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Chill Out

黒江・イサカ 2020年7月7日


オカマバー≪muti≫

其処は半地下に造られていて薄暗く、煙の燻った匂いがした。



→ どうぞ、外の方でもどなたでも
→ 2人まで
→ 未成年でも可
→ 実在するカクテル禁止




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アルモニカ・エテルニタ 2020年10月20日
刺されるような心当たりがおありなのかしら……。(店主に向けて秘密めいた笑みを返して。貴方に対しては、心外そうに唇を尖らせてみせる)あたくしが怖いのではなく、貴方が特別怖がりなのではなくて?それか、女性に怖い目に逢わされたことがあるだとか。(普段の行い、と復唱しつつ、少し眉を寄せる)(省みてみれば実際、無害な女とは言い難かったので。迂闊な反論は止したのだった)あちらの世界の人間は結構、煩い方かもしれませんわ。此処と同じで娯楽の豊富な世界だからかしら。チョコレートケーキだなんて、実に王道で好きよ。
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黒江・イサカ 2020年10月26日
あるよ。理解も出来る。でもほら、中々そうしてあげられないじゃない?(店主は笑っていなかった)(グラスを磨く仕草にも音はなく、響くのはこつこつと転がるような男の声だけ)女は怖いくらいがちょうどいいんだよ。君の言うどれも、否定しないけどね。(最後のひと粒と言わんばかり、アーモンドを数粒口に放り込み)…ああ、なるほどね。それもちょっとした証明のように思えるな。女がうるさいのはいい世界の証拠だよ、きっと。……ところで、ちょっと強いけどチョコレートのカクテルなんてあるんだけど。
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アルモニカ・エテルニタ 2020年10月28日
刺されると痛いし、死んでしまいますものね。(当たり前の事を口にする声には然したる緊迫感もない。なにせ多少刺された程度では支障のない身体である)……それに、なんとなくだけれど、刺される心当たりが一つだけではないようにも思えるもの。(貴方が“怖い”を楽しむような口ぶりだったから。眼差しには疑惑が滲んだ)まあ、大人しく慎ましやかなだけでは退屈ではありますわね。女も男も。……チョコレートの?嗚呼、きっと美味しいだろうと思っていたのだけれど、まだ味わってみたことはありませんでしたの。是非頂きたいわ。
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黒江・イサカ 2020年11月2日
死にゃあしないと思うけどさあ、痛いもんね。……それに、気持ちはわかるからって全員に許してたら、僕穴だらけになっちゃうし。(心当たりがひとつではない)(その答えを穴だらけという言葉で表現しつつ、笑う顔の悪びれのなさ)(おかしいなあ、なんて嘯きながら)どうも、毎度あり。2杯目からは1000円ね。…まあ、でもそれ、甘い系じゃないんだよね。チョコレートの香り高い、ビター系のお味なわけ。甘味は足した方がいいかい?
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アルモニカ・エテルニタ 2020年11月3日
刺し方にもよるでしょうけれど、(思った以上に心当たりの数は多いらしい)(気持ちはわかると言いつつも、悪びれず笑う顔を見て)――いえ、どんなに頑丈な人間でも、流石に穴だらけになれば死んでしまうでしょう。(呆れた表情も声色も隠さなくなりつつある)(目の前の男は結構なろくでなしかもしれない、と気付きつつあったので)チョコレート本来の味わいを楽しむのね。そうね、最初に甘いものを頂いたし……ええ、甘くないままで良くてよ。
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黒江・イサカ 2020年11月9日
死なないよ。
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黒江・イサカ 2020年11月9日
(ころんと君の前に転がった、男の落っこちるような声)(その響きを皮切りに、それともその音が店内に静寂を生んだのか、傍に控えていた老人の手捌きが誰の耳にも伝わり始めて)(ぽんと栓を開ける音、器具のぶつかる高い音、水気の混じる音)(深みのある香りは正しくチョコレートのものだった)……相変わらずこのカクテル、いい匂いするなあ。アルコール入ってなかったら僕も飲んでみたいやつ。(仕上がったグラスを受け取ると、それを君の前へと運ぶのが男の役目だった)(カクテルグラスに注がれた濃厚な液色は、君の膚に少し似ている)(底の見えないショコラ色の上に散らされているのは金箔のようだった)(すうとした舌触りに反して香り高い苦味は舌の上にまったりと残る、アルコールで溶けたような)でも、後味はちょっと知ってる。キスすると、香りだけ味わえるから不思議と甘い。
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アルモニカ・エテルニタ 2020年11月12日
いやだわ、そんなふうにおっしゃらないで。――殺してみたくなってしまうでしょう?(無垢な少女のように女は笑う)(穴だらけになっても死なない人間をどうやって殺そうかしら!)
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アルモニカ・エテルニタ 2020年11月12日
甘いところだけ味わうなんて、なんだかずるくて素敵ですわね。……ふふ、本当に良い香り。これだけでも酔えてしまいそう。(女とは移り気なもので。手の中のグラスに注ぐ視線は、死なない人間に向けた視線と同じくらいに熱を帯びていた)(グラスの中の液体を口に含めば、ふたつの闇色が溶け合うよう)嗚呼、くらりとするようだけれど、それが不思議と甘いのね。このカクテルは何というのかしら。
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黒江・イサカ 2020年11月16日
死なないけど、痛いからやめてね。(少女に答えるように、嘘偽りなく)(平然とした声色に、真実味や可笑しみのような深いものはなかった)これはね、chocolatreって言うよ。憶えやすいだろ?名前のわりには少々ビターな気もするけど……お嬢さんがイケるくちみたいでよかったな。おすすめがお気に召してもらえるとね、ちょっとだけ働く喜びみたいなのがわかる気がするよ。
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アルモニカ・エテルニタ 2020年11月22日
そう。……そうね。誰だって痛いのは嫌だもの。(悩ましげに首を捻った)(アルコールでふわりとする頭で、貴方を痛くないように穴だらけにする方法を考えている)chocolatre、と言うのね。名前と香りの甘さに安心していると、少し刺激が強いかもしれないけれど。そんなところも嫌いではなくてよ。(苦さの中の甘さを探すように、ゆっくりと味わって)働く、といえば。普段はどのようなお仕事を?手伝うよう言われた時だけ此処で働いているというように聞こえたけれど。
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黒江・イサカ 2020年11月25日
痛いのが好きとか、痛くするのが好きとかさ。なかなか理解出来ないよね。(寒気でも覚えた風に自分のことを抱き締めた)(たまにそう、よく、痛くするのが好きだって言うひとに逢いがちなのだ)チョコレートってやつはいつでも刺激的なもんさ、  …ん、仕事?仕事かあ。まあ、大してご紹介出来るようなものは何もしてないな。無職って言うのも吝かではない感じ。(今でこそ立派に制服を着こなし、髪を撫でつけているものの)(それを全く悪びれず、蝶ネクタイなど整えながら何てことなく話し)
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アルモニカ・エテルニタ 2020年11月27日
なのに皆、身体に穴をあけたり、彫り物をしたりするでしょう。人間は不思議ね。(勿論、貴方の制服の下の“それ”には気付くよしもない)……自分では嫌だからこそ、他人に痛みを与えることで間接的に痛みを体験したい……という感覚なら解らなくはないけれど。(貴方が包丁どころか注射針さえ怖がりそうに見えたから、安心させるように微笑みつつ)そう、身軽な方なのね。何にでもなれるって素敵なことだわ。けど、此処でのお仕事が楽しいのなら、正式に雇って頂くのも良いのではないかしら。
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黒江・イサカ 2020年11月30日
あ~、彫り物に関しちゃ言われると痛いな。何で刺れたのかって訊かれると、ウン、そうだなあ…(思い出す必要もないことなのだけど、それらしい間をわざとらしく作った)(視線は天井へ、手は顎へ)格好いいなって思ったんだよね。そんなに痛くないよって言われてたのもあるけど…。自分の嫌なことはひとにしちゃいけないよ、うん。(そして、自身の刺青を示すように)(腕の半ばの辺りをぽんぽんと叩いて示し)ははは。素敵なご提案だけど、僕、此処の店主に嫌われてるから。勤める気もないけど、雇ってもらえることもないな。
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アルモニカ・エテルニタ 2020年12月5日
まあ。(示された貴方の腕を意外そうに見つめた)格好良いのなら仕方がありませんわね。あたくしはこんな身体だから、少し憧れがあるもの。(それから自分の腕を見下ろして。液状の身体は精緻な紋様を彫るには不向きだろう)……自分が嫌なことを誰もが嫌がるとは限りませんわ。痛みを好む人もいるでしょう。(貴方も我慢出来たのでしょうし)(ちょっと釈然としない顔をした)真面目に良く働いたら仲直り出来ると思ったのだけれど、残念ね。では、他所の世界で働いてみたくなったら仰って下さいな。貴方に向いたお仕事をご紹介できるかもしれませんわ。
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黒江・イサカ 2020年12月15日
君らは君らで、かたちとか変えられるって聞いたぜ、僕。君も2mくらいになれたりすんの?(君が見るように、男も君のことを見た)(確かに模様を描くのは不向きなのだろうか?絵具とかでも駄目?)(口には出さなかったものの、想像をして)……ま、そうなんだけどね。僕はそうしたいってだけ、自分の嫌なことはしないなんてね。だから極力仕事ってヤツもしたくないのさ。そんな僕に向いてるかもって仕事はちょっと気になるけど。もし余所の金が必要になったらお願いしてみようかな。(ラインとかやってる?)(何かを振るような仕草を見せて)
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アルモニカ・エテルニタ 2020年12月16日
(ドレスの裾を見下ろし)(結い上げた髪に指先で触れながら考える)衣装と髪型をシンプルにすれば届くかしら……?貴方の背丈を追い越すくらいなら容易くてよ。(貴方の仕草の意味は知らなかったけれど、仕事を紹介するなら連絡先が必要だろうと推察して)(差し出した名刺には彼女の名前。それから帝都では名の知れた劇団の連絡先が記されている)この世界での連絡手段は持ち合わせていないのだけれど。――演じる側でも、観る側でも。もしお芝居に関心があって、帝都を訪れる機会があったなら、ぜひ訪ねていらして。
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黒江・イサカ 2020年12月19日
ああ、なるほど。容量が決まってるのか。服を別に着れば2mなんて目じゃないってことね、かっくいー。(最初に見た君の立ち姿を思いだす)(170㎝はなかったろうなと思うけど、自分とそこまで差があるようにも)(ゆるゆると肩を竦めた)……あら、ご丁寧にどうも。お芝居?へえ、…女優さんだったんだ。またハイカラな名前をなすって…。(振った空の手で受け取る名刺に視線を落とす)(君の名前を指腹で擦ってみたりして)お芝居は好きだよ。演じたことはないけど…。僕ね、黒江イサカって言うんだ。君みたいに立派なお名刺は持ってないけど、ちゃんと黒江イサカだよ。
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アルモニカ・エテルニタ 2020年12月22日
ふふ。人間って皆、自在に姿を変えてみたいと思うものなのかしら?“自分の形”があるのは素敵なことに思えるけれど……嗚呼、これは無い物ねだりというものね。(気まぐれに髪をくるりと跳ねさせたり、花飾りなど咲かせてみたりしつつ)あたくしはちゃんとアルモニカだったか分からないけれど、貴方はイサカ様と仰るのね。(何かを改めて確かめるように、カウンターの向こうの貴方を見つめた)……舞台の上も似合うのではないかと思いましたの。特別に華があるわけではないけれど、どんな華の前でも気後れしなさそうで。
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黒江・イサカ 2020年12月31日
変身物って根強いけどね。知ってる?アニメとか。変身して、強くなりたいとか可愛くなりたいとか… そう、ないものねだりなのかも。(目の前で正にかたちが変わるさまを見て、男の目は楽しそうに細められた)(粘土みたいに変わるのは素直に面白いなと思わされて)僕はイサカだよ。僕がそう決めたから。…まあ、確かにあんまり緊張とかはしない方かなあ。これって昔からそうかも。ドキドキすることはあるけど、うん、やっぱりあんまりしないな。でもどうだろ、僕ってばひとの印象に残りにくいからな。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年1月3日
“自分の形”があるからこそ、自分ではない何かになってみたい……そういうことかしら。アニメにはあまり詳しくないけれど、勉強になりそうね。(ひとが自分を面白がる姿はいつ見ても面白くて。髪を元の形に整えながら微笑んだ)その理屈なら、あたくしもちゃんとアルモニカですわ。……まあ、それも立派な才能ですのよ。奇抜な振る舞いをすれば印象には残るけれど、意図して印象に残らないよう振る舞うのは難しいもの。ふふ、どんな役が似合うかしら!(舞台に立つ貴方を思い浮かべれば、黒一色の瞳が輝いて)
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黒江・イサカ 2021年1月11日
そうだねえ。自分のかたちを思うがままに変えるのは、結構難しい。いろいろ考えてそうなひとが多そうな議題だね、 ……ああそう、勉強してみてよ。是非。見てみたいんだ、実際にそう言うの。(僕も男の子だからね、と)(言い添えるのに躊躇いはなく)そう?なら、ちゃんとアルモニカでよかったな。(急に君がはしゃぐものだから、邪魔をしないように暫し黙る間)(グラスを磨く)お芝居が好きなんだねえ。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年1月14日
では、これからもこの世界をたびたび訪れなくてはね。まだ知らない物語も、学ぶこともたくさんありそうですもの。……やっぱり、傘を差さずに歩いていて良かった。楽しみなことが増えて、嬉しいわ。(はしたなくはしゃいでしまったかしら)(貴方の口数が減ったので、ふと気付いて。すました笑みを作ってみせて)ええ、好きよ。誰でも何にでもなれるから。“自分の形”を持たないあたくしも、持つ人達も。舞台の上ではみぃんな嘘で、作り物。それが許されるから、好きですの。
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黒江・イサカ 2021年1月26日
じゃあ君、この街が好きかもしれないなあ。(君のお話が止んだ隙、こつんと音を立ててグラスを下ろした)(澄ましたお顔に応える、かわいこぶったほほ笑み)此処はね、誰もが“何にでも”なれる。それに実力が伴うかはそのひと次第だけど、少なくとも其処らの他所さんよりは余程いろんなチャンスとか、切欠とか、そういうのが転がってるからね。 ……まあ、現実は、それを本当にしようとしてひとは生活するんだろうけど。(夢を叶えるのに努力しないやつはいないだろうと、そう思えば頭の中にいろんな顔が浮かんでいった)(みんな、この街で足掻いている)それでも、自分のかたちを求めないあたりが人間とは違った感覚なのかしら。
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黒江・イサカ 2021年1月26日
さてお嬢さん、3杯目はどうなさる?リクエストがあれば応えるけど、お値段は1000円ね。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年1月30日
まるで、大きな舞台のような街ですのね。(ならば当然、好きになれるはずだと。小さく頷いた)(最後の一口を飲み干して。空にしたグラスに視線が落ちる)……あたくしもきっと同じですわ。自分ではない何かを演じて、けれどそれが本当になればいいと願って、限りなく本当に近づけて。……それでも、その先に、変わらないものがあるとしたら。それは“自分の形”と呼べるのかしら。(それは貴方への問いではなく、自問自答めいた呟きだった)(だから貴方にはもう一つの問いを)貴方はここで、何になりたいのかしら。それとも、もうなれた?
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アルモニカ・エテルニタ 2021年1月30日
では、最後にあと一杯だけ。そうね、果実のさっぱりとした風味のものが良いわ。
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黒江・イサカ 2021年2月11日
……そうだね。なれたよ、飛び入り参加みたいな有様みたいだったけど。でもね、僕はなりたい自分を演じたわけじゃないんだ。僕はずうっと僕だったから。(この街にやってきて、舞台に上がろうとして、自分がまず何をしたのか)(例え話に乗っかって思い返してみる)(―――…どちらかと言うと、そう、 ――として振舞うのを止めたのだ)何て言うかな。…もう、名前が書いてあったんだ。台本に。僕の名前が。そんな感じがする。ふふふ。 ……さて、そんな注文なら、きっと出てくるのはAdamだろう。リンゴ味でおいしいよ。Eveってやつもあるんだけど、あっちはもったり甘い感じなんだ。(空になったグラスを受け取ろうと手を伸ばせば、新たに作られ始めるカクテルの所作など見もしない)(見もせずに、耳を澄ます振りみたいに瞼を伏せ)
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アルモニカ・エテルニタ 2021年2月14日
この街は“黒江イサカ”という役者を待っていた。だから貴方は貴方のまま舞台に立った。……だとすると、脚本を書いたのは貴方が声を聞いた神様なのかしら――。(半ば独り言のように、貴方の物語の解釈を呟いてみる)(そうやって物語を読み解いてみたくなるのは、演じる者の性分だろうか)運命めいていてロマンティックだけれど……少しだけ怖くはなくて?(台本に書かれた結末は、貴方にとってのハッピーエンドとは限らないのだから) まあ、アダムとイヴ。次に訪れる時には、是非誰かと二人で味わってみたいものですわね。
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黒江・イサカ 2021年2月16日
怖いと思ったことはないなあ。……でもそうだね。待たれてた、って感じはする。僕はせいぜい、緞帳を開けてやっただけなのかもしれないないけど。(ふふふ、と笑う口許を隠す指先)(考えてみればそう、いつだって黒子みたいな僕だった)(黒子にはハッピーもバッドもない)マ。そんな積極的なことしちゃうタイプ?しかも先にAdamを味わっておくなんて超お得じゃんね。(淡いゴールドの液色が並々と注がれたカクテルグラスを器用に君の前へ)(真っ赤な林檎のスライスが飾られた、シンプルな立ち姿だ)はい、どうぞ。リンゴの匂いがすうって鼻に抜けてく感じのお酒かな。綺麗で、お上品。いかにも美味しそうだよね、これ。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年2月21日
自分の結末が与り知らぬところで定められていて、それに抗えないとしても?(台本とは、運命とはそういうものだ)(だから、恐れることなく笑う貴方にすっと目を細めて)……それでも、何が起こるか分からないのが舞台というものだけれど。貴方はアドリブもお上手そうだし。(期待の籠った眼差しは、貴方に向けたものか、手に取ったグラスに向けたものか)ふふ。今はお芝居が恋人だけれど、憧れはありますのよ。(そして、一口。二杯分の信頼があるから、その味わいに納得したように頷いて)……ええ、美味しい。甘みは強くないけれど飲みやすくて、これもお喋りが弾むとつい飲みすぎてしまうお酒かしらね。
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黒江・イサカ 2021年2月22日
僕、幸運の女神さまに愛されてるんだよ。(はい、と小さく挙手)(教師に指され、解を答えるように言った)死ぬ気がしないんだ、ずっと。それが君の言う定められた結末の為なら、僕はそれまで自由にやらせてもらうだけさ。(結末と言う言葉さえ現実味が感じられず、軽く首を捻ったものの)(何も変わらなかった)(愛されている自分が好きなように生きていることに)おいしい?よかった。そう、そう、さっぱりするお酒らしいからね。最初とか、何かの間にとか飲むお客さん、多いね。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年2月28日
――嗚呼、そうでしたわね。(“生徒”が答えたなら、“教師”は満足げに微笑んで)あまり心配ばかりしていたら、女神さまも機嫌を損ねてしまいますわね。ではあたくしは、貴方の舞台がとびきり楽しいものとなることを願いましょう。(笑う者があって、泣く者があって。それでもカーテンコールでは皆に笑っていて欲しい)(それは嘘偽りのない願いだった)爽やかな味わいで、見た目も華やかで。もう一杯くらい、なんて気分にもなってしまうけれど。……欲張りすぎては駄目ね。次の機会に楽しみを残しておきたいもの。
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黒江・イサカ 2021年3月1日
今度君にも分けてあげるよ、ラッキー。此処でやると怒られるから出来ないんだけど、きっと君にもちゃんと効くよ。(怒られる、という単語は努めて密やかに、そして目線で控える店主を示して言った)(幸運のお裾分けをすると、彼女に怒られるのだと)(悪戯な眼差しを引っ込めれば、慇懃そうに胸に手を当て)…ご期待をどうもありがとう。是非また見に来て、僕の舞台。それにしたって結構強いな、君。羨ましいよ。お酒ほど美味しそうに飲まれると釣られて飲んでみたくなるもの、ない。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月6日
ほんとう?ふふ、嬉しい。今日だけで、この世界を訪れる理由がたくさん出来てしまったわ。(美味しいお酒、おすすめのカフェー、変身物のアニメ、貴方の舞台と、幸運のおまじない)(声を潜めた理由を察して、愉しげな表情を隠しきれぬまま、口元で人差し指を立てた)そういえば。飲まないと仰っていたけれど、お酒に弱い体質ですの?……強い、というのも考え物ですのよ。今日はここまでと決めておかないと止め時が分からなかったりだとか。こんなふうにお喋りが楽しいと特に、ね。
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黒江・イサカ 2021年3月8日
弱いのかな。どうなんだろう。お酒って飲むとさ、目の奥とか、指先とか、首の裏とかが鈍くなるような感じがするじゃない。あれが好きじゃないんだよね。(この世界が、この街がよいところであると余所さまに思ってもらえることほど嬉しいことも中々ない)(それは内緒話であったから声には出さなかったものの、おどけるようにウインクまでして見せて)……ま、たくさん飲んでもらえるとこっちはありがたいんだろうけど。帰りの電車賃とか、お土産代とか残るくらいでいいんじゃない?綺麗なカクテル飲んでるの、お似合いだよ。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月14日
(鈍くなるような)(貴方の言葉を反芻するみたいに、指を曲げたり伸ばしたり)頭の中がふわりとする感覚のこと、かしら。それでいて変に冴えてもいるのが可笑しくて、あたくしは好きだけれど。(もう一口飲んで確かめてみる。甘酸っぱい香りと陶酔感にゆっくりと満たされていく感覚。やはり愉快だと思う)お褒めに預かり光栄ですわ。綺麗なカクテルが似合う女は、羽目を外して電車賃の分まで飲んだりしては駄目ね。……貴方もね、お似合いだわ。この街でまた出逢った時には、ノンアルコール・カクテルで乾杯をしましょう。
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黒江・イサカ 2021年3月17日
頭は変に冴えてたとしてもさ。身体が遅くなる感じがする。(この思想が指の隅々に行き届いて、肉体を我が物とするまでのちょっとした差)(その、“ちょっとした”ラグが、思い込みに等しいだろう遅延が我慢ならないのだと)(ぴんと指を伸ばした手のひらを明かりに翳しながら言って)あは、そう?洒落た感じ、似合う?恐悦至極だな、……そのときは、この店じゃないところにしようね。(掌で口許を隠し、内緒話のジェスチャー)
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月20日
身体が頭に追いつかない感覚?確かにそれは、時に致命的なのでしょうね。(指先に意識を向けてみる。グラスを傾ける動作、唇にグラスが触れる感覚、林檎の香り。それらはきちんと思考に追従している)(或いは自分には意識し得ない誤差なのだろうか)だけど貴方は、飲まなくてもお酒を楽しんでいるでしょう。だからこういった場所が似合うのでしょうね。……あら、あたくしは此処でも構わないけれど?(内緒話の声音で、揶揄うように)
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黒江・イサカ 2021年3月26日
やあだ。ジョッキとかで殴られるよ。(降参、と、両手を小さく掲げて)(アルコールだけでなく、その器まで結構骨の奥にガツンと来るのを知っていた)僕、楽しみ上手なんだ。楽しいこと、いろいろ知ってる。綺麗なものとかね。…それに、そういうラグもさ。楽しいって気持ちもわかるからね。お酒も面白いよ。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月27日
……此処ではない所に致しましょうね。(まあ大変)(そんな顔をして素直に頷いた)(実を言うと、殴られる痛みはあまり分からないのだけれど)そんな貴方と話していると、あたくしも楽しいことが増える気がしますの。貴方の知っている素敵なこと、もっと教えて下さいましね。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月27日
嗚呼、だけどそろそろお暇をしなくては。とても名残惜しいのだけれど――。(それくらいが丁度良い引き際なのだと分かっていた)(お酒も、お喋りも)
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黒江・イサカ 2021年3月29日
そう、此処じゃないところで。そうしたら潰れるまで飲んでいいよ。君、そんな経験もなさそうだもんな。(ふたりきりみたいだった空気が緩むと、男も同じように身を引いた)(エプロンで手を拭い、顎を撫でて)そろそろ雨もあがったかしら。此処にいると外の様子がわかんないんだもんな、まだ降ってたら傘貸してあげるよ。駅とかまで送ろうか?
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アルモニカ・エテルニタ 2021年3月31日
まあ、ご迷惑ではないかしら。……あたくし一度くらい、ほんとうに駄目になるくらいまで飲んでみたいわ。(女を酔わせて良からぬことを企む男を知らないわけではないけれど。そういう手合いは「潰れるまで」などと堂々と口にはすまい)降っていても困りはしないけれど――お言葉に甘えた方が可愛げがあるかしら?(わざと傘を置いて来た女が)(可愛いふりをして笑っている)
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黒江・イサカ 2021年4月4日
いいよ。アフターフォローまでバッチリな男さ、僕は。(他人にとって良からぬことはいつだって考えているけど、それをちっとも良くないことだなんて思っていないから顔に出ない)(子どもみたいな大人の夢に挑む君のことを思うと、にこおっと笑うかおの邪気のないこと!)雨の中傘もささずに歩いてたら、変な男に声を掛けられて今度こそ朝までルートになっちゃうよ。だから、送迎の有無に関してはお任せだね。
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アルモニカ・エテルニタ 2021年4月9日
(つられてにまりと笑う顔は、良からぬ考えに気付きもしないかのよう)(なにぶん、素直な女であった)まあ、怖い。それなら……傘もささずに歩いていた女をきちんと帰してくださる、優しい貴方に送り届けて頂きたいわ。(貴方を借りる許可を求め、店主に視線を向ける)(……きちんと送り届けないと、やはりとても蹴られるのかしら?)
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黒江・イサカ 2021年4月11日
いて、(ほんの小さな感想)(君に見えないところで脛の辺りをコツンとやられ、一度君みたいに店主へ眼差しを向けた)(別に何を言うでもなく、手は既にサロンエプロンを寛げ始め)……仰せのままに、異国の大女優さん。責任持って、僕があなたをあなたの舞台へお帰ししましょう。(脱いだエプロンはカウンターに引っ掛けるように投げ、君より先に地上へと戻る階段を上がった)(扉を開けると、濡れたアスファルトの匂い)
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アルモニカ・エテルニタ 2021年4月15日
(あまり痛くはなさそうな「いて」だったので、不思議そうに首を傾げるのみで)頼りにしておりますわ、イサカ様。(貴婦人らしくエスコートに応じようと、席を立ちかけて)あ。……いやだわ、あたくしったらうっかりしていて。ええと、お会計を……。(この世界のバーのお作法は、慣れ親しんだ世界のそれと同じでよかったのかしら、と)(場慣れしていない小娘のような戸惑いが、貴方には垣間見えたことだろう)
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黒江・イサカ 2021年4月18日
カウンターの上に置いてくれればいいよ。ただし釣りは出ないから、ぴったりか多めに宜しくね。(真っ黒な君を見下ろしながら言う)
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アルモニカ・エテルニタ 2021年4月18日
(少しお釣りが出るくらいの代金をカウンターに置いて、貴方を追う。素知らぬ顔で貴婦人の“仮面”を被り直して)お待たせしてしまってごめんあそばせ。まあ――良いお天気ですこと。(雨が降っていても止んでいても、そう言っただろう)
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