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【1:1】健康診断

アドルフ・アシィミノーク 2020年5月29日


バインダーに挟んだ真っ白なカルテ

本日の日付の横にはこう書かれていた
「猟兵健康相談会用」

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場所:the keelの一室(A&W)
本日の患者さん:宵雛花・十雉(f23050)




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アドルフ・アシィミノーク 2020年5月29日
私は医者ではないのだがなぁ(独り言の様に呟いた言葉に机の上でお茶の用意をしていた紫のメンダコが答えるようにぴょんぴょんと跳ねた)あぁ、そろそろ予約の時間か……
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宵雛花・十雉 2020年5月30日
(部屋にノックの音が三度届くだろう)……予約してた宵雛花ですけど。
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月2日
あぁ、来たようだな。入ってきてくれ。鍵は開いてる
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宵雛花・十雉 2020年6月2日
どもー。(健康相談とは無縁そうな笑顔の男が扉を開けた)いやぁ、相談に乗ってくれるってんで来ちまったよ。よろしくよろしく。……あ、どっか座ってもいい?
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月3日
おや。(扉が開けば見知った顔。前に見たときは体が弱そうな印象はなかったが、と疑問が頭をよぎるが問いかけにはテーブルを挟んで向かいの椅子を蛸足でちょいと指し示す)座るのはそちらへ。
体の事で何か困りごとが?……あぁ、その前に名前だ。フルネームでいただこうか。あと年齢。(一応規則でなと付け加えペンでコツコツとカルテを叩いた)
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宵雛花・十雉 2020年6月3日
(指定された場所へ腰を下ろすと、ぐるっと室内を見回した。そしてまた視線は目の前の彼へ)ああ、取り違え防止ってやつ? 宵雛花 十雉、いい名前だろ。歳は23。
何を隠そう不眠について相談したくってさァ。かれこれもう十数年ものだよ。(可笑しそうにけらけらと笑っていれば、紫のメンダコと目が合った)おお?可愛い子がいる。蛸さんの親戚?(こんにちは、とその子に挨拶をして)
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月8日
まぁ、そんなところだ。……23、と。(聞いた情報をさらさらとカルテへ記入してゆく)
ほう、不眠。だいぶ長く悩んでいるようだが、医者に掛かったことはあるのかね?そんなに長いとさぞつらかろう
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月8日
あぁ、メンコさんは別に血縁関係はないが。妻の友人で今はうちで働いてもらっている(メンコさんも「はい、こんにちは」と答えるようにペコリと頭を下げた……ように見える)まぁ助手みたいなもんだから気にしなくていいぞ
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宵雛花・十雉 2020年6月8日
お医者にかかったことはないね。オレ、病院嫌いだし。何より医者には自分のこと話したくない。……お、この辛さ分かってくれるぅ?でもさ、実を言うともう半分くらい諦め入ってんだよな。こう長く続くとさ。
へぇ、メンコさんってんだ。こりゃご丁寧にどうも。(可愛らしい助手さんにこちらからも会釈を返して)ていうか奥さんいんだ、蛸さん。蛸さんの奥さんもやっぱり蛸さんなの?(すっかり健康診断そっちのけでぺらぺらと話し始めた)
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月9日
病院嫌いの医者嫌いか。で、私のような薬師ならいいのかね?
(メンコさん頭にのせたお盆で器用に運んできたお茶に口をつける。宵雛花氏の前にも紅茶を入れたカップを置くと「どうぞどうぞ」と言うようにぴょこぴょこ跳ねた)
一応。結婚はしてる。彼女は君らと同じ人間で……って、私の事はいいだろう。ほらなんかないのかね、不眠の原因になるような心当たりは。ストレスとか悩みとか。
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宵雛花・十雉 2020年6月9日
んー、アンタって口固そうだし。組織に属してるタイプでもなさそうだなって思って。(病院みたいに組織全体で情報共有する必要もないだろ?と)
お、ありがと。お利口だねぇ、メンコさん。(カップを持ち上げるとさっそく一口飲んで)
えー、なんで。蛸さんのことも教えてくれよ。オレだって自分のこと話すんだからさ、不公平だろ不公平。……あぁ、あるよ?心当たりなら。ガキの頃のことさ、夢に見ちまって目が覚めるし、夢見るのがおっかなくて寝付けない。
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アドルフ・アシィミノーク 2020年6月22日
まぁ委託はされたが情報共有までは義務ではないからな。私の役目はできる範囲の相談への回答と処方、必要なら専門機関の紹介だからな。望むなら秘密は守ろう
じゃあメンコさん、あとはこっちでやるから店番の方頼む
(お利口と褒められた彼女は嬉しそうにぴょんと跳ねると一礼。ふよふよと部屋を後にした)
健康相談に不公平もなにもあるか。(はぁと不機嫌そうに一息)
悪夢、ね。長い間引き摺るほどの悪夢となると相当厄介な夢なのだろうな。
……内容をうかがっても?
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宵雛花・十雉 2020年6月22日
(ひらひらと手を振り、部屋を出て行くメンダコを見送った。不機嫌な反応には、ふふんと小さく笑って)……大抵いっつも雪の中に立ってんのさ。オレ一人、身動きもとれねぇで。それで、真っ白なはずの雪がだんだん足元から真っ赤になってくんだ。
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