【個別RP】紳士のマナー講座
石動・劒 2020年7月11日
▼Situation
洋風の庭園。咲き誇る花壇の近くには、お茶会用の机と椅子がある。
▼Prologue
それぞれの文化でお茶会をしよう、と約束をして
劔が主催する日本のお茶会で苦い顔をするアリスをさんざっぱら笑いものにして
そして今度はアリスが主催するお茶会の番だった。
▽Rule
石動・劔、アリス・ラトウィッジ
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石動・劒 2020年7月12日
(グリモア猟兵の移動は容易だ。その地点までテレポートさえすればいい)
よう。いるか、アリスの?
(庭園の近くまで転移すると、小さな門扉を開いて庭園の中へと入って行く。色とりどりの花を咲かせる花壇のすぐ近くに、机と椅子があった)
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
……それ、本当に無粋よね。(テレポートしてきた様子を見て)居るに決まってるじゃない。私が招待したのだから。(ふふん、と少し自慢げにテーブルにある紅茶やケーキを見て)
石動・劒 2020年7月12日
そう言うなよ。これないと俺迷うんだから。
(最近になってようやくわかった。迷子になりやすいのだ、自分は)
へえ、洒落たもんだな。華やかだ。これ、全部アリスのが用意したのか?
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
だらしないわ。(ふぁっきゅね、と溢せば)別に、用意ってほどじゃないもん。たまたま、たまたまケーキ作ってたし、たまたま茶葉も新しいのを買ってきたから気まぐれに用意しただけよ。(髪の毛をいじいじしながら答えれば早く座れば?と空いてる席を指差して)
石動・劒 2020年7月12日
(間の良い“たまたま”だな、という呟きは胸中に留めておく。またぬいぐるみに噛みつかれるのは勘弁して欲しかった)
おう。椅子ってのもまだちょっと慣れてねえんだけどさ……
(そいじゃ失礼して、と椅子を引いてどかりと座ってから、少しそわそわする)
……脚をどうすりゃ良いのかわからねえんだよな。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
……貴方の居る所でも椅子はあるでしょ……?ないのかしら……?(当たり前にあるものだと思っていたのだけれど、どうだったかまではわからなくて)普通にしてればいいのよ、普通に。貴方が足を組んでるなんて想像してもふぁっきゅだわ。(ふん、とそっぽを向きながらも紅茶を淹れ始めて)
石動・劒 2020年7月12日
少なくともこんな洒落たもんはなかったな。座布団敷いてその上に座り込むのが普通だ。
(座ると視点が高いんだよな、と手のひらを机から自分の膝ぐらいにまで下げて見せる)
おっ、いい匂いするじゃねえか。これがいつも飲んでる茶と元は同じってんだから不思議な話だよな。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
まぁ……あれはあれで草木の香がしてよかったけれど……(と、最後になるにつれてごにょごにょと口ごもれば)あの苦いだけのグリーンティーとは違って、こっちは色々な香りがするから別物よ。(苦さを思い出したのだろう、うぇ……と軽く舌をだして嫌そうな表情をする)
石動・劒 2020年7月12日
アリスのにゃまだあの味は早かったみたいだな。随分と嫌われたもんだ。
(嫌そうな顔を見て、わははと笑い声を上げる)
ま、アリスののあんな顔、そう見られるもんでもなさそうだしな。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
……む……子ども扱いしないでもらえるかしら。あれが苦すぎるだけよ。(その笑い声を聴いてむっすーっとした表情になって)ふんだ、あんな苦い飲み物を飲んでる人は味覚が私が違うだけだわ。(と、その苦みを忘れるための様に一口サイズのケーキを口にいれて)……ん、甘い。甘さって大事だわ。(咀嚼して飲みこめば満足そうに笑みを浮かべて淹れた紅茶を彼の前に差し出す)
石動・劒 2020年7月12日
(甘さに口を綻ばせるところを見て、子どもだ、と呟きそうになるのを、貰った紅茶に口を付けることで塞ぐ)
(ずずーっ)
へえ、こっちのは苦いんじゃなくて渋いのか。全然味が違うでやんの。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
渋さだけじゃなくて、風味も味わうものよ。これは特に柑橘系が入ってるから香りも全然いいんだから。(その様子を見てふふん、とカップを手にしたり顔をする。彼もまだまだだ、と言いたげに流し目でみて)
石動・劒 2020年7月12日
(すんすんと鼻を鳴らしてみる)(確かになんか夏みかんっぽい匂いはするが、その正体まではわからない)
へー、香りねえ。……緑茶にもミカンか何か入れたらこうならねえかな。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
あれはむりでしょ……だってお茶本来の匂いがきつすぎるという前に、味が主張しすぎてるもの。(想像してみる。試したことがないからなのか、とても合わなさそうに思えて)ほら、洋菓子は沢山あるから、それも一緒に食べてみて頂戴。(と一口タルトを一つとれば食べろと手渡そうと差し出して)
石動・劒 2020年7月12日
(それもそうだ、と返しながら勧められるがままにタルトを口に放り込む)
へえ、甘いな。茶の渋味で甘味が強調されるのはこっちでも同じか。
(すっと紅茶を飲んでから、気に入ったようにまたタルトを食べる)
うまいなこれ。これもアリスのが?
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
そうね。(さも当たり前の様に返せば紅茶に口を付け)貴方もお茶を飲むときに作るでしょう?
石動・劒 2020年7月12日
いや……作らないっていうか、むしろ作れねえけど。
(作れるものと言ったら郷土料理やら戦場食ぐらいのもので、菓子類はからっきしだ)
そっちじゃそれが普通なのか?
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
普通ではないけれどなんだか作れそうな感じするのに……。(本当に?と疑いの目を向けて)
石動・劒 2020年7月12日
作れねえって。どんなイメージ持たれてるんだよ俺は。こちとら単なる剣士だぞ。
(前にすいとんを作ってやったので変なイメージを持たれただろうか、と苦笑する)
大体、菓子作りってのは料理と違って計量が面倒なんだろ? 目分量でやってる俺にゃとってもじゃねえけど無理だ。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
剣士……?(そっちのイメージの方が少なくて首をかしげる)目分量でもできるわよ?ふつうの料理できればある程度はできるとおもうのだけれど……今度御菓子のお本貸してあげましょうか?
石動・劒 2020年7月12日
俺のアイデンティティの方でむしろ首を傾げられる方がよっぽど傷付くんだが!?
(そういえばアリスの前ではまったく刀を振ってないのだから、当然と言えば当然なのだが)
えー、いや、うーん……せっかくだし試すだけ試してみるか。あいつも気に入るかもしれねえし。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月12日
だってそれらしいところ見たことないんだもの。(あったっけ?と更に首を逆に傾げる)……あいつ?(誰のことだろうと問いかけて)
石動・劒 2020年7月12日
……もしかして俺、今までサムライの格好してるコスプレ野郎とでも思われてたのか……?
(まあ見せてないもんはしかたない)
ああいや、悪い。去年から護衛に雇われててな。年頃の娘さんだから、覚えときゃいざって時に機嫌が取れそうかなーって。
(アリスの機嫌も取れそうだ、というのもあるが)
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
いえ、猟犬だもの、何かしらつかうんだろうなぁって思ってはいたけれど。(いまいちしっくりしない感じで)ふーーーん……。(その言葉に興味ない風に)
石動・劒 2020年7月13日
猟兵な、猟兵。犬扱いはさすがに勘弁してくれ。
(ひらひらと手を振る)
つうか、俺が何使うんだって話するなら、お前さんの方がぱっと見で何使ってんのかよっぽどわかんねえだろ。
(タルトを口の中に放り込みながら顎をしゃくってみせる)
銃なり剣なり、わかりやすく武器を携帯してるわけでもねえしさ。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
私はいつも持ってるでしょ?(と、ぬいぐるみを見せて)む、それ行儀が悪いわよ。まぁ……わかりやすい武器持ってるのもね、私がそれ使いますよって言っている様なものだもの。
石動・劒 2020年7月13日
(誤魔化すように紅茶のコップを傾ける)
持ってるけどさ。言ってみりゃ、杖の中に剣が仕込まれてるようなもんだろ、それ。
(ぬいぐるみは本来武器ではない。誰しもがそう思う)
武器は見せてナンボだ。俺はこれを持ってるから強いんだ。だからナメるな、ってな。使いますよって言わねえやつは暗殺者か、実力を隠したいやつだ。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
(その様子にはぁ、とため息を付けば)つえ……?そんなのに隠す人もいるの?(見た事がないソレはおじいさんがつかっているという認識しかなくて)そういうものなのかしら……?よくわからないけれど、生き残った方が勝ちだから、そういうのってあんまり気にしたことがなかったかも。(今までの戦いの中で、彼等をだすけれど普段から出していると言われれば出していないな、と)と、そうそう。これも出すの忘れていたわ。(とぬいぐるみの中に手を突っ込めば、ジャムを取り出して)これも紅茶にとっても合うのよ。スプーンでとって舐めてから紅茶飲んでみて?(とスプーンを差し出して)
石動・劒 2020年7月13日
(吐息する。確かに、茶飲みの場で続けるような話でもない)
確かパンだとかに塗るものだよな? それが茶菓子にもなるのか。
(へえ、と興味深そうに口に含むと、ジャムの甘みが口の中に広がって、紅茶を飲むと渋味と甘みが一緒になって流れ込む)
おっ、こりゃいいね。甘さが口の中に残らねえし、いくらでもいけそうだ。
ちなみにこいつは何でできてんだ?
(とは、ジャムを指しての問いかけだ)
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
これは苺ね。ちゃんと果肉から作ってるから触感もいいの。(あむ、とスプーンですくって口に含めば、幸せそうな表情を浮かべて)ケーキもいいけれど、紅茶には私はジャムが一番合うと思うわ。(紅茶で甘味を流し込めば、一息ついて周囲の花壇へ視線を移す。幼い印象が強い私だが、こういう時は華を愛でるのが一番好きだ)
石動・劒 2020年7月13日
(紅茶のカップを傾けながら、じっとアリスを眺める)
……なんていうか。お前さんもこういうところは年頃の娘と同じなんだなって思うよ。
(いつもは気難しがり屋だが、甘味を楽しみ、花を愛でる様は普通の女の子と変わらない)
(イチゴのジャムを口に含んで、それを紅茶で流し込む。甘味と渋味が同時に口の中で踊った)
優雅なもんだな、お前さんの方の茶会は。それから茶菓子が相当甘い。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
……失礼ね。こういう所もなにも私は年頃の娘よ。(失礼しちゃうわ、とそっぽを向いて)でしょう?(自慢げに胸を軽く逸らして)でもそっちはそっちで、落ち着いて居心地は悪く無いわ。居心地は。
石動・劒 2020年7月13日
今度は胡座で良いからな。正座だと足が痺れるだろ。
(とはいたずらっぽい笑顔での言葉だ)
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
……別に平気だもん!!!(べぇーっと舌をだして)と、気が付けばいい時間ね。
石動・劒 2020年7月13日
(わははと笑い返す)
おっと、もうそんな時間か。そんじゃあそろそろお開きとしようか。
お菓子の本、忘れないでくれよ。
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
わかってるわよ。そういわなくてもちゃんと用意しておくわ。(もう、とため息を吐けばカチャ、とティーカップを置いて)
石動・劒 2020年7月13日
送ってくかい?
(椅子から立ち上がると、紋章型のグリモアを浮かび上がらせながら手を差し伸べる)
アリス・ラトウィッジ 2020年7月13日
…………。(少し迷うそぶりをしながらも、恐る恐る手を取って)
(演出継続)
石動・劒 2020年7月13日
お安い御用、ってな。
(小さな手を握ると、紋章が輝いて。二人の姿は掻き消えた)
石動・劒 2020年7月13日
(後に残ったのは、人気のない穏やかな庭園だけだ)
(風がびゅうと吹くと、空になったカップの中にひらりと紅い花弁が舞い落ちた)
石動・劒 2020年7月13日
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