【1:1】The shell
アドルフ・アシィミノーク 2020年4月22日
あたたかな日差しの降る海岸
波打ち際で小さな貝を拾う、拾う――
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場所:A&Wの海岸
先着1名
1週間反応なしで〆
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アドルフ・アシィミノーク 2020年4月22日
(小さな貝殻を拾い上げ砂を払う)これも使えないか……(貝を手にした籠に放り、また波が洗った新たな貝柄に手を伸ばす)
アール・ダファディル 2020年4月22日
(穏やかな陽気は絶好の砂遊び日和だった。くまのぬいぐるみの少女が一心不乱に砂掘る様子を横目に、この日、少年は貝殻を探していた。腕を捲り、靴を脱ぎ。日頃整然としている格好を崩して砂を踏み締めていた)ふむ、貝殻というのは中々無いものだね。Echo、キミの望む品は無さそうだよ。――ん?(屈んでいた背を起こせば、前方に影が見えた。男か女かは定かではないが害ある輩ではなさそうだ。その証拠に
、)…………同志、か。(手にした籠を確認し思わず零す)
アドルフ・アシィミノーク 2020年4月24日
(小さな貝を拾い上げ目線を上げた先、人の姿が目に留まる
)……。(こんなにも穏やかな日だ。砂浜を散歩する人がいてもおかしくはないだろう。微かに届いた小さな呟きに、こちらも小さく会釈を返すのみ。また新たな貝殻を探す為目線を落とした先)……くま?(目線の先にいた小さな影、思いがけなかったその姿に思わずそのまま口を突いた)
アール・ダファディル 2020年4月24日
……。(向こうも此方に気付いたか。会釈に黙って頭を下げ返した。朗らかな陽気は立ち話に相応しかろうが声掛けられない限りは不干渉に限る。そのつもりだった。……≪彼女≫に気付かなければ) (存在を気付いて貰えたくまのぬいぐるみは耳ざとく反応し、穴から顔を出した。穴から這い出て興味津々とばかりに男の元へと駆け寄るもぶつかる寸での距離でぴたりと止まる。思い出したかのように砂だらけの体を短い手で払いめいっぱいに見上げて。そのくまのぬいぐるみは可愛らしくスカートを摘んでお辞儀をした)
アドルフ・アシィミノーク 2020年4月30日
(ほぼ無意識に出た単語に反応が、しかもくま本人から返ってこようとは思わなかった。自分のぞんざいな会釈より格段に丁寧なお辞儀にはやや戸惑いの表情を浮かべ、ほんの小さく頭を下げた)ご婦人は、砂遊びに……?ずいぶんと掘られたようだが(直前まで彼女が掘っていた砂浜の穴を一瞥。好奇心から質問を続けてみたがぬいぐるみが答えられるか怪しい――彼女の持ち主?らしき少年へとちらりと視線を送った)
アール・ダファディル 2020年4月30日
(愛くるしく振舞う妹へ問われた言葉は此方の耳にもよくと聞こえた。そこはかとなく困惑した視線は気のせいでは無い筈だ。仕方ない、と心を決めて歩み寄る)――今日は砂の城を作るのだそうだ。 (同意するように何度も頷く≪彼女≫を一瞥したのち、足を止めてくれた心優しき人へ帽子を取って砂浜に似合わぬ礼を返した)妹が失礼を。≪彼女≫は人懐こくてね。自分が興味を持った人にはすぐ近づいてしまう。
アドルフ・アシィミノーク 2020年5月1日
あぁ、城。ここらの砂は作りやすかろう(妹、なのか。人の少年とぬいぐるみのくま。あまりに姿の異なる兄妹に更に戸惑いの表情は深くなるが口に出すのをぐっと飲みこむ)いや、こちらこそ邪魔をしてしまったようで。――失礼(するりと蛸脚を伸ばし、くま…妹君の足元に転がっていた白いほんの小さな欠片を拾い上げた)
アール・ダファディル 2020年5月4日
そう、だな……。 (城予定地の感触を思い返しながら口を開いた)掘り易い割には固め易い気はするな。少々粘土質なのだろう。存分に造形を楽しんでいくつもりだ。(帽子を戻して小さく笑む) (兄の取繕いなどお構いなしに≪彼女≫は見慣れぬ男にソワソワと体を揺らして窺っていた。自分とは違う脚が滑らかに地を這い拾う動きを硝子目輝かせじいっと追っている)ほう、貴殿も貝殻を集めているのか?
アドルフ・アシィミノーク 2020年5月7日
あぁ、(拾った欠片の砂を払うとそのまま持っていた籠へ放る)薬の材料にする貝殻の採集に(こちらを目で追う妹君に見えるように貝殻が入った籠を下げてやる)まぁこの通り砕けて小さいものしか落ちていないのだがね
アール・ダファディル 2020年5月8日
(ぽてぽてと近づいたくまのぬいぐるみは遠慮なく籠を覗き込んでいる)ほう、くすり。(≪彼女≫と同様に視線を落としてから首を傾げた)貝殻が薬品に変じるとは面白いな。これ等はどのようなものになるんだ?
アドルフ・アシィミノーク 2020年5月10日
粉にして喉の薬に使うつもりでいる。陸の方ではあまり使わんと聞くが海辺の民にはメジャーな材料でね。とはいえ、これだけ砕けてしまうと使えるだけの量を取るのもなかなか骨の折れる作業だが……(籠の中を蛸足でからりと掬う)妹君よ、城づくりの最中に形の残っている貝は見なかったかね?
アール・ダファディル 2020年5月13日
貝殻を食すという発想には至らなかったな。文化の違いとは面白い。(顎に手を当て考え込む。籠を覗きこんでいた≪彼女≫は問われ愛らしく小首を傾げた。のち兄へと首を巡らせる)――ああ、俺が見たとも。いいや、採取して来たともと言うべきかな。貴殿が貝殻を欲しているならば、ひとつ取引といかがかな。
アドルフ・アシィミノーク 2020年5月19日
(見た、との言葉に僅かに表情を明るくしたが続いた言葉に首を傾いで)取引……?一応条件を聞こうか。君は何がお望みだね?
アール・ダファディル 2020年5月19日
(意識が己に向いたのを見、微笑んで)貴殿の人手が欲しい。期日はそうだな……≪彼女≫が満足する砂城を作り終えるまで。対価は今日俺たちが集めた貝殻、ひとつを除いたほぼすべて。
アドルフ・アシィミノーク 2020年5月26日
人手?(ある程度予想はしていていた条件だ。しかし続いた期限に妹君のほうを見る)(なるほど、と頷いた)わかった、砂の城の築城が終わるまで手でも脚でも貸そうじゃないか。では契約成立だな……さて、なんと呼べばよいかな、契約者(そういえば名前を聞いていなかった。妹君も。二人交互に視線をやって)
アール・ダファディル 2020年5月27日
頼もしい協力者で助かるよ。(手を差し出す)アールだ。アール・ダファディル。≪彼女≫は……、(視線を向けるとくまぬいは拾って来た流木で砂浜にざりざり文字を書き始める。……『E c h o 』書きあがった文字にぬいぐるみは満足そうだ)好きに呼んでくれて構わない。あだ名を付けられる事には慣れているからな。
アドルフ・アシィミノーク 2020年6月2日
アール氏。(差し出された手を握る。これで確りと契約成立だ)(砂浜に書き上げられた文字を読んでみる)……エ、コー?なるほど。妹君のままでも味気ない。エコー嬢でよいかね。私はアドルフ。契約終了までよろしく頼むよ。……さて、アール氏とエコー嬢は私にどのような手伝いを望むのかね?
アール・ダファディル 2020年6月9日
アドルフ、一時ではあるが宜しく頼む。(悠然と微笑んで問いに答える)何、そう身構える事じゃない。砂山を「城らしい」形にして欲しい。≪彼女≫と一緒にな。(「一緒」と言う言葉を聞いて、少女は主張するように手を挙げた。一緒アピール!)ひとりではどうにも効率が悪くてね。……できるかね?
アドルフ・アシィミノーク 2020年6月22日
なるほど。築城だな(ぴ、と上げられたエコー嬢の手に蛸脚の先がチョンとふれる。了解の意を込めたハイタッチだ)手先の器用さには自信がある。任されよう。……さて、エコー嬢はどのような城が好みかね。できるだけ好みに寄せようではないか
アール・ダファディル 2020年6月30日
(少女はハイタッチのおおはしゃぎ。ざりざりと砂の上に城の絵を描いていく。こどもらしいおおらか、かつ自由な線で描かれた城は三角屋根の塔三つ。塔には窓。城の真ん中には大きな入口ポピュラーかつスタンダードな洋城…のようだ)