【1:1】王の住処
ミア・レイシッド 2020年8月15日
あっちの水もこっちの水も飲みなさい
カーカー鳴いて
迷い子を手招いた
ここは王の住処
カラスの王様の住処
◇30〜50レス
◇期限は1ヶ月半〜3ヶ月
◇逆戟・イサナ
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ミア・レイシッド 2020年8月15日
逆戟。王様がお目見えよ。(数多のカラスの中で一番大きなカラスが肩に止まった。黒い瞳が彼を見ている。カーと鳴いた)王様はわたくしたちにここの探索を許可したのよ。頑張って何かを見つけましょう。(赤髪が話し終わるとカラスは電柱に止まりこちらを見下ろした)王様はあちらからわたくしたちを見ているそうよ。……逆戟、探しものはお得意?
逆戟・イサナ 2020年8月15日
お?おぉ……近くで見るとやっぱり威厳があるな王様……(少女の肩に止まる大鴉の黒い瞳に僅かたじろいだ。姿勢を正そうとする間に鳴き声ひとつと遠ざかる姿に呆れたような視線を遣り)探しものかぁ。なんとなくで生きてるから得意か、と聞かれるとなんとも言えんが……ミアの方は如何だ?何か見つかりそうな雰囲気がわかったり…。
ミア・レイシッド 2020年8月16日
わたくしは王様の意のままに生きているのだわ。わたくしよりも王様の方が探し物は得意よ。(つまるところ、カラスが居なければ居場所も分からないのだと小さく告げ、呆れた視線を追う)……王様は王様の生き方があるもの。お前もわたくしも待ってはもらえないの。ゆきましょう。きっと、歩いていれば何かみつかるはずなのだわ。(とは言ったものの辺りには何もない。まだ行った事の無い場所に向かうべく方向転換をした)こっちよ。
逆戟・イサナ 2020年8月22日
王様の意のままに、か。家族みたいな関係性かと思っていたが……主従の方が近いのかねェ。そういう方面にそこまで詳しい訳でもないが。はいよー、完全に初見なオレよりは土地勘のあるミアの感覚に従うぜ。(少女の赤毛を目印にするように、方向転換した背後を着いて歩いていく)
ミア・レイシッド 2020年8月23日
わたくしと王様が家族だなんて。(そっと瞼を伏せた。伏せた睫毛の影がうっすらとしか出来ない程に、辺りは薄暗かった)わたくしは王様の意のままに動いているだけなのだわ。土地勘もあまりないのよ。だってここは、常に形を変えるのだもの。昨日と同じ道を通っても、昨日と同じ場所に出る事なんて滅多にないのだわ。(あても無くつま先の向くままに歩いていた。下手をすれば、二度とこの場所に戻っては来れない)
逆戟・イサナ 2020年8月24日
おっと。余り踏み込んだらマズいことだったんなら聞かなかった事にして忘れといてくれ。……ほぅほぅ。常に形を変えるのか……まるで生きてるような住処なんだな。ひとつも道を間違えずに、前だけ進めるような奴なんて早々いないとオレは思うがなァ。(薄暗さも楽しむように男の足取りは軽やかなものだった)
ミア・レイシッド 2020年8月25日
平気よ。わたくしが伝えていなかったのだもの。わたくしの責任なのだわ。ここでは王様に関する事はあまり口にしない方が良いのだわ。でないとお前様の首が――…。(どこからともなくカラスの鳴き声が聞こえた)どの世界でもそうでしょう。王は常に民の上にいるのよ。(無表情の女と楽しむ男。でこぼこした二人を迎え入れたのは一本の標識と分かれ道だった。標識には落石注意と書かれている)一つも道を間違えずに歩める者はいないでしょうね。……早速行き詰まったのだわ。お前様はどちらの道に行きたい?
逆戟・イサナ 2020年8月25日
有難い忠告に従おう。王様に嫌われて此処を追い出されるようなことになったら哀しいからなァ。うんうん、強い者に見守られてる民は安泰だな。……と、早速分かれ道に…落石注意の標識か。オレは何方でも良いんだが、コレってどちらの道にも落石の可能性があるのかね。様子見に何かしら先行させてみるか?(標識と分かれ道の前に立ち止まる。選択を委ねるもののように懐から煙管をひとつ取り出した)
ミア・レイシッド 2020年8月27日
構わないのだわ。先に囮になれる者がいるのなら、それに越したことはないもの。(取り出された煙管を視界の隅で捉えた。この世界に住まう者以外にも馴染みのあるそれは、媒体か何かだろうか。思考を巡らせ、前を見据える)それがお前様の、魔術のどうぐなのかしら。
逆戟・イサナ 2020年8月30日
そうだな、魔術の道具というか。普通に煙吸うのに使うこともあるが流石に此処で歩きタバコする訳にもいかんしなァ。…じゃ、ミアの許可も得られたことだし今回はオレがやらせて貰うぜ。(火の付いていない煙管を咥えると軽く息を吹き掛けて。湧き出た煙が骨だけになった魚を型取り、ぱしゃりと跳ねる)囮になるかは分からんが…偵察ぐらいは出来るだろう、多分。……とりあえず左側の道でも進ませてみるか。(ふよふよと煙で出来た魚は中空を泳ぐようにして指示通りの方向に進み始めた)
ミア・レイシッド 2020年9月1日
そう。よくやる子なのだわ。王様も褒めてくれるでしょう。(左側の道には何もない。ひたすらに道が続いているようだ)その魚が石の下敷きにならない事を願うばかりなのよ。道は如何かしら。わたくしたちも歩けるの?(魚の主に問いかけた)
逆戟・イサナ 2020年9月6日
(問われてから初めて気付いたような顔をする。うっかり)……あ。そういや魚に足は無かったな。標識は落石注意だったから足下の道が崩れるようなことはないと思うが…。右側の道も一応調べてみるか……何か起きた時に飛んで避けられたり出来たら便利なんだがなァ。(後続が続かないことを訝しむように戻ってきて周囲でふわふわと浮かんでいる煙の魚)
ミア・レイシッド 2020年9月8日
今のわたくしは、飛ぶ術を持っていないのだわ。お前様は歩ける何かを生み出す事は出来ないのかしら?それならわたくしが、自らの足で赴くのだわ。(戻ってきた魚に礼を告げると、右の道へ行こうと一歩踏み出す。浮かぶ煙魚を指差して、動かぬ顔を向けた)年の為に、この魚を貸してくださるかしら。
逆戟・イサナ 2020年9月12日
今のところ魚以外が出てきたことないなァ……今度試してみるか。ミアが行って確かめるってんなら止めはしないが…うーん、うん?盾くらいにしかならんとは思うけどコレが役立ちそうなら着いて行かせるぜ。(赤い少女に指差された煙の魚はくるりと回ってみせる。先導するように右側の道へと進み始めて)オレが言うのもなんだけど気をつけてな。
ミア・レイシッド 2020年9月15日
ええ。ぜひとも試してみて欲しいのだわ。それでは、行ってくるのよ。(先導をする魚を追いかけ、右の道を歩いて行った。普通の道だった。落石もない。魚も元気に泳いでいる。ふっと、息を吐き出して待つ人の居る場所へと戻った)何も無かったのだわ。この看板はもしかして、ただのイタズラかしら?どちらの道を通っても、何も無いのよ。お好きな方を選んで頂戴な。
逆戟・イサナ 2020年10月4日
(暫くして戻ってきた少女たちに安堵したような視線を遣って)…単なる悪戯だったんならそれに越したことはないな。じゃ、折角ミア達ふたりで安全を確かめて貰ったことだし。右側の道に進むとするかァ。コイツにももう少し、お供を続けて貰うとするかね。(一度くるりとその場で回った煙の魚も、そのまま後を着いてくる様子)
ミア・レイシッド 2020年10月5日
そう。それでは行きましょう。(右の道へと進んだ。足元も悪くない、平坦な道を進んでいるとやがて森に出る)森に出たのだわ。煙の魚がいるのだから、海に出てみたかったものね。煙だから海の中では消えてしまうのかしら。(付いてくる魚を横目で見た。普通の魚よりも不安定な泳ぎをしている気がして、そっと手を伸ばしてみた)