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【1:1】宿る想いの種はゆっくりと

杜鬼・クロウ 2021年1月7日


桜の下で酒宴を行った春から、季節は廻りに廻って冬へ。
ドイツ発祥の祝祭、クリスマスマーケットの屋台で飲み食いした後のこと。
未だ、イルミネーションが公園内を包み込む中。
人形遣いのサンタから貰ったマグカップ片手に帰路につこうとして、後ろから声を掛けられる。

「相談が、あるんです」

徐に口を開いた彼は其れだけを告げて、再び口を噤んでしまう。
表情を見る限りは深刻な悩みにも思えた。
そんな彼を放っておく事は出来ず。
何処か彼が落ち着いて話せる場所へ行こうと持ち掛けて。
──向かう先は、彼の部屋。


・低速。
・キリのいいところで〆。
・払暁の二人は焔嵐を伴い、天翔た。




発言終了
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杜鬼・クロウ 2021年4月23日
───……ぇ、…いる、のか(いた、のでは無く?)
(横っ面を鈍器で殴られた様な衝撃だった。と、同時に極めて混乱した)(あの後に別の想い人が現れた?否、憶測にしてはあまりに俺に都合が良すぎる。何より彼の話を聞く限り其れは……嘘、だろ)(彼の声が遠く聞こえる)(本当に困らせているのは、)
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杜鬼・クロウ 2021年4月23日
…カイ。馨子のその……大切に想ってるひとが、どんなヤツなのかは…お前は知ってるのか(もしも、もしも俺の予想が当たってしまっているなら──)(相手の貌が見れず前髪をぐしゃりと掴んだ。冷静に問うも、聲は震えていて) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月23日
(当人がいない場なので、勝手に話すぎないようできるだけ言葉を探して語っていく)
……それは、知らないです。
私も去年…春になる少し前頃だったと思いますが
偶然馨子さんから話を聞いたのが最初で最後なので
(聞いたらまた悲しむかと思い、聞く事ができなかった)
大切な人とお別れをしたみたいでした……相手の人に想い人がいた………そう言ってました

でも、馨子さんは誰も悪く言う事はなかったですよ!一言も!
本当に相手を想っていたから……とても悲しそうで…
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桜雨・カイ 2021年4月23日
そばにいられなくても…大切な人であることは
きっと変わらないと想うから

だから時々一緒にでかけるようになったんです
泣きたかったらそばにいてあげたいし
綺麗なものを見て笑ってくれたら嬉しいし

……自分はその人の変わりにはなれないけど
せめて少しだけでも何かしたくて
(そう、それだけ……「彼」の事が気になるのは、どうやったら彼女が喜んでくれたのか知りたいから……それだけ、それだけ…) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
……、……そう、か。
(やっとの思いで絞り出した一言は、吸い込まれる様に直ぐに消えて口を閉ざす)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
(嗚呼、あァ……)
(違っていて欲しかった。けれど恐らく、そうだろう)
(彼が気に掛ける相手が誰なのか分かった時、純粋に背を押して少しでも力になれればと思っていた。安堵したのは彼ならば──要は己の身勝手な理由から。だが、彼女の中でまだ”昇華できてなかったんだとしたら”)(去年の夏に一度逢った時に話はしたが、其の時に俺に見せていた姿やあの言葉は、俺の前だから…俺がそう思い込みたかったからで、本当は何も終わっていなかったんだとしたら──)
(俺は、何度、彼女を傷つければ気が済む?)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
………優しすぎるンだよ、アイツは。
(いっそ、彼の前でも非難してくれれば良かったのに)
カイが、傍にいてくれてたンだな。きっとお前が居るだけで……救われていたと思う。何かしたいっていうカイの気持ちは、届いてただろうよ。

馨子は……”ちゃんと笑えていたか”?
(もし、目の前の彼が、彼女を哀しませた元凶が俺だと知ったら……)
(──お前に似合うモノを探すっつった約束、守れるかなァ) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月24日
優しい、ですよね。

…話をした時の最後には、笑ってくれました。
はじめに「大丈夫」と言った…無理した表情ではなくて
ちゃんと笑ってくれたと、思います。

一緒に出かける時は、猫とか花とか見に行ったり話をしたりとかですけどね
上手くはできないですけど……笑ってほしいと思う気持ちが届いていてくれたら嬉しいです。

クロウさん…?
(クロウさんなら仲間思いだから、馨子さんを心配してるんだろうと思ったけれど)
(……なんだろう、それだけでないような。辛そう?悲しそう?)
クロウさん、どうしたんですか? (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
……良かった、本当に。
(どの口が言えた台詞かと、我ながら内心自嘲する)
カイが、いたから……安心したンだと思うし、笑えたンだろう。お前は想い人(そいつ)じゃなくとも、充分……、(上手く言葉が出てこずに喉に引っ掛かって気持ち悪い。ぐ、と拳握ってぐらつく心身を気丈に保とうとして)
もしも、それ以上をお前が望んだとしても……きっと…理由なんてなくても、傍に居たいと思うのなら……居て、やれよ。居てやってくれ。

(確証は無い、全部推測といえばそう。ただ、一度そうだと思えばそうとしか結びつかず、心の奥底にどろりと淀んだ感情が溜まってゆく)(カイが馨子の想い人が誰か知っていたら、俺にだけは相談してこなかっただろうしなァ……)(彼もまた優しく、イイ奴だとよく知っているから)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
──…(彼の問い掛けには答えず、視線は逸らした儘に告げた)
カイ、悪ィけど……飲んでいた酒より強いヤツはあるか?少し、物足りなくなっちまった(手持無沙汰な様子で空の盃を指で弄り、静かに囁いて) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月24日
『居て、やれよ。居てやってくれ』
(アドバイスというより、深い願いにも似た思いを感じる。
本当に居ていいのか、答えは馨子さんの内にしかないけれど)

はい……背中を押してくれてありがとうございます
(嬉しそうに笑って、すこし落ち着いたように注いだままの盃を口にする)
(クロウさんの言葉は、自分が「彼」の変わりでなくても、彼女のそばにいていいんだと、そう許してくれるようで。
それがどんなに支えになったか)
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桜雨・カイ 2021年4月24日
強いお酒ですか…あるにはありますけど
ここに来る前に屋台でワインも飲みましたが大丈夫ですか?
(ごそごそと先程のより度数の高いお酒を取り出す)

…あの、クロウさん
(盃にお酒を注ぎながら、今度は自分から彼の目を真っ直ぐに見て)
何かあったら言ってくださいね、力不足かもしれないけれど
私だってクロウさんが何かあるなら支えになりたいんですから
(優しい人だから、幸せを願ってくれる人だから、
だから自分だって支えになりたい)

(だから、知らないが故に残酷な、本心からの願いを口にした) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
………(本当は、彼から礼を言われる立場になど無い。俺の願いを彼に託す…否、押し付けてしまっているだけ。こんなのは、助言でも何でも無い俺のエゴ。間違っている。これで、良いハズがない。ないのに……言えない。告げれば、彼もまた優しいから──もう、誰にも傷ついて欲しくはない)
(お前の笑顔が、こんなにも後ろめたさと罪悪感に充ちて視れないなんて)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
あァ……大丈夫だ。カイの話聞いてたら、酔いが醒めてきたンだわ…俺も色々と考えさせられてなァ(無性に喉が灼きついて渇くのは、)

…ッ!………ん、カイのその気持ちは、有難ェよ。ほんとに(目が合えば、小さく肩震わせて)
(気付いて欲しいが、このまま彼には気付かないでいて欲しい)
(己の口から正直に言うべきか、彼女からいずれ彼に伝えるのを待つか、ずっと抱えて後世にまで持ってゆくか──どれが最善の選択なのか、分からなくなってしまった)

(彼に、嘘は吐きたくない)
(水面に揺れる月もまた、此方を見ていた) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月24日
クロウさんほんとうに大丈夫ですか………
(さっきまで私の為に真っ直ぐこちらを向いて、力強く自分を励ましてくれたのに、肩を振るわせて黙り込んでしまったのは……)

もしかして、そんな表情をしているのは私のせいですか?
(クロウさんは優しいから、私が悲しむと思った事はきっといわない)
(だとしたら……その理由は)

……っ
『居てやってくれ』
『良かった、本当に』
『優しすぎるンだよ、アイツは』
(唐突にクロウさんの言葉が蘇る)
(願うような、心から安心したような、深く実感のこもった、言葉の意味は)

(考えすぎかもしれない。でも一度考えてしまうと止められなかった。どうしようどうしよう、でも聞かずにいられなかった。ぎゅっと手を握り小さく問いかけた)
………もしかして、あなたですか? (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
俺なら大丈夫。……大丈夫だ。悪ィ、余計な心配かけたな(注がれた酒を一気に呷りながら、ことりと机に盃を置く。それはまるで、己自身に自己暗示をかけているようにも見えて。其の責は自ら果たす為に)

違……!!カイは何も悪くねェから…ッ!(は、と俯いた顔を上げれば、声を荒げて思わず取り乱してしまう)違う、悪いのは──(全部、俺なンだよ)
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杜鬼・クロウ 2021年4月24日
!───、……。
(言わずして後悔するぐらいなら、言って後悔する)
(そうだよ、俺がいつも言ってるコト。言葉を持てなかった俺だから……なのに)(肯定も否定の言も、何一つ出てきやしなかった) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月24日
(大丈夫というその表情が、なんでもないと無理をしていた馨子さんを思いだした)

(問いに対して肯定はされなかった、でも否定もされなかった。
もし予想があたっていたら……自分の為なのに、このまま告げぬまま一人で抱えてしまうのだろうか。)

……私は……心配…かけられたいです。
クロウさんは一人で抱える事ができるのかもしれませんが
ほんのわずかでもいいから一緒に抱えたいんです。
(どうかお願いです)
(願うような声でそう言った) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
……、…俺なら、本当に平気だから。お前の相談に乗っているのに、俺が要らぬ心配を掛けちまうのは…違うし、可笑しな話だろ。
(告げてしまったら、きっと今までどおりにはいられない)
ふ、よく解ってンじゃねェか。……俺は”弱くはねェ”から。ま、本当にダメな時はお前に零しちまうと思うがなァ(ふふりと微笑む貌は何時もの覇気が影を潜め弱弱しく痛々しさもあり、軽く答えた声色に含まれた虚勢は容易に気付かれるだろうか)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
ただ、そうだな……仮に、そう仮にだ。
──俺が”そいつ”だったら……お前は、彼女を哀しませて傷付けた俺を軽蔑するか。
それでも尚、……馨子のコトは大事なひとだと、赦されるなら彼女を未だ護りたいと独り善がりに思い続けている俺をいっそのコト笑い飛ばしてくれてもいい。
(今でも、ずっと。例え其れが同じ愛(いろ)でなくても)
(もう以前ほど、弱くはないのは知っている。けれど、もしもがどうしても頭から離れない。俺の所為で壊れて失ってしまったらと思うと怖い、壊れて欲しくない)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
想い人という漠然とした、見ず知らずの”彼”ではなく、”俺”だっら。まだ俺のコトが……好きかもしれない彼女の傍に、これまでどおり居てやれるか。何も思わないか。
(実際の所、彼が彼女をどう思っているのか察せてはいても、其れが事実かは分からない。自分自身の気持ちに気付いていない可能性もあると感じていて)
(優しい彼だから、殊更彼女の気持ちを尊重して自分に芽生えた想いを手折ってしまわないか。それ以上を彼が望んだ時、自分に遠慮して躊躇ってしまわないか。それが心配だった) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
もし……そうだったら、ですか?
(あぁやっぱり…。予感はどんどん心の内で広がっていく)
(もはやこれが本当か仮かなどどうでもよくなってきている)

(想像するのは2人がよりそう姿)
(二人が共に並ぶ姿はきっと様になるだろう、それが大好きな2人ならなおさら。きっと自分は素直に嬉しいと思っただろう)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
(クリスマスの時も、彼だったらもっと上手くエスコートできただろう)
(自分なんかが入れる余地なんか、きっと無くて)
(勝ち目なんて……始めから無くって)

(でも、この人は気がついてからも背中を押してくれる言葉をくれた。自分の為になるようにと本心からの言葉を)
(過去もそうやって何度も支えられてきた……なのに、自分は)
(ピアスについてに問いかけた時のように
自分は何も知らずに、触れられたくないであろう事に遠慮無く触れてしまって、辛い思いをさせて)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
クロウさんじゃなきゃ良かったなぁ……
他の人なら、不誠実な酷い人だって言えるのに
クロウさんなら、そうではないと 分かっちゃうじゃないですか

(何が心配かけられたいだ。抱えさせたのは自分のせいなのに)
もし、クロウさんがその人だったら。
………ごめんなさい。
今、辛い思いをさせてごめんなさい (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
………俺も、変わらねェよ。
結局、アイツを沢山傷つけて、沢山泣かせちまった。
(想いが届かない辛さは、身に沁みて知っているのに)
馨子の気持ちを知りながら、……大事だと今でも思っているが、愛は抱けなかった。
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
カイが思うほど、俺はイイ奴じゃない。
あァ、そうだよ──馨子がカイに相談していた想い人は……恐らく、俺のコトだ(堰を切った様にほろほろと零れた真の言の葉は、苦い)
気付いて欲しかったと同じくらい、お前に気付いて欲しくはなかった…(これまで通り、俺はお前と友達でいたかったからなんて。絲が絡まりあってしまえば、少なからず変化するのは目に見えていて、尚、)
俺の口から言い渋ったのは事実だ。…幻滅しただろ。
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
さっきカイの背を押したのだって、俺の……俺の身勝手な理由からだ。
(俺が傍に居る事で彼女が余計に辛くならないか、本当に昇華出来ていないのなら応えられない俺には何も出来ない。寧ろ、今度こそ壊してしまいそうで……だから、預けようとした)

謝るな、謝るなよ……お前は、何も悪くねェンだ。
だから、ンな顔するな。俺なら大丈夫だからよ(彼に手を伸ばし頭を撫でようとして、ぴたりと手を止めて其の儘下ろし) (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
違います違います…っ。都合のいい言葉で躱すこともできたはずです。でもそれをしなかったのは馨子さんが大事だったからでしょう?
(ともに居ることはできなくても、馨子さんもクロウさんも互いを深く想っていて)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
分かりました、ごめんなさい無理に聞いて
大丈夫です、この先何か変わるわけでもないし
今まで通りそばにいて、笑ってくれるだけで……
(代わりでなくてもいいから、なんて)
大丈夫……だいじょ……
(始めから、自分なんかじゃ代わりになんてなれないのに)

(止められた手に泣きそうになる。
こんなに優しい人を傷つけて…しまったんだ
聞かなければよかった。傷つけてしまった事が何より辛い)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
(それでも……それなのに……)

(無意識に自分の胸元をぎゅっと握りしめた)
(懐から香りがする…大切な香りと浮かぶその姿)

(ずっと見ていたくて、その---で)
あ………あぁ……
(自分の心の中に、何かがある)
(どんなに言いつくろっても、そこには小さな芽が
がっちりと根を張ってぬける事がない)

クロウさん……あの…っ
(この感情を何と言ったらいいか分からない。それでも懸命に言葉を探す)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
……、…俺は、お前に嘘をつきたくなかった。
(双彩の眸が彼を映して、紡ぐ)
──大事だと思っているのは、お前も同じだよ……カイ。だからだ。
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
お前の方が大丈夫じゃねェだろうが、馬鹿。
…俺はお前にもそんな顔して欲しくなかったンだよ……(一本に結われたらどうなるか。目に見えていたのにも関わらず、繕わなかったのは彼に伝えた通りで)
(今にも泣いてしまいそうな貌にズキリと胸が痛み、目を逸らしたくなるのを堪えて諭す様に甘やかに告げた)

カイは、本当に馨子の傍にいるだけでイイのか。

(彼女の心の行き先が不明になった以上、彼へ完全に肩入れするのは難しくなってしまったが、それでも互いに描ける倖せの途があるのなら……見守りたい)
カイ?……待ってるから、焦らずゆっくり言ってみ。 (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
『傍にいるだけでイイのか』
(頭では『はい』と答えようとした。でもその二文字が口にできなくて)

(馨子さんが泣く姿を見たのに)
(クロウさんさんの想いを聞いたのに)
(代わりになんてなれないと思いしったのに)
(自分の入る余地なんてないのに)

(それでも断ち切れない想いだけが残って)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
(これを言ったら嫌われるかもしれない。それでも言わなくてはいけないと、その目を見て)

いっ……いや………です
ごめん……なさい、クロウさん。
ちが、い、ました

そばでは……なく……って……じぶ…ん、も、クロウさんが……立っていた、その、場所が、い、いです
代わりに……なれなくても、なんて言って………………本当はっ、本当は……代わりになりたかったんです
(笑って欲しかった思いに嘘は無い。でも本当は…見ていたくて、そのとなりで。何より)
本当は……見てほしかっ……たんです、馨子さんに。
(でも「彼」と比較されるのがきっと怖くて。だから立ち位置が違うからと理由付けしていたのかもしれない)
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桜雨・カイ 2021年4月25日
ごめん…なさい。
花が開くんじゃないか……と言ってくれたのに……
あったのは……ずるい…思い、でした
(自分を大切にしてくれた人なのに。それはある意味二重の裏切りだと思った)

人を幸せにする……はずの人形が……わがままいって……かなしませて……自分の事ばかりかんがえ…て。
ごめんなさい、ごめんなさい…… (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
───…。
お前が、嫌と……そう答えてくれて良かった。
(最後まで黙して彼の言葉に耳を傾けた後に、口許に柔い笑み浮かべて)
(彼は人形であると同時に、人の身を持ち、其処にこころが宿っているから)
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杜鬼・クロウ 2021年4月25日
それに、だ。少し間違ってるぜ。カイ。
誰も俺の代わりにはなれない。……何故ならお前は、俺じゃねェだろ?(今にも張り裂けそうな、そんな表情を浮かべていそうな彼に再び手を伸ばして、頬に優しく触れた)
お前が真に望むのは、俺が立っていた場所ではねェと思うぜ。答えはもう、自分で言ってるじゃねェか。

──見て欲しいンだろ。お前自身を。

カイが、自分の傍でいつまでも笑って欲しいと願う彼女は、とっくに代わりとしてでなく、”お前”を見ていたと思うがなァ。これは、俺の勘。
(彼の頬から指先を離し、双眸細めて微笑んだ)(言葉の端々から滲み出る欲が負の感情に結びついてしまうのは、彼はまだ識らないから。いずれは──)
お前以上に俺の方が自分勝手で、都合よく考えてたっつの。だから、謝るなよ。……な?俺は、お前にそんな顔される方が悲しい。 (無効票)
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桜雨・カイ 2021年4月26日
良かった…って言ってくれるんですか?
(一瞬、伸ばされた手にびくりと小さく身を震わせたが、触れられた手は温かくて)
良かった……本当に良かった。……っ、……っ。
(嫌われてしまうと思ったから)
(強ばっていた身体から力が抜けると、瞳からぽろぽろと--今度は安堵の涙が堪えられずにこぼれ落ちた)

(そのまましばらくの間、温かい手を感じながら泣き続けて)
ご、ごめんなさい…でもほっとして
(子供のように泣いたりして……これで代わりになりたいと我ながらよく言ったなと、今度は恥ずかしさがこみ上げてくる)
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桜雨・カイ 2021年4月26日
……はい、そうです
(ぽつりと口にしたその言葉が、改めて自分の中に拡がっていくような気がする。こうやって、自分ですら知らぬ間にでも確かにこの小さな想いは生まれていたのだと)

見ていて……くれていたら嬉しいですが……
………そこは多分……自分の努力が必要な気がします。

…頑張らないと、ですね。
(やっと落ち着いてクロウさんの顔を見、少し笑ってみせた) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2021年4月27日
あァ。その言葉を聞いて、お前の中で何かしら気付いたコトがあるとそう感じたから(俺に出来るのは、背を押すだけ。切欠を作ってやるだけ。只のお節介と言われれば其れ迄、余計なお世話なのも承知。でももし、明確に彼の中で芽吹くとするなら……もっとずっと先なのかもしれないけれど)(お前にだって、幸せになってもらいてェし)
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杜鬼・クロウ 2021年4月27日
お前まで、結局泣かせちまったなァ……(眉根下げて微苦笑浮かべ、濡れた両頬を親指の腹で拭ってやり)いいや。俺の方こそ、ごめんな(彼に重ねる面影は、彼から漂う馨と混ざりあって)
正直……もうお前と、こうして話せるコトも無くなっちまうのかなって、覚悟してたわ。
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杜鬼・クロウ 2021年4月27日
まァ……俺も彼女の気持ちが何処にあるのか、分からなくなっちまったが(もしも想いが途切れていないのなら──)(多分、俺は…面と向かっては、何も言えない。残酷で卑怯なやり方を取ってしまいそうで……)(そうならない事を願う)

お前に話聞いてもらって、お前と色んな景色を一緒に見たから、心から笑ってくれたンじゃねェのか。
それは、カイが頑張ったからだと俺は思うがな。これからカイが選び取る途と往く路は、悔いねェように。お前の思うが儘に動けばイイ(こころのままに)(彼から離れて、ふた色の眸に真っ直ぐ彼を映し) (発言終了)
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桜雨・カイ 2021年4月28日
クロウさんは悪く無いです。
知らなかったとはいえ、触れてはいけないところに手を伸ばしてしまったのは私なんですから。
だからお願いですクロウさんこそ謝らないでください。

(自分からすると、どんな想いであれ今も彼女の心を大きく占めているだろうなと思っているが、これは決して口に出してはいけない事)
私は……馨子さんの心がどこにあっても、そしてクロウさんの想いがどうあったとしても……私の「こころ」がここにあると知りましたから(そう言って自分の胸に手をあてる)
(これからも迷い戸惑うことがあったとしても
変わることのないものが 小さくても確かにに一つ、自分のなかにあるのだから)
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桜雨・カイ 2021年4月28日
ほんとにもう……クロウさんはどうして褒めるのがうまいんですか(くすぐったそうに笑う。いつだって彼は自分を肯定してくれる、だからこれからも頑張ろうと思わせてくれる)

悔いが無いように、自分で決めて選ばないとですね。
……それなら(手に持った盃を彼の前に出す)
クロウさん……私はこれからも一緒に話したいです。一緒に色々な所に行きたいです
だから今日は『まだ飲みましょう』?
(自分がそう望むなら、きちんと願いを口にしないと)
(まだ今夜はいっぱい話をしたいから、しかすると今日切れてしまったかもしれない絆の糸がつながっていることを もう一度確かめたいから)
(だから悪い気はしない、と行ってくれた我儘をあえて口にする) (発言終了)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
いンや、どのみち…カイは知るコトになっていただろうからなァ。こんな形でお前に報せる羽目になるとは思わなかったが……このままいくと堂々巡りになりそうだし、謝罪合戦はココで終いにしておくか。
(互いが互いを思い合って突いて出た言葉は優しさに溢れて)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
…この数時間で、えらく変わったな(靄が晴れて吹っ切れた様な、澄んだ心持ちさえ感じられる彼に心底安堵して)
人の倖せを願い、笑って欲しいと思うと同時に、お前の中に譲れないモンがあるとするなら……そこは貫くべきだ。我儘と捉えるかは、相手次第だと思う。

ふ、俺は思った儘のコトしか言わねェよ(褒めている訳ではない、とでも言いたげに揶揄う様に告げて。次ぐ台詞に大きく目を見開いた)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
───…!お前、……ずるいだろ、それは。
(約束を果たせない覚悟もしていた。それを、たった一言……その我儘(ねがい)をこの瞬間、面と向かって言われる事がどれだけ救いになったか)(思わず今の貌を見られたくなくて、背けてしまった。鼻の奥がつんと痛くなるのを堪えながら、盃をぐっと彼の胸元に押し付けた)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
最初に飲んだ酒の方、注いでくれよ。強い酒も美味かったが、すぐに眠くなっちまいそうだから(──お前とまだ飲んで、話していたい)
(素直に口に出来なかったのは、照れ隠し)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
(美味な酒に酔いしれて、此度これからを語らう時間はあっという間に過ぎ去るだろう……罅が入り緩まった絆が宵が深まるにつれて笑みが絶えず、一層濃ゆくなるのはまた別のお話──)
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杜鬼・クロウ 2021年4月29日
(〆)
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