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【◆1:1RP】夜すがらの街

天音・亮 2020年8月2日


明滅するネオンの光、行き交う人々
騒がしく賑わう街中で時折聞こえる喧騒は最早風物詩かの様にその街に馴染んでいて

開く自動ドアの隙間から漂う匂いは鼻を擽って誘惑する様に
一歩でも視線をつられようものならここぞとばかりに客引きが喰らい付いてくるだろう

そんな繁華街の夜、今日も今日とて喧騒が響き街を染める


・20〜30レスで〆
・1ヶ月レスがなければ終了
・最長十月末日で〆


アール・ダファディル
天音・亮




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天音・亮 2020年8月2日
(小さく鳴いた腹の虫の声は、止め処なく流れている喧騒に掻き消されて自分の耳にだけ名残りを残す。仕事帰りの道中、何を食べようかと漫ろ歩いてけれど客引きとは目を合わさない様慣れた様に。手頃な食堂でもいいからどこか良さげな場所は無いだろうかと巡らせた視界の端、映った野次馬に目を留める。はて、なんの騒ぎだろう。湧いた興味のままにコンクリートを蹴ってゆく)
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アール・ダファディル 2020年8月19日
(その日、その時。腕にテディベアを抱えた少年は喧噪の隅に佇んでいた。争う大人たち。ネオンの光を受けてキラキラと輝く瞳を渦中へと向ける妹と共に当人は冷めた目で物事を図る)――いいかい、Echo。あの男の劣勢はフェイクだ。腰が引けていないからね。次に至る為の演技に過ぎない。きっと今に……、(形勢が逆転した様子に「ほら」と続け)いつだってボクの見立ては正しいだろう。(ひそりひそりと。ぬいぐるみに向けて解説をする様子は人だかりの中でも異質に見える事だろう)
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天音・亮 2020年8月27日
(野次馬の中をするりするり。隙間から覗けば喧嘩をしている大の大人が二人。きょろり見回すも警備らしき人は見当たらなくて、野次馬からはひそひそ話に混じって「いいぞー!」だの「もっとやれー!」だの煽る野次が飛び交う。日常茶飯事だからか危機感を持っている人などはあまりいないようで、さてどうしたものかと再び野次馬の人々を見回していればふと目に留まる人影がひとつ。すらり立つその人が纏う服装は繁華街では異彩を放っていて、腕に抱くぬいぐるみがさらにその違和感を引き立てる)あれ、アールさん…?(かつり。ヒールの踵を鳴らしながら一歩、野次馬の間を抜けていききみへと近付いていく。はっきりとその横顔を視認できたなら口を開いて呼んでみよう)アールさん!
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アール・ダファディル 2020年9月3日
ふむ。喧嘩というものも興味深いものだね。子らのじゃれ合いとはまた趣が異なる。 (野次馬の喧嘩は留まる事が無く。素手での掴み合いから発展した攻防は周辺の設置物を武器として用いた戦いへと発展していた。片やブロック片。片や立て看板。小回りとリーチ差、どちらが勝利を掴むのか) ……おや。(一層盛り上がりを見せる外野の片隅に知る影を見つけ瞬いた。彼女は晴空を写し取ったかのような蒼を此方に向け存在を認識しているようだった。応える様に軽く片手をあげてから、白熱する群衆の隙間を縫って近づいた) ――今晩は、亮。良い夜をお過ごしかい?しかし、奇遇だな。こんな場で相見えるとは。
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天音・亮 2020年9月26日
(こちらに気付いて上げられた片手に手を振って返す。側に辿り着いて見えた瞳は街の明かりで色んな光を映してしまっているけれど、ぱちり開かれたそこにはきれいな琥珀色が)こんばんは!(喧騒の中、良い夜を過ごしてるかと聞かれれば少し首を傾げてぼちぼちかな?なんて言ってみたり)私こそびっくりしたよ!こんな所をアールさんが歩いてるなんて思ってもみないもの。アールさんも野次馬中?(話してる傍ら、ちらりと野次馬の原因へと視線を移せばなんだか喧嘩はヒートアップしていて呆れた様に額に手をあてる。ヒーローとして活動している手前、さすがにこれ以上見過ごすわけにはいかなそうだ。そろそろどうにかした方がいいだろうか)
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エスパルダ・メア 2020年11月3日
(ネオンの街で出くわした騒ぎも、二人の何気ない邂逅も。それは夜すがらの切欠にて、楽しげに興味深げに――そうして夜は更けゆくまでに、ぱたりとまた手を振って)(〆)
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