🐠清水のほとり
泡沫・うらら 2020年8月1日
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大きな大きな竹林に遮られ
木漏れ日だけがゆるやかな小道を照らす
さわさわと血赤の耳打つせせらぎはそう遠く無い場所に発生源がある事を示し
それと同時に、道案内をしてくれるようだった
◇若桃彩の華憐な貴女と
◇8/15までに終了
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泡沫・うらら 2020年8月1日
(遠く、何処かで誰かが話す形にならない聲を耳に受けながら、縁側に腰かけ彼女が訪れるその時を、待つ。手持ち部沙汰に上下する鰭は何も無い空を打ち、ゆらゆらと、ドレスの裾を揺らしていた)
キャロティ・メロディ 2020年8月2日
(水面に揺れる青髪のあなたと縁側で待ち合わせ。お誘いしたのはわたしからで、居間で顔を合わせた時から丁寧な物腰や仕草に目を惹かれていた。動きやすい服に着替え直して現れる。)
すみません、待たせちゃいました?(あなたの目の前でハラハラと焦る尻尾が揺れた。)
泡沫・うらら 2020年8月2日
(待ち人の聲を拾い、ゆぅるりと眦を下げる)いいえ。うちも先程着いた所ですよ。(間に合わせの常套句を薄唇に乗せ、彼女を見遣る)ああうちもお着換えしてきたら良かったかもしれませんね。(己が纏う白衣を見下ろし、変わらずひらひらと鰭で裾を揺らして)
キャロティ・メロディ 2020年8月3日
よかったぁ。ちょっとしたお散歩だから大丈夫だと思いますけど、お着替えしてきますか?(尾鰭の動きに合わせてゆるりと揺蕩うドレスは綺麗だけれど、今回は動きやすい方が良いだろうかと首を傾げた)
泡沫・うらら 2020年8月3日
迷う所ではありますけれど……、お待たせするのも何やし、このまま向かいましょうか。汚れたら汚れたで、その時考えます。(柔和に微笑みやおら腰を上げるとふよりふよりと宙に浮かび上がる)
キャロティ・メロディ 2020年8月4日
(こくこくと頷いて、立ち上がるあなたの動作を目で追いかける。) (ドレスがとても似合うあなたが他の服に着替えたところも気になる。)でも、うららさんの動きやすい格好も今度見てみたいです!
泡沫・うらら 2020年8月4日
ふふ、何かの機会があれば是非。夏の避暑地やさかい、夜に肝試しやら花火やらはしたりするんやろかねぇ。(そういえば“避暑”以外に、何をするをきいていなかったなぁ、と主催の顔を思い浮かべながら)
キャロティ・メロディ 2020年8月5日
わぁぁ、すごく夏っぽい…!(正に青春、そんなイベントに瞳が輝く。)肝試し…みんなが怖がってる顔、あんまり想像できないです。(みんなの顔を思い浮かべながら顎に手を添えて首を傾げた。)うららさんは怖がる方ですか?
泡沫・うらら 2020年8月5日
(彼女の言葉に面々を思い浮かべ)……ふふ、確かに。真珠さんを始め肝の据わった方ばかりのような気がしますね。さぁ、どうでしょう? もし実際に行われるとしたら、その時までのお楽しみ、いうことで。(肯定も否定もせずに柔和に笑んではぐらかし)
キャロティ・メロディ 2020年8月5日
むむ、うららさん上手!気になっちゃうなぁ(ミステリアスな女性とはきっとあなたの事を云うのだろう。楽しげに笑ってからくるりと門の外へ体を向けた。)よーし、お散歩いきましょうか!
泡沫・うらら 2020年8月6日
せやね。折角やもの、遊ぶ時間が短なってしまうんは勿体ないですからね。こんな所にある川やからきっと、そのまま飲めるくらい澄んでるんでしょうね。(きっと川に住まう生き物たちも目に掛かれるだろう。心なしか弾んだ声音でふよふよと宙を游ぎ)
キャロティ・メロディ 2020年8月7日
綺麗だといいなー、思いっきり川遊びは無理だけど、足くらいは浸かって涼みたいです(水着を忘れてきてしまったので難しいが、足をつけてひと休みするだけでもかなり涼しいはず。期待を膨らませながら小道を進む。)
泡沫・うらら 2020年8月7日
お天気も快晴続きやし、きっと平気よ。これだけ自然の中に在るんやったら魚以外にも鳥やら両生類やらもおるやろねぇ……。キャロティさんは苦手ないきものとかはおります?(こてりと首を傾げて)
キャロティ・メロディ 2020年8月8日
んんんー、苦手~…蝉やカブトムシがいきなり飛んでくるとびっくりしちゃいます…!たまにぶつかっちゃうので(嫌いという程でもないが苦手なものといえばこの2つかもしれない。困り顔で答えて)
泡沫・うらら 2020年8月8日
あらまぁ、そんな経験が……? 確かに突然飛んでこられたらトラウマになってしもてもしゃーないかもしれんねぇ……。(その様を想像し、走った悪寒は頭を振って払い)ほな夏場の木の下歩くんは緊張しますね。
キャロティ・メロディ 2020年8月8日
へへ、ちょっぴり緊張します(苦く笑ってから今度は、と問いかけ返す)うららさんは苦手な生き物いますか~?
泡沫・うらら 2020年8月9日
せやねぇ……、大抵興味の方が勝るからあまりこれと云って苦手や思うもんはあらへんかもしれんねぇ。(暫く巡らせれど辿り着かない回答に堪忍、と緩く笑み、竹林の先を指さす)――ああ、もうそろそろ目的地のようですよ。
キャロティ・メロディ 2020年8月9日
うららさん強いなぁ、あっ!ほんとだ。川の流れる音がするよ(ぴくぴくと耳が動く。水の匂いも強くなってきた。わくわくしながら竹林の先へと踏み出す。)
泡沫・うらら 2020年8月10日
まだ大して物を知らんだけかもしれませんよ。ああ、ほらええ音。川の流れる音は、落ち着きますね。(きらきら輝く水面を眩しそうに目を細めて見つめ)
キャロティ・メロディ 2020年8月11日
そうですね、空気も澄んでる気がします!(すう、と息を吸い込んでゆっくり吐く。体の芯まで透き通っていくような気持ちになる。)…お魚いるかな?
泡沫・うらら 2020年8月11日
ふふ、うちもなろてみよかな。(喉元で笑んだ後、倣って大きく息を吸い込み、ゆっくりと吐き出して)――ああ、ほんま。自然が近いだけでなんや美味しい気がするやなんて、不思議。(同調し、緩んだかんばせを向けて)さぁ、どうですやろ。覗き込んでみたり、手つけてみたりしたらわかるんとちゃいますか?(指先でちょちょいと水を操れば何て事は無いのだけれど。折角だから、と川辺へ向かうよう背中を押す)
キャロティ・メロディ 2020年8月12日
へへ、探してみますね!
(とっと、足場が悪いので転ばないように注意しながら川辺の方へ向かい澄んだ水面を覗き込む)あっ、見つけた。小さいけどなんのお魚だろう?(さらさらと川の流れに乗るように数匹のちいさな魚がかたまって泳いでいる「みてみて」とでもいうようにあなたに手招き)
泡沫・うらら 2020年8月12日
あら、お魚さん、いはった?(手招きに応じ、同じ様に川を覗き込む。水流の向こうで陽光を反射する鱗に眩しそうに花緑を細め)ふふ、涼しそうで気持ち良さそう。やっぱりここらの水は澄んでて綺麗ね。
キャロティ・メロディ 2020年8月13日
そうですね!お魚さんちも気持ちいいって。(魚たちの小さな声が聞こえてくる。それを伝えると楽しげに笑って川辺の大きな石に腰を下ろす)うららさんは海から来たんですか?
泡沫・うらら 2020年8月13日
あら、まるでお魚さんたちがそう仰ってるような口ぶりですね。彼らにそういった感情があるんかは解りませんけれど、その気持ちにはうちにも覚えがありますよ。(問いかけにはゆっくりと首肯し)――ええ。此処からは随分と遠い、遠い、海の底からやってきました。
キャロティ・メロディ 2020年8月13日
うららさんが居た海の底は、どんな所でした?(ちょっとも泳げない私には行くことのできない場所。尾鰭を持ったあなたしか知らない世界に、目がキラキラと)
泡沫・うらら 2020年8月14日
うちがおったんは小じんまりとした町でしたよ。人数もそうおらんで、皆顔見知りで。――宴会が好きな方が、多かったですね。(思い出すように明日の方向を見つめながら零し)さぁ、そろそろお屋敷に戻りましょう? あんまり遅なってお夕飯を逃しでもしたら事ですから。(にっこりと笑んで立ち上がり、来た方向を指さして
キャロティ・メロディ 2020年8月14日
う、海の底でもそんなに栄えてるですね…!?私には行けないところだから、聞いてみたかったんです。(気がつけば散歩を切り上げるのに良い時間。尻尾をはたきながら立ち上がる)そうですね、お腹すいちゃいました!お夕飯なんでしょう?(元気ににっこりと笑い、あなたの隣を歩いてゆく。今日の夕飯の話題に花を咲かせて)