【1:1】幽霊街でのんびり
キャロティ・メロディ 2020年9月16日
ゴーストや魔女がゆき交う朝が来ない街。
でも怖いところじゃないよ。
オレンジのランプ、暗い紫の空、宝石の星。
とっても綺麗で優しい時間が流れてる。
◇ 松明丸くんと
◇30レス程度で〆
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キャロティ・メロディ 2020年9月16日
すごいね、東方妖怪さんがいる所とはガラッと雰囲気が変わるよ…!(さっきまで昼間だったはずなのに、こちらに足を踏み入れるとなぜか真夜中。目を丸くさせて驚き、後ろを振り返ってあなたを見上げた)
天狗火・松明丸 2020年9月18日
おお。そうさな、彼方も此方も入り組んどる迷宮だからか、突然に景色が変わりよる。…俺も此処に来たのは初めてだが、何ぞ、きゃろてぃの好みそうな物はあるだろうかねえ。(和洋に昼夜、雨天晴天、何もかもが突如にして気紛れに移り変わるのが此の世の在り方だ。然し、辺りは先程とは打って変わって何処か物語めいていた。見上げた夜空の星が己の知る其れとは違うようだ)
キャロティ・メロディ 2020年9月21日
そうなんだ、かくりよって不思議なところだね(まだあまり探索できていないので、この世界を知るあなたの言葉には少しびっくり)キマイラフューチャーにはないような雰囲気のところに行きたいなぁ(顎に手を当ててくるりと街を見渡す。仕立て屋さん、喫茶店、修理屋さんなど生活に必要な店はだいたい揃っているみたい)あっ、ここなんてどうかな?(楽しげに見つめる先にはアンティーク調の喫茶店。窓から見える店内には星の吊りランプが揺れている)
天狗火・松明丸 2020年9月22日
きまいら、ふゅーちゃー…(そういえば、そんな世界もあったかと思案は一瞬。恐らくは、此の娘の拠点は其処であろうかと当たりをつけながら、洋風の佇まいに懐古的な空気を感じる店へと視線を向ける)…星が落ちて来とる。きゃろてぃが良いのなら、此処で良いとも。甘いものが有る店なんかねえ。(看板や店内を物珍しげに覗き見つつ、扉に手を掛けた)
キャロティ・メロディ 2020年9月23日
どうだろう?あるといいなー(あってもなくても楽しみ。のんびり告げて、からころと鈴の音を鳴らしながら薄い扉を開いて店の中へ)わあ、映画に出てきそうなお店だね(ジャズがしっとりと流れる店内は暖かなランプのオレンジ色で満ちている。そこはアンティークショップが併設された喫茶店だった)
天狗火・松明丸 2020年9月25日
えいが…? へえ、お前さんはこういう店、良く来るのだろうかねえ。俺は勝手が分からんが…(先程から鸚鵡返しの此の男。見るもの全てが初めての物だが、忙しなく視線を動かすなんて事もない。何せ、見るものが多すぎるのだ)(とろりとした橙色の星が揺れる下で、木目の美しい家具や細やかな装飾品が落ち着いた影を落としている。穏やかな店員の声が響き――『いらっしゃいませ。二名様、こちらへどうぞ』と、丁重な扱いで席へと案内された)
キャロティ・メロディ 2020年9月25日
ううん、キマイラフューチャーだとこういう雰囲気のお店は珍しいよ!(はーい、と緩い返事をして案内された席に腰を下ろす。店員から渡されたメニュー表をあなたにも見えるようにひらいた)いろいろあるね?(フロランタン、カヌレ、チーズケーキ、思いつく限りのスウィーツが連なるそれに目を輝かせる)松明丸くんは気になるのある?わからなかったら写真も出せるよ(持ち歩いている端末をみせた)
天狗火・松明丸 2020年9月26日
おお、有難うさん。こういう雰囲気が珍しいと言うが、何ぞ慣れた風だな。(同じくして席に着く。己にすれば、椅子に座るすら珍しい事だった)俺は余り字が読めんから……そうなあ、けえき?とか言うやつを食ってみたい。洋菓子だと有名なんだろ? 何れだろうか。(開かれた中には、恐らく食べ物の名が書かれているのだろうが、想像にも浮かばず助け船を乞うた)
キャロティ・メロディ 2020年9月28日
喫茶店に入るのは初めてじゃないから(腰掛ける動作すらもぎこちなく見えて、こてんと首を傾げた。そういえば、私はあなたについて全然知らない)松明丸くんはずっと山にいたりするのかな。…ケーキはね、これとか、これとか。(名前を指してゆく。今季のオススメは林檎とサツマイモのケーキ、大粒の栗がのったモンブラン、南瓜のフィナンシェ。どれも分かりやすく写真がついている)気になるのある?
天狗火・松明丸 2020年10月1日
俺は幽世の山を棲家としとるよ。余りに自然に囲まれて過ぎたもんで、世俗の事には疎くてなあ。(指が滑って行く先を一つ一つ確認する。林檎と芋は理解出来た。あの三角に切り取られた菓子のことを、ケーキと呼ぶことも。長い袖の下から、とん、と示して)おお、有難うさん。俺は此れにしようかね。きゃろてぃのお目当ては何れだろう。
キャロティ・メロディ 2020年10月3日
じゃあこの街の殆どが珍しいんだ…初ケーキ、美味しいといいね。(わたしの生まれも山の方だったから、ちょっと気持ちが分かる。都会にきた時は人の多さにすら驚いたりした。こくこくと理解を示し、あなたが指した先を確認しながら)私はモンブランにする!秋スイーツの定番なんだよ~栗も美味しいし。
天狗火・松明丸 2020年10月4日
嗚呼。甘いものは干した果実くらいしか食わんから、期待しておくとしよう。(通ずるところもあったようで、此の娘の見目を思うと意外に思えたが。もんぶらん、と復唱して栗の乗ったスイーツなるものに目を向ける)けえきにしては形が変わっとるな。秋の栗は確かに美味いが。…こっちは何だ、飲む物か?(甘味に続いて、黒や赤みが差した茶色い飲み物が並んでいる)
キャロティ・メロディ 2020年10月6日
たしかに、ケーキって尖ってるイメージがあるよね。(まあるいモンブランを思い浮かべてうんうんと頷いた)そうだよ~紅茶、コーヒー…あとは紅茶にミルクを入れたミルクティーとか…にゃはは…説明難しいや。どれも香りが良いよ。コーヒーはそのまま飲むと苦い。果物を絞ったジュースもあるね。
天狗火・松明丸 2020年10月6日
きゃろてぃは、見目と違ってと言うと語弊があるが物知りだな。もっと、こう、ふわっとしとるかと思っとったわ。(飲み物の説明を聞き終えると、一先ず珈琲と林檎と芋のケーキに決めて店員を呼び寄せる事にした。銀の――何であろうか、掌で押すと軽やかにチンと音を奏でた。まもなく、穏やかな笑みを浮かべた女性が注文を受け付けることだろう)
キャロティ・メロディ 2020年10月7日
えへへ、よく言われる、かも?わたしも大人だからね(少し照れくさそうに笑って見せた。注文を取りにきた女性にはモンブランとミルクティー、それからあなたの目当てのものを頼み、厨房に届けに行く女性を見送った)楽しみだね。…あ、みてみて、ハロウィンの飾り付けしてるよ(窓からはハロウィンの飾り付けをはじめる向かいの店が見える)この時期好きなんだぁ
天狗火・松明丸 2020年10月8日
(そういえばそうだったと、何時かに歳の話をしたのであった。酒の飲める年には、まるで見えないが。声の示す窓の向こうに西洋だか何処ぞかの装いが見て取れた)はろうぃん、なあ。普段は妖怪やらが人に化けるってのに、人が妖に混ざると言うのだから面白い事を考える。きゃろてぃは、何ぞ化けたりはせんのか?
キャロティ・メロディ 2020年10月8日
あ、たしかに。考えたこと無かった(たしかに妖は人間に化けると言う。それを聞くとこの行事は面白い、ぽんと手を打った)お仕事でだけど、吸血鬼になるよ!バンドの子達…んーと!音楽を一緒にしてる子達!と仮装して演奏するんだ。松明丸くんは?仮装する?
天狗火・松明丸 2020年10月8日
仕事で吸血鬼に? ほう、きゃろてぃは楽師か何かなのか。益々意外な別の顔だな…お前さんの奏でるものがどんなかまでは分からんが、姿をも変えるとは忙しいことだ。(想像するにも、この娘が血を啜る様を思い浮かべることが出来ず。遠いところに視線を投げていると、アンティークショップなる場所へと至る入り口が見えた。其処にも仮装はあるのだろうか)元より妖怪なんで仮装とやらは如何だかなあ。何に化けるか、このままか。…何方にしても、見て回る心算ではおるよ。
キャロティ・メロディ 2020年10月11日
皆に見て聴いて楽しんでもらいたいからね(季節の行事に便乗するのは忙しくはあるが、それで楽しんで貰えるならやり甲斐がある。少し得意気に口角が上がる)そうだよね、元々妖怪だもん。あ、でもハロウィンは妖怪だけじゃなくて昔話に出てくるキャラクターとか、かぼちゃとか、動物の仮装でもいいんだよ!当日見て回るのも楽しいよね。
天狗火・松明丸 2020年10月12日
仕事、になるのかね。其れは。楽しいのなら何よりだろうよ。(音楽を愛でるような嗜みは己には無かったが、得意気な顔を見れば何ぞや楽しげな。続いて聞こえた耳慣れぬ単語に首を傾げつつ)…きゃらくたあ? ほう、取り敢えず化けておけば良しの催しという訳か。あれだろ、童が菓子を強請りに来るのだとか。
キャロティ・メロディ 2020年10月14日
うんうん、化ければなーんでもOK!そうだよ~!よく知ってるね。(子供がお菓子を強請りに住宅街を巡ることをすっかり忘れていたのでちょっとびっくり)へへ、私の方が忘れてたよー、大人になると仮装するだけになっちゃう。お菓子も用意しないとだね。(そんな話をしている間に店員が2人分のケーキと飲み物をテーブルに運ぶ。綺麗に並べられたそれらをきらきらと見つめながら)…わあっ、おいしそう…!
天狗火・松明丸 2020年10月17日
菓子を貰う方に見えるでな、用意する方となると大変だ。…おお、(運ばれてきた洋菓子の姿は、先程の機械の中で見るものよりも小洒落て見える。物珍しく目を瞬かせながらも、先ずはと湯が立つ黒い飲み物の入った杯を自身に寄せた。不思議な香りが漂っている)これが、こおひぃ。そんで、けぇきだな。…頂こうか。
キャロティ・メロディ 2020年10月19日
そうだね、頂こう!(とはいいつつも自分の飲み物にはまだ手をつけない。コーヒーを初めて飲む人の反応がちょっぴり気になる。じぃっと薄紅が見つめていた)
天狗火・松明丸 2020年10月21日
…?(まんまるな瞳が此方を見ている。首を傾げるも、手を止めることなく黒い飲み物を持ち上げると、何とも芳ばしい。ふう、と湯気を息で払って、先ずは一口)
天狗火・松明丸 2020年10月21日
……………苦いな。(たっぷりと前置いてからの、つい零れた一言)不思議な味だ、此れは何で出来たものなのか。薬湯よりは臭くは無いが、きゃろてぃは此れ、飲んだことあるのかい。
キャロティ・メロディ 2020年10月23日
えへへー…だよね(ゆらゆらたった湯気と芳ばしい香り。それは好ましいがあなたの感想には共感する)飲んだことあるよ、でも私も苦いなーって…ミルクとお砂糖もあるよ(店員さんがカップに添えたフレッシュとお砂糖を勧めてみる)いただきまーす(冷めないうちに、紅茶香る甘いミルクティーを一口)
天狗火・松明丸 2020年10月27日
おお、有難うさん。みるく……(馴染みが無いものだが、そうっとミルクと砂糖を一つ転がした。熱く黒い飲み物の中に円を描いて溶かし込む)矢張り誰でも苦いものか。ふうん、其方のは甘そうな色をしとるなあ。(先程よりまろやかな味に一息ついて、次なるはケーキを引き寄せる。使い慣れない食器を手に、三角を慎重に崩していく)
キャロティ・メロディ 2020年10月30日
甘いよ~でもミルクの甘さだけじゃなくて紅茶の香りもしっかりして美味しいんだ(ソーサーに戻して、モンブランをフォークで切り取り、口へはこぶ。ほんのり香るラム酒がマロンクリームの甘みにコクを出している。)ん~~っ、おいしい!たくさん食べれちゃうな(ひとくち、またひとくちと食べてから貴方の様子を伺って)
天狗火・松明丸 2020年10月30日
紅茶、なあ。…この黒いのより、花に近い匂いがする。茶と言うからには葉を煎じた物なんだろうが。(三角を更に小さな三角にしたのち、ぱくりと食む。甘酸っぱい林檎と芋の濃厚な風味、初めて口にするスポンジケーキのふかふかとして溶けていく歯触りを堪能して)……ん。甘いな。この、ふかふかしたやつは面白い食感だ。(合間に珈琲を含むと、クリームの甘さと珈琲の苦味がよく引き立つ。何やら納得したように、こくこくと頷いた)
キャロティ・メロディ 2020年10月30日
そうだよ~!西洋で愉しまれてるイメージがあるなぁ。あっ、スポンジケーキだよー和菓子にはあんまりない食感だよね。(ぺらぺらと知っていることだけあなたに伝える。手が止まることもあるが、おしゃべりが楽しいのだ)(甘いお菓子はすぐになくなってしまう。そっと手を重ねた)ごちそうさまでした!
天狗火・松明丸 2020年11月1日
すぽんじ、っつーのか、これ。(ふかりとした食感のそれの最後の一口まで味わって、珈琲を干せば茶器を揃えて置いた)幽世に住んでいる身で他所から来た者に色々と教えさせてしまったなあ。…ん、珍しい香りと味と、見聞広めさせてもらったわ。有難うさん。(娘の言葉に相槌を打ちながらも、此方も全てを平らげた。お行儀良く重ねられた手に釣られることはなかったが、案外、こういった雰囲気も悪い気はしない)
天狗火・松明丸 2020年11月1日
…さて、ひと呼吸落ち着いたら行こうか。(百鬼夜行の時期を過ぎれば、何食わぬ顔で次の催しへと移り変わる。時の流れに鈍い此の世での奇妙な茶会も此れにて終い。――帰り着く道の最後まで、己が知る中でも不思議と穏やかな時間が流れていたのであった)