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【●1:1RP】チャイルドバードの箱の中

エスパルダ・メア 2020年11月9日


To.チャイルドバード
――そう宛名された『間違い荷物』が古物商に届いたのは、ハロウィンの名残が木枯らしに掻き消された頃のこと。
「こんなところでどうしたんだい?」
「ああ、グィー。な、この住所ってここで良いのか?」
「ああ、ここで合っているよ」
タイミング良く通りがかってくれた郵便屋さんに訊いてみれば、流石の答えがぽんと返って。ついでに彼はこてんと首を傾げた。
「だけど……おかしいな。ここって随分前に廃工場になったはずの場所なんだ。見ての通りね」
そう、だから荷物を抱えた店番も首を傾いでいたところなのだ。すっかり寂れた赤煉瓦の工場らしきその場所には、動いている気配はなく、ただ静かな作業場だけが開け広げてあるばかり。
「廃工場?」
「そう、おもちゃのね。……見るに、君が持っているのもそうじゃないのかい?」
店番が抱えているのは両手で抱える程度の箱のようなもの。
それには『要修繕』と書いてある。けれどこの工場に直す誰かがいそうな気もしないのだけは確かだ。
「……直してみるか」
「できるのかい?」
「さあ。グィー、手伝ってくれねえか?」
ひとりよりふたりのほうが何とかなる気がする、なんていうのは根拠のないものではあるけれど。
「これ、『びっくり箱』って書いてあったからさ。つまり面白い箱になれば良いんだろ」
「面白い箱か……壊れっぱなしって言うのも何だか気になるしね。やってみようか!」
――そうして静かな工場で、壊れたびっくり箱の修繕は始まる。

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●グィー・フォーサイスとエスパルダ・メア
◯11/9から1ヶ月で〆

●びっくり箱の修繕をしよう
🎲両目の数(00〜99)が大きいほど修繕が上手く行く
🎲ゾロ目:二人合わせて三回出ると修繕が終わる(出なくても期限で終わる)
🎲赤目:修理に伴って起こること
0:物凄く変な音がか声がする
1:黒煙を上げる
2:ガタゴト動く
3:ちょっとホラーが人形が飛び出して来る
4:突然歌い出す
5:便利そうな修理道具が飛び出して来る
6:甘いお菓子が飛び出して来る
7:しょっぱいお菓子が飛び出して来る
8:花びらを舞い上げる
9:プラネタリウムを映し出す




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エスパルダ・メア 2020年11月9日
(寂れた工場は長らく使われた形跡もなく、少し薄暗く埃っぽい。周辺には頑丈そうな作業台とまだ使えそうなランプ、作業道具用と思しき小箱がある。扉を開け切れば光源には困らなさそうで、風通りは悪くないようだった。その代わり、)
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エスパルダ・メア 2020年11月9日
(びゅおおお。元気よく吹き抜けて行く秋――ほぼ冬の風)……オレは平気だけど、グィー寒いのとか平気か?(とりあえず、箱を取り出した。案の定大きなそれは橙色で、結構ずっしりしている。試しにつついてみて)
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エスパルダ・メア 2020年11月9日
(らららんるー。らっ――バァン! なんか突然歌い出したので全力で閉めた)
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グィー・フォーサイス 2020年11月9日
僕は(毛がぶおおおおっと揺れている。それも盛大に。)冬毛だから(ぶおおおお)大丈夫だよ。エスパルダは?(風の通り道に居た事に気づき、移動した。)…………今、何か聞こえなかったかい?
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グィー・フォーサイス 2020年11月9日
(気のせいかな?と首を傾げ、箱の周りをウロウロして眺めてみる。)
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グィー・フォーサイス 2020年11月9日
(触ってもいないのに、プスプスと黒煙が上がりだした。)わっ、えっ、わ!? エスパルダ、大変だ! どうしよう、これ!?
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エスパルダ・メア 2020年11月13日
ははっ、ほんとだグィー、毛がすげえもっこもこしてる。ぬくそうでいいなあ。(こっちマシだぞ、と場所を空けつつ)ああ、オレは平気。何せ本体が氷の剣みたいなもんだから……やっぱグィーも聞こえた――って、うわなんだ煙!?(突然上がった煙にぎょっとして二度見するもやっぱり煙である。目を丸くしながら)どうしようってどうしような!何これ爆発でもすんの、とりあえず離れ……ても変わらねえな、何か入ってんのかな……開けるか。(狼狽えたものの興味が勝れば、黒煙を上げる箱を開けようとして)
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エスパルダ・メア 2020年11月13日
(らんららららん!らん!)(また元気よく歌いだした。煙はどうやら止まったけれども、中を覗くどころじゃない元気良さで、)(らららん!)グィー、グィー、ヘルプ!!(どうしようこれ。歌声に負けじと助けを求めて振り向いた)
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グィー・フォーサイス 2020年11月16日
冬は温かいけど、夏は暑いよ。一長一短さ。ってエスパルダの本体って冷たいんだ? 夏は苦手ってなるのか、本体が冷たいから平気ってなるか、どっちなんだい?(君が箱を開けたら黒煙が収まったようだけれど、また箱が歌っている。)え、ええ? ど、どうしよう、ど、ど……(箱の周りをウロウロしてから、ぽふっと叩いてみる。)えいっ!
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グィー・フォーサイス 2020年11月16日
(黒板を爪で引っ掻いたような音が響いた。)ぅわわわわわわわあわわわわわわわ!!?!!!?!?!?!(両耳を両手で押さえて瞳孔がクワッと開いた。尾はぶわわと膨らんでいる。)
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エスパルダ・メア 2020年11月21日
なるほど、それで夏にサマーカットにしたいって言ってたわけか……。(妙に納得しつつ、問いかけにはオレも、と肩竦め)暑いのはてんでダメだな。溶ける今すぐ溶けるって気分。けど、そうなると夏の間の郵便屋さんの仕事、キツくねえ? ――って、おわ、なん……っな、この! 音! 無理!!(廃墟じみた工場にはよくよくその音が響き渡るからたまらない。取り敢えず箱に上着を掛けてみて、)
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エスパルダ・メア 2020年11月21日
大丈夫かグィー? なんださっきの音、初めて聞いた。(とんでもない音は止んだが、また何か歌い出している。くぐもった音がする)……歌うの好きなのこいつ? これ修理とかできんのかなあ……。ああでも何か、さっきより歌が心なしかご機嫌な感じになってるような。あれか、ろくに使われなかったからびっくりさせ方とち狂ってんのか?
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グィー・フォーサイス 2020年11月23日
サマーカットはね、涼しいけれどこう……尊厳が失われそうな気もするんだよね。あ、エスパルダもダメなんだ? 夏の郵便業はアイスと友達さ。僕は風魔法が得意だから、アイスを片手に風を起こせば少しひんやりするよ。(変な音が鳴り止んでいる事を恐る恐る確認しながら耳から手を離し)だ、大丈夫だよエスパルダ……変な音はいやだなぁ。……変だけど歌のほうがいいや……。なるほど、使われたかったのかなぁ。
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グィー・フォーサイス 2020年11月23日
(労るようにそっと箱に触れると、ぷすぷすと黒煙が上がりだす。)えっ、なんで!? 僕もしかして近寄らないほうがいい!?(ずざざーっと後ずさって距離を取った。)
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エスパルダ・メア 2020年11月24日
尊厳。(もこもことした彼をじっと見る。頭に浮かぶサマーカットと思い比べて)ああ……大事なもんが足りない感じ。そのもふもふないのは勿体ねえな。へえ、風魔法? 夏には郵便屋さんの涼風にあやかりたいが……魔法も得意なのな。風の魔法って、どんなことができるんだ?(感心したように瞬いてから、純粋な興味で楽しげな瞳を向けながら)
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エスパルダ・メア 2020年11月24日
……案外照れてんのかも?(ぷすぷすと上がる黒煙と距離を取った身軽な動きに軽く笑って)ふは、逃げることねえよ、グィー。お前さんに構われて嬉しかったんだったりして。しばらく構っててやれば良いんじゃねえか。こうやって話してるだけでも歌ったり煙出すんだから、それでも良いなら上々だ。――まあ、もし壊れてしまうにしても、見ててやれたら良いしな。しかし玩具か……グィーはこういう玩具とかで遊んだことってあるか?
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グィー・フォーサイス 2020年11月24日
まあ服を脱がなければ、バレないんだろうけどね……。チェンジリングとかなってなければケットシーはアルダワが故郷だからね、魔法が使えちゃうのさ。例えば……集合住宅のポストとかだったら一気にDMのポスティングとか?(パッと思い浮かんだのは、常日頃から仕事で使えることだった。)エスパルダは氷作成とかできるのかい?(問いながら、そろりそろりと箱に近寄っていく。)照れ屋なのかなぁ……。いきなり壊れたりしないか、ちょっと心配だよ。エスパルダって結構肝が座っているね?
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グィー・フォーサイス 2020年11月24日
(近寄ったらポーンっと何かが飛び出してきた! キャッチ!)あ、お菓子だ! おせんべーい。くれるのかな? エスパルダの言うとおりかも。(歓迎された!と喜んで)びっくり箱は、作って遊んだりしたことはあるよ。こういう音がしたりとかのは無いけど……オーソドックスなびよーんって何か飛び出てくるやつさ。
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エスパルダ・メア 2020年11月26日
なるほど……? とは言え夏は水着だって着るだろうしな。悩ましいとこってことか。……ああそうか、アルダワ。魔法が賑やかで良いとこだが――ふは、お前のも良い魔法だ。すごいな、流石郵便屋さん。(見ててみたい、と楽しげに笑う。風魔法で運ばれるDMの素敵そうなこと)それって特定の相手に遠くから届けるのもできるのか? オレも細々した氷作ったりするのだったらできるぜ。グィーみたいにいっぺんにたくさんってのは苦手っていうか下手なんだけど。(つい問い重ねながら軽く頷く。飛び出て来たせんべいには一瞬目を丸くするも、釣られ笑って。ナイスキャッチ!)ほんとに出てきた……すげえな! まあ、これでも本来武器だしな。壊れないのが一番だが。(具合を問うように覗き込んで見て)
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エスパルダ・メア 2020年11月26日
わ゛ッッ。(びよーーんとホラー風味なぬいぐるみが飛び出して来た。びよん、びよん。何度か跳び跳ねるぬいぐるみに濁点のついた短い叫びで、一歩二歩下がって)……なるほど、びよーんってこれか?(調子はよくなっているのかもしれない。結構びっくりした。)
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グィー・フォーサイス 2020年11月28日
そうそう、ヘタにサマーカットになっちゃったら海のお出かけのお誘いとかいけなくなっちゃうよ。アルダワでは魔法が生活に組み込まれているからね。楽に生活できるように使ったりもするんだ。特定の相手に届けることもできるけど……一度に一気に遠くに、とかになると僕は苦手かなぁ。近くだけさ。エスパルダは氷が作れるんだ? 夏にエスパルダを偶然見つけたら「氷ちょうだーい」って言っちゃいそうだよ。(せんべいを手に機嫌良さそうに笑って冗談を口にして)そっか、武器。なるほどって思っちゃったよ――って、わぁッ!?(毛がぶわわっとなってせんべいを落としそうになったが、慌ててキャッチ。)……いや、びよーんってそうだけど、そんな怖そうなのは出さないかな……。(びっくりしたーと心臓を押さえて)
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グィー・フォーサイス 2020年11月28日
(余韻でびよーんびよーんっとしているぬいぐるみへと手を伸ばし、箱の中に戻す。と、またぷすぷすと黒煙があがりだした。)……また黒煙が……。いや、うん、まあ、ちょっと心が慣れてきたよ。流石にね。
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エスパルダ・メア 2020年11月30日
へえ、そういやアルダワの生活っぷりはあんまり知らなかったな。楽で楽しいってのは良いと思うが、近くだけでも充分尊敬ものだ。オレの氷も一応魔法分類だけど、加減下手なんだよな。(下手と比べるのもどうかとは思うけれども、と思ったままを口にしながら)ああ、夏はよく言われる言われる。漏れなくバテてるが、代わりに風くれーって言って良いならいくらでも。(からから笑って冗談に乗りながら、だよなぁと半眼で直される人形を見送って)お、煙。……グィーには素直に照れるよなあお前……。(そろそろ感情表現に見えて来た)
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エスパルダ・メア 2020年11月30日
(誤魔化すようにまた歌い出した)……流石にオレも慣れて来た。あと落ち着いて聞くとこの歌、クリスマスの何かかね。(どことなくUDCアースでも聞き覚えのあるような、時折調子外れにクリスマスを歌う箱をココンと叩けば歌が止んだ)
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グィー・フォーサイス 2020年12月2日
僕らにとっては当たり前にある手足みたいなものだからね。エスパルダは加減が苦手なんだ? ドッカーンってなっちゃう感じ?(氷柱が何個もバーンと出来る様を想像して、ドカーンと手を大きく動かした。)風を送っても暑いと温風にしかならないからねぇ……(ハッ)僕とエスパルダが揃えば冷たい風が作れるね……!(物凄く名案を思いついたような顔をしてから、じぃっと箱を見る。)エスパルダへの愛情表現は歌なのかな。僕とエスパルダへの態度が違うのは、相手の区別がちゃんとつくってことなのかな。
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グィー・フォーサイス 2020年12月2日
うーん……あまり直ってる気がしな……あっ!(ぽぉんと飛び出てきた道具をキャッチ!)エスパルダ、みてみて! 修理する道具を箱がくれたよ! よぉし、ちゃんと治してあげるからね。
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エスパルダ・メア 2020年12月4日
手足……って、やっぱ当たり前なのな。オレは未だにしっくり来なくて不思議な気がするんだが。(手足。それは器物であった自分にとってはまだ他人行儀なものだとぼやいてから、大きく動く彼のふかふか手足に破顔した)そうそう! 細いのはいくらでもできるんだが、力入れるとすーぐドッカーンってしちまうんだよなあ。魔法のコツ教えてくれって言いたいくらい、こう。(下手なのだと、お手上げだと言わんばかりに肩を竦めて)……グィー、お前天才かもしれねえ。次の夏は氷で冷やっこい風にして涼もうぜ。(大きく頷いて輝いた顔をする、けれどもただし今は冬である。)ああなるほど、いや歌ってくれるのは嬉しいがなぁ……。区別ついてるんだとしたら――お! すげえ、修理してくれってグィーに頼んだわけだ。ふは、じゃあ見てやってくれよ。
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エスパルダ・メア 2020年12月4日
(よし任せた、と一歩後ろに下がった瞬間にぽぉぉんと飛び出て来たもう一組の修理道具を、条件反射でぽすんと受け止めてしまった)……オレにもやれと? わかったわかった、それじゃあ頑張ろうぜ、グィー。まずはなんだ……とりあえず、開けて見るか。
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エスパルダ・メア 2020年12月4日
(修理道具を獲得!)
(以降、修理ダイスに以降します)
(二人合わせて6回ダイスを振って、合計【200】以上で修理成功!以下で失敗します)
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エスパルダ・メア 2020年12月4日
(ゾロ目で一発修理成功。とてもすごい。)
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グィー・フォーサイス 2020年12月6日
元々のエスパルダは動けなかったから、そういう感じになるのかぁ。君は僕より手足が長いから何でもこなせてしまいそうに見えるけど……そっかぁ。(不思議だなぁと口にして、ふふっと楽しげに笑った。)僕らアルダワの住人は感覚で魔法を発動させたりもするから、コツもよくわからないのだけれどね。でしょ、天才でしょ? 次の夏は暑さに悩まれなくて済みそうだね!(えっへんと腕を組む。来年の夏頃にはすっかり忘れている可能性があることにも気付かない。)あ! エスパルダにも修理道具だ! 歌ったり煙だしたりで、箱と僕らの信頼が築けたのかな? よぉし、頑張ろう、エスパルダ!
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グィー・フォーサイス 2020年12月6日
【15】(フタが開いた箱の中を覗き込んでみる。が、どうすればいいのかよくわからない。ここかなと思う場所をちょいちょいといじった。)因みに僕、あまり上手に修繕できないかも。いや、頑張るよ。できるだけ頑張りはするけどね……(エスパルダへ期待の眼差しを向けた。)
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エスパルダ・メア 2020年12月8日
そ、何せ手足生えて二年かそこらだもんよ。まあ、その手に使われてたお陰で苦労なく動かせてるんだが。ヤドリガミによっちゃ馴染むまでろくに動けないって奴もいるらしい。不思議……って言えば、そういやアルダワに置かれてたこともあるぜ、オレ。(の、本体。と加えて釣られて笑う。こうして喋るのは楽しいから、悪くはないと、からからと)なるほど感覚……けどまあオレもどう使ってんだって言われたらわかんねえもんな。頼りになるダチがいて嬉しいもんだ、やった。次の夏が楽しみ――(ともあれすっかり嬉しげな横面に、びゅおんと吹き抜ける冬風。平気へっちゃらではあるが)……それよかもしかして、クリスマスプレゼント届けに郵便屋さんは忙殺されんのかね? 信頼されてんならいいが、そうだな、まずはこいつ直すの頑張ってみるか。
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エスパルダ・メア 2020年12月8日
【94】(視線を受ければ茶化すように片目を瞑って工具を握る。自信はないとも!やるだけやろうぜ、と言わんばかりの)グィーはこういうの苦手だったりするか? オレは割と好きなほうだが、まあ好きと得意は別物だが……お、グィーが上手いこと開けてくれたお陰で煤けたとこ見えたぜ。汚れ詰まってんのな。(道理でえらい音がするわけだ、と見えた汚れをこそぎ落とす。上手く行ったようだ)……ああ、風魔法が得意なら、中に風通してやんのも良いかもな。(上手く行けば、落とした汚れ滓まで綺麗にできるだろう。そういうのは?とグィーに視線を返した)
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グィー・フォーサイス 2020年12月10日
えっ、2年!?(想像以上に短い年月に、驚いて声が裏返った。)2年でそんなに色々できちゃうんだ、エスパルダは。すごいなぁ。しかもアルダワにいたこともあるなんて、動けないときからも世界をまたにかけていたんだね。(2歳の僕なんて、何も出来ない子猫だったよと笑って)説明するのは難しいことってあるよ。指がどう動くのか聞かれても、動くから動くって感じだし、(ね、と続けようとしたところで吹き抜けた風に、わぷっと声が漏れた。)……寒くなってくるとクリスマスシーズンの近付きでもあるよね。そうだねぇ、クリスマスはまぁ、ご想像通り忙殺さ。クリスマスカードの配達とか小さな小物の配達だけならまだいいんだけどさ……(これ以上は仕事の愚痴になるだろうか。ぐぐっと狭い額に眉を寄せて言葉を飲み込んだ。)うん、治してあげよう!
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グィー・フォーサイス 2020年12月10日
【113】(自身は無いといいながらも、君は手際がいい。それに比べて僕の貢献度は微々たるものだ。)……エスパルダ、君すごいね。やっぱりこういうの得意なんじゃない? ああ、風通しかあ。いいかも。溜まったホコリや今しがた取れた汚れを飛ばしてみるね。(胸ポケットにさした万年筆を取り出して、えいっと振るう。小さなつむじ風めいた風が起こり、ゴミをさらっていった。)
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エスパルダ・メア 2020年12月11日
オレが凄いわけじゃねえよ、今までオレを使ったヒトが凄いだけ。子供は子供らしいのが一番だろ。けどありがとうな、縁や魔法ってのは不思議なもんだ。(それに面白いもんだ、と笑う彼に笑って、聞こえ掛けた仕事のあれそれには、軽く肩を叩こうとして)……お疲れ、郵便屋さん。店の近く通りがかったら温かい飲み物くらいは出て来るから、寄ってってくれよ。
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エスパルダ・メア 2020年12月11日
【116】おお、すごいだろ……ってあれ、ここどうなってんだ……?(胸を張ろうとした瞬間に手が止まった。丁度その瞬間に小さなつむじ風がホコリや汚れを優しくさらうのに、ぱちぱちと瞬いて)いや、すごいのグィーのほうだ、これなら――(どうにかなるんじゃないか。風で転がり出てきた小さな螺子を嵌め込んで、ぱたんと閉じる。そうして開く)(流れ出したのは綺麗な音のクリスマスの歌。黒煙ではなくぶわりと吹き上がった花びらに――『ありがとう』の光文字が一瞬映される)
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エスパルダ・メア 2020年12月11日
グィー、やった! 治ったってさ。手ェ貸してくれてありがとうな。(凄い助かった、と笑えば嬉しげに、楽しいままに)……あ、このあと時間あるか? お礼がてらメシでも行こうぜ。(勿論奢る、と機嫌良く言う側で、ご機嫌に箱は歌っている。びっくり箱は無事修繕されて、きっと近いうち、誰かのクリスマスを楽しいものにするのだろう)
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エスパルダ・メア 2020年12月11日
(〆)
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