【入団RP】雨脚に舞う藍鼠
世母都・かんろ 2020年6月19日
やわかった雨粒は、今ではざあざあと激しい音。
呼り鈴を鳴らしながらも、その身体はひどく濡れていた。
控えめな、それでいて少しせわしない様子の声が聞こえて。
玄関扉が開くと、長身の人間が慌てた表情を見せている。
抱えていた洗濯カゴの中身がずぶ濡れなのが、誰の目からもよくわかった。
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葵・弥代様と世母都・かんろの1:1RP。
1ヵ月お返事が無かった際は〆に入ります。
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世母都・かんろ 2020年6月19日
は、はい、ごめんなさい、出るのが遅くなって……(ばたばたと、カゴを抱いたまま)えと、どちら様で……わ、あ、どしゃ、降り、だいじょう、ぶ、です、か?(水たまりを作る青年を、見た目からは程遠い声をした人間が出迎える)
葵・弥代 2020年6月20日
(引っくり返した様に振り続ける強い雨。顔に張りつく髪を手で除けていれば雨音に交じり僅かに聞こえた足音。開かれた戸の先にいる家主に視線を向ける。背が己より高く思わずまじまじと見てしまい、微動だにしない表情が少しすまなそうに眉尻を下げた。)
……あ、ああ。突然の来訪すまない。見ての通り雨に降られてしまって。不躾で申し訳ないが、軒先で暫し雨宿りをさせてもらえないだろうか?もう少し弱まれば直ぐに出ていくゆえ。(それまでどうか、と頭を下げればポタポタ雫が髪先から落ちる。)
世母都・かんろ 2020年6月22日
わ、あ、そんな、軒先、なん、て(雫が落ちる藍鼠に首を振って)えと、よかった、ら。中、入って、くだ、さい。風邪、引い、ちゃう(玄関の扉を大きく開け、招き入れるように促す)
葵・弥代 2020年6月23日
?(申し出に頭を上げれば不思議そうに首を傾ぐ。)
温情痛み入るが、その…流石に突然訪ねた者を中に入れるのは不用心ではないか? いや違う、すまない。決して無下にしたいわけではないのだが、些か心配になってしまってな…。(本当にいいのか?と念を押すように確認をする。)
世母都・かんろ 2020年6月28日
あ、えと、だい、じょう、ぶ。変な、人、は、入れない、ように、なってるん、です。お、まじない、が、掛かってる、の。それ、に、よく、雨宿りに、来る人、多い、から。あの、ど、うぞ(おずおず)
葵・弥代 2020年6月30日
人避けか。(おまじないと聞いて何気なく視線を上に向ける。雨に紛れ察する事が上手くできなかったが、確かに何か不可思議な力を感じるような。視線を相手に戻し小さく会釈をして中に入ろうと。)……では、厚意に甘えさせてもらう。ありがとう。
世母都・かんろ 2020年7月5日
(そっと招き入れて、玄関の扉を閉める)えと、タオ、ル、持って、きます、ね。待ってて、ください(なにせ彼はずぶ濡れだったから、早く早くと心が急かす)……あ、(手に持ったカゴを思い出し、まずはそれを居間に置こうとしてから、やはり自室へ)お客、様に、見せたら、失礼、ね。
世母都・かんろ 2020年9月16日
(雨はまだ激しいから、客人にタオルを渡したのちは居間でのお茶を勧めるだろう。そうして、暫くの歓談を)(〆)