大学構内探検ツアー
遙々・ハルカ 2020年6月22日
私立H大学
駅から徒歩15分、地下鉄の駅からなら8分
名門には決して数えられないが医学部はある
国家試験合格率もまあまあ
どこにでもある平凡な大学のひとつに過ぎない
その門前に立ってスマートフォンをいじっているのもまた
平凡な大学生のひとりにしか見えはしないだろう
===
・お呼びした人だけ
└鹿忍・由紀
0
遙々・ハルカ 2020年6月22日
(メールで送ったのは最寄り駅二ヵ所と大学名、GPSの地図情報。少なくとも自分のアパートよりは判りやすい位置にあるから、迷うことはないだろう。おそらく)
鹿忍・由紀 2020年6月25日
(送られてきた情報から交通の便がより良い方の駅を選び、時々地図情報を確認しながら歩く。散歩気分でふらふらと、駅から大学へ最短距離とは言えないルート。大学らしき広い敷地が見えたので片手に持っていたスマートフォンをポケットにしまい込む。敷地に沿って緩やかに歩めば程無くして探し人もすぐに見つかった)ハルカ。来たよ。(いつもの無表情で名を呼ぶ)
遙々・ハルカ 2020年6月29日
(明確に待ち合わせ時間を決めたわけではないし、前後の予定が詰まっているわけでもない。その上スマートフォンが手元にあるのだし、多少の暇を潰すことにも苦労はなかった。欠伸は幾つか出たけれど)ふあ。(登下校なんかの人間と散歩調の人間の足音を聞き分けることくらいは出来た。ひょいと顔を上げながら手元の画面を落とし、名を呼ばれれば「やほー」と片手を上げ)よ~こそ、オレが通ってから数カ月の大学へ~。よしのりサン昼飯食べた? ウチ学食あるよ。
鹿忍・由紀 2020年6月30日
(待った? なんて聞くこともなく歩み寄っていく。約束した場所にちゃんといるということは待ちきれない程の時間は経っていないのだろうから)大学ってのはどこも広いんだね。今日は案内を任せるよ。昼飯はまだだけど、学食って学生以外でも食べて良いの?
遙々・ハルカ 2020年7月7日
(勿論。何が勿論かと言えば暇を潰していたことについて、互いに言及が無いことだ。時間は貴重だが、特別几帳面という性質でもない)そ? まァ~、ウチより狭いトコよか、ウチより広いトコのが多いかもね。学部多けりゃその分広そーだし。大したコトない大学だけどまー見てってよ。(その校門前でワハハと常通りの笑い声。門内から敷かれた校舎入り口までの道を示し、ゆると踏み出す)一般人立入禁止、て書いてあんのは見たコトねェな~。てか誰が学生で誰が一般人かなんて、スーツでも着てなきゃ見分けつかねーからヘーキヘーキ。
鹿忍・由紀 2020年7月12日
これでもそこまで大きくないほうなんだ。大学の良し悪しを俺は知らないから内側を見れるだけでも収穫だよ。(聞き慣れた笑い声を聞いても常通りの無表情のまま、示された道へ彼に続くように歩を進めた)大丈夫なら良かった、学生のふりなんてしようと思ってもわかんないし。高校までに比べて大学はかなり自由になるって聞いてたけどほんとに自由そうだね。大学生活は楽しい?
遙々・ハルカ 2020年7月14日
デケ~とこは迷うどころか案内板あるって聞いたコトあるわ。地方がもっと広いんじゃん?(土地が広いしね、と言いながら石畳を踏む。門の内側には、見渡すまでもなく建物が二棟、聳えている。やや奥にもう一棟。すれ違う数人の学生たち)ア~~……、(一瞬、視線を明後日の方角に向け)そーね、楽しい。授業内容を自分で選べるっつーのがイイよね。つっても「全部」が無理なのは時間が有限だからしゃーないけどさァ~。あと服装自由度増し増しだから個人が測りやすくておもろ~て感じ。
鹿忍・由紀 2020年7月23日
勉強するだけなのにそこまで広くするのも不思議だね。近い方が移動や情報共有の効率良さそうなのに。(ゆらゆら歩きながら辺りを観察するように視線を巡らせる。すれ違う学生の一人と目が合ったような気もする)そう、楽しいなら良かったね。やりたいことを専門的に、その上楽しく学べるって良い環境なんだろうね。勉強だけじゃなく人間観察まで捗ってるみたいだし。えーと……なんだっけ。サークル? ってやつには入ってるの?
遙々・ハルカ 2020年7月25日
学部とか院とか、あればあるほど広なるでしょ~。あと実習施設とかも必要ンなってくると更に更に~みたいな?(人や物を収納するのは案外難儀だ。設置されたベンチに座っている学生の幾らかは教科書を広げているが、概ね歓談に興じている。やや振り返って)イケメンは目立つ。(笑い、)ま、ここまで来ちゃえば勉強したいだけ勉強しててイイし。アホとさえ関わんなきゃ楽な生活よ。ア~、サークルね。勧誘が鬱陶しい話マジだったわ。一応英語と演劇に籍入れてんだけど~……新歓以来どっちも一回しか顔出してねーな。ワハハ。
鹿忍・由紀 2020年7月27日
それだけのことを一箇所で学べるようにしてるだけでも充分効率的なのか。狭くて息苦しいよりかは伸び伸びできるくらいの方が良いか。(納得したように建物を見上げる。太陽の光が少しばかり眩しくて目を細めた)見慣れないやつが来たから見られてるだけじゃない?(視線を下ろし、目を慣らすように何度かの瞬き)勧誘ってそんなに熱心なんだね。その調子だと散々声掛けられたみたいだけど、英語と演劇……そういうのにも興味あったんだ?
遙々・ハルカ 2020年7月31日
勉強てホラ、深掘りすればするほど枝分かれしてどんどん学ぶこと増えっから~。大学ともなるとね。(半ば振り返った姿勢のまま、しょーがない、と首肯を二、三度した。一棟を横目に、石畳をそのまま直進し)うははは、付き合いある人間以外は大抵『見慣れない奴』でしょ。(階段とも呼びづらい低い段差に差し掛かった辺りで、器用に小さく跳んで前を向き直した。エントランスをくぐる)サークル勧誘はノルマとか補助金とか理由があんだってさ。英語はま~テキトーにできそーだったから。演劇はね~、割とおもしれェ~よ? ま、サークルつか劇団? のは舞台用演技だけど。
鹿忍・由紀 2020年8月3日
大学生って遊んでるイメージあったけど、大学ってのはそんなにしっかり勉強出来るとこなんだね。関係ないとこから見るのとは印象違うなぁ。(まだまだ知らないこの世界特有の話を興味深そうに聞きながら後をついて歩く)ああ、それは違いない。いちいち『見慣れない奴』を気にしてられないか。目立ちたいわけじゃないんだけどな。(エントランスをくぐれば再び視線を巡らせる。案内板が目に入るも、ひとまず彼について行くことにする)へぇ、ノルマなんてあるんだ。悠々自適に好きにやってるんだと思ってたけど学生も大変なんだね。英語は勉強の延長って感じだけど演劇は趣味になるのかな。ハルカは得意そうだもんね、演技。
遙々・ハルカ 2020年8月7日
勉強する為の土壌? はめ~ちゃめちゃ揃ってっからオレには有難いことこの上なし~ってカンジなんだけど、遊んでるアホは一生遊んでんよ。(ワハハという笑い声は多分に嘲りを含んでいる。天井が高めに作られたエントランスの横合いには、大きな窓前に椅子が並べられていた。それを無視して奥へ進み)ア~、でもそっか、ここだとよしのりサンは外国人には見えるかもね。(彼の色素の薄さを示した。気にしてなかったから気付かなかった、と首を傾ぎながら、スマートフォンの画面を一瞬点灯させて時間を確認し)食堂今は人多そ~だからもうちょい後にしよっか。(階段へと足を掛ける)ノルマは実際聞いてオレも吃驚しちゃったわ。真面目に活動したいヤツほど一生懸命勧誘しなきゃいけねェ~とはな~……そーそー、なんか参考に? 身になることもあっかな~と思ってさ。比較もおもろそーだし?
鹿忍・由紀 2020年8月13日
遊んでるから目立つってだけか。ちゃんと真面目な学生もいるってイメージの上書きしなくちゃな。書き換えられるよう、案内してね。……ああ、外国人。それなら見慣れないものについ目が行くのもわかるかも。(薄い色をした瞳が相手の黒髪を捉えて納得したようにゆっくりと瞬いた)メシはいつでも良いよ。(階上を見上げてから、続いて脚を掛ける)ノルマの話を聞くとなりふり構わず必死で勧誘する理由が分かるね。ちょっと見る目変わるかもなぁ、まあ俺には縁無いか。比較してみて何か面白い発見でもあったらまた教えてよ。その参加ペースならしばらく掛かりそうだけど。
遙々・ハルカ 2020年8月20日
働き蟻にも必ずサボってるヤツがいる、みてェ〜な話よ。ま、ウチは医学部だからさァ、基本サボったヤツから落ちこぼれていっちゃうし? 真面目も真面目な学部ってワケだから、まァ〜安心してよ。(自分がそうは見えないのだと知りながら笑っている。『受験』時に髪の目立つピンク色をどうしたかといえばスプレーで隠したのだが、そういえば写真に残しもしなかった)つっても英語教師に外国人いたし、大したことじゃねェよ。いつも来てますけどみたいな顔してりゃオッケーオッケー。(じゃー少し回ってからね、と軽い歩調で階段を上がって行く)高校卒業資格と受験合格でよしのりサンも入れるよ、大学。(笑い声めいて、悪戯な色を隠しもしない双眸で振り返る。そうすれば縁があると)ま、今んとこだとやっぱ舞台演劇は“大袈裟”てカンジ? 観客と距離あっからしゃーないけど。
鹿忍・由紀 2020年8月29日
それでいくなら真面目なほうが多いわけね。目的のための手段を学ぶ場所なら当然っちゃ当然か。そんなド真面目なとこなら大変そうだけど、ハルカも案外真面目だよね。(見かけによらず。含みに気付いてか、敢えて見た目のことに触れてみる)普段通りにしてれば良いだろうけど、そしたらあんまりキョロキョロしてられないね。(わざとらしく辺りを見渡すようにすれば、金色の双眸と視線がぶつかる。返す抑揚の少ない言葉は普段通りで)俺がそうしないこと分かってて言ってるでしょ。対人で大袈裟じゃない演技するなら心理学とか学んだほうが良いのかな? そしたらまた勉強することが増えるけど。
遙々・ハルカ 2020年9月6日
ワハハ、見るからに真面目〜てカンジよか、思ったより真面目だった〜みてェな方が何故か好感度上がるじゃん?(自身のピンク色のある辺りを指先で軽く弾いて見せながら笑った。雨の日の捨て犬と不良というやつだ)まァ〜最悪例えば声掛けられてもオレっつー関係者がいるんだし? どうとでもなるなる。(言外に好きにすればいいという意図を含んで、言い、薄青い視線とぶつかれば双眸で弧を描いてから前を向き直した。階段から少し歩いた突き当たりの扉に手を掛けつつ)万が一大学生やってるよしのりサンとかこの世に生まれたらおもろいな〜と思って言ってる。(笑いを隠しもしない声は、彼の言葉を肯定していたが)実は心理学ってカリキュラムに含まれてんのよね。(だからオッケーと肩越しに丸を作って見せながら、扉を押した)ここがね〜どこにでもある講義室てやつ。
鹿忍・由紀 2020年9月13日
ああ、理不尽なのにありがちな評価のやつ。どう、効果はてきめん?(弾かれて僅かに揺れたピンク色を目で追った)そう、折角招いてもらっといて迷惑かけるのもどうかと思ったんだけど。ハルカならその辺まずいことはそもそもしないか。(彼は恐らく自分と同じく自分本位のはずだから。信頼と呼ぶには些か不似合いな確信で)実現しないと思ってるからこそ滑稽に思えるわけね。もしその万が一になった時は報告したげるよ。(やる気なんて微塵もない態度で軽口を叩く)なんだ、あるんだ。それなら演技にも幅が出来そう、ますますたちが悪くなりそうだけど。(押し開かれた扉の先を覗き込む。知り得た知識と照らし合わせて概ね同じかと見渡した)座学ってやつ、かな。これだけ広いと授業に関係無い人が紛れてても気付かれなさそうだね。
遙々・ハルカ 2020年10月1日
効果はあんだけど~……センセからは「思ってたよりちゃんとしてたけど、じゃあやっぱりその見た目はどうにかならんのか?」みてェ~な段階? クラスメイト? 的なヤツには「こういう学校来る奴でお前みたいなの、大体成績良いんだよな」て言われたわ。ワッハハ。(講師陣はそのうち諦めるだろうと気楽に言う。高校の教師もそうだったので)ヘーキヘーキ。よしのりサンが今言ったみてェ~に、関係ないのに授業受けてるヤツっつーか、授業受けてるヤツの他の学校の友だち、とか来てたりするし。でもま、その場合は隅の席推奨かな。(講義室の一番奥、ボードの前。講師の立つ位置からは案外生徒たちの様子がよく見える。受講生の顔を覚えるタイプの講師だとバレちゃうからねと)
遙々・ハルカ 2020年10月1日
よしのりサンが受験するときは勉強教えたげるよ。(これは本気ともつかない愉快そうな声)まーしかし、心理学で判るのってむしろ目の前の相手の諸々じゃんね。演技で相手に与える影響? 印象? とかってのはやっぱこっちの演技力にかかってるワケだ。……この辺は基本、座学とかPC使うとか、あと上に図書館、下にさっき見た食堂ね。実験室見たかったら研究棟なんだけど。
鹿忍・由紀 2020年10月11日
医学生な時点で真面目なことは分かってるからギャップもあんまりないか。学部の勤勉さがよく分かる評価だね。(諦めるまで口を出されるのもめんどくさそうだなぁ、なんて思いつつ)じゃあ俺も授業を聞こうと思えば出来るんだ。学校ってとこはルールで縛られたイメージがあったけど割と奔放なんだね。(ボードの前から隅の席へとゆっくりと視線を動かす。この世界では当たり前の景色も自分にとっては非日常的なものだ)
鹿忍・由紀 2020年10月11日
そう、じゃあその時は頼りにさせてもらうよ(変わらぬ調子で嘯いた)相手の心理が分かれば印象操作もしやすくなるかと思ったけど、不特定多数への印象操作ならやっぱり演技力か。(説明を聞きながらそれぞれを確認するように辺りを窺う。ふと、興味を惹かれるように相手の方へ視線を向けた)実験室も見られるの?
遙々・ハルカ 2020年10月20日
それ以前に「医学部にこんな奴が?」みてェ~なギャップ通ってっからね。(最後に“ここ”を通ればどこかしらに落ち着くものだ。他の学生たちはおそらく、それなりのところに自分の評価を落ち着けてくれた筈だと見当をつけている)高校くらいまでは完全部外者お断りだけど、ま~大学んなると急に? 色んなトコから人増えるし? 部外者と内部の人間の区別が薄まるんでしょ。(扉に体重を掛けて開いたままの状態を保ちながら、ひらひらと片手を揺らして見せる。『薄まる』のジェスチャー)
心理学は理論、演技力は実利、的な? 片方が極端に欠けてると成立しづらいし、両方やっとけば成功率は上がるし。(彼の眺める横顔を見ていたので、視線が合う。習慣じみて笑って見せ)使ってなけりゃね。諸々片付けてあるだろーから、期待するほど面白くはねェ~かもよ。(実験室。準備中でも場合によっては見学くらい出来るだろうと気楽な声が言う)
鹿忍・由紀 2020年10月26日
そんな反応も多々あったんだね。まあ見た目だけ真面目でも中身もそうだとは限らないし、やることやっときゃ認めてはもらえるか。ああ、区別が薄まるのは気楽で良いね。決まり事が多くて堅っ苦しいのはあんまり得意じゃないからさ。(ひらひらと揺れる片手を目で追った)
どこまで成功率あげられるか、みたいなとこか。学んで損になることはなさそうだね、人を上手く操れた方が何かと便利だろうし。(いつもの笑顔にいつもの無表情を返す。気を張らない呑気な瞬き)流石に実験してるとこには潜り込まないか。普段見ることないし、どんな環境なのかは見てみたいかな。案内してもらえる?(期待はしないでおくから、と付け加えた)
遙々・ハルカ 2020年11月5日
高校までと違って制服とか髪型制限も無いワケだし? 嫌がるほど行動も一緒にすっことねェ~しね。(たとえ眉を顰めたところで、咎められるものではないのだと)(或いは侮られるとして、それは好きにすればいいとも思うが)……前から思ってたけどよしのりサンて絶対協調性ないよね。(オレもないんだけどさァと笑いながら)
学んで損になる勉強てあんまないよ。宝の持ち腐れになることはあっかもしんねェ~けど。(ひひ、と笑い声を語尾にしてから、「んー」と応じる声で扉から背を離した。緩やかに閉じる速度から逃れるようにするりと廊下へ戻り)別棟だかんね、実験室。……んあ~なんかこう、目立たないとかいかにも関係者ですヅラ出来るスキルがあれば、実験中でも入れるかもよ? 知らんけど。ワッハハ。(再度階段を下りることになる。悠々とした足取りで)
鹿忍・由紀 2020年11月12日
でも大学出て社会の一員になったらまた色んな制限があるんでしょ。大学って不思議なとこだね。……ああ、うん、協調性はないと思うよ。なくても今のとこ困ってないし。もし困る時が来たらハルカに教えてもらおうかな。(これも勉強でしょ、とどこか冗談めかして)(講義室への扉が閉じる様子を見届けるも、すぐに興味は他所へと向いた。次はどこへ行くのかと言わんばかりに視線は廊下の先へ)別棟だったらちょっと遠い? うーん……この環境下で関係者ヅラ出来る自信無いなぁ。実験中の様子は諦めとこ。こういう時に演技の勉強が役に立つのかもね。(やろうと思えば視界を共有するものを忍ばせることも出来るのだが。今日はあくまで気楽な見学のつもりなようで)(一段ずつ下がっていく後ろ姿を追うように、ゆるりと階段を降りてゆく)
遙々・ハルカ 2020年11月25日
あ~、会社員ね~……嫌なら就職先選べばいんじゃね?(選べない者もあるとは当然知っているが)だっはは、別に教えるほどのことでもないでしょ。そういう時は周りに合わせてりゃいーんだもん。(痩せた片手をひらつかせながら階段を下りていたが、ふと)あ。……あ~、そっか、折角なんだから渡り廊下通った方が良かったか。別棟っつっても隣だからさ、廊下がついてんのよ、廊下が。(棟を繋いでいる、とジェスチャで示しつつ一度足を止め)渡り廊下二階なんだけど、行ってみる? 下から行くと、まあつまり天井ってか屋根? がその廊下になんだけど。オレは高校まで渡り廊下とかなかったからちょっと新鮮だったわ。(大したアトラクションでもないけどねと笑いながら、手摺りに背を預け)
鹿忍・由紀 2020年12月2日
簡単に言ってくれるね。その場限りで表面上を合わせるだけなら出来るけど、継続したまま溶け込むってのはあんまり得意じゃないんだよね。ハルカの就きたい仕事はしがらみの少ない方?(数歩遅れて足を止める。同じ段に並ぶように。手振りを目で追いつつ説明に耳を傾ける)渡り廊下があるんだ、便利に出来てるんだなぁ。おんなじ学校っていう名前でも役割も作りも全然違うんだね。それじゃあ折角だから行ってみようか。外もよく見えそうだし。(割と乗り気な様子で一歩、階段に足を掛けた)
遙々・ハルカ 2021年1月18日
別に四六時中そいつらと一緒にいなきゃいけねェ~ワケじゃね~しさ。……ア~、どーかな。仕事内容と当人のキャラによるんじゃね? 引継ぎ連絡とか有事の協力? さえ出来てりゃ文句は言われなさそーだけど。最終的には実力かなァ~。(就職先もそうだ。何事も結局、力があれば選べて、なければ選べない。半ば笑った声音で)ハ~イ、じゃあ二階に戻りまァ~す。(へらと宣言して手摺から背を離す。つい先ほどまで下った階段を上がり、既に勝手知ったる廊下を進む)小中高どっかしらにあったって奴もいたよ。まー同じ渡り廊下でも、一階にあったって話の方が体感多く聞いたかなァ……確かに大学の校舎って作りが自由~感はあっけど。
遙々・ハルカ 2021年1月18日
(エントランスから階段の距離よりは多く歩いて、変り映えのしない曲がり角を折れた先、急に光の多く差し込む通路が一本)ほい。(きちんと閉められていた扉を開け、お先にどーぞと促す仕草)(通路の床は廊下と同じだが、壁は入口と出口付近を除き、殆どガラス張りでその幾つかが開かれていた。緩くぬるい風の通り過ぎる)
鹿忍・由紀 2021年2月3日
やっぱり何に対しても器用であるってのは得することが多いみたいだね。傍から見てると大変そうだけど、勉強の大切さがわかる気がするよ。(世界が変わろうと、力のあり方が変わろうと、能力がないよりかはある方がやはり良いのだろう。自身の経験を思い返して一人で納得したように頷く)(引き返す道に物珍しさはないが次の目的に向かって足取りは軽かった)学ぶ場所として大学だけは急に自由度が高くなるの不思議だな。高校までは建物も過ごし方も堅苦しいイメージなのにさ。
鹿忍・由紀 2021年2月3日
(促されるまま扉の向こうへ遠慮なく踏み込んで、辺りをぐるりと見渡す。開いた窓のほうに歩み寄って外を眺めれば頬を伝って抜ける風が髪を遊ばせるので一、二回と手櫛で直した)……思ってたより遊びのある作りだった。学校って場所のイメージが変わるなぁ。新鮮だって思ったハルカの気持ちが確かにちょっと分かるかもね。
遙々・ハルカ 2021年2月15日
おっ、そーそー、そういうコトよ。一応性格も関連はしてくっけど、他人なり何なりにやり込められないように必要なのが教養。みたいなね。(知らんけど。とでも付け加えそうな語尾をしていたが、実際にはなかった。ビニル系の床材は大して足音を響かせない。通り過ぎた幾つかの教室からは授業中の気配がした)
(そうして外気のにおいに、すん、と一度鼻を鳴らし)ア~、中等教育と高等教育の差……辺りじゃね? やっぱ学問だって力があればより多くの自由を得られるワケよ、とかそーいう。(背後の扉が自重で閉まるに任せ、ひょいと歩みを進める)一階の渡り廊下てフツーに廊下なんだけど、二階にあると途端空中廊下じゃん、みたいな感覚なるよね。(人間は基本空を歩けねェ~から。言い、常通りにワハハと笑った)
鹿忍・由紀 2021年3月2日
上手くやればやり込める側にもなれるってわけだ。ハルカも日頃の積み重ねが実を結ぶと良いね。(語り口は軽いもので。興味がないわけではなくとも、まだどこか他人事のように外の様子を見ていた)
(満足したかのように窓辺から離れて数歩歩いてから、今度は反対側の窓辺を覗いてみる)基礎がないと応用も出来ないってのが建物にまで反映されてんのかね。普段見れない視点で周りを見れるから結構好きなんだよね、高いところ。馬鹿ではないと自分では思いたいんだけど。
遙々・ハルカ 2021年3月6日
つってもま~、あんま露骨にやり込めても『平穏な生活』みてェ~なトコからは離れがちだし? やり込めようとしてくる奴をスカしてカウンター喰らわすくらいが一番平和でたのしそー。(ゆるく吹いた風よりも乾いた笑い声を溢す)
(渡り廊下の左右からは、辿ってきた校門から校舎までの道、それから裏側のテニスコートやホールがそれぞれ見えた。差し込む光と窓枠の薄い影が横断歩道じみている。そこをゆっくりと渡り)……ま、実際は通う人間の安全性かもだけど。(子どもなら。この窓から必要以上に身を乗り出して落っこちるかもしれないし)(多分、理由は色々ある)バカと煙は高い場所が好きってヤツじゃ~ん。高いトコのが見えるもんが多いのは確かだけどね。道も判りやすいしさァ。
鹿忍・由紀 2021年3月13日
ああ、波風立てないのも大切だもんね。能ある鷹は爪を隠すってやつ。俺が言うのもなんだけどハルカも大概性格悪いよね。(聞き慣れた笑い声に、いつもの温度の言葉を)
どこも同じようになってるし何かしらの理由があってのことなんだろうね。設計士の知り合いでも出来たら聞いてみて。(小さく見える人々の姿をキョロキョロと目で追う。キャンパスライフという非日常を学ぶように)そう、それそれ。さっき歩いてた道が少しだけ曲がってたことだって、ここからだから一目でよく分かる。だからって空を飛びたいとも思わないんだけどね。煙にもなれないか。
遙々・ハルカ 2021年3月19日
能を見せ過ぎてなんか頼られても面倒~だし? ワッハハ! 性格イイまま一人で生きんのは無理ってもんでしょ~。(今日一番面白そうな声)
効率? 機能? その辺考えっと目的別に似通った形状になんのは何でも一緒らしーね。設計士かァ~……ウチ芸術方面強くねェからな……高校んときのなんか誰か……。(視線を窓の外側、何処ともつかぬ方角へ遣りながら暫く考える素振りをしていたが、最終的には「マー覚えてたらね」と着地した。そのうち忘れそうなヤツだ)なんかさー、空歩ける奴らはいるみてェ~だけど。アレどーいう原理だろね。や、オレも自分でやってて原理とかわかってねーもんだらけなんだけど。(“仕事”で見掛ける者たちのことだ。猟兵のこと。よくわからんよね。そういう態度で)アレは? 千里眼~。
鹿忍・由紀 2021年3月29日
違いない。一人なら賢くいなくちゃ損するのは自分だもんなぁ。自分くらい自分に優しくしてあげなくちゃね。(相手の声に乗せられたように、こちらの声の調子も少し軽くなる)
建物に限らず無駄を省いたらなんでもシンプルになるもんね。まあ、機会があればでいいよ。俺よりかはハルカの方がそういう機会多そうだなって思っただけだし。(ゆるく吹き抜ける風と同じくらいゆるい様子で。こちらもどうせそのうち忘れるだろう)原理を説明しろって言われたら俺も出来ないなぁ。あー……千里眼かぁ。俺は多少目が良いけどなんでも見通せるわけではないからあれば便利そうだよね。見えないままの方が気楽なこともあるかもしれないけど。本来見えないものが見えるのが千里眼なら、ハルカもそうかもね。(違うものだとわかっていながら冗談めいてわざと仮定する)
遙々・ハルカ 2021年4月6日
どっかの誰かさんが「自分に優しく出来ない奴は他人にも優しく出来ない」とか言ってっしね。(笑い声。誰が言い出したことなのかは知らないし、他人に優しくする予定もないが。それは多分お互いに知っていることだ)
まァ~よしのりサンてこう……何……?(暫し明後日の方角へ視線を向けていたが)友だちいなさそ~だし? どうせ定義もよくわからん存在だけどさ。(ワッハッハ。気遣う必要もないと気づいたわけだ。ぶらぶらとした歩調で廊下を渡り)千里眼、思い通りに使えんなら便利そーだよねマジに。でもオレの目に『千里』の名前はつけらんねェ~でしょ、ワハハ。それに見る・見ないの切り替えも出来ねェし。(視力検査のように片手で片目を塞ぐ仕草)たまに間違えそーになっから迷惑な話よ。
鹿忍・由紀 2021年4月18日
ああ、なんか聞いた事あるな。便利な言葉があるもんだよね、そういうことにしちゃおうか。(どこまでも軽い調子で悪びれなく。本来の意味が違うことなど承知の上、薄っぺらい上辺を言葉だけで肖った)
一瞬気を遣ったでしょ。そう、友達だか知り合いだか分かんないけど、俺は顔が広くないからね。ハルカに聞くばっかするのもどうかと思うけど、客観的に物事を見てるから俺でも理解しやすいんだよね。(徐に窓辺から離れて、急ぐ様子もなく少し遅れて後ろを歩く)切り替えが出来ないのは不便そうだね。間違ったらまあまあ気まずい感じになるやつじゃない? 千里眼ももしオンオフ出来ないものだったら情報過多で疲れそうだし、見えすぎるってのも考えものか。
遙々・ハルカ 2021年5月10日
自分がいなきゃ他人も意味ねェ~ワケだしね。……ん~ッフフ。(廊下の向こう側、影の濃い場所で笑い)さすがに友だちいないってハッキリ言われたら泣いちゃうかな~と思って。(そんなわけはない。概ね反射に近かったが、軽口と共に出口にあたる扉に手を掛け)主観的だと視野狭くなりがちだしなァ~……かといって千里眼とかだと、そーそー、疲れそーっつーか、人間の脳味噌で処理が追いつくのか不安っつーか。幽霊? みたいな奴らはね、たまによたまに。(見た目でフツーに判る奴多いから。と何でもない言い方をする。日常的な)見えねェ~のは不便だし、見たいものは多いけど……見なくてイイものってのも、あるにはあるのかもね。(両の目を細めた。扉を開いた先は、渡り廊下と日当たりが違う所為でどこか涼しい)
鹿忍・由紀 2021年5月23日
泣かないようにだなんて案外優しいんだね。(続けた軽口。反射の言葉に意味などない)見たいものを選べる千里眼なら欲しいけど無い物ねだりなんだろうね。身の丈に合ったことをほどほどにやるのがやっぱり気楽で良いかなぁ。ハルカが他の人には見えないもの見えてもなんとも思わないみたいに、慣れるもんなのかもしれないけど。(ゆるい足取りのまま、促されるように扉の先へ踏み入れる)見えないものがあるからこそ知りたいって思えるんだし前向きになれて良いんじゃない?(先に何歩か歩いて立ち止まる。案内してと言わんばかりに)
遙々・ハルカ 2021年7月9日
マー実際泣いたらオレは笑うけど。(笑顔になる自信しかない。既に笑いながら)千里眼あったトコでどーする? っつーと結局、気になるコトがあったら覗く、以外あんま思い付かねェ~もんなあ。リスクねーなら貰うわ、みたいな?(空気の壁――本来そんなものはないが――ですれ違い、自分も追うようにその中へ入る。後ろ手に閉める扉。周囲が一段階暗く感じられた)確かに。千里眼あったら実際気になって出掛けるコトもなくなっかな? ……や、でも結局触ってみたくなるかもだわ。(ワハハ、と声を出し、応じたように軽い足取りで)
遙々・ハルカ 2021年7月9日
……どこ行くんだっけ?(取り留めのない話をしているうちに忘れた)
鹿忍・由紀 2021年7月17日
だろうね。俺もハルカが泣いたら笑うかも。(ごく当たり前のように肯定した)リスク無くて触りたい物の選別程度に使えるなら便利なものだろうけどね。ハルカの性格なら分からない方が解明のやり甲斐があって良さそうな気がする。楽しい事が減るのも勿体ないしね。(声と足音が近付くのを感じ取って振り向く)
鹿忍・由紀 2021年7月17日
…えーと、なんて言ってたっけ。実験室とか?(急に戻った話題に声の調子も目的も曖昧だ)
遙々・ハルカ 2021年7月26日
千里眼てヤツがどこまで見えんのか、にもよるなァ~結局。(ピースサインを作った手を目元に。伸ばした二本の指を開いたり閉じたりして見せ)ま、なくても今困ってねェ~わ!!(与太話の結論など結局こんなところだった。「実験室」。復唱してから)あーあー、見学行くんだっけか。じゃ、その後学食行って軽く飯しよ。(散歩じみた歩調。連れ合いの隣で一瞬だけ止まり、行こ、と笑ってそのまま通り過ぎる。ぷらぷらと――適当に)
鹿忍・由紀 2021年8月22日
どうせ強請ったとこで、はいどうぞって貰える物じゃないしね。宝くじに当たったらどうするかって話以上に不毛なやつだけど、こういうのってつい考えちゃうよね。(ゆるく思考を巡らすように中空を見る。すぐに興味が失せたように視線を目の前へと戻した)そうそう、見学。見終わったくらいでちょうど昼時外れそうで良い感じ。
鹿忍・由紀 2021年8月22日
それじゃあ引き続きよろしくね。(向けられた笑みにいつものままで頷いた。通り過ぎた相手について行くよう歩き出す。合わせるつもりのない歩調も、それなりに近いもので。静かな廊下に二人分の足音だけが響いて、遠退いた)