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Fitz Roy

黒江・イサカ 2021年1月25日


元オフィスビル≪天原ビルヂング≫

階段。狭く、屋上まで続いており、どう気を遣っても足音が立つ。



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黒江・イサカ 2021年1月25日
(男はとても、痛ましくそのさまを見下ろした。まさかひとが降ってくるなんて、誰にも当たらなくてよかった、けれどその当人は――――)(「先に6F、上がっててくれる?少し手間が掛かるんだ、此処に飛び降りられるとね」)(落ちて来たものが既に息絶えていることをこの手で確かめた後、男は同じく其処にいた二人をそう促した。その声に戸惑いはない。ただ、心から残念そうに、スマートフォンに耳を当て始め)
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ロカジ・ミナイ 2021年1月28日
……はぁ。(色んなことがいっぺんに起こって、流石に顔を顰めてしまった。そこに与えられた指示はむしろ有難いものかもしれない) ……だってさ。(“色んなこと”の一つである行き合った相手に、行こうか?と立てた親指で6Fの方を指す)
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遙々・ハルカ 2021年2月2日
(ウワ。)(ウワ。だ。どのタイミングだったかは忘れたが、青年は間違いなくそれだけは発した)
(金の双眸で“それ”を横目にしていたが、二つ目に当たる促す声、言葉にようやくそちらを見て)あァ~、そだね。(首肯。軽やかな足取りで何かを跨ぐようにひょいと歩んでは、冷えた階段に靴底を乗せる。寒々しい足音。まるで『一人用』みたいな階段)
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ロカジ・ミナイ 2021年2月3日
(続いて靴音を響かせる。この音は共鳴したり不協和音になったりするのだろうな、なんて予感が、足並みに無意識に影響しそうだった) いやぁ、しかし。よかったね、さっきの。(死体。飄々とした調子で雑な考察をし、相手にもそれを求めるみたいに) 器用に飛べたみたいでさ。
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遙々・ハルカ 2021年2月12日
(青年の足音はリズムを刻まない。どことなくフラフラした不揃いな調子、柔く重い音)よかった?(首を傾げはしなかったし振り返りもしなかったが、普通に疑問に思ったような声)――あァ~、成る程? “ちゃんと”死んで、大の男が三人もいたのに当たらなくて?(頬と片目が見えるくらいの角度に振り返る)おもろいよね。「まァいいや」と思ったのか、隙間目掛けて跳んだのか。
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ロカジ・ミナイ 2021年2月15日
そう、そう。(不揃いな調子をついて行けばこちらも不揃いになる。だから自然とそうなったし、遅れたり近付いたりもした) 僕らのせいで予定通りじゃなかったかもしんないけど、ちゃーんと死んだ。結構難しいからねぇ、ちゃんと死ぬってのはさ。…………そういやアイツ、余計に手間がかかるみたいに言ってたけど、ありゃどういう意味だろうね。
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遙々・ハルカ 2021年2月21日
(「少し手間が掛かるんだ」声をそっくりそのまま思い出す。バラバラと、不揃いな音が狭い階段を満たしている)ここって、飛び降りで死ねるギリギリくらいの高さだよなァ~?(まして人に当たれば、逆にギリギリ死ねなかったかもしれないのにさ)(足音、)……。(少しだけ考えるような間)掃除とか?(半ば笑った声)血だの脂だの、面倒らしーけど。
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ロカジ・ミナイ 2021年2月26日
そうそう、死ぬにはまぁまぁ博打な高さなのよ。試してみたけど運動神経が良すぎたせいか全然死ねなかったもの。掃除の手間は省けたけどね。(思考が止まるくらいの間、少し、靴音が遅れて届く) ……ああ、上手く死んだ汚ねぇ死体ほど“うまくいきすぎてる”って視点もあるか。あの口ぶりはそう珍しいことでもないって風にも聞こえたけども。(研究者ごっこか探偵ごっこか。道化みたいに顎を撫でている)
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遙々・ハルカ 2021年2月28日
ヤダ~、試したとかヤバなこと言ってる~。まァ~隣の建物くらいなら飛び移れそーなコトもないけど、実際やってみる人怖過ぎでしょ。ロカジさんて思ったより頭ヘンな人?(笑い声もひどく響くつくりだ。上から下まで)ま、ホントは三人もウロウロしてるよーなビルじゃないじゃん、ここ。“名所”みてェ~だけど。……なんかそんな気になることある?(「どの辺りを」それから「聞きたいな」そういうニュアンスの声と顔。いつの間にか振り返った薄い肩)
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ロカジ・ミナイ 2021年3月13日
カカカ!君の思った通りマトモな人さ、運動神経以外はね。ちょっとした探究心よ、探究心。天才と変人は紙一重って言うし?(追うように笑い声を響かせる。反響する無機質で呑気な音はいっそ不気味で、愉快だ) その“名所”ってのが好きでね。ここで死んだ人はみーんな天国へ行けるんでしょ?それはお化けがいないってことで。それに、ヒヒ、お医者さんやお薬が必要な人にも会えるかもしれない。(足は上へ、上へ。振り返った肩に向けて悪戯っ子みたいな顔を見せる)
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遙々・ハルカ 2021年3月16日
自己評価高~。(けらけらと。軽い笑い声だ。とても上から人が落ちてきたとは思えない)(もちろん、彼も)
へェ~、信じてんだ?(『名所』のこと。――もしくは、『天国』)(立ち止まっていたのはごく僅かな間だった。足音の数が元に戻る)嘘だったら、騙された奴のオバケだらけかもしんねェ~のに。てか、基本ここで必要になるお医者さんて“イチイチキュー”なんじゃねェ~の? それか……心のお薬?(上を見ていても、青年の笑っているのが判る声をしていた)
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ロカジ・ミナイ 2021年3月18日
自己評価なんて多少高い方が生きやすいじゃない。(笑い残しの音がクックと喉の奥で鳴っていたが。降ってきた言葉にハッとして、今度はこっちの音が止む) 噂も女も先ずは信じてみるタチでね……オバケだらけ?や、やだなぁ!おっかないこと言わないでおくれよ!(思わず暗い階段を振り返りそうになるのを堪え、慌てて上との距離を詰めた) そそ。心のお薬要りませんか〜、とか?痛いの飛んでく薬要りませんか〜、とか?
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遙々・ハルカ 2021年3月28日
(細長い空間を満たす声音を、注意深く聞いていた。とはいえ青年の声は、薄らと笑っているままだ)女は知んねェ~けど、噂は多少精査する方がイイよ。(内容としてはにべもない)もしかしてそのデカい立っ端でオバケ怖いの~? マジ~? まーまだ視てないから安心して。(降らせた笑い声は、きっと彼を振り向かなくてもどんな顔をしているか判別できる音をしている)
痛いの飛んでく薬、ヤバそ~。(この場合のヤバそうとは、法に触れそう、の意味だが)(丸々面白がっている)
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ロカジ・ミナイ 2021年3月30日
こここ怖くなんてないけど!?でもアイツら死なないし治らないし触れないし…………もう、ほら、そうやってこれから視る予定があるみたいに言うじゃない。(裏返った声が正面の壁に反響した) ……ってーことは、君は信じてないんだ。噂。オバケは信じてて、天国は信じてない。(別人みたいに普通のトーンの言葉がその後に続く) やべーやべー。けどもほらほら、やばくっても終わりよければ全てよしってさぁ。ねぇ?
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遙々・ハルカ 2021年4月11日
だっはは、怖がってるヤツの言うやつじゃ~ん。(ウケる。言いながら、踊り場を曲がっていくタイミングでだけ、容易に顔を見ることが出来た)まーねェ。お化けは見たことあっけど、天国は見たことねェ~し? 地獄から来てそ~なヤツらは見たことあっけど、たとえ地獄があったところで、天国もあるとは限らないワケじゃん?(つらつらと、同意を求めるに似た調子。ヘラついた顔と仕草で両肩を竦め)完全に安らかに逝かせて差し上げるヤツ~、ワハハ。ま、恨まれることはねェな。たぶん。
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ロカジ・ミナイ 2021年4月12日
見たことあるの!?ッカー!オバケの証人が一人増えちまった!(たまたま顔が見えた時、昼間に見るとこうなんだ、と冷静な部分で思った) ……まぁ、そうだよね、僕も天国は見たことない。でもあった方がいいなぁ……天国がなかったらそれこそこの世はオバケだらけ、僕の行く末もオバケだもの。あとはアレよ、テメェの意思で死んだ奴は地獄行き、なんてことも言うじゃない?そうとも限らないといいなぁなんて思ったりもするのよ。(語る口調は夢物語のように、地に足のつかない柔らかさだ) そういうヤツよ。最期に見た顔が僕なら、気持ちよく逝って欲しいからねぇ。
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遙々・ハルカ 2021年4月24日
結構どこにでもいっけど、視えねェ~ならヘーキヘーキ。(大概あいつらは視えるヤツに絡むんだよ、と。算数でも教えるような調子で言う)ど~だかねェ……『残穢』ってあるじゃん。お化けも結局それにすぎなくて、今この世界に染み付いているだけの影かもしれないワケでしょ。本当はタマシイだなんてものはなくて、消えていくだけ。影が残るか、残らないか。濃いか、薄いか……とかさァ~? ま、オレは天国だの地獄だのあってもなァと思う日があるってだけなんだけど。(足音は、どうしたって階段に反響する。やけに耳につくものだ)
気持ち良く“終われ”ンならそれが一番イイもんね。ま、男は「最期に見るなら美女が良かった」て呟いてっかもしれね~けど。
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ロカジ・ミナイ 2021年4月26日
ほう……ふむ……なるほど……おっかねぇ事に変わりはないが、理屈は通ってるなぁ……。(授業に素直に聞き入る。真面目な生徒そのものの顔つきだ) ああ、ねぇ、視えたオバケには悪さされたのかい?あいつら何してくるの?なんで天国やら地獄がない方がいいと思ったの?(後続の足音は、止まったり速くなったりと落ち着きがない) ガハハ!そりゃそうだ。僕だって死ぬ時は別嬪さんの腕の中がいいもの。……そうか、男のお客さんには良いものが見えるお薬をオマケするのも有りだねぇ……。
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遙々・ハルカ 2021年5月10日
怖がりほど話聞きたがるよなァ~。(ワッハッハ。そら明るい声で笑い)悪さってホラ。そんなに聞きたがりなら知ってんじゃねェ~の? 巷でよく言う『霊障』ってヤツだよ。だから勿論、直接触ろーとしてくる時もあっけど。でもそーいうのはよっぽどだね。(どことなく陽気な歩き方、ちゃらんぽらんな歩調)ま、あるならどっちも見てェ~って気持ちもあんだけど……そーやって死ぬときになんやかんやイイコトしてもらったとしてさァ。天国だの地獄だのがあったとして。“続き”がなけりゃ、嫌じゃない? それに一体、どんな意味があると思う?
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ロカジ・ミナイ 2021年5月15日
だーって、事前情報って大事じゃないの〜。(なんて屁理屈顔をしていたが、話を聞くにつれ表情が曇っていく) あー!それ!レイショウとかいう僕が一番嫌いなヤツ!やだなー!やっぱりオバケにゃ逢いたくないなー!(喧しく頭を抱えて歩調を乱す様は先を行く男とは対照的に見えなおさら滑稽さが目立った。それもしばしの内に、溜息と共に落ち着きを取り戻し) なるほどねぇ……天国だの地獄だの、未練だのなんだのって一喜一憂したって、霧散しちまえば、おっしゃる通りぜーんぶお釈迦よ。うんうん。けども……そうなぁ……“続き”のあるなしは、僕はどうでもいいかなぁ。死んだら地獄か化け物かの二本道じゃなけりゃそれでいい。
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遙々・ハルカ 2021年6月9日
怖いから対策しておきた~い、ってコト~? ホラホラ、見えなきゃいねェ~のと一緒なんだから、意識しすぎんなよ。心霊スポットとか行くバカやらかさなきゃそうそう縁なんかないでしょ。(ほんの少しばかり慰めじみたものの滲む言葉を落として、視界の隅でその姿をとらえていた。面白いものを見る目)(んふふふ。)(抑えたような笑い声)アァ。やっぱ怖いて感じ? 地獄は苦しむの前提として~……『化け物』て言い方ちょっとオモロだな、どーいう感じか聞かせてよ。オバケと幽霊を一緒くたにすんのはよくあるけど、わざわざ『化け物』って言うのは珍しーじゃん?
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ロカジ・ミナイ 2021年6月23日
そう……そうね……そうだよね……見えなきゃいないのと一緒だよね……。……“ここ”は心霊スポットじゃない、しね?(自信なさげに肯定を求める上目遣いを向ける) んー?珍しいかい?そりゃアレよ、オバケとか呪いとか魑魅魍魎……オブリビオンだっけ。死んだって地獄にも行かねぇ天国にも行けねぇ無にもなれねぇで僕みたいな繊細な者をビビらせるんだから、みんなまとめて化け物みたいなもんでさぁ。だいたい顔が怖いしさぁ。
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遙々・ハルカ 2021年7月9日
……。……。……。(視線を向けられて首を傾ぎ、右を見て、左を見て、上を見てから)……まァ、人死にがたくさんありそーな噂立ってる割りに実際はそーでもないかんね。ウンウン、ヘーキヘーキ。(世の人はこれを時にクソ雑コメントと称することもある)――アハ。(僅かに笑い、)なーるほど、『化けて出るもの』ってコトね。確かに、そー考えると的を射てっかもなァ~。でも顔のハナシしちゃうと、めちゃめちゃ綺麗な見た目作ってきた美人幽霊とかはオッケーになんない?
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ロカジ・ミナイ 2021年7月13日
……ヘーキじゃなかったらこっそり助けてよ。(見えないモノを恐れる者にとって、ヘーキヘーキと言う者の平気ほど信用ならないのだ。上目遣いの眉を下げて、それでも信じるしかない立場に言葉を飲み込んだ) ヒィィ、ヤダヤダ!別嬪の幽霊がいーっちばんイヤ!あれにはもう騙されないって決めてんだ!騙されない方法はよくわからねぇけども!決めてんの!……ハルカくんはオッケーな口なの?
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遙々・ハルカ 2021年7月26日
じゃ、万が一ヤバそーなの見掛けたら教えたげる。(そんなの、よっぽどの心霊スポットじゃなきゃ滅多に見ねェ~けどね。ひらひら揺らされた薄い手の平に真実味があるかは知れないが)ワッハハハ! それもう『騙され済み』じゃん! だっはは、ウケる~!(バカウケであった。見たかったなあ等と言いながら、笑い声を狭い階段内に響かせ)ウ~ン? そもそも幽霊自体が面白くねェ~かんなァ。怪談話とかオカルト話は好きだけど、実物の方がつまんなくて嫌なんだよね。綺麗だろーが醜かろーが一緒よ。
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ロカジ・ミナイ 2021年8月1日
教えなくていい!教えなくていい!(頭を抱えて二度叫ぶ。相当大事なことのようだ) もう、そうやってめちゃくちゃ笑うけどねぇ、……まぁね、うん、僕が障子の穴だったら枠が外れるほど笑ってたと思う、うん。…………。(シュンとした声色は、同時に落ち着いた精神状態を示していて) 実物の幽霊こそつまらないってのは、なんかわかる気がする。僕はたぶん、そのつまらなさがおっかないんだと思う。(歩調は冷静な口調と連動して淡々としたものに変わった)
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遙々・ハルカ 2021年8月30日
視えないヤツにも影響及ぼしそーなヤツのことなのに。(どっちでもイイけどォ~。そう、勿論こちらはどっちでもいい)まーまー、ロカジさんが生きてて? 笑いの種になってて? 良かったじゃん?(笑いの波も、話し相手と同じように緩やかに引いた。狭い踊り場でくるり、相手をただ一瞥するようにしてから)んん、ッフフ。つまらなさ、ね。淡々とした。意思のあるようなないような。そこにあるだけの染みみたいな。そのくせ時々思い出したようにこっちにも“染み”を広げようとしてくる?(あの染みは広がるだろうか。今日、あそこに落っこちた染みは)
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ロカジ・ミナイ 2021年9月4日
……!!!……やっぱ僕に影響が出る前に教え、いややっぱこわい、……。はぁ~。……なんだか楽しそうだね、君。(なんとなく。抱えていた頭を離してようやく気がついたことだ) そう。存在感のない透明人形みたいでさ、びっくり箱の方がよっぽど芸があって華がある。いるんだかいないんだかハッキリしないんじゃさ、僕には染み抜きも繕いも、どうすることもできないんだもの。知らないうちに見られてるのも、ヤーよね。
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遙々・ハルカ 2021年10月15日
(ちょっと考えてから、)怖がってるヒトを安心させたり怖がらせたりして感情ユラユラさせんの愉しーよって言われんのと、ロカジさんは表情豊かだから色んな顔させんのが好きだよって言われんのとどっちがイイ?(にっこり。満面の笑みというやつを向けながら)――本当はべつに、取るに足らないものなのになァ~。(弓張月じみた両目で彼の顔を見ている)まーでも、わからんでないかもね。取るに足らない、昔の染みこそが一番“追いかけてくる”しさ。幽霊もそんな類?
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ロカジ・ミナイ 2021年10月24日
(見上げる位置の顔がいっそ眩しいほどの笑顔に映る。目を細めて苦笑した) …………後者。どのみち、ハルカくんが楽しそうにしててくれる方が気が楽よ。(お手上げだと両肩を竦める。少しは平静を取り戻したようだ) 取るに足らない染みほど、気が付きゃ新しいものを取り込んで大きく濃くなっていく……。……。さっきのアレも、取るに足りないもののまま古くなってくのかね。それとも、……追いかけられたのかね。
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遙々・ハルカ 2021年11月10日
じゃ、そーいうコトにしとこ。(あなたの表情を楽しんでいるのさ。ということに。――堪える気もなさそうな笑いを、くつくつと漏らしながら)和室の天井の染みとかなら、大概大工さんが触っちゃった後らしーけど。……、(両目は笑みの形のままだ。ただ金色の眸を、明後日の方角へ向けて)追い付かれた挙句同じ染みになっちゃうって? ああ――成る程、そいつを『呪い』と呼んだワケだ。追い掛けるもの。呑み込むもの。呑み込まれたもの。
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ロカジ・ミナイ 2021年11月17日
僕もそういうことにしとくよ。(苦笑に本物の笑いが混じっていく) 呪いならまだ対処のしようがある。呪いには理由があるでしょ?ただのオバケよりずっとマシよ。(随分と階段を踏んだ気がする。次の踊り場への段はぴょんと跳んで両足で着地することにした) ……言われてみれば。こーんな、埃っぽくて不便で木造じゃなくていかにもオバケが出そうなビルだけど、僕は案外気に入っててね。もしかして引っ張られたんだったりしてねぇ、呪いに。君もここに来る皆もさ。キシシ!
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遙々・ハルカ 2021年12月5日
でもさァ、あったじゃん、映画に。そのオバケが『いる』ところに入っちゃったから、呪われました死にました。ってヤツ。知らない?(両足着地の音を聞く。大きい男が跳ねるのを見るのは、何やら物珍しいような面白いようなものがあった。これ幾つ目の踊り場だっけ?)もしここがそーいう類だったら、ロカジさんもう死んでたでしょ~……いや? 今からかな? さっきの“染み”がその合図みたいなさァ……ア~、ホラー映画の導入にありそ~。この先の6階でさァ、いつものドア開けたら知らない女の子が立っててさァ~。(片手をひらひら振りながら、架空のあらすじを作っていく)
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ロカジ・ミナイ 2021年12月14日
やだっ、知らない。ホラー映画の内容なんて知らない知らない。やだよぉ、呪いで死ぬなんてまっぴらごめんだ!(鑑賞中はビビっちゃって声など聴いちゃいなかった、それを表すように両掌で耳を隠しては離し、隠しては離し。その間に通り過ぎた踊り場は、4つ目だったか5つ目だったか曖昧だが、2つ3つまでなら空で数えられようものだし、それを忘れちまったってことはそれ以上ってことだ。きっと。) なんでぇなんでぇ。ハルカくんだって呪われるかもしれないのに、随分と楽しそうに話すじゃないか。……しかしまぁ、そうね、その流れだと、その知らない女の子にちょっかい掛けた奴から死んでいく。(でしょ?と軽く振り返ってイタズラに笑った)
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遙々・ハルカ 2022年1月18日
ワッハハ、マジでそんな駄目なんだ。(痩せている癖に重たい――靴の所為だ――足音を響かせながら、所謂『ホラー雑魚』の部類に入る学友なんかの顔を思い出していた。どっちの方が怖がりかな)(こっちな気がする)ア~……オレはね、なんつーの? 守護霊的な? まァ~、ガキの頃から“そーいうの”に強いワケ。アレよアレ。「霊感あるんでしょ? 心霊スポット行くからついてきてよ」って言われる側のヤツ。面倒くせェんだよな、アレ。なんで付き合ってやんなきゃいけねーのみたいな……そうそう。(首肯ひとつ)ドアを開けた瞬間は血塗れに見えて「うわっ!」て声上げんだけど、瞬きしたらフツーの女の子で、「アレ?」って話し掛けたら呪われてたりする~。
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ロカジ・ミナイ 2022年1月30日
“ビックリ”はさせてもするなってことよ。(落ち着いた声色でそれっぽい事を口にする。虚勢を張っているようにも取られかねないが) あんれまぁ!なるほどね、ガハハ!僕こそその「ついてきてよ」なんて言って面倒に付き合わせる側の者よ。みなさんに代わって謝っとこうかねぇ……メンゴメンゴ!…………んん?けどそれってハルカくんはガキの頃から憑いてるってことかい?……憑いてるって、ソコにいるってことじゃ、(ついつい相手の背中の上の方に目をやってしまったら、目を離すのが困難になる。段差でつんのめったら大変だというのに。なかったことにして階段の上に注目した) 6階のドア。ハルカくんが開けてくんない?
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