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【RP:2020七夕】願い事、星に祷って

篝・倫太郎 2020年6月28日


 さらさら、さわさわ――


 笹竹がさらさらと葉を揺らす。
 玄関の支柱に括られた笹竹は小振り……といっても2メートルは越えるもの。
 ある日、それを括りつけながら家長の1人でもある倫太郎が笑って告げた。

 七夕の支度をしよう。
 折り紙や千代紙で飾り付けても良いし、短冊に願い事を書いて吊るしてもいい。
 七夕由来とか言われるお菓子を喰うだけだって構わない。
 イベント事は楽しんだもん勝ちだからな。

 なんて。
 そんな風に告げられてしまえば、子供達は当然。
 催し事には子供のような無邪気さを発揮するもう1人の家長も反対する理由など無くて。

 そんな感じで月舘家・篝家合同で七夕を楽しむことになったのだ。

 さらさら、さわさわ――

 笹竹も飾りつけを待つように葉を揺らしている。


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という訳で七夕ですね!
期間限定で遊びませんか!のスレッドになります

場所:UDCアース。月舘さんちで篝さんちの玄関先で庭先。
期間:スレッド公開時から7月15日頃までのんびりと。


※ルール:下記の5つの内容を軸に参加してください。※

 笹竹を飾り付ける。
 用意されている短冊に願い事を書く。
 持参した願い事を書いた短冊を吊るしていく。
 用意された索餅を食べる。
 誰かと七夕に纏わる雑談をして過ごす。

注意:
 置きスレ形式になるので、即反応がある場合と無い場合があります。
 このスレッドにそぐわない内容行動があった場合は立入禁止処置を取ります。
 前置き警告一切なしです。
 各注意点、予めご了承くださいませ。

追記:背景がカクリヨ背景なのは雰囲気です。




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篝・倫太郎 2020年6月28日
ぐぎぎ(短冊を前に唸っている)
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月舘・灯里 2020年6月28日
なにをなやんでいるなのです?(ひょこりと倫太郎の手元を覗き込み、白紙の短冊を確認してから倫太郎を見上げた)おねがいごと、ないのです?
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篝・陸彦 2020年6月29日
願い事は沢山あるぞー!沢山書いてもいいよな?(わくわくしながら短冊を手に持ってペンのキャップを取る)
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篝・倫太郎 2020年6月29日
(よいせ、と見上げてくる灯里を膝上に抱き上げて)あーりーまーすーぅ。寧ろ、ありすぎて、どれから書こうか迷ってンの。
おう、好きなだけ書いていいぜ?(わくわくした様子の陸彦の頭をわしゃりと撫でて)高いとこ飾りたいなら言えよ?抱き上げてやっから。
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篝・倫太郎 2020年6月29日
んで、灯里。お前はないの?願い事。短冊沢山用意したけど、このままだと陸彦に全部書かれちまうぞ?
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月舘・灯里 2020年6月30日
(抱き上げられて大人しくちょこんと座って膝上から倫太郎を見上げて)あるです。でも、たなばたのおねがいはなんでもいいなのですか?
(そう尋ねてから、いざ書かん!という感じの陸彦へと顔を向け)
にいさま、みちにいさま。たんざく、のこしておいてくださいなのですよ?とうさまやにいさまたちのぶんまでかいたらだめなのです。
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ネロ・ヴェスナー 2020年6月30日
(前足でコロコロとペンを触っている。にぎにぎするもののペンを掴めず「クーン」と小さく鳴いた)……オトウサン(書けないと言いたげに倫太郎を見る)
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篝・倫太郎 2020年7月1日
ん?あぁ……何でも良いらしいぞ?(さらりと灯里の前髪を手櫛で梳き上げてやりながら笑ってそう返し、小さな鳴き声と自分を呼ぶ声がする方を見遣れば所在なさげなネロの姿)
あぁ……ペンが持てないのか。ん。今年は俺が書いてやる。(笑いながら手を伸ばしてネロの前で転がるペンを手に取って指先でくるりと回し)願い事、言ってみな?
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バラニー・オビディエント 2020年7月2日
ネロには物を掴めるアームを作って貰うべきなのだろうか(様子を眺めながら笹へと近付いてにおいを嗅ぐ)……パンダではないのでさすがに食べられないな。菱餅を頂こう。
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月舘・灯里 2020年7月3日
ならかくですよ。(ぴょこん!と倫太郎の膝上から飛び降り、兄の隣に行くとまずは短冊の色から選び始める)

ネロにいさまはたいへんなのです。バラニーにいさまはおねがいごと、ないなのです?(顔を上げるとこてりと首を傾げた)
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月5日
ウン……!(書いてやると言われてピンと耳を立て、尾を振った)エット、エット、ミンナト一緒ニ、オ出掛ケシタイ!
ナニカ、持テルノ便利。方法アレバ、イイナァ。
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篝・倫太郎 2020年7月6日
いい返事だな、ネロ(笑うとペンのキャップを外し)『みんなと一緒に、お出掛けしたい! ネロ』っと……(ネロの瞳の色に近い青い紙にそう書き記し、これでいいか?そう尋ねながら書き上げた短冊をネロへと向ける)

そだなぁ……アームも良いけど、大きくなるしなぁ。……念動力をマスターするのはどうだろな?(そう言いながらバラニーの傍に索餅を盛った皿を押しやり、ペンのキャップをしめると掌の上でペンを浮かせて)俺もこれが精々だけどな。後ぶんなげたりは出来るけど……コントロールは聞くなってレベルだから。コントロールとか出来るようになれば字も書けるし、掴めないものも掴んだり出来るだろうし……どうだろ?
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リュカ・エンキアンサス 2020年7月7日
えーっと……お招き、頂き、ありがとう……?(お邪魔してもいいんだろうか……。ちょっと心配そうにのぞき込んで)ぎりぎり七夕に間に合ってよかった。笹、大きいね……(って、暫く笹を眺めていたが)あ、ゆっくりしてたら七夕に間に合わないや。短冊、お邪魔します(「健康第一」と「世界征服」と書いた短冊をつるさせていただいた)
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月舘・灯里 2020年7月7日
いらっしゃいませ、なのですよ?(短冊にお願い事を書いていた手を止めてにこにことリュカを見上げ)リュカにいさま……(吊された短冊を見上げ)かなうといいなのです。(よめなかったようだ!)
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篝・倫太郎 2020年7月7日
よう、少年。らっしゃい。はは!ちょっとデカかったわ。まぁ、小さいのにごっちゃりも悪かないけど、大は小を兼ねるからさ。(けらけら笑った後、吊るされた短冊に真顔になった)
リュカよぅ……(何か言おうとしたけれど、娘のあっけらかんとした一言に真顔になる)……えー……えぇー……かなうといいのかー?いいのかなー?(考えながらぶつぶつ)
あ、そうだ!索餅あっから喰うなり持って帰るなりしたらどうだ?(気を取り直して薦めた)
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月舘・夜彦 2020年7月7日
倫太郎殿、七夕の用意お疲れ様でした。リュカ殿もこんにちは(揺れる短冊の数々に目を細めて)皆、願い事は決まりましたか?私は最後にと思っておりましたが(自分も萌黄色の短冊を手に取る)
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篝・陸彦 2020年7月9日
ん、沢山書いたぞ。でっかくなりたい!つよくなりたい!妖怪の友達いっぱい作る!(わしわし撫でられて少し髪を乱したまま両手で短冊を持ってくる)
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篝・倫太郎 2020年7月9日
ん、お帰り夜彦。用意つっても、ツテで笹竹分けて貰っただけだし、大したことはしてないから……?あ、索餅は頑張ってツクリマシタ。(えっへん!)後で食べような?

……陸彦、お前の言う妖怪はカクリヨの種族の方?お前の使役してるポンコン、イチジロミツコのかまいたちーズ……あいつらの方?ドッチデスカ……父ちゃんはお家芸みたいに玄関先であれこれ言うのしたくねぇんですケド?
(とほほ、と肩を竦めながらも声色には険はなく、面白がっているようで……)
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篝・陸彦 2020年7月10日
え……どっちも?あ、この間、鼠拾った。
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月10日
リンタロウオトウサン、アリガト。ネンドウリキ、トッテモ便利ソウ。勉強シテミル……!(倫太郎がペンを浮かせる様子を見て何度も頷く)

ヤヒコオトウサン、オカエリナサイ。ミチヒコ、マタ、オ友達連レテキタミタイ。……ネズミノ。
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篝・倫太郎 2020年7月10日
マジかー……ネズミかー……(一足遅かったなぁ、と呟きながらぱたんと仰向け、かーらーの、がばりと起き上がり)陸彦、お前ちゃんと面倒見ろよ……?コードや食料品を齧ったら出入り禁止で翠や琥太郎、烈を嗾けるからな?(ったく、しゃーねぇなぁ……とぶつくさ)

どーいたしまして、だ。飾るのは夜彦にやって貰うといいぜ?んじゃ。俺と一緒にお勉強するか?俺ももう少しコントロール上げてぇし。
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リュカ・エンキアンサス 2020年7月10日
うん、みんなの願いが叶うといいね(こちらも大真面目な顔をして頷いた)索餅って、なんだか変わった……餅?(というより、揚げ物のお菓子に見える。首を傾げて)かな?うん、ありがとう。ひとつ持ち帰らせていただきます
夜彦お兄さんも、遅くなったけれどもこんばんは。ここは賑やかで楽しそうでいいね。……ネズミはきちんとしなければ食べられてしまうのか……(動物には厳しい世界なんだな、って、何やら妙に納得しながら)
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月舘・灯里 2020年7月10日
だめなのです?(倫太郎の反応に首をこてりと傾げ)

とうさま!おかえりなさいなのです!はい!かいたなのですよ?(緑の短冊を手にこれです!と掲げた短冊は『みんなのねがいがかないますように』と書かれている)

ねずみ……はむすたーとかもるもっとのようなねずみさんでしょうか?ねずみ……(ちゅうちゅうなくのです?と首を逆方向にこてり)

あ!あかりもやってみたいです!(はいはい!と挙手して訴えた)
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篝・倫太郎 2020年7月12日
そだな。叶わないまでも、少しは願いに近付ければいいな、とは思うよ。リュカの世界征服はともかくとして。索餅、結構普通に美味いぜ?餅というよりも揚げパンとかドーナツみたいなもんだからその辺は同意だけどな。

鼠だけじゃねぇぞ……狼や猫達はやらかしたら俺が叱るの仕事だもん。尤も、猫はどこ吹く風な態度なんだけどさ……(しかしそこが可愛いとぐぬぬ)あ!聞いてくれよ、リュカ。夜彦、甘やかすポジションなのずるくない?(しれっと惚気た)

だめつか、まぁ、うん。(お前は素直だなぁと灯里の頭をぽふぽふ)んじゃ、俺とネロと灯里で勉強会するか?
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月舘・夜彦 2020年7月13日
はい、ただいま。賑やかなのはいつもですが、今日は特に。
良い願い事ですね、灯里。それではもう一枚は貴方自身に対する願い事を書いてみましょうか(橙色の短冊を手渡す)

……ねずみ?(言い終えた後、察して)また賑やかになりそうです。また名前を付けてあげなくてはなりませんね。それから猫達には食べないようにと教えなくては。
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月舘・灯里 2020年7月13日
はい!がんばるですよ?(勉強会、の言葉にこくこく頷き)

はいなのです(にこにこ笑って短冊を受け取り)かあさまのめのおいろ!あかりのかみのいろ!(橙色にそうはしゃぐと陸彦が使っていたペンを手に取り、少しばかり考えた後きゅっきゅっ!と書き込んだ。願い事は『かんじをたくさんおぼえられますように!』)

スイはだいじょうぶだとおもうです。……こたろはわからないなのです(なんとなしに兄を見る)
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月15日
リュカ、アリガト(尻尾を揺らす)ヤヒコオトウサン、飾ッテ、飾ッテ(口に加えて持っていく)オ勉強、マタ今度。飾ッテモラッタラ、さくべー食ベタイ!(ちょんちょんと前足を動かして揚げ菓子を差す)

ネズミ、オ友達ニナレルカナ。カマイタチノ時モ、仲良クナレタカラ、楽シミ。
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篝・倫太郎 2020年7月15日
夜彦サン?なんだか楽しそうに見えるんだけども?(つか、ウチこれからも益々大所帯になんの?マジで?とかぶつぶつ言いながら灯里の言葉に笑って)そだなぁ……ま、琥太郎も大丈夫じゃねぇかな……?やんちゃだけど、その辺は割と大丈夫そう?そもそも、妖怪の類だしな、ネズミ。

おぅ、お勉強は今度な?折角の七夕に勉強もねぇ……(ぇし、と言いかけて)そいや、お前ら宿題は?やった?(灯里と陸彦を交互に見遣り)やってないなら後で見てやる。

そだな。飾り付けたら皆で索餅食べよう。
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篝・陸彦 2020年7月16日
妖怪はちゃんと従えてこそ悪魔召喚士なんだぞ!(短冊を並べて飾った後、えへん)悪戯しないように食べられないように躾ける所も頑張る。……琥太郎食べちゃいそうだからな(想像してよだれを垂らすバディペットの猫しか思い浮かばなかった)

おれも索餅食べるっ。何個まで食べていいんだ?
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篝・倫太郎 2020年7月17日
おう、頑張れ……つーか、食べちゃうのか?妖怪を?琥太郎……腹壊さねぇか?(大丈夫なんだろうかと考えつつ)

晩飯もあっから2つくらいにしとこうな?陸彦。
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月舘・灯里 2020年7月17日
しゅくだいはやったのですよ?だいじょうぶなのです(きりり)

やっぱり、こたろはたべてしまいそうなのです……?(兄の言葉なら間違いないのだろうと首を傾げ)

あかりはひとついただくなのです。(いいながら、二枚目の短冊を笹竹の枝に括りつけ)
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篝・陸彦 2020年7月17日
宿題はこれからー……(一気にテンションが落ちつつ、ちゃっかり索餅は2つ取る)
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月舘・夜彦 2020年7月17日
い、いえ……(視線に気付いて軽く咳払い)琥太郎にはしっかりお話をして理解して頂かなければ次第に鼠の数が減ってしまいそうですからね。彼は普通の猫ではなく、バディペットなのですから。

灯里はもう済ませたのですね(偉いです、と頷いて)陸彦も食べたらやらなくてはなりませんよ。難しい所は一緒にやりましょうか。
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月舘・夜彦 2020年7月20日
ネロの短冊も飾らなくては(口に加えていた短冊を受け取って高い位置に飾りつける)
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篝・倫太郎 2020年7月21日
ん。エライエライ(宿題は終わらせているらしい灯里の頭をぽんぽん)

陸彦は分かり易いな……夜彦もだけど俺も一緒に見てやるから、ちゃんと片付けちまおうな?灯里のも間違いがないか確認しないとだし。

ネズミだから減る事はなくない?そもそも、妖怪の類だからバディペットの琥太郎が太刀打ち出来るかアヤシイ気もしてンだけど、俺。(そう夜彦の言葉にくすくす笑って返し)

よっし、こんで飾りつけはあんただけだぜ?夜彦(さらさらと短冊に願いを書いて笹竹に吊るした『願いが少しでも叶いますように』『家族皆が怪我のないよう過ごせますように』そんな在り来たりの願い)
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月22日
ヤヒコオトウサン、アリガト(飾るのを見終えると索餅へと向かう)

ミチヒコ、オ勉強大変ソウ……。ボクモ、今度カラ、ネンドウリキノ、オ勉強ガンバル(陸彦を励ましながら身を寄せる)
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月舘・夜彦 2020年7月23日
おや、書いていないのは私だけでしたか(ネロの短冊を飾り終えると目を見張る)しかし……いざとなって何を書いたらいいのやら(手に持っていた萌黄色の短冊を見つめて暫し考える)

では……(筆を持つとさらさらと願い事を書く。『皆の願いが叶いますように』と、そして近くにあった水色の短冊も手に取り、それにも書いた)
出来ました。私の方も飾ってきますね。
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篝・倫太郎 2020年7月23日
ん(飾ってきますね、の一言に索餅を咥えたままでネロの口元に手にした索餅を差し出しながらこくこく頷き。願い事なんだろなー?という顔で眺める)
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月24日
(索餅を差し出されてパァッと微笑むとむぐむぐ食べ始める)……ナンダロネ?(食べ終わると夜彦の後ろ姿を見て首を傾げた)
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月舘・灯里 2020年7月24日
(笹竹を見上げて)なになのでしょう?(索餅を食べ終えた自分の手をハンカチで拭い)ネロにいさまもおくちふくです?(ハンカチを手に尋ねてみる。どうやら必要ならふきふきするつもりのようだ)
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篝・陸彦 2020年7月24日
はーい、ガンバリマス(索餅をぺろりと食べ終えて手を上げる)
夜彦父ちゃんは何書いたんだろ。高いし、風でクルクルしてるから見えないや(笹竹の周りをうろうろして観察している)
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ネロ・ヴェスナー 2020年7月24日
ンム、オクチ?(きょとんとしていたが、ハンカチを見て気付く)アカリ、アリガト。オ願イシテイイ?(目の前にお座りすると拭きやすいように顔を上げる)
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月舘・灯里 2020年7月25日
にいさまはしゅくだい、はじめるまでがながいなのです。(にこにこ笑って眺め)
はいなのです。(ネロの口元をハンカチでふきふき。ふきふき)はい、ネロにいさま。きれいになったですよ。(ばふり!と抱き着いた)
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月舘・夜彦 2020年7月25日
あまり見られると恥ずかしいのですが……(視線が気になってしまい、もう片方の短冊は腕を伸ばして届く高い位置に飾った)

(風に揺れる萌黄色の短冊には『この日々が、少しでも長く続きますように』に名前を書かず、言葉のみ)
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篝・倫太郎 2020年7月26日
おう、頑張れ!ちゃんと支援はしてやっから。(陸彦の頭をわしゃりと撫でて)
あはは!それを去年俺の短冊見ちゃったあんたが言うの?まぁ、あれは事故だったけどサ!(あっけらかんと笑い、高い高い位置に括られた短冊に瞳を眇める)
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篝・倫太郎 2020年7月26日
倫太郎の言葉に、少し困ったように夜彦が笑う。
 去年の今頃はまだヤドリガミとしての身体も得ていなかった二人は勿論。
 冬の始まる頃にやってきたバラニーも、冬のさなかにやってきたネロも知らない、両親だけの時間。
 顔を見合わせる子供達のその頭を二人それぞれがそっと撫でて。
 そして、色とりどりの短冊が揺れる笹竹を見ながら索餅を摘まんで過ごす。

 子供達は、今先程の時間を重ねた両親達のやりとりを自分達も出来る、そのわくわくに心を躍らせながら。
 親二人は、笑顔の絶えない子供達の様子を見守りながら、この一年を。これからの一年を、想って――

 七夕に祷りを込めた人すべてに幸いが訪れますように。

【了】
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