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【1:1】書斎

エウロペ・マリウス 2020年10月2日


※こちらは『誰でも発言・閲覧可能』な『低速1:1RP雑談』スレッドです※
◇お相手◇
エウロペ・マリウス(揺り籠の氷姫・f11096)

◇場所◇
城内にある奥の部屋に設けられた書斎。
部屋に設けられた扉の奥は書庫へと通じている。
書庫から持ち出された本を収納できる棚、そして常備されている紅茶の茶葉もあり、室内には軽く雑談できるスペースも設けられている。

◇形式◇
入室者1名による20~30レス程度の1:1低速RP雑談スレッド。
長文&短文お好きにどうぞ。

基本的に入室者は1名として、
・会話が終了して退室
・1週間以上返事が無い(その際には、エウロペが終了の旨を発言します)
上記2点において終了という形をとります。




入室
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退室
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エウロペ・マリウス 2020年10月2日
(書斎に置かれた椅子に腰掛ける。夜と闇に覆われたダークセイヴァーでは、蝋燭の明かりが無ければ本すらまともに読めないことに、憂鬱そうに深い溜息をつく)
……せめて、ヴァンパイア達からの支配から脱却出来れば、この世界の闇もひとつの風情として楽しめるんだろうけれど。そのためにも、ボクも頑張らないとね。
(自身の魔術に役に立ちそうな本を開き、再び勉強に励む)
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ノエル・マレット 2020年10月31日
(外套のフードを目深に被り闇の中を歩く。眼前へ現れた氷に覆われた城――美しくもどこか物悲しいその姿に少しだけ息を呑んだ。注意を払いながら城内へ入ると明かりが灯っている。……人が住んでいるのだろうか?部屋の中へそっと声をかけた)すみません、どなたかいらっしゃいますか? (無効票)
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エウロペ・マリウス 2020年10月31日
(突然の声に少し驚いたのか。肩を揺らして、振り返る)
……おや?
こんな辺境の地に、来客とは珍しいね。ここまで問題無く入ってこられたってことは、不審者というわけでもないみたいだし……。
(城に張った大型結界魔術は、悪意のある者の侵入を感知する代物。その結界が反応を示していないことから、部屋に顔を覗かせる彼女が善者であることに疑いはもっておらず、警戒心は無い)
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ノエル・マレット 2020年10月31日
(落ち着いた声。しん、としたこの城内で彼女の声はいっそう透き通るように感じられて。万が一に備えていた警戒を解くとフードを脱ぐ。ひとつに束ねられた髪がふわりと揺れた)ごめんなさい、驚かせちゃいましたか?怪しいものではなくて……ええと、このあたりを探索していたところ偶然こちらのお城を見つけてしまったので(彼女の手元を見る。読書中だったのだろう)……お邪魔でしたか?
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エウロペ・マリウス 2020年10月31日
(手に持っていた魔術書を机に置くと、フルフルと小さく頭を横に振って)
大丈夫だよ。
ボクとしては、この城が賑やかになることは嬉しいことだからね。廃城となって随分と経っていて、来客を豪勢にもてなすことは無理だけれど、お茶ぐらいは出せるよ。
もし、良ければ一杯どうだい?
(どうする?といった顔で、視線を書斎にある棚のティーセットにやる)
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ノエル・マレット 2020年11月1日
(頭を振るに合わせてさらさらと揺れる髪は白雪の化粧を施された絹のよう。柔らかな物腰からは冷たいどころかむしろ温かみを覚える。……自身の中にあった『氷の城の主』という存在のイメージ。それを大きく変更させるには十分だった)
いいんですか?ではお言葉に甘えて。……っと、その前に自己紹介ですね。私はノエル。ノエル・マレット。騎士として在るものです。よろしければお名前をお聞きしても?
(同じ色の瞳をまっすぐに見据えて名乗ればそっと着席して)
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エウロペ・マリウス 2020年11月1日
(着席する姿を優しげな表情で見て、丁重な仕草で夏摘みのダージリンを煎れると、ティーカップをそっとマレットの前の机の上に置く。そして、対面の椅子へと腰を下ろす)
少々手狭で申し訳ないね。
ボクの名前は、エウロペ・マリウスだよ。一応、この城の現主……という形になるのかな?
(騎士、という言葉にピクリと反応を示すと、その在り方が好ましく感じるようで、更に柔らかな微笑みを深める)
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ノエル・マレット 2020年11月2日
(どこか気品を感じさせる彼女の仕草。ありがとうございます、と述べてカップを手に取ればほっとするような香りが鼻をくすぐる。一口飲むとふわり、頬を緩ませた)
エウロペさん。ふふ、素敵なお名前ですね。とっても優しい響き。急にお邪魔しちゃいましたが騎士が城主のもとを尋ねるっていうとちょっぴり冒険譚の一幕みたいですね?
(自分で言うのもなんですけど、と付け加えてくすくすと笑う)
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エウロペ・マリウス 2020年11月2日
(つられるようにクスリと笑い)
そうだね。ボクにとって、騎士という存在は特別だからね。
騎士といっても、人それぞれに性格はあるのだけれど……。その在り方……というのかな? そういうものには、敬意をはらうべき尊いものだと思っているよ。
キミの在り方は、ボクの良く知っている騎士然としているようだから。
(かつて、この城で共に過ごしていた守護騎士達との日々を思い返して、寂しげに、だが嬉しそうに微笑み)
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ノエル・マレット 2020年11月3日
(大人びたやさしい微笑。その中にどこかあどけなさと儚さが同居しているように感じられるのが印象的だった)
ありがとうございます。エウロペさんの知っている騎士のようになれているのなら光栄ですね。
私の剣は仕えるべき主君に捧げるものではなく力なき人々のために振るうものですが、ええ。志はきっと同じく。
(故に誰かの騎士。背にあるすべてを護るもの。そう自身を定義した)
……ひとつ、聞いてもいいですか?このお城にはひとりでお住まいに?
(控えめに尋ねる。先の言葉が気になっていた。「廃城となって随分と経つ」「賑やかになるのが嬉しい」……それでは、まるで)
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エウロペ・マリウス 2020年11月3日
誰がために、その力を振るう在り方は、立派な騎士だとボクも思うよ。
(彼女の言う騎士の定義に、嬉しそうに頷く。
そして、控え目な質問に、一瞬きょとんとした表情を浮かべると)
……うん。そうだね。『今』はボク1人だけだよ。オブリビオンに滅ぼされた小国の居城といったところかな?
ボクは、一応そこのお姫様ではあったかな。
(変に気を遣わせてしまったようなので、少し困ったように眉を下げながら、冗談めかして肩を竦めて答える)
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ノエル・マレット 2020年11月4日
(――やはり、という思いと自己嫌悪。察していた。それでも否定してほしくて聞いた。……なんて、傲慢。)
っ……すみません、無神経でした。
(彼女の態度に救われる。自分よりずっと、大人だ。紅茶を再度口にするとそっとカップを置いて)
なるほど、どうりで物腰に品があるとは思ってました。騎士と縁深いというのも頷けます。
……エウロペさんは、この書斎で何をしていたんですか?調べ物とか?
(彼女は『今』を強く生きているようで。それならば今の彼女を知りたいと思う。先程机に置かれた本に視線を投げる。見たことのない本だ)
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エウロペ・マリウス 2020年11月4日
(問いかけを気に病んだ様子に、困ったような表情のまま)
大丈夫だよ。少なからず、こうやって話せる程度には、自分の中でも消化出来ている事だからね。悲しみや憎しみよりも、今はただ、他の誰かがオブリビオンによって不幸にならないように戦おうと思っている次第だよ。
だからこそ、ボクは精霊術や魔術の知識を求めて、こうしてお勉強と開発の試行錯誤というわけさ。
(先程机に置いた、自身の属性である氷魔術に関する魔術書を手に取ると、手渡す。自身のユーベルコードの元となった魔術などが詳細に書かれている)
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ノエル・マレット 2020年11月6日
(彼女の困った様子を見てはっとする。だめだな、わたしは。一度深呼吸をすると表情をいつもどおりに戻して)
……強いですね、エウロペさんは。尊敬します。
(短く本音を伝えると魔術書を受け取りぺらぺらと捲る)
わ、研究と開発ですか。私も魔法は扱いますがちゃんと学んだことってないので……きちんと納めてる方はすごいなって思います。剣や盾の扱いを中心に磨いていたというのもありますが育ったところにそういうものを学べる土壌も無かったので。
(モノクルの奥に知性の光を見たようで。少しばかり自分の浅学が恥ずかしくなる)
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エウロペ・マリウス 2020年11月6日
(僅かに記憶に残る、失われた祖国の魔術を自分なりに再現しているとは照れくさくて誤魔化しつつ)
そこは、人によっての向き不向き、というものなのかも知れないね。
ボクは、逆に剣をとって前衛を務めたりは全然出来ないから。体力の無さに自信があるぐらいだよ。
やはり、前衛職となると体力が必要になるんだよね?
(自身には持ち得てない前衛としての知識に興味津々のように、少し身を乗り出し気味に質問し)
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ノエル・マレット 2020年11月8日
(彼女の興味深げな様子が嬉しくて。自然に微笑を浮かべていた)
それはもちろん。私は前に出て敵の攻撃を引きつける、背後にいる人を守ることを信条にしているので。盾で少しばかり受けたくらいで疲れていたらお話になりませんからね。日々鍛錬、なのです。
あとは……相手をよく観察したりとか。雑兵はともかく強敵は闇雲に受ければ盾が抜かれないとも限らないので攻撃の初動だとかくせだとか……そういうものは意識してます。まあ『見る』ことに関しては後衛の方にも通ずる話なんじゃないかとは思いますが。こう、戦場全体を俯瞰しているイメージ、というか。
(常に冷静で柔軟。そうでないと後衛は務まらない、という印象だ)
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エウロペ・マリウス 2020年11月9日
なるほど……。
(話を聞きながら、小さく頷きを繰り返して)
オブリビオンは強敵揃いだから、前衛も後衛も、観察眼は養わないといけないだろうね……、敵の技も厄介なのも多いから。
もし、差し支えなければ、だけれど。マレットの自慢の技(ユーベルコード)があれば、是非聞きたいのだけれど……。
(知的好奇心が刺激され、そわそわとした様子で伺い)
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ノエル・マレット 2020年11月9日
自慢の技ですか?ううん……。
(少しだけ考え込む。使い勝手のいい技、切り札とする技、いろいろある。……でも)
……いちばん信頼しているのはこれ、でしょうか。
(剣を抜く。白い柄から伸びる蒼の魔力剣。合図をしたかのように刀身から崩れるとくるりとした紅の花弁がふわりと舞って。それらを自身の周囲にのみ制御し展開してみせた)
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エウロペ・マリウス 2020年11月10日
(綺麗に舞う紅の花弁の姿を眺めていると、帽子の上に座っていた氷の妖精が嬉しそうに舞い始め)
攻防一体、と言えばいいのかな? それだけじゃなくて、綺麗な技だね……。
色々と技をもっているように思えるけど、参考までにこの技を『いちばん信頼している』理由は聞いて大丈夫かい?
(エウロペの相棒である、エレメンタルロッドで氷の妖精でもあるコキュートスが楽しそうに花弁と共に踊っている姿を眺めながら)
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ノエル・マレット 2020年11月11日
(楽しげに踊る妖精を穏やかな表情で見守りながら)
私の制御下にあるので他者を巻き込む心配がない、とか。……理屈をつけようと思えばいくらでもつけられるんでしょうけど。……でも、うん。そういうのじゃないですね。理由を挙げるとするならばこの技がではなくこの花が。私にとって大切なものだから、ですかね。
(舞う花弁に指先がそっと触れる。いくつかが集まれば一輪のネリネの花へと変わって。手に取ると愛おしそうに見つめた)
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エウロペ・マリウス 2020年11月11日
(花弁と舞うコキュートスを呼んで、帽子に座らせると)
大切なもの、か……。
確かに、そういう思い入れがあるものを連想させる事象だったり、象った技となると特別になるよね。
綺麗な花弁であったことを考えると、マレットにとって良い思い出が込められているんだろうね。
辛い思い出だけならば、こんな綺麗なものにはなっていないだろうし。
(ネリネの花を愛おしそうに見つめる姿を見ながら)
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ノエル・マレット 2020年11月13日
(ネリネに視線を落としたまま。想いを馳せる様子は少しだけ幼く見えるかもしれない)
ありがとうございます。
……ネリネの別名ってご存知ですか?ダイヤモンドリリーっていうんですけど。由来は陽光に照らされてきらきらと輝くから、なんだそうです。
ちょうど、そんなふうだった。あたたかくて、眩しくて。それこそ私の世界のすべてを変えてしまうような。……そういう思い出だったのです。
(ふうっと息を吹けばネリネの花が無数の花弁へと戻り。視線を彼女へ戻すと舞う紅をそっと消した)
……ふふ、ちょっぴり話しすぎちゃいました。そろそろお暇しますね。また遊びに来てもいいですか?
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エウロペ・マリウス 2020年11月13日
(華やかな花弁に彩られていた部屋に、再び蝋燭の明かりのみが揺れている)
陽光に照らされてきらきらと輝く……。
そういう思い出であったのならば、特別になるのも納得だね。
(それを魅せてくれたことに、最大限の感謝を示すように微笑みかける)
勿論さ。ボクも、この城内が来客で賑わうのは嬉しいことだからね。
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ノエル・マレット 2020年11月14日
(彼女の微笑みからは気持ちが伝わってくるようで。少しばかり照れたように紅茶を飲み干すとゆっくりと席を立つ。楽しいお茶会は、これにておしまい)
よかった。今日はいただいてばかりだったので今度はお土産でも持ってきますね。
それでは。ご歓待を賜りましたこと感謝いたします、貴なる主どの。光なきこの地なれど、御身の光は幾久しく輝き続けますよう。
(あえて物語の騎士のようにうやうやしく一礼して――次いでいたずらっぽく片目を閉じた。)

(城を出ると一度振り返る。思いがけない出会いに感謝して小さく笑うと、ダークセイヴァーの闇の中に消えた) (退室)
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エウロペ・マリウス 2020年11月15日
(振り返ったマレットの姿に、軽く手を振って見送ると、再び手にした魔術書を読み始める)
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