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【●1:1RP】春待ちの窓辺

ライオット・シヴァルレガリア 2020年1月25日


1月の某日、その日は暖かな日だった。
どうやら今年は暖冬というやつらしいが、それにしてもぽかぽかと春めいた日和に感じられる。

そんな絶好の行楽日和に足を運んだのは、埃に塗れた古物商。
雑多に物の積まれた窓辺で、日差しを浴びるのもなかなか悪くないかと。
そんな風に思い始めた頃、誰かの気配がやってきた。

どうやら日向ぼっこの相方ができそうだと、嬉々として顔を上げるのだった。




イディ・ナシュとライオット・シヴァルレガリアの1:1RP
キリの良いところで〆






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ライオット・シヴァルレガリア 2020年1月25日
やあ、こんにちは。……奇遇だね。(にこにこと人当たりの良い笑顔を浮かべ、気配の主を出迎える)
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イディ・ナシュ 2020年1月26日
(小春日和――と呼ぶには、些か季節が進みすぎてしまってはいるか。うららかな日差しに背を押されるようにして、古物商の扉を叩いた。覗き込んだ店内、窓辺に先客の姿を見出して、浅い一礼を) こ、 (好青年、と呼ぶのが最も相応しかろう彼へと挨拶を返そうとして、裏返る声。んん、と一度喉を押さえて調子を整え)……こんにちは、ライオット様。お買い物ですか?
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ライオット・シヴァルレガリア 2020年1月27日
(初々しさに微笑ましげな笑みを零せば、こちらも一礼を返した)いや、僕はただの暇つぶしだよ。店番にちょっかいでもかけてやろうかと思ったんだけれど、留守のようでね。こうして天日干し……いや、日向ぼっこに興じていたところさ。……イディさんは買い物に?
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イディ・ナシュ 2020年1月31日
店番…と言いますと、エスパルダ様でしょうか。ライオット様とは古いお付き合いでいらっしゃるのです?(細くなりがちな己の声が消されないようにと、扉を閉める所作はごく静かに。恐らくは目の前の彼と気安い間柄なのだろう、店番の不在を伝えられ釣られたように店の奥へと目を遣って、浅く頷く)陽に当たるのに、良いお日和ですものね。…干す、とお聞きしますとつい、洗濯物を思い浮かべてしまいそうですが。(天日干しという言葉に、声色が緩む。顔はにこりともできないのは、いつも通りではあるのだけれど)はい。明確にこれと決めてはおりませんが、本か筆記具か、良いものがありましたらと。
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ライオット・シヴァルレガリア 2020年2月10日
そう、エスパルダのことだよ。あいつとは器物の頃からの付き合いなんだ。人間風に言うと「腐れ縁」というやつかな。(洗濯物と聞けば、違いないと思わず吹き出して)
そうか、イディさんは本をよく読むのかな?……よければ店番が帰ってくるまでの間でも、一緒に日向ぼっこをどうだい?ちょうど君の話も聞いてみたかったから。(言いながら、おいでと手招きをして)
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イディ・ナシュ 2020年2月13日
……器物の頃から。(手招きをする手の動きに釣られるように視線を持ち上げながら、鸚鵡返しに繰り返す。店内を少しばかり見回して、椅子の一つを拝借すると、背凭れを抱えるようにして窓辺へと立ち)それは、随分と長いご関係でいらっしゃいますね。対になるような"もの"でいらっしゃるのですか?(椅子の一つを、日差しの当たる暖かな場所へ。もう一つは、その近く。直ぐ傍に陽光を臨める日陰へと。影になる側の椅子に手を掛けながら、どうぞと手振りで示した)私の話、となりますと面白みを感じて頂ける自信はございませんけれども。…それでは、お言葉に甘えてお邪魔させて頂きますね。
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イディ・ナシュ 2020年2月14日
(訂正:影になる側の椅子へ座る為に手を掛けながら、ライオットへは陽射しの中に在る椅子を手振りで示して、どうぞと告げた)
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ライオット・シヴァルレガリア 2020年2月21日
剣と盾……君の言う通り、戦場では対になることが多いかもしれないね。(椅子へ促されれば、有難うと笑みを深め、そちらへ座り直した)そうかな?僕は楽しめる自信があるから大丈夫。何でもイディさんの好きなことを話してくれていいんだよ。……ああ、そうだ。話しながら何か飲むかい?
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イディ・ナシュ 2020年2月23日
(室内に差す陽光を浴びる青年を目に映す。金糸は眩く、儀礼用の装備だとしてもおかしく思わないだろう宝石を嵌めたようなふたつの青。明暗を隔てる椅子の一つに腰を掛けながら、口元に手を宛がい考え込む僅かの間)…剣か盾か、どちらであってもライオット様ならと納得をしてしまいそうですね。戦場に慣れ親しんでいるものであるのでしたら、戦うこともお得意でいらっしゃるのでしょうか。(飲み物を、と聞いて微かに頷き)はい、では頂戴します。特にこれでなければ飲めないというものもございませんので。 私は狭い世界で生きておりましたので、本当に話題に乏しくはありますが…そうですね、ライオット様は、ダークセイヴァーにおいでになった事はございますか?私は、そこより参りました。
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ライオット・シヴァルレガリア 2020年2月24日
(影の椅子に彼女がかける。暗がりがその表情や輪郭をぼかす中、淡い髪の色だけがぼんやりと浮かび上がるようで)はは、そうかい?有難う。……僕とエスパルダ、剣はどちらだと思う?(戯れに投げかけてみる。別段の意図はなく、純粋に興味本位でしかない問いかけ)ああ、人間とともに戦うことが僕の役目だった。だからかな、こうして人間としての身体を得てからも戦うことが得意だよ。
(頷きが返れば少し待っていて欲しいと伝え、店内のどこかにあるであろう冷蔵庫を漁りに行った。暫くすれば、飲み物と人数分のコップを手に戻って来る)
お待たせ。冷蔵庫に麦茶があったから持って来たよ。(どうぞと片方のコップを手渡せば、そこへ麦茶を注ごうとするだろう)
ダークセイヴァーかい?…… 実はまだ行ったことがなくてね。でも友人から話を聞いたことはあるよ。いつも夜の闇が空を覆っているんだってね。
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イディ・ナシュ 2020年2月26日
(有難うございます、とグラスを受け取って注がれるお茶を零さないように受け止める。半分ほどの水位になったのを見て、グラスを持ち上げて止めて貰うと、膝の上で持ち直して目を落とし)そう、ですね。戦うことが今なお得手でいらっしゃるように、元の道具の性質をそのまま性格に受け継ぐのがヤドリガミの常であるならば、盾でしょうか。物腰の柔らかさや、鷹揚さ……声を大にして申し上げるほどまだ、ライオット様を知る機会には恵まれておりませんから本当になんとなくの域を出ないのですけれども。(思案に暮れながらの言葉はぽつぽつと。無意識にグラスをなぞる指は、手袋に包まれているので冷たさは感じない)はい、知識としてではない太陽を我が身で知った際は、相当に驚いたのを覚えています。目が慣れるまでに随分掛かって…今も、時折、外の世界をお伽噺のようにさえ感じます。ライオット様は、どちらの国からいらっしゃったのでしょう?
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イディ・ナシュ 2020年3月1日
(やがて陽は翳り、穏やかな時間は穏やかに幕を引く。他愛ない日常の一頁)
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イディ・ナシュ 2020年3月1日
【〆】
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