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【1:1】楼閣の上で

御鏡・十兵衛 2020年9月12日


満月の夜。
無数の灯りに照らされギラギラとした活気を放つ遊郭の上。
周囲を一望できる楼閣の縁に腰かけて頬杖を付いた羅刹が一人。

※30~50レス程度の短文RPを目標に
誰でも歓迎




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御鏡・十兵衛 2020年9月12日
(鞘に納めた刀を抱くように肩に立てかけて)
……
(眼下の人の流れをぼんやりを見つめながら、ほう、と吐いた息が僅かに白く色づいて空へと消えて行く)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月13日
(人の流れの中、楼の上のあなたに向けてひらひらと振られる手が)(あなたがその手の主に目を向けたなら、声は届かずとも「せんせい」と口が形取るのが見えるかもしれない)
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御鏡・十兵衛 2020年9月13日
随分と目が良いものよな(感心しつつも、読み取れた呼び名にどうにも居心地の悪さのようなものを感じて)
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御鏡・十兵衛 2020年9月13日
(そこで待て、と手しぐさで示す)(そのまま引っ込むと、階下に赴き女中を捕まえて)――すまぬな。客人を一人、上に案内してはくれまいか。
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月14日
(案内をしてくれた女中に礼をして、物珍しそうに辺りを見回しながらどこかそわそわとした様子であなたのもとへ)
こういう類の所に表から入るのは初めてで……、色々と華やかな所ですね。今晩は、御鏡さま。良い夜ですね。
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御鏡・十兵衛 2020年9月15日
うむ、今晩は、ヨシュカ殿。壮健そうで何よりでござる。――うん?表から?(つまり裏からなら入ったことはあるのかと)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月18日
御鏡さまもお変わりない様で!これは内緒なのですが、オイラン?タユウ?さま……(あの、凄い豪奢なお着物などをお召しの、と身振り手振りで最高位の遊女を表す)その女性にお手紙を届けに、その『裏』から……。
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御鏡・十兵衛 2020年9月19日
ああ、なるほど。仕事で。いやあ某てっきり……(巡らせた想像の内容はロクでもない。つきかけた口をもごもごさせて誤魔化して)……しかし、今日は仕事ってわけでもなさそうでござるな?
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月19日
??(てっきり、の続きが気にはなったが、まあいいか!と流して)
お仕事、というか頼みごとと言いますか。本日、最後のお手紙をお届け致しましたので無事に任務完了……という訳で、少し街をふらついていたのです。そうしたら、先生が!御鏡さまは何故こちらに?
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御鏡・十兵衛 2020年9月21日
そうかそうか。ちょっと安心したでござるよ。遊びに来ている、などと言われでもしたらちょっと某どう接して良いかわからぬ所でござった。(冗談めかした調子で笑って)……ん、ああ。某は久々に親類……伯母上に会いにな。(階下の方へと指を向ける)それも終わって……今は少し、景色を見ていた。
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月25日
あはは、わたしの年齢では流石に、流石に!裏からお手紙を届ける事になったのもお店に門前払いされてしまったからですし。あ、そもそもタユウさまに会うのって物凄くお金が必要なのですね……!(花魁から教えて貰ってびっくりした、とあなたに秘密を話すように告げた)
伯母上さまと。という事はお父さまのお姉さま?お母さまの方でしょうか?(階下で目にした、あの淡い青の髪をした女性が伯母だろうか)
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御鏡・十兵衛 2020年9月27日
ほう、会いに行ったのは太夫でござるか。太夫と言えば最高位の遊女……それへの届け物とは、よく信頼されたでござるなあ。(感心した様子で)
(ええと、と視線を宙にさ迷わせて)伯母上は母上の……妹でござったかな。あまりそういう話はせぬのでうろ覚えだが、そうだった気がする。
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月28日
……タユウさまのお部屋に忍びこんだのを見つかった時に全力で謝罪したら許していただけました。優しいお方で良かったです。
お母上の妹さまでしたか。(以前母譲りと言っていた髪色は、その水の色の方だったのかと)
えと、伯母さまとは疎遠な感じ、なのでしょうか?(親戚というものを人形はよく知らないが、その言い様に距離を感じ)
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御鏡・十兵衛 2020年9月29日
くはは、初めは忍び込んだでござるか!見つけた太夫もすわくせ者かと肝を冷やしたろうな。
叔母上とは……何と言い現わしたものか。(少し考え込んでから)お互い嫌ってはいまい。しかし、どうにも距離を測りかねておるのよ。(どこか他人事のように分析して)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年9月30日
仲良くなりたいと言う事でしょうか?
(嫌いではない、互いにとって良い距離を決めかねている。存外単純な思考をしているこの人形はその様な答えを弾き出す)(よくわからないが、家族──というには少し遠いが。なら仲が良い方が良いのではないだろうか)(他人の事を話す様に語るあなたを見て、血縁を持たぬ人形はくるくると考える)
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御鏡・十兵衛 2020年10月1日
……仲良く。
(そんな馬鹿な、と続けようとしたが、なぜか喉元で引っかかってしまって)……。(元々交流も多くなかったというのに、父上から半ば強引に押し付けられた者。それも死んだ姉の子だ。気まずかろうし、そこまでの義理もない)(……だろうに、随分とあれやこれやとされた覚えがある。血生臭いことは好きではないはずなのに、遠ざけもせず)
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御鏡・十兵衛 2020年10月1日
……仲良くなりたいの……か?(わからない、わからないが。否定する材料も見当たらない)(呆けるように考え込んでしまった)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年10月2日
(考え込むあなたを不思議そうに硝子の眼が見る)
よくわかりませんが、興味がなかったりするのならそもそも会わないのではないでしょうか。
(わたしは会いたいひとには会いに行きます!とぱかっと笑って付け加えた)(は、でも嫌がらせで遠方にいるのを呼び出すというのをテレビで見たぞ!と思い出し笑顔が引っ込む)(あなたと同じ様に、むむむと考え込んでみた)
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御鏡・十兵衛 2020年10月6日
お、おぉ。確かに……そうかも、しれぬな。(透いた瞳に見つめられ、少し気圧され)考えたこともなかった……いや、考えようとしてこなかったのか。(本当に小さく呟いた)
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御鏡・十兵衛 2020年10月6日
(目の端でころころと表情を変えるヨシュカにくすりと笑いを漏らして)
……伯母上も暇ではない。会ってくれるということは、そういうことなのだろう。
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年10月8日
きっとそうです!(あなたがくすりと笑ったので、何だか嬉しくなって同じ様に笑うのだ)(些細な音でさえ拾ってしまうこの耳は、空気に溶け消えそうなそれも拾ってしまい。首を小さく傾けた)
?これから考えれば良いのではないでしょうか?ええと、ひとは考えることが出来るからひとだって偉い人が言ってました。
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御鏡・十兵衛 2020年10月10日
はっは、中々痛い所を突きおるなあ!このこの(誤魔化すように笑い、わしゃわしゃと頭を撫でにかかる)(このまま進めば、いずれ認めるべきでないものを認めてしまいそうで。背に薄寒いものを感じたが故に)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年10月11日
わ、なんですかー。もう!
(きゃらきゃらと笑いながら、大人しくわしゃわしゃとされている)(癖のない白髪はたいして乱れる事はなく)
ふふふ、こんなに頭を撫でられたのはきっと初めてです!(笑いを押し込めるように口に手を当てる)御鏡さまはございますか?
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御鏡・十兵衛 2020年10月13日
(手櫛を通る滑らかな髪に感嘆の吐息が漏れる)
んー?某か?某は……そうでござるなあ……(跳ねた髪先をいじくり)……あったやも知れぬが、そうだとしても覚えておらぬ程昔でござろう。(指して気にした様子もなくさらりと述べて)
そういうヨシュカ殿はそう言うことをしてくれる人は周りにはいなかったので?いればきっと、大層かわいがられていそうだと思っていたのでござるが。
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年10月17日
きっとありましたよ、そうです、叔母上に伺ってみては?(うんうん頷く)……あ、そっか。先生にも小さい頃があったのですね!わたしはずっとこんなでしたから、何だか不思議!(大発見!みたいな表情で。子どもの彼女はきっとかわいかったのだろうな、と)
わたしは、従者とか使用人という感じだったので主にそういう事はあまり……、あ!でもお仕事がうまくいくと褒めていただけて……少し頭を撫でて貰ったのです。(懐かしむ様に目を細めた)
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御鏡・十兵衛 2020年10月20日
そうさな……いずれ、聞いてみるとしようか。(ヨシュカが言うように、もう少し壁が縮まるようなことがあるのならば)
みれなりぃどーるは不変、か。ヨシュカ殿の小さい頃など更にかわいらしいであろうに……仕方ないとはいえ、なかった、というのは少し勿体なさのようなモノを感じてしまうでござるな?(あるのならば、ぜひ一目見てみたかった、と)
……思い出、か。(見ていればわかる。きっと大切な記憶なのだろう)(ほんの少し、眩しいものを見るように)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年10月26日
きっとそれがよろしいです、こう甘いものとかいただきながら!(水練の労いに食べた餡蜜を思い出しながら)
おそらく不変だったのですが、お邸を出てから身長が伸びて来てですね。なんだか生きてるみたいですよね!(不思議!と金色がきらと光る)だからその内、御鏡さまより大きくなるはずです。かわいいより格好良くなるので!勿体なくはないのです。あ、でもこれは内緒ですが……、小さいわたしがいたのなら……きっと、とっても泣き虫だったはずです。(少し照れ臭そうに顔を逸らした)

あの、やっぱり小さい頃の思い出は忘れてしまうものなのですか?(全て記録として内部に残っている人形には不思議な感覚であった)
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御鏡・十兵衛 2020年11月1日
ほう?伸びるように。不思議でござるな!(己も彼も埒外の存在、そういうこともあるものかと流して)格好いいヨシュカ殿か……くはは!とんと想像つかぬな!(頭の上から下まで流し見ても、可愛らしいばかり浮かんでくる。茶化すようにけらけらと笑って)いやすまぬすまぬ。そうなった時は是非、某にも見せて貰いたいでござるな。(何年先かも、その時己が、彼が生きているのかすらもわからないことではあるが)いいではござらんか、泣き虫。泣かぬ子どもよりも、ずっと良い。

ふむ。記憶には個人差がある故、覚えている者もいようが……某はほとんど忘れてしまった。(自分の頭をこつんと小突いてみせて)

……さて、風無き夜とは言え、秋の寒空に身を晒し続けては身体に障ろう。少し場所を移さぬか?ほら、続きは甘味でも食べながら。(屋内へと手招いて)
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ヨシュカ・グナイゼナウ 2020年11月3日
うぅー……なんで笑うのですかー……。(何やら小さく唸りながら頬に両手を当てる)
見ていて下さい、絶対に御鏡さまより背も高くなって、それはもう格好良い大人になってみせますので!絶対、絶対ですからね!ユビキリです!!(勢いよくずいと小指を差し出した)(ユビキリの使用法として間違っている気もするが)
泣き虫が……、そうなのですね。(こと、と首を傾けて)(先生は泣く子供だったのだろうか、それとも)
ふうん……、なんだか勿体ないですねえ。小さい頃の御鏡さまのお話ちょっと聞いてみたかったです。
(ごく自然に残念そうな顔をして)


甘味。(わかりやすく瞳が煌めく)あ!今度はわたしがご馳走いたします!(財布を握りしめあなたに手招かれるまま着いていった)
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