藍色好きさ
黒江・イサカ 2020年12月22日
元オフィスビル≪天原ビルヂング≫
6F。空気が冷えている。まるで見えすぎるみたいに。
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鳴宮・匡 2021年2月22日
生憎、ただの職場の上司にまで愛されていたいとか思わないね。……もうこの話終わりでいいだろ。多分お前の価値観と、俺の価値観は全然違う。(あの人がくれた名前を呼んでもらえるだけで十分だ。だから、後から別の人間が当てた字など問題ではない。その思惑が如何であろうと、嬉しくも悲しくもならない。“そうなんだな”と納得はするだろうが)……どっちも違うよ。似たような業務内容になる、ってことはあるけどな。
黒江・イサカ 2021年2月24日
いいよ。次は何の話する?ご趣味?(漢字というかたちに強く意味を見出すのも日本人的な感覚なのかしら、と思った)(それとも僕には異国の意味が与えられたから?)(もう名乗れない愛された名前があるから?)(話の続きを難なく飲み込めば、小首を傾げて微笑んで)そう。からだつきのわりに下半身がしっかりしてるからさ。太腿とか。立ちっぱなし…よりは、もう少し負荷のかかるようなことしてるのかなって。
鳴宮・匡 2021年2月25日
趣味って言うより日課な気がするけど、まあ、料理とか……は、そうだって言ってもいいんじゃないかと思うよ。……逆にそっちはなんか、趣味とかあるの?(いまいち、想像がつかないなと思った。目の前の男はやっぱり、つかみどころが見当たらない)(だからどう、というわけでもないが)猟兵の仕事がもう負荷のかかるようなことじゃん? だからそこは別に不思議でもないと思うけど……。
黒江・イサカ 2021年2月27日
料理?ははあ、食べるの好きなの?それはそれで意外な感じするけど。……僕の趣味?お喋りかな。(それが正しくいまこの時なのだと、指先が示す自身の唇)(素直すぎるほどに乗って貰えて、何だか本当にお見合いみたいだ)(今度はそれを面白がって笑った)ま、あくまでも当てようとして拾ったヒントとしてってことと、バランス的にってことさ。答えに文句があるならいい塩梅のヒントをおくれよ。
鳴宮・匡 2021年2月27日
いや別に食べるのは好きじゃない。どっちかっていうと逆
。…………ああ……(曖昧な頷きは、彼が自身の唇を指しながら言った言葉に対するそれ)(その後の笑声の理由は、さっぱりわからなかったが)……いや文句は別にないというか、次が外れたらそれを理由にはぐらかそうと思ってたけど。(だからヒントはなし。)(と言わんばかりの顔をしている)
黒江・イサカ 2021年3月1日
マ、食べさせるのが好きで料理趣味なの?彼女とか肥らして怒らせるタイプじゃん。女も肥ってる方が好き?(ころころとその辺を気ままに転がっていくような声)(言いたいことをただ言っているのだと、笑う口唇が言っていた)……、おや、副業の方は後ろめたい系のご職業だった?うーんじゃあそうだなあ、警察官とか。(僕を見に来る警官って名乗りたがらないのよね)(そんな経験から、ファイナルアンサー)
鳴宮・匡 2021年3月1日
いや相手は女子に限らないけど?? なんでかこういう話って大体そっちに繋げられるよな……(いやもちろん、モチベーションの一つとしてそれがあるのは……さすがに今となってはもう否定できないが)(それを察されるのも据わりが悪い)有体に言っちまうとそうなるな。……その回答も外れ。というか警察官って後ろめたいのか……? どっちかっていうと後ろめたいやつを取り締まるほうじゃない?
黒江・イサカ 2021年3月3日
食と性って縁深いものだからねえ、とはよく言う話だけど。更にそこに“してあげたい”なんて文言が混じれば、ひとはそういう内面的なものを推測するんじゃないかしら。(背凭れに身を預けると、居心地の良さを探すように身じろいで)(君の問いに、ウンと顎を上げて考える)あんまり知り合いにいなくってさ、警察官って。あんまり名乗りたがりもしないし。
鳴宮・匡 2021年3月3日
…………そうなんだ。(寡聞にして存じ上げない、という顔だ)まあでも、そういう話じゃ――(ないだろうか?)(好きなひとの喜ぶ顔が見たい、というのは
)…………。(到底、そうと言いきれはしなくて。そのまま言葉は窄むように消えた)(視線を合わせるのを避けるように、相手の手のあたりへ目を落とす)そういう感じなんだ。……俺も知り合いにはいないけど、……いや、いないから、か? あんまりそういうの気にしたことなかった。
黒江・イサカ 2021年3月7日
あれ、知らない?今度調べてごらんよ、食べ方でそのひとのセックスのやり方がわかるとかさ。してあげたいって響きのやらしさとか、――――…あはは。なんだ。心当たり、ありそうだけどな。(指折り、そう言った話の欠片を教えてあげていれば、君にしては不自然に言葉尻が消えたものだから)(それを補うように笑ってやったのだ)ほらね。存外、言ってないだけで警察官だったって知り合い、いるかもだぜ。後ろめたいから。
鳴宮・匡 2021年3月7日
星座占いとか血液型占いくらい当てにならなそうだなそれ……いや、癖から傾向を導き出すだけ、まだそういうのよりは多少信憑性あるか……?(心当たり、の言葉には小さく肩を竦めただけだった)(手へと向けた視線はそのままだけれど)……どうだろうな、俺の知り合いほとんど年下だし、そもそもそういう職にまだ就けなさそう――警察官志望、なら一人いたけど。(それくらいだな、なんて平坦に呟いた)
黒江・イサカ 2021年3月10日
でも、星座占いとか血液型占いくらい話題にしやすい。(折った指を広げて、もう片方のそれを組み合わせる)(祈るようにしたものを腹の上に置いて)(天井を仰ぐ)そう言うのを当てにしてひとりで楽しむことしか出来ない奥手ちゃんならまだしもね。そうでないなら他にいくらだって答えを得られる手段はあるんだから。(答えを得られないと納得いかない人間と、そうでない人間)(2分された世界を想像しながら、喫茶店で見た君の姿を思い出していた)志望、結構なことじゃないか。夢があるってのはいいねえ。立派なことだよ。キョンキョンは夢、ある?
鳴宮・匡 2021年3月10日
なんてことない会話のネタにはいいだろって話? まあ、言われてみれば、真に受けて話してるやつもそういないのかな、こういうの。(よくはわからないが。こういう話題で人と盛り上がった経験もないし)……別に信憑性のほどを確かめなくたって死ぬわけじゃないしな。(まあ、そういう意味では“適当な”話題なのかもしれない――とは思う)……夢、みたいな遠大なものはないかな。卑近な目標を達成しながら生きてるような人種だよ。
黒江・イサカ 2021年3月13日
君はどちらかと言うと、信憑性が気になるタイプのひとに見えるけどね。(真面目と言うか、理屈っぽいと言うか、現実的と言うか)(占いの話を振ると得られやすい情報のひとつだ)(“なんてことない”情報に緩く肩を竦めて)僕は射手座だが、自由奔放で自信満々なやつらしい―――…って聞いたことあるな。どう思う?当たってるかな?(ソファに凭れきったまま、眼差しだけが君を見た)卑近な目標、結構じゃないか。手の届く範囲で、一歩一歩を着実に、迷子にならない生き方だ。何処に着くかはわからないけど。
鳴宮・匡 2021年3月15日
信憑性っていうか、なんだろうな……物事の根拠がわからないと理解が及ばない、みたいな。普通の人間みたいな考え方するの、苦手だからさ。(ずれてるってだけだよ、なんて首を傾げながら続けて)自信満々かどうかはわからないけど、もう一つのほうはなんとなく合ってるように聞こえるかな。(目が合ったら、今日は逸らさない)(首を傾げたまま)……たぶん、逆かな。迷子だから、目に見える景色だけを頼って進むしかない、みたいなほうが近い。
黒江・イサカ 2021年3月17日
謙遜するなよ。占いの話を面白く出来ないのは男にありがちな思考さ、だからわかった振りが出来るとそれだけでちょっと女にモテる。誕生日も血液型も訊けるし、「射手座の子って結構好きなんだよね」って微笑むことも。(目が合うタイミングでにこりと小首を傾げて笑い掛け)(いわゆる、かわいこぶったような仕草だ)マ。まさか迷子ちゃんだったとは露知らず。行きたいところがわからないのかい?
鳴宮・匡 2021年3月19日
……“わかったふり”っての苦手だと思ってたんだよな、昔まで。(最近そうでもないかもしれないって思う。)(なんて、小さく呟いて)……いやまあ、別に相手のそういう個人情報には興味ないけどな……猟兵なんかやってるとそれに当て嵌まらない相手だって多いし。(血液型あるのか、という種族とか)(なんて、思いつつ)(平然と、笑い掛けるその目を見返していた)いや。行こうとしてたところに行くのをやめたってだけ。
黒江・イサカ 2021年3月22日
初心だね。(ひと慣れしていない其処らの子どもみたいなことを言う、と、君と出逢ってから何度目かのことを思う)(自分だけ今のまま、子どもに囲まれた生活をしていた昔に戻ったかのような懐かしさを味わうくらいに)役に立つもんだよ、血液型なんて特に。なさそうな相手に訊いたら、興味深い異種族トークを聞けるかもしれないし。わかったふりが苦手じゃなくなった今だからこそね。(傾げた小首がより深くなり、疑問を尋ねるような角度に)(だらりと力を抜いただけかもしれないが)じゃあ、次の行きたいところは?
鳴宮・匡 2021年3月24日
中身がないからな。(埋めてる最中だよ、なんてこともなげに答えた)(今は殊更、そういう自分を厭ってもいない。ここに在ったものを捨てたのは事実で、今その中身が空虚なのも事実だ。それに甘んじるのはやめたというだけで、やめたからといって現実が変わるわけではない)なさそうな相手に訊くのわざとらしいじゃん。ありそうで人と違いそう、ならまだわかるけど。(まあでも、それこそ話の端緒としては、そういう何気ない情報がいいのだろう)(納得したような頷きひとつ)……あるけど、道がわからないからな。一歩一歩、迷子になりながら歩いてるとこだよ。
黒江・イサカ 2021年3月26日
ふーん、……いや、初心ってのは中身のあるなし関係ないな。なんだろうね、初心なやつって。恥ずかしがりやさんかな。(思い浮かぶ初心なやつの顔を並べて、その共通点を想像してみる)(どうして初心なのかとかね)(初心コレクションが少し面白くて、喉奥が低く笑った)まあその辺りの具合は、個人の興味、好奇心のあるなしだろうね。ぼかあ好奇心たっぷりな男だから、つい気になると訊いちゃうんだよ。(お喋りなのはもうおわかりいただけたことだろう)(ひとつ立てたひと差し指が、唇に添えられて)それならいいじゃない。言い変えれば探検って言うんだ、それ。
鳴宮・匡 2021年3月28日
ふーん……。(そうなんだ。)(零れた声音は相槌というにも気のないそれで
)…………いや。待って、お前の目には俺が「恥ずかしがりや」に見えてるってこと?(一拍遅れてそれに気づいた、みたいな声音だったろう)(不可解だ、というのを隠そうとしない橡色の瞳が、笑う彼を見ている)そういうの、やりすぎもよくないって聞くからな。でもそうなると匙加減が難しい。……こういうの探るのも探検かな。
黒江・イサカ 2021年3月30日
? 見えてるけど。(何を仰られるやら、の躊躇のない声)(成人男性が恥ずかしがりやさんはそれこそ恥ずかしいかもなあと思えば、なるほど君の反応にも納得だった)(ああ、と君にはわけのわからないだろう吐息を零し)あはは、それも含めるなら随分な珍道中になりそうだな。いいんじゃない、面白そうで。探検、僕もこの街に来た最初は随分したもんだよ。興味深いものがたくさんあったからね。君だってこう、興味のあるものってあるだろ?
鳴宮・匡 2021年3月31日
……見えてるんだ。(どのあたりがだろう)(と思ったそれを訊くのも藪蛇というヤツだろうな、と思ったから、言葉はそこで切った)多少道のりが険しいほうがいいよ。生きてるってのを忘れなくて済むだろうしさ
。…………興味のあるものねえ。(どうもその“興味のある”というのが、どういう心の動きを示すのか、いまいち繋がっていない)なんだろうな。難しい。
黒江・イサカ 2021年4月2日
(理由を気にするような素振りを認めたものの、君に倣ってひとり語りはせず)(眦だけが楽しげに、君の疑問に答えるように笑い)あれ、ちょっと意外な物言いをするな。道のりは険しい方がいいなんて。そういうタイプなんだ、君。(脚を組むと、その表情を覗き込むように身体を傾けた)(前髪の隙間から、眼差しが)ご趣味はないのかい?目を惹かれる雑誌とか、お風呂入ってるときに思い出すこととか。
鳴宮・匡 2021年4月2日
そう?(意外、という言葉には、首だけをわずかに傾ぎ)……まあ、物事はシンプルな方が楽ではあるけど。楽な道ばかり歩いてると、何処に行ったらいいかわからなくなりそうで。(自分にしかない感覚かもしれない。痛くなければ足を止めてしまいそうだ、というのは)あー……、さっきも言ったように、状況として趣味に該当しそうなのは料理とか、散歩とかそのあたりだけど。どっちかというと日課であって、興味があってやってるか、って言われるとなんか違う気がするからさ。
黒江・イサカ 2021年4月4日
……ああ、意味合いとしては“難しい”ってことかしら。人生の山あり谷ありをお好みなのかと思ったのさ、大事なものを失ったり、裏切られたり、そういう感じのをね。(それを経て尚人生この命こそ楽し、なんて歩を進めているような男には見えなかったので)(ドラマチックな人生)(そう呟くのは、君の心臓辺りを見て)じゃあ、そういうものには興味を抱きにくい脳味噌なのかもね。興味深い人間とかは?趣味は人間観察っていうやつ碌なのいないけど。
鳴宮・匡 2021年4月5日
……ああ。そういうのは別に求めてないな。面倒だろ。(面倒、の一言で切って捨てるには、浮かない顔であったかもしれない)……そう、“難しい”のほう。といったって、俺には普通に生きるってだけで十分難しいんだけど。(当人は、自分がどんな顔をしているかなんてわからないから、そのまま言葉を続けた)(相手の視線が動いたのを感じたけれど、身じろぎの一つもせず)興味深い人間ってどういう相手のことを指すんだ……? 多分仲がいいって言っていいと思うやつとか、そこそこ信用できるやつとかはそれなりにいるけど、そういう感じで合ってる?
黒江・イサカ 2021年4月11日
面倒か。(存外、顔に出るタイプ)(なんて僕が言うのは烏滸がましいだろうと思ったので、恐らく君の表情を見て何でもわかった気になれるやつはいるだろうなとだけ推察した)(綻ぶように笑えば、ナルホドナルホドと添えて)“普通に”生きようとしてるから難しいんじゃなくて?まあ確かに仰る通り、普通には君の言う面倒もたくさんあるし。(如何にも凡百の男が、トレードマークの帽子を被り直し、普通そうに座り直す)(こほんと響くのはわざとらしい咳払い)もっと知りたいって思う相手のことさ。僕とかね。
鳴宮・匡 2021年4月11日
そう、面倒。(言葉少なく頷きをひとつ)(綻ぶような笑みを見て、続いた言葉に少しだけ目を瞠る。すぐにいつも通りの表情に戻ったけれど)……普通じゃなく生きるのは、そうだな、簡単かもしれないけど。言ったろ、少しくらい道のりが険しくないと生きてるってことを忘れそうになるって
。…………それに、普通じゃなくたってそんなの変わらないよ。(呟いた言葉を。しかしすぐに、なんでもない、と首を振って打ち消して、息を吐く)……あんたに対する興味レベルの話でいいなら、そこそこにはいるよ。
黒江・イサカ 2021年4月18日
ふうん。(打ち消せるわけのない君の声を反芻)(知らない、もしくは名付けたくない感情を適当に面倒とラベリングしている)(そしてそれを昔も今も経験して尚)(今だからこそ面倒とは違うかもと気付きつつある、もしくは気付いている)(普通で得た痛みのおかげ)(そんなことをたった3音、吐息する間に考えて)マゾヒストだなあ。(5文字で纏めた)つまり、僕以上に興味深いと思ってるひともいると。そういうひとらにはどうしてるんだい?ビンタしたらどんな表情するだろうって、ちょっと叩いてみたり?
鳴宮・匡 2021年4月20日
どこをどう聞いてそうなったんだ?(短い相槌の後に零された言葉を聞いて、不可解だ、みたいな顔をした)(痛くないと、自分が生きていることを許せない――ただそれだけだ。そうでなくても自分を許せるなら痛みなんて欲しくもないと思っただろう)(あるいはそうであったなら。もっと平凡に、もっと平穏に、他人を想うことだって、)(――思考を打ち切るまでの間は、数秒もない)……ちゃんと言語的なコミュニケーションをはかってるけど? 俺自身が難しい生き方を選択してるからって、他人にそういう顔してほしいわけじゃないし。
黒江・イサカ 2021年4月22日
あれ、ご自覚かと思えばそうでもない。(痛みを必要としているひと)(それを正当化するようなラベリングはしないらしいと知れば、感心げに瞬きを2度)これに関しては生き方どうのこうのの話じゃあないな。そう、……興味の話。言葉だけでは得られないものはあって、僕以上に興味深いひと相手ならそういうものも知りたいって思うのかなって。ビンタなんて例え話さ。何処まで、欲しがるのかなって。
鳴宮・匡 2021年4月24日
…………(それくらいしか、まともに感じられるものがない)(“感情”だとか呼ばれるものの大部分を、沈めてなくしてしまったから)(――というのは軽々に他人に漏らすべきことではない、というのくらいはわかっていた)(言葉を探して、しかしうまく伝えられるイメージがなくて、諦める。そんな、数秒の沈黙を経てから)……さっき言ったろ、食べさせる方が好きだって。あとは、連れ立って出かけたりとか……大体、そういう感じ。
黒江・イサカ 2021年4月28日
ふうん。遅まきの青春を満喫してらっしゃるんだ。(言ってから、何かを探すように視線を逸らした)(唇端を舐め)……いやいや、「青春とは人生のある期間を言うのではない」って言ってたひともいたっけな。君にとっては今だったってだけのことで。(“知らないことを知ろうとしているだけで、恐らくご自覚はないだろうが知っていることを知ろうとはしていない”)(そうひとり納得すれば、ウフフと漏れる潜め笑い)いろいろ知れたな、君のこと。
鳴宮・匡 2021年4月28日
こういうのを青春っていうものなのか?
…………(そうなんだ。)(なんて平易な納得の言葉一つだけ落として、そのまま黙った)(そういうものとは違うと思う、なんて言えるほど、“そういうもの”を知っているわけではないから)こっちは結局、お前のことよくわからないけどな。それこそ今なんで笑ったのか、とかも。(それがわからないからといってどうということもないが――自分のことなのだろうか、と思うと気にはなってしまう)(だからといって、問うでもないけれど)
黒江・イサカ 2021年4月29日
食べさせたいと思うような好きがあるのなら、それはわりと楽しそうに思えるけどな。(親切な気持ちになって、君の言葉の続きを丁寧に継いでやった)(元来お喋りな性質であったし、ティッシュを貰った礼も兼ねて)僕は、僕が楽しいときに笑うよ。考え事も楽しいし、クイズも結構楽しめる。だから笑ったのさ。このわかった振りは当たってるかしら?って。
鳴宮・匡 2021年4月29日
青春イコール楽しい、ではないだろ。多分。(よくはわからないけど。)(とは、素直に付け足した)(知ったような口を聞きたくはなかったからだ)……どうだろうな。合ってるかどうかなんて俺にも多分わからないぜ。(自分のことだってわからないから――言葉に出したものが本当の“本当”かもわからないから)(多分、彼が「こうだろう」と言ったって、そうだとも違うともきっと言えない)あんたが思ったことなら、あんたの中で決めたらいいんじゃない。合ってるかどうかも。
黒江・イサカ 2021年5月1日
そうだね。君が苦しんでても「青春だねえ」って僕は言うかもしれない。でも、そこにはきっと共通点があるよ。楽しい=青春=苦しい、もしくはそれ以上のイコールが青春にはあるんだな。(君を見る双眸が笑って、遅れて口唇が笑みを表情に刻む)(ゆるとした柔らかさは、君の言葉の曖昧さの温度に合わせるようで)だから口に出してないだろ?答えを。僕だって意地悪人間じゃないからね、答えがあってこそのクイズだってわかってる。合ってるかどうかは、もちろん君の中に答えがちゃんと出来たときに確認するよ。
鳴宮・匡 2021年5月3日
……色んな体験を丸ごと含めてそう呼ぶんだ、って話の向きで合ってる?(そういうものを体験した、というような自覚的な感覚がないから――どうも他人事のような問い方になってしまう)(彼曰く、自分は“青春を満喫している”立場らしいというのに)……そんな日が来るなら、その時は答え合わせに付き合ってもいいけどさ。(たぶん、ないと思うけど)(そんな言葉は出せないまま、立ち上がった)(そういう日が来てほしいのだろうか? ……わからない)
黒江・イサカ 2021年5月4日
ンー。体験か。感覚的な話をするなら、経験、の方が近い感じがするな。でも、話の向きとしては合ってるんじゃない?でも、何て言うかな。体験より経験の方が、受け取った側の心持ちが影響してそうな感じがする。(なんて、これは本当に個人的な言葉の感覚に過ぎない)(君の体験も間違っちゃないよと、お喋りな自分の口を手先で隠すような仕草を見せ)君がわかってなくとも答えが聞けそうだなって思ったら訊いてあげるよ。(それはもちろん、優しさのつもりで)(口許を隠したままウフフと笑えば、それらしい淑女のよう)(ちらりと見上げる眼差しも淑やかだ)お帰りかい?
鳴宮・匡 2021年5月4日
そういうものなんだ。……言葉の使い分けって難しいな。(とはいえ、自分も戦場で培ったものを“体験”とは呼ばない――と、思えば。少しだけそういう“感覚的な”話にもなんとなく理解が及ぶような気がして)(ああ、これも彼女が言っていたことだ――と、そんな風に思ってしまったから)(彼と似たようなタイミングで、多分彼とは違う理由で、口元を覆うように手を当てていた)(すぐに取り繕えたから、すぐ下ろしたけれど)……あんた、意外と人を追い込むの好きだったりする?(なんて、大袈裟なふうに眉根を寄せてみせてから。ふうっと息を吐いて、いつも通りの顔をする)……仕事なんで。暇さえあれば捻じ込まれるんだ。
黒江・イサカ 2021年5月6日
難しかないさ。僕らは便利だから互いに知っている言葉を使うけど、別にそれを使わなきゃいけないルールはない。僕はいいんだよ、この経験の感覚についてもっと君とお喋りしたって。(けいけん、なんて4文字で済むような話ではなく、それこそより腰を据えて長尺で)(たくさんお喋りしようよと誘って、喜ばれたことはほぼない)……追い込む?心当たりないなあ。ぼかあお喋りで、好奇心旺盛で、お散歩好きなだけだよ。マ、そだな。わざわざ教えてくれたから僕も教えてあげるけど。その仕草は、今日初めて。(口許の手を、そして口を隠す仕草を強調するように投げキッスをひとつ)(数度、手先だけをぱかぱかさせ)
黒江・イサカ 2021年5月6日
あらあ、それはお疲れさま。仕事前に寄ってもらっちゃって悪かったね。感心しちゃうよ。
鳴宮・匡 2021年5月8日
ちゃんと使わないとそれこそ難しい話になるだろ。そのあたりがまだうまくないんだよ、俺。……話したいのはやまやまだけど、遅れるとうるさいんだ、仕事。(立ち上がったまま、面倒だと言うように肩を竦めてみせた)(言い訳するようでもない、当たり前みたいに事実を言うような声音)外国じゃ「好奇心は猫を殺す」って言うんじゃなかったっけ……いや、意味合い逆だったかな、これ。わざわざ教えたって何――(言いかけて、仕草で察して。開きかけたままの口を、声が途切れた一瞬後に閉じた)
鳴宮・匡 2021年5月8日
(そのまま、少しの沈黙)……逆だよ、逆。“ついで”で立ち寄れる方が手間かからなくていいだろ。ダラダラ居座ることにもならないし。
黒江・イサカ 2021年5月11日
お話をしたいなら、是非腰を据えておいで。そのときはお茶も淹れてあげちゃう。(沈黙に響く、ころころとした笑い声)(察しがいいというのはあらゆる意味で美点だな)マ、ついで寄りにはいい場所かもしれないけどね。結構そう言うひといるよ、近場に来たからついでに寄ったって。僕がよくいるからかしら。猫ちゃんにしてはお行儀のいい僕。(ちゃんとお留守番してます、働きません、動きません)(そんな主張が全身から聞こえるくらい、深々とソファに座り直し)お仕事、ガンバッテ。
鳴宮・匡 2021年5月14日
そうだな、その時はそうさせてもらうよ……その時はもうちょっといい土産も持ってくるさ。菓子折とかな。(そんな覚悟ができる日が来るかは疑問だけれど。いつかはそういうこともあるかもしれない――とくらいは思うようになったのもある意味、変化だとは思った)割と仕事の前の時間潰しとかでこの辺うろついてたりするんで、まあ、そんな感じでさ。(前に会った時もそう。)(なんて言いつつ、ソファを離れて、入口の方へ足が向く)……食べられないものとかあれば、今のうちに聞いておくけど。
黒江・イサカ 2021年5月17日
何でも食べられるけど、飲み物の方が好き。お菓子ならコーヒーゼリーがいいな。(バイバイと、片手だけがウインクするみたいに開いて閉じて挨拶し)今度は街でも紹介してあげるね。
鳴宮・匡 2021年5月21日
じゃ、ゼリーじゃないコーヒーとかかな。(本格的な機器はなさそうだからインスタントがいいだろうか、なんて思いつつ。扉の前にさしかかって、続いた言葉を聞いた)そりゃありがたい。仕事前の暇潰しに寄ることが多いから、暇を潰せる場所を色々知っておけると助かるし。(やっぱ土産は必要だなと考えながら、扉を押し開けて)(去り際、ひらりと手を振ってみせた)
鳴宮・匡 2021年5月21日
(「じゃあ、また」)(なんて、再会を期したような挨拶をするようになったのは成長だろうか)(思いながら、背後の扉が閉まる音を聴いた)