【語り場:久慈・あやめ様】
ミコト・イザナギ 2021年1月3日
年始、新たな年を迎え、世界が賑わう時分。
この度々神隠しに合う奇妙な座敷にもまた例外ではなく。
世が病に伏せようがそれに関係なく、活気に溢れている。
然し、人の姿は見えず、代わりにヒトならざる気配が満ちている。
八百万。
ヒトだけでなく、化外にとっても新年は祝い事なのである。
それは、この笑う天狗亭を塒とする羅刹もまた同じく。
ただ、彼は憂いていた。自身が信奉してきた神以外との接点がなかったからである。
――そうだ、誰ぞ、連れてきてしまおう。
子供の名案のように言って、彼は行動を起こし、ひとつの存在に目を付けた。
ヒトでありながら。ヒトに非ず。死して尚動く、人型に関心を持ったのだ。
彼奴の存在を招き入れるは鳥居を頂く座敷門。
幽玄あらかたな座敷の名は嗤う天狗亭。
幽世と見まがう風光明媚の化外の領域。
――その一角、池山水の四阿にて、
囲炉裏を前に天狗面の羅刹は、待ち人の来訪に焦がれている。
「扨てはて、如何なる言の葉を交わしましょうや」
気取りながら呟いた声は、喜色を滲ませ空に消えてゆく。
*久慈・あやめ様との語り場の為、他の方の発言は厳としてご遠慮くださいませ*
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ミコト・イザナギ 2021年1月4日
(――言霊を唱えると、呪符が一人でに震えだし仄かな光を放って折り畳まれて、十字架を彷彿させる形へと。人の手に当たる部分で行き先を指した処で――)
いらっしゃいませ。
(その指差した廊下から、長身痩躯の男が現れた。黒い修験服を衣に纏って、腰に長巻を佩く。額からは小さな二本角からすぐに羅刹であると知れよう。そして、目立つ天狗面。何とも胡散臭い男が現れた。出迎えの言葉を零したのは誰で間違いない。)
お待ちしておりました、久慈・あやめさん。
……あやめさん、とお呼びしてもよろしいでしょうか?
遠い所ご足労頂きありがとうございます。
来訪を心よりお待ちしておりました。
――さあ、こちらへ。
四阿へとご案内致します。
久慈・あやめ 2021年1月5日
(廊下から現れた男性を見る。自分の出身で見知った服装、額の角から羅刹であることはわかるが、それ以上に目立つ天狗面に目が行く)
お招き、ありがとうございます。
呼び方は呼びやすい形で構いません。名前が呼びやすければ、それで。
失礼いたします。
(一度、襟巻を正し、男性に付き従うように歩いて)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
では、あやめさん、と。この響きの方がオレ好みでして。
(淡々と静かな反応に、何故か笑みが零れてしまって。)
はい、ええ、では、こちらへ。すぐそこですよ。
(そう言って、あやめの前を歩く羅刹のミコト。その足取りは緩やかで足音を立てずに歩を進めて。ほどなくして、目的地へとたどり着く。池山水に渡し橋を抜けて四阿へ。外ではあるが、何らかの呪法で肌寒さは感じず、むしろ、暖かくすらある。)
こちらへお座りください。暖かいですよ。
(囲炉裏の傍にしいた座布団へと促し、ミコトは茶の支度を始め、手早く済ませると、湯気を立ち昇らせた茶と、お茶請けを差し出した。ちなみに、餡子たっぷりのどら焼きである。)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
――さて、せっかく頂いた、談笑の機会。
ですが、緊張のあまり、何から訊ねたものやらと慌てております。
(招待しておきながらの体たらくを尋ねられずとも白状し、軽く首を垂れて。とりあえず、目についた疑問から問いかけていくことにしようと決め…。)
ああ、そうです。もし、何か気になる事があればお気軽にお尋ねください。答えられる範囲でお応えしたいと思います。
(そう、言い忘れていたことを述べてから、)
やはりその格好からして忍者でいらっしゃるようですが、アナタからは何か霊的なものを感じますね。淀みというか、憑かれていると言いますか。
(ずけずけ、と物怖じせず問いかけていく。)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
(――そこで、はっ、と気が付いた。緊張のあまり、まだ、名乗っていないことを思い出したのだ。)
――失礼しました。
文でも紹介いたしましたが、改めて自己紹介を。
天狗に憧れた羅刹、語り音の天狗、ミコト・イザナギと申します。
…先程から何度も粗相をしてしまい申し訳ありません。
ガチガチに緊張してしまっていますね、オレ。フフフ…。
(取り繕う様に、自分の頭をぺし、と叩いて苦笑を零した。)
久慈・あやめ 2021年1月5日
(呼び方で笑みを零した様子に首を傾げつつも後ろをついていき、四阿に着くと促された座布団に正座する)
失礼いたします。……準備、すごく手馴れておりますね。
(その間にも羅刹の男性は様々な言葉を投げかけてくる。自分とは違い、とてもよく話す方だ、と内心思いつつ)
自分も、まだ出会ったばかりですので、なにを訊いたものか……と。元々、話すこともそこまで得意ではありませんので。
(質問を考えようとするところで、淀みや憑かれている、という言葉に目を閉じ)
見ての通り、忍びです。憑かれている……あながち間違いではありません。ただ、それは自分に、なのか、この肉体に、なのか。自分でもよくわかっておりませんが。
(一度、死した身。本来なら消えるべきはずの霊魂が、この肉体に憑いているようなものかもしれないのだから)
久慈・あやめ 2021年1月5日
そうでした。自分も文では名乗っておりましたが、改めまして久慈・あやめです。
今は……意味なく流浪する忍び、です。
(そう答えることしかできない。主もなく、何故生きているのかも、自身がよくわかっていないのだから)
いえ、粗相などということはないと思いますが。
ミコト殿は、そんなに緊張なされているのですか?
(緊張で訊くことが思い浮かばない、とは言っていたが、そこまでの様子は感じられなかった。自分の方がそうさせてしまう空気を出してしまっているのだろうか、と少し考えて)
(無効票)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
ははは、何分、語り合いたくて招く事が多いものですから。いつの間にかこんな感じになってしまっていて。しゃべるの、実は苦手なんですけれど話すのが好きなものでして、ね。伊達や酔狂で"語り音"を名乗っておりませんよ、フフ。
(和風文化に成れた様子で、淀みなく正座する様子からして、根っからのサムライエンパイア育ちなのだろう、と当たりをつける。あながち外れてもいないだろうと、思いつつ、言の葉を交わす楽しみに興じる。)
――嗚呼、確かに。アナタからすれば通りすがりの天狗に過ぎませんからね。悩まれるのも致し方ないですよ。……うん、物静かな方だとは思っておりましたが、元々、いえ、忍者という生業状、寡黙に慣れてしまわれた感じでしょうか、ね。
(齎される言葉、ひとつひとつが、久慈・あやめを形作る符号。それに触れて、わからぬ相手を象って知っていく。――これだから、話す事はやめられない。)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
自分なのか、肉体なのか……。あ、もしや、あやめさんはデッドマンか悪霊か何かでありましたかな? そのような物言いをされる方は、割合限定されるものですから、果して?(第六感が告げる感覚と照らし合わせ、紐解いていく。――似たような事を自身も呟くから、思考が推測を導き出すのも、意外と早かったのはそのせいだろう。――そうして、遅らせ乍らの自己紹介を互いに終え、ようやく落ち着いた所で、自分の茶を啜り、ひと呼吸おいて。)
ミコト・イザナギ 2021年1月5日
意味なく、ですか?
今のアナタは主人を探すでもなく、修練に励むでもなく、ただ流離っていると……もとい、何かに悩んでおられて?
(直情径行。思った事は全て口に出してしまう。だが、今はそれでいいと思う。分からない事、気になる事を捨て置いては、会話なんてなりたたないのだから。だから図々しく、図太く、言葉を投げかけていく。)
――いや、えーっと……はい、とても。
(緊張を問われると、少しばつが悪そうに――仮面で見えないだろうが――視線を泳がせて)
情けない話ですが、アナタのような美人さんと二人きりで談話となると、男しては緊張してしまうものですよ、あやめさん。はははっ。
(けらけらと、げらげらと、己の失態汚点を晒して尚笑う笑う天狗面の羅刹。確かに緊張はしていても、今を楽しんでいるのも、溢れる気配と声音から察せられるだろう。)
久慈・あやめ 2021年1月6日
喋るのは苦手だったのですね。とても流れるように話されるのでお得なのかと思いました。
その"語り音"の意味、お尋ねしてもよろしいでしょうか?
(喋るのが苦手でも話すことが好き、ということは誰かと言葉を交わすこと。繋がりが好きだから、なのだろうか、と推察して)
忍びとして必要以上の言葉を口にすることがありませんでしたので。自分が口にする言葉、そのどれが相手にとって情報となってしまうかは定かではございませんから。
(そう教わり、そう生きてきた。ただ、あまり話さないのは元々の性格もあるかもしれないけれど)
久慈・あやめ 2021年1月6日
(デッドマンに悪霊。甦った後に知った世界の言葉だが、その意味は知っている。そして、そのどちらもが自分に当てはまっている。推測されている以上、下手に隠しても仕方ないだろう)
お察しの通り、自分は一度死に、そして甦った者です。
(口にして、襟巻を少しずらし、首の傷痕を見せる。首を綺麗に一周してついた傷。自身の死因、その証)
正直、自分がなぜ甦り、このような状態になっているのかは定かではありません。気づけば現世におり、ただただ時が経っていることだけは確かですが。
(襟巻を戻し、傷痕を隠す。そして用意されたお茶を一口飲む。味や温かさを感じられるのはこのような身になっても変わらない)
久慈・あやめ 2021年1月6日
(投げかけられる言葉を受けつつ、目を閉じ、束の間、考える)
今の自分は、なぜ甦るなったのか、そしてなぜ今こうして生きているのか……それがわからないのです。つまり、自分自身がわからなくなってしまっている、と置き換えてもいいかもしれません。
だから、流離っているのかもしれないですね。
美人……そんな風に言われたのは初めてです。
(きっと誉め言葉なのだろう。だが、初めてでも感情はあまり動かなかった。目の前の羅刹を一度見る。緊張しているとは言ったが楽しそうに笑っている。天狗面の下ではどんな表情をしているのだろう。――素顔を晒しながら感情が動かない自分とは対照的、そう感じた)
ミコト・イザナギ 2021年1月6日
ええ、とても苦手ですよ。(確認に言葉に輪をかけてそうだと、にこやかに肯定する。) はい、流れるように思った事を口にしてしまうため、言わなくてもいい事、秘めるべき言葉や、余計な一言も多く口走ってしまうのです。(あやめの推測は、間違っていない。正しい。然し、この羅刹としてはそれは――いや、語るべき言葉ではないと、仮面にそっと触れて口を噤み、吐息を零して思い直す。)
ミコト・イザナギ 2021年1月6日
"語り音"ですか? うん、今話している言葉、あるいは、――。(不意に、胸の前で手を打ち合わせる。左手を立て、右手で拳を作っていた。抱拳礼、と告げれば分かり易いだろう。) この拳、または剣。試合か死闘かは問いません。この剣打の交わす剣戟の音こそ――オレにとっての語り。ま、簡単に言えば、喧嘩ですね。言葉を交わして拳を交わしてわかりあう事が出来ればなと、そういう願いが込められていたようです。あー、そういうの、ご理解いただけるでしょうか……?(何か違和感を覚える物言いをして、羅刹は首を傾げてみせる。)
なるほど、忍びとして……ああ、元来、忍者とはそういうものでしたよね。忍ぶ者は強くしたたかに静かに鎮まり任を担う者。下手に口を開けなかった、と。(一人納得した様子。そも化身忍者である当人にその自覚がないのが問題だが、さて置き。)
ミコト・イザナギ 2021年1月6日
(一度死して甦った。何故甦り、如何して甦り、何故甦ったのか。) オレと同じで、根幹となるべきものを失って、何をしたらいいのかすら、わからないのでありますね。それは大きな問題です。(アナタは今何がしたいですか、と問うても答えは出てこないのは察せられる、となれば――思考する羅刹。頭が良くないし、要領も悪いが、気になった事にはとことん追求する性分。故に、導き出した考えはひとつ。) 生前。死ぬまでに、日常的にしていた事をされてみてはいかがでしょうか。あるいは、生前したことがなかったことに挑戦されてみてはどうでしょうか。(お節介と人は言うのだろうが、実際は違う。思った事を言っているのだ、この羅刹は。) "わからないものは考えてもわからない"のです。ですから、"わかることから手を付けて虱潰しに手を付けてしまうのが良い"と考えます。
ミコト・イザナギ 2021年1月6日
余計な世話化とは思いますが、今の侭、無為に時を過ごされるよりかは――充実するかと思いますよ。(茶を啜り、ほう、とため息。旨い、と瞼を薄く閉じて微笑む。)
そうですか? ふふ、では、今までアナタを見て来た方々は惜しい事しましたね。初めてアナタを褒めたのがオレだなんて、もったいない。(くす、クス、と口元を抑えて堪え切れない笑みを漏らす。) おや、オレの天狗面に、何か?(ふと、視線を感じた気がして、再度の問いかけ。)
久慈・あやめ 2021年1月9日
そういう意味での苦手、でしたか(合点がいく。流れるように話す中で、様々な言葉を投げかけられているから。仮面に触れた動きには視線だけを向けて)
(手を打ち合わせる音には一瞬、目を開いて)
言葉を交わす、だけではなく、拳などを交わすこともまた語り。自分はそういうのはしませんが、そういう方々がいることも存じています。過去にそういう方と出会ったことはございますので。
(今では世界は広く、差異はあれど、そういう人々は他にもいるのかもしれない)
そういうことです。感情を殺し、己が人を全うするものですから。
(目の前の羅刹も纏う装束などを見ると近しいものを感じるが、さて)
久慈・あやめ 2021年1月9日
生前、死ぬまでに、日常的にしていたこと……生前したことがなかったことに挑戦する。わからないものは考えてもわからない。
(羅刹の発する言葉を反芻する。その考えはなかった)
そうですね。そういう考えには至っておりませんでした。わからない以上はわかることをするのはいい考えだと思います。
それにこうしてミコト殿と言葉を交わして、他の人と言葉を交わし、相手を知るのもよいかもしれない、とそんな風に思います。
久慈・あやめ 2021年1月9日
ええ。もしかしたら任の中ですれ違う方が口にした可能性はありますが、そういうのは流すようにはしておりましたから。正面から言われたことは……ええ、やはり今が初めてです。
(天狗面についての問いかけを投げかけられれば)
いえ、ミコト殿は常にその天狗面をつけられているのでしょうか、というのと、その面の下ではどんな表情をなされているのでしょう、と思ったので。
ミコト・イザナギ 2021年1月9日
はい、オレは粗忽者ですから、加減が難しい。(指を追う視線に気が付くも、特に言及もせず流して。)
ええ、ぼでぃーらんげーじ。肉体言語の方が手っ取り早かったり、わかりやすかったり、好む方もまた多い。オレの近くにいる相手にはそういう方特に多いですから、助かります。(驚かせてしまったかな、と顔を覗き込んでみる。表情は変わらないものの、目を僅かに見開いているのを見て、嗚呼、と頷く。この人にも驚くという感情はあるのだろう、と。)
ミコト・イザナギ 2021年1月9日
うん、そうです。わからないと悩み続けて落ち込むより、わからない事がわかったという答えを得たと納得して、次に行動する。オレと話して他人を知るのもいいかもしれない、と答えに至ったように。行動しなければ、何も進展しないし変わらない。
……。(途切れた言葉のあとに、初めてと呟かれると。にんまり、と彼は笑った。)
そうですね、基本的につけています。湯を頂く時だろうとですね。外すのは、本格的に就寝する時とか、率直に本音を吐き出したくなった時だとかくらいです。仮面の下? ――こんな顔だよ?
(気になっているのだろうと言葉端から受け取って、すると、基本的に外さないと言っていた傍から、やおら何気なしに仮面を外して素顔を曝す。――傷があるわけでも特別醜いわけでもない。仮面の下には、楽し気な色を湛えた緋色の双眸があった。) どうかな、普通の顔だよね?(にひ、と砕けた口調で首を傾げて、悪戯に、屈託なく笑う、わらう。)
久慈・あやめ 2021年1月11日
言葉が過ぎるあまり、相手から怒りを買ってしまうこともありそうですね。(人と接し話すことが少ない自分からしてみれば想像しかできないが、そういう苦労はありそうだ)
そういう方法を好む方々が多い……自分が思っていた以上にいるものなのですね。(様々な世界があり、数多くの人間が生きている。それを好む者がいることについては言及するべきではないだろう)
その言葉の通りですね。自分は甦った理由や、なにをするべきか考えてばかりで、行動するということを失念しておりました。……悩みながらも、まずは行動してみるのはよさそうです。
久慈・あやめ 2021年1月11日
(笑う彼を見て、自分の言葉が嬉しかったのだろうか、と思いながらも口には出さず)
(不意に曝された素顔。緋色の瞳。表情は楽しそうだ)
ええ、普通の顔でした。楽しそうに笑っておりました。正直に言えば、その面で何かを隠しているのでは、と思っていましたが、そういうわけでもなかったようです。
ですが、基本的には外さない面を簡単に外してもよかったのですか?
ミコト・イザナギ 2021年1月13日
皆さん、真実を求めてないからね。事実を受け止められる程、強いヒトって少ないから、いつもすごーく怒られるよ? はははは!(お道化る羅刹は、苦労話だからこそけらけらと笑って、笑って。)
意外と野性味に満ちた世界が多いからね。頭を使うヒトなんて、どの世界でもごく一握りさ。大抵のヒトはただ漠然と考えるだけで呆然と生きてるから、多い多い。脳筋、多し。
そうだね、オレはそれがいいと思うよ。だって、せっかく甦ったのに、じっとしてるのは勿体ないと思うね。
ミコト・イザナギ 2021年1月13日
――隠してるよ? 言わなくてもいい真実や意見だろうなあって言葉とかをね。隠してるのは外面ではなくて内面ってわけさ。外してもよかったのですか、だって? いいよ。別段何か減る…たまに減るね。基本的に何も減らないしね。この面は、おしゃべりなオレが冷静になれるように、仮面一枚分世界を隔てて見るように心がけるようにつけてる……なんだろう、お守り? のようなものだよ。自制しようって自己暗示の道具かもしれない。あと、天狗が大好きだからね。そう言った感じで、つけてるんだよ。だから、外しても大丈夫。
(――と、仮面を外すと、砕けた口調で余計に舌が回る羅刹。)
(無効票)
久慈・あやめ 2021年1月16日
そういうものかもしれません。人によっては聞きたくないもの、聞かれたくないものもあるかもしれませんからね。相手によっては危険なことになるかもしれませんので、お気をつけを(かつて、そういう光景を目にしたことがあるが、目の前の彼なら飄々と切り抜けることはできそうでもある)
言われてみますと……たしかに荒事で解決する方が早い世界、というのはありましたね。脳筋。そういう言葉もあるのですね。
久慈・あやめ 2021年1月16日
そういう目的での仮面、でしたか。仮面をつける前と、外す前で雰囲気が……微かではありますが変わったようにも感じました。
それに減るものがあるのであれば、今は仮面をつけているのがいいと思います。自分はその仮面が気になったから、という理由だけでしたので。
ミコト・イザナギ 2021年1月24日
ありがとう。気を付けるけれど、うん、気を付けるよ。けど、意味は違うけれど、文字通りの意味で、人の口に戸は立てられぬ、かな。ふ、ふふふ。(言葉は選べど、遠慮なく、忌憚のない感情と言葉を向けるのは目に見えているだろう。反省はしても、後悔はしない、といった類の生き物らしい。)
何処の世界も、結局は、力こそ正義。武力、集団、かりすま。なんであれ、強いものが贔屓される世界というと、どの世界でも共通だね。ああ、そういう意味であれば、どの世界も脳味噌まで筋肉で出来てるんだ、と思う。うん、ただ、使う相手は考えようね。あやめさんなら、大丈夫だと思うけれど。
いいや、いいよ、外しておきたい気分になったから。直に、アナタの顔を見てたい気分。それに、はじめてなんだ。オレの顔を見て、普通だって言ってくれた相手。だから気兼ねせずに過ごせよう。いや、過ごせてる。フフ、なんだか、おかしいかな?
久慈・あやめ 2021年1月29日
お伝えはしましたから、あとはミコト殿次第ですね。(彼のことだ。刹那的な生き方をしそうだ、と思いつつもお茶を飲み)
力こそが正義、ですか。(目を閉じる。たしかに力がなければ、という部分があることも確かではある)そうですね、使う相手には注意しようと思います。
おかしくはないと思いますよ。けれど……どう見ても普通のお顔ですが、そう言ったのは自分が初めてでしたか。
ミコト・イザナギ 2021年1月31日
うん、何事も自分次第。良い響きだ。
(事実、刹那的な生き方を選んで来た羅刹。早々、変わりはしない。)
あとはほら、ある程度の実力が無いと、何事も愉しめないのが世の中さ。
初級ばかり上手くて満足していても、しょうがないじゃない?
楽しく生きるのなら当人の実力が物を言う。
だから力を求める事を忘れてはいけないよ、ふふふ。
ああ、はじめてだよ。(きっぱりと頷いて肯定しながら、茶を啜り。)
たぶんだけれど、あやめさんは自分の容姿についても普通だと思っている。
その上でオレの事を普通だというのなら、それは誉め言葉以外の何物でもないね。
(暗に、アナタは美人なのだ、と迂遠に誉めている心算で。)
ミコト・イザナギ 2021年1月31日
(さて、どうしてものか。と羅刹は考える。語り音としてはこのまま舌を回し続けるのも悪くはないが、個人的な欲求も満たしたくもある。有体に言えば、あやめの事も聞きたいのだ。)
あ。おかわりはいる? 抹茶もあれば、紅茶と珈琲もあるよ。好きなものを……ああ、そう言えば、あやめさんって何か好きなものあるのかな? 食べ物でも物でもいいし、趣味でもいい。例えばほら、そうだね。(自分のお代わりを準備しながら、あやめを見詰めて思案。) アンタは物静かだから、そういう場所を好みそうだね。海、山、空。…自然の中の、星空の見える、…ん-…静かな夜とか、好きそうだ。
(無効票)
久慈・あやめ 2021年2月4日
実力についてはそうかもしれないですね。
初歩を学んだところで終わってしまっては、それ以上の成長は望めませんし。
自分の様子は、そうですね、普通だと思っています。自分よりも容姿が良い方は他にも大勢いるでしょうから。
けれどミコト殿は普通と言われたことが誉め言葉になる……不思議なものです(自分が誉められている、ということには気づかず)
おかわり、いただきます。では、抹茶で。
……好きな物、ですか。食に関してはあまりそこまでは……夜は好きですよ。静かだと落ち着きますので。それ以外には、笛、でしょうか。
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ミコト・イザナギ 2021年2月9日
何処まで行けるか、何処まで往くのか、は個人の才能と裁量次第だから質が悪い。ふふふ。ああ、そういえば、先達は決まって"基礎が大事だ、基礎を疎かにするな"だもんね。わからないでもないけど。
いやあ、この顔がいけめん?だとか言われても、ね。余程の美醜が極端に振り切れていなければ普通だと思ってるから。褒められ過ぎると、たまに普通がわからなくなるから。だからかな、そういう一言は新鮮で嬉しい。
……あやめさんは、ご自身が思う以上に、美人なんだよ?(うん、と頷き。今度こそ直球に。)
はいはい、少々お待ちを…――。(ささ、と小道具を取り出して茶を立ててしまって、差し出しながら。)ああ、あやめさんが夜が好き、というのはなんだか似合すぎるよ。ふふっ。 …笛? 笛、というと、篠笛、かな?
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久慈・あやめ 2021年2月15日
(背後が体調崩しております。お返事はもう暫しお待ちいただければ幸いです)
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ミコト・イザナギ 2021年2月15日
(承知しました。ゆっくり療養してくださいませ。のんびりとお待ちしております。)
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久慈・あやめ 2021年2月22日
(お陰様で体調の方もだいぶよくなりました。調子を見ながらののんびりとした動きになるかと思いますが、またよろしくお願いいたします)
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久慈・あやめ 2021年2月22日
基礎があるからこそ応用に繋げられるからこその言葉かもしれないですね。……時折、その基礎を飛ばしても応用や型破りな方法を思いつく方もいますので、そういう方はそれこそ個人の才能に恵まれているのでしょう。
そうでしたか。嬉しく思えたのでしたら、失礼がなかったようで安心いたします。
……美人。先ほどもそう伝えられましたね。ただ、すみません。その言葉を伝えられても、自分はどう反応したらいいものか、よくわからず。
ありがとうございます。(差し出された茶を受け取り)
夜は……昼とは違う空気がありますから。静かな中でも自然の音があり、それに耳を傾けるのは好きです。ええ、そうです。篠笛ですね。嗜む程度ではございますが。
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ミコト・イザナギ 2021年2月24日
それに型や方法、手段にも好みが出るからしょうがないね。
思った侭。照れがないのなら飾らなくていいよ。
わからないならわからないで。ただ、それでも何か口にしたいと思ったなら、ありがとう、くらいでちょうどいい。
アナタも花鳥風月を愛でられる方のようでうれしい。夜の草むらに虫の聲。澄み切った冬の空に星と月。風の音に揺れる小波。時に、爆ぜる庵の篝火。……アナタの篠笛なら、夜のしじまによく響いて、心地よい音がしそうだ。ぜひ聴いてみたい。
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久慈・あやめ 2021年3月1日
その好みから、また新たな型や方法、手段も生まれていくのだと思います。
そうですね。思ったままにいたいと思います。
……たしかに誉められているのでしたら感謝の言葉は必要ですね。ありがとうございます。
自然と接する機会も多かったですから。ええ、四季折々で姿を変え、聞こえてくる音も変わる。自然はなによりも傍にあるものですから。
申し訳ありません。自分の笛は、何方かに聴かせるほどのものではございませんので……(目を伏せて)
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ミコト・イザナギ 2021年3月4日
…研鑽されて研ぎ澄まされて――やがて新たな流派となっていく…。
(ふと、かぽん、と仮面を被り直す。どうやら照れ隠しのようで、視線を泳がせ。)いえ、いえ、どういたしまして。
はたと視線を落とせば何処にでもある、四季の彩り美しさ愛らしさ。身近だからこそ見落としがちな、それでも傍らにある自然。うん、ええ、よいです。よいですね…。
ああ、どうかお構いなく。気にしないでください。羅刹のただの好奇心ですから。
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久慈・あやめ 2021年3月11日
その言葉は、どなたかのものですか?
(仮面をかぶり直したのを見て。視線を泳がせているかのような雰囲気だけを感じ取るが、何も言わず)
身近すぎるからこそ、当たり前にあるからと思っているからこそ、自然のことを見落としがちになることもありますが……そういう時こそ意識して目を向けてみれば、その美しさに目を奪われることはありますね。
……いつかは聴かせられるように研鑽いたしますね。
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ミコト・イザナギ 2021年3月15日
かつてのオレの師が口にした言葉ですよ。変わらないものもあるが、全ては僅かに変わりゆくもの。不変の物などないのだと、剣の道に行き詰ったその時のオレにかけた言葉が、これです。
残酷なものも、美しいものも。普段、自分とは関係ないと思えるものほど、身近なところにありふれている。
それは……ええ、楽しみにしております。
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久慈・あやめ 2021年3月25日
ミコト殿の師のお言葉でしたか。……剣の道に行き詰まった時に、そのお言葉を受けて、なにか変化はございましたか?
ええ。そのどちらも思っている以上に身近なものにあるものです。普段は目を向けないものでも、意識して目を向けてみれば……ということもあるでしょう。
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ミコト・イザナギ 2021年3月25日
剣を置いて拳を握りしめるようになりましたね。元来、素手の方が得意でして、ははははっ!(あっけからんと笑い)
無邪気な子供を見ればその振る舞いから残酷さが、しわくちゃの老婆を見れば所作の美しさを。最近は、そう言うものばかり見えてしょうがない限りで。ふふふ…。
久慈・あやめ 2021年4月6日
自分の道を見直すきっかけになった、ということでしょうか。(あっけらかんと笑う彼の様子を見て)
子供故の純粋さがあるからこその残酷さ、多くの経験から来る美しさ。人の動き、言葉、それらもあまり気にされないものですが、その人となりが表れるものですね。
ミコト・イザナギ 2021年5月10日
ええ、そうです。自分の起源を再認識した、と言い換えてといかな。やはり喧嘩は自慢の拳でやるの一番、と。
それは人となりと通じるものがありますね。喧嘩っぱやいから、案外単純な人格だとか?(思考を巡らせつつ、述べ)
(無効票)
久慈・あやめ 2021年5月20日
自己の起源を再認識……(反芻するように呟き)……ミコト殿にとっては拳を扱うことこそが合っていた。(自分はどうなのだろう、と考え)
人の様子から見て取れる情報は意外と多いものですね。それが、その人を推測する材料にもなりますね。
(置きレス)
ミコト・イザナギ 2021年5月28日
ええ、元来。手足を好き勝手バタつかせるのが好きなようで。(す、と両手を持ち上げ、拳を握って骨を鳴らす。) あ。拳だけではなく、足もでした。
……アナタは何が得意でしたか。
(置きレス)