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【1:1募集】寒空

ロキ・バロックヒート 2020年12月21日


しんしんと雪が降り積もっていた

この冬は寒くなるだろう

そう予感させる白い息がふわりと空気に消える中――

それを見付ける

***

君と雪と冬の風物詩

舞台:任意
第一発見者の指定で決定
世界は雪が降り積もりそうならどこでも
指定がなければUDCアースの道端辺りに

知ってる人でも知らない人でも先着で1:1募集
キリの良いところ、もしくは春の訪れにて〆
メタ×




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ロキ・バロックヒート 2020年12月21日
(寒い。まだまだ雪は降る。グレーの空に阻まれて、辺りは昼間なのに少し薄暗い。地に置いてあるものをなんでも隠すように、白色は視界のあちこちでこんもりとした膨らみを幾つかつくっていた)(そのひとつから、浅黒い素足がひょっこり出ている)
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コッペリウス・ソムヌス 2020年12月23日
(雪が降っている。特段寒さに弱い訳でもないし。此処ヒーローズアースでは奇異の視線で見られることは早々ないが。傘を差して、手袋を嵌めて、マフラーを巻いて。まるで人間のように振る舞いながら通りすがった道の先。何故だか知っているような気配を感じて、立ち止まっていた。よく目を凝らせば人の形のようにも見えるそれは――)
……カミサマであっても凍えることってあるものなのかな。(素足の出ている白い雪の塊に向けて、思わずそんな声を掛けていた)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月25日
(その日は大雪になるだろう――。そんなニュースも、ヒーローズアースのどこかでやっていたかもしれない。外出するときは、見下ろしている眠りの神のような防寒対策を。……なんて、この神は講じることもしなかったらしいぐらいは見て取れるだろう。ちらりと覗くズボンの裾は、春先のような薄着だ)
(もぞ……)(声か気配に反応したかのように、ヒトガタの塊がささやかに動いた)(もぞ、もぞ……、……)(が、力尽きたのか雪が重かったのか、その内動かなくなる)(しーん……)
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コッペリウス・ソムヌス 2020年12月26日
(声に反応したのか白い塊は僅かに動いたようだったが、それっきり。降り積もりゆく雪で辺りはひとつの音も無い。何も望まれない状況が最も判断に困るのだけれど。……一般的だろう倫理観に従うことにして)(取り出したガジェットに魔術で炎を灯し。直接触れない程度の距離で其れを近付ける。じりじりした熱が雪溶けまで、どれ程の時間を要するのか定かでもないが)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月28日
(どれぐらい時間が経ったか。長寿の種なら瞬きぐらいだろうけど。ガジェットが齎した雪解けが手まで届いた時、また白い塊が動き始めた)(もぞ、もぞ。どしゃ、とその動きで少しばかりの雪の塊が滑り落ち。青白くて唇が寒さで紫色になった顔だけが出る)……(閉じていた雪だらけの睫毛が震えて、開いて、何度か瞬く。君を見付け、口も開いてとろくさく動き)……な……にして……んの……?(しばらく声が乗らなかったが、何度か開閉するうち、音にはなる)
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コッペリウス・ソムヌス 2020年12月29日
(暫く揺れる炎と白い景色をぼんやり眺めていた。やがて雪の塊が再び動きだす気配を感じ、下からの表情が窺える。其れは此方の台詞のような気もしたが。……なにをしていたのか。望まれた訳でも、何かを頼まれた訳でもないし。考えて)
…………暖を取っていたんだ。火の中に望むものが映るらしくて。(そんなマッチを売る話があったこと、不意に思い出して口に出す。状況的に偽りではない多分)
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ロキ・バロックヒート 2020年12月31日
(無言の間、雪が心地よいベッドであるかのように横たわったまま、温度の抜け落ちた蜂蜜色が君と炎を見ていた)……ふ、……なに、それ。(返答に思わず笑った拍子に、どさどさと幾つかの雪も落ちる。もぞ、と動いてから、んー、と思いっ切り伸びをした――つもりになった。実際はもぞぞ、と動いたぐらい)望むもの……、見えた? ……ねー、引っ張って、よ。(寒さでの思考力と判断力の低下からか、つい零れ落ちた“頼みごと”)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月2日
(口にした、あの話の結末はどんなものだったか。現実では炎と横たわる人影と。映るはずの望みとは、)…今のところは、何も。(珍しい相手からの頼み事だったなとは想う。片手には雪を遮るための傘、もう片方には灯火が。手放す方など迷うこともなく。雪白い道の上には開いたままの傘がふわりと落ちた。引っ張る…掴めそうなところへと片手を伸ばせば、ひやりとした感触がすることだろう)……雪にでもなるつもりだったのかい。
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ロキ・バロックヒート 2021年1月4日
それは……ざんねん。……君の望みは、なぁに。(ひとに対して甘えるような頼みごとの後、同じような調子で聞いた。いつもひとに向けているような、戯れの問いだ)(傘が落ちる。砂色の髪が雪で飾られてゆくのを眺めていると、雪の中から投げ出された腕に触れる感触がある。雪で冷えた身よりもひやりと感じるそれ)雪になる。……ふふふ。そう、さっき雪になった子に呼ばれたあとに、ぼーっとしてたら眠くなっちゃって、さあ。(“眠り”と“死”を司る君ならわかるだろうか。ここから入った路地に、もう物言わぬものが雪に埋もれているのが)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月5日
強く想えば、映るものだろうか。望み……今この居場所を誰にも奪わせはしない、かなぁ(叶えることはあっても、尋ねられることはなく。何も抱かないと言える程には。元々がそういうものであるのだから。応じるように魔術の炎が僅かに揺らいで)(直ぐに埋もれる事はなくとも頭上の雪は降り続けている。のみこまれることを望むものだって、いたのかもしれない)…あぁ、本当に。どうしてこんなところに居るのかと思っていたら。呼ばれていたの。見送ったあとは、そのまま?(告げられた言葉に視線をやっても、真白な景色しか映らない。引き上げようとする腕に幾らか力を込めていた)
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ロキ・バロックヒート 2021年1月8日
……君には居場所があるの?(それは意外そうなこえだった。雪におとが吸い込まれることなく、思わず聞き返したぐらいには)
あー、そのままだよ。墓に入れてあげるほど、ひとの真似事はしちゃいないし。……なんにも望まれもしなかったし。(引かれながら雪の中から這い出る。温もりに触れて、ようやく口がよく回るようになったが、温もった分、ふるりと震えた)さぶい……。
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月9日
不滅で在れと望まれたものの片割れである、だけのことだよ。……そういえば必至に想っていた頃もあったんだな(他人事のように告げても確かな事実であって。執着や執念を望みというのなら、そうなるだろう)
…なんにも望まず雪の下、か。誰かに見つけられたかったのか、埋もれてしまいたかったのか、或いは(続く言葉は浮かばずに。相手が這い出たのを見届けてから片手を放す。落とした傘を拾い上げに行けば、すっかり雪色に染まっていた)そりゃあ、そんな格好でいるのは寒いでしょう。傘でもマフラーでも。火の付いてるこのガジェットでも。使えるものがあるなら、あげるよ。
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ロキ・バロックヒート 2021年1月11日
不滅で在れ、かぁ。存在してるだけで良いの?……願ったやつらはまだ健在なわけ?(だけ、といっても、それが大変なことぐらいは知っていて。その長さも、この問いで計れると思っている)……間に合わなかった、って感じだと思うなぁ。見付けた頃にはもう喋れなかったみたいだもの。 ありがと。(意識もはっきりしているけど、うっかり手を借りたことを恥じるほど自尊心もないもので。普通に礼を言う)えー、なんでもって。コッペくんは寒くないの。防寒完璧ですって感じじゃん。(パッと見れば冬を耐えるひとらしい君を見て)むしろあったかいとこ行きたいなぁ。マジで死にそう。 あ、ねぇねぇ、むしろカマクラとか作る?あったかいって聞いたよ。(自分の言葉がおかしいとでも言いたげにくすくす笑った)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月11日
滅ばない存在を造った夢がみられたなら彼等はそれで良かったのだろうし。今よりは昔だから流石にもういない……んじゃないかな。(まともに歳月も刻まなければ、興味の外側にあったことも見ていない。片割れなら知っていたかもしれないが確かめる術もなく)…間に合っていたなら何を言われていたのだろう、ね。 どういたしまして。(告げられた礼へと言葉を返し、積もった雪を軽く払い落とす。何も求められない予想は立っていたが…提案には僅か首を傾げ)外に出たら雪が降っていたから用意しただけで。長居するつもりはなかったんだよ。あったかいところだったら近くのお店に入るとか……カマクラ作れるなら充分元気そうな気もするけど。
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ロキ・バロックヒート 2021年1月13日
つくるだけで良かったんだ。……勝手だよねぇ。勝手につくって、勝手にいなくなってさ。(ぽっかりなにか抜け落ちたような言葉だ。責めるようなのに、さもどうでも良さげな)さぁ。あんまり間に合うこともないから、よく聴きそびれるんだよね。(身体を起こして、ふるりと身を震わせた。それで完全に纏っていた雪は落ちて)そーいうの用意するんだ。ふふ。 どうかなー、案外死なないかもしれないし、すぐ死ぬかもしれないし。(温度のなさそうな手が、ごそりと雪を掬ってみてから)あ、ねぇ。カマクラって作り方どうするんだっけ。知ってる?
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月15日
そうだね。身勝手な夢として象られたからこそ。自分勝手にやっているんだけども。……君は自然発生した神ではなかったっけ。託されてそれ以外に身動きも取れない方が好みだったとか?(自分はそちら側ではないけれど。近しいものを知ってはいるから。戯言のような問い掛けを)そんなに何度も呼ばれるもの、なんだ。普通のヒトは凍えてしまったら大変なことになるようだからね。(雪の下に埋もれていたような気がしたことは置いておいて。このまま作る流れになっているのも奇妙なことではあるが)カマクラねぇ……雪山を作って、崩れないよう固めてから、中に穴を空ける?結構重労働そうだね。スコップいるかい。(いつの間にやら炎灯していたガジェットは収納されて。代わりのように穴掘り道具を手にしていた。一本だけ)
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ロキ・バロックヒート 2021年1月16日
自分勝手。好きに生きてるーって感じ?俺様もひとの願いで生まれた神だよ。……それが役割なら、身動き取れなくても受け入れはしただろうね。自由なのと、役割が果たせないの、君はどっちが良いと思う?(鈍い動きで立ち上がる。付いたままの雪を払うこともせず、雪も抱えたまま)んー、意識してるときはあんまりだけど、忘れた頃にひょこっと呼ばれるって感じかな。 冬は大体雪に埋もれてそのまま眠るってパターン多いんだよね。今は眠りたくなかったから、見付けてくれて、まぁえっと、助かったよ。(同族にこんな礼を言うなんて、今までなかったと思う経験だ。微妙にぎこちない)ええー……固める……。この器、力ないんだけど。コッペくんもやろうよ。(やってよ、とも云う)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月17日
生きてるって言うのは語弊がありそうだけど。夢なんだからいずれは醒めるものとして振る舞ってはいるかも。“眠りの神”でなくなったなら夢を見せ続けることはないし。そっか、神なんて呼ばれる以上ヒトの願いから切りはなされることはないんだね。……どちらでもない半端ものの感想としては。ある役割が果たせない方がしんどそう、かな。(与えられるのと、成そうと思うことは別物だろうが。感覚に従う自分はそんな気がしていた)
雪に埋もれてそのまま眠る……動物の冬眠みたいな過ごし方してるんだなぁ。通りがかったのは偶々だよ。作らないって選択肢はないんだ……どっちも大して力は無い気もするけど…交代でやるなら未だ何とかなりそう……だろうか…?(呆れたような声音を漏らしつつも特に断るでもなく。とりあえずスコップで足下の雪を集めようとはしている)
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ロキ・バロックヒート 2021年1月19日
じゃあ、私も夢を見ているのかなぁ。眠りの神がいる夢。それこそマッチの火が見せる夢みたいにさ。(寒さで夢現が曖昧なところはある。そんな言葉遊びをしながら)生まれ方にもよるとは思うけど。神がひとをつくったのに、ひとが神をつくったから可笑しなことになるのかもなぁ。 ……そっかぁ。(聞いてみた癖、ふぅん、と一度頷いただけだ)
冬眠。あはは、コッペくんも試してみる?ほんとに眠るみたいに、片割れとあっさり代われたりとかしそう。(今やれって言ってるわけじゃないけどね、とも付け足して)なーんか今無性にカマクラ作りたいから、さっきの子がさ、ちょっと願ったのかもしれないじゃん。(呆れられても気にすらしない。ただの気紛れをこじつけながら、微々たる雪をその上へ)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月24日
…ああ、そうかもしれない。現実との境界なんて何時だって曖昧だ。今はキミが見ようと思っていた景色かい。(夢も現も何方でも。見分ける術は無いなら、言葉遊びに乗っかって)生まれ方ねぇ……卵と鳥のように呼び方を変えただけで。実は同じものだったりしてね。全くヒトに関わらない神、とやらが居るなら会ってみたいところだ。 苦しさを感じなければ足掻くこともしなさそうだけれどね。(軽い反応に其れだけを付け足した)眠って代われるなら苦労はないのだけど。冬眠……どういう判定になるだろうね、今度試してみようか。あぁ、うん、作りたい気分を止める気はないよ。……土の下よりは雪の城のが良かった、ってことなのかな。(スコップを動かす行為は何かに似ている。大して集まりもしない雪を黙々と山にしようとして)
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ロキ・バロックヒート 2021年1月27日
一面の銀世界の街かぁ。悪くはないね。道行くひともほとんど居ないし、結構静かだし。まるで、眠っているみたいに――(さっき転がっていたものはその一端だろうか。深く息を吐けば白く染まるかと思いきや、体温が低すぎて透明なままだ)概念を司ってるやつなら居そう。全くひとに関わらないこともできるけどね。隠居するか、神域に引っ込むか、眠るか。 ……苦しいからではなくて。役目だから、(言い掛けて、口を閉じて君を見遣った)冬眠ってよりさぁ、ひとと似た体だったらフツーに凍死するから、ほら。(代われるんじゃない?と無責任な発想)止めないんだ。案外作ってみたら楽しいかもよ。ふふ。雪だるまもつくる?(ざっくざっく。山になってくのを眺める)(段々動きが鈍くなって、眺めるだけになりつつある)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年1月31日
眠っているみたいな景色。雪が溶けなければ覚めなさそうだ。(夢であったのなら。起こさない方が良いこともありそうで)キミなら全く関わらないことも出来るんだね。普段は引き篭もってる方なんだけど。人間に惹かれるものがあるのか。こうして外に出てきてしまうことも多くて。 真面目だね。……いや、役目のないオレが踏み込むべきではないことか。(忘れてくれ、と見遣る視線に向けて)外傷以外で入れ替われた覚えがなくってねぇ。凍えるみたいに緩やかには死ねないのか、記憶していないだけなのか。忘れたところで良いこともなさそうだけれど。 止める理由もないからね。望むものがあるうちは叶えようとするよ。雪だるまだったら大して力無くても作れそうな…。(眺めるだけになりつつあるのを咎めもせずに。城にもならない雪の山を積み重ねてゆく)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月3日
ずっと永遠に眠り続けそうでもさ、いつかは春が来るんだよね。この世界にも。(その時が目覚めだ。もっとも、ひとはこの景色ですら起きているのだけど)関わらないことはできるけど、君と同じ感じでひとの前に出て来ちゃうんだよね。 えぇ……真面目とか初めて言われた気がするんだけど……。(あんまり動かない表情筋ですら変な顔をつくった)……べつに言ったところでどうとなりもしないけど、面倒なこと聞いたとか思いそう。(そんな気遣いだよと言わんばかりの)そうなの?でもまぁ、寒い時に寝たら死ぬぞってアレ本当だよ。冬の間にでも試してみたら。(雪の中に埋もれる君を想像して、くすくす笑ってる)望んでる。ああ、あの子(さっきのモノ)がね。ふふ。じゃあ雪だるまつくるー。なんか全然身体動かないんだけど。(また雪を掬いながら)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年2月6日
夢の主だったなら。溶けない冬のままを望むだろうか。訪れる春を望むだろうか。(ヒトのことを考えると後者か。変化するのが世界なのだろうし)お互い自由のようでいて不自由なような。 真摯だとか実直だとか。……オレの見え方が独特だったと思っておくことにするよ(そこまで変な顔をしなくても、と訝しげな表情を浮かべていた)言いたくないと思うことならそれでいいんじゃないかな。冬の間に試しはするけどさ……埋もれ仲間を増やしてどうするんだいって。身体動かしてたら少しは温まりそうかと思ったけれど、その薄着だとね。マフラー投げておくかい。(できた雪山にスコップを突きさして暫しの休憩を。疲れもしないが終わりが見える訳でもないし。吐く息は白いまま)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月9日
どうかなぁ。溶けない冬の方が良いな。いつか来てたんでしょ、氷がすべてを閉ざしていた時代――ああ、でも。それでも世界は死ななかったんだ。(耐えて耐えて、春がきた。それから繁栄は続いている)神様な時点で世界のモノだよ。……それを云うなら君の方が真面目なんじゃないかなぁ。(変な顔のまま固まりそうだったから、にやぁと笑った。チェシャ猫のような)役目が、ほしくはない?
試すんだ。試すときは呼んでよ。興味あるからどうなるか見ててあげる。 マフラーでどうにかなるもんかなこれ。絶対凍傷になってるよ。ほらウサギ。(一応手に持ったのをぎゅっぎゅとして、でこぼこした丸い雪の塊を見せる)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年2月9日
雪や氷で閉ざしたくらいでは。いつかの誰かが溶かしてしまうんだろうね。世界を死なせるのは中々難しいんじゃないかな。(世界を何と捉えるか、個人によるのかもしれないけれど)世界のもの。ああ、そういう……愚直という意味ではまっすぐな方だとは思うよ。(珍しく皮肉めいたような笑み返し)役目ねぇ。求めて与えられるものだと考えてはいないかもしれない。
わざわざ呼びだすことになるのもなぁ……それならこのカマクラ作り終えた後にでも試そうか。何も起こらなければ埋まるだけだし。 あ、やっぱり?怪我人に無理強いも出来ないし、そのまま雪だるま作っ……ウサギというならせめてミミくらい付けたら。(仕方なくスコップを取り直し。雪の塊を見せられてかたまった)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月11日
眠りと死の神たる君が云うんだから、そうなんだろうね。さっきのガジェットみたいにさ、溶かしちゃうかも。世界はどうしたら死ぬと思う?(ふわふわ軽い調子で聞く。ただの雑談めいて)愚直ねぇ。融通が利かないって思うような、そんな考え方する方?(そのままの笑い方で見ていたが、続く返答で笑みを引っ込めた)ちぇ、うまい返し方だね。つまんなーい。……なんてね。欲しいって言われてもどうしようかなって思ってたもん。
わざわざ呼び出された方、なにやってんの?って呆れるんじゃない。私の前で試してくれるなら万々歳だけど。 怪我してたところでもう死なないし……いやわかんないな。いきなり死ぬかも。えー、ウサギに見えない?この辺耳じゃん。(ねぇ。なんてぼこぼこしたところを指差して。見せてる間に力の入らない手から零れ落ちて、ぼろっと割れた)ああー。
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コッペリウス・ソムヌス 2021年2月13日
人間が思うところの眠りと死だけどね。其れはオレも知りたいところではある……例えば、諦めさせるとかかな。内側から壊れてしまえば、支えきれずに崩れていきそうで。(雑談に軽い調子で返したのは、まるで)考え方よりかは決めたことを必ず実行に移そうとするような……それが融通が利かないと言えば、そうかも。どんな役目を与えたのか興味深くはあったよ。(くれたら断らなかったかもね、等と戯言を)
…通りすがりでも何やってるんだろう、とは思ったからね。冬の風物詩みたいになるのもなぁ……万々歳なのか。カマクラが墓標にならないことを祈るよ。 耳には見え…言ってるそばから崩れてる、崩れてる。もしかして何か作ったりするの上手くはない方なのかい。(自分も他人のことを言えるような立場ではないが。割れた雪の塊を見て、視線を足下に移して)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月15日
知りたいんだ。……諦めさせる、かぁ。たとえば猟兵が全く現れなくなったりとか?あれは世界の諦めない意思だと思うんだよね。《過去》という滅びに対抗するものだ。(自分たちも猟兵でも在るのだけど。どこまでも他人事)その辺誰かになにか言われても実行するなら確かにそうかも。あはは。とはいえ説得とかは私たちには意味をなさないんじゃないかなぁ。そう云うものだもの。 ……んー、言わない。やめた。(元が気紛れ。ふるりと首を振れば、ずっと引っ付いてた雪も落ちる)
だって、どうなるか面白そうだし。ね、見てる俺様と眠ろうとする君、どっちが先に死ぬか楽しみだね。(カマクラを墓標とする気)崩れちゃった……。作るのは苦手だけど、かわいいのはできるよ。(さっきのも可愛かったでしょう、と)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年2月20日
そうだね。猟兵は世界の意思のよう。歩みを忘れること勿れって。滅ぼす過去になるのは気乗りしないし。(猟兵としての自覚は薄いが。一応思うところは告げておくことにして)心動かされるような説得は逆に聞いてみたい、ところかもね。個人に入れ込むようならそもそも神様なんて……いや、なんでもない。 そんな気もしていたよ。(特に深追いするでもなく。落ちる雪をただ眺めていた)
面白そうだから、で死ぬまで眺めてるつもりだったのかい…。好奇心が死因になるのも中々すごいね。(なぜカマクラを作り始めたのだったか。墓穴になるならそれでも良いかと諦め半分)……オレはよくわからないんだけど。壊れやすそうなものを人間は愛らしい、と感じることもあるみたいだね。(そういう意味ではさっきのは可愛かったことになるのだろうか。…やっぱりよく分からないままだった。誤魔化すように手を動かし)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月25日
とっとと諦めても良いと思うんだけどな。なんて。私もなりたくはないけどさ、不老不死の神がどうやって《過去》になるんだと思う?(聞いてばかりだけど、貴重だからか興味があるのだ。“同族”の考えを聞く機会なんて)ふふ、心動かされる説得って、割と聞かない?むしろ可愛らしいこと言われるだけでときめいちゃうんだけど。でも入れ込む振り、かもしれない。相手の定命が尽きれば終わる、ひとときの夢みたいなもの。(少し戻った体温が、雪をじわりと溶かした)
好奇心はなんとかを殺すってのも本当だもの。それにしても断らないんだねぇ。(またなにか作ろうとはせず、なんだかんだと付き合う君を見遣り)いと儚し、みたいな?儚かったのかな、さっきのウサギ……。
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コッペリウス・ソムヌス 2021年2月27日
諦めたくない者も多いんじゃないの。うーん…オレの思うところだけど。今あるものから忘れ去られたり。嘗てに縋ったり戻ったり、とか。(其れが過去になるのであれば。避けているのは本能から来るものだろうか)説得されるほど関わることって殆どないからなぁ。聞いていると……甘やかすのが好きなようだね。ひとときの夢に彩りを添えている、みたいな。(みる夢も関わり方が違うのも興味深いことではある。変わるつもりもないが)
……そういう好奇心とか探究心は見習った方が良いのかなって偶に思うよ。断る理由が見当たらないのもあるけれど。多少は面白がってる節も…あるようなないような。作り主がわからないものには何とも言えないね……ところで、そろそろ。入れそうな高さの雪山にはなってると思わないかい?もっと大きい墓作った方が良いかな。(カマクラ造りは何時の間にか皮肉まじりになっていた。要望を聞いたところで如何しようというのだろう)
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ロキ・バロックヒート 2021年2月28日
そーだよねー。(識ってる、とでも云うように投げやりな)過去に引き摺られるか、忘れられる……信仰心がなくなるとか?信者なんてほぼ居なさそうな私たちが言うのもなんだけど。ふふ。 あんまり深入りはしないんだ?まぁ、深入りなんてしない方が良いけど。ひとなんてすぐに死ぬし壊れるんだから、甘やかして可愛がってあげなきゃ。(さっきの雪ウサギ、なにに似てるかって思ったら、ひとだ)
へー、じゃあ見習いがてら凍死してく?(くつくつ笑って、顔を上げた。おー、なんて感嘆のこえ)よくわかんないけど、良いんじゃない?このままお城ぐらいになっても面白すぎるしさ。これで固めて中をくりぬくんだっけ?(皮肉もなんのその、もとより児戯の沙汰。ぺた、ぺた、と雪山を手でのろのろ叩いて固めていく)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年3月6日
死と眠りはそんなに信仰されるものでもないけれど。キミもそこまで信者は多くないの、意外のような気もするね。(影を使うのは見たのが何を司るものであったか。聞いたような聞かなかったような) 深入りというか。瞬いては消える――花火や星のようなものだと思っているから。個を愛でるよりは、営みを眺めていたいのかもしれない。すぐに壊れて残るもの、とか。(雪が溶けて何になるかなんて。今すぐわかるものでもない。)
凍えない方法を考えるより仲間を増やそうとする好奇心なのがなぁ……。城を作るなら氷の方が向いてるんじゃないかい。そこまでする気は流石にないよ。ある程度崩れないように固めて……この天気なら暫く放っておいても勝手に固まってはくれそうだけど。穴を掘ったら完成して、おしまいだね。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月8日
そうなの?まぁ、死神とか辺りだと信仰はあんまりか。……たぶん似たようなものだよ。(なんやかんやで言ってないのは覚えている。同族には別に言っても良い気もするけれど)ふぅん。結構傍観者なんだ。でもまぁ、瞬きの消える時や、営みの終わりが眠りだったり死だったりするから、そういうものなのかなぁ。
凍えない方法なんて、どこかの建物に入れば良いじゃない。城つくってたら待ちくたびれて寝ちゃうかも。(言いながら、欠伸が出た。すでに眠い。寒さが意識を蝕んでいるのは解るが、どうこうしようとも思わない)じゃあ穴掘って、寝ようか。(手でがりがりと雪山の表面を掻く)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年3月9日
信じて救われるならあたたかい掌みたいな方が良いだろうからね。…似たようなもの? 終末にラッパとか鳴らしてそうに思えてきたよ。(たしか神ではなかったがそんな役割もいたような気がして。何者か知ろうという気はあまりない)
そうだね。眺めているばかりで。流れていくものを留めるつもりもないけれど。夢は生きてる間にみるものだから、手前でちょっかいくらいは掛けているかもしれない。
…凍えたくなければ建物には入るのか。ならいいかなぁ。道具使わずに穴掘っていくのも日が暮れそうだけどね。(手に持つスコップを使えば多少は早まるだろうが。何となく今更なこの状況を眺めていた)……雪に埋もれてるのをみて、何か思うところがあったような気がしたんだけど…なんだったっけか。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月13日
救われ方を選ぶなんて傲慢だよね。救いの手を伸ばす神も今時珍しいのに。……とはいえ、こう救われたいって願う時点で、結構参ってるのかもしれないよね。 終末にラッパ、良いねぇ。でも私の役目はその先だから、吹く役は誰かに任せるかな。コッペくん結構似合うんじゃない?(聞かれぬのならふわふわと。相手に振りつつラッパを吹くジェスチャーもしてお道化る)
そのちょっかいって例えばどんな?悪戯レベル?なんか割と穏やかな神だよね。怒ったこととかある?(ひとに対してなら怒らせてみようとするのだけど。生憎と同族なのでそれは興味の外)
凍える用事がなければ凍死しようとしてないでさっさとどっか行くよ。たぶん。……それ、貸して。(がりがりと掻く指先の爪が容易く剥げるが、冷たさ故に痛みも感じない。ただ遅々として掘り進められないから、やっと言い出す)え、なーに?気になるじゃん。思い出してよ。
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コッペリウス・ソムヌス 2021年3月14日
そうかな。生きてるのってどこかしら傲慢なんだと思ってた。ひとつを信じ続けたなら視線くらいは向けるのかもしれない。たくさん居るのは駄目そうだけど。 あぁ、その先を実行する方か。楽器も色々と便利ではあるけれど。ラッパは起こすのに使いそうだから。(お道化る同族にどこかズレたような返し方)
例えば?そうだなぁ、死の間際まで抱いてしまった心の奥底を暴いて夢見と称してぶちまけたり。現実の終わりでみる走馬灯にしては悪夢みたいな悪戯だろうね。……オレは。オレは、怒れるほど何かを想えたことなかったな。(昔も今も。穏やかの反対であったら激情だろうか、そんなことを考えて)
凍える用事がなければ。…………あ。道具使うこともあるんだ。どうぞ、(暫し考え込んでいたが掛けられた声で我に返り。持っていたスコップを投げて渡そうとする)オレも気になってはいるから……カマクラ完成するまでには思い出すよ。たぶん。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月16日
そんなものなんだろうなって思いはするけどね。やるんだったらあまねくすべてにしてあげたいな。 ラッパはガジェットで作れそう。たぶん。うたなら合わせてうたってあげるよ。(ラッパにうたは中々ない組み合わせだけど。適当だ)
うわ。案外えげつないことしてるじゃん。それ最期に執着を思い出して化けて出ない?? 怒るほどは関わらないんだ。付かず離れず~って感じ?
なに?(なんか考え込まれてた)影たちで掘っても良いけどさぁ。一瞬で掘れるか崩れるか壊すかだけど、情緒がないよね。(スコップはなんとか受け取って、ざっくざっくと掘り始める)ほんと?完成する前でも良いから思い出したら言ってよ。
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コッペリウス・ソムヌス 2021年3月20日
あまねくすべてに。視野が広いなというか……博愛とか平等みたいだね。 楽器ねぇ…造るなら鍵盤の方が応用しやすいよ。歌うの好きなのかい。(合わせなくても良いけど。適当に重ねて)
知られずに消える願いは可哀想かなって。今のところは走馬灯で消えてたね。世界に因るのかもしれないけれど。距離感が掴めないだけだったりして。(終わりの先に執着が形を成したら其れも本人だろうか、なんて)
情緒も求めるんだね。(広がる穴を眺めていては。会話の中で、ふと思い出したような顔)……死に場所を選べるなら。どうせ直ぐ蘇るだろうけど。己の最後まで目に焼き付けたい景色を考えて。オレは此処では死なないなぁと思っ……たとかそういう感じだったような気がする。さびしいところに見えて。
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ロキ・バロックヒート 2021年3月28日
私が齎すそのものが、すべてに――世界に対して、だもの。時々個を構ったりしても、最後は同じところにいきつく。 鍵盤の方?オルガンとか?持ち運びやすいならアコーディオン?弾き語りする?うたは好きだよ。(やってやって、と強請るよう)
憐れむとこなんか違くない?(云うものの、真剣に咎める気はない)ま、今の距離感の方が楽だとは思うよ。
なんとなくね。(情緒は。ザクザクと雑に掘りながら、その言葉を聞いていた。粗方掘り終わったらしく、ぽいとガジェットを君に放る)なんだ、結構死に方選ぶしロマンチストだね。ねー、ほんとに添い寝する気あるの?(その内凸凹だらけのカマクラの入り口をひょいと潜って、隣をぺしぺしと叩くだろう)
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コッペリウス・ソムヌス 2021年4月3日
……ふむ。世界の規模で眠りにつくのも死んでいくのも見届けられる気はしないから。オレは人間に想像された造りものなんだなぁ、とは思う。 鍵盤は自動演奏に組み込みやすいからね。手回しオルガンだったら……昔作ってどこかに仕舞っておいてるかも。弾き語りを?やったことはない、かな。(強請るような声には曖昧に答え)
踏まれた花が可哀想なのか、見ている方がそう想うだけなのか、みたいな。楽かは置いといて…其処から身動き取らないのは確かだね。
本当に死ぬときなんかは呆気ないことのが多いよ。(見ている間に状況は進む。不意に放られたものを受け取りはしたが、続いた言葉に疑問符を浮かべ)添い寝……添い寝だったっけ…?(納得のいっていない表情をしつつ示された場所へと律儀に足を運んだ)
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ロキ・バロックヒート 2021年4月4日
生まれた時代の違いじゃないかなぁ。と思ったけど、こっちは半分はちゃんと神だったや。 自動演奏するの?指で弾かないの?ねぇねぇ。昔作ったことはあるんだね。オルガンは結構神にとっては身近な気がする。讃美歌歌いながら弾くんだ。……あっ、神様が讃美歌歌ってもなぁ。歌ったことあるけど。(曖昧なのを良いことに、つらつらと)
まー、気付いたら首取れてたりするよね。(中に入って来たのににっこりと笑い)寝るんでしょ?添い寝じゃん。おやすみー。(呑気な声で、ごろんと。冷たく固い棺桶に寝転がった)
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ロキ・バロックヒート 2021年4月4日
(道端にぽつんと出来た墓標は、いずれ春の訪れにて溶けるだろう。
その時、冬の風物詩が増えていたかどうかは、寒空のみぞ――)

【〆】
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