【個別】例えばこの世界の言葉で
新堂・十真 2020年3月16日
――3月某日
UDCアース、とあるカフェバーにて――
◆招待:リグレット・フェロウズ
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新堂・十真 2020年3月17日
いいじゃねえか、ここまで延々回りくどくやったんだから
ネタばらしした後くらいは飾らなくて(腕を組みながらゆらゆらする)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
開き直るんじゃないわよ……それは、そうかもしれないけれど(呆れたように、溜め息一つ)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
(それから、ゆっくりと顔を上げ)……返答を、するものよね。こういう時は。(コツ、と、曲げた指先で一度机を叩き)
新堂・十真 2020年3月17日
俺だってここで読みだすとは思ってなかったんだよ……
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
あー、ちょっと待て。
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
悪かったわね、そういう女なの(開き直りのお返し、とばかり、肩を竦めて)
ええ。何よ?
新堂・十真 2020年3月17日
知ってた。準備する段階では頭茹だって忘れてたんだよ……とはいえ
声の届く距離にいるんなら、そのプレゼントだけに頼るってのも情けない
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
だから、なんだ
それこそお前のとこの作法に倣ってるのか分からんが、俺の声で聞いてくれ
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
…………。
(さらりと、指先で真紅の髪を後ろに流し。好きになさい、と視線で促した)
新堂・十真 2020年3月17日
……。
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……お茶をするのも、桜を見るのも、プレゼントを贈るのも。
お前だからだ、リグレット。
リグレット・フェロウズが、愛しくてたまらない。
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
……真っ当な令嬢は。思いを寄せられて不快な異性と、度々二人で出かけたりは、しないものよ。
(そんな。今更と言えば今更な、本人にとり、わざわざ語るまでもない常識を口にして)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
ごめんなさい。貴方の――いえ。今は、人の気持ちには応えられない。
……こればかりは、卑怯な答えなのも、自覚しているけれど。
これが、嘘偽らざる私の本音。
新堂・十真 2020年3月17日
なに。お前の事情は、前に話した時にちらっと聞いてる
だからそう言われるのだって驚きゃしないさ
ただ、俺がどういう気持ちでお前といるのか……それは、はっきりさせとかなきゃ行けないと思ってた
だから、そういう形で渡したんだが……
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……結果的には、その口から聞けて良かったかな
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
………………………………早合点しないで。(小さく、呟くように口にして)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
関係ない――とは言わないけれど。いつまでも境遇に甘える気はないわ。
だから、これは……もっと、自分勝手な理由よ。
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
……それでも聞くか、とは今更問わないわ。聞いてくれる?
幻滅されても、一向に構わない。本音を晒された以上は、そうすべきでしょう。
新堂・十真 2020年3月17日
…………?
(流石に、それだけでは話の内容が見えてこない。だから……回りくどいことが当たり前の関係だとしても)
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
聞かない、と答えるわけないわな。
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
――――――……(観念したような顔で。ぽつりぽつりと漏らすのは、まだ曖昧な言葉)
新堂・十真 2020年3月17日
…………。
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……立派な理由じゃねえか
そんなんで申し訳なさそうな顔すんなよ
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
(軽く、首を振って)
――とても、下らない理由よ。それに、間違っている。分かっていても、これだけは諦められない。
私は――
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……………
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……………………………
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……………驚いたが……なんというか
すごく”らしい”と思うよ、俺
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
……こればかりは、褒められている気がしないわね(溜め息混じりに首を振る。分かっているのだ、愚かなことを口にしているということは。けれど)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
けれど、これが私――リグレット・フェロウズの本音。曲げればきっと、私は私ではなくなってしまう。
だから……ごめんなさい。今は考えられないの。――別段、待つ必要はないわ。
新堂・十真 2020年3月17日
いやお前が面倒くさい奴だってことは知ってたつもりだけど
お前その口で俺のこと「不器用な親父に似てる」とか…………
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……あー
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
…………まずひとつ。
ある程度吹っ切れる前の自分のことを考えると、お前にどうこう言える身分ではねえよ、俺は。
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
…………別に、自分が素直だとか面倒臭くないと言った覚えはないもの(さすがにこれはただの拗ねた屁理屈)(全力で棚に上げた)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
…………自信満々に物凄いことを言うわね、貴方。
まあ、構わないけれど……まずひとつ、それで?
新堂・十真 2020年3月17日
此処まで来ると凄いな、お前……
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
……もうひとつ
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
俺が好きになったのは、リグレット・フェロウズだ
妙に回りくどいかと思えば、やけに思い切りが良すぎたり
かと思えば、頑固だったり、自分を棚に上げたりする、リグレット個人だ
だから、それを曲げたらお前がリグレットじゃなくなる……ってことなら
それは、俺だって困る
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
………………………………なら、好きになさい。
貴方の内心に、口を出す筋合いではないもの。
(さすがに少しだけ、羞恥を帯びた表情で。半ば投げやりに、そう答えて)
(無効票)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
……分かっているでしょうし、私もこの一度しか口にする気はないけれど。
心変わりに、遠慮はしないこと。いいわね、十真。
(反論は許さないとばかり、ぴしゃりと言いながら。グラスを引き寄せて)
新堂・十真 2020年3月17日
……ま、俺としても
この気持ちを黙ってお前を誘い続けるのは、ちょっと違うな、って思ってたのが動機だし
今日のところは、伝わったならそれでいいよ
(グラスを引き寄せて)
(無効票)
新堂・十真 2020年3月17日
知ってるだろ、元々軽薄な男だ
お前が何と言おうが言うまいが……俺はその時好きな奴が、好きなだけだよ
だからまぁ、言えるだけ言っとく
(演出継続)
新堂・十真 2020年3月17日
好きな女を眺めながら煽るグラス、すげー美味い
(ぐび、とグラスの中身を喉に流した)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
………………………ああ、そうだったわね(く、と、少し皮肉げに口端を上げて)
では、私も言えるだけ言ってしまうけれど――
(演出継続)
リグレット・フェロウズ 2020年3月17日
…………案外。
そういう視線を受けながら煽るグラスも、悪くないわね。(淑やかに、グラスの中身を喉に流した)