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🐠おかたづけ

穂結・神楽耶　2020年10月14日

穂結・神楽耶　2020年10月14日
（普段通りの和装の上から割烹着。襷上げしたそれを翻しながら、刀を抜くのに似た手さばきで箒を構える。あなたへと振り返る顔は酷く真剣だ）　それでは沙羅羅様、準備はよろしいですか？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月16日
（必要なものは何か、と使用人人形に問うたら貰った割烹着を身に付けて）（さて、道具は何を使えば良いだろう）（ひとまず此度の相方を真似して、箒を手に取る）……うん。うん、大丈夫。先月留守にしていた分も、がんばっていこう。（きょろり、見渡し）しかし、どこから綺麗にするか。

穂結・神楽耶　2020年10月17日
そ、う、ですねぇ……。ひとまずこの廊下からいきま……わっ。（踏み出そうと開いた襖から埃が舞った。さすがの埃の蓄積だ。ぶんぶんと首を振って顔に着いた気がする埃を振り払い、一歩目から箒で掃き出していく）　やっぱり溜まってますねぇ。これは随分とかかりそうです。

夕時雨・沙羅羅　2020年10月19日
わ、（広がる埃に驚いて、空中を箒で扇ぐ。……あまり意味はないと気付いて窓を開けた）風も操れたらな……。地道に、こつこつ、か。ひとの住まいは大変。（埃の目立つところをひとまずさかさか掃除して）濡れて大丈夫なら、全部流してしまうのに……。

穂結・神楽耶　2020年10月19日
流せたらそれはそれは楽ちんでしょうね……。（玄関や風呂場などはそれでもいいだろうが、廊下でやったら乾かすのが大変だ。おおまかなところはあなたに任せて曲がり角や隅の溜まりやすい部分を掃いていく） 沙羅羅様がお住まいのところはどんな家なんです？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月21日
ざぶざぶ……。木の家は、濡れたら傷むと聞くし。うん。（楽ばかりでも感謝にならないだろう。ゆるゆる手を動かしながら考えを打ち消して、あちら、こちらと掃いていく。） すまい？僕の？……森？元より自然物の僕には、家みたいに四方囲まれた空間は必要無いから。

穂結・神楽耶　2020年10月21日
あー、そっち系の方でしたか。それは失礼しました。（種族さえ違うのだから、生活様式も異なったっておかしくない。用意しておいた雑巾を固く絞って拭き掃除の準備をしながら傾けた首は正直だ） それじゃあこういう道具も初体験でしょう。うまく使えました？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月23日
生き物にも色々ある。僕の森も、家があってもアリス用。（だから、建物自体は身近にあるにはある。が、確かに中で生活することはなかった。なのでもちろん、）……うん。掃除道具も、調理道具も、知らない。慣れない。ばかり。きさらぎさんたちに教えてもらったり、みんなが使っているのを見て、わかるようになった。……と、おもう。（箒は目に見えて積もるゴミを取り除く、雑巾は見えない細かいゴミや張り付いた汚れを取る。やってみれば簡単だ。）掃除できれいになるのも、たのしい。

穂結・神楽耶　2020年10月25日
これまでずっと知らなかったことが分かるようになったってことは、沙羅羅様がちょっとずつ成長したってことです。きっといいことですよ。（床板を端から拭いていきながら浮かべた笑みは穏やかに。自然と見上げるような形になりながら）こと、学びに「楽しい」って感情は力になりますからね。ここで過ごして、ほかに楽しかったことって何かあります？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月25日
成長。オトナになってからも、まだ成長はするのか。……うん、経験が増えるのは、アリスに話せることも増える。（良いこと、ならば身になるように忘れないように。新しい雑巾で窓を拭き始め、）……他。そうだな、料理。おいしいものは元からすきだが、自分で作り上げるというのも、良い経験になった。

穂結・神楽耶　2020年10月26日
ああそっか、家が自然の中だと調理も出来ませんものね。（自分と視点の違う相手の語る言葉は新鮮だからついつい促したくなってしまう。床を拭いたせいですっかり汚れた雑巾を洗いながら見上げて）　ちなみに得意料理とかできましたか？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月28日
うん。森ではあまり火を焚くのは避けたいし。果物も花も、そのままでもおいしい。（透明感が増した硝子に満足げに頷き、投げかけられた質問を考える。）とくいりょうり……なんだろう。ジャムとか、パフェとか、甘くて綺麗なのが好き。（好きが得意かどうかは分からないが、完成したときに満足感を得られる。）……かぐやさんは、料理、慣れてるみたい。今回、作っててたのしいの、あった？

穂結・神楽耶　2020年10月30日
ああ！ なんだか分かる気がします。沙羅羅様、透き通って綺麗な色をしてますものね。すっきりした味のジャムみたいとでもいいますか。（突飛な想像かもしれないが、人を食べ物に当てはめる遊びだ。小首を傾げて小さく笑って） 一番得意な料理は和食ですけど……あんなにたくさん栗を仕込んだのは久しぶりでした。お掃除が終わったら食べませんか？

夕時雨・沙羅羅　2020年10月30日
ジャム。それなら僕は、甘いのかもしれない。（例えに満足げにして、尾を揺らす。おいしいもの、きれいなもの、それと例えられるのは嬉しい気がする。）ああ……確かに、いっぱい拾った。僕はまだ包丁に慣れなくて手伝えなかったが。栗料理、和食もある？ぜひとも食べたい。（提案に、わくわくと。）

穂結・神楽耶　2020年10月31日
ええ、もちろんです。レシピも豊富ですから……せっかくですし、頑張って頂いた沙羅羅様のご希望を伺って作りましょうか。（頷いて雑巾を手に立ち上がった。そうと決まればまずは掃除を終わらせようと、拭き上げる手に力を込めた。）

穂結・神楽耶　2020年10月31日
[〆]