exam revision
尾宮・リオ 2020年11月20日
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放課後の図書室。
いつもの指定席へと腰掛ける。
窓際の陽が良く当たる場所。
本日も、ぽかぽか陽気で昼寝にも最適だ。
普段は人が疎らだが、
テストが近いこともあって、
わりと何処も席は埋まっていた。
教科書を開いて、いざ。
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尾宮・リオ 2020年11月20日
(真剣に教科書と睨めっこしている)
片羽・サラ 2020年11月20日
(あ、リオくんだ)(邪魔するの悩むなあ……)
(悩んだ末、傍に飴を置いた)
尾宮・リオ 2020年11月20日
(すぐ飴に気付いた)あれ、サラ先輩。ええと、これは?
片羽・サラ 2020年11月20日
えっと…甘いものでもどうぞ?(首傾げ)
前座っていい?試験勉強?
尾宮・リオ 2020年11月20日
ああ、有難う御座います。あとで頂きますね。そうですね、試験も近いので勉強してました。(どうぞ、と手で前の席を指した)
片羽・サラ 2020年11月20日
(前の席に座って)
そっかそっか。僕もだよー。
(教材を並べる。
2年の数学の教科書に加え、1年の数学の教科書もある)
尾宮・リオ 2020年11月20日
あれ。サラ先輩、それ、一年のものですか?(同じ教科書ですね、と並べて見せた)
片羽・サラ 2020年11月20日
そうー。
………いやあのね。2年の数学全然わかんなくてね……
基礎ができてないって結論になったから、1年からやり直そうかなって……
(うぐぐ。突っ伏した)
尾宮・リオ 2020年11月20日
ああ、なるほど。初手で躓くと分からなくなりますよね。教えられるところなら教えますよ。
片羽・サラ 2020年11月20日
ほんと!?でもリオくん、自分の勉強遅れない?大丈夫?
(がばっと顔を上げるが、次にしゅんとする)
尾宮・リオ 2020年11月20日
予習復習は毎日やってますし、僕自身の復習にもなりますから。お手伝いさせてください。(にこりと笑って、隣の席を勧めた)サラ先輩、教えるなら隣同士のほうが教えやすいので。来てもらっても大丈夫ですか?
片羽・サラ 2020年11月20日
わあ、ありがとう……
(物凄い優等生っぷりに舌を巻いた。後輩が偉すぎる。)
じゃあ、お願いします…
(隣に座った。書き込みだらけのノートと教科書を広げる。
書き込みからわかる、初期から躓いてるっぷり。
公式がまず理解出来ていない件)
尾宮・リオ 2020年11月20日
(書き込みが気になった)あの、ノート見ても大丈夫ですか?
片羽・サラ 2020年11月20日
どうぞ……
(すすす、と見せる。
教師に質問して匙を投げられた跡がある)
尾宮・リオ 2020年11月20日
有難う御座います。(ノートを見た。熟読している)サラ先輩、すごく書き込みされてるんですね。よく頑張ってますよ。どこから分からなくなったか、分かりますか?
片羽・サラ 2020年11月20日
……(じーんと胸が熱くなる)
あ”りがどおおぉぉぉ…!!
そう言って貰えたの初めてだよー!
なんか、最初から答えが違ってるんだよね…考え方間違えてるのかな…
(むー、と教科書とにらめっこ)
尾宮・リオ 2020年11月20日
え。そんな、お礼言われることですか?(普通の感覚で褒めたつもりだった)じゃあ、公式からおさらいしていきましょうか。サラ先輩、ここまでは分かりますか?(教科書に載っている公式を、芯が出てないシャーペンでくるりと囲む)
片羽・サラ 2020年11月20日
はーい。
ああ、ええとね。
(これはねー、と説明していく。
理解の仕方が独自性満点だった。つまり間違ってる)
尾宮・リオ 2020年11月20日
うーん。残念ですが違いますね。(間違いは正す)この式は、(丁寧に一から順番に教えて、躓きそうなところは重点的に詳しく教え込んだ)…──で、最後、これをこうすると、この解になります。分かりそうですか?
片羽・サラ 2020年11月20日
(真剣に聞き入っている。
どうしよう、教師のより分かりやすい!)
な、なんかわかった気がする…。問題解いてみていい?
(そわそわ)
尾宮・リオ 2020年11月20日
はい。どうぞ。解けなかったら、もう一度最初から教えますね。
片羽・サラ 2020年11月20日
最初から∑
(おののいた。
やがて解き始める。
時間はそれなりに掛かったものの、見事正解している)
尾宮・リオ 2020年11月20日
こういうのは躓く前のところも肝心なので。(解いてる間、自分の勉強をしてた)出来ましたか。…──はい、合ってますね、サラ先輩。ちゃんと解けてますよ。
片羽・サラ 2020年11月20日
………!!
(ぱぁぁって表情が輝く)
ありがとう、リオくん!うれしい!
(叫びたいのを堪えた。頑張って静かにしてる)
(そこからはコツを掴んだのか、自然な考察ができるようになった。
勉強を進めつつ、違う方向に進みそうになったら相談して直してもらってる)
尾宮・リオ 2020年11月20日
はい。どういたしまして。サラ先輩が頑張った成果ですね。(にこにこと嬉しそうに笑ってる)(迷ったり悩んだりしたら手助けをした。嫌な顔ひとつせず教え続けた。やがて鳴り響くのは下校のチャイム)…──と、もう。こんな時間ですか。
片羽・サラ 2020年11月20日
本当にありがとう…!
(嫌な顔一つしない様子に優しいなと思う。
そして鳴るチャイム)
あ、そうだね。そろそろ出よっか。
(教材を片付け始めて)
そうだ、リオくん。テスト終わった日の翌日は土曜だね。
良ければ昼から付き合ってくれない?
新しく出来たパンケーキ屋が、ふわふわで美味しいと評判で…!(きらきら)
尾宮・リオ 2020年11月20日
(ぱちくり瞬きを繰り返した)僕で良いなら、いつでも付き合いますよ。土曜日、空けておきますね。
片羽・サラ 2020年11月20日
ほんと!?嬉しいな!ありがとねー!
土曜、楽しみにしてるね!
(満面の笑顔が咲く。
やがて学校を後にした。
見送りは丁寧に辞退した。行くところがあるからだ。彼と一緒じゃまずいところ。)
じゃあ、リオくん、まったねー!
今日は本当にありがとう!お陰で手応え感じたよー!
(校門のところでぶんぶんと手を振って、くるりと背を向けた)
尾宮・リオ 2020年11月20日
(見送りを断られると思っていなかった。嫌な予感しかしないかな、と心で独り言ち。背中を向ける相手を見送った)(やがて完全に姿が見えなくなってから端末を取り出した)ああ、すみません。僕です、あの──(そうして互いに違う道を、歩いていく)