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🐠夜に花ひかる

夕時雨・沙羅羅　2020年8月15日

夕時雨・沙羅羅　2020年8月15日
ええと、消火用のバケツ、掃除道具と……。見て、ことこさん。蚊取り線香入れ、金魚。（まるまると可愛らしく口を開けたそれの中の、くるくると渦巻く線香に蝋燭で火を点けて）（そのまま、蝋燭を置き型の燭台に立てる）……よし。着火用の火は、これ。（そうして、ずらっと用意された数々の花火を見た）（想像以上にたくさん用意してくれたようだ）

琴平・琴子　2020年8月15日
まあ金魚さんの蚊取り線香。私、初めて見ました……。（まんまるのピンポンパールのように見える。虫刺されの予防にお手伝いしてくださいねと金魚の頭を一撫で。）（バケツの水、蝋燭の火。それぞれ目で場所を確認して、はいと頷く。ずらりと用意された花火に体を向ければ目を丸くしてから瞬きを数度。中には自分の知らない花火もある。）こんなにいっぱい……楽しみきれるでしょうか……。

夕時雨・沙羅羅　2020年8月16日
きれいなところには、良いものがある。（他にも珍しいものがあるだろうか、気になりつつも、先ずは目の前の花の蕾を選ぶところからだろう）全て咲かしきれなかったら、日を改めて皆で咲かせたら良い。きっと誰かは興味を示してくれる。（しかし、実は花火をやるのは初めてだ。どれが良いか分からず、ひとまず一番多そうなタイプを手にする。たぶんスタンダードなのやつだ）（そっと火に近づけて）
（火花の派手さ）＞

夕時雨・沙羅羅　2020年8月16日
！？（火がついた途端、弾けるように火花を散らせる）（つい手を離してしまったが、咄嗟に尾鰭で掴んだ）び……びっくりした。ちいさいのに、すごい……。（ばちばち弾けるそれを手に持ち直す）

琴平・琴子　2020年8月16日
ええ、皆さんお手伝い頑張っておりますし夜の暇に行うのもまた楽しいかもしれませんね。（どれを選ぼうか。でもみんなで楽しむ様に残しておくのも有りかもしれないが、一番最初だから自分も同じ一番多そうな普通の奴。手に取り、火を付けようとした間際。ばちばち始める火花の音と貴方の驚いた声に反応し。）沙羅羅さんお怪我は！（何事も無かったらしく、胸を撫で下ろした。）火傷など後から痛くなるかもしれないので、そうしたら仰ってくださいね。（一息付き、気持ちを落ち着かせてから花火に火を近づけて。）
（火花の派手さ）＞

琴平・琴子　2020年8月16日
（火がついてぱちぱち大人しく弾ける火花。そこまでの派手さは無く、少しだけ構えていたのにあれ？ と首を傾げる。）これは、元気な子とそうではない子がいますね……？

夕時雨・沙羅羅　2020年8月17日
うん。うん。ありがとう、大丈夫。僕は、水だから、火には強い。咄嗟に消してしまいそうだったから、せっかくの一本目の花火の方が危なかった。（手元で弾けるそれをゆらゆら、）（段々と勢いは収まってきただろうか……と思っていたところで、しゅうと萎むように消えた。どうやら派手さの代わりに着火時間は短いらしい。）……ことこさんのは、穏やかできれい。もしかして、同じように見えて、違う種類だったんだろうか。（検証のため、また同じもの……だと思われるものを手に、）
（火花の派手さ）＞

夕時雨・沙羅羅　2020年8月17日
む。（先程よりかは弾けないが、それなりに明るい火花が咲く。）（暫くしたら炎は色が変わり、また数秒すれば色が変わる。）……なるほど、同じに見えて違う。

琴平・琴子　2020年8月18日
火に強いお水でも近付けば熱く、痛いでしょうに。お怪我が無くて何よりです。花火はまだたくさんありますし……。（手元で弾けていた火花は未だ元気。それでも暫く眺めていれば段々無くなっていく元気と消えた火花にあ、と声を漏らした。）そういえば、花火の色も色によって長生きする時間が違うのだとか聞いた事があります。中に入ってるものが違うのかもしれませんね。……なんでしょう、これ。（並べられた花火の中で目について気になったのは１センチ程度の黒丸のような花火。摘まんで見てみるもよく分からず、とりあえず一つ地面に置いて火をつけてみた。）
（もくもくと伸びる長さ（ｍｍ）＞

琴平・琴子　2020年8月18日
……？ お前も、花火なんです……？（何やら黒くてもくもくした煤の様な、黒い蛇のような塊のものが伸びて来た。あまり長く伸びず、何だこれはと首を傾げて不思議そうに見ている。）

夕時雨・沙羅羅　2020年8月19日
よほどの大火事やユーベルコードでも無い限りは、マッチで池は干上がらない。でも、そうやって気遣える心は尊いもの。ありがとう。（なるほど、豆知識を聞きつつ納得。花火の種は不思議がいっぱい。）（それはそれとして、）……なんだろう、それは。木炭の精霊でも入っていたんだろうか。

琴平・琴子　2020年8月20日
ふふ、どういたしまして。いくらお池といえども、綺麗な物がたくさんあるところに火元も燃えかすすら落としたくないですしね。（黒くてもこもこして大人しくなったそれを膝ついて見つめるも何かいる様子はなく、首を静かに横に振って。）木炭の精霊さんはいらっしゃらないようです。走り回る花火があるのは知っておりますが何だかお前は奇妙ですね……。

夕時雨・沙羅羅　2020年8月23日
それは勿論。汚れは一切合切お断り。（きりり、真剣な表情で言えば、沈黙した黒いもこもこを眺めて）しかし、花火は綺麗に光るものだと思っていたが、不思議な花火もあるものだ。もこもこ花火……。走る花火もある……？（どれだろう、と眺めるもよく分からない。変わった形状のものはいくつかあるが）足が生えてそうなのは無い……。

琴平・琴子　2020年8月24日
私も花火はぱちぱちばちばち光るものだと思っておりました。もこもこ花火。もっと羊さんみたいなのだったら可愛げがあるのでしょうが……。（目の前にあるのは黒いもこもこ。可愛くないと思いながら立ち上がり、足の生えた花火を探す。）足……高さがあって、何なら足のような、台がある大きそうな花火はありますけども……。（手に取ったのは筒型の大き目な花火。台座がついて安定感のあるもの。）

夕時雨・沙羅羅　2020年8月24日
白いもこもこ……泡なら作れるけど……。（そして黒いこれはバケツに入れた方が良いんだろうか。これ以上は進化しなさそうだし入れておこう。）ああ、初めから存在感が段違いだったやつ。走りはしなさそうだが……点けてみる？大きいから、すごそう。

琴平・琴子　2020年8月25日
泡を？ 石鹸水も何もありませんけども……出せるのですか？（出してもらえるのならそれはそれで見てみたい、と貴方を見る。黒いもこもこは気になるものの、バケツに吸い込まれたところを軽く見るなり手を振ってさようなら。）これが走り出したら流石に怖いですが……（バケツの中に水はあるし、水だという彼もいる。怖い事は火を付ける時に火花が此方に向かってくることのみ。筒型に書かれた説明書きを読みながら、大丈夫でしょうと一人頷き、恐怖よりも興味の方が勝り力強く頷いた。）是非、付けてみましょう。（少し離れた場所に筒型花火を置き、蝋燭の火を導火線へ付けると同時にすぐに離れた。）
（火花の派手さ）＞

琴平・琴子　2020年8月25日
わぁ……！（その手に持った蝋燭や先程まで楽しんでいた花火とは違って暗かった周りが火花で照らされて良く見える程に明るく勢いよく飛び出た火花。様々な色が混ざって、虹の様にも見える。よく聞こえる爆発音。鼻をつく火薬の匂い。何もかもが違って、目を丸くして瞬きを繰り返す。）

夕時雨・沙羅羅　2020年8月27日
おお……これは、すごい。（見上げた虹の花はすぐにぱらぱらと音を降らせて消えてしまったけれど、余韻を楽しむように未だ夜空を見上げたまま）祭りとかいうパーティで見たことあるやつ。ことこさん、当たりを引いたね。（すこし、びっくりしたけれど。と、やっと視線を下ろしてきて）……真下から見る空咲く花も、きれい。

夕時雨・沙羅羅　2020年8月27日
僕も、もっときれいなやつないかな。（そわそわ、先程の花火をもう一度見たい気持ちはあるけれど、流石に数があるものでも無いようだ）（大きいものが良いだろうか、小さいのも意外ときれいかもしれない）……そうそう、泡は、出そうと思えばふつうに。（と、水の尾鰭を振れば、ふわんとしゃぼんがひとつ）（しかし黒いもこもこのインパクトには敵わないな、と思いながらも、目に付いたひとつの花火を手にした）……くるくるしてる。かわいいかも。

（勢い）＞

夕時雨・沙羅羅　2020年8月27日
（火をつければ、しゅわっと勢い良く吹き出す火花）（特に見応えは無かったが、燃え尽きていく輪っかは持つ場所が無くなりそうだ）……もしかして、（思いついて地面に置けば、しゅるしゅるっとワルツを踊るように回って駆けていく）なるほど、走る？

琴平・琴子　2020年8月28日
たまたま運が宜しかっただけとは思いたいですが、そろそろおしまいになさいと仰られているような気も致します。最後の輝きを放ってくれたのでしょうか。（どうなんでしょう。そう呟いて大人しくなった筒型花火へ近づき、大人しくなったこと、触れて大丈夫そうであることを確認しながらバケツへそっと入れた。）（この時間が終わる事に寂しさを感じるが、それでも花火の綺麗さは変わらないと美しかった事に嬉しさと微笑み。）

琴平・琴子　2020年8月28日
わっ、本当に泡が……。（ふわりと揺れるしゃぼんと足元で走り出した火花を見てなるほど、と頷いてからある事に気付いてハッとする。）沙羅羅さん見て下さいませっ。（しゃぼん、そして足元には勢いよく走って動く火花。しゃぼんに反射して見えた火花を指さす。花火が地を這うでも、空に咲くでもなく、浮いている様な、しゃぼんの中に花火があるみたいだと思ったが、駆ける花火は何処かへ行くからすぐに消えてしまって、少しだけ残念そうに項垂れた。）

琴平・琴子　2020年8月28日
……こいつが走る奴で、間違いなさそうですね。（同じくるりとした花火に火をつけて、どうだろうかと地面に置く。）
（勢い）＞

琴平・琴子　2020年8月28日
（足は無い。確かに地面を走っている。くるくると踊る様な走りから大人しくなっていく様は何処か猫が自分の尻尾を追い掛ける様子をふと思い出した。）お前も不思議な生き物ですね。猫みたいです。（黙り込んだ花火をじっと見つめた後にバケツの中へ。）

夕時雨・沙羅羅　2020年8月31日
ふむ。確かに、最後に一花、宴も酣、とも言うか。（まだまだ花火は残っているし、物足りない気持ちもある。けれど、幼い相手をあまり夜更かしさせるのもいけないだろう。）（大きな花火の抜け殻がバケツに浸かるのを不思議そうに見ながら、次の……終わりに相応しそうな花火を見繕っていれば、）？おお……、（呼ばれて見やれば、それは少しの間だけ見れた。）

夕時雨・沙羅羅　2020年8月31日
（何気なく飛ばしたしゃぼんに映る花火の光は、魔法のようで、）……ことこさんは、きれいを見つけるのが上手い。僕も、花火を飲み込めたら良いのに。（続く花火が走り回る頃にはしゃぼんは破れてしまったけれど、良いものを見た。）（満足げに、手に取る花火は、）（最後なら何となく、小さいものが良いだろう、と、細く繊細そうなもの。）

（火花の継続時間）＞

夕時雨・沙羅羅　2020年8月31日
（ぱち……ぱち、）（始めは控えめだった火花も、直ぐにぱちぱちと賑やかに弾ける）（けれど、それは今までの花火に比べたら小さくあえかで、今にも消えてしまいそうなもので、）へえ……、こんな花火もあるのか。（まぁるく静かに火花弾ける様は、まるで花咲かせるよう。かわいらしいと和む景色だ。）

琴平・琴子　2020年8月31日
あら、有難うございます。でもそれは沙羅羅さんのお陰です。綺麗なものがあったら目を惹くでしょう？ （そうではないかしら、と首を傾げて。）こちらこそ、綺麗な物を魅せて頂いて有難うございます。（微笑みながら（ふぁ、と欠伸を漏らせば夜が更けていってそろそろ自分が眠る時間である事に気付く。これが最後の花火になりそう、と手にしたのは同じく細い花火。これは終わりにする人が多いのをなんとなく知っている。）これは、定番らしいですね。
（火花の継続時間）＞

琴平・琴子　2020年8月31日
線香花火、って言うんですよ。（高揚した気持ちをゆっくりと静かにさせ、華やかな夜の花の終わりは静かにすぼまっていくようなこの線香花火がよく似合う様な気がする。）（ふんわりと小さな火玉から火花が初めて、勢いが弱まってその火玉は静かにぽたりと地面に落ちた。）寂しいですけど、これにておしまい、でしょうか。（バケツの中に終わった花火を入れて片付けの準備。）沙羅羅さん、お招きありがとうございました。（ぺこりと頭を下げて。）

夕時雨・沙羅羅　2020年9月1日
それも、そうか。きれいなものは、良いもの。花火も、きれいだった。（満足げに瞳を細め、）でも、何気無く僕が出した泡に、きれいを見つけてくれたのは、ことこさん。それも、たいせつ。（ぱちぱち弾ける、最後の花火を目に焼き付ける）（きれいな花、きれいな夜だった、そう一夜の記憶を飲み込むように）

夕時雨・沙羅羅　2020年9月1日
せんこうはなび（教えてもらった名前を、ささやく）（ぽつり、落ちたひかりを名残惜しく目線が追う）……うん。僕のほうこそ、一緒にあそんでくれてありがとう、アリス。また線香花火、やろう。（さあ、夜に花咲く時間はおしまい）（夢の中でもひかりの花を持ち込めたら、なんて、更ける夜の星に願いながら）（とろとろと、ねむろう）

夕時雨・沙羅羅　2020年9月1日
（だから、後片付けは、明日の朝に、ね）（おしまい）