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来客:ウィルフレッド・ラグナイト

九十九里・トヲル 2021年3月3日


 
 ――ねえねえ、見た? とってもハイカラなお方!
 ――ええ見たわ! まるで物語の騎士様みたい!

 かつこつ石畳が鳴っていた。それがぴたり止まると、こんこんと扉が叩かれて。
 いつものように扉を開けば、立っていたのは騎士の姿をした貴方。
「はじめまして。突然の訪問、失礼いたします」
 見た目だけでなく、精神もしっかり騎士らしい。彼の挨拶に併せて、白い小竜も頭を下げた。
「……――しばらく滞在のご許可をいただけるでしょうか?」
「ええ、どうぞ。何も、……いや、薄汚れているだけのところですが」
 ガラクタは山のようにあることを思い出して、言い直すことにした。


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 来客:ウィルフレッド・ラグナイト(希望の西風と共に・f17025)

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九十九里・トヲル 2021年3月3日
ご丁寧にありがとうございます。ええと、ウィルフレッドさんと、(肩の上の小竜を見て)ゼファーさんですね。 あたしは九十九里トヲルです、どうぞよしなに。 ……この世界のことを知りたいと仰っていましたが、何かを学びに?(どこの世界から来たひとかは分からないけれど、竜を連れているからアックス&ウィザーズだろうか、なんて考えながら)
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月4日
はい、改めてゼファー共々、よろしくお願いいたします。トヲルさん。(会釈をして)
実は恥ずかしながら具体的に何かを学びに、というわけではなく、数多く存在する世界の一つ一つを知っていきたいんです。それに、この子には多くのものを見せたいので(肩に乗る小竜を撫でて)
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九十九里・トヲル 2021年3月5日
なるほど、なるほど。それは結構。この世界に来て頂き光栄です。(嬉しそうに、かかと笑って)(この子に、と話を聞けば)……なんだか親子のようですねえ。可愛い子には旅をさせよ、と言いますものね。いや、ちょいと意味は違いますけれど。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月7日
この世界は綺麗ですね。一年中咲いているという幻朧桜もですが、整理された街並み、そこに住む人たちも。(目の前で笑う彼も、この世界を体現したかのような印象を受ける) (小竜との関係を親子と言われれば、一瞬、目を丸くして)そんな風に言われたのは初めてです。でも、家族であることには間違いないですね。
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九十九里・トヲル 2021年3月9日
おや、こんなに褒められるとは。ついつい鼻が高くなりそうです。……あたしはこの世界、結構こちゃこちゃしていると思っておりましたが、そうですねえ……。キマイラフューチャーなんかを知ったときは吃驚しました。(からから、思い出してて笑った) いいですね、家族と一緒に旅が出来るなんて。……うちは腰が重いひとたちばかりだから、難しそうだ。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月12日
ああ、キマイラフューチャーは私も初めて足を運んだ時は驚きました。見たこともない物ばかりでしたし、私の住む世界とは何から何まで違いましたし。(今でもあの衝撃は忘れられそうにない、と思いつつ) そうですね、綺麗な景色を見られれば、それを共有もできます。トヲルさんのご家族は、あまり旅はなさらないのですか?
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九十九里・トヲル 2021年3月12日
あの、コンコン?でしたっけ。叩くと出てくるなんてすごいですよねえ。原理もよく分からず、同じ場所を何度も何度もコンコンして奇異な目で見られました。(懐かしい、と笑って)……やはり誰も同じなんですね。
ああ、それは素晴らしい。あたしの家族ですか……。(ふむ、と考えて)旅行程度はしますけれど、それくらいですね。世界を跨いで遠くに行ったことはありません。ここの大爺様は離れから出てきませんしね。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月18日
あれはすごかったですね。現地の人に教えてもらってやってみたら本当に出てくるのですから。実は私も原理を知ろうとして何度もコンコンとしてるのを見られたりしました。(同じ経験をしていたとは、とつられて笑い)
そうなのですね。世界を跨ぐ……となると、なかなかの大移動でもありますから致し方ないかもしれません。大爺様という方は常に離れに……ふむ(どんな方なのだろうかと思う一方、あまり聞かない方がいいだろうか、と考えて)
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九十九里・トヲル 2021年3月23日
おや、ウィルフレッドさんもです? やっぱり他の世界のひとはやっちゃうんでしょうね…。(くつりと笑って) 長旅、なんてものじゃないですからねえ。いや、原理的には陸続きの旅をするより大変ではないのでしょうが。 (なにやら考えている様子に首を傾げ)大爺様、気になります?
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月27日
あんなに珍しいのはどの世界を見ても、あの世界くらいなものでしょうから。同様にしてしまってる人は多いと思います。(頷きを返して) 世界を跨ぐ移動なら、あっという間ですね。ただ私の場合は陸続きの旅もけっこうしてますから、安全な道もあれば、危険な道も……というところです。  (大爺様が気になるか、と訊かれれば)正直に言えば、気になります。どんな方なのだろうか、と。
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九十九里・トヲル 2021年3月30日
これからもっと珍しい世界が見つかったりするんでしょうか。楽しみです。(もしご縁があれば、一緒に行きます?と) ……おや。それは気になる話を聞いた。うちの大爺様はまあ、一言で言えば偏屈な変わり者、ですけれど……。……ウィルフレッドさんの話も聞きたいですし、どこかで腰を落ち着けて話します?
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年3月30日
世界もそれぞれに特徴がありますから、どんな世界が見られるようになるのか、本当に楽しみです。ご縁があるときは是非とも。誰かと共に旅をするのもきっと楽しいですから。 なるほど。大爺様はそういう方なのですね。(あとは出会える機会があれば人となりはわかるかもしれない、と考え)私のお話、ですか? 構いませんが旅の話、人助けの話が主になりますよ。長くなるかもしれませんし、そうですね、どこか落ち着ける場所で話しましょうか。
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九十九里・トヲル 2021年4月1日
いろいろな世界を渡り歩いたウィルフレッドさんが一緒なら、きっと心強いですねえ。ええ、いつか。 (くつくつ笑って)噛みついたりはしませんので、安心してくださいね。おお、なんだかヒーローっぽい。とても楽しそうです。(落ち着ける場所、と考えて)……やっぱりキッチンですかねえ。比較的我が家で綺麗なところ…。ああ、庭もいいかもしれません。(どちらにしましょ、と視線を投げた)
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月3日
ふふ、そう言っていただけたら何かあった時には頑張らないといけないですね。 ああ、いえ、噛みつかれたりなどは考えておりませんでしたが。(苦笑しつつ)ヒーロー、と言われるほどでは……まだまだ師にも及ばない未熟者でもありますし。(キッチンと庭、どちらがいいかと尋ねられて少し考え)そうですね。では、庭でお願いいたします。せっかくですから、このサクラミラージュの景色を見て話もしたいですし。
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九十九里・トヲル 2021年4月4日
(ふ、と笑って。愉快そうに言葉が跳ねる)噂を聞いたひとは、身構えるひとが多いですから、つい。 …………師が、いるのですか。これはまたひとつ、気になる話を聞いた。と、庭ですね。(あちらから出られますよ、と告げて。すこしだけ前を歩く)
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月6日
そういえば……(ここに来る前のことを思い出す)街の人たちは噂を知らないのか、転ばぬように、とは言っていましたね。 ええ、私にとっては多くを教えていただいた師がいます。私の話をすれば、自然とその方については話すことになりますよ。(庭に向かって歩く青年の後をついて歩いて)
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九十九里・トヲル 2021年4月7日
……ああ。聞きました? 身構えて身体を固くしたら、それこそ転びそうなものですよねえ。(可笑しそうにくつくつと) ……素敵ですねえ、師弟関係。ええ、ほんとうに物語のようで憧れます。……と、此処です此処です。こちらから出られます。(ぎ、と扉に手を掛ける。扉を開けば、目の前には立派な幻朧桜)……椅子もありますけど、持ってきます? あたしは木の近くにそのまま座るのも好きなんですが。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月9日
そうですね。それに噂というものはどこかで尾鰭がついたりすることもありますから、実際にどうなのかは自分自身で見て、感じて、見極めないといけない、と考えておりますから。 物語のよう、ですか。(その言葉に、青年の後ろを歩きながら少し考えていると扉が開かれ、その先に広がっていた幻朧桜やその周囲の景色に思わず息を呑む)……せっかくですから木の傍に座りたいですね。この景色を、もっと近くに感じられそうです。
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九十九里・トヲル 2021年4月14日
流石、しっかりなさっていますねえ。(感心したように頷いて)……はは、それでは。どうか噂の真実を確かめていってくださいな?(からかうようにくつくつと) ……立派でしょう? どうぞ堪能していってくださいまし。(幻朧桜の根元にどっかと座り)ここから眺める桜が好きなんですよねえ…。(お隣どうです?と軽く地面を叩く)
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月16日
いえ、そこまで言われるほどではありませんよ。では噂の真実は……少しずつ確かめていくとします。(青年が笑う様子を見つつ、その時はどんな時になるのかを思いながら) ええ、見事です。一年中咲き続ける桜というのもありますが、やはりこうして見事に咲き誇る姿はすごい。ですし、こうして下から眺めるのも圧巻ですね。では、失礼して。(隣に腰を下ろして。白い小竜も騎士の肩から地面に降りて、景色を眺めて)
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九十九里・トヲル 2021年4月17日
(謙遜する様子にくすり、笑って)ええ、そうしてください。蓋を開けたら大したことない話だった、なんてことも、あるかもしれませんが。
ええ、ほんとうに立派で。幼いころから、好きなんですよねえ。(しみじみと、繰り返して。地面に降りたゼファーさんを見る)……ゼファーさんを触ろうとしたら、怒られますかね……。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月19日
あはは。大した事ないだったら、それはそれで……というところはありますから。時にはそういう噂もありますし。 (隣に座る彼の言葉からもこの桜が本当に好きなのだと伝わってくる)そんな風に言ってもらえれば、この桜もきっと嬉しいでしょうね。幼い頃から見守ってきているということでしょうから。私がまだ知らないトヲルさんの一面もこの桜は知っていそうですね。(笑ってみせて) いえ、ゼファーを触るのなら大丈夫ですよ。人懐っこい方ですし、仲良くしてもらえれば、この子も嬉しいでしょうから。
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九十九里・トヲル 2021年4月20日
(それならよいのですけれど、と笑う)……これ知っている、あたしの知一面ですか…。……(身体を起こす。幹に刻まれた小さな傷を指さして)……例えばこれとか。幼いあたしがヒーローなんてものに憧れて、鍛錬だと言って竹刀で打ち付けたときのものです。ええ、それはもうこっぴどく叱られました。(そういう話ですかね、とおどけてみせた。隣に戻ってくると、そろりゼファーさんに手を伸ばす)
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月22日
(彼が指差した、木の幹に刻まれた小さな傷を見て)ヒーローに憧れて、ですか。それはたしかにこの木が覚えていることですね。それに、トヲルさんがどんなヒーローになりたかったのか、気になります。(おどけてみせる彼に、笑顔でそう返し。ゼファーは撫でられて嬉しそうな表情をして)
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九十九里・トヲル 2021年4月25日
(撫でられるゼファーさんを見てかわいい、と和みつつ)……どんなヒーロー……。…………大切なひとを、守れるような。そんなヒーローでしょうか。(なれなかったんですけど、なんて呟きは風の音に掻き消されて)……ウィルフレッドさんが騎士を目指した理由も、聞いてみたいですねえ。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月25日
大切な人を守れるようなヒーロー。(答えるまでの間、彼にしてはどこか歯切れの悪い言い方が気になりつつも自分が騎士を目指した話を訊かれれば)…………幼い頃に大切なものを失くして、絶望し、なにもかもを諦めてしまいそう時に師匠に助けられたんです。その姿が目に焼き付いて、私もこの人のようになりたい、誰かを助けられる騎士になりたい、と。
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九十九里・トヲル 2021年4月28日
ええ。たったひとりを守ることすら、あたしには難しいものでして。(からっとした調子で続けて。笑顔を返した)(静かに彼の話を聞いていたけれど)……それは、それは。人並な言葉ですけれど、苦労なさったんですねえ……。ウィルフレッドさんは今、そんな、なりたかった騎士になれました?
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年4月30日
(笑顔を返す彼を見る。いつもの調子で話しているが、そこに挫折があったのかもしれないと考えるとそれ以上は聞けなかった。だが、様子を見ていた小竜がトヲルに向かって一鳴きして)ゼファーが、トヲルさんに肩に乗ってもいいか、と聞いてますが大丈夫でしょうか? 騎士の道は、自分ではまだ途上だと思っています。 力量としては師匠には及ばず、目標もまだまだ遠い。(話しながら自分の左手を見て)
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九十九里・トヲル 2021年5月2日
(首を傾げる)……あたしの、肩に? ええ、ええ。構いません…、…と、いうより大歓迎ですけれど……。(そわそわしながら、肩に掛かっている髪を手で払う) …………。目標が高いのはいいこと、ではないでしょうか。目標へ邁進するお姿は、輝いてみえます。あたしには。
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ウィルフレッド・ラグナイト 2021年5月5日
ゼファー、いいですよ。(伝えると小竜は目を輝かせて翼を広げて飛び、トヲルの方の上まで来るとふわっと降り立って) ゼファーに気に入られたみたいですね。気に入った人の肩に乗りたがるところがあるんですよ。 私はけっこう我武者羅に道を進んできたところがありますが。時に迷いもしましたし、気づけば大きく遠回りも。(空を見上げて)
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九十九里・トヲル 2021年5月11日
(ぱちくり、瞬き)おや、気に入って頂けました? それは光栄です。(指先で軽く撫でようと、手を伸ばしながら)……迷わず進み続けることが出来るひとなんて、きっとおりませんよ。此処がウィルフレッドさんにとって、すこしでも羽休め出来る場所になるといいのですが。(どうぞ寛いでくださいね、と笑った)
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九十九里・トヲル 2021年5月11日
(白い小竜と戯れながら、暫く桜を眺めていた)(さて、すこしは寛げそうだろうか)【〆】
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