1
【1:1】Everlasting memories

シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月15日


ぼくが知らない”あの事件”から、もう何年もたっている。
けれど、母様が失ったものは大きすぎて。
母様は、まだあそこに心を置いてきてしまっているから。

行き着いた先は同じく海に囲まれたとある島。
ここでの生活も大分なれてきた。…島のみんなにも。
そんな中、とある男の子に出会った。

その少年の名は──アリエ・イヴ。


・ゆるゆる。短期間で〆。
・ぼくときみのものがたり。




📿🗡
2
1





シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月15日
(数日前からこの島に一時的にやって来た彼は、一言で言うなら”太陽”の様な少年だったと思う。彼が元々持ち合せている人を惹き付ける力、と云うべきか。あっという間に打ち解けてしまい己自身も驚きを隠せずにいて)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月15日
(桐月の某日、何の変哲も無いごく普通の日常。日差しは緩やかに日輪へと降り注いで黄金が眩く。頬撫ぜる風が心地よく、帽子の鍔を抑えながら煌めく向日葵畑へと足を踏み入れる)ねぇ、アリエ。待って。ここ、本当に勝手に入っちゃって大丈夫なの?ぼくも来たことがない場所なのに……。 (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月16日
(帽子などない剥き出しの頭が、髪が、花の隙間から差し込む光に照らされ僅かに蜜を溶かしたような色へ染まる。ずんずん進むスピードはそのままに、振り返り日向の笑みを向けた)来たことある場所じゃ冒険って言えないじゃん!だいじょーぶだいじょーぶ!

それに……俺は海ぞくだぞ!海ぞくは自由でわるいんだ(にっと口のはしを吊り上げて見せる。いい子で収まる気のないいたずらっ子の笑顔) (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月16日
もう…すぐそうやって。もう少し考えてから…ってAlliy?聞いてる?(先を往く彼の赤銅の髪が日光で反射してきらきら光る様に眸に映り、溜息交じりに告げれば置いていかれない様に後を追う)

母様は海賊を悪者のように言うけれど、きみを見てると…楽しそう(”海賊”という単語に一瞬顔が曇るも、彼を見ていると其れはすぐに晴れ間を見せて)また聞かせてほしいな。きみの冒険たん。ぼく、すきなんだ。アリエのはなし。 (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月17日
んー…聞いてない!シェフィーも怒るより笑う方がいいぞ。笑った顔が俺はすき。

(シェフィーのお母さんはきっと海ぞくを見たことないんだ。だって知ればきっと好きになる!こんなにも自由で海と一緒にいれる仕事なんて他にないんだから!)(急ブレーキで立ち止まって振り返る。シェフィーに手を差し出して)その話ならいくらでも!……そうだ、今日はとっておきの宝物を見つけた話をしてやろうか! (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月17日
(案の定、右から左へ受け流されて盛大な溜息洩らし、諦観に似た眼差し送り)わかってはいたけど。……誰のせいだと。それでぼくはごまかされないよ(少しむくれて視線背け。語尾が微かに柔いのは、)

えっなになに?宝物、見つけたの?どんな?(彼の話に俄然興味が沸き、先程の事は水に流した様子で、差し出された手を握り向日葵畑へ再び駆けてゆき) (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月21日
ごまかしてるなんて!ちゃ~んと本心だから安心しろよ、な?(背けられた青が寂しくて覗きこみ)

ふふーん(自慢気に目を細めるとひまわり畑の真ん中でシェフィーの手を引き顔を近づけ)それはなぁ……お前だシェフィー!(キャッキャと笑い声をあげて距離をさらにつめようと)青い海の目、俺の宝物。

いつか、絶対に。立派な船でむかえにくるから。俺のものになってよシェフィー。

(榛の目に日がさして深い黄金に溶ける。懇願のようではっきり言い切られたそれは――) (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月21日
そういう問題でもないからな!もう……(淋しげに潤む榛色が視界に入り口尖らす。いとも簡単に解していく様は彼自身が持ち合せる魅力もしくは才故か)

わ、(さわさわと揺れる向日葵に囲まれる中、手引かれ思わず態勢崩しそうになり。次ぐ言葉に目をぱちくりさせて)えっ…ぼく?
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月21日
──!
(其れは口約束にしてはあまりにも…誓いのような、)
(きっと深い意味はないのだろう。彼は”そういう人”だから。それでも、其の意思は真っ直ぐで綺麗で)

……ふふ。なぁに、それ。ぼくはAlliyのような海賊にはあこがれるけど、なれないよ。母様をおいてはいけない。
だからそのかわり、いっぱいお話聞かせてよ。
(青い海は広大で何処までも続く。手を伸ばしても、簡単にはとらえられない) (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月21日
(なれないと、その言葉を聞いて頬を膨らませる)……やだ!
(握った手は離さぬまま。抗議を全身で表すようにドカっと地面に座り込む)シェフィーならなれる。絶対に。置いていけないなら一緒にいけばいいだろ。
ぜーーーーーーーーーーったいやだ! (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月21日
(まるで駄々っ子の様な物言いに、眉根下げて少し困ったような笑み向ける。手を振り解く事はせず、引き摺られる儘に座り込み)…アリエが聞かせてくれる冒険たんは、いい海賊も沢山いるから。なれる日がもしかしたら……来るかもしれない(甘くて優しい嘘を吐く)
一緒に?…そうだね。きみなら、叶えられるかも(閉じた青は昏く、見えない底に沈む。目印が無ければ見つかる事はないだろう)(軽く彼の額へ己の額を当てて)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月21日
──あいに来て。
(強い風が靡き、掻っ攫う)(届かないで欲しい)

(本当は──) (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月22日
(これは……多分違う。本能で、全てを鵜呑みにして甘い言葉にただ頷いてはいけないと思った。そこに含まれているのはたぶん希望ではなくて――)(閉じた瞳に見えない様にギュッと唇をかみしめた。触れるだけの額を鼻先がくっつくくらいに押し当てて)――絶対、あいに来る。(あいに、迎えに、攫いに。言葉は何でも構わない。ただ、例えシェフィーが本気でなくたって。自由に、自分を貫くのが海賊だ。だから、)

(額を離し、瞳でシェフィーを捕えたままニッと口を吊り上げる。腰に手をやり、そこにひっさげた、旅の初期から一緒にいたナイフに手をかけた。むずと掴むとシェフィーの方へ差し出し)コレが約束の目印だ。ずっと持ってて、シェフィー。 (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月27日
(おもいが重なれば其処に余計な言葉はいらなくて)
(──ただ、こくりと頷いた。密やかであまやかな、約束)
きみのことは、わすれない。
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月27日
(再び瞼を開けば笑う彼の姿が何時も以上に眩しくて、少しはにかむ様に笑んで返した。そして差し出されたナイフに一瞬きょとんとした顔を浮かべるも、手を伸ばす)
わかった、持ってるよ。大海原でも、どんなに波がさらおうと、きみならきっと見つけてくれると信じてる。
だからね……(ぼくも、と言ってポケットの中から取り出したのは手作りの組紐の環)これ、もともとアリエに渡そうと思ってたんだけど。

お返し。
ぼくもきみを見つけるよ。 (無効票)
0
アリエ・イヴ 2020年7月29日
(手の中のものを見て笑みを深くする)これ……シェフィーがつくったのか?(上目使いで見やり)――どっちが見つけるの早いか、競争だな。

なぁシェフィー。これ、シェフィーがつけて。 (無効票)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月29日
うん。……こういうの作り慣れてないから、下手でごめんね(彼の視線を感じて軽く狼狽え、指弄りながら)
競争?──あぁ、負けない。きみは太陽のように明るく照らすひとだから、多分ぼくの方がすぐ見つけられると思うよ(くす、)
(緩やかな風から一瞬、夏風が吹きすさび帽子が青天へと舞い上がり、銀月の髪が露わになる)あっ……!
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月29日
ぼくが?…ふふ、いいよ(眇められた菫青の眼差しが優しく。彼の手首に外れないよう確りと結うて) (📿🗡)
0
アリエ・イヴ 2020年7月29日
俺はきれいだと思うぜ?それに――シェフィーの気持ちが入ってる方が、うれしい。

(はしっと風に舞う帽子を受け止めて)ならシェフィーは月だな。優しい海と月。どっちも大好きな色だから……俺の方が絶対早いぞ。(帽子を被せながら髪を耳にかける)
0
アリエ・イヴ 2020年7月29日
(結ばれた組紐を太陽に掲げ)――うん、やっぱきれい。ありがとな、シェフィー。 (📿🗡)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月30日
そっか。…ありがとう、そう言ってくれて嬉しいな(帽子の鍔を上向けて擽ったそうにふふり、と微笑んで「つかまえてくれてありがとう」と礼を告げ)
ぼくが月?海と月か……海はきみのようなひとにこそぴったりだと思うけど。ぼくたちがまた会ったら、なんて言うんだろうね。
(其れが何年先の事なのか、はたまたもうこれっきりなのかは想像つかなかったけれど)(あいに来てくれるって約束したから)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月30日
(彼の組紐へ並び立つ様に貰ったナイフを光日に翳す。目映く二つの証はそれぞれに灯され未来へと繋がった。まるで金色の向日葵も彼らの行く末を祝福しているかのように爽爽と揺れて。因果の絲は未だ解かれる事は無く秘めた儘だけれど……それでも今はただ、)
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月30日
(きみが話してくれた冒険たんは楽しくて、きみとすごした時間は幸せなものだったから)

──Jewel of a treasure, Alliy.
0
シェフィーネス・ダイアクロイト 2020年7月30日
(〆)
0