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黒江・イサカ 2021年1月20日
牛丼屋≪マッハ牛牛≫
4号店。世界最速の牛を自称し、注文とほぼ同時に出てくる丼はまあまあ美味い。
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黒江・イサカ 2021年1月20日
(大手チェーン店に負けず、ローカルに店舗を拡げるこの店には売りがある)(まず、尋常じゃなく配膳が早いことだ)(もうひとつはそんな神速を貴ぶ客に愛される、全てが柔らかくそしてつゆだくを通り越したスープ感が魅力のマッハ丼)(昼時を過ぎた店内は人影が少ない)
三条・千尋 2021年1月23日
ええと……ここかな。
(入ったことのない場所に足を踏み入れるときは、いつもなんだか浮足立ったような気分になる。この店は確か別の店舗も持っていたっけ。通学路の途中、経由する駅の近くで別の店舗を目にしたことがある)
(店の中に入り、人がまばらな店内を見渡して対象の人物を探す。対象の人物とは、『帽子の方』――黒江・イサカと、もう一人の人物だ。何を隠そう、私が今日ここに訪れたのは彼から誘われたからであった。私としても人脈が増えるのは願ってもないことだ。アルバイト先の一つもなくなってしまったことだし、この街で行動する以上、流されるよりも自分から行動を起こした方が良いように思えたから。最も、この状況が自発的なものかどうかは何とも言えないところだが)
(待ち合わせの時間まで、あと残り10分を過ぎたほどだった)
マルガリタ・トンプソン 2021年1月25日
(――それから程無くして)(店内に視線を巡らせれば、探し人らしき人物は容易く見つかった。同じくらいの年頃の女の子だと聞いていたのもあるけれどそれ以上に、なんというか、牛丼を食べているところが想像しづらい雰囲気が目をひいた)
(彼のお願いを断る理由は特になかったし、仲良くできる相手が多いに越したことはない。だから君の顔を覗き込んで、親しげに笑いかけてみた。偶然クラスメイトに出会ったみたいな、そんな調子で)
やあ、こんにちは。君がイサカの友達かい?
三条・千尋 2021年2月1日
イサカ様の友達……かどうかは分かりませんが、貴方の待ち合わせ相手は恐らく私であるかと存じます。最も、『今日この店であの方が手配した待ち合わせ』が二件以上ある場合には、その確証はありませんが。
初めまして。私は三条と申します。三条・千尋。学生で、猟兵で、それから……アルバイト先を探しています。貴方のお名前をお聞きしても? それともこの場合、先に注文を済ませてからの方が良いのでしょうか。
(あの人の顔の広さを考えれば、同じ日に同じ店で同じような約束がブッキングしていてもおかしくはないな……などと考えたが、恐らくそれはないだろう。彼女の年齢はつかみづらくあったが、同じくらいの歳の程と聞いている。そして、待ち合わせの時間に店の中にいる私と同じくらいの年齢の女性は彼女だけだった)
マルガリタ・トンプソン 2021年2月4日
千尋っていうんだ。よろしくね。(カウンター席であれば君の隣、テーブル席であれば君の向かいの席に着いて。メニューを一瞥だけして君に差し出した)(初めて入る店ではとりあえず、オーソドックスなメニューを頼むことにしている)人違いでもまあ、いいんじゃない?イサカの知り合いには違いないわけだし。互いに別の待ち合わせ相手がいたとしても、そっちはそっちで仲良くやってくれるでしょ。(君と俺みたいにね)(結構、大雑把な性格であった)俺はリタくんだよ。マルガリタ・トンプソン。学生ではないけど猟兵で……バイト先探しについては、あんまり力になれないかもなぁ。お金が要るの?
三条・千尋 2021年5月5日
マルガリタ様、これはご丁寧にありがとうございます。こちらこそ、是非よろしくお願いいたします。狭い町ですから、できるだけ仲良くしたいものですね。
――お金は――はい。たっぷりと。それこそ、いくらあっても構いません。生憎と、欲しいものが多いもので。
(意外だったのは、彼女は自分と同じか、もしくは少し下くらいの歳だろうに、学生ではないということだった。この世界では、自分と同じほどの年齢であればほとんど学校に行っているものだと思っていたからだ。それでは、彼女は学校に行かずに――猟兵の仕事を行っている時は除いて――何をやっている人なのだろうか? まずはそこが気になった)
マルガリタ・トンプソン 2021年5月9日
……ふぅん?意外と欲張りなんだ。(愛想よく笑いながらも、興味深げに君を観察する)(容姿や言葉遣いからはそれなりに良い家のお嬢さんという印象を受けた。それこそ、お金には困らなそうな。ましてや猟兵の仕事をしていれば、普通の女の子が欲しがるようなものは大体手に入りそうな気がするけれど)俺はこのへんでたまにバイトしてるけど、基本的に短期のやつなんだよね。ボランティアから、給料はいいけど色々アウトなやつまで。安定して稼げる仕事ならイサカの方が知ってそうだし――。(あまり競合が増えても困るし、というのも本音だ)
とはいえ俺も君とは仲良くしたいから、なるべく協力したいとは思ってるんだ。君の欲しいものってさ、お金じゃないと手に入らないもの?
三条・千尋 2021年5月17日
恥ずかしながら、マルガリタ様の仰る通りです。人並み以上に欲しいものがあるせいで、懐事情にも困っている始末でして……。
そうですね……。その答えは『はい』でもあり『いいえ』でもあります。というのも、私の目下の目的は悪い男から借りてしまった借金を返済し、私自身の本来の目的に注力するというものなのです。なのでお金は――出来る限り、手段を問わず、たくさんほしい、というのが、私の偽らざる本音でございます。
(嘘はない。少なくとも嘘を言うつもりもなかったし、彼女は現時点で好意的な関係を結ぼうとしてくれている。別にその話をご破算にするつもりもないし、出来るならこの機会は良いものに変えるべきだと思うからだ)
マルガリタ・トンプソン 2021年5月20日
いいんじゃない?可愛いでしょ、欲張りな子って。(“武器”である自分からすれば、己の力を必要とする人間はすべからく愛すべき者であり、彼らの根底にあるものこそが欲である)
あー、欲しいものを手に入れる以前の問題ってことか。ま、踏み倒すって手もあるけどね。手段を問わないって言うならさ。
――たとえば、俺が君の借金をなかったことにする手伝いをするって言ったら、君自身はどこまで出来る?いや、もしもの話だよ。君のこともっと知りたいからさ。(冗談めいた口ぶりで。けれど君がどこまで“手段を問わない”のか確かめたいのは事実だ。仕事を紹介するにしても、その辺りの認識の不一致があっては良くない)
三条・千尋 2021年5月27日
『咎のある殺し』以外の全てを。その男に金を借りてしまったのは事実ですが、それは私の勉強不足によるものです故――この場合、非があるのは私の方なのです。だからこそ、私は借金という『負い目』を負ってしまった。
負い目を文字通りに帳消しにするためには、正しい手段を取らなくてはいけません。それは私のほんの小さなこだわりですが――そういう小さなことを、私は大事にしておりますので。私が殺すのは、私が悪人と断ずるものだけです
。…………マルガリタ様。そろそろ――貴方様のご職業を、教えて頂いてもよろしいですか? 猟兵である貴方様のお話にこうして耳を傾けていれば――なんとなく、察しは付くものですが。
マルガリタ・トンプソン 2021年5月30日
その小さいこだわりこそが、君を君たらしめるものなんだろ。(違う?と、首を傾げて問う)(自分の“武器”という自己定義だって、傍から見れば小さなこだわりで、けれどそれこそが“マルガリタ”という人格を維持している。だからそういう理屈なら理解できた)うん、君のことはまあまあ分かったから、俺の話をしなくちゃね。
職業は傭兵。わりと昔からやってる仕事で、猟兵やってるのもその延長ってとこ。色んなバイトしたり、君を手助けしようとしたりするのは、そのへんとはあまり関係ない――習性みたいなものだけど。本業での経験を活かせる仕事も案外あるよ。
……どう?君のお察しの通りだったかい。
三条・千尋 2021年6月29日
全くもってその通りでございます。私という一個人は私の考えによって形作られており、私の考えはほんの小さなこだわりから生まれ出ずるものでありますれば、それ故に曲げることは難しいのです。ご理解いただけて何よりでございます。
――傭兵。予想通りではありました……それなりには、ですが。……そうですね、今度は私がマルガリタ様のことをお聞きする番かと。それでは、今仰いました『習性』について、もう少し詳しくお聞きしてもよろしいですか? より良い関係を築けるかもしれないお相手の動機は、あらかじめ聞いておきたい性分でして。
マルガリタ・トンプソン 2021年7月8日
そこ深掘りしちゃう?積極的だね。……ま、君は君のこだわりの話をしてくれたし、俺も俺のこだわりの話をするのが筋ってやつかな。
習性ってのは――そうだな、役割って言い換えてもいい。(どこから説明しようかなぁ)(指先で自分の頭をこつこつ叩いて――)
マルガリタ・トンプソン 2021年7月8日
私、自分が正しいと思うことのためだけに生きていたいの。したいことをしないのも、したくないことをするのも絶対に嫌。(“私”と入れ替わったわけではない。声色と表情を真似ただけだ)(次の瞬間には“俺”に戻っている)けど、生きてくためには自分を犠牲にして他人に尽くさなきゃいけない時もある。だから俺は他人の望みに応える『習性』を持って生まれたんだ。
三条・千尋 2021年7月23日
……なるほど。『自分が正しいと思うことのため』に生きていたい、というこだわりには共感できますね。『そのためだけ』というのは、些か極端にも思えますが。しかし、それが貴方の生き方であるならば、私が口を出すことではございませんね。……一先ず、分かりました。
それでは、マルガリタ様が私にご助力くださいますのは――それが貴方にとって『正しいと思うこと』であり、それが『役割』だと認識していらっしゃるからだと――そう受け取って相違ございませんか?
(思考と心情と行動の三本の矢が同じ方向を向いていなければ、いずれ人は壊れてしまうと聞いたことがある。あれはこの世界の心理学者の言葉だったか。習性、役割、一人称の変更、自分の犠牲――さて、目の前の人はいいひとなのか、それともあやういひとなのかしら)
マルガリタ・トンプソン 2021年7月31日
少し違うかな。俺が君を助けるのはそれが『“君が”正しいと思うこと』だからさ。
“私”はね、(“私”の話をする時、自分の頭を指すのは癖みたいなものだ。まるでそこに彼女がいるかのように)強欲で、だけど善良な普通の子供だった。好きなことを好きなだけしたいけど、そのために他人の権利を侵害するのは悪だと思っている。……そういう思想の人間が、自分が生きるためには他人を殺さなきゃいけない……なんて状況に陥ったとしたら?(もしもの話だよと、おどけて笑って)
つまり俺はあいつの『正しいと思うこと』のために『正しくないと思うこと』を引き受けたのさ。元々そのために生まれたから、俺が何かをする時の判断基準は自分じゃなくて他人の欲や価値観なんだ。分かるかい?
三条・千尋 2021年8月5日
(彼女のしぐさと一人称の変化、いきなりの『あいつ』に『引き受けた』――そこでピンときた。なるほど、そういうことか。彼女らのような存在は記憶にある。この世界で何と呼ぶのが正しいのかは分からないが、ともかく、この席で重要なのは――)
面白いたとえ話でございますね。もしもの話としても別段悪くない、なんとも『ありそうなお話』でございます。どの世界にも悲しみと苦しみは溢れていますから。……とまれ、ええ、もちろん。分かります。つまり、貴方は私の欲望に乗ったとそう捉えてよろしいのでしょうか?
(――彼女との取引を、具体的な部分の話にまで進めることだ)
マルガリタ・トンプソン 2021年8月13日
そう、よくある悲劇から生まれた、ありふれた子供たちさ。
――うん、ご理解頂けて嬉しいよ。君と俺は味方同士で、君は困った状況に置かれている。目的が明確でこだわりがあるのも分かりやすくていいね。俺が銃だとしたら、君の欲望は弾丸ってことになるのかな。ただ……銃ってさ、引き金を引いてもらえないとただの鉄の塊なんだよね。(分かるだろ?)(テーブルに頬杖をつき、にんまりと笑って。少し低くなった目線から君を見上げている)
おしえて。俺は君に何をしてあげたらいい?あと注文決まった?