かんなづきのよる
君影・菫 2020年10月4日
からころ、からころ。
茜色が空を染め上げる世界の中で、花下駄が楽しげに地面を鳴らす。
「少し歩くけど、堪忍ね」
そう笑えば、キミはきっと笑って胸を張ってくれるから。
うちもゆうるりと頷いて咲う。
仲良しのキミと向かうは自身が身を置く家。
人が居なくなった古びた日本家屋には今。
気ままなヤドリガミと、気付いたら居座る猫たちと、そして。
一匹の稲荷狐が縁を結んで暮らしている。
今日は、その子たちを紹介する日で。
今日は、キミと月を見ながらお団子を食べる日で。
今日は、夜が更け朝が来るまでキミとお話する日。
ふたりで持ちながら揺らす買い物袋には選んだ色々が詰まっている。
お団子、茶菓子、それから――。
今夜を彩る色とりどりの。
----***----
相手:お約束したかたと
期間:お互い切りの良いところまで
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君影・菫 2021年3月4日
(小言を云うつもりだった狐すら喉を鳴らす。まるで猫みたいに。簪の娘もまた降る言の葉に)……ん、しあわせ。ニーナはいっつも楽しいとかしあわせをくれるよな。(だいすきやよって柔く)
(今も咲いているのはバレて居ないかもしれないけど、我儘を言うならキミにも咲いてたら――なんて、願わずには)
ふふ、そう云うて貰えるんならうちも誘って良かったなあ。
月の世界見つからないなら、うちらふたりで探しに行ってまう?(行く術も何も持ってないけど、一番乗りでキミと見つけたいと思ってしまって)
はあい。取ってくるね。(やや静かな足音が少し後ろへ向かって、また戻ってきては、)はい、どーぞ。(差し出された一枚、おかわりは有るよと袋は隣に。見上げた空に月は変わらず明るく浮かぶ)
ニーナ・アーベントロート 2021年3月10日
菫さんには素敵な家族がいっぱいいるね。なんか、いいなーって思う。(ヒトとモノ、ふたつの視点から色んな関係性を築けるのはすこし羨ましいかも)
確かに、そうかも。ヒトが考えるからモノが生まれるし、ヒトの心を覚えてヤドリガミさんが生まれるんだよね……。 え、ほんと? あたしが主人公なら、結末は皆と一緒にとびきりハッピーエンドがいいな。(勿論「皆」の中には菫さんもいるよ、と繋いだままの小指をぴこぴこ)
服ってものに馴染みがない可能性も……うん、大いにあるね。まずはそれが最優先だ。(そんな衝撃的な光景見ちゃった日には卒倒しそう、と笑って)お名前、あたしが決めてしまっていいの? ……今のうちにつけたい名前、リストアップしとこうかな。(考えただけでちょっと緊張しちゃう。そわそわ)
ニーナ・アーベントロート 2021年3月10日
(心地好さそうに喉鳴らす狐さんは綺麗なのにどこか可愛らしくて、父娘の似たところを見つけたようで)あたしも菫さん達からいっぱい貰ってるよ。楽しいも、しあわせも。知らない間に交換こしてたんだね。(だいすき、と真似るように言の葉を返して)
(そんな風にじゃれ合いながら過ごしている今も、暖かさに誘われた心の花蕾がふわりと開いたようで)
……あ、この子達のお名前、格好いいの思いついちゃったかも。(発表、この子達が起きてる時の方がいいかな?ってお伺いを立ててみる)
あはは、それいいねぇ。生身で月まで飛んでくのは難しいだろうから……スペースシップワールドで宇宙船でも借りて、クルーズしながら探してみよっか。(どうせなら、探す過程もとことん楽しくいきたいから)
お、ありがとうー。じゃあお言葉に甘えて、頂いちゃおうかな。(「いただきます」と姿勢を正して、お煎餅に手を伸ばした)
君影・菫 2021年3月27日
せやね、人の生って解らんもんやな。うちは血の繋がりってのが無いからねえ。ふふ、ニーナもうちと家族になる?姉妹とか。(軽いものでは無いと知っているけれど彼女とならそれもいいと思って)
うん、どっちが欠けても生まれへんのよ。ヒトとモノ。切れない関係。
心配せんでもニーナが主人公なら最高のハッピーエンドやよ。その時は近くに居てもええ?(なんて。返る言葉が嬉しくて、もう一度ゆびを強く結んで離れたくない我侭を置いてみた)
ふふ、ニーナが卒倒せんように気いつけんと。うちはその辺慣れるとから対応は任せといてな。うん、ええよ。本人が自分で名乗らんかったら、決めてあげて。呼べないのは不便やから。(緊張の趣さえ微笑ましい、ふうわり頬が緩む)
君影・菫 2021年3月27日
はら、ニーナも貰ってたん?なら、うちらお揃いやんなあ。楽しいも、しあわせも。それから――だいすきも。(キミが紡げば殊更あまい音)ふふ、もっかい交換しよニーナ。(耳に届けるもう一度のだいすき)
(ひと時、ひと時、蕾は咲いていく。優しく開く花はキミとずっと)
名前、もう思いついちゃったん?この子たちが起きる前に聞いときたいかな。短い時間だけのうちらの秘密。聞いてもええ?
宇宙船の世界やったっけ、縁が薄いから忘れとったけど、宇宙を旅して探すのもええねえ。(すぐに見つけられくても過程から楽しくて、驚きに溢れてるはず)
(倣って奔放だった姿勢を正していっしょに「いただきます」。ひと口齧れば甘さに被さるしょっぱさ。癖になりそうな味が広がる)
ニーナ・アーベントロート 2021年4月3日
えっえっ、それは嬉しいけど…いいのかな。あたしまで菫さんのおとーさんの娘ってことになったら、ちょっとややこしくならないデスカ? だいじょぶ?(半分血の繋がった弟はいるけど、「姉妹」という言葉もまた特別感満載。唐突な申し出に目をしぱしぱさせながら狼狽えて)
わお、ほんとに? 菫さんがヒロインになってくれるなら、あたしも本気出して最高の結末目指しちゃうっ。(こうなったらいっそ、ずーっと繋いだままでいようか。同じ我が儘を抱いてくれてるのなら、尚更離れがたい)
慣れてるなら頼もしいや。……自分以外の誰かに名前を贈るのって、結構どきどきするねぇ。ヒトやモノが生まれて一番最初に貰うものだし、色んな願いをこめてあげたいな。(意を決したように「よっし」と頷いて)
ニーナ・アーベントロート 2021年4月3日
やーん、お揃い尽くしだね。楽しくて、しあわせ。…ふふ、あたしももう一回って言おうとしてたとこだったよ。(甘い言葉が耳を撫でれば、くすぐったい気持ちでくすくす咲う。やさしい気持ちの花が次々に芽吹いては蕾綻ばせるような、優しい時間)
(あのね、と一呼吸おいてから)
黒い子が『黒陽(こくよう)』で、白い子が『影月(えいげつ)』。…男の子だからかっこいい名前をって考えてたら、直感的に閃いたんだ。あと、太陽と月みたく表裏一体、この子達の絆が離れませんようにって願掛けも。……どうかな?(内緒話みたく顔近付けて、ぽつぽつ語る)
実はあたしも全然行ったことないし、探検するなら宇宙船の操縦方法とかも覚えなきゃだよなーって…。(なんて、課題は多いけどわくわくは止まらない)
(お煎餅を齧れば、ぱりっと気持ち良い音。お醤油の風味が香ばしくて笑顔になっちゃう)
君影・菫 2021年4月15日
ん、うちと姉妹になったからって、おとーさんと娘になるのは違う気がするからあんま気にしなくてええんやない?(全員が繋がることには未だピンとこないらしくて)そもそも桜狐は元より別の子のおとーさんやし、子供一人増えても困らん気がする。(なあ?と咲うば狐も同意のように鳴く。懐はとても広いらしい)
はら、隣の仲間1くらいのつもりやったらヒロイン。逆にうちがヒロインでええの?大人しくしてるのとか多分無理なんやけど。(うん、そーするって離れがたさがふたり同じなら甘えてしまおう。だって離せる気がしないから、ぎゅっと握る今一度実感させてと更なる甘え)
ふふ、持ち主たちの職でもまあ、ね。機会はあったしなあ。今更驚くことなにも無いんよ。確かに名前って不思議よね。最初に誰かから貰うものやもんなあ。(決意した顔に少し好奇心の色を滲ませる)
君影・菫 2021年4月15日
ふふ、お揃い尽くしなんてほんま贅沢やんなあ。誰かと共有するうれしさ改めて実感しとるわ。(ぬくもりを得た身体だからこそキミと共に出来るやさしいとうれしいの花咲く時間、芽吹いて咲き誇る)
はら、まあ。えろう格好ええ名前考えてくれたんなあ。太陽と月……うん、この子らいつも一緒やけど正反対やからしっくり来るわ。黒陽と影月……表裏一体、素敵やね。音に絆とニーナの心がぎゅって詰まってるみたいで、うちもうれしくなってまう。(密の話はキミの耳の傍、柔く咲う)
その時は誰かに運転して貰うかふたりで勉強しよ?(ニーナに押し付けたりはせんよって好奇心満ちたまま)
(煎餅をもうひと齧り。空の月はきらきら煌めき、夜は未だ未だ長い)
ニーナ・アーベントロート 2021年4月24日
なるほど、そこがイコールにならないなら……姉妹になるのも、いいかもしれない。(ちょっとどきどき)
桜狐さんのお子さん、いいこなんだろうなー。あたしも会ってみたい。(優しくてあったかい父親に大切にされてるその子をイメージしただけでも、気持ちがほっこり柔らかくなる)
ヒロインがバリバリ戦う物語だってあるし、あたしそういうの大好きだよ。(だから問題なし!と笑顔で頷く。ずうっと繋いだままの小指は、いつからそうしていたか分からなくなるくらい。甘えて、次は甘やかして。連鎖はまだまだ止まらないかも)
な、何だか頼もしい…!(貴女を通して自分の知らない大人の世界を垣間見たようで、ほわー、と感じ入るように小さな声漏らし)
ニーナ・アーベントロート 2021年4月24日
ね、あたしもそう思う。仲良しさんと同じ何かを共有できるって、幸せだよねぇ。(ヒトとヒト、心と心は共鳴してうれしさややさしさを何倍にも増幅させるから。笑み咲かせた貴女を見てるとまた幸せになっちゃう)
可愛い名前も好きだけど、この子たちが凛々しくかっこいい大人猫に無事成長できますようにーって、願いもちょっと込めてるんだよね。…勿論、絆も心もいっぱい詰めてたから、菫さんに分かって貰えて嬉しーな。(素敵、と褒める声を聞けば照れくさい気持ち。えへへ、とはにかみ指で頬を掻いた)
お、それは有難い…! スマホみたいに小さいのならともかく、おっきな機械を動かしたことってまだないから、あたし一人じゃなくなるだけでも心強いよ。(どんな旅でも、一緒ならきっと楽しくなるよねって目配せ)
(月が見守る静かな夜。お菓子と共にいただくお茶のいい香りにふわり癒されて、気づけばすっかりリラックスムード)
君影・菫 2021年5月10日
ふふ、深く考えんでええんよ。うちとニーナだけで考えれば簡単な話やもの。そないにかわええ反応されてまうと、明日から妹にしてまうよ?(なあんて、)
せやな、琴狐はお転婆やけどええこやよ。桜狐の言うことはよう聞くしなあ。(あたたかい娘は父親に懐くもの、その光景を自分だってよく知っている)ほんなら今度会いに行こか。琴狐の方はnyxに居るはずやし。
なんや、ヒロインて大人しゅうしとかんとあかん思てたけど、そやないなら存分に手伝いしてまお。うちも、護られてるだけよりずっと好きやわ。(お墨付きなら迷うこと無く頷いて。繋ぐ小指のえにしは終わりを知らない、連鎖して、もっとって増えてしまうのはあまりにぬくもりが甘いから)
偶にはそういう所も見せとかんとね。(片目をぱちりと瞑り、任せてと紡げば、漏れた小さな声にくすりと持ち主のような笑みを咲かす。大人の世界、されどキミにはきっと無縁の――)
君影・菫 2021年5月10日
しあわせ過ぎて持て余してしまいそ、零れても溢れそ。(元はモノでもヒトとヒトとして共鳴できる――うれしさ、やさしさ。増えて、キミの素直な笑みにまた咲く、これも連鎖。キミとの)
きっとカッコええ子たちになるやろね。ふふ、うちがニーナの想いに気づかん訳あらへんやろ?(得意気に咲うは童女の)大人になっても仲良しなのは変わらんくて、何れ嫁はんとか連れてくるんやろか。気付いたら大家族になってたりしてなあ?(未来を想う。頬掻くキミへまた、ゆうるく咲って)
うちはスマホもぜーんぜんわからんけどな。ふたり居れば迷子になったって平気、平気。(キミといっしょなら退屈なんて無いと、目配せに片目瞑りの仕草返し)
(更けてゆけば月は色濃く、きらきら見守る黄色のまんまるは月下の娘たちを照らして眠る気などは更々)ふふ、横なる?うちの膝貸すもええし、いっしょに転がるのもええなあ。
ニーナ・アーベントロート 2021年5月18日
なんて大胆な…。あたしが妹でほんとにいいの? 菫お姉さま……いや、お姉ちゃん、かな。(舌で転がして確かめるように発声しては、くすぐったい気持ちで身体をもぞもぞ動かした)
琴狐ちゃん、でいいのかな。nyxにいるならすぐ会いに行けるね。楽しみ、楽しみー。その時はお土産も持ってかなくちゃ。(桜色の父親に愛されてる、元気いっぱいな女の子の姿を思い描いてほっこり)
そうそう、ヒロインになれるのはお姫様だけじゃないからね。お手伝いしてくれるなら心強いよ。(優しく頼もしい貴女が貴女らしく輝ける物語、一緒に作れたらいいなって。祈るようにまたぬくもりと縁を結んで)
おぉ、早速菫さんのかっこいいところ見せて貰っちゃった。(お任せしちゃいますっ、と姿勢正して。普段の童女みたいに無邪気な表情とは違うおとなの顔に、同性でもどきどきしてしまいそう)
ニーナ・アーベントロート 2021年5月18日
ふふ、幸せも無限大だ。(ふたつの糸をより合わせて、結びつけ織り上げていくように。何処までも繋がっていくんだって、優しく咲う貴女となら簡単に想えてしまう)
流石菫さん。…そうだね。それにやっぱり兄弟は、仲良しが一番だよ。(思い浮かべるのは、自身の幼い弟。まだこの時は、距離感をうまく図れなくて。彼らにそういう苦悩は似合わない)お嫁さんに子ども…! 見てみたいなぁ。未来のお楽しみがいっぱいだー。
宇宙で迷子、怖くないの? 遠回りでも帰れたらいいけど、家族や友達はきっと心配しちゃうよ。……ならないようには、するけど!(気丈なウインクに瞳ぱちくり。あたしは多分心細くなっちゃうな…といつもより気弱そうな声色で)
(煌々と、それでいて優しく、満月は地上を照らしてくれる。秋の夜長はまだまだこれから)うん、一緒に横になろーか。膝枕だと脚痺れちゃうよ、菫さん。(優しさは嬉しいけど、ほんの少しの気恥ずかしさもあって)
君影・菫 2021年6月6日
え、ニーナお姉ちゃんの方がよかった?(きょとり不思議そうに彼女を眺めてから、少し悪戯っぽく)お姉さまにお姉ちゃん……ふふ、其の響き癖になりそうやも。(もう一回なんて、ねだってみるのは)
……あ、名前教えてへんかったっけ。うっかり。琴狐、女の子やよ。お土産はめっちゃ喜ぶやろなあ。(きっと姿はキミが想像する通りの)
確かに王道はお姫様かもしれんけど、そこはきっと友達でも仲良しでもええんよね。(手伝えるならどの位置でも良かったけれど、より近くで物語を紡げるのなら此れ以上は。祈りも願いも込めた指先にまたぬくもりを添わせた)
はら、格好えかった?慣れの適材適所くらいのつもりだったけど。ニーナに云われると……ふふ、擽ったい。(大人に咲かせた笑みはそのままに、微かに恥じらう様子は口許に置いた数本のゆびさきで)
君影・菫 2021年6月6日
ん、無限大。きっと尽きひんな。(合わせて、繋いで、編んで、結ぶ。キミと繋いでいく縁と絆の先。終わりが見えない結びでもきっと楽しい。だって、真っ直ぐで可愛らしいキミとの先は続いている筈だから)
(褒められた童女はもう一度ふふんと咲って)そやね。兄弟は仲良しがいっとう素敵。(それはキミと、キミの弟にも願いたい物なのは音にせず)ほら、この子たちが大人になるんはうちらより早いやろ? その時はニーナも会いに来てあげてなあ?
実感ないからかもやけど怖くはないねえ。だってニーナがいっしょに居るんよ? なら、うちは平気。でも家族に心配掛けるのはアカンからふたりで頑張ろ。(気弱な声に大丈夫と伝えるように音は迷いなく、真っ直ぐな)
うちの足を心配してくれるなんてニーナは優しいなあ。(そっと髪を解いて膝掛けを手繰りこてり横に。こっちこっちと招いて、可愛らしいキミを待つ)
ニーナ・アーベントロート 2021年6月17日
あ、あたしが菫さんのお姉ちゃん…!(その発想はなかったとばかりに目をまぁるく見開いて)あたし長女だから、姉って存在はちょっと憧れだったかも。…菫お姉ちゃんって、今後もたまに呼んじゃおかな。(貴女のおねだりには弱いから、つい照れ照れして)
…琴狐ちゃんかぁ、素敵なお名前。ふふー、今のうちに琴狐ちゃんの好きなものとか、聞いといてもいいかな。(もし会ったなら、その時は絶対甘やかしちゃう)
なりたいものになるといいよ。菫さん結構器用だし、どんな役もこなしてしまいそうかも。(貴女の物語の中でも、あたしがそういう存在だったらいいなって祈りつつ。絡ませたままの小指が、心をぽかぽか暖かくしてくれる)
うん、自分にない何かを持ってる人ってかっこよく見えるんだよ。…なんか、その仕草も何だか色っぽい、かも。(自分も真似するように口許へ指先をちょんと当ててみたけど、貴女みたいにはいかない。これが経験の差…!)
ニーナ・アーベントロート 2021年6月17日
やった。あたしと菫さん、ひょっとしたら最強コンビかもね。(この絲はもう解けない。やさしく微笑む貴女が一緒なら、どこまでも続いて繋がっていけそう。これからどんな形を創っていけるのか、期待は膨らむばかり)
…やっぱ菫さんもそう思うかぁ。一緒、だね。(いつもより言葉の歯切れは悪くなったけど、そう言って笑ってみせた) うん、うん、絶対行くっ。この子達の家族とも仲良くなりたいし。(成長した姿も、それから先も、楽しみに)
…ふふふ、そうなんだ。じゃあ信じてくれる菫さんが一緒のときは、あたしも怖がってる場合じゃないね。どーんと宇宙の大海原を往こう。(友人であり貴女のおとーさんである彼のことは、心配させたくないし。まっすぐな言葉に頷いて)
こっちの方が、顔も近いから。ひそひそ話とかもすぐにできるかなーって。(悪戯っぽく黄昏色を細めて、手招く貴女の傍でころんと横になる)
君影・菫 2021年6月26日
(見開かれた可愛らしい眸に満足気に咲って)そっか。ほんなら遠慮なく姉の位置貰ったろ。……ふふ、また呼んでくれるん? ほんならその時はめいっぱいニーナを甘やかそ。(やさしくて素直な子、くるくる変わる表情は愛らしい)
普段は狐白って名前やけどニーナには真名の方で呼んだげて。好きな物、間違いなく揚げは好きやよ。後はあっちのおとーさんの影響でたい焼きは間違いないと思う。(うちに似たあの子はきっと懐くんやろなと確信しながら)
ニーナに傍で七変化でも?(何に成れるとしても。傍に、それだけは。とっくに簪の物語の中で途を切り開く存在なのは彼女の識らぬ所だけれど。絡ませた指の熱に乗せられないのが少し残念で、けれど愛おしくてまた絡ませた)
あ、それは解るなあ。うちもニーナの背中見る時カッコええって思うもの。……はら、そう?(真似ただけの仕草だというのに、色っぽいなんて云われたら唇なぞる仕草も混じるかもしれない)
君影・菫 2021年6月26日
ふふ、うちはとっくにそう思っとったけど?(幼く当たり前のように咲う。繋がる、繋いでいく。切らせぬ自信だけは理由もないのに揺るがず、見えぬ行く先も楽しみのリズムでステップさえ踏める)
仲良しはいっとう素敵やけど、喧嘩したりすれ違うのも兄弟だから出来ることもあるし、その繋がりだからこそ有るものやから見守って行きたい思うよ。(誰に、何方に云ったのかはひみつ。歯切れの悪さだけは気付いていたけれど) ん、約束な。(また、楽しみがひとつ増えるからふうわり咲うだけ)
怖かったら怖がってもええんよ。うちが安心させたるから。(どーんと胸を張って)その先で宇宙の海も楽しめたらきっとお土産話になるよ。(お互いの家族にただいまを言いに行こって、怖がる素振りはやはり微塵も無くて)
ほんまや、めっちゃ近いねえ。(すみれ色と黄昏色が近くでお互いの色をほんのり映す。ころんころり。世界が少しだけ開けたような視界)
ニーナ・アーベントロート 2021年7月10日
うんっ。ここぞという時にはいっぱいお姉ちゃんって呼ばせてね。(その響きを口にする度、新鮮な気持ちになる。ちょっとずつでも慣れていきたくて)
狐白もきれいな名前だけど…そうだね。真名で呼ばせてくれるなら、是非。
なるほどー。揚げってあの、お稲荷さんに使うやつだよね。…でも、たい焼きが好きな狐さんの話は初めて聞いたかな。(一緒に暮らすと好みが似るというけれど、本当に家族なのだと聞いてる方まで嬉しくなる。逢えるその日が待ち遠しい)
七変化って、なんかわくわくする響き。それはあたしも一緒にやりたいな。(一緒なら何にだってなれそうだって、根拠はなくても確信はある。共に創り上げた楽しい物語が頁を彩る様を想像すれば、小指の熱は増すようで)
…あたしの背中、カッコいいの? 自分じゃ分からないから不思議な感じだよ。(素直な言の葉には嬉しさ滲ませつつ、唇なぞる仕草も思わず真似てしまう)
ニーナ・アーベントロート 2021年7月10日
…ふふっ。今更気づいちゃったよ。(屈託のない咲みに誘われるように、つられて破顔した。無限に続く繋がりと結び目の先が何処へ伸びても、軽やかに踊るように、貴女と駆けていきたい)
喧嘩は一人じゃ出来ないからねぇ。近くにいると色んな違いが目に見えるから、どうしてもぶつかったりするんだよって、お父さんにも言われたことある。…自然にあたしらしく在れたらいいな。菫さんの家族みたいに。(優しく背中を押された気がした。未来の約束もまた胸に確りと)
(その落ち着きと頼もしさは「お姉ちゃん」と言うよりも)姐さん、かっこいい…!
ふふ、じゃあその時は目一杯楽しい大冒険してから帰ろう。次は一緒に行きたいって言わせちゃう位にね。(そしたらあたしも怖がる暇なくなっちゃう、と楽しげに語り)
ね、名案だったでしょー。(月も見ていたいけど、至近距離で柔く輝くすみれ色に吸い込まれそうで目を逸らせない)
君影・菫 2021年7月19日
普段から呼んでくれてもええんよ、「さん」より何か近くてうれしいもの。でもニーナが呼んでくれる名前もすきやから呼びたい時にな?ね、お姉ちゃんの時はいっぱい甘やかしてええ?
ふふ、むしろニーナ相手なら真名の方が喜ぶはずやよ。
そうそう、お稲荷さんの。だってあっちのおとーさんが食べてたら、子供も食べたくなるもんやろ?(甘やかしてる様子が自然と想像も出来る)
なら七変化して色んな事する物語にしよ。隣で、いっしょに。(キミとなら何にだって、どんな役にだって。どの頁を開いても心る踊る物語が作れると確信は指の熱に繋がる)……ふふ、ほんま癖になりそ。(絡めて絡めれて、まるで絆編み)
ん、格好ええよ。本で読んだひーろーみたいに。絶対に負けない自信をくれる格好ええ背しとるよ。背はほら、自分で見えんから。(真似られた仕草に艷やかに咲いながら、ふうわり見せた女の背からは白磁のうなじが覗いていた)
君影・菫 2021年7月19日
ほんなら今日からはお揃いやんね。(おんなじ、と。片目を瞑り嬉しげに、楽しげに。絆を歩く路に結んで想い出重ねて、いつまでも踊ろ、掛けよ。時には高い壁に阻まれても、キミとなら飛び越えられるから)
せやよ。相手が出来ないと経験できん事もあると思うんよ。兄弟や家族は特にな。はら、素敵なこと言うおとうさんやんね。……ニーナはニーナのままがええよ。この子たちもこの子たちらしく在れますように。(届いていたらうれしい、見守らせてくれたらもっと、うれしい)
姐さん……ふふ、新鮮な響き。せやね。次を望まれるくらいの楽しい時間に変えて帰ろ。(怖がる暇なんて埋めてしまえばええ。いつだってキミの笑顔を探すからと楽しげな語りを重ねてゆく)
うん、ニーナは天才やった。(空の黄金色も綺麗だけど、目の前の黄昏もこんな近くで見れるのなら、瞬きさえ惜しいのは――)
ニーナ・アーベントロート 2021年7月26日
じゃあ名前もお姉さん呼びも一緒にやっちゃお。「菫お姉ちゃん」ってね。甘やかしてくれるの? …ちょっと照れちゃうけど、嬉しいなぁ。
それなら琴狐ちゃんの名前もいっぱい呼んであげよ。油揚げと一緒にお稲荷さん食べたら、もっと仲良くなれるかな。
わっわっ、それは最高だよ…! しかも隣でなんて嬉しい。(貴女とのあったかいけど壮大な物語は既に始まってるけど、いつも一頁目みたいに新鮮でわくわくする気持ち)
ほんとだね、癖になっちゃう。……あした帰るのがちょっと寂しくなっちゃうかも。
えへへー、菫さんのお墨付き貰っちゃった。
あたしって割と勢い重視というか…ハッタリもよく使うけど、それで誰かを本当に元気づけられてるなら、その虚勢も悪いものじゃないのかなって、思い始めてたとこなんだ。
(艶やかなうなじと首筋のラインはしなやかで美しく、なんとなく目の毒な気がして、月を見上げるふりして視線を外した)
ニーナ・アーベントロート 2021年7月26日
おそろい。お揃い…。いいことばだね。(ウインクを返せば咲みはまた深く。ふたりの想い出を重ねた路はそのうち天まで届くかも。世界と宇宙の隅々まで貴女と駆け回れたら、最高だろうなって)
そうだよね。…兄弟でも家族でも、どんなに距離が近くても、言わないと伝わらないことがあるんだよね。
うん、お父さんのこと尊敬してるよ。あたしらしく在るために、無理なく頑張ってみる。(お月様の元にだって、貴女のまっすぐな想いはきっと届いてる筈)
姐さんっていうと、一気にハンサムな感じ出るのは何でだろうねぇ…。
次があるなら、その時はうんと賑やかな旅にしちゃお。(おやつも沢山持って行こうね、と気楽に話せるのは、いつだって安心感をくれる貴女のお陰)
ふふー、ありがと。(柔らかく弧を描く唇に、はにかむような咲みを自身も返した。黄昏色がきゅっと細められる)
君影・菫 2021年8月4日
(甘美な響きに酔うてしまいそ)もう、そない贅沢な組み合わせズルいわあ。ニーナ、うちを喜ばせるのほんま上手。呼ばれる度に甘やかしてまうから覚悟してな? ふふ、照れるニーナとかご褒美やんね。
うん、仲良くなるし引っ付いて離れんかも。名前呼んで貰うのも、すきなものいっしょに食べるんも、うちと同じでだいすきな子やから。
隣を許してくれるなら、うち遠慮とかぽいってしてまう。(今だって物語の中だけど、巡るも演じるもあたたかな軌跡、次の頁が気になって止まらない本みたいな)離さなあかんのに甘い癖に掴まったみたい。……な、数日泊まってく?(もう少しだけさえ、編まれていくから)
勢いは見習いたい魅力、ハッタリは格好ええ使い分け。いつだってその背を追って、隣に立ちたいって思うん。ニーナはニーナのままで、キミの虚勢かて勇気になるから。(キミの視線逸しの意味は識らず。唯、小首を傾げて不思議そうに咲った)
君影・菫 2021年8月4日
せやろ? うちのお気に入り。だからニーナとはいっぱいお揃い増やせたらええな、なんて。(ふたり重ねる想い出は海の果てより長く、天を越えて。すべての世界、宇宙の隅々、行きたいトコは尽きる事はない)
そ、云わないと伝わらんのはモノもヒトもおんなじ。ヒトは伝える術も解り合うことも出来るから言の葉にしよね。
おとーさんを尊敬してるの、うちとお揃いやんな。無理はめっ、やよ。無茶は付き合うけどな。(見守りたい、寄り添いたい。キミにも、この子らにも手が届くなら)
はんさむ、うち格好ええ?(ふふりと咲うは大人びた)
そやね、迷子の次は楽しい遠足みたいな旅にしてまうくらいに。(おやつは幾らまで? 本で読んだフレーズを紡いで先程の大人から打って変わって童女の眸。やっぱりキミは咲ってるのがよう似合う)
ニーナの瞳、ほんま綺麗よな。(近く、近く覗いてしまうのは細められた暮れ空の色。見せてとワガママ零して)
ニーナ・アーベントロート 2021年8月21日
菫さんの笑顔、好きなんだ。喜んで笑ってくれるなら、沢山呼ぶよ。(お返しにとことん甘やかされるのだろうけど。貴女の前でなら、子供っぽく格好悪くなってもいいかな)
それは楽しみだなぁ。ふかふかの仔ならブラッシングとかもしてあげたい…。やりたいこと多すぎて、なかなかやり尽くせないかも。
そうそう、あたしと菫さんの仲に遠慮は無用だよ。(どの頁にも彩り満載で、何度も読み返したくなる。そんな物語が今も生まれてるのかなってわくわくする) ……着替え、多めに持ってきてよかった。勿論泊まってく。(また考えてることがお揃いだった。うれしさ編み編み)
狡いかもだけど、嘘も突き通しちゃえば本当になるって言うし。ぐいぐい進み続けていくのは一人じゃ結構疲れるから、一緒にいてくれると心強いよ。(半分流れる血のせいか、美しいデコルテラインには吸い寄せられるような魅力を感じる。大事な友達を噛んじゃう日が来ませんように、と)
ニーナ・アーベントロート 2021年8月21日
うんっ、いっぱい増やそ。姉妹ってお揃いの服とか小物とか持ってるイメージ。…気持ち的なお揃いも、ね。(考えてることはきっと同じだって、なんとなくだけどはっきり分かる。何処に行っても、ふたりの心は同じ彩だよね)
いつでも以心伝心、とはなかなかいかないからね。たとえ似た者同士の双子でも。(すよすよ眠る白黒兄弟を起こさないように、語る声はふわり優しく)
お父さんを悲しませることしたら、お父さんを慕ってる色んな人達にも悪いよね。気を付けながら無茶しようね。(悪戯な咲みひとつ)
依頼で戦ってる時も格好いいよ、菫さんは。
それいい! 宇宙に遠足だなんて、夢があるよね。(バナナはおやつと別枠ね、と無邪気な貴女へ弾んだ声を)
…ん、ありがと。あたしも菫さんの瞳、好きだよ。(貴女と同じ名前の彩は優しくて、答えの代わりに黙って見つめ返し)
君影・菫 2021年8月28日
うちもニーナの笑顔すきやから、甘やかし過ぎても堪忍ね?(知ってる顔はもう一度、知らない顔は見てみたくて。これは、ヒトの領域――この嬉しいはきっと、人の、)
ふわっとしとるし喜ぶよ。桜狐も好きやものね、ブラッシング。(ねえと咲えば、ぱたりと狐が尾を振る)何度でも会えるし、やりたいこと少しずつしよ?
はら、最高の甘やかし。なんや先越されてもうた。(ふうわりあたたかに捲られる物語の頁、キミがくれる煌めきは眩しい)ほんま? ふふ、うれしい。今寝てるあの子たちも喜ぶねえ。一番はうちやけど。(編む、お揃いを、うれしいを。またひとつ熱に)
狡いなんて。ニーナはホントにしてくだけやもの。虚勢かて嘘や無いよ。ん、おるよ。進みたい時、笑いたい時……泣きたい時も。(キミが見せた眸の色の揺らぎには気付いて、けれど知らない振りをして口許に弧を描く。例えば噛まれたとして、キミならという想いは眸のすみれに宿すだけ)
君影・菫 2021年8月28日
あ、物のお揃いもええな。浴衣も素敵やったし、物も気持ちもお揃いしたいなあ。ふふ、欲張ってしまいそ。(それでも許してくれる気がするから確り紡ぎにして。こころはきっと同じ彩、おそろい)
近い分、通じるものは有るかもしれんけど、近いから言わなあかんこともたくさん。(密やかに語る聲にやさしさ重ねて)
うん。誰も幸せにならん。でも子供の特権も使いたいから、気いつけて、な?(悪戯を合わせて、ふふりと可愛い悪巧み)
もう、ほんま褒めるの上手いんやから。(思わず得意げな顔にさえ)
宇宙から帰るまでが遠足なんてなあ。(うん、別枠って童女みたいにキミと音を弾ませる)
(甘いすきと綺麗ないろに溺れてしまいそうで、真っ直ぐな視線に柔く双瞼を降ろした)な、冷えてきたし次は二階の寝室で話そか。上でも月はよう見えるから。
ニーナ・アーベントロート 2021年9月10日
あたしの笑顔なら幾らでもあげちゃう。甘やかしてくれるなら尚更ね。(モノとして生まれても、ヒトと同じ豊かな心持つ貴女。見せたい顔も、見せて欲しい顔も沢山ある)
やった、それならあたしに任せて。毛並みさらさらにしてあげちゃうよ。(勿論桜狐さんも、と揺れる尻尾見て頷き)…うんっ、欲張りすぎず少しずつ楽しもうね。
…え、同じこと思ってくれてたの。(またシンクロだー、とはにかみ混じりに声弾ませて。綴る物語がどんどん増えて、分厚い本が一冊二冊並ぶように、心の中を充たしてゆく)
よかったぁ。備えあれば憂いなしってやつかな。(幸せの熱にゆるゆる溶かされ)
「ダメかも」ってネガティブな気持ちに引き摺られることあるでしょ。そういう時にハッタリかまして皆もあたしも元気になって、その結果上手く行けば願ったり叶ったりだし。
(噛んでしまえばやっぱり痛いだろう。もし貴女自身がいいと言っても家族は、友達は。そんな想いが駆け巡る)
ニーナ・アーベントロート 2021年9月10日
次は水着のお揃い着ちゃう? ハロウィン仮装でも可愛いかもねぇ。考えるだけで楽しくなっちゃう。(「ええな」って貴女が咲ってくれるから、また欲張ってみる。この気持ちもきっとお揃いかな)
…そうだね。近いぶんだけ、気持ちの糸がもつれたらお互いが苦しくなっちゃう、かも。(やさしい聲に心の中で絡まった感情がひとつひとつ、丁寧にほどけていくよう)
あはは、ありがと。確かに子供の特権も大事だね。(貴女みたいな娘がいたら、多少のお転婆は可愛さ故に許しちゃうかも)
周りにいる皆が沢山褒めてくれるから、褒め上手が移ったのかも。
(沢山寄り道するかもだから、お菓子は多めに持って行かなきゃ、と頷いて)
…ん、じゃあお言葉に甘えて二階、上がらせて貰おうかな。(秋の宵を渡る風は気まぐれに冷たいから。ぬくぬくごろごろしたいよねって咲いかけた)
君影・菫 2021年9月12日
幾らでもなんて安売りしてええの? うちに向けてくれるのは全部貰ってまうよ。甘やかしは呼吸みたいなもんやからどうも出来んけど。(これから色々見て、見せて行くのだろうと予感抱いて)
じゃ今日の桜狐のブラッシングはニーナに頼もかな。(桜の狐の尾がまたぱたりと揺れる)ん、時間はたくさんやからね。
うん、全くおんなじ。(ほんまお揃いやねと柔く緩く空気にあまやかな響きを融かす。綴る頁が、刻む物語が、あゝ増えて。気づけば本棚にもなる気がして、こころが高鳴った)
ニーナは備えられる出来る子、優秀やんね。洗濯は出来るし、足りんものは貸すから安心してな。(熱冷めぬまま、浮足立って咲う)
実はうち引き摺られる程ね、マイナスになること無いんやけど……(内緒話みたいに告げて)ニーナの背中は自他共に鼓舞するもんなんやなて。(――大切なひとに付けて貰える疵のいとしさ、其れは沢山見てきた。だから望むのかもしれない、証を)
君影・菫 2021年9月12日
はら、水着? ええな。はろうぃんの仮装も絶対かわええ。……も、早速欲張ってしまいそうな誘惑ばっか云うんやから。(ずるいと音にするけれど、キミから見た自分も同じかな、なんて)
近いから絡まりに気付かんくて、気付いたら締まってて。お互い苦しいはきっと、有ると思う。でもそれを知ってるニーナは……きっと、大丈夫やね。(解いてけるなんて、無神経にも似た響きのなかの少しでも祈りとして届けばいい)
――うん、だからそん時はふたりで使お?(子供の特権、と)
(お互いのおとーさんに叱られるのも愛情ゆえだろうから)
ふふ、みんな褒めるもんねえ。(自分を棚に上げながら、お菓子の話にはお菓子ばかりになるかもの戯れ。色んなお菓子が転がる船で旅するのはきっと、楽しい)
上はぬっくぬくやよ。先に桜狐と行っててくれる? うち、少し片して行くから。
君影・菫 2021年9月12日
(すやすや眠る二匹を部屋の中へ入れて、戸を閉める薄手の毛布を掛けて)……おやすみ、ね。(淡く灯っていた明かりを落として)
(玄関の鍵を閉めて。浴室を横目に後で場所伝えんと、なんて笑いながら自身も二階へと向かう。月は未だ昇ったまま)
ニーナ・アーベントロート 2021年9月20日
(初めに感じていた気恥ずかしさは何処へやら。美味しいものとお喋りと、甘やかしてくれる言の葉が心を蕩けさせてくれた。…でも満足するにはまだ早いのかな、とこれから綴る新たな物語に期待膨らませ)
今日のこと楽しみにしてたから、張り切って支度しちゃっただけだよ。
…ほんとに至れり尽くせりだなぁ。あたし、いつかは一人暮らしとかしてみたいなって思ってて。そしたら菫さんをうちに呼んで、このおもてなしのお返ししたいな。(真夜中までお話して、小さく咲う声が響く。そんな日を想像して)
確かに、あたしが落ち込んだり泣いたりしてた時にこそ、菫さんは傍にいて咲っててくれたよね。……あたしは元気でいられるのは、優しいひとが味方でいてくれるって、安心できるからだと思う。
(綺麗な白い首筋に赫い疵。きっと恐ろしいくらいに甘やかで美しいだろう。…そんな密かな空想を胸の裡にしまいながら)
ニーナ・アーベントロート 2021年9月20日
ふふ、色んなの着てみたいし、着せたい。イベントなんてなくても、お揃いしたくなったら一年中ね。(ずるいかも、と少し悪戯心を声色に滲ませて)
お菓子だらけの宇宙遠足、楽しいだろうなぁ…。あたし達ふたりだけじゃなくて、友達いっぱい呼んでパーティーとかしたくなっちゃうね。(皆と行けば、お父さん達の心配もちょっとは軽くなるかもね、って)
……おやすみ、ちびちゃん達。(夢の中でも仲良く、健やかでありますように)
さて、行こっか桜狐さん。(ブラッシングだー、とはしゃぎたくなるのを抑えて、ちいさな兄弟を起こさないようにそっと、桜色の父狐と共に二階への階段を上がっていく)
君影・菫 2021年10月7日
(二階のお部屋、分かれる前に聞いたキミの話を思い出しながらふっかふっかのお布団にご招待。パジャマに着替えたらちょっとしたパジャマパーティ?窓からは変わらず、煌々と月が顔を覗かせていた)
ふふ、ニーナ。布団の心地はどない? そういえば一人暮らししたんやっけ。そのときはオススメのお布団教えたるな。ほんでいっぱい遊びに行くん。あ、お返し目的や無いよ? でもニーナのおもてなしは、(気になるなあと、やわく紡いで嘘はいいっこなし。今日と同じくどんなに話しても飽きんくて、移動でもなければまた指も離せない気がした)
うん、これがニーナが笑えん時はうちが咲う。泣きたい時は泣いてええよってする。(隣におるからねて、)うちが優しい味方なら、そうさせてくれるのはニーナ自身なんよ。これでも優しくする相手は選ぶからなあ、うち。(キミの唇をなぞるような仕草をしようとしてから、自身の唇にゆびさき置いて。内緒と紡ぐは密で蜜)
君影・菫 2021年10月7日
ふふ、奇遇。うちも着たいし、ニーナに色々着せたいんよ。イベントは口実やけど、うちはもうそれも要らんかもなあ。(ずるくてええよと喜色を含ませ重ねて。だって得するのはふたりともだから)
そや、ニーナ天才やな。心配掛けたくないならいっしょに行けばええんやわ。お土産話ではなくなるけど、思い出話になるもんな。(だいすきなキミとの家族旅行を思えば笑みも零れる、あゝ楽しい)
(ころり布団に転がる、隣にはいつもは居ないだいすきな友だち。間には桜狐が入って、そっとキミを待っている。月は今日を写し取るくらいに綺麗で、記憶の中持ち主が涙しながら見上げた月の記憶が、微かに薄まった)
ニーナ・アーベントロート 2021年10月23日
(パジャマを着たならふわふわお布団と窓から覗く月と、貴女が待つお部屋へ。極上のお泊まり会って感じで心踊っちゃう)
うん、あたし基本はベッド派だけど、おすすめお布団も教えてほしいっ。疲れて帰った時に、寝心地の良いお布団が待ってたら最高に癒されるもんね。……えへへ、菫さんありがと。いくらでも遊びに来てね。(おもてなしの内容は、その時が来るまでのお楽しみ。指先繋いだまま夜更かしして、お喋り咲かせる日は待ち遠しく)
ニーナ・アーベントロート 2021年10月23日
二人だけのファッションショーとか、そのうちやっちゃおうか。(うちのワードローブまるごと持って行けるかな、と冗談交えつつ)
そうだねえ。楽しいばっかりならどんどんやっちゃうのが得だよね。
そうそう、思い出話。一緒にお写真も撮りたいし…。(ふたりでも皆と一緒でも、きっと素敵な旅になるだろうなって、思い描いただけでもわくわくする)
(小さい頃から、喧嘩した日以外はいつも相棒の仔竜が寄り添い眠ってくれた。もう夜も遅いからあの仔は夢の中かなって、お布団で待ってくれていた桜狐さんを見ながら思う。満月の日はたまに心がざわつくけれど、今夜ばかりは)…はぁ、しあわせ。
君影・菫 2021年11月13日
(ふわふわの布団は心地好くて、窓からの月は綺麗で、今日は心躍る日。だってキミがとなりにおるから。そうこれは――極上というなまえ)
はら、普段はベッドなんや。ならベッドの上でもふかふか出来るお布団をオススメしたる。ベッドならええ心地のマットも欲しいねえ。疲れたニーナには幸せになって貰わんと。ふふ、そない甘やかしたら桜狐とむっちゃ通ってまうよ?(いつかの一人暮らしをふたりで描く、楽しいを傍らに。繋いだゆびさきは、夢にまで融かしてしまえたらいいのに)
せや、ニーナ。
――あーんさして?
(突拍子も無いおねだり。ひとつだけやからとふふり咲って)
君影・菫 2021年11月13日
え、ほんま? ふたりで運べば沢山持てるんやないかなあ。(まるごと持って行くくらいの心意気を置いて、片目をぱちり戯れに瞬かせた)
むしろニーナとなら、やらなきゃ損までありそかも。
写真も記憶も、想い出ぜーんぶ欲張りたいねえ。(そこには誰が居るだろう、誰が写っているのだろう。未だ無いアルバム。けれど未来でもきっと咲っていると疑いは無くて)
……ふふ、しあわせ?
桜狐の枕は至極やから、ほらほら。
もっともっと、しあわせになろ。今日はそういう日やもの。
(いまは別の場所にいるキミの仔竜の分まで、たくさん。見守る今日の月は何処かやさしくて、月のひかりは包むように差しているから。もう少しだけ今日を手招こう。キミがくれるぬくもりにそうと甘えながら)
ニーナ・アーベントロート 2021年12月20日
(お互いの輪郭を月あかりが淡く照らして、部屋の中はちょっと幻想的。ちいさな楽園がそこには在った)
ほんと? あたしの故郷、これから冬になると結構寒いんだ。とびっきりふかふかのやつ、お願いしますっ。(寂しいなんて言葉を忘れてしまうくらい通ってほしいかも。いっそのことルームシェアするのも楽しそう、なんて思ったり。結んだ指先は朝になってもそのままだったらいいな)
ふぇ?(唐突な貴女の言葉にはきょとんとして、ちょっと間抜けな声が出たけれど)
…ふふふ、じゃあお願いしちゃお。
「あーん」なんてして貰えるの、いつ以来だろ。(照れくさくて嬉しくて、頬がゆるゆる)
ニーナ・アーベントロート 2021年12月20日
お、菫さん結構力持ちなんだ?(あたしのダンピールぱわーも凄いよ、と拳を握ってみせ)
やらなきゃ損、たしかにそうかも。(悪戯っぽい目配せに応え、真似っこみたいにウインクを返す)
…なんか、想像しただけでそわそわしちゃうねえ。(自分の笑顔も、大切なひと達の笑顔も、きっと其処にはいっぱい詰まってる。未知の未来がちっとも怖くないのは、貴女と一緒にいるお陰)
じゃあお言葉に甘えて、もふもふ桜狐さんを堪能させて貰お。(寝てもいいかな、と桜いろのお父さんを覗き込んで。しあわせに包まれ眠れば仔竜にも夢で逢えそうな気がする)
…今日はいっぱいありがとね、菫さん。
君影・菫 2022年1月14日
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ちいさな楽園は夢か現か。
寝転がるふたりには些細な事で大切なのは繋ぐゆびさきだった。
ふかふかの約束を零して紡いで。
部屋を分けるのならそう、今寝ているこの家はどうかと提案したり。
たくさん、沢山、時間なんて忘れて零して拾って、紡ぎ合う。
頬が緩むというのなら、もう一度とあまく囁く女の聲を少女は忘れないだろう。
そんなやり取りはこれからもっと増える。
増えた先で、切っ掛けを辿れば今日にも辿り着くかもしれない。
桜を持つの狐は彼女の大切な仔竜と出会う夢にいざなう。
隣の女はやさしく子守唄なぞ、口遊むのか。
それは夢に歩く、あなただけが知っていること。
届いた響。確かな響き。
……うちも、ありがとう。
『ニーナ』
確かにキミの名前が音と成り、世界に生まれた。
【〆】
君影・菫 2022年1月14日
(ひととせ掛けてのゆったりとしたお話有難うね。こういうのも贅沢やなってすごく、心に沁みるように思えたんよ。……ふふ、またお話しよな)