🐠南瓜日和
エンジ・カラカ 2020年10月1日
ハロウィンの準備をしよう。そうしよう。
三日月眼を細めた狼が一匹。
君の隣で雑木林を眺めていた。
イタズラ好きな誰かがお化けの仮装をして驚かして来る。
・01〜69で風のイタズラ
・70〜00でお化け発見
・80以下でお化けを退治
(00=100)
◇お化け仲間の君と
◇10/15まで
0
エンジ・カラカ 2020年10月1日
ハロウィン。ハロウィン。ココでハロウィンの準備をするする。うんうん。(ハロウィンとは、肝試しのようなもの。そんな勘違いをした襤褸布が一匹)
琴平・琴子 2020年10月1日
(何かを間違えている気がする。ハロウィンとは一体。だって雑木林の中で準備をするのは聞いたことがない。)……あのエンジさん。おひとつお伺いしてもよろしいですか。ハロウィンって雑木林の中で何をするんでしょう。(無知ではないけれど、ハロウィンは良からぬものが混ざっているとはよく聞くしできればそれに会いたくもない。)
エンジ・カラカ 2020年10月2日
ハロウィンは、コノ中で準備して遊ぶ!知ってる?知ってる?色んなモノが出てくるンだ。邪魔者を退治して、ゴールして、ハロウィン!(隣からの問いかけにも、堂々と答えてみせた。肝試しとも取れる回答ではあるが、真っ暗な雑木林を見つめて嬉々とした表情を浮かべる)ハロウィンの準備もココでする。オーケー?
琴平・琴子 2020年10月2日
し、知りませんでした。ま、まあハロウィンって確かにそういうよからぬものも出てきますし……?(間違っていない、と思う。もしかしたら新しくできたハロウィンの情報なのかもしれないと瞬きをふたつ。)多分大丈夫です。で、ではっ……!(真っ暗な雑木林を真っ直ぐに捉え、怖くないと強く頷いていざ一歩、雑木林の中に踏み込んだ。)
琴平・琴子 2020年10月2日
(ぶわっと吹いた生ぬるい風に驚き振り向くもそこには何もいない
。)……。(嫌な予感がする。けど怖くないのだから大丈夫、と言い聞かせて前へ。)
エンジ・カラカ 2020年10月3日
(不意に生ぬるい風が吹いた。にんまり三日月眼は何も言わぬまま、先へと進む。手元に灯りは無い。月の灯を目印に進むしかないだろう)
エンジ・カラカ 2020年10月3日
(生ぬるい風はまだまだ吹き続ける)アァ、明かり。忘れたなァ……。コトコは大丈夫?大丈夫?
琴平・琴子 2020年10月3日
灯りですか?月が出てるなら……。(鞄の中から布のカバーが掛かったドーム状のものを取り出す。カバーを外せば薄暗く光る石の入ったランプ。月明かりを集めるように両腕で掲げると光を集めて2人の周りを照らせるくらいにはなっただろうか。)暗いのはよろしくないので。これで多少は見えると思いますが、逆にエンジさん明るいのは平気ですか。(明るすぎると見えにくいとか。そういう事はないかと尋ねる様に。)
琴平・琴子 2020年10月3日
(顔を掠める風に眉間に皺を寄せ、)これはそんなに眩くなるものでもないでしょうけども。(ランプを片手に持ち直して軽く揺らした。)
エンジ・カラカ 2020年10月4日
コレは平気ー。アァ……でもでも明るすぎるのは眩しいなァ…。程良い明るさが良い。コレ、光の調節出来る?出来る?(ランプを指差し、立ち止まる。光を集めたランプは魔法の道具か何かか、片手で影を作りまじまじと見た)
エンジ・カラカ 2020年10月4日
(風が強くなる。秋と言うにはいささか不快な風だ)今は秋。ケド、夏みたいな風が吹くなァ……。
琴平・琴子 2020年10月4日
少々お待ちを。(取り外したカバーの裾を折り畳みランプに被せる。物理的に光の露出を絞って一人分を照らすぐらいの明かりの量に。)これぐらいで平気ですか?(もう少し光の露出を絞ることもできますけど。そう言いたげにカバーの裾を軽く引っ張った。)
琴平・琴子 2020年10月4日
(季節外れの暖かい風は絶えず。夏という言葉を耳にして過るのは、できたら目の当りにしたくない幽霊。)まだこれなら涼しい方が良いですね……。
エンジ・カラカ 2020年10月5日
うんうん、平気平気。アリガトアリガト。(明かりの量が絞られた。片手で丸を作り、道を行く。暫くすると、墓地が見えて来た)ココ。ココで準備をするする。そうやって聞いたヨー。準備をしてたら涼しくなるかも。
エンジ・カラカ 2020年10月5日
(冷たい風と共に何かが横切った。喋る事を止め、耳に神経を集中させた)アァ……。(片足を出して様子を伺う)
エンジ・カラカ 2020年10月5日
(素早く通り過ぎようとした何かが足に引っかかる)コトコ、こいつ。(そこに居たのは真っ白いシーツを被った妖狐の子供だった。ほんのりと甘いお菓子の匂いがする)
琴平・琴子 2020年10月5日
(見えてきた場所に瞬きをひとつ。思わずお彼岸の言葉が過るも今はハロウィン。そんな筈はないだろうと、涼しくなるのは背筋ではないのだろうかと否定するように首をぶんぶんと振る。)墓地で何、を。(は、と息を呑んだ後に真っ白なものが目に入る。サッと貴方の後ろに隠れ、様子を伺うようにちらりとのぞき見る。)これ、会ってはいけないものなのでは……?
琴平・琴子 2020年10月5日
(すん、と鼻に届いたお菓子の匂い。もしかしてと懐から取り出した包み紙に包まれたキャンディーを一つ摘まんで取り出し。)此方をご所望です?(後ろから様子を伺う様にそうっと差し出す。)
エンジ・カラカ 2020年10月6日
(お化けの真似をした子どもは差し出されたキャンディーを見るなりシーツを脱ぎ捨てた。足はきちんとある。正真正銘、生きた狐の子だ)アァ……ハロウィン…。なるほどなるほど。こうやってお菓子をもらうンだなァ。準備には真っ白いシーツがいるいる。うんうん。(なるほど。と繰り返し、狐の子が脱ぎ捨てたシーツを観察した)コレに葉っぱトカつけたらもーっと怖くなるヨ。
エンジ・カラカ 2020年10月6日
(キャンディーの甘い匂いにつられてもう一人現れた)オデマシダー!
エンジ・カラカ 2020年10月6日
(今度は一筋縄ではいかない様子。伸ばした足には引っかからず、襤褸布の後ろに隠れる君を目掛けて突進をした)
琴平・琴子 2020年10月6日
(こっちに来るのが分かるなり焦りの表情を一つ。大きく目を見開き一歩引き下がるも、逃げるわけには行かず。)ままま待って下さい此方に来られてはいけませんってば何もありあませんってば!ひゃあっ(ボロ切れの周囲をぐるりと回り。追い掛けられて追いつきそうだと思った瞬間に体勢を低くした。)
琴平・琴子 2020年10月6日
(体勢を低くし、丸まってしゃがみこんだ途端。突進してきたもう一人はそのまま突っ込んでくるかと思いきや大きく飛び越えて地面に激突したようだった。)……あれ?(来るはずの衝撃は来ず、前を向く。地面に激突したであろうもう一人の様子を見に、近づく。ずりずりと起き上がったシーツの下には変化が解けた狐の子。)……もう。お仲間ですか。びっくりさせないでくださいませ。(重たい溜息一つ吐いて包み紙のキャンディーを一つ渡した。)
エンジ・カラカ 2020年10月7日
アァ……仲間だったのカ…。甘い匂いを嗅ぎつけてやってきた?やってきた?コトコ、ちょっと休憩をしよう。そうしよう。シーツに葉っぱを付ける手伝いがしたいしたい。(最初の子から奪ったシーツは古くはあるものの味気ない)
琴平・琴子 2020年10月7日
葉っぱ?(視線を古いシーツに向ける。)それをシーツに付けて何を?(膝をついて狐の子を立たせ、転んだ際に付いた土埃を払ってあげると同時に怪我は無いかと尋ねると狐の子はゆっくりと頷いた。)整備されてない墓地なら大量の枯れ葉ぐらいありそうですけども……。
エンジ・カラカ 2020年10月8日
アァ、コトコ。シーツに葉っぱをつけたら怪物が出来上がるンだ。真っ白なシーツだけでも一瞬なら怖い。ケド、葉っぱだらけの怪物はもーっと怖い。ハロウィンは驚かすモノー、ハロウィンの準備ー。オーケー?(シーツに葉っぱを付けてハロウィンの準備をするのだと言いはる。白いシーツを片手に狐の子二人も伴って、墓地へと足を踏み入れた)整備されてない墓地を探そう。うんうん。
琴平・琴子 2020年10月8日
シーツに葉っぱの怪物。(そんなものがいるのかと興味が沸いた。)いやハロウィンって驚かすものではないと思いますが……。(でも葉っぱまみれのものが出てきたら確かに驚くし、あながち間違いではないだろうが。歩みはボロ切れたちの後に続いて行く。)あとは、葉っぱが落ち切っている樹の周りにもありそうですよね。(暗くてよく見えないからランプを翳す。手入されてない墓地や樹はどこだろうか。)
エンジ・カラカ 2020年10月9日
ハロウィンは驚かさない。(シーツを片手に狐の子たちと顔を合わせ、瞬きを繰り返した)アァ……葉っぱの落ちきった場所。どーこだ。
エンジ・カラカ 2020年10月9日
(木の上にシーツお化けを発見した。三人目である)
エンジ・カラカ 2020年10月9日
(木を揺らして三人目を落とした。どうやら驚かそうと木に登ったものの、降りられなくなっていたようだ。ぐずぐずと泣きながら、君の方に歩み寄り、片手を差し出す。それでもお菓子は欲しいそうな)葉っぱダー。(木を揺らした拍子に葉が落ちたらしい。狐の子は君に任せて、仲間たちと葉を集める襤褸布)
琴平・琴子 2020年10月10日
(泣きながら手を出してきた狐の子に飴を一個上げて怪我は無いかと埃を払ってあげる。ぎゅうと飴を握り締めて頷いた様子に安心するも、膝に泣きつかれて離れず。)……ハロウィンは驚かすよりも先にお菓子が欲しけりゃ悪戯するぞの一言ですかね……。ああもうお前、泣く程怖いならもう登っちゃだめですよ。葉っぱ、そちらにありましたか?
エンジ・カラカ 2020年10月11日
コッチコッチ、コッチにあるある。(少し奥まった場所。枝と枝とが重なるそこに三匹が集まっていた。君に引っ付いて離れない狐の子は一番小さい。ぐずぐずと鼻を鳴らす音を聞き、足元に落ちていたどんぐりを襤褸布が差し出す)お菓子が欲しけりゃ悪戯するぞー。
琴平・琴子 2020年10月11日
失礼、お菓子をくれなきゃ悪戯するぞの間違いでしたね。(耳にした言葉の違和感は多分それ。泣いてる狐の子には先程飴をあげたから大丈夫な筈。そう思いきや頷くも、泣いてる狐の子はどんぐりをボロ切れから貰った。)焚火か何かでもしてたんですかね。(辺りは明かりもないし。周囲を見回しながら枝と枝が重なった場所の方へ足を運び。)
エンジ・カラカ 2020年10月12日
(言い直しを耳にした)ナルホドー。お菓子をくれなきゃ悪戯するぞー。だって。(狐の子たちときゃっきゃと声をあげて笑いあう)誰かがココに住んでいたのカモー。コノ世界なら住んでても可笑しくない。うんうん。そっちの影から荒らすな!って出て来るカモしれないなァ……。(襤褸布特有の、喉の奥から出る苦し気な笑い声が、静かに流れた。狐の子と共に落ち葉を貼り付ける。白いシーツは徐々に山のお化けと化していた)
エンジ・カラカ 2020年10月12日
(生暖かい風が、まだ貼り付けていない落ち葉たちを、散らして行った)
琴平・琴子 2020年10月12日
とばっちりにも程があります……。(放置して片付けない方が悪い。そう言いたげな重めの溜息を吐いた。落ちていた枝を拾って手に持って白い布の腕部分に置いてみる。)確かこんなの冬にいたような。……3匹縦に積み重なってこれ持って驚かせば割と怖いのでは。(狐の子3匹が連なって高さがあれば。体積を増やして大きくなればきっと驚く人も増えるだろうと。もう一本の枝を拾う。)
琴平・琴子 2020年10月12日
(樹に付いた僅かな葉が落ち、地面に落ちている葉っぱと共に流れていく。その風は生暖かく、肌に触れるのは心地いいものではない。)
エンジ・カラカ 2020年10月13日
へぇへぇ、冬に居るンだ。コレは見たコトないない。うんうん。(一匹目のシーツが見事に落ち葉まみれになった。最初の子が早速シーツを被り、嬉しげに走り回る。枝を拾う君と一緒に、三匹目の子が枝を拾い集めていた)
エンジ・カラカ 2020年10月13日
(二匹目の落ち葉は貼り付けが甘かったのか、風にのって何処かへ行ってしまった)風……。コノ風ダメだなァ……。風の止まるお呪いトカ有ればイイのになァ……。
琴平・琴子 2020年10月13日
まんまるの白い雪の塊が二つ連なっている奴ですよ。鼻は人参を使ったり蜜柑を使ったり。(手にした枝で空中に円を縦に二つ描き終え、指揮棒のようにゆらゆら揺らす。枝を拾う三匹目の狐の子も真似して泣きっ面はいつの間にか楽しそうな顔)……これじゃあ残り2枚できそうになりですね。私魔法使いでもないのでそんなおまじない知らないのですよね。
琴平・琴子 2020年10月13日
(温い風が顔を掠める。出どころはどこだと辺りを灯りで照らしても何も見えず、聞こえず、分からず。溜息をつく。)
エンジ・カラカ 2020年10月14日
アァ……分かった…。アイツら時々動くンだ。(泣き虫の子が笑えば、他の二匹も一緒に笑って大合唱。シーツの落ち葉は剥がれても二匹目の子は楽しそうに走っていた)うんうん。三匹分は難しいなァ……。一匹と半分オーケー?風が止んだらまーた遊ぼう遊ぼう。(三匹は聞いているのかいないのか、キャッキャとはしゃいで片手を挙げた)
エンジ・カラカ 2020年10月14日
コトコ、そろそろ帰ろう帰ろう。コイツラを連れて帰ろう。遅いと心配する。うんうん。
琴平・琴子 2020年10月14日
帰るのは良いのですがエンジさん、駄目です。お屋敷に連れて帰ったらきっと「帰しておいで」って言われちゃう気がします。(彼はそんな事言わないかもしれないし許してくれるかもしれないけど、そういうのはやってはいけない筈だと心得ている。)それにこの子たちはまだ小さいのでもしかしたら親がいるかもしれませんし……逸れたら、きっと寂しいですよ。(親元から離れて過ごす自分の様にとは言わずとも、できたら家族で過ごしてほしい。はしゃぐ狐の子達にへ目線を合わせてしゃがみ、付いてきちゃ駄目ですよ、と真っ直ぐに伝えた。)
エンジ・カラカ 2020年10月15日
ダメ?ダメ?仕方ないなァ……。アァ……ココでバイバイ…。まーた遊ぼうなァ……。
エンジ・カラカ 2020年10月15日
(落ち葉を貼り付けたシーツで、はしゃぎまわる狐の子のハロウィンは、それはそれは楽しいものになるに違いない。生暖かい風はいつしか秋の風に変わり、こうして肝試しは平和に終わったのであった)〆