【雑談】店舗カウンター奥の間にて【その2】
御影・龍彦 2020年11月15日
相も変わらず、商売する気があるのか否か。
古書かごめ堂の店内に、店員らしき姿は見当たらない。
いや、厳密には人の気配は感じ取れる。
カウンター奥に声を掛けるか、何なら堂々と上がり込んでしまえ。
六畳ほどの畳の間、ちゃぶ台にお茶など置いて。
店長を務める竜人は、今日も呑気にサボっているのだから。
雑談スレ。ゆるゆるどうぞ。
メタ混じりな話題も可としますが、場の空気を守って楽しくお話しましょう。
0
御影・龍彦 2020年11月15日
(奥の間で、何やら一仕事終えた様子の竜人)
よし、コタツの準備完了っと。
本格的に寒くなる前に用意しておかないとね。
鉄・百 2020年11月26日
(もこもこに着ぶくれてやってきたケットシー)(デジャヴ)
こんにちは。
龍彦様、レイラ様、いらっしゃいますか?
段々寒くなってきて、お外に出るのに勇気がいる季節になって参りましたねぇ。
(ミトンで包まれた両手をすり合わせつつ店舗に足を踏み入れる。まだ冬本番ではないが、寒さが苦手な身にはこたえるらしい)
レイラ・アストン 2020年11月27日
(聴き覚えのある声。しかし、何故だかくぐもっているような? 僅かに違和感を覚えながらも、奥の間から顔を出してみる)
あら、いらっしゃいませ。百さん……百さんで合っているわよね?
(思わず素で確認してしまった。以前にも、着膨れて未知の生き物と化したケットシーとの遭遇を経験したような、そうでないような)
御影・龍彦 2020年11月27日
(レイラの上からひょっこりと顔を出す)
あ、百さん。いらっしゃーい。
グッドタイミングだね。
(アザラシの如き姿と化したケットシーにもまるで動じていない!)
今ね、ちょうどコタツを出したとこなんだ。
温まるまで少し時間かかるかもしれないけれど、良かったら上がっていって。
鉄・百 2020年11月30日
ええ、百でございますよ、レイラ様。
耳が出てないとわかりにくいかもしれませんね…(ニット帽をきゅっと掴んでひっぱる。ぴょこんっと見慣れた猫耳が現れた)
はい、これで元通りです(耳をぱたぱたさせて)
龍彦様もこんにちは。お二人共いらっしゃってよかったですわ。
ぐっどたいみんぐ……?
あら!コタツ!是非ともお邪魔させて頂きますね。
ではでは、これもグッドタイミングでしょうか(背負っていた風呂敷包みを畳みの上にぽんと置き)
実はご近所さんからお蜜柑を頂きましてね、おすそ分けに持ってきたんです。皆さんで召し上がってくださいな。
御影・龍彦 2020年12月2日
わぁ! ありがとう、百さん。
コタツに蜜柑は鉄板だものねぇ。今、容れ物出すね。
あと、そうそう。お茶は――。
御影・龍彦 2020年12月2日
……レイラさん、お願いしていいかな。僕だとまーた何かやらかしそうだし(流石に凝りた)
百さんはどうぞ、座ってて。少しはあったまってきてるはずだから。
レイラ・アストン 2020年12月3日
(見慣れた猫耳を確認。人違いでなかったことに安堵して)
あら、嬉しい。コタツに蜜柑……そう、もうそんな季節なのね。
(時の流れに少ししみじみ)
ええ、わかったわ。緑茶でいいかしら?
(師の様子に肩を竦め、お茶の準備に向かう)
鉄・百 2020年12月7日
ふふ、どういたしまして。我が家では全部食べきれませんから、貰って頂けると嬉しいんですよ。
コタツといったら蜜柑ですものねぇ。
……あらあらうふふ(師弟のやり取りににおっとり微笑み)
はい、ではお言葉に甘えてお邪魔しますね。
(もそもそとコートやマフラーを脱いで畳むとコタツに入り)
はぁ、極楽極楽……
コタツにお邪魔して、レイラ様にお茶を煎れて貰って……外は寒いですが、今日は良い日ですねぇ。
(尻尾がゆらゆらと機嫌良さそうに揺れている)
御影・龍彦 2020年12月8日
あ、いい感じにあったまってたかな? 良かった。
(揺れる猫尻尾に目を細めつつ)
えーと、蜜柑入れるやつはっと。確か棚のこの段に――(ごそごそ)
あったあった。このカゴに蜜柑を……(見つけ出したカゴに蜜柑を移し替えはじめる)
さーて、何段積めるかなぁ?
(移し替えている? 本当に?)
レイラ・アストン 2020年12月10日
(手早く薬缶を火にかけて。お湯を沸かす間に急須に茶葉を、加えて湯呑を人数分。慣れた手付きで用意して)
ねえ、龍彦さん。百さんも来てくださったし、さっき話してたお煎餅も一緒に……。
(お出ししたらどうかしら、そう師に問おうとし)
レイラ・アストン 2020年12月10日
(様子を伺い思わずため息。火を止めて、龍彦に近付いて手元を覗き込む。お湯が適温になるまでに、お説教は済ませたいが)
……龍彦さん? 真面目にやってる?
鉄・百 2020年12月15日
ええ、ぽかぽかで快適ですよ、龍彦様。
(コタツの天板にぽてんと顎を乗せ、蜜柑を目で追う)
ふふ、全部積めますかしらね?
(止める気はないらしい。微笑まし気に見守っている)
鉄・百 2020年12月15日
ああレイラ様、どうかお気遣いなく。
私は蜜柑の行く末を眺めているだけで面白……
うふふ。見つかっちゃいましたね、龍彦様(口元に手を当てておっとり微笑む)
ふふ、レイラ様の方がお姉さんのようですね。
御影・龍彦 2020年12月17日
(4つ目を積もうとしていたところでバレた!)
うわ! や、やって……今やります! 真面目に!!
(倒置法で言い訳しながら、積み上げた蜜柑をそっと両手で挟んでカゴの中へ)
全くもう……ほんとに姉さんが一人増えたみたいだよ(遠い目をして何か言ってる)
えーと、そうだそうだ。お煎餅だっけ?
うん、出しちゃおうよ。蜜柑とは別の入れ物用意するね。
レイラさんはお茶を運んじゃって。
(やろうと思えばやれる子らしく。竜人はてきぱき蜜柑を移し替えて、炬燵までささっと運び終え。再びカゴを取り出した棚の、同じ段を開く。整理整頓はきちんとできているようだ)
鉄・百 2020年12月27日
(可愛らしいなと思いつつ、にこにこ見守り)
あら、龍彦様にはお姉さまがいらっしゃるんですね。
お姉さまも龍彦様のような夜のような髪とお月様のような瞳を持ってらっしゃるんでしょうか。
あらあら、お気遣いありがとうございます。実はお煎餅も大好きなんですよ。
(コタツの天板に顎を乗せたまま、龍彦様を目で追い)
まあ、何て手際がいいのでしょう。
龍彦様はしっかり者ですね。
レイラ・アストン 2020年12月29日
(真面目に作業へ戻った師を見届け、自身も手早くお茶の準備を終える)
龍彦さん、確か五人兄弟の末っ子って言ってたわよね。
ふふ、お兄様やお姉様には可愛がられて育ったんじゃない?
お待たせしました、百さん。あとはお煎餅だけね。
(急須と、ほかほか湯気を立てるいつもの猫柄湯呑みを人数分。炬燵の上に並べて)
御影・龍彦 2020年12月30日
お待ちどうさまー。
おかきにあられに濡れ煎餅に……いろいろあるから好きなの食べてね!
(木製の器を炬燵に置いて、いそいそと炬燵に入る。器の中には各種の煎餅がてんこもり。一般的なものならだいたいあるのではなかろうか)
ん? 僕の兄弟の話?
うん、五人兄弟の末っ子で合ってるよ。レイラさん。兄さん二人に姉さん二人。
うーん……確かに可愛がられてはいたのかなぁ。僕だけドラゴニアンだから、何かと気に掛けられてたのかもしれないけど。
見た目については、百さんがご明察。髪や瞳の色はみんな似たような感じだよ。
体格や顔立ちは結構違うとこもあるけどね。
(さっそくお茶を一口啜る。ほっこり)
そういう二人には、ご兄弟はいるんだったかな?
鉄・百 2021年1月4日
まあ、龍彦様は五人兄弟なんですか。それはとても楽しそうですねぇ。
あら、ありがとうございますレイラ様。
可愛い湯呑。どの猫さんにしましょうか……私と正反対の黒猫さんにしましょうかね(猫柄湯呑をひとつひとつ眺めてにこにこ)
鉄・百 2021年1月4日
龍彦様もありがとうございます。おかきいただきますね(おかきを手に取り、ちまちま食べている)
そうなんですか、ドラゴニアンは龍彦様だけなのですね。
髪と瞳の色がお揃いなのは素敵ですねぇ。龍彦様の穏やかな性格から、ご兄弟の仲の良さが見えるようですよ。
(お茶をふぅふぅ。冷めるのを待っているようだ)
私は弟が一人おりましてね。しっかり者の良い子なんです。
……あ。自分だけ種族が違う、という点は龍彦様と通じるところがあるかもしせません。
なんせ私の家族、私以外みんな人間ですもの。
レイラ・アストン 2021年1月5日
それじゃ、私はトラ猫さんにしましょう。おやつがたくさんで、どれにするか迷ってしまうわね(湯呑を手に、その温かさに瞳を和らげ)
あら、百さんには弟さんが?
お姉さんはおっとりしているから、姉弟仲も良さそうね。
(悩みつつ、あられを一つ手にとった)
ああ、お二方とも転生者ですものね。転生のことはこの世界で一般的に知られていると聴いたけれど、やっぱり珍しいことではあるのかしら。
……私は一人っ子だから、お話を聴いていると少し羨ましくなってしまうわね。
御影・龍彦 2021年1月6日
(ハチワレ猫の湯呑を傍らに、みかんの皮を剥きながら二人の話に耳を傾けていた)
なるほどね。百さんの包容力は、上の子だから身に付いたっていうのもあるのかな。
それに、言われて思い出したけど、百さんとは転生者仲間だったねぇ。
(浮かんだ嬉しげな表情は、レイラの問いを受けて真面目なものに)
うーん。僕の家の場合は、親戚もみんな人間だったような。あんまり遠縁だとちょっとわかんないけど。
百さんのお家はまた事情が違ったりする?
(巡らせた思考を今ここへ、斜め上に向いていた視線を戻して)
……レイラさん、レイラさん。
良かったら僕のこと、お兄ちゃんだって思ってくれてもいいんだよ?
(弟子の呟きに即座に反応を見せる。気遣っているのだろうか、欲が漏れているだけなのか。何れにせよ真剣な顔で告げ、みかんを一房ぱくりと口へ)
御影・龍彦 2021年1月6日
(そしてこの顔である)(おみかんおいしい!)
鉄・百 2021年1月10日
うふふ、私の場合、おっとりというかぼんやりというか……姉弟仲はいい方だと思いますね。
屋根の上で日向ぼっこ中に寝てしまった時など、弟が屋根に登って起こしに来てくれますし。
あら、レイラ様は一人っ子なんですか。
しっかりしているお嬢さんだと思っていましたが、一人っ子なら納得です。
鉄・百 2021年1月10日
ええ、レイラ様と龍彦様に言われて改めて思い出しましたが、転生者でしたね、私。
ふふ、私達お仲間ですね、龍彦様。
龍彦様のお家は皆さん人間なんですね。
私の親族もほとんど人間ですねぇ……たまに転生者が生まれることもあるようですが、ケットシーは遡っても私が初めてのようですよ。
あらあら、まあまあ(龍彦様からレイラ様への提案に目を細め。龍彦様の柔らかそうなほっぺにニコニコ)
ふふ、でしたら私も立候補しましょうかしら。
レイラ様、良ければ私のこともお姉さんと思って下さいな。
レイラ・アストン 2021年1月11日
屋根の上で……(想像した。姉が猫の獣人。果たして、どんな毎日になるのだろう)
ふふ、何時か学生時代のお話を伺った時にも思ったけれど、百さんって意外とおてんばよね。
弟さんも何かとお世話をしたくなるのかも。
しっかりしている、か。そういえば、小さい頃からよく似たようなことを言われていた記憶があるわ。
私、少し背伸びしがちだったのかも。
もし年の近い兄弟姉妹がいれば、もう少しだけマイペースになっていたのかしら。
(お茶を一口啜って、百に微笑んでのち龍彦を見る。微笑みは明らかに呆れ顔に変わりつつあった、が)
レイラ・アストン 2021年1月11日
(二人への感謝と、少しばかりの悪戯心を込めて)
でも、今からでも遅くはないかしら。
ここに遊びに来ている時は、少し甘えてもいい? ねぇ、お兄様、お姉様?
御影・龍彦 2021年1月13日
そうなんだ? 百さんがケットシー一番手なんだね。
他のお家の事情も、なかなか興味深いなぁ。
(みかんを次々口に放り込みつつも、真面目に頷いていたが)
御影・龍彦 2021年1月13日
!!!(そしてまたこの顔である)
お兄さ……! 百さん、百さん。聴いた? ぼ、僕がお兄様だって!!
いいとも! 可愛い妹の頼みだもの、思いっきり甘やかしちゃうよ!
(レイラに向かって両手を広げている「胸に飛び込んでおいで」とでも言わんばかりだ)
(なお、そんな竜人の指先には、みかんの白い筋がちょろっとくっついているのだった……)
鉄・百 2021年1月16日
ふふ、確かに昔から活発な方かもしれませんねぇ。
弟には時々、どっちが上か分からないって怒られてしまうんですよ。
なるほど、レイラ様は一人っ子だからこそ、誰かに頼ったりする経験があまりなかったのですね。
ええ、今からでも遅くなんてありませんとも。いくらでも甘えて下さいな。
鉄・百 2021年1月16日
あらあら、まあまあ(お兄様とお姉様呼びに瞳を輝かせ)
ええ、聴きましたとも龍彦様。良かったですね。
私もお姉様なんて読んで頂けたのは初めて。嬉しいですわ。
可愛い可愛い妹の頼みですもの、たくさん甘やかしてしまいましょ。
(ふと龍彦様の指先に気付き、くすりと笑う)
龍彦様、ちょっとお手を拝借してもよろしいでしょうか?
(手拭を取り出しスタンバイ。拭きとるつもりのようだ)
御影・龍彦 2021年1月22日
え、僕の手が何か――(百に指摘されて気付いた)(これは恥ずかしい)
ハイ、オネガイシマス……(姿勢を正して手を差し出す)(兄への道は遠い)
レイラ・アストン 2021年1月23日
(優しい“兄”と“姉”。二人のやり取りに、思わず笑みが溢れ)
あらあら、お兄様は相変わらず手がかかるわね。あんまりお姉様を困らせちゃ駄目よ?
(わざと生意気そうに言ってみたり)
(湯気立つ香り高いお茶のように、何だか胸があたたかくなるやりとりだ)
鉄・百 2021年1月24日
ふふふ、私はお姉さんですから(龍彦様の手を取ってふきふき)
はい、これで綺麗ですよ(猫手でぽふぽふ、と優しく叩いた)
龍彦様のような可愛い弟でしたら、困りごとも大歓迎ですよ。
とはいえ龍彦様は優しい子ですから、本当に困る事はありませんけれど。
これはレイラ様にもいえることですけれどね。
ふふ、優しくて良い子達が弟と妹になってくれて、姉は幸せ者ですわ。
御影・龍彦 2021年1月30日
アリガトウゴザイマス……(正座)(お兄さんぶった手前、とても恥ずかしい)
(綺麗にしてもらってのち、お茶を啜ってごまかす。猫の手がふわふわでちょっと和んだ)
御影・龍彦 2021年1月30日
(ようやく落ち着いて。弟子の初めて見る一面に気付いた。いつもは真面目な少女の珍しい表情には、少し思うところがあって)
ねえ、レイラさん。時には、思いっきり甘えちゃったっていいんだよ。
……百さんと比べたら、僕は頼りないかもしれないけどさ。
はは、妹と姉さんが増えて、今日はとってもいい日だなぁ。
おやつもいつになく美味しいや。
レイラ・アストン 2021年2月4日
お兄様に、お姉様……ふふ。
(呟いて、はにかむような笑みを浮かべる)
(生真面目な少女の心はこの日、春の陽射しに照らされた雪のように少しずつ溶けはじめたのかもしれない)