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【1:1】結んで開いて

杜鬼・クロウ 2020年8月26日


未だ片付けられていない食事は其の儘に。
残るのは常春桜の香。

静寂。

時を刻む音だけが虚しく響き渡る部屋に一人の来訪者。
今、最も会いたくなかった人物。
靄は酷くなるばかり。


・短文推奨。
・暴言、道徳の欠如が多少有。
・兄は妹が”きらい”。只の八つ当たりだと解ってる。





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杜鬼・カイト 2020年8月27日
(たん、たん、たんと足音たてて、まるでそれが当たり前のように、どこからともなくふらり、と現れる)
おやおや、兄さま。奇遇ですね。
(部屋を一瞥)……お楽しみでしたか?
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杜鬼・クロウ 2020年8月27日
……
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杜鬼・クロウ 2020年8月27日
(己の部屋に訪れる彼を見ずとも、声を聞けばすぐわかる。だからこそ、)奇遇?ハ、白々しい(其方に顔を向ける事無く吐き捨てた)
…今、テメェの相手してヤる気分じゃねェンだわ。とっとと失せろや。 (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年8月27日
おや、そうですかー、それは残念。(引き返す…ことはなく)
…なんて、オレが大人しく引き下がるわけないでしょう?
愛しの妹が来たっていうのに、ツレナイなぁ(ずかずかと遠慮なく部屋に入り、腰を下ろした) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年8月27日
嗚呼、よく知ってる。でもなァ、今、お前の面は見たくねェんだわ(誰よりも──近いから、)ホント、何しに来やがったよ。
同じコト言わせンな、帰れ(対(かれ)ならば、察してしまうだろう。この状況だけで) (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年8月28日
用がなかったら兄さまと話もしちゃいけないんですか?
……(何があったかはわからないが、誰と「いた」かはなんとなく想像がつく)帰りません。オレは兄さまの傍にいます。 (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年8月29日
ち、屁理屈抜かしてンなや。話なら…お前に訊かなきゃならねェコトは別にあるが、今はそんな気分じゃねェンだよ(己の前髪を乱暴に撫ぜり)
!………なんで、…(それを、今、口にするのが)──反吐が出る。お前、知ってて笑いに来たンじゃねェの? (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年8月30日
笑いに来た?さあ、なんのことだか。
オレは何も知りませんけど……ここで、何かあったんですか?(兄の瞳をじっと見つめる。あえて質問)
兄さまが何かをしたんですか?オレ以外に
兄さまが何かをされたんですか?オレ以外に (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年8月31日
(大きく溜息つき)……そう言い張るならそれでも別にイイが。
何もねェよ。見てのとおり、飯作って食ってた”だけ”(誰と、とは言わない)
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杜鬼・クロウ 2020年8月31日
(その質問に漸く彼の貌を見て)──…お前以外なら、どうだってンだよ。

……するのはこれからだ。じゃねェと、(いつまでも、断ち切れない)
される?笑える冗談だな。
お前ごときが、俺に何が出来る?俺より弱ェくせに、なぁ、 (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年8月31日
ご飯を作って食べた”だけ”……。
……そうですか(誰かと一緒にいたのは明白。隠すということは…、そういうことなのだろう)
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杜鬼・カイト 2020年8月31日
兄さまを疵つけるのも、兄さまに疵つけられるのも、それはオレの…オレだけの……。
…そうですね、もし、勝手なことをするようなら呪って壊してしまいましょう(ふふ、と口元に笑みを湛え。しかし、目は笑っていない)

…確かに、オレは兄さまより弱いですよ。所詮、紛い物なんだから。
…………(目をそらし、しかしまた鏡合わせの瞳を見つめる)
でも、最近の兄さまなら、オレでも簡単に壊せる気がするんですよね(そっと手に触れ) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年8月31日
俺が誰と食おうがお前には関係のねェ話だと思うケド。
(底冷えする様な視線には淡々と)……相も変わらずしれっと怖ェコト抜かしてンな。
その呪いは、誰へ?…あァ、返答には気ィつけろよ。今の俺は頗る虫の居所悪ィから(もしも、彼女へだったら──)
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杜鬼・クロウ 2020年8月31日
…………。
(薄暗い部屋の中、紅蒼の異眸だけが妖しく光る。口を閉ざし触れている手はその儘にして見つめ返せば)
くく、はははは!俺が?お前に?俺が壊してヤるならともかく、本物(おれ)が紛い物(おまえ)に壊され(ころされ)ることなんざ。

万に一つとして、在り得ねェわ。

(あれは幻──されど、夢と現は酷くよく似て…不快)
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杜鬼・クロウ 2020年8月31日
簡単。簡単、ねェ。
お前には俺しかいねェのに、壊せンの?
”また”独りになっちまうのに? (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月1日
呪い壊すなら全部、ですけど?
あんたもオレも、なにもかも。

…………。
オレがそういう「モノ」だって兄さまも知っているでしょう?
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杜鬼・カイト 2020年9月1日
(“また”にぴくりと反応)
……そう。そうですね。
みんな…主サマだって、みんなオレをおいていく。

じゃあ、兄さまがオレを壊してくださいよ。
兄さまは……オレを壊せるでしょう?(兄の手を自分の首に導いて、ふ、と笑う) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月2日
……お前の裡にどれ程の澱みが溜め込まれてるンだか。
知ってはいても未だに計り知れねェよ。
そういう”モノ”だと思ってたし、思ってはいるが……さっき気乗りしねェっつったが、テメェに訊きたいコトあるって言ったろ。

最近、お前のコトが特に分からねェ。
……なンで突然、女の格好やめたンだよ(改めて面と向かって聞くのは、これが初めてか)
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杜鬼・クロウ 2020年9月2日
……。
お前を壊(ころ)すのは俺だけで、それをするのも容易い。ましてや他のヤツに壊(ころ)させてなんかヤんねェのも確かだが。
”みんな”と一括りにされンのは無性に腹立つわ。
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杜鬼・クロウ 2020年9月2日
(ほんの少し力を込めれば彼の頸筋に黒爪が食い込み、鮮紅が滴り落ちてゆく。其の儘、彼が逃れようと思えば簡単に抜け出せるであろう力で、壁へと乱暴に押しあてれば)

──本当に俺に壊されてェの。
これ以上に?

(嗚呼、気持ち悪い。霞んでぼやけて視える目の前の何かが) (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月3日
……別に、似合わなくなってきたなって思ったからですけど?
兄さまは女装したオレのほうが好きですか。女装したオレを…重ねていたんでしょう?(冗談めかして、くつくつと笑うもすぐにやめ)
…………。
オレは、オレだから。…オレはあの人みたいにはなれないし、違うモノだから(聞き取れるかどうか、という声量でぼそり呟く)
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杜鬼・カイト 2020年9月3日
(壁に押しやられても抵抗はせず)
「これ以上」…ね。ふ、ははは
よくわかってるじゃないですか。…オレがもう壊れてるってこと
(ひとしきり笑ったあと、すっと表情を抑え)
創られた(うまれた)時から、オレは壊れてる。あんたのせいで…。

綺麗な綺麗な兄さまに、ずっと焦がれて仕方ない
好き、大好き、嫌い、愛してる、憎い、大嫌い
ああ、違う、違わない、そうだ、そうじゃない。…お前なんか!!
(頸筋に添う腕を掴みとり、力任せに握り返そうとするも、すぐさま、ぷつりと糸の切れた人形のように脱力して)………これは誰の気持ち?
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杜鬼・カイト 2020年9月3日
…………。
すみません、取り乱しました。
ちょっと兄さまをからかいすぎたみたいです。 (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月5日
最初から似合ってなかっただろうが。自意識過剰すぎンだろ。
ァ?………どっちも好きじゃねェわ(非常に面白くないない面持ちで)
今更隠したって無駄だし、気付いてるようだから言うが、そうだよ。俺はお前を通して、お前の主…お嬢を視てた。
だが、もうそれは……過去の話だ。俺は今、別に惚れてる女がいるし(告げた後に様子を窺う)(この感情もその内、終止符を打たないといけないもの)

……最後まで一緒にいたのは、お前なンだろ。
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杜鬼・クロウ 2020年9月5日
(喚き散らす彼に対し無表情で返せば、頸筋を掴む手を緩めて)
…それ、誰の言葉を借りて言ってる?お前じゃねェなら、誰だよ。
俺の所為?違うだろ、それは(恐らく、もっと遠い…自分達が創られる前からあった因縁から始まった様な……そんな雰囲気すら感じて)
何故、お前を見てると気分が悪くなるのか…少し解った気がする。

──カイト。お前は本当にちゃんと”そこ”にいるのか? (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月6日
……はは、似合ってましたよ。素直じゃないですね(平静を装うと笑ってみせるも声は微かに震え)
兄さまが主サマをみてたのも、今は他の人を見ているのも…わかってます。わかってますよ。だから…(女の恰好はやめたのだ。と兄に伝える気はなくて。口を噤む)
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杜鬼・カイト 2020年9月6日
………誰の気持ちか、誰の言葉か……。
オレ以外の…誰か。違う。あれは、オレの言葉。オレの気持ち。
そうじゃないと、そうじゃなかったら、オレは……。
(空っぽで、虚ろなモノであると認めてしまうことになる)

………だから、オレは、“ここ”にいますよ。 (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月6日
似合ってねェ。今の方が…遥かにマシだわ(あの時の事を思えば、気丈を保っていれたのかは怪しいが、間違いなく今はそう云える)
……ただ、俺の身勝手な幻想を押し付けてたのは、…っ悪いと、思ってる……(語尾は段々とか細く、気まずそうに顔背け)
解ってる。わかってた。…なれない、じゃなくて、お前はなる必要なんざねェってコトぐらい。
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杜鬼・クロウ 2020年9月6日
……まァ、そう答えるしかねェわな(深い溜息つきながら、一言洩らし)真がどうあれ、そうまで想い続けられンのは…正直羨ましい。もう俺は昔と違ってガキじゃねェから、……、…(棄て切れない想いなど数えきれない癖に)
今日、ンな話をお前とするつもり全くなかったンだが…俺が訊きたいコトは聞けたからこれぐらいにしといてヤるわ(徐に立ち上がり引き出しからごそごそと救急箱を取り出せば、花柄の絆創膏を渡し)すぐ治るだろうが、傷ンとこに貼っとけ。 (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月8日
(一息ついて落ち着いたのか、いつもの様子を取り戻し)
…ええ、オレは一途ですから。兄さま、覚悟しておいてください
貴方のそばに、オレはずっといますから
……死ぬまで、いいえ、死んでも離れない。離さない
(左手の薬指にはめられた指輪が怪しく光る。アイビーの蔦の影が一瞬映り、消えた)
(絆創膏受け取り。思いのほか可愛らしい笑顔に面食らう)
…あ、ありがとうございます。 (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月8日
(ここ数か月特に己を悩ませていた酷い靄が一つ、和らいだ気がした。輪郭は未だ曖昧で不透明ではあったが、鬱々とした気分は大分薄らいで)
俺だって一途だわ。……ヤなこった(萎える様な表情浮かべた後に、鼻鳴らし舌出して)うっわ、怖。こういうの何て言うか知ってるか?ストーカーっつうンだよ、イイ加減学べやクソが(立ち上がりついでに机の上に置きっぱなしの皿類を片そうと)
あーだから俺にUC使うのやめろっつってンだろ!(片割れに対する底の底に沈めた秘めた想いは、此処では語る事はせず。軽口叩いて)
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杜鬼・クロウ 2020年9月8日
……弁明しとくと、この柄しかねェって言われたから、仕方なくその絆創膏買っただけだし。要らねェなら返せ(絆創膏を奪い取ろうと) (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月9日
兄さまを想う「妹」の可愛らしい愛情表現をストーカー呼ばわりとは心外ですね。
……ふふ、オレは何もしてませんよ(UC発動のきっかけである指輪を後ろ手に隠して)
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杜鬼・カイト 2020年9月9日
あ、絆創膏。いただきます
(絆創膏受け取り)……あの、兄さま。自分の首に絆創膏貼るのって結構難しいんですが。
………貼ってもらえます? (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月9日
自分で可愛らしい愛情表現とか言っちゃう?ハハ、その神経見習いてェ(皮肉)なら俺の胃がこんなに痛むコトはなかっただろうなァーー(救急箱には以前、ダークセイヴァーにある城に行った際に黒歌鳥に貰った胃薬も入っていた)
あとこの際言っとくぞ。俺の部屋の鍵、勝手に壊すのヤめてくんね?交換するの大変なンだよ!(ぷんすこ)もう俺個人の情報保持があってねェようなモンなのは若干諦めてるし。
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杜鬼・クロウ 2020年9月9日
(食器類を片しながら)俺が?…貼るだけだろ?それぐらい自分でやれ(自分で傷つけた手前、ほんの少しぐらい罪悪感はあるらしく語尾は弱め) (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月10日
首ですよ、首。よく見えないし、鏡みないと無理ですよ。
それにオレの鏡って……こんななんで(曇った鏡をチラリと見せたかと思うと、すぐに仕舞い)
……お願いします(やや真剣な口調。こうすれば貼ってくれるだろうという期待をこめ) (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月10日
てめェ……イイ度胸してンな(とても良い笑顔。額には青筋が浮かび)お兄サマの発言ちゃんと聞いてたか?鍵!もう取り換えンの何度目だと思ってンだ(くどくど)
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杜鬼・クロウ 2020年9月10日
首だろ、首。…鏡の癖に鏡見ねェとって、奇妙な感じだな(彼の本体を一瞥し呆れた様な諦観にも似た溜息)
はァ……わかったよ。ホント手ェかかるわ(彼の手から絆創膏ふんだくり、傷の箇所に的確に貼ってゆき)おら。コレでイイだろ。 (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月12日
………あ、ええ、なんですか。鍵?
兄さまが何を言ってるのか、オレにはよくわかりませんね(白々しい)
(まあ、別に壊さなくても鍵開けできるし、そもそもUC使えば関係ないんですけど)
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杜鬼・カイト 2020年9月12日
…ふふ、ありがとうございます(絆創膏に触れて、満足そうに)
兄さまって、こういうとこ優しいですよね。 (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月13日
都合の悪いコトは右から左へ通り抜けちまうのか??はーーわざとなのか本気なのか分かりたくもねェケド、話通じねェなァオイ!(流れるようなツッコミ)
……今、また良からぬコト考えたろ(じとめ
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杜鬼・クロウ 2020年9月13日
ハ?優しくねェし。
それよか少し片づけンの手伝え(食器指差し)
どうせ今日帰る気ねェだろ、お前。 (無効票)
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杜鬼・カイト 2020年9月14日
いいえ、なーんにも良からぬことなんて考えていませんよ?(けろりと。信じてくださいよー、と言いつつもとても嘘っぽい)

!!
ええ、まあ帰れと言われても帰る気なんてありませんでしたけど。ふふ、食器の片付けでもなんでもお手伝いしまーす♪ (無効票)
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杜鬼・クロウ 2020年9月14日
日頃の行い省みろ(まるっきり信じていない)
……ゲンキンなヤツ。お前、ソファで寝ろよ。絶対部屋来ンなよ絶対(フリじゃない)(コレ、流しに持っていってくれ、と指示だして) (⛓)
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杜鬼・カイト 2020年9月15日
えー、どうしましょうかねぇ。そんな風に言うと、フリだと思われても仕方ないのでは?(よいしょ、と食器を運びながら軽口叩く) (⛓)
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杜鬼・クロウ 2020年9月15日
言わなかったら、そんなコト言われなかったって言うだろうが。それはそれで後でややこしいコトになりそうだからだよ!(食器を洗いながら文句垂れて)
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杜鬼・クロウ 2020年9月15日
(成り行きで只の八つ当たりから、固く結ばれていた紐がほんの少し解けた模様。薄ら晴れた靄の先に視えたものとは……何時もの凸凹な日常風景だけ。互いに隠された儘のこころは未だ残るも、今は此れで良いのだと思う事にした。翌朝、起きたら再び怒号が響き渡るのはまた別のお話──)
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杜鬼・クロウ 2020年9月15日
(〆)
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