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【古物商ノ問】燔・子萌

エスパルダ・メア 2020年1月12日


初めましてといらっしゃい。ああ、開いてるぜ。
……不老長寿の薬はあいにく、お目に掛かったことがねえ。煙草は、ああ、随分の年季ものが何処ぞにあったはずだけど。さて、あんたの探してるものかどうかはわからねえなあ。
子萌は薬やら逸話やらに詳しいのか?掘り出し物はいくらでもあるだろうから、何ぞ面白い物が見つかりゃいいが。

ようこそ、古物商ハルマへ。
ゆっくり好きに過ごして貰えたなら幸い至極。
オレはただの店番だが、何かあったらすぐ相談してくれ。

さて、ウチは客は別に多いわけじゃねえが、偶然顔を合わせたなら、世間話程度に話して訊いて行かねえか。
問は全部で10。オレからの質問は5つ。……残り5つは早い者勝ちで訊いてってくれ。遠慮してるとオレが全部埋めちまうけど。
人の嫌がりそうなことはNG。答えは秘密でもOK。
初めましてがてらにでも。

てなわけで、気軽な質問会。答え方は、分けて纏めて、ご自由に。
【答01】や【問06】で括ると分かり易いかね。連続回答も勿論OK。答えを待たずに問いだけ重ねてってもOK。ただし、訊いて答えてできるのは【二月末日】まで。
全回答が終わっても雑談は可。

01:普段、何をして過ごしてる?
02:息抜きによくすることは?
03:好きな天気は?
04:どうしても苦手なものはある?
05:思い入れのある『モノ』はある?




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燔・子萌 2020年1月12日
御邪魔します――と。ああ、僕は基本的に御伽噺が好きなものでね。登場する神秘的なアイテムには、興味がある。空飛ぶ絨毯とか、魔法のランプとかね。じっくりと見させて頂くよ。
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燔・子萌 2020年1月12日
【答01】
 多くは読書をしているよ。
 後は道行く人を捕まえて御伽噺を語り聞かせたり、かな。
 捕まった人はまったく御愁傷様としか言いようがない。
 よい思い出になってくれることを祈ろう。
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燔・子萌 2020年1月12日
【答02】
 ……食事。
 僕は常人よりエネルギーの消費が大きいから、よく食べる。
 お陰でエンゲル係数が中々に暴力的だよ。
 美食家……という訳では無いんだけれどね。
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ライオット・シヴァルレガリア 2020年1月12日
【問06】御伽噺に心惹かれる気持ちは何となく分かる気がするよ。……それじゃあ、さっそく質問をいいかな?御伽噺に登場するアイテムの中でひとつだけ手に入るとしたら、子萌さんは何を選ぶ?
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泡沫・うらら 2020年1月13日
【問07】ほな、関連してうちからもひとつ。
御伽噺の世界の中で、自分がもしそこに居れるとしたら、どの世界を選びますか? その理由も教えて頂けたら幸い。
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燔・子萌 2020年1月13日
【答03】
 好きな天気――か。
 得意不得意は在るけれど、好き嫌いなら、全て好きだな。
 和の感性、と言うべきか。
 四季と同様に、全ての天候に其々の趣がある。
 でも、敢えて言うなら……『凪』が好きかな。
 天気とは微妙にズレるけど。
 強い風は、あらゆる天候を天災に変えてしまうからね。
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燔・子萌 2020年1月13日
【答04】
 先の回答と地続きになるけれど、
 強風……かな。
 強い風が吹くと、どうにも吹き消されそうな気分になる。
 身震いがする。孤独感が強まる――
 無性にそんな気分になる、ってだけだけどね。
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燔・子萌 2020年1月13日
【答05】
 ――――あるとも。
 ある意味では、それは僕自身でもある。
 僕の命であり、僕の身体であり。
 遠く継がれた物であり、
 遠く継いでいく物であり。
 無機物であり、生物であり。
 途方も無く山積した“思い入れ”に満ちた物――
 まるで謎掛けのようになったけれど、正体は想像にお任せするよ。
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燔・子萌 2020年1月13日
【問06】
 えっ。それはもう「打ち出の小槌」しか無いんじゃないかな?
 振れば欲しい物は何でも出てくるし、回数制限も特に無い。
 まさに理想のアイテムだ。
 すまない……僕は意外と即物的なんだ。
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燔・子萌 2020年1月13日
【答07】
 そうだな……。
 迷う処だけれど、『アラビアンナイト』かな。
 物語に満ち溢れていて、枯れることの無い世界。
 御伽噺というのは大抵が、世界のある一時、ある一か所を切り取った物だ。
 けれど、アラビアンナイトは世界自体が物語だからね。
 トールキンなんかも興味有るけれど、少し荷が重いかな……。
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イディ・ナシュ 2020年1月14日
【問08】それでは、御伽噺からは外れてしまいますが、私からも。子萌は沢山お食事を召し上がる、との事ですが、酸い甘いといった『味』のうち、特に好まれるものはおありですか?
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グィー・フォーサイス 2020年1月15日
【問09】
食事をよくする、とのことだけれど、君は料理が出来る人? 出来ない人? 食事はいつも自分で用意しているのかな。
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泡沫・うらら 2020年1月15日
お答え、おおきに。確かに言われてみれば、物語自体が主役になっとるんは珍しいかもしれんね。それにしてもぽんぽん色んなお話が出てきて聞いとるだけで楽しいわぁ。博識やし、ほんまに物語が好きなんやね。
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燔・子萌 2020年1月16日
あはは。それはそうだ。野に転がる小石から、空に浮かぶ一等星まで。この世のありとあらゆる物の、連続した全ての沿革が物語として成立し得る。そんな無限の試行の中から“面白い”というフィルターで濾された珠玉こそ、幾千幾万の人間が語り継いできた物語なんだ。面白くない訳が無いさ。
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燔・子萌 2020年1月16日
【答08】
 そうだな……塩気のある食事が好きだよ。鹹味、だったっけ。
 濃い目が好き、とも言い換えれるかもしれない。
 お酒に合うのがいいのさ。白米に合うのも素晴らしい。
 日本人的、あるいは現代人的と言えるかな?
 勿論、甘酸苦辛淡も嫌いじゃ無いさ。
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燔・子萌 2020年1月16日
【答09】
 おっと、それを聞かれてしまったか。
 はは、出来合いの総菜を店で買ってくる毎日だね。
 言い訳をさせてもらえれば、僕は料理が苦手ではないよ?
 既存のレシピを一切違えない……という意味でね。
 料理は化学とは言った物だけれど、僕は向き合う姿勢も実験のそれに近い。
 あまり料理に楽しさを見出すタイプでは無いのかな。
 そんな訳で、優先順位を後手に回しがちといった風だね。
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雲烟・叶 2020年1月16日
【問10】それじゃあ、初めましてのお近付き代わりに最初の皆さんにしたのと同じ質問をひとつ。『自分といえばこれ、というトレードマークやチャームポイントのような物はありますか?』他薦でなく、ご自分として是非探してみてくださいな。
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燔・子萌 2020年1月17日
【答10】
 僕は分かりやすい方だね。
 この首元を覆うストールが、僕が僕である証だ。
 冬でも夏でも捲いてるよ。
 そも、僕にとって外気温が余り関係が無い事柄だからね。
 ま、色や長さはその時々で変わる時もあるから、識別には不向きかもしれないが――
 僕の誇れる、自慢の一品という訳さ。
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