【RP】月夜に馳せる
ロキ・バロックヒート 2020年12月5日
まるいまるい月の晩
お団子片手に君は語る
“終わらぬ夜を罪人に与える”
“罪ある者が陽光を浴びて生きる事を許すな”
そう名付けられた君が
過ごした夜は如何程だろう
***
UDCアース、月を映した湖畔にて
終夜くんと
1
ロキ・バロックヒート 2020年12月5日
(温かいお茶が入った水筒が懐炉代わり。体温は低いもののたぶん君ほどではなく、大きめのコートをすっぽり被って。さかさまの月を眺めながら聞いたこと。君の名前の意味はなぁに?)(聞いたものはこの世に生を受けた祝福とは程遠く。面白くないだろ、と添える君を見て)終夜くんは、その名を背負ってゆくのかな。(憐れみなどのいろもない、いつもの調子で聞くのだ)
空・終夜 2020年12月7日
(寒空の下、連れてきたメェは静かにすやすやとロキの近くで眠っている。寒空の下、俺といえば少し厚手のジャケットを羽織るだけ。寒いとは感じない…。痛覚がとうに狂う体は温度だって分からないのだから)(問いかけられた言葉に、少し思考を巡らせてから静かに頷く)…背負って、ゆくのだと思う…。俺は…誰かの嘆き…或いは罪から目を逸らす事ができない断罪が為の人間兵器…。世間が悪だと紡ぐ者を裁く事だけをプログラムされて作られた俺は、この名前からは逃げる事ができないんだ。(名前を背負う事は必然…この命に与えられた永遠の命令なんだと淡々と紡ぐ)
ロキ・バロックヒート 2020年12月12日
(メェさんを抱っこしようと手を伸ばしたけど、眠っているのに気付いて引っ込めた。水筒を握り直す)(そういえばかれは、感覚が鈍いと云っていた。寒くないかと聞くのは野暮な気もして)……そっかぁ。(じっと聞き終えてから、言葉と共に吐いた息は白い)終夜くんは、ずっとプログラムの通りに動いているの?(確認するように聞いたのは、そんな君を見たことがなかったからだ。甘味で喜ぶ。メェさんやクロくんを可愛がる。よく寝る――まだ、そういう姿しか)
空・終夜 2020年12月14日
(ロキが投げかける確認するような疑問に少し考えれば…ふと意図を察する。…そうか、まだ目の前の神さまにはそういう姿を見せた事がなかったな…)……俺の、植え込まれた命令は…目の前に”罪ある者”を認識した存在のみ有効に働くものになっている…。
(とん――と自分の頭に人差し指を当てる)…敵が現れて…戦闘理由ができたら自動的にスイッチが入るんだ。”罪を裁け”と。…例えていうなら、戦闘ゲーム……あれは、敵とエンカウントすれば画面が切り替わり…敵を殲滅にいくだろう…?…それと少し似ている。
ロキ・バロックヒート 2020年12月15日
ふふ。うん、少しずつ教えてよ。終夜くんのこと。(考える風を見透かすように云いながら、柔く笑って肩を揺らして)罪ある者?(眼を丸くして首を傾げた)それって、基準はどんな感じなんだろう。悪いこと、罪だって終夜くんが認識するとか?
ああ、それで――自分の意思じゃ、その目標を裁くまで止まらないんだ?そうしなかったらペナルティがあるとかじゃなくて。(忌避も嫌悪も否定もせず、そういうものとして聞いていく。話を促すよう、相槌もして)
空・終夜 2020年12月18日
…退屈して眠っても知らないぞ…。(おどけた様に肩を竦めながら)…そう、だな。俺の認識が悪いものだ…と捉える事が一番の条件…。…あとは、極端な話…誰かが”絶対に悪だ”と指したものも…俺が納得できる理由だったらそれも含まれる…。ただ、認識するものを成立させるための情報収集はちゃんと、するけど…な。法で裁ける悪か、あるいは裁けなくてもこれは本当に悪いのか…とか。
止まる理由が転がってこない限りは…敢えては止まらないな。……変な話、戦うと決めた俺の思考は…これを潰さなければ満たされない…と、闘争衝動みたいなのが渦巻く…。もちろん、止めようと思えば止まる事もあるが…戦わなければ…戦わない自分に反吐が出そうになる感覚に襲われる事はある…。衝動の副作用、みたいな…(促されるまま自分の事を語る。胸元に手を当てて、戦闘時の自分を思い返すように…)
ロキ・バロックヒート 2020年12月20日
あはは、眠くなったらメェさん抱っこさせてね。(なんて、横で眠っている精霊をちょっとだけつつこうとしながら。じっと話を聞いて)
……終夜くんは、その体質に従って動いているのかな。ペナルティは我慢しよーって思えばキッツいけどできるかもだし、……大多数は、自分が関わらない悪いこと、には起きてても関心がない。『できる』ことであっても、君が裁かなくては『ならない』ことではないもの。(そこまでで君の続きを待つ。少しずつ。その言葉通り)
空・終夜 2020年12月29日
メェなら…いくらでも。抱っこ、好きだからな。(ふ…と小さく笑み。つつかれたメェさんは「めぅ…?」と眠たげな声を零すと、そそーっとロキの足元にくっつく)
……その通りかもしれない。…人が冒す多くの悪さは…テレビで流れる報道を見流す程度には無関心な奴が多い…。俺が裁く必要も、ないのだろう。……俺は自分のコレに従っているとも言えるだろうし……それ以上に、自分の中のコレでしか生き抜く術がわからない…。正直…、自分の旅の目標を果たすための成り行きに動いているところはある…な。(ロキの紡ぐ言葉に同意を示しつつ…いざ体質に従っているかと言われたら少し考える仕草をとってぽつりぽつりと話すのだ)
ロキ・バロックヒート 2021年1月2日
あら、メェさん起こしちゃった?(かわいー、と呟きながら。ひょいと抱き上げて抱っこしようとする)
悪は、終夜くんが判断するのだとしたら。造った者の善悪に添うのかなぁ。……ひとをそうやって“造る”のは悪いことじゃないのかな。彼らは裁かれない自信があったのかな。(善悪に疎くても、なにがひととしての禁忌と云われているかぐらいは知っている。どこか、ひとのエゴを面白がってるように言う)今まで“そう”してきたなら、変えることは難しいよね。……旅の目標?(ころりと転がってきた、気になる言葉に聞き返した)
空・終夜 2021年1月8日
(メェは抱っこされると、「めぇ~…♪」と嬉しそうにロキにすり寄る。うとうと…仔羊はロキの腕の中で微睡む)
…いわゆるこの体を形成する法の元を辿るなら……そうだな。人殺しの技術も、何を悪とするのかも…すべて教えたのは製造者達だ。
……ヒーローズアース…。己が”正義”の為に邪悪だろうが、生粋の意思だろうが使いこなしてみせる世界…。…恐らく、”裁かれる”だなんてそんな答えなど眼中にない。(ぽつり呟くは己が生まれた世界と、そこに己が思う言葉。…エゴイストの塊さ。正義なんていうものは…)……ん、目標…。……俺はヒトを、探している…。同じ生業を共にしていた…知り合いを…。(こくっと頷き)
ロキ・バロックヒート 2021年1月10日
メェさん~~~(すりすりし返す。もふもふの毛を堪能しつつ、微睡みの邪魔しないような、ゆるい力を込めて)
製造者が思う悪を断じているのに、断じる者は――終夜くんは、それが正義だって思わなかったんだね。(君の態度からして、誇っているとは言い難い気がして)……ああ、ヴィランとヒーローの。……終夜くんを造ったのは、どちら?(何が“正義”か“悪”か、よくわからなくなってくる話。そう素直に思ったから)
同業者ってやつだね。その子も終夜くんと似た感じの名前を付けられたりした?どんな子なのかな。
空・終夜 2021年1月13日
(仲良くじゃれ合う一人と一匹の様子はとても和まされる。――くすり…、音を立てて終夜が笑った…気がした。メェはそのまま丸くなってロキにぴったり)
――…最初はそれが正しく、俺が生きるための役割だと思っていた。……けれど、誰かの悪が本当に悪なのか疑問をもつ瞬間があったんだ。…人の善悪を見極め、断罪する力があるからこそ……命令で動く兵器じゃなくて、…どうせ裁くなら俺の目で真実を確かめてから手を汚したい…。(だが、それが誇れる事かと言われればそうではない。無関心に人の命を奪える己は、むしろ
……)……あいつらはヒーローの…、成り損ないだ。俺を生み堕とした奴は。最初は世のために正義でありたいと願い続けたヒーローだった…。けれど、悪が消えぬ世の中に…いつしか、復讐心を持つようになって正義欲に狂った……そんな、成り損ないだ…。
空・終夜 2021年1月13日
…ああ。俺と同じ場所で造られた同業者…。……そいつは、俺とは真反対の名だ…。…名前は……黎(れい)…黎明と書いて、黎だ。夜明け色の髪と瞳が美しい…女性。…弱気を助ける強かな、魔法騎士なんだ…。(名前を紡ぐとき、どこか寂しそうな色が滲む。その名の人は、大切な人なのだと…きっと暗に伝わるかもしれない)
ロキ・バロックヒート 2021年1月16日
(ふわふわの毛に擦り寄ろうとして、少しばかり眼を丸くして見遣った。君はあんまりそうやって笑うことはなかった気がして)
ああ、やっぱり。そう造ったなら、そういう思考にさせるよね。洗脳――存在意義とも呼べるそれを疑うって、凄いことだと思うよ。(どんな瞬間だったんだろう、と。それに想像を巡らせるよう)正義を成すのは難しいからね。悪を許さないって云っても、悪を働くのも裁くのも結局は人の手だから。 ……そいつらは、裁いてあげた?(なんて、軽い調子で聞く)
ロキ・バロックヒート 2021年1月16日
綺麗な名前だね。その子を探してるんだ。終わりなき夜と夜明け、かぁ。(星空を見上げた。この場所自体、ずっと夜が続くかのよう。それに、語る口調に緩く首を傾げて)夜明けは、遠いの?(そんな問いを)
空・終夜 2021年1月24日
(仔羊に擦り寄ろうとしたロキが目を丸くする。何か変な顔しただろうか?首を傾げる。多分、終夜はあまり自覚がない。己の表情の変化に)
……俺が小さい頃…必死に、訴えかける奴がいたんだ…。どうせ、裁くことが自分達の使命ならば…、システムで動く人形だけにはなってほしくない…と。心だけは殺さないで、善悪を見極めてほしいと…。(ぽつり…話したのはきっとロキが思考していると思ったから) ……いいや……、俺が裁くには少し手に負えなかった…な。兵器は、な…常に量産されている…。(肩を竦めて首を緩く振る)だから俺は……俺の目的のために、あそこから逃亡した…。(格好悪い話だけど、な…なんておどけたりして)
空・終夜 2021年1月24日
ああ…その名が似合う、美しい女性だ。俺と対照的、だろ…。俺とは違って、感情も豊かで…優しい奴なんだ。(ぼんやり同じように星空を見上げながら、ふと問いかけられた言葉を聞けば……静かに目を細めて)まだまだ…、夜は続きそうだ。……一筋の光も、また見つけられずにいる。(真っ暗だ…と零す声は、果てない夜に彷徨う迷い人…。帰る場所を見失って、ただただ途方なく旅を続けているんだ)
ロキ・バロックヒート 2021年1月26日
ふふ。(つられるようによく微笑む口端が上がる。見た?メェさん。なんて、ぬくいかたまりをつついて)
そう、かぁ。……システムに従った方が、終夜くんは楽だったかもしれないけど。小さい頃のそれで、君の中の歯車は少し、噛み合わなくなったんだろうね。(きっと致命的に。それが今ここに君が居る所以だろう)ひとりとはいえ、猟兵でもなんとかできないって、結構おっきい組織なんだねぇ。逃げるのが賢明だったのかも。(同情も責めもしない。話を聞くスタンスは変わらぬよう)
ロキ・バロックヒート 2021年1月26日
その子も逃げたのかな。同じ環境にいても、強かだったんだねぇ。……ふふ、優しい子なのは似ているよ。(肩を軽く聳やかして。一緒に空を見上げた)
終夜くんは、諦めるつもりはないんだねぇ。(だったら、いつかは見付かるのかも。そんな気休めは言わないで)……終わらぬ夜が明けたなら、きっと綺麗なんだろうな。(そう、そっと呟くだけの)
空・終夜 2021年2月1日
(メェはつつかれると、うとうとしながら終夜を見やる。終夜の表情の綻びをジッと見つめると「めぅ~♪」とご機嫌に鳴いた。”みた~♪”と言っているようだ)……なんだ、何が見えたんだ…?(ぺたぺたと己の顔を触って)
……けど……今はきっとそれでよかったのだと思っている…。何が正しくて何がそうでないのか、疑問を持つことで俺は恐らく……人間らしくなれている…から。(とん…と自分の胸元に手を当てながら)…半ば、殺人集団の様なものだからな…。戦いに長けている奴らに囲まれたら……さすがに首が繋がってなかったかもな…。命を消費するくらいなら…逃げて、自分の目的に駆けまわる方がよっぽどいい。……否、いずれはあの場所は…滅ぼさなければいけないのだろうが…。
空・終夜 2021年2月1日
……いや…、アイツは…何処かに連れていかれた…。仕事で…組織の奴らに連れていかれてそれっきり消息がわからなくなった…。(何処かで生きているのか…それとも…。それは、神のみぞ知る…というべきかわからないが…)…優しい、か…?俺は…そんな事は…。(ネックウォーマーで鼻先を埋めて視線を緩く逸らす)
…見つけたら……伝えたい事が、山ほどある…。だから…、簡単に諦められない…意地があるんだ…。(死んでも諦めない…。そんな強い意思を瞳の奥に滲ませる)――夜が明けたら、どうなるか…。俺はきっと……光に解けてしまうのだろうな…。(目を閉じて、柔く頬を撫でる冷たき風を感じながら。寝言のようにぼんやりと言葉を零す)
ロキ・バロックヒート 2021年2月7日
(うんうん、頷いてからメェさんを抱っこし直して。君の頬もつつこうと手を伸ばす)
そうだねぇ。そのままだったらどんな子になってたかは、なんとなく想像はつくけど。こうして過ごしたりもなかったかもしれないね。(考え方がひとつ変われば。それだけでひとは巡り合えなくなるものだ)わー、こわいね。確かに無謀ってやつだ。……そいつらも、見逃せないなぁってなっちゃうのかな。(そうだと割としんどそうだね、と同情めいた言葉)
ロキ・バロックヒート 2021年2月7日
連れてかれちゃったんだ。どこへ向かったかも手掛かりはないのかなぁ。んー、誰かに想いを向ける子は優しいんだなって思うよ。相手を慮るものならなおさら。(ひとってそういうものじゃないのかな。首を緩く傾げて)
そっかぁ。もし見付けたら紹介でもしてよ。ふふ。(肩を揺らして、ふわふわと笑う。意思の強さをみとめながら)どうかな。……解けてしまいたい?(笑みさえ含むような、問い掛け)
空・終夜 2021年2月24日
(メェさんはもふり…体を丸めてしっかりロキの腕の納まる。頬を突かれる当の本人はされるまま。疑問を浮かべた瞳で夜風より冷たい頬を突かれた)
そのままだったら…、…甘いものを好きになったり、メェやクロと過ごそうとも…こうして誰かを目の前にして舟にも乗らなかっただろうな…。(何が好きか何を受け入れられるか…多分、その思考がこうして人やモノと出逢わせたんだと思う…)……いつか時が来れば、見逃せなくなる邂逅も訪れるだろう。…アイツらと再び出会う時、どう思うかはその時にならないと分からないからな…。(肩を竦めて、)
空・終夜 2021年2月24日
そう、だな…。……アイツは、組織にいながら…兵器(俺)に感情を芽吹かそうと頑張っていたんだ…。だけど……望まぬ人間にとっては、喜ばしい事ではなかったんだ。…優しいアイツと引き剥がされて……、行く先も伝えられなかったな…。ヒーローズアースのどこかには、いるのだろうが…。(ひとはそういうもの、か…ロキの紡ぐ言葉を己の中で解かしながら…)…心を向ける事ができたら、それはもう優しさなのか…。…そんな、ささやかなところから…生まれるものなんだな。柔らかな感情は…。
…きっと、紹介するさ…。ロキは、俺の…トモダチだってな。(ふっと目元を綻ばせて)……ん…解けたら、心地よさそうだな…。たくさん、眠ってしまいそうだ…。(解けた時はきっと、全て終わっている時だろう。
ロキ・バロックヒート 2021年2月28日
(つんつん。つっついたのちに、ぺたりと手のひらをその頬へ添える。体温は低めだけれど、君には温もりを伝えるだろう。にこにこと笑ったまま、疑問を浮かべるお顔を眺めて)
ずーっと“役目”のことを考えそうだもんね。良かったねぇ、メェさんにクロくん。あ、俺様もか。(なんて。舟は身動ぎに会わせてゆらゆらと揺れている)そうかぁ。その時はちょっと、見てみたいな。だって自分を作ったそんなやつらと戦うなんて“ヒーロー”みたいだし。ふふ。
ロキ・バロックヒート 2021年2月28日
ああ、君を導いたのはその子だったの。なるほど。(色んなことに合点がいった。君がどれだけ大事に思っているか、も)それは、絶対に会いたいね。終夜くんはこんなに甘いものが大好きで可愛くなったよ、君のおかげだよって教えてあげなきゃ。(うんうん、と頷いて。冗談めいたことを)
じゃあ、その時は眠っちゃおうよ。心ゆくまで、ゆっくりとさ。それから――朝がきて、目を覚ますんだ。
(小舟は映る月をいつの間に横切り、向こうの岸辺に辿り着きつつある)
空・終夜 2021年3月19日
(頬に添えられた手のひら。にこにこ笑っているから楽しいのだろうか。ロキの心の内は分からないが、自分にとっては心地がいいともいえるその温もりは少しだけ眠気を誘った。――だからか、ネックウォーマーの下で小さく欠伸が零れたなんて)
そうだぞ。ロキも含めて、今の俺の見つめる世界だ…。(こくんと一つ頷けば、舟は2人の動きにまた一つ揺れるのだろうか)…なら、その時は見にきてくれよ…。もっとも…俺がヒーローと名称つくならば、それはきっとダークヒーローの他ならないだろうが…。
空・終夜 2021年3月19日
…ん……、ロキが俺を教えてくれるのか…?……けど、それもいいかもな…。俺がどう変わったのか、どんな奴になったのか……トモダチが教えてくれたら、アイツはきっと笑う…。俺にトモダチができるなんて、思いもしてないだろうからな。(冗談めいたことに、冗談か本当か分からないいつものトーンで)
……朝が来たら、わかるだろうか
……?……朝日は俺を、起こしてくれるだろうか…。
(ぽつり、ぽつりと…消え入りそうな声色で呟く間に、舟は岸辺に辿りつく。――とん、と身軽な動きで、先に舟を降りる。舟が動かないように片手で押さえると、そっとロキに手を差し出す)――あっという間の時間だったな…。話に付き合ってくれて、感謝するぞ。…俺の話ばかりだったけど……次は、ロキの話も聞いてみたいな。(そう戯れる様に言葉を紡いで、柔らかに目を細めて見せた)
ロキ・バロックヒート 2021年3月28日
あは、眠くなっちゃった?ずっとお話してくれてたもんねぇ。(欠伸をするさまが小さな子どものように見えたなんて。云わないけれど、そっと頬を撫でながら笑っている)
俺様もそれに入ってるなんて嬉しいなぁ。(ゆうらり揺れる舟の波紋が、静かに湖面を刻んでゆく)ダークヒーロー、カッコいいじゃん。ぶっ潰しちゃおうよ。(物騒な応援をしつつ)
ロキ・バロックヒート 2021年3月28日
うん。ほら、自分じゃわかんないこともあるでしょう。笑ってくれるなら万々歳だけど、俺様がトモダチで良いのかなぁ。(なんて。こちらも冗談のように)
終わりなき夜が明けるんだもの。きっと起きちゃうよ。(軽快な調子で返しながら、その手を取った)
ついついいろいろ聞いちゃったなぁ。話してくれてありがとうね。――俺様の話?そうだねぇ、気が向いたら。
ロキ・バロックヒート 2021年3月28日
(月を閉じ込めた湖より離れれば、
夜明けまであとすこし)
【〆】