに、きっと沢山の思い出話があるのだろうと)
シャルファ・ルイエ 2021年6月23日
元々古いものを、受け継いだり縁が有って所有することになった場合なら可能性があるかもしれませんね。確か100年使われたものがヤドリガミになるって、どこかで聞いた気がします。……歌う時に奏でているなら、相棒みたいなものなんでしょうか。どれくらいのお付き合いになるんですか?(コイツと呼びかけるような言葉に、共にあった時間を感じる気がして自然と表情が綻んだ。付けていますと好きだという、両方の意味を込めて頷いてみせて)好きです。空に浮かぶ本物も、モチーフとしての星も。
シャルファ・ルイエ 2021年6月23日
空を飛ぶ箒って言うと、魔女さんが乗ってるイメージがあるからかもしれません。わたしも、その子と縁が無かったら敢えてお迎えしたりはしていなかったと思いますし……。(イメージと違ったからそういう発想にならなかったのではないだろうかと軽く笑う。実際、自分で飛べる故に買おうとか欲しいとかいう発想は無かった。偶然の出会いの結果、便利さに気付いてしまった形である)――はい、次の機会に。
ノヴァ・フォルモント 2021年6月28日
…確かに、人伝に譲ってもらった物なら。それがどれだけの年月使われていたかも正確には分からないしね。…100年か。言葉にするとたった100年だけれど、その間ずっと使われていると考えるとやはり特別な物の様にも感じてしまうな。シャルファはそういう古そうな物、持っていたりするの?……うん、この竪琴は俺の相棒だね。さっきの話では無いけれど、人から譲って貰った物なんだ。俺が持ち始めてからは、10年以上は経つかな。勿論、その間も修理は幾度もしているけど。調子が悪いと音で直ぐ分かる。……うん、俺も同じ。モチーフとしてもだけど。本物の星の輝きに勝るものはないなあと思う。
ノヴァ・フォルモント 2021年6月28日
そうだね、空を飛ぶ箒というと。どうにも絵本や童話の魔女が乗っているイメージを連想してしまうな。(箒にまたがる、とんがり帽子の魔女のシルエットを思い浮かべた)ふふ、空を飛ぶ箒との出会いの切っ掛け。俺には想像も出来ないけれど、聞けるのを楽しみにしておくよ。
シャルファ・ルイエ 2021年7月11日
いつそれを手に入れたかも、手に入れた本人が覚えていて、次のひとに伝えないと忘れられてしまいますから。ヤドリガミになるくらいに古いのかどうかは分かりませんけど、譲って頂いたり色々で、出自がよくわからないものなんかはありますね……。(家にあるものを思い出して答えていたものの、相棒が肯定されれば屈託なく笑い)そういうものも素敵ですね。譲って貰ったのなら演奏もその方から教えて頂いたんですか?……その子とあなただから出せる音って、きっとありますもの。まだまだ長く一緒にいてくれると良いですね。……見てるとつい、歌いたくなるくらいですね?(星についての話には、会って直ぐに語っていた言葉を思い出して楽し気に口にして)
シャルファ・ルイエ 2021年7月11日
やっぱりそのイメージが強いですよね。かぼちゃがたくさん並ぶ夜には、臨時の魔女さんも増えそうですけど。……そうだ。次の機会の話の時にノヴァさんは代わりに何をお話してくださるのかも、それまでに考えておいてくださいね。
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
そうだな、自分の為に新しく作り出した物で無いならば…。その物がどういう経緯を辿って、自分の所まで来てくれたかは分からない。案外、古い物も混じっていたりするかもね。……うん、歌はこの竪琴を貰った人に習ったよ。もう随分と昔の話だ。(何処か懐かしむ様に、抱える竪琴に視線を落として)…そうだね、もう暫くは一緒に音を奏でて欲しいところ。 うん、歌いたくなるくらいに。…そういえば、後でお互いの唄が聞きたいって言っていたっけ。(気付けば随分と話し込んでいたらしい。焚き火の炎もだいぶ弱まっているのに気付いて)
ノヴァ・フォルモント 2021年7月20日
ふふ、あの時季は臨時の魔女も怪物もたくさん現れるね。殆どがその日限りの変身みたいだけれど。……俺の話を?うーん、シャルファと比べたら楽しそうな話題は無さそうだけどな。 まあ、考えておこう。それか、君が質問をしてくれても構わないけれどね。何方かというと、俺はその方が有り難いかな。(自分で自分の事を語るのは、おそらく気乗りしないだろうと)
シャルファ・ルイエ 2021年7月25日
……そういえば、今お話ししてた空を飛ぶ箒もその類ですね?(自分が手に入れた経緯は分かるけれども、そもそもそれ以前は分からない。思い切り身近に例があった事に遅ればせながら気づいて口元に手を当てた)貰ってから10年以上、ですものね。……ああ、もうこんな時間なんですね。聞いてから眠れば良い夢が見られそうです。(相手の言葉で、漸く夜も深まってきていることに気が付いた。この時間なら子守歌になりそうだと柔く笑って)次に会うまでの間にどこに行ってどんなものを見たとか、何が綺麗だったとか。そういう他愛ない話だって楽しいです。(別段、深い話で無くたっていいのだ。軽い声音で告げたら、相手の歌を聞くためにちょっと居住まいを正した)――歌ってくれますか?ノヴァさん。
シャルファ・ルイエ 2021年7月25日
(会話の合間に膝の上でうとうとしていた白い小竜も、歌声が響き始めれば聞くようにそっと首を擡げた。相手が歌って、自分も歌って。お互いに知った歌だったなら声を合わせる事もしたかもしれない、星の瞬く一夜のこと)
ノヴァ・フォルモント 2021年7月29日
(口元に手を当てる君の様子を見て、柔く微笑んで)そうだね、身近過ぎて気付けないものは色々とあるのかもしれないな。……旅の話か。(一寸、間が空いた後。小さく頷いた)わかった。次にシャルファに会う時までの旅路の事は、出来るだけ覚えておくようにしよう。 うん、随分と話し込んでしまったみたいだね。(聴く姿勢を取ってくれた君と言葉に、傍らに置いてあった竪琴を手に取る。今の聴手は目の前の彼女と、転寝をする小竜だけ。声を張る必要はない。座ったままでも構わないだろうと、)
ノヴァ・フォルモント 2021年7月29日
(静かに竪琴の弦を爪弾き、紡ぐ唄は君と出会った時に星空に向けて唄っていた曲だ。あの時の想いを奏でたそれは、きっと君の知らない旋律だろう。それでも聴いて貰えるだけで、自分は満足する。 君が唄ってくれれば、それに合わせて竪琴の音色を響かせるかもしれない。誰かと音を重ね合わせる事なんて、今まで無かった。自分にとっては、それだけでとても嬉しかった筈だ。)
ノヴァ・フォルモント 2021年7月29日
(柔らかな二人の歌声が静かな森に響き渡る。星の瞬く夜に相応しい、穏やかで優しい音色。今宵の小さな演奏会は程無くして幕を閉じる。仲間の話、旅の話、次の巡り合わせにと交わした言葉が再び紡がれるのは、何時の日か―。)
…〆