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【或日】昼下りの暇つぶし

ケビ・ピオシュ 2021年2月23日


 窓の少ない館内の奥の奥まで、立ち並ぶ本棚。
 きっちりと収められた本の群れ。
 大きめのテーブルに椅子が並んだ読書スペース。
 小さな足音に君が視線を向ければ、目の前の椅子にテレビウムが腰掛けている。
「やあ、今日は利用者も少なくてね。良ければ、少しお話なんてどうだい」
 なんて、彼は首を傾いだ。
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 #どなたでも #1:1ロール

 ・そういう感じのシチュエーションです。
 ・3日お返事の無い時点で締めさせて頂きます。




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リゼ・デューイ 2021年2月24日
(初めての図書館。目を輝かせ、ぱたぱたと長い耳を動かすリゼは興奮を隠せないでいた)
わ、わぁ…沢山本がある…!こんな所が本当にあるのね!
(忙しなく視線、耳を動かしていると聴こえる足音。もしかしてとばっと両の手で口元を塞ぐ。が、掛けられた言葉は思ったより穏やかで)
こんにちは…?僕で、よければ…。
(頭が整理しきれないのか溢れた言葉は単純なもので)
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ケビ・ピオシュ 2021年2月24日
やあ、やあ。
驚かせてしまったようだ、すまないねえ。
(冗談めかして肩を上げたテレビウムは、帽子を軽く掲げて。よくよく見れば、大きい族用のカップに注がれた温かいお茶が机の上にある事にも気付くことも出来るだろう。)
私はね、この本達の管理をしているテレビウムだよ。
ココに来る人もそんなに多くはないからねえ、きっと君はココが初めてなんだろうと思ってね。
(帽子をすっぽりかぶり直すと、良ければそちらに座らないかい、と手を差し出した。)
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リゼ・デューイ 2021年2月25日
(落ち着いてきたのか、段々身体に入った力も抜けてきたようで)
僕の方こそごめんなさい。いきなり驚いてしまって。
(もしかしてと机のカップと彼を交互にみつつ)
アナタがここの管理人さんだったのね。
えぇ、初めてよ。ここってとても素敵な場所ね。目移りしてしまうわ!
(差し出された手をみて、気をよくしたリゼはにこっと笑う。失礼しますと一声かけて、椅子に座る)
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ケビ・ピオシュ 2021年2月25日
いいやいいや、突然小さい者を声をかけられたら驚くだろうと椅子に登ったけれど、結局驚かせてしまったねぇ。
(モニタに表示された瞳をぱちぱち瞬かせて、きっと笑ったのだろう。肩を一瞬浮かせて君を見上げる。)
そう言ってもらえると嬉しいよ。それに目移りするくらいじゃないと困ってしまうさ。なんたってここは私の自慢だからね。
(気づいての通りそのお茶は君の分だよ、と言葉にはせず。次はカップを手のひらで示して。)
君はこの世界の者のようでもあるし、そうでもないようにも見えるね。――初めてなのは、この場所だけかい?
(それは猟兵なのか、の確認でもあるように。見上げたままの瞳が再び瞬く。)
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リゼ・デューイ 2021年2月25日
(暫くうんうんと考えた後に、気まずそうに小声で)
正直にいうと、アナタみたいな…テレビウムさんにお会いしたの初めてなの。
(小さく会釈をして、出されたカップを両手で取りちびちび飲み始めながら)
見ているだけでここが自慢の場所だってわかるわ。だって、こんなに綺麗にして貰えているんだから。
(近くの本棚にちらりと視線をやり、目の前の彼に視線を戻し笑いかける)
僕はアリスラビリンスの住人、アリスたちの案内人よ。
(ふふんと誇らしげに笑う)
といっても、最近になって色んな場所に行くようになったのだけど…。だから行く所は大体初めてよ。
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ケビ・ピオシュ 2021年2月26日
この世界のほとんど……そう、9割程度はキマイラと言われているからねえ。たしかにテレビウムは珍しい存在だろうね。猟兵達となったテレビウムとなれば、もっともっと珍しくなる。――そう、250名程度だったかな。すべての世界の猟兵達を合わせると3万以上の猟兵がいるというのに、これは1%にも満たない数値なのだから――
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ケビ・ピオシュ 2021年2月26日
……少し理屈っぽくなってしまったね。
私の悪い癖だ、すまないね。
(瞳を反らしてから、もう一度佇まいを正す。ウム、ウム。)
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ケビ・ピオシュ 2021年2月26日
やあ、なるほどね。
ならば君と私は場所は違えど、同じ案内人という訳じゃないか。
(つるりとしたモニタに浮かんだひげをしゅるりと撫でると、手のひらの動きに合わせてひげがふかふかと形を変える。小さく一度、二度、頷き。)
……私もほとんどこの図書館ばかりだからね、そこもきっと一緒さ。
しかし初めての場所にきて、まず情報が解る場所に来るというのは旅が上手だねえ。
やはりたくさんのアリス達を案内してきたからかな。
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リゼ・デューイ 2021年2月27日
(彼の話をきょとんとした表情で聞いている。暫く聴いている内におぉ…!と目を輝かせ)
へぇ、だからあまり会ったことがなかったのね。すごくわかりやすかったわ。僕は話を聞くのが好きだから全然大丈夫よ。
(楽しそうにふふ、と笑う)
あ!言われてみるとそうね。僕たちって共通点が多いのかしら?急に親近感が湧いてきたわ。
(ぽんっと手を合わせる)
そうだといいんだけど…今回は白い鯨さんのおかげかしら。だからここに来れたのよ。
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ケビ・ピオシュ 2021年3月1日
年を食うと説教臭くなると言うから、きっとそれなのだけれども。
そうなると親しみを覚えて話を聞いてくれる若いものの存在が、嬉しくなってしまうからね。
その言葉はありがたい限りさ。
(肩を上げて、下げて。笑うキミを見上げて。)
――ああ、なるほど。
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ケビ・ピオシュ 2021年3月1日
あの鯨は実に、この辺りでは目立つものねえ。
なるほどね。
では本当にキミは迷い込んできたという事かい。
――今日は、キミがアリスなんだね。
(それはきっと冗句なのだろう。モニタでウィンクをしてから、ひげをまた撫でた。)
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リゼ・デューイ 2021年3月3日
それはどういたしまして!人によって感覚は違うとは思うけど…。僕は結構楽しかったから、また機会があるなら色々な話が聞いてみたいわ。
(なんてね、と冗談っぽく言ってみる)
遠くからもよく見えたわ。まさかそんな所が図書館だったなんてね。
(アリスと言われて目を大きくしてきょとん)
…本当。ここに迷い込んだならそうよね。僕がアリスかぁ…。
(実感が湧かないのか何回も同じ言葉を呟いている)
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ケビ・ピオシュ 2021年3月5日
やあアリス殿。
ならばまた、この目立つ図書館に来てもらわないとねえ。
(帽子のツバに手を当てて、目線を少し隠して。格好良いポーズさ。)
あの白鯨は、絵本が元になっているのさ。
なんて言うと、とても図書館らしく感じてこないかい?
(それから帽子の位置を正すと、肩を上げて。)
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ケビ・ピオシュ 2021年3月5日
それにしたって私が時計ウサギか、それともオウガかまだわからないけれどねえ。
(たっぷりと冗句めかして付け加えた)
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リゼ・デューイ 2021年3月7日
わぁ…!それはとっても嬉しいお誘いね。ありがとう。
(ポーズを取った彼に小さく拍手)
へぇ、絵本が…。
そうね。絵本がモチーフだなんてらしくて素敵。
ますますこの図書館に興味が湧いちゃうわ。
(新しい発見があるかも。きょろきょろと辺りを見回す)
あなたはウサギ。時計ウサギよ。だって迷い込んだアリスを案内してくれたんだもの。
(オウガはしてくれないわ。と静かに笑って)
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ケビ・ピオシュ 2021年3月10日
そうだね、キミがその温かい紅茶を飲み干した頃にこの場所を案内しようか。長い耳のかわいいアリスの為にね。
(丸い顔を上げると、じっと笑うキミを見上げて)
やあ、でも、アリスが油断した頃にガブリ!といくオウガだっているだろう。――いいや、言うほど私もアリスの世界に詳しくないかもしれない。そう、きっときみ………………。
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ケビ・ピオシュ 2021年3月10日
…………
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ケビ・ピオシュ 2021年3月10日
……(一瞬眼を反らしてから、顔を下げて、上げて)
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ケビ・ピオシュ 2021年3月10日
やあ、まだ名前も聞いていなかったね。
失礼。
私はね、ケビ。ケビ・ピオシュだよ。
アリス――キミの名前は?
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リゼ・デューイ 2021年3月13日
本当?館長さん直々の案内だなんて心躍るわ!(ぴんっと耳を伸ばしてわくわくした様子。出してもらったお茶もあと少しで飲み終わるだろう)
うーん…そうね…。確かにそんなオウガもいるわ。けど…こう…なんか危ない感じが…。
(感覚的な事をうまく説明出来ず眉間に皺を寄せて、手をわきわき動かす)
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リゼ・デューイ 2021年3月13日
…?(黙り込んだ彼を不思議そうに首を傾げる)
(名乗ってないと知り、ぴゃっと自然に背筋を伸ばして)
!あぁ、名前!こちらこそ、名乗らずに失礼したわ。
僕はリゼよ。リゼ・デューイ。
改めてよろしくね、ケビ。
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ケビ・ピオシュ 2021年3月16日
危険な香りはしない、なんて褒められてしまったね。
人が良さそうに見えるのはとても嬉しい事さ。
(キミの眉間と踊る指を見て、ぱちぱち瞬き。帽子の位置をきゅっと整え直して)
では、改めてデューイ殿。
茶が無くなったのならば、私の館内散歩に付き合ってもらえるかい?
(よろしければ、なんて、手を差し伸べて。――その手は小さいし、机の向こう側だったけれども)
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リゼ・デューイ 2021年3月20日
(お茶を飲み終えたので、ごちそうさまと机に静かに置く)
そう言ってもらえてよかったわ。うまく説明出来なかったから気を悪くさせてしまったかもって。
(安心したように手は膝に収まり、眉間のシワもすっかり消えた)
えぇ、美味しいお茶をありがとう。今度はお散歩!よろしくね。
(楽しみだと言って無邪気に笑う。差し出された手を見て、迷わずその手を取る。次はどんな楽しいことがあるのか…期待に胸を躍らせながら)
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ケビ・ピオシュ 2021年3月23日
ウムウム、それでは往こうか。
私こそ、君ほど上手に案内できないかもしれないけれどね。
(君の笑顔を見上げて握りかえされた手に冗句めかして応じると、一度手を離して立ち上がる。)
やあ、それでは。
――星くじら図書館の冒険をはじめようか!
(なあんて、帽子を上げた)
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