【1:1】物知り翁というものありて
ロキ・バロックヒート 2020年8月22日
夕暮れのやまない拠点の宿の街に
“ものしりじいさん”といわれる妖怪が居るらしい
噂では街の地下やら井戸の中やらどこかの屋根裏やら――
今はどうやら街外れの森の中に居るんだとか
***
ロキとベル
※ルール
🎲を振り、全て足しながら目的地を目指してお喋りもとい迷子
【300】ほどで到着扱い
0
ロキ・バロックヒート 2020年8月22日
(いろいろと尋ね聞いても、姿形も、どんな妖怪かも、曖昧なことしかわからず。ただどの妖怪も、あの翁ならあすこに居るよ、ということだけは返してくる。それもてんでばらばら。一番多く聞いたのが、この森の中という話だった)ねー、ほんとーにこの先に居ると思う?ベルくん。(森の入り口の前にて、荒唐無稽な噂に付き合うこととなった道連れに声を掛ける)
ベル・ルヴェール 2020年8月22日
妖怪がみんなあそこに居ると言っている。だから居る。僕はそう思うよ。ロキ。お前は信じていないのか?妖怪は悪戯が好きだと聞いたから信じれないのは無理もないかな。(僕は森の入り口に立っていた。妖怪の噂話を頼りにここまで辿り着いたんだ。)(ロキは信じていないかもしれないけど僕は信じていた。)(僕は森を見つめた。カクリヨの森は僕の知らない姿をしていた。)
ロキ・バロックヒート 2020年8月22日
【92】うーーーん、そうだねぇ。本当だったら会えるわけだからやったーってなるし、悪戯だったら面白いなって思うし、つまりはどっちでもないかな。(「信じる」という感覚が希薄で、つい首を傾げた)君は信じてるんだねぇ。じゃあベルくんに付いて来てもらって良かったかも。 ねぇねぇ、どんなやつだと思う?センニンみたいなのかな?(聞きながら森へ足を踏み入れる。おおむかしはひとが行き来していたらしい道は荒れ、獣道じみていた)
ベル・ルヴェール 2020年8月22日
【170】(僕とロキは森の中に入った。この森は荒れ放題だ。僕はこんな森を初めて見た。)僕は信じているよ。毛の生えていない男で頭が長い。本も持っていそうだな。(僕の想像した物知り爺さんは仙人よりも修行僧の方が近かった。)浮いているかもしれない。
ロキ・バロックヒート 2020年8月23日
【203】なんだかずっと物珍しげに見ているね。ベルくんの世界には森がなかったりした?(進む先を見ているようでいて、少し振り返ってそう言って)そうそう、そんな感じ?本で知識を蓄えてる方かなぁ。木でできた杖も持ってそう。周りに雲が漂っててさ……あれ?センニンって妖怪?(疑問符を浮かべながら、裸足が葉っぱと土を踏んでゆく)
ベル・ルヴェール 2020年8月24日
【303】僕の世界には森は無い。植物も限られた物しかない。ここは荒れているけど荒れていなかったら綺麗な場所だろうな。(土や葉で足の裏が汚れていた。気にならないのだろうか。僕は聞いてみる事にした。)ロキ、足が汚れてしまう事は気にならないのか?土の中には沢山の生物が眠っているだろ。うっかり踏みつぶす事は無いか?(僕が疑問を浮かべていると同じように疑問を浮かべていた。今度は仙人について考えてみる。)仙人は神様だろ?
ロキ・バロックヒート 2020年8月24日
森がなくて植物もあんまりないっていうと、島とか海とか砂漠とか荒野とか?(容貌と身に着けているものからして、砂漠かなぁ、と思いながら)あぁ、足?いつもこうだから平気だよ。もしなにか踏んじゃっても、生き物なら靴よりはまだマシじゃないかな……たぶん。(おそらくどこかズレた返答だ。足の裏も、君が思うよりは汚くはなさそうで)えーなんだ同族かぁ。じゃあ妖怪とは違うねぇ。(物知り爺=仙人のセンが消えたので、首を傾げて考える)
ベル・ルヴェール 2020年8月25日
【389】僕の故郷は砂漠だ。辺り一面砂漠で何もない。(僕の目の前を歩く足は思っていたほど汚くは無いみたいだ。僕はズレた回答も気にしないまま息を吐き出す。)(そしたら今度は首を傾げたみたいだ。)……ロキも仙人なのか。僕はそれなりに長く生きているけど本物の仙人を見たのは初めてだな。(同族には見えなかった。仙人は身体の毛が無いという僕の勝手な先入観があったからだ。)
ロキ・バロックヒート 2020年8月27日
【390】へぇ、砂漠かぁ。結構たいへんなところだったよね。ここはほんとに君にとって異邦そのものってわけだ。(こちらの足元をよくよく見ると、不思議なことに気付くだろうか。影が先んじて動き、まるで足場になっているような)ああ、センニンは後から神通力がどうのって感じだろうけど、俺様は元から神様の方だよ。ひとにとっては同じ神族って分類かなって。センニンは見たことないや。
ベル・ルヴェール 2020年8月29日
【459】(僕は不思議な光景を目にした。影が動いている。影は動くけどそうじゃない。動いているんだ。これは今目の前で見ている者しか分からないだろう。)(僕は片眉をあげてまじまじと観察をした。)生まれた時から神様か?僕も人じゃない。僕はヤドリガミだ。ロキは僕とはまた違った神か?
ロキ・バロックヒート 2020年8月31日
【492】(影が身体の一部であるかのように、するりするりついてゆき。硬い石もなにかの虫も覆うよう。けれど落ち葉を踏めば、さふりと柔らかい足音を立てる)そう、生まれた時から神様だよ。ヤドリガミだったんだ。モノが本体じゃあないから、ベルくんとは違うなぁ。ベルくんはなんのヤドリガミ?(聞きながら、不意に足を止めた)あ、ねぇ。道が左右に分かれてる。どっち行こう?
ベル・ルヴェール 2020年8月31日
【537】(影が生きている。僕はそう思った。僕とは違う神様のロキは影も操るみたいだ。僕は思わず口にした。)僕は魔力の高い者しか扱う事の出来ないベルだよ。硝子のね。使い方は主次第だけど呪術と占いが多かったな。その次に道案内。(僕は迷わずこう答えた。)右だ。そんな気分なんだ。
ロキ・バロックヒート 2020年9月5日
【605】あれ?影のことバレた?(特に隠していないくせ、そういって笑う)ベル。あぁ、音が鳴るあの?(名はていを表すというが、名前そのままが君のことだと思わなかったから。ぽんと手を打ちたい気分に)硝子のってきっと綺麗なんだろなぁ。いわくとかいっぱいありそう。 ふぅん、右。道案内の勘?(聞きながら拾い上げてた木の棒を、そっとぽいっとした)
ベル・ルヴェール 2020年9月6日
【625】足元を見ているとね。面白いな。(不自然に影が動いたから僕は驚いた。笑っている今でも影は動いている。)音が鳴るあのベル。何千年も生きているからそんな噂が出てもおかしくないな。僕は気にしてないけどね。道案内の勘かも。でも安全の保証はできない。勘だからな。
ロキ・バロックヒート 2020年9月10日
【645】俺様の一部みたいなもの、なんだよね。靴を履いているとさ、触れ合えなくてヘソを曲げちゃうの。(嘘か真か、ふわふわと言いながら)へえぇ、何千かぁ。もしかしたら俺様より長生きかも。(素直に感心して口笛を吹いた。中々それぐらいの者は居ないから)硝子って脆いと思ってたけど、その時代のものだと丈夫なのかな。 良いじゃない、道案内の勘。俺様さっき棒倒して決めようかなって思ってたしー。(そちらの道へさくさく進んでゆく)
ベル・ルヴェール 2020年9月10日
【659】影がヘソを曲げてしまう話は面白い。僕の影はただの影だからな。ならばロキの影を誰かが奪うと影だけが勝手に動くのか?(僕は思い浮かんだ事を尋ねた。影を切り離す事なんて僕は出来ないけど興味があった。)(僕たちは右に進む。)硝子には魔力が込められているんだ。代々、僕を扱った者の魔力だ。だから壊れない。(進みながら僕は木の枝を拾った。次は棒を倒してみようと思った。)
ロキ・バロックヒート 2020年9月12日
そうだねぇ。奪えるものなら面白いけど、どうなるのかなぁ。俺様が獣とか鳥とかカタチを与えてる時もあるから、好きにどこかに行っちゃったりして。(云うなり、影から小さな黒い――歪で辛うじて鳥に見えるモノが音もなく飛び立ち、空へ辿り着く前に掻き消えた)ふぅん、壊れない。ほんとに?君たちヤドリガミは本体がなにかっていうのはさまざまだけど、壊れなかったら、死なないんだよね。
ベル・ルヴェール 2020年9月12日
【662】(僕は鳥のような影を見送った。あんな風に飛ばすのか。)(僕たちはどんどん進んでいく。進んでも進んでも森だ。)本当に。僕は今まで一度も壊れた事はない。ほら、死んで無いだろ?(僕は木の枝を片手に持ったまま手を広げた。ロキの言いたい事も分からなくはない。)壊れなかったら死なない。
ロキ・バロックヒート 2020年9月13日
【705】(鳥は影から離れるとカタチすら長く留められないようだった。消えるさまも見ずに進む)それにしても、長生きの俺様たちが物知りに会いに行くっていうのも面白いね。永く生きてる割には知らないことだらけだけど。(緑が更に色濃くなってゆく。進む道は、また左右に分かれているようだった。足を止めてふらりと振り向いた)死なない。そっか。そうかぁ。(何度か確かめるように頷き、にこりと笑う)ねぇねぇ、じゃあさ、お友達になろうよ。
ベル・ルヴェール 2020年9月14日
【778】そうだな。僕は自分の世界の事もあまり良く分かっていない。何千年も生きているからか、世界は忙しなく変わってしまうから余計にな。(目に前には分かれ道があった。僕は拾い上げた木の枝を立てる。)(立てていると笑顔が向けられた。)友人に?僕は構わないよ。
ロキ・バロックヒート 2020年9月17日
【842】そういえばベルくんはどの世界の出身なんだろ。(声掛けた時の世界とは違うような、と首を傾けて)ひとの変化が目まぐるしいもんね。世界を動かしているのはひとだから。 おっ、それで決める?(わくわくと棒の行く末を見守って。嬉しそうに笑った)いいの?ほんとー?んじゃベルくんは友人とどんな風に過ごすの?
ベル・ルヴェール 2020年9月18日
【909】どこかな?僕も僕の居る世界がどこにあるのか分かっていない。(僕の立てた木の枝は手を離すとすぐに真ん中に向いた。)(僕は何回も確認したけど真ん中だ。)真ん中だな。結界が張り巡らされているのか?(試しに手を伸ばしてみた。)友人とは語らう。夜に火を囲い近況を話し合うんだ。
ロキ・バロックヒート 2020年9月20日
【947】へぇ、まだグリモアに認識されていない世界かな。 真ん中だ。(左右じゃない。眼を瞬いた)うわぁ、何度倒しても真ん中になっちゃうね。面白い。(楽しそうに棒倒しチャレンジが繰り返されるのを見て)語らう。じゃあそのようにしてみよう。(夜と火の織り成す情景までは中々真似できないかもしれないけど。素敵だと思った)
ロキ・バロックヒート 2020年9月20日
なんだかブレてるっていうか、歪んでない?(君が伸ばした指先が、少しだけそう見えた)
ベル・ルヴェール 2020年9月22日
【969】(僕はじっくりと自分の指を見た。)(歪んでいる。)ロキの言う通りだな。歪んでいる。道があるかもしれない。
ロキ・バロックヒート 2020年9月26日
【995】じゃあもしかしてこの先が物知りさんの住処なのかな?(わくわくしながら、真ん中の“道”を見て)えーい、(君の背を押そうとした)
ベル・ルヴェール 2020年9月28日
【1040】(僕は背中を押された。その衝撃で倒れたけど辺りの景色が一気に変わった。)(暗い森だったのにいつの間にか庭に出ていたんだ。)……ここが物知り爺さんの住む場所か?
ロキ・バロックヒート 2020年9月30日
【到着】おおー、(続いて進んで、目の前には庭と、その先には掘っ建て小屋のような家がある。開いた窓から煙が漂い、薬のような匂いもしていた)ほんとに結界かなにかだったみたいだね。それっぽい――あっ、ごめん。だいじょうぶ?(はっとして、倒れた君に一応手を出した)背中見てたら、つい。
ベル・ルヴェール 2020年9月30日
驚いたな。僕の住む世界の魔法にも似ている。(僕は大丈夫だと言う事を伝えて手を借りて立ち上がった。)(それっぽい家を見て瞬く。)あれが物知りの家か。行こう。僕も色んな話が聞きたい。
ロキ・バロックヒート 2020年10月1日
へぇ、けっこーな魔法の使い手なのかなぁ、ここの主は。(よいしょと君を助け起こして。家の方へと進んで行く)うん、行こう。アタリだと良いなぁ。俺様もいろいろ聞きたーい。この街がどうしてずっと黄昏時なのかとか――
ロキ・バロックヒート 2020年10月1日
(そうして急な客を迎えたのは、天狗のような者であったという)
【〆】